JP2627014B2 - 感光性平版印刷版 - Google Patents
感光性平版印刷版Info
- Publication number
- JP2627014B2 JP2627014B2 JP2094391A JP9439190A JP2627014B2 JP 2627014 B2 JP2627014 B2 JP 2627014B2 JP 2094391 A JP2094391 A JP 2094391A JP 9439190 A JP9439190 A JP 9439190A JP 2627014 B2 JP2627014 B2 JP 2627014B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- photosensitive
- group
- lithographic printing
- printing plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感光性平版印刷版に関し、更に詳しく述べれ
ば感光層塗布後、長期間保存した後の地汚れの発生を防
止したネガ型感光性平版印刷版に関するものである。
ば感光層塗布後、長期間保存した後の地汚れの発生を防
止したネガ型感光性平版印刷版に関するものである。
感光性ジアゾ樹脂及び高分子化合物を含むネガ型平版
印刷版用感光性組成物は従来より広く知られている(例
えば、特公昭47−1167号、特開昭48−9804号、同47−24
404号、同47−38302号、同50−30604号、同50−118802
号、同53−120903号参照)。
印刷版用感光性組成物は従来より広く知られている(例
えば、特公昭47−1167号、特開昭48−9804号、同47−24
404号、同47−38302号、同50−30604号、同50−118802
号、同53−120903号参照)。
しかしながら、これらの感光性組成物の溶液を親水性
表面を有する支持体、特に、親水化処理したアルミニウ
ム板に塗布した感光性平版印刷版は経時によって現像不
良が発生し、印刷時非画像部が汚れるという欠点を有し
いる。
表面を有する支持体、特に、親水化処理したアルミニウ
ム板に塗布した感光性平版印刷版は経時によって現像不
良が発生し、印刷時非画像部が汚れるという欠点を有し
いる。
この欠点を改良するために種々の安定化剤の添加が試
みられている。例えば、特開昭54−151023号公報に記載
された亜燐酸、特開昭53−3216号公報に記載された蓚
酸、特開昭50−36207号公報に記載されたハロゲン含有
有機燐酸エステル化合物、特開昭51−143405号公報に記
載された複素環式ジアゾニウム塩やその他米国特許第3,
679,419号明細書6欄69行目から7欄7行目に示される
様な燐酸、硫酸、有機スルホン酸、ポリアクリル酸、ポ
リビニルホスホン酸やポリビニルスルホン酸、更に、特
開昭59−222842号公報に記載された多核芳香族スルホン
酸又はその塩、例えばイソプロピルナフタレンスルホン
酸ナトリウム、t−ブチルナフタレンスルホン酸ナトリ
ウムなどを前記の感光層に添加することによって感光層
塗布後、長期間保存した後の地汚れは改良されることが
認められている。
みられている。例えば、特開昭54−151023号公報に記載
された亜燐酸、特開昭53−3216号公報に記載された蓚
酸、特開昭50−36207号公報に記載されたハロゲン含有
有機燐酸エステル化合物、特開昭51−143405号公報に記
載された複素環式ジアゾニウム塩やその他米国特許第3,
679,419号明細書6欄69行目から7欄7行目に示される
様な燐酸、硫酸、有機スルホン酸、ポリアクリル酸、ポ
リビニルホスホン酸やポリビニルスルホン酸、更に、特
開昭59−222842号公報に記載された多核芳香族スルホン
酸又はその塩、例えばイソプロピルナフタレンスルホン
酸ナトリウム、t−ブチルナフタレンスルホン酸ナトリ
ウムなどを前記の感光層に添加することによって感光層
塗布後、長期間保存した後の地汚れは改良されることが
認められている。
しかしながら、今だ十分とは言えず、更に改良された
技術が望まれている。
技術が望まれている。
従って、本発明の目的は感光性ジアゾ樹脂及び高分子
化合物を含む感光性組成物を支持体に塗布して成る感光
性材料、特にネガ型感光性平版印刷版を長期間保存した
後の印刷時の非画像部の汚れを改良する方法を提供する
ことである。
化合物を含む感光性組成物を支持体に塗布して成る感光
性材料、特にネガ型感光性平版印刷版を長期間保存した
後の印刷時の非画像部の汚れを改良する方法を提供する
ことである。
本発明者らは上記目的を達成するため鋭意検討した結
果、感光性ジアゾ樹脂及び高分子化合物からなる感光層
に、下記一般式で示される化合物を配合することによ
り、上記目的が達成されることを見い出し、本発明に到
ったものである。
果、感光性ジアゾ樹脂及び高分子化合物からなる感光層
に、下記一般式で示される化合物を配合することによ
り、上記目的が達成されることを見い出し、本発明に到
ったものである。
一般式: R1及びR2は水素原子、ヒドロキシル基又は置換もしく
は無置換の炭化水素基を示し、R1とR2は同一でも異なっ
ていても良い。ただし、R1及びR2が同時に水素原子のも
のを除く。
は無置換の炭化水素基を示し、R1とR2は同一でも異なっ
ていても良い。ただし、R1及びR2が同時に水素原子のも
のを除く。
Arはフェニル基又はナフチル基を示す。
Xはカルボン酸又はその塩を示す。
Yはスルホン酸又はその塩を示す。
m及びnはそれぞれ0〜3の整数であり、かつ1≦m+
n≦3である。
n≦3である。
R3はヒドロキシル基、ニトロ基又はメチル基を示す。
l=0〜3の整数である。
以下、本発明について詳述する。
