JP2939316B2 - 遊星歯車変速機 - Google Patents

遊星歯車変速機

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JP2939316B2 JP2261726A JP26172690A JP2939316B2 JP 2939316 B2 JP2939316 B2 JP 2939316B2 JP 2261726 A JP2261726 A JP 2261726A JP 26172690 A JP26172690 A JP 26172690A JP 2939316 B2 JP2939316 B2 JP 2939316B2
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Description

【発明の詳細な説明】 イ.発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は3組の遊星歯車列の各2要素を連結して一体
に構成した遊星歯車変速機に関する。
(従来の技術) 遊星歯車変速機は自動車の自動変速機用等として広く
用いられている。従来の遊星歯車変速機は、ラビニヨ歯
車列、シンプソン歯車列等のように2組の遊星歯車を一
体に組合わせて構成した変速機が多く、この場合には、
変速段としては前進4速までのものが一般的であった。
しかしながら、走行特性の向上等を目的として変速段の
多段化の要素があり、このため、従来から前進5速以上
の変速段を有する変速機が提案され、一部実用化されて
いる。
このような多段化された変速機としては、例えば、特
開昭63−318349号公報、実開昭61−103654号公報に開示
の変速機がある。この変速機においては、2組の遊星歯
車列にそれぞれ3つのクラッチおよびブレーキを組合わ
せて前進6段、後進1段の変速機を構成している。この
ような構成の変速機の場合には、遊星歯車列は従来と同
様に2組で良く、従来の変速機と部品の共通化が図れる
といった利点がある。しかし、この変速機においては、
同時に2つの係合手段(クラッチもしくはブレーキ)の
係合を解除するとともに別の2つの係合手段を係合させ
るという操作が必要となる変速が生じるのが避けられ
ず、変速制御が複雑となるという問題がある。
例えば、上記公報に開示の変速機の場合には、2速か
ら3速への変速もしくはこれと逆の変速に際して1つの
クラッキおよび1つのブレーキの係合を解除するととも
に、これらとは別のクラッチおよびブレーキを係合させ
る必要がある。
一方、例えば、特開昭59−222644号公報、特開平1−
320361号公報、同1−320361号公報等には、3組の遊星
歯車列を有した変速機が提案されている。この提案の変
速機では、各遊星歯車列における2つの要素をそれぞれ
他の遊星歯車列の要素に機械的に連結し、これに3つも
しくは4つのクラッチおよび3つのブレーキを取り付
け、これら係合手段(クラッチおよびブレーキ)の作動
制御により前進5速、後進1速の遊星歯車変速機を構成
している。このような構成の変速機では、所定の2つの
係合手段を係合させることにより各速度段の設定を行う
ようになっており、さらに、前進5速の間での隣り合う
全ての変速を、1つの係合手段の係合を解除をするとと
もに別の1つの係合手段を係合させて行うことができ、
上述のように制御が複雑になるという問題は生じない。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記のような3組の遊星歯車列を用い
た遊星歯車変速機においては、その変速段の設定のため
に、多数の(6〜7つの)係合手段が必要である。この
ため、変速機が大型化し、その構造が複雑化するという
問題があり、且つ、この係合手段での回転抵抗のため変
速機の動力伝達効率が低下するという問題がある。
本発明はこのような問題に鑑み、クラッチ、ブレーキ
等の係合手段をできる限り少なくして、動力伝達効率の
良い遊星歯車変速機を提供することを目的とする。
ロ.発明の構成 (課題を解決するための手段) このような目的達成のため、本発明においては、第1
遊星歯車列と、第2遊星歯車列と、第3遊星歯車列とを
同軸上に配設し、各遊星歯車列の二つの要素をそれぞれ
他の遊星歯車列の要素に直接もしくは係脱可能に連結
し、入力部材から出力部材までの動力伝達経路を設定す
るための第1、第2クラッチ手段および第1〜第3ブレ
ーキ手段を有して遊星歯車式変速機が構成され、クラッ
チ手段およびブレーキ手段の係合作動制御により前進側
5速および後進側1速の速度段の設定が可能となってい
る。そして、第1遊星歯車列がダブルピニオン式遊星歯
車列からなり、第1サンギヤ要素および第1キャリア要
素のいずれか一方が入力部材に常時連結されるとともに
第2クラッチ手段を介して第2リングギヤ要素と係脱可
能に連結され、第1サンギヤ要素および第1キャリア要
素の他方が第1ブレーキ手段によって固定保持可能であ
り、第1リングギヤ要素が第2遊星歯車列のいずれかの
要素および第3遊星歯車列のいずれかの要素と常時連結
されるとともに第2ブレーキ手段により固定保持可能で
ある。さらに、縦軸に回転数を示すとともに横軸に前記
各要素の位置をギヤ比に対応させて示し、連結されて一
体回転する要素群を一つの回転部材として同一の縦軸線
上に示してなる遊星歯車変速機の速度線図において、第
1サンギヤ要素および第1キャリア要素のうちの他方の
要素に対応する第1回転部材が横軸方向最端部に位置
し、この速度線図において、他の回転部材を第1回転部
材側から順に第2〜第5回転部材と称したときに、第5
回転部材が第1サンギヤ要素および第1キャリア要素の
うちの一方の要素に対応して入力部材に常時連結され、
第3回転部材が第1クラッチ手段を介して係脱自在に入
力部材に連結され、第4回転部材が出力部材に常時連結
される。
なお、このような本発明に係る遊星歯車変速機は具体
的には、次のような4つの異なる構成とすることが可能
である。
まず、第1の変速機の場合(図1〜7に対応)には、
第1遊星歯車列がダブルピニオン式遊星歯車列で、前記
第2および第3遊星歯車列がシングルピニオン式遊星歯
車列からなり、第1サンギヤ要素が第1ブレーキ手段に
より固定保持可能であるとともに第1クラッチ手段を介
して第2および第3サンギヤ要素と係脱可能に連結さ
れ、第1キャリア要素が入力部材に常時連結されるとと
もに第2クラッチ手段を介して第2リングギヤ要素と係
脱可能に連結され、且つ第2リングギヤ要素が第3ブレ
ーキ手段により固定保持可能であり、第1リングギヤ要
素が第2および第3キャリア要素と常時連結されるとと
もに第2ブレーキ手段により固定保持可能であり、第3
リングギヤ要素が出力部材に常時連結される。
第2の変速機の場合(図8〜9に対応)には、第1遊
星歯車列がダブルピニオン式遊星歯車列で、第2および
第3遊星歯車列がシングルピニオン式遊星歯車列からな
り、第1キャリア要素が第1ブレーキ手段により固定保
持可能であるとともに第1クラッチ手段を介して第2お
よび第3サンギヤ要素と係脱可能に連結され、第1サン
ギヤ要素が入力部材に常時連結されるとともに第2クラ
ッチ手段を介して第2リングギヤ要素と係脱可能に連結
され、且つ第2リングギヤ要素が第3ブレーキ手段によ
り固定保持可能であり、第1リングギヤ要素が第2およ
び第3キャリア要素と常時連結されるとともに第2ブレ
ーキ手段により固定保持可能であり、第3リングギヤ要
素が出力部材に常時連結される。
第3の変速機の場合(図10〜13に対応)には、第1遊
星歯車列がダブルピニオン式遊星歯車列で、第2遊星歯
車列がシングルピニオン式遊星歯車列で、第3遊星歯車
列がダブルピニオン式遊星歯車列からなり、第1サンギ
ヤ要素が第1ブレーキ手段により固定保持可能であると
ともに第1クラッチ手段を介して第2および第3サンギ
ヤ要素と係脱可能に連結され、第1キャリア要素が入力
部材に常時連結されるとともに第2クラッチ手段を介し
て第2リングギヤ要素と係脱可能に連結され、且つ第2
リングギヤ要素が第3ブレーキ手段により固定保持可能
であり、第1リングギヤ要素が第2キャリア要素および
第3リングギヤ要素と常時連結されるとともに第2ブレ
ーキ手段により固定保持可能であり、第3キャリア要素
が出力部材に常時連結される。
第4の変速機の場合(図36〜37に対応)には、第1〜
第3遊星歯車列がすべてダブルピニオン式遊星歯車列か
らなり、第1キャリア要素が第1ブレーキ手段により固
定保持可能であるとともに第1クラッチ手段を介して第
2サンギヤ要素と係脱可能に連結され、第1サンギヤ要
素が入力部材に常時連結されるとともに第2クラッチ手
段を介して第2リングギヤ要素と係脱可能に連結され、
且つ第2リングギヤ要素が第3ブレーキ手段により固定
保持可能であり、第1リングギヤ要素が第2サンギヤ要
素および第3リングギヤ要素と常時連結されるとともに
第2ブレーキ手段により固定保持可能であり、第2キャ
リア要素と第3キャリア要素とが常時連結され、第2キ
ャリア要素が出力部材に常時連結される。
(作用) 上記構成の遊星歯車変速機の場合には、2つのクラッ
チ手段および3つのブレーキ手段、すなわち合計5つの
係合手段を用いるだけであり、従来の3組の遊星歯車列
からなる遊星歯車変速機に比べて係合手段の必要数が少
ない。このため、係合手段での摩擦抵抗による動力伝達
ロスが小さく、変速機全体としての動力伝達効率が良
い。
(実施例) 以下、図面に基づいて本発明に係る遊星歯車変速機の
具体的構成について説明する。
まず、第1図に本発明の第1の実施例に係る遊星歯車
変速機のスケルトンを示している。この変速機は、同軸
上に並列に配置された第1、第2および第3遊星歯車列
G1,G2,G3を有する。各遊星歯車列はそれぞれ、中央に位
置する第1〜第3サンギヤS1,S2,S3と、これら第1〜第