本発明に使用される感光性ジアゾ樹脂は、芳香族ジア
ゾニウム塩と活性カルボニル基含有化合物、例えばホル
ムアルデヒドとの縮合物で代表されるジアゾ樹脂であ
る。特に、有機溶媒可溶性ジアゾ樹脂が好適に用いられ
る。
ゾニウム塩と活性カルボニル基含有化合物、例えばホル
ムアルデヒドとの縮合物で代表されるジアゾ樹脂であ
る。特に、有機溶媒可溶性ジアゾ樹脂が好適に用いられ
る。
上記ジアゾ樹脂としては、例えば、p−ジアゾジフェ
ニルアミンとホルムアルデヒド又はアセトアルデヒドと
の縮合物と、ヘキサフルオロ燐酸塩又はテトラフルオロ
硼酸塩との反応生成物である有機溶媒可溶性ジアゾ樹脂
無機塩や、特公昭47−1167号公報に記載されているよう
な前記縮合物とスルホン酸塩類、例えばp−トルエンス
ルホン酸又はその塩、プロピルナフタレンスルホン酸又
はその塩、ブチルナフタレンスルホン酸又はその塩、ド
デシルベンゼンスルホン酸又はその塩、2−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェニン−5−スルホン酸又はそ
の塩との反応生成物である有機溶媒可溶性ジアゾ樹脂有
機塩が挙げられる。
ニルアミンとホルムアルデヒド又はアセトアルデヒドと
の縮合物と、ヘキサフルオロ燐酸塩又はテトラフルオロ
硼酸塩との反応生成物である有機溶媒可溶性ジアゾ樹脂
無機塩や、特公昭47−1167号公報に記載されているよう
な前記縮合物とスルホン酸塩類、例えばp−トルエンス
ルホン酸又はその塩、プロピルナフタレンスルホン酸又
はその塩、ブチルナフタレンスルホン酸又はその塩、ド
デシルベンゼンスルホン酸又はその塩、2−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェニン−5−スルホン酸又はそ
の塩との反応生成物である有機溶媒可溶性ジアゾ樹脂有
機塩が挙げられる。
また、特開昭58−27141号に示されているような3−
メトキシ−4−ジアゾ−ジフェニルアミンを4,4′−ビ
ス−メトキシ−メチル−ジフェニルエーテルで縮合させ
メシチレンスルホン酸塩としたもの、4−ジアゾ−ジフ
ェニルアミンとフェノキシ酢酸とホルムアルデヒドを共
縮合させたもののブチルナフタレンスルホン酸塩なども
適当である。
メトキシ−4−ジアゾ−ジフェニルアミンを4,4′−ビ
ス−メトキシ−メチル−ジフェニルエーテルで縮合させ
メシチレンスルホン酸塩としたもの、4−ジアゾ−ジフ
ェニルアミンとフェノキシ酢酸とホルムアルデヒドを共
縮合させたもののブチルナフタレンスルホン酸塩なども
適当である。
本発明に用いられる高分子化合物としてはアルカリ水
溶液系現像液に溶解又は膨潤することができかつ前記の
感光性ジアゾ樹脂の共存下で光硬化して上記現像液に不
溶化又は非膨潤化するものであればよい。
溶液系現像液に溶解又は膨潤することができかつ前記の
感光性ジアゾ樹脂の共存下で光硬化して上記現像液に不
溶化又は非膨潤化するものであればよい。
特に好適な有機高分子化合物としてはアクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸又はマレイン酸を必須成分とし
て含む共重合体、例えば特開昭50−118802号公報に記載
されている様な2−ヒドロキシエチルアクリレート又は
2−ヒドロキシエチルメタアクリレート、アクリロニト
リル又はメタクリロニトリル、アクリル酸又はメタクリ
ル酸及び必要に応じて他の共重合可能なモノマーとの多
元共重合体、特開昭53−120903号公報に記載されている
様な末端がヒドロキシ基であり、かつジカルボン酸エス
テル残基を含む基でエステル化されたアクリル酸又メタ
クリル酸、アクリル酸、又はメタクリル酸及び必要に応
じて他の共重合可能なモノマーとの多元共重合体、特開
昭54−98614号公報に記載されている様な芳香族性水酸
基を末端に有する単量体(例えばN−(4−ヒドロキシ
フェニル)メタクリルアミドなど)、アクリル酸又はメ
タルリル酸及び必要に応じて他の共重合可能なモノマー
との多元共重合体、特開昭56−4144号公報に記載されて
いる様なアルキルアクリレート、アクリロニトリル又は
メタクリロニトリル及び不飽和カルボン酸よりなる多元
共重合体を挙げることが出来る。またこの他酸性ポリビ
ニルアルコール誘導体や酸性セルロース誘導体も有用で
ある。更に、特開昭61−267042号、同62−58242号、同6
1−128123号公報に記されているポリビニルアセタール
樹脂、特開昭62−123453号、同62−123452号公報に記さ
れているポリウレタン樹脂、特開昭61−275838号公報に
記載されているような樹脂(例えば、スルホンアミド基
を有するポリマー)も有用である。
タクリル酸、クロトン酸又はマレイン酸を必須成分とし
て含む共重合体、例えば特開昭50−118802号公報に記載
されている様な2−ヒドロキシエチルアクリレート又は
2−ヒドロキシエチルメタアクリレート、アクリロニト
リル又はメタクリロニトリル、アクリル酸又はメタクリ
ル酸及び必要に応じて他の共重合可能なモノマーとの多
元共重合体、特開昭53−120903号公報に記載されている
様な末端がヒドロキシ基であり、かつジカルボン酸エス
テル残基を含む基でエステル化されたアクリル酸又メタ
クリル酸、アクリル酸、又はメタクリル酸及び必要に応
じて他の共重合可能なモノマーとの多元共重合体、特開
昭54−98614号公報に記載されている様な芳香族性水酸
基を末端に有する単量体(例えばN−(4−ヒドロキシ
フェニル)メタクリルアミドなど)、アクリル酸又はメ
タルリル酸及び必要に応じて他の共重合可能なモノマー
との多元共重合体、特開昭56−4144号公報に記載されて
いる様なアルキルアクリレート、アクリロニトリル又は