3サンギヤに噛合してその回りを自転しながら公転する
第1〜第3プラネタリピニオンP1,P2,P3と、このピニオ
ンを回転自在に保持してピニオンの公転と同一回転する
第1〜第3キャリアC1,C2,C3と、上記ピニオンと噛合す
る内歯を有した第1〜第3リングギヤR1,R2,R3とから構
成される。但し、第1遊星歯車列G1はダブルピニオン式
遊星歯車列であり、第1ピニオンP1は、図示のように2
個のピニオンギヤP11,P12から構成される。なお、第2
および第3遊星歯車列G2,G3はそれぞれ1個のピニオンP
2,P3を有したシングルピニオン式遊星歯車列である。
第1サンギヤS1は第1ブレーキB1により固定保持可能
である。第2および第3サンギヤS2,S3が一体に連結さ
れており、このように連結された第2および第3サンギ
ヤS2,S3と第1サンギヤS1とが第1クラッチK1により係
脱自在に連結されている。第1キャリアC1は入力軸1に
常時連結されるとともに、第2クラッチK2により第2リ
ングギヤR2と係脱自在に連結されている。さらに、この
第2リングギヤR2は第3ブレーキB3により固定保持可能
である。第1リングギヤR1は第2および第3キャリアC
2,C3と一体に連結されており、これら一体に連結された
第1リングギヤR1,第2および第3キャリアC2,C3が第2
ブレーキB2により固定保持可能となっている。一方、第
3リングギヤR3は出力ギヤ2と直結されている。
以上のようにして各要素(第1〜第3サンギヤS1〜S
3、第1〜第3キャリアC1〜C3および第1〜第3リング
ギヤS1〜S3)、入力軸1および出力ギヤ2を連結して構
成した変速機において、第1,第2クラッチK1,K2および
第1〜第3ブレーキB1〜B3の係脱制御を行うことによ
り、変速段の設定および変速制御を行うことができる。
具体的には、第2図の表に示すように、係脱制御を行え
ば、前進5速(LOW,2ND,3RD,4THおよび5TH)、後進1速
(REV)を設定できる。なお、各速度レンジでの減速比
(レシオ)は、各ギヤの歯数により変化するが、第2図
にこのレシオの一例を参考として示している。
この表から分かるように、前進側5速(LOW〜5TH)の
各速度レンジはクラッチ、ブレーキ(これらを係合手段
と称する)の内の2つを係合させて設定される。また、
隣り合う変速レンジ間での変速に際しては、これら2つ
の係合手段のうちの1つを解放し、別の1つの係合手段
は係合させて行うようになっており、2つの係合手段の
同時解放もしくは同時係合を行うことはない。このた
め、変速制御が簡単である。
このような構成の遊星歯車変速機における各要素の速
度の関係を示す速度線図を第3図に示している。
第3図の速度線図では、第1〜第3遊星歯車列G1〜G3
毎に分けて線図を示しており、各遊星歯車列に対応する
線図において、各縦線がその構成要素を示すとともに縦
線の長さが回転数に対応する。各縦線の間隔は、サンギ
ヤの歯数の逆数およびリングギヤの歯数の逆数に比例す
る。
例えば、第2遊星歯車列G2の場合には、3本の縦線
は、左から順に、第2サンギヤS2、第2キャリアC2、第
2リングギヤR2に対応し、各縦線の上方向への長さが前
進方向の回転数nを示す。また、第2サンギヤS2を示す
縦線と第2キャリアC2を示す縦線との間隔“a"は、第2
サンギヤS2の歯数Zsの逆数(=1/Zs)に対応し、第2キ
ャリアC2を示す縦線と第2リングギヤR2を示す縦線との
間隔“b"は、第2リングギヤR2の歯数Zrの逆数(=1〜
/Zr)に対応する。このため、例えば、第2サンギヤS2
を回転数nで回転し、第2リングギヤR2を第3ブレーキ
B3により固定保持すると、両状態を示す点AとBとを結
ぶ線Cと第2キャリアC2を示す縦線との交点の回転数nC
が第2キャリアC2の回転数となる。
第1および第3遊星歯車列G1,G3についても上記と同
様である。しかしながら、第1遊星歯車列G1はダブルピ
ニオン式の遊星歯車列であるので、サンギヤに対するリ
ングギヤの回転方向がシングルピニオン式の遊星歯車列
の場合と逆になる。このため、速度線図においては、シ
ングルピニオン式である第2および第3第3遊星歯車列
G2,G3の場合には、キャリアC2,C3を示す縦線のの両側に
サンギヤS2,S3とリングギヤR2,R2を示す縦線が位置する
が、ダブルピニオン式である第1遊星歯車列G1の場合に
はキャリアC1を示す縦線の片側にサンギヤS1およびリン
グギヤR1を示す縦線が位置する。但し、各縦線の間隔の
関係は上記の説明の通りであり、サンギヤおよびリング
ギヤの歯数の逆数に対応する。
この速度線図に示した各要素(サンギヤ、キャリアお
よびリングギヤ)の連結関係を第4図に示している。こ
の図から良く分かるように、第1、第2および第3サン
ギヤS1,S2,S3が第1回転部材を構成し、第1リングギヤ
R1と第2および第3キャリアC2,C3とが連結されて第2
回転部材を構成し、第2リングギヤR2が第3回転部材を