メタクリロニトリル及び不飽和カルボン酸よりなる多元
共重合体を挙げることが出来る。またこの他酸性ポリビ
ニルアルコール誘導体や酸性セルロース誘導体も有用で
ある。更に、特開昭61−267042号、同62−58242号、同6
1−128123号公報に記されているポリビニルアセタール
樹脂、特開昭62−123453号、同62−123452号公報に記さ
れているポリウレタン樹脂、特開昭61−275838号公報に
記載されているような樹脂(例えば、スルホンアミド基
を有するポリマー)も有用である。
感光性組成物におけるこれらのジアゾ樹脂と高分子化
合物の含有量は、これら両者の総量を基準にしてジアゾ
樹脂3〜30重量%、高分子化合物は97〜70重量%である
ことが適当である。ジアゾ樹脂の含有量は少ない方が感
度は高いが、3重量%より低下すると高分子化合物を光
硬化させるためには不十分となり、現像時に光硬化膜が
現像液によって膨潤し膜が弱くなる。逆にジアゾ樹脂の
含有量が30重量%より多くなると感度が低くなり、実用
上難点が出てくる。従って、好ましい範囲はジアゾ樹脂
5〜20重量%で、高分子化合物は95〜80重量%である。
合物の含有量は、これら両者の総量を基準にしてジアゾ
樹脂3〜30重量%、高分子化合物は97〜70重量%である
ことが適当である。ジアゾ樹脂の含有量は少ない方が感
度は高いが、3重量%より低下すると高分子化合物を光
硬化させるためには不十分となり、現像時に光硬化膜が
現像液によって膨潤し膜が弱くなる。逆にジアゾ樹脂の
含有量が30重量%より多くなると感度が低くなり、実用
上難点が出てくる。従って、好ましい範囲はジアゾ樹脂
5〜20重量%で、高分子化合物は95〜80重量%である。
本発明のジアゾ樹脂と高分子化合物からなる感光層に
保存安定化剤として配合される上記一般式で示される化
合物としては、有機溶媒可溶性のものが好ましい。
保存安定化剤として配合される上記一般式で示される化
合物としては、有機溶媒可溶性のものが好ましい。
具体的な化合物としては、N−ヒドロキシアニリン−
4−カルボン酸、N−メチルアニリン−4−カルボン
酸、N,N−ジメチルアニリン−4−カルボン酸、N,N−メ
チルエチルアニリン−4−カルボン酸、N−エチルアニ
リン−4−カルボン酸、N,N−ジエチルアニリン−4−
カルボン酸、N−プロピルアニリン−4−カルボン酸、
N−ヒドロキシアニリン−2−カルボン酸、N−ヒドロ
キシアニリン−3−カルボン酸、N,N−ジメチルアニリ
ン−2−カルボン酸、N,N−ジメチルアニリン−3−カ
ルボン酸、N,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)アニリン
−4−カルボン酸、N−ヒドロキシアニリン−4−スル
ホン酸、N−メチルアニリン−4−スルホン酸、N,N−
ジメチルアニリン−4−スルホン酸、N−エチルアニリ
ン−4−スルホン酸、N−プロピルアニリン−4−スル
ホン酸、N,N−ジメチルアニリン−2−スルホン酸、N,N
−ジメチルアニリン−3−スルホン酸、N−ヒドロキシ
アニリン−4−ヒドロキシ−2−カルボン酸、N−ヒド
ロキシアニリン−4−メチル−2−カルボン酸、N,N−
ジメチルアニリン−4−ニトロ−2−カルボン酸、N,N
−ジメチルアニリン−4−ヒドロキシ−2−カルボン
酸、N−メチルアニリン−4−メチル−2−カルボン
酸、N−ヒドロキシアニリン−4−ヒドロキシ−2−ス
ルホン酸、N,N−ジメチルアニリン−4−ヒドロキシ、
−2−スルホン酸、N,N−ジメチルアニリン−3−カル
ボキシ−5−スルホン酸、N,N−ジメチルアニリン−3,5
−ジカルボン酸、N,N−ジメチルアニリン−3,5−ジスル
ホン酸、N,N−ジメチルアニリン−2−ニトロ−4−ス
ルホン酸、2−(N−ヒドロキシアミノ)−ナフタレン
−6−カルボン酸、2−(N−メチルアミノ)−ナフタ
レン−6−カルボン酸、2−(N,N−ジメチルアミノ)
−ナフタレン−6−カルボン酸、2−(N−メチルアミ
ノ)−ナフタレン−6−スルホン酸、2−(N,N−ジメ
チルアミノ)−ナフタレン−6−スルホン酸、2−(N
−ヒドロキシアミノ)−ナフタレン−6−ヒドロキシ−
8−カルボン酸、2−(N−ヒドロキシアミノ)−ナフ
タレン−6−メチル−8−カルボン酸、2−(N−ヒド
ロキシアミノ)−ナフタレン−4−カルボキシ−8−ス
ルホン酸、2−(N−ヒドロキシアミノ)−ナフタレン
−4,8−ジカルボン酸、2−(N−ヒドロキシアミノ)
−ナフタレン−4,8−ジスルホン酸、N,N−ジ(メトキシ
カルボニルメチル)−アニリン−4−カルボン酸等が好
ましい。
4−カルボン酸、N−メチルアニリン−4−カルボン
酸、N,N−ジメチルアニリン−4−カルボン酸、N,N−メ
チルエチルアニリン−4−カルボン酸、N−エチルアニ
リン−4−カルボン酸、N,N−ジエチルアニリン−4−
カルボン酸、N−プロピルアニリン−4−カルボン酸、
N−ヒドロキシアニリン−2−カルボン酸、N−ヒドロ
キシアニリン−3−カルボン酸、N,N−ジメチルアニリ
ン−2−カルボン酸、N,N−ジメチルアニリン−3−カ
ルボン酸、N,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)アニリン
−4−カルボン酸、N−ヒドロキシアニリン−4−スル
ホン酸、N−メチルアニリン−4−スルホン酸、N,N−
ジメチルアニリン−4−スルホン酸、N−エチルアニリ
ン−4−スルホン酸、N−プロピルアニリン−4−スル
ホン酸、N,N−ジメチルアニリン−2−スルホン酸、N,N
−ジメチルアニリン−3−スルホン酸、N−ヒドロキシ
アニリン−4−ヒドロキシ−2−カルボン酸、N−ヒド
ロキシアニリン−4−メチル−2−カルボン酸、N,N−
ジメチルアニリン−4−ニトロ−2−カルボン酸、N,N