構成し、第3リングギヤR3が第4回転部材を構成し、第
1キャリアC1が第5回転部材を構成する。このため、第
3図および第4図から分かるように、第3および第5回
転部材が直接もしくは係脱可能に入力軸1に連結され、
第4回転部材が出力ギヤ2に連結される。
なお、第4図には、サンギヤの歯数(ZS)とリングギ
ヤの歯数(ZR)との比λ(但し、λ=ZS/ZR)も示して
いる。この比は、サンギヤおよびリングギヤの大きさ、
並びに両ギヤの間の寸法すなわちプラネタリピニオンの
大きさの関係を示し、遊星歯車列が物理的に成立するに
は、この比λ=0.3〜0.6とする必要がある。
次に、速度線図を用いて各速度レンジ毎に入力軸1の
回転に対する出力ギヤ2の回転の比、すなわち、減速比
(レシオ)を作図により求める。
まず、LOW(1速)レンジの場合には、第1クラッチK
1および第3ブレーキB3が係合される。ここで、第2遊
星歯車列G2と第3遊星歯車列G3とは両サンギヤS2,S3同
士および両キャリアC2,C3同士がそれぞれ機械的に連結
されているため、すなわち、各2要素が機械的に連結さ
れているため、一体の遊星歯車となる。さらに、第1ク
ラッチK1の係合により、第1遊星歯車列G1の第1サンギ
ヤS1および第1リングギヤR1もそれぞれ第2および第3
遊星歯車列G2,G3の要素と連結されるため、3組の遊星
歯車列G1,G2,G3の全てが一体となり、速度線図も第5図
に示すように合体して表すことができる。
ここで、入力軸1の回転数をnとすると、この入力軸
に連結する第1キャリアC1の回転数もnであり、第2リ
ングギヤR2が第1ブレーキB1により固定されるため、両
状態を表す点を結ぶ点線直線L1と第3リングギヤR3を示
す縦線との交点の回転数n1がこの第3リングギヤR3に連
結された出力ギヤ2の回転数となる。
なお、このときの、他の要素の回転数は、その要素を
示す縦線と点線直線L1との交点で表される。例えば、第
5図に示すように、第1、第2および第3サンギヤS1,S
2,S3の回転数はn11であり、第1リングギヤおよび第
2、第3キャリアC2,C3の回転数はn12である。
次に、2ND(2速)レンジのときには、第1クラッキK
1は係合のまま、第3ブレーキB3が開放され、代わりに
第2ブレーキB2が係合される。この場合も、第1クラッ
チK1が係合されているので、第5図のように、速度線図
は3つの遊星歯車列G1,G2,G3が合体した状態で表され
る。このときには第1キャリアC1が入力軸1と同一の回
転数nで回転され、第1リングギヤR1および第2,第3キ
ャリアC2,C3が第2ブレーキB2により固定保持される。
そして、両状態を示す点を結ぶ点線直線L2と第3リング
ギヤR3を示す縦線との交点の回転数n2が出力ギヤ2の回
転数となる。
3RD(3速)レンジのときには、第3クラッチK3は係
合のまま、第2ブレーキB2が開放され、代わりに第1ブ
レーキB1が係合される。この場合にも、第1キャリアC1
が入力軸1と同一の回転数nで回転される。一方、第
1、第2および第3サンギヤS1,S2,S3が第1ブレーキB1
により固定保持される。このため、両状態を示す点を結
ぶ点線直線L3と第3リングギヤR3を示す縦線との交点の
回転数n3が出力ギヤ2の回転数となる。
4TH(4速)レンジのときには、第3クラッチK3は係
合のまま、第1ブレーキB1が開放され、代わりに第2ク
ラッチK2が係合される。このため、第1〜第3遊星歯車
列G1〜G3全体が一体になって入力軸1と同一回転する。
線図上では、第1キャリアC1と、第2リングギヤR2が入
力軸と同一の回転数nで回転し、横に延びた実線直線L4
と第3リングギヤR3を示す縦線との交点の回転数n4(=
n)が出力ギヤ2の回転数となる。
5TH(5速)レンジのときには、第2クラッチK2は係
合のまま、第1クラッチK1が開放され、第1ブレーキB1
が係合される。この場合には、第1遊星歯車列G1の第1
リングギヤR1のみが第2および第3遊星歯車列G2,G3の
要素(第2および第3キャリアC2,C3)と連結されるだ
けであり、速度線図においては、第6図に示すように、
第1遊星歯車列G1が分離して表される。まず、第1遊星
歯車列G1においては、第1キャリアC1が入力軸1と同一
の回転数nで回転され、第1サンギヤS1が第1ブレーキ
B1により固定される。このため、両状態を示す点を結ぶ
点線直線L0と第1リングギヤR1を示す縦線との交点の回
転数n0が第1リ4ングギヤR1の回転数となる。ここで、
第1リングギヤR1は第2および第3キャリアC2,C3と直
結されているため、これら第2および第3キャリアC2,C
3も同一の回転数n0で回転する。一方、第2および第3
遊星歯車列G2,G3においては、第2クラッチK2が係合さ
れているので、第2リングギヤR2が入力軸1と同一の回
転数n0で回転される。このため、両状態を示す点を結ぶ
点線直線L5と第3リングギヤR3を示す縦線との交点の回
転数n5が出力ギヤ2の回転数となる。
REV(後進)レンジのときには、第1および第3ブレ
ーキB2,B3が係合される。この場合にも、第1クラッチK
2が解放されているため、速度線図は第6図のように第
1遊星歯車列G1が分離して構成され、第1遊星歯車列G1
の第1リングギヤR1はn0で回転される。これにより、第
2および第3遊星歯車列G2,G3においては、第2および
第3キャリアC2,C3がn0で回転駆動され、第2リングギ
ヤR2が第3ブレーキB3により固定保持される。このた
め、両状態を示す点を結ぶ直線直線LRと第3リングギヤ
R3を示す縦線との交点の回転数nRが出力ギヤ2の回転数
となる。
以上のようにして入力軸1の回転nに対する出力ギヤ
2の回転を求めることができるのであるが、その速度線
図を一体にして第7A図に示している。この図において5
本の縦線〜が第1〜第5回転部材を表し、各縦線の
間隔d1〜d4は、各速度レンジのレシオが決まれば一義的
に決まる。例えば、第2図のレシオ設定の場合には各縦
線の間隔d1〜d4は、 d1:d2:d3:d4=455:111:149:286 となる。
この場合、第1遊星歯車列G1は、第1回転部材、第
2回転部材、および第5回転部材から構成される。
ここで、この第1遊星歯車列G1を例えばシンプルピニオ
ン式遊星歯車列で構成する場合を考える。この場合に
は、第7B図に示すように、第1回転部材がリングギ
ヤ、第2回転部材がキャリア、第5回転部材がサン
ギヤとなる。このときのサンギヤおよびリングギヤの歯
数の逆数に対応する各縦線の間隔a1,b1は、第7A図の各
縦線の間隔d1〜d4から、 a1:b1=455:546 となり、このときのサンギヤとリングギヤとの歯数の比
λは、λ=0.833となる。この値は、遊星歯車列が構成
可能な条件、すなわち、0.3<λ<0.6に反するため、本
例の場合には、第1遊星歯車列G1にシングルピニオン式
遊星歯車列を用いることができない。
次に、この第1遊星歯車列G1を本例のようにタブルピ
ニオン式遊星歯車列から構成する場合について考える。
この場合には、第7C図に示すように、第1回転部材が
サンギヤ、第2回転部材がリングギヤ、第5回転部材
がキャリアとなる。このときのサンギヤおよびリング
ギヤの歯数の逆数に対応する各縦線の間隔a2,b2は、第7
A図の各縦線の間隔d1〜d4から、 a2:b2=1000:545 となり、このときのサンギヤとリングギヤとの歯数の比
λは、λ=0.545となる。この値は、遊星歯車列が構成
可能な条件、すなわち、0.3<λ<0.6に合致し、このこ
とから分かるように、第1遊星歯車列G1はダブルピニオ
ン式遊星歯車列でなければならない。
なお、第7D図に示すように、第1回転部材がキャリ
ア、第2回転部材がリングギヤ、第5回転部材がサ
ンギヤとなるような構成のダブルピニオン式遊星歯車列
としても良い。このときのサンギヤおよびリングギヤの
歯数の逆数に対応する各縦線の間隔a3,b3は、第7A図の
各縦線の間隔d1〜d4から、 a3:b3=1000:455 となり、このときのサンギヤとリングギヤとの歯数の比
λは、λ=0.455となる。この値も、遊星歯車列が構成
可能な条件、すなわち、0.3<λ<0.6に合致する。
以上においては、本発明に係る遊星歯車変速機の1例
を説明したが、本発明に係る遊星歯車変速機としては他
にも種々の構成のものがあり、それを以下に説明する。
第8図に本発明の第2の実施例に係る遊星歯車変速機
のスケルトンを示している。なお、本図を含む以下のス
ケルトン図においては、回転中心線より上側の半断面構
成のみを示す。この遊星歯車変速機は、第1図に示した
第1の実施例に対して、第1遊星歯車列G1の構成のみが
異なり、他の構成は同一である。具体的には、第1サン
ギヤS1が入力軸1に常時連結され、第1キャリアC1が第
1ブレーキB1により固定保持可能である点が第1の実施
例の変速機と異なる。
このため、第9図に示すように、第1回転部材が第1
キャリアC1と第2および第3サンギヤS2,S3により構成
され、第5回転部材が第1サンギヤS1により構成され
る。当然ながら、第1遊星歯車G1の速度線図も異なり、
第1の実施例の場合は第7C図に対応する構成であった
が、本例(第2の実施例)の場合は第7D図に対応する構
成となる。
第10図に本発明の第3の実施例に係る遊星歯車変速機
のスケルトンを示している。この変速機も、同軸上に並
列に配置された第1、第2および第3遊星歯車列G1,G2,
G3を有し、第1および第3遊星歯車列G1,G3がダブルピ
ニオン式遊星歯車列であり、第2遊星歯車列G2がシング
ルピニオン式遊星歯車列である。
この変速機においては、第1遊星歯車列G1の第1サン
ギヤS1が第1ブレーキB1により固定保持可能であり、第
1キャリアC1が入力軸1に常時連結されており、第7C図
に示したような構成となっている。第1リングギヤR1は
第2キャリアC2および第3リングギヤR3と直結されてお