−ジメチルアニリン−4−ヒドロキシ−2−カルボン
酸、N−メチルアニリン−4−メチル−2−カルボン
酸、N−ヒドロキシアニリン−4−ヒドロキシ−2−ス
ルホン酸、N,N−ジメチルアニリン−4−ヒドロキシ、
−2−スルホン酸、N,N−ジメチルアニリン−3−カル
ボキシ−5−スルホン酸、N,N−ジメチルアニリン−3,5
−ジカルボン酸、N,N−ジメチルアニリン−3,5−ジスル
ホン酸、N,N−ジメチルアニリン−2−ニトロ−4−ス
ルホン酸、2−(N−ヒドロキシアミノ)−ナフタレン
−6−カルボン酸、2−(N−メチルアミノ)−ナフタ
レン−6−カルボン酸、2−(N,N−ジメチルアミノ)
−ナフタレン−6−カルボン酸、2−(N−メチルアミ
ノ)−ナフタレン−6−スルホン酸、2−(N,N−ジメ
チルアミノ)−ナフタレン−6−スルホン酸、2−(N
−ヒドロキシアミノ)−ナフタレン−6−ヒドロキシ−
8−カルボン酸、2−(N−ヒドロキシアミノ)−ナフ
タレン−6−メチル−8−カルボン酸、2−(N−ヒド
ロキシアミノ)−ナフタレン−4−カルボキシ−8−ス
ルホン酸、2−(N−ヒドロキシアミノ)−ナフタレン
−4,8−ジカルボン酸、2−(N−ヒドロキシアミノ)
−ナフタレン−4,8−ジスルホン酸、N,N−ジ(メトキシ
カルボニルメチル)−アニリン−4−カルボン酸等が好
ましい。
上記化合物のカルボン酸基又はスルホン酸基は、Na、
K、Li又はアンモニウムの塩であってもよい。また、こ
れらの化合物は塩基性染料(例えば、クリスタルバイオ
レット、メチルバイオレット、マラカイトグリーン、フ
クシン、ローダミン、ビクトリアピュアブルーなど)の
カチオン部分や 等の四級アミンのカチオン部分であってもよい。
K、Li又はアンモニウムの塩であってもよい。また、こ
れらの化合物は塩基性染料(例えば、クリスタルバイオ
レット、メチルバイオレット、マラカイトグリーン、フ
クシン、ローダミン、ビクトリアピュアブルーなど)の
カチオン部分や 等の四級アミンのカチオン部分であってもよい。
これらの化合物は、単独又は2以上の組合せで使用さ
れ、好ましい添加量はジアゾ樹脂に対して1〜100重量
%である。添加量が1重量%より少なくなると、汚れを
防止する能力が十分でなくなる。一方、100重量%より
多くなると、感光層の皮膜強度が低下し、耐刷力が劣化
する傾向が見られる。
れ、好ましい添加量はジアゾ樹脂に対して1〜100重量
%である。添加量が1重量%より少なくなると、汚れを
防止する能力が十分でなくなる。一方、100重量%より
多くなると、感光層の皮膜強度が低下し、耐刷力が劣化
する傾向が見られる。
本発明に使用される感光層用の感光性組成物には更に
種々の添加剤を加えることができる。例えば、塗布性を
改良するためのアルキルエーテル類(例えば、エチルセ
ルロース、メチルセルロース)や弗素系界面活性剤、塗
膜の柔軟性、耐摩耗性を付与するための可塑剤(例え
ば、トリクレジルホスフェート、ジメチルフタレート、
ジブチルフタレート、トリオチクルホスフェート、トリ
ブチルホスフェート、クエン酸トリブチル、ポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール)、現像後の
画像部を可視画化するための着色物質としてアクリジン
染色、シアニン染料、スチリル染料、トリフェニルメタ
ン染料やフタロシアニンなどの顔料やその他ジアゾ樹脂
の一般的な安定化剤(燐酸、亜燐酸、ピロ燐酸、蓚酸、
ホウ酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、リ
ンゴ酸、ジピコリン酸、ポリアクリル酸及びその共重合
体、ポリビニルホスホン酸及びその共重合体、ポリビニ
ルスルホン酸及びその共重合体、5−ニトロナフタレン
−1−ホスホン酸、4−クロロフェノキシメチルホスホ
ン酸、ナトリウムフェニル−メチル−ピラゾロンスルホ
ネート、2−ホスホノブタントリカルボン酸−1,2,4、
1−ホスホノエタントリカルボン酸−1,2,2、1−ヒド
ロキシエタン−1,1−ジスルホン酸)を添加することが
出来る。これらの添加剤の添加量はその使用対象目的に
よって異なるが、一般には感光層の全固形分に対して0.
5〜30重量%である。
種々の添加剤を加えることができる。例えば、塗布性を
改良するためのアルキルエーテル類(例えば、エチルセ
ルロース、メチルセルロース)や弗素系界面活性剤、塗
膜の柔軟性、耐摩耗性を付与するための可塑剤(例え
ば、トリクレジルホスフェート、ジメチルフタレート、
ジブチルフタレート、トリオチクルホスフェート、トリ
ブチルホスフェート、クエン酸トリブチル、ポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール)、現像後の
画像部を可視画化するための着色物質としてアクリジン
染色、シアニン染料、スチリル染料、トリフェニルメタ
ン染料やフタロシアニンなどの顔料やその他ジアゾ樹脂
の一般的な安定化剤(燐酸、亜燐酸、ピロ燐酸、蓚酸、
ホウ酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、リ
ンゴ酸、ジピコリン酸、ポリアクリル酸及びその共重合
体、ポリビニルホスホン酸及びその共重合体、ポリビニ
ルスルホン酸及びその共重合体、5−ニトロナフタレン
−1−ホスホン酸、4−クロロフェノキシメチルホスホ
ン酸、ナトリウムフェニル−メチル−ピラゾロンスルホ
ネート、2−ホスホノブタントリカルボン酸−1,2,4、
1−ホスホノエタントリカルボン酸−1,2,2、1−ヒド
ロキシエタン−1,1−ジスルホン酸)を添加することが
出来る。これらの添加剤の添加量はその使用対象目的に
よって異なるが、一般には感光層の全固形分に対して0.