り、これら直結された第1リングギヤR1、第2キャリア
C2および第3リングギヤR3が第2ブレーキB2により固定
保持可能である。第2サンギヤS2と第3サンギヤ3は直
結されるとともに第1クラッチK1を介して第1サンギヤ
S1と係脱自在に連結されている。第2リングギヤR2は第
3ブレーキB3により固定保持可能であるとともに第2ク
ラッチK2を介して入力軸1に連結されている。第3キャ
リアC3は出力ギヤ2に常時連結されている。
以上のように構成した変速機において、第11図に示す
ように、第1,第2クラッキK1,K2および第1〜第3ブレ
ーキB1〜B3の係脱制御を行うことにより、前進5速、後
進1速の速度レンジの設定を行うことができる。
この変速機における速度線図を第12図に示し、各要素
の連結関係を第13図に示している。本例の変速機の場合
には、第1〜第3サンギヤS1,S2,S3が第1回転部材を構
成し、第1リングギヤR1,第2キャリアC2および第3リ
ングギヤR3が連結されて第2回転部材を構成し、第2リ
ングギヤR2が第3回転部材を構成し、第3キャリアC3単
体で第4回転部材を構成し、第1キャリアC1が第5回転
部材を構成している。そして、この変速機においても第
3および第5回転部材が入力軸1に連結され、第4回転
部材が出力ギヤ2に連結される。
本例の場合にも、第1遊星歯車列G1は第7A図から第7D
図において説明したように、遊星歯車列の成立性の問題
から、ダブルピニオン式遊星歯車列が用いられている。
なお、本変速機においても速度線図を用いて各速度レ
ンジでの減速レシオを作図により求めることができる
が、その手順は第1の実施例と同様であるので、その説
明は省略する。
第14図に第4の実施例に係る遊星歯車変速機のスケル
トンを示している。この遊星歯車変速機は、第10図に示
した第3の実施例に対して、第1遊星歯車列G1の構成の
みが異なり、他の構成は同一である。具体的には、第1
サンギヤS1が入力軸1に常時連結され、第1キャリアC1
が第1ブレーキB1により固定保持可能である点が第3の
実施例の変速機と異なる。
このため、第15図に示すように、第1回転部材が第1
キャリアC1および第2、第3サンギヤS2,S3により構成
され、第5回転部材が第1サンギヤS1により構成され
る。当然ながら、第1遊星歯車G1の速度線図も異なり、
第3の実施例の場合は第7C図に対応する構成であった
が、本例(第4の実施例)の場合は第7D図に対応する構
成となる。
第16図に本発明の第5の実施例を示している。この変
速機においては、第1および第3遊星歯車列G1,G3がダ
ブルピニオン式遊星歯車列で、第2遊星歯車列G2がシン
グルピニオン式遊星歯車列である。この遊星歯車変速機
においては、第1遊星歯車列G1の第1サンギヤS1が第1
ブレーキB1により固定保持可能であり、第1キャリアC1
が入力軸1に常時連結されており、第7C図に示したよう
な構成となっている。これら遊星歯車列を構成する各要
素は図示のように連結されている。
このように構成した変速機において、第11図と同様
に、第1,第2クラッチK1,K2および第1〜第3ブレーキB
1〜B3の係脱制御を行うことにより、前進5速、後進1
速の速度レンジの設定を行うことができる。なお、以下
の実施例でのクラッチ、ブレーキの係合制御と速度レン
ジとの関係は全て第11図と同様である。
この変速機における速度線図に対応する各要素の連結
関係を第17図に示しており、図示のように各要素が連結
されて第1〜第5回転部材が構成される。
第18図および第19図に第6の実施例に係る遊星歯車変
速機のスケルトンおよび要素連結関係を示している。こ
の遊星歯車変速機は、上記第5の実施例に対して、第1
遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車列
の速度線図は第7D図に対応する構成となっている。
第20図に本発明の第7の実施例を示している。この変
速機においても、第1および第3遊星歯車列G1,G3がダ
ブルピニオン式遊星歯車列で、第2遊星歯車列G2がシン
グルピニオン式遊星歯車列である。第1遊星歯車列G1の
第1サンギヤS1が第1ブレーキB1により固定保持可能で
あり、第1キャリアC1が入力軸1に常時連結されてお
り、第1遊星歯車列G1は第7C図に示したような構成とな
っている。
この変速機における速度線図に対応する各要素の連結
関係を第21図に示しており、図示のように各要素が連結
されて第1〜第5回転部材が構成される。
第22図および第23図に第8の実施例に係る遊星歯車変
速機のスケルトンおよび要素連結関係を示している。こ
の遊星歯車変速機は、上記第7の実施例に対して、第1
遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車列
G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第24図に本発明の第9の実施例を示している。この変