5〜30重量%である。
上記感光性組成物は適当な有機溶媒に溶解し、親水化
表面を有する支持体に塗布される。使用される塗布溶媒
としては、メチルセルソルブ、エチルセルソルブ、メチ
ルセルゾルブアセテート、アセトン、メチルエチルケト
ン、メタノール、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド、エチレンジクロライド、シクロヘキサノン、
ジオキサン、1−メトキシ−2−プロパノール、乳酸メ
チル、乳酸エチル、ジエチレングリコールモノメチルエ
ーテル、γ−ブチロラクトン、テトラヒドロフランなど
がある。これらの混合溶媒又はこれらの溶媒に少量の水
やトルエン等の、ジアゾ樹脂や高分子化合物を溶解しな
い溶媒を添加した混合溶媒も適当である。
表面を有する支持体に塗布される。使用される塗布溶媒
としては、メチルセルソルブ、エチルセルソルブ、メチ
ルセルゾルブアセテート、アセトン、メチルエチルケト
ン、メタノール、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド、エチレンジクロライド、シクロヘキサノン、
ジオキサン、1−メトキシ−2−プロパノール、乳酸メ
チル、乳酸エチル、ジエチレングリコールモノメチルエ
ーテル、γ−ブチロラクトン、テトラヒドロフランなど
がある。これらの混合溶媒又はこれらの溶媒に少量の水
やトルエン等の、ジアゾ樹脂や高分子化合物を溶解しな
い溶媒を添加した混合溶媒も適当である。
本発明の感光性平版印刷版への使用に適した支持体
は、寸度的に安定な板状物である。かかる寸度的に安定
な板状物としては、従来印刷版の支持体として使用され
たものが含まれ、それらは本発明に好適に使用すること
ができる。かかる支持体としては、紙、プラスチックス
(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレ
ンなど)がラミネートされた紙、アルミニウム(アルミ
ニウム合金も含む。)、亜鉛、銅などのような金属の
板、二酢酸セルロース、三酢酸セルロース、プロピオン
酸セルロース、酪酸セルロース、酢酸酪酸セルロース、
硝酸セルロース、ポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリカーポネ
ート、ポリビニルアセタールなどのようなプラスチック
のフィルム、上記の如き金属がラミネートもしくは蒸着
された紙もしくはプラスチックフィルムなどが含まれ
る。これらの支持体のうち、アルミニウム板は寸度的に
著しく安定であり、しかも安価であるので特に好まし
い。
は、寸度的に安定な板状物である。かかる寸度的に安定
な板状物としては、従来印刷版の支持体として使用され
たものが含まれ、それらは本発明に好適に使用すること
ができる。かかる支持体としては、紙、プラスチックス
(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレ
ンなど)がラミネートされた紙、アルミニウム(アルミ
ニウム合金も含む。)、亜鉛、銅などのような金属の
板、二酢酸セルロース、三酢酸セルロース、プロピオン
酸セルロース、酪酸セルロース、酢酸酪酸セルロース、
硝酸セルロース、ポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリカーポネ
ート、ポリビニルアセタールなどのようなプラスチック
のフィルム、上記の如き金属がラミネートもしくは蒸着
された紙もしくはプラスチックフィルムなどが含まれ
る。これらの支持体のうち、アルミニウム板は寸度的に
著しく安定であり、しかも安価であるので特に好まし
い。
本発明に使用される支持体として特に好ましいものは
粗面化したアルミニウム板であり、これは種々の方法で
製造することができる。例えば、ワイヤブラシグレイニ
ング、研磨粒子のスラリーを注ぎながらナイロンブラシ
で粗面化するブラシグレイニング、ボールグレイニン
グ、ケミカルグレイニング、電解ギレイニングやこれら
の粗面化法を複合させた複合グレイニングによって表面
を砂目立てする。次に必要に応じて硫酸、燐酸、蓚酸、
ホウ酸、クロム酸、スルファミン酸又はこれらの混酸中
で直流又は交流電源にて陽極酸化を行いアルミニウム表
面に強固な不動態皮膜を設けることが好ましい。この様
な不動態皮膜自体でアルニウム表面は親水化されるが、
更に必要に応じて米国特許第2,714,066号明細書や米国
特許第3,181,461号明細書に記載されている珪酸塩処理
(ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム)、米国特許第2,
946,638号明細書に記載されている弗化ジルコニウム酸
カリウム処理、米国特許第3,201,247号明細書に記載さ
れているホスホモリブデート処理、独国特許第1,091,43
3号明細書に記載されているポリアクリル酸処理、独国
特許第1,134,093号明細書や英国特許第1,230,447号明細
書に記載されているポリビニルホスホン酸処理、特公昭
44−6409号公報に記載されているホスホン酸処理、米国
特許3,307,951号明細書に記載されているフィチン酸処
理、特開昭58−16893号や特開昭58−18291号の各公報に
記載されている親水性有機高分子化合物と2価の金属よ
りなる複合処理やその他スルホン酸基を有する水溶性重
合体の下塗によって親水化処理を行ったものは特に好ま
しい。その他の親水化処理方法としては米国特許第3,65
8,662号明細書に記載されているシリケート電着も挙げ
ることが出来る。
粗面化したアルミニウム板であり、これは種々の方法で
製造することができる。例えば、ワイヤブラシグレイニ
ング、研磨粒子のスラリーを注ぎながらナイロンブラシ
で粗面化するブラシグレイニング、ボールグレイニン
グ、ケミカルグレイニング、電解ギレイニングやこれら
の粗面化法を複合させた複合グレイニングによって表面
を砂目立てする。次に必要に応じて硫酸、燐酸、蓚酸、
ホウ酸、クロム酸、スルファミン酸又はこれらの混酸中
で直流又は交流電源にて陽極酸化を行いアルミニウム表
面に強固な不動態皮膜を設けることが好ましい。この様
な不動態皮膜自体でアルニウム表面は親水化されるが、
更に必要に応じて米国特許第2,714,066号明細書や米国
特許第3,181,461号明細書に記載されている珪酸塩処理
(ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム)、米国特許第2,
946,638号明細書に記載されている弗化ジルコニウム酸
カリウム処理、米国特許第3,201,247号明細書に記載さ
れているホスホモリブデート処理、独国特許第1,091,43