速機においても、第1および第3遊星歯車列G1,G3がダ
ブルピニオン式遊星歯車列で、第2遊星歯車列G2がシン
グルピニオン式遊星歯車列である。第1遊星歯車列G1の
第1サンギヤS1が第1ブレーキB1により固定保持可能で
あり、第1キャリアC1が入力軸1に常時連結されてお
り、第1遊星歯車列G1は第7C図に示したような構成とな
っている。
この変速機における速度線図に対応する各要素の連結
関係を第25図に示しており、図示のように各要素が連結
されて第1〜第5回転部材が構成される。
第26図および第27図に第10の実施例に係る遊星歯車変
速機のスケルトンおよび要素連結関係を示している。こ
の遊星歯車変速機は、上記第9の実施例に対して、第1
遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車列
G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第28図および第29図に本発明の第11の実施例を示して
いる。この変速機においては、第1および第2遊星歯車
列G1,G2がダブルピニオン式遊星歯車列で、第3遊星歯
車列G3がシングルピニオン式遊星歯車列である。なお、
第1遊星歯車列G1は第7C図に示したような構成となって
いる。
第30図および第31図に第12の実施例を示している。こ
の遊星歯車変速機は、上記第11の実施例に対して、第1
遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車列
G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第32図および第33図に本発明の第13の実施例を示して
いる。この変速機においては、第1および第2遊星歯車
列G1,G2がダブルピニオン式遊星歯車列で、第3遊星歯
車列G3がシングルピニオン式遊星歯車列である。なお、
第1遊星歯車列G1は第7C図に示したような構成となって
いる。
第34図および第35図に第14の実施例を示している。こ
の遊星歯車変速機は、上記第11の実施例に対して、第1
遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車列
G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第36図および第37図に本発明の第15の実施例を示して
いる。この変速機においては、第1、第2および第3遊
星歯車列G1,G2,G3の全てがタブルピニオン式遊星歯車列
である。但し、これら歯車列の配列順序が上記の変速機
とは異なり、図において左から第1遊星歯車列G1,G3遊
星歯車列G3,第2遊星歯車列の順に配設されており、入
力軸1が右側に位置する。なお、第1遊星歯車列G1は第
7D図に示したような構成となっている。
第38図および第39図に本発明の第16の実施例を示して
いる。この変速機においては、第1、第2および第3遊
星歯車列G1,G2,G3の全てがダブルピニオン式遊星歯車列
である。なお、第1遊星歯車列G1は第7C図に示したよう
な構成となっている。
第40図および第41図に第17の実施例を示している。こ
の遊星歯車変速機は、上記第16の実施例に対して、第1
遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車列
G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第42図および第43図に本発明の第18の実施例を示して
いる。この変速機においては、第1、第2および第3遊
星歯車列G1,G2,G3の全てがダブルピニオン式遊星歯車列
である。但し、これら歯車列の配列順序が上記の変速機
とは異なり、図において左から第1遊星歯車列G1,G3遊
星歯車列G3,第2遊星歯車列の順に配設されており、入
力軸1が右側に位置する。なお、第1遊星歯車列G1は第
7D図に示したような構成となっている。
第44図および第45図に本発明の第19の実施例を示して
いる。この変速機においては、第1、第2および第3遊
星歯車列G1,G2,G3の全てがダブルピニオン式遊星歯車列
である。但し、これら歯車列は、図において左から第1
遊星歯車列G1,第3遊星歯車列G3,第2遊星歯車列の順に
配設されており、入力軸1が右側に位置する。なお、第
1遊星歯車列G1は第7C図に示したような構成となってい
る。
第46図および第47図に第20の実施例を示している。こ
の遊星歯車変速機は、上記第19の実施例に対して、第1
遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車列
G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第48図および第49図に本発明の第21の実施例を示して