3号明細書に記載されているポリアクリル酸処理、独国
特許第1,134,093号明細書や英国特許第1,230,447号明細
書に記載されているポリビニルホスホン酸処理、特公昭
44−6409号公報に記載されているホスホン酸処理、米国
特許3,307,951号明細書に記載されているフィチン酸処
理、特開昭58−16893号や特開昭58−18291号の各公報に
記載されている親水性有機高分子化合物と2価の金属よ
りなる複合処理やその他スルホン酸基を有する水溶性重
合体の下塗によって親水化処理を行ったものは特に好ま
しい。その他の親水化処理方法としては米国特許第3,65
8,662号明細書に記載されているシリケート電着も挙げ
ることが出来る。
本発明において、粗面化されたアルミニウム板上に塗
布される感光性組成物の塗布量は、固形分として0.3〜5
g/m2が好ましく、更に好ましいのは0.5〜3.5g/m2であ
る。このような塗布量を与える感光性組成物の固形分濃
度は1〜50重量%が適当であり、好ましくは2〜20重量
%である。アルミニウム板上に感光性組成物溶液を塗布
する方法としては従来公知の方法、例えば、ロールコー
ティング、バーコーティング、スプレーコーティング、
カーテンコーティング、回転塗布等の方法を用いること
ができる。塗布された感光性組成物溶液は50〜120℃で
乾燥させるのが好ましい。乾燥方法は、始め温度を低く
して予備乾燥後、高温で乾燥させても良いし、直接高温
度で乾燥させても良い。
布される感光性組成物の塗布量は、固形分として0.3〜5
g/m2が好ましく、更に好ましいのは0.5〜3.5g/m2であ
る。このような塗布量を与える感光性組成物の固形分濃
度は1〜50重量%が適当であり、好ましくは2〜20重量
%である。アルミニウム板上に感光性組成物溶液を塗布
する方法としては従来公知の方法、例えば、ロールコー
ティング、バーコーティング、スプレーコーティング、
カーテンコーティング、回転塗布等の方法を用いること
ができる。塗布された感光性組成物溶液は50〜120℃で
乾燥させるのが好ましい。乾燥方法は、始め温度を低く
して予備乾燥後、高温で乾燥させても良いし、直接高温
度で乾燥させても良い。
粗面化されたアルミニウム板上に塗布された乾燥され
た感光層を有する平版印刷版は、画像露光後、アルカリ
水溶液系現像液で現像することにより原画に対してネガ
のレリーフ像が得られる。露光に好適な光源としては、
カーボンアーク灯、水銀灯、キセノンランプ、メタルハ
ライドランプ、ストロボ、紫外線レーザ光線などが挙げ
られる。
た感光層を有する平版印刷版は、画像露光後、アルカリ
水溶液系現像液で現像することにより原画に対してネガ
のレリーフ像が得られる。露光に好適な光源としては、
カーボンアーク灯、水銀灯、キセノンランプ、メタルハ
ライドランプ、ストロボ、紫外線レーザ光線などが挙げ
られる。
本発明による感光性平版印刷版に使用されるアルカリ
水溶液系現像液とは、pH8〜13、水が75重量%以上含ま
れるものを指し、必要により少量の有機溶剤、界面活性
剤、汚れ防止剤、硬水軟化剤等を加えることができる。
例えば、特開昭51−77401号、特開昭51−80228号、特開
昭53−44202号や特開昭55−52054号の各公報に記載され
ている様な水に対する溶解度が常温で10重量%以下の有
機溶媒(ベンジルアルコール、エチレングリコールモノ
フェニルエーテル)、アルカリ剤(トリエタノールアミ
ン、モノエタノールアミン)、アニオン界面活性剤(芳
香族スルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、アル
キルナフタレンスルホン酸塩、 分枝アルキル硫酸エステル類)、水及び必要により汚
れ防止剤(亜硫酸ナトリウム、スルホピラゾロンのナト
リウム塩)や硬水軟化剤(エチレンジアミンテトラ酢酸
四ナトリウム塩、ニトリロ三酢酸三ナトリウム塩)から
なる弱アルカリ水溶液を挙げることが出来る。
水溶液系現像液とは、pH8〜13、水が75重量%以上含ま
れるものを指し、必要により少量の有機溶剤、界面活性
剤、汚れ防止剤、硬水軟化剤等を加えることができる。
例えば、特開昭51−77401号、特開昭51−80228号、特開
昭53−44202号や特開昭55−52054号の各公報に記載され
ている様な水に対する溶解度が常温で10重量%以下の有
機溶媒(ベンジルアルコール、エチレングリコールモノ
フェニルエーテル)、アルカリ剤(トリエタノールアミ
ン、モノエタノールアミン)、アニオン界面活性剤(芳
香族スルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、アル
キルナフタレンスルホン酸塩、 分枝アルキル硫酸エステル類)、水及び必要により汚
れ防止剤(亜硫酸ナトリウム、スルホピラゾロンのナト
リウム塩)や硬水軟化剤(エチレンジアミンテトラ酢酸
四ナトリウム塩、ニトリロ三酢酸三ナトリウム塩)から
なる弱アルカリ水溶液を挙げることが出来る。
本発明においては、ジアゾ樹脂及び高分子からなる感
光層に、上記一般式で示される保存安定化剤が配合され
ているので、本発明のネガ型感光性平版印刷版は、感光
層塗布後、長期間保存した後、画像露光、現像処理した
場合にも、非画像部の汚れのない印刷物を与える。
光層に、上記一般式で示される保存安定化剤が配合され
ているので、本発明のネガ型感光性平版印刷版は、感光
層塗布後、長期間保存した後、画像露光、現像処理した
場合にも、非画像部の汚れのない印刷物を与える。
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明す
る。なお、%は重量%を示すものとする。
る。なお、%は重量%を示すものとする。
合成例1 窒素気流下にエチレングリコールモノメチルエーテル
100gを100℃に加熱し、この中に2−ヒドロキシエチル
メタクリレート23g、アクロニトリル27.5g、ベンジルメ
タクリレート43g、メタクリル酸6.5g及び過酸化ベンゾ
イル0.4gの混合液を2時間かけて滴下した。滴下終了15
分後にエチレングリコールモノメチルエーテル100gと過
酸化ベンゾイル0.1gを加えて、そのまま4時間反応させ
た。反応終了後メタノールで希釈して水中に投じて共重
合体を沈殿させ、70℃で真空乾燥させた。この2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート共重合体の酸価は40であっ
た。
100gを100℃に加熱し、この中に2−ヒドロキシエチル
メタクリレート23g、アクロニトリル27.5g、ベンジルメ
タクリレート43g、メタクリル酸6.5g及び過酸化ベンゾ
イル0.4gの混合液を2時間かけて滴下した。滴下終了15
分後にエチレングリコールモノメチルエーテル100gと過
酸化ベンゾイル0.1gを加えて、そのまま4時間反応させ
た。反応終了後メタノールで希釈して水中に投じて共重
合体を沈殿させ、70℃で真空乾燥させた。この2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート共重合体の酸価は40であっ
た。
合成例2 合成例1と同様にして2−ヒドロキシエチルメタクリ
レート/アクロニトリル/エチルメタアクリレート/メ
タクリル酸=50/20/25/5重量%(モノマー仕込比)の共
重合体を得た。この共重合体の酸価は31であった。
レート/アクロニトリル/エチルメタアクリレート/メ
タクリル酸=50/20/25/5重量%(モノマー仕込比)の共
重合体を得た。この共重合体の酸価は31であった。
合成例3 合成例1と同様にしてp−ヒドロキシフェニルメタク
リルアミド/アクロニトリル/エチルアクリレート/メ
タクリル酸=20/35/37/8重量%(モノマー仕込比)の共
重合体を得た。この共重合体の酸価は51であった。
リルアミド/アクロニトリル/エチルアクリレート/メ
タクリル酸=20/35/37/8重量%(モノマー仕込比)の共
重合体を得た。この共重合体の酸価は51であった。
合成例4 合成例1と同様にして2−ヒドロキシエチルメタクリ
レート/アクロニトリル/エチルアクリレート/エチル
メタクリレート/メタクリル酸=20/40/20/16/4重量%
(モノマー仕込比)の共重合体を得た。この共重合体の
酸価は25であった。
レート/アクロニトリル/エチルアクリレート/エチル
メタクリレート/メタクリル酸=20/40/20/16/4重量%
(モノマー仕込比)の共重合体を得た。この共重合体の
酸価は25であった。
合成例5 合成例1と同様にして2−ヒドロキシプロピルメタク
リレート/メタクリレート/アクロニトリル/メチルア
クリレート/アクリル酸=16/50/30/4重量%(モノマー
仕込比)の共重合体を得た。
リレート/メタクリレート/アクロニトリル/メチルア
クリレート/アクリル酸=16/50/30/4重量%(モノマー
仕込比)の共重合体を得た。
実施例1〜18及び比較例1〜3 厚さ0.24mmの2Sアルミニウム板を80℃に保たれた第3
燐酸ナトリウムの10%水溶液に3分間浸漬して脱脂し、
ブラシグレイニング法で砂目立て後、60℃のアルミン酸
ナトリウム3%水溶液でデスマットした。このアルミニ
ウム板を更に希硝酸中で電解グレイニングを行い、複合
砂目立てを行なった後20%硫酸中で2A/dm2の電流密度で
2分間陽極酸化し、その後70℃の珪酸カリウムの3%水
溶液で1分間処理した。
燐酸ナトリウムの10%水溶液に3分間浸漬して脱脂し、
ブラシグレイニング法で砂目立て後、60℃のアルミン酸
ナトリウム3%水溶液でデスマットした。このアルミニ
ウム板を更に希硝酸中で電解グレイニングを行い、複合
砂目立てを行なった後20%硫酸中で2A/dm2の電流密度で
2分間陽極酸化し、その後70℃の珪酸カリウムの3%水
溶液で1分間処理した。
この親水化処理したアルミニウム板に表1に示すジア
ゾ樹脂、高分子化合物、保存安定化剤(一般式で示され
るもの)、染料、及びフッ素系界面活性剤FC−430 0.03
g、必要によりその他の添加剤をエチレングリコールモ
ノメチルエーテル60g、メタノール20g及びメチルエチル
ケトン40gからなる混合溶媒に溶解し、バーコーティン
グ法で塗布した。
ゾ樹脂、高分子化合物、保存安定化剤(一般式で示され
るもの)、染料、及びフッ素系界面活性剤FC−430 0.03
g、必要によりその他の添加剤をエチレングリコールモ
ノメチルエーテル60g、メタノール20g及びメチルエチル
ケトン40gからなる混合溶媒に溶解し、バーコーティン
グ法で塗布した。
次いで、100℃で2分間乾燥して、乾燥塗布重量1.5g/
m2の感光性平版印刷版を得た。
m2の感光性平版印刷版を得た。
なお、表1におけるジアゾ樹脂(I)はp−ジアゾジ
フェニルアミンとパラホルムアルデヒドとの縮合物の硫
酸塩水溶液にNaPF6水溶液を加えて沈殿させ取出し乾燥
させたものである。このジアゾ樹脂のPF6塩置換率は89
モル%であった。
フェニルアミンとパラホルムアルデヒドとの縮合物の硫
酸塩水溶液にNaPF6水溶液を加えて沈殿させ取出し乾燥
させたものである。このジアゾ樹脂のPF6塩置換率は89
モル%であった。
また、ジアゾ樹脂(II)はジアゾ樹脂(I)において
NaPF6の代りに2−メトキシ−4−ヒドロオキシ−5−
ベンゾイルベンゼンスルホン酸ナトリウムを用いて合成
したものである。
NaPF6の代りに2−メトキシ−4−ヒドロオキシ−5−
ベンゾイルベンゼンスルホン酸ナトリウムを用いて合成
したものである。
これらの感光性平版印刷版を45℃、75%湿度の強制条
件下に5日間放置した後、画像露光し、ベンジルアルコ
ール30g、トリエタノールアミン10g、イソプロピルナフ
タレンスルホン酸ナトリウム10、亜硫酸ナトリウム2g、
ニトリロトリ酢酸ナトリウム0.5g及び水道水950gよりな
る現像液で皿現25℃、60秒間現像した後、水洗し、アラ
ビアガムからなる保護ガムを塗布した。ハイデルベルグ
(社)KOR−D印刷機にて印刷した後の非画像部の汚れ
の結果を同表1に示す。
件下に5日間放置した後、画像露光し、ベンジルアルコ
ール30g、トリエタノールアミン10g、イソプロピルナフ
タレンスルホン酸ナトリウム10、亜硫酸ナトリウム2g、
ニトリロトリ酢酸ナトリウム0.5g及び水道水950gよりな
る現像液で皿現25℃、60秒間現像した後、水洗し、アラ
ビアガムからなる保護ガムを塗布した。ハイデルベルグ
(社)KOR−D印刷機にて印刷した後の非画像部の汚れ
の結果を同表1に示す。
表1より、本発明の保存安定化剤を使用することによ
り、感光層の塗布後、長期間保存した後でも、非画像部
に汚れのない平版印刷版の得られることが分る。
り、感光層の塗布後、長期間保存した後でも、非画像部
に汚れのない平版印刷版の得られることが分る。
Claims (1)
- 【請求項1】感光性ジアゾ樹脂、高分子化合物及び下記
式(I)で示される化合物からなる感光層を設けたこと
を特徴とする感光性平版印刷版。 R1は、置換もしくは無置換の炭化水素基を示し、R2は水
素原子、ヒドロキシル基又は置換もしくは無置換の炭化
水素基を示す。 Arはフェニル基又はナフチル基を示す。 Xはカルボン酸又はその塩を示す。 Yはスルホン酸又はその塩を示す。 m及びnはそれぞれ0〜3の整数であり、かつ1≦m+