いる。この変速機においては、第1および第2遊星歯車
列G1,G2がダブルピニオン式遊星歯車列で、第3遊星歯
車列G3がシングルピニオン式遊星歯車列である。なお、
第1遊星歯車列G1は第7C図に示したような構成となって
いる。
第50図および第51図に第22の実施例を示している。こ
の遊星歯車変速機は、上記第21の実施例に対して、第1
遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車列
G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第52図および第53図に本発明の第23の実施例を示して
いる。この変速機においては、第1、第2および第3遊
星歯車列G1,G2,G3の全てがダブルピニオン式遊星歯車列
である。なお、第1遊星歯車列G1は第7C図に示したよう
な構成となっている。
第54図および第55図に第24の実施例を示している。こ
の遊星歯車変速機は、上記第23の実施例に対して、第1
遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車列
G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第56図および第57図に本発明の第25の実施例を示して
いる。この変速機においては、第1および第2遊星歯車
列G1,G2がダブルピニオン式遊星歯車列で、第3遊星歯
車列G3がシングルピニオン式遊星歯車列である。なお、
第1遊星歯車列G1は第7C図に示したような構成となって
いる。
第58図および第59図に第26の実施例を示している。こ
の遊星歯車変速機は、上記第25の実施例に対して、第1
遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車列
G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第60図および第61図に本発明の第27の実施例を示して
いる。この変速機においては、第1、第2および第2遊
星歯車列G1,G2,G3の全てがダブルピニオン式遊星歯車列
である。なお、第1遊星歯車列G1は第7C図に示したよう
な構成となっている。
第62図および第63図に第28の実施例を示している。こ
の遊星歯車変速機は、上記第27の実施例に対して、第1
遊星歯車列G1の構成のみが異なり、第1遊星歯車列G1の
速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第64図および第65図に本発明の第29の実施例を示して
いる。この変速機においては、第1、第2および第3遊
星歯車列G1,G2,G3の全てがタブルピニオン式遊星歯車列
である。なお、第1遊星歯車列G1は第7C図に示したよう
な構成となっている。
第66図および第67図に第30の実施例を示している。こ
の遊星歯車変速機は、上記第29の実施例に対して、第1
遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車列
G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第68図および第69図に本発明の第31の実施例を示して
いる。この変速機においては、第1、第2および第3遊
星歯車列G1,G2,G3の全てがダブルピニオン式遊星歯車列
である。なお、第1遊星歯車列G1は第7C図に示したよう
な構成となっている。
第70図および第71図に第32の実施例を示している。こ
の遊星歯車変速機は、上記第31の実施例に対して、第1
遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車列
G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第72図および第73図に本発明の第33の実施例を示して
いる。この変速機においては、第1、第2および第3遊
星歯車列G1,G2,G3の全てがダブルピニオン式遊星歯車列
である。なお、第1遊星歯車列G1は第7C図に示したよう
な構成となっている。
第74図および第75図に本発明の第34の実施例を示して
いる。この変速機においては、第1および第2遊星歯車
列G1,G2がダブルピニオン式遊星歯車列で、第3遊星歯
車列G3がシングルピニオン式遊星歯車列である。なお、
第1遊星歯車列G1は第7C図に示したような構成となって
いる。
第76図および第77図に第35の実施例を示している。こ
の遊星歯車変速機は、上記第34の実施例に対して、第1
遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車列
G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第78図および第79図