n≦3である。 R3はヒドロキシル基、ニトロ基又はメチル基を示す。 l=0〜3の整数である。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2094391A JP2627014B2 (ja) | 1990-04-10 | 1990-04-10 | 感光性平版印刷版 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2094391A JP2627014B2 (ja) | 1990-04-10 | 1990-04-10 | 感光性平版印刷版 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03291665A JPH03291665A (ja) | 1991-12-20 |
JP2627014B2 true JP2627014B2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=14108978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2094391A Expired - Fee Related JP2627014B2 (ja) | 1990-04-10 | 1990-04-10 | 感光性平版印刷版 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2627014B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6806020B2 (en) | 2001-08-21 | 2004-10-19 | Kodak Polychrome Graphics Llc | Negative working imageable composition containing sulfonic acid |
US6921620B2 (en) | 2001-08-21 | 2005-07-26 | Kodak Polychrome Graphics Llc | Imageable composition containing colorant having a counter anion derived from a non-volatile acid |
US7056639B2 (en) | 2001-08-21 | 2006-06-06 | Eastman Kodak Company | Imageable composition containing an infrared absorber with counter anion derived from a non-volatile acid |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61219037A (ja) * | 1985-03-26 | 1986-09-29 | Toshiba Corp | パタ−ン形成方法 |
JPH0812420B2 (ja) * | 1988-09-27 | 1996-02-07 | 富士写真フイルム株式会社 | 感光性平版印刷版 |
-
1990
- 1990-04-10 JP JP2094391A patent/JP2627014B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03291665A (ja) | 1991-12-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4511640A (en) | Aqueous developable diazo lithographic printing plates with admixture of polyvinyl acetate and styrene maleic acid ester copolymer | |
US4917988A (en) | Process for producing photosensitive negative working diazo resin lithographic plate using admixture of at least three solvents | |
US4576893A (en) | Presensitized lithographic printing plate precursor | |
EP0127893B1 (en) | Light-sensitive composition for use with lithographic printing plates | |
JPH01282549A (ja) | 感光性平版印刷版用現像液組成物及び現像方法 | |
JPH0567025B2 (ja) | ||
JP2627014B2 (ja) | 感光性平版印刷版 | |
CA2191055A1 (en) | Aqueous developable negative acting photosensitive composition having improved image contrast | |
US4539285A (en) | Photosensitive negative diazo composition with two acrylic polymers for photolithography | |
JP2627011B2 (ja) | 感光性平版印刷版 | |
JPH01223445A (ja) | 感光性組成物 | |
JP2808204B2 (ja) | 感光性平版印刷版の製造方法 | |
US4902602A (en) | Light-sensitive composition and presensitized plate with light-sensitive diazo resin, acidic binder and compound with pivaloyl group | |
JP2808203B2 (ja) | 感光性平版印刷版の製造方法 | |
JPH07281425A (ja) | ネガ型感光性平版印刷版の製造方法 | |
JPH0577065B2 (ja) | ||
JPH0812420B2 (ja) | 感光性平版印刷版 | |
JPH07117748B2 (ja) | 感光性組成物 | |
JPS61284759A (ja) | ネガ型平版印刷版用感光性組成物 | |
JP2687018B2 (ja) | 感光性組成物 | |
JPS63259657A (ja) | 感光性組成物 | |
JP2883353B2 (ja) | 印刷版用感光層 | |
JP2607158B2 (ja) | 感光性組成物 | |
JPH061374B2 (ja) | 感光性組成物 | |
JPH0322617B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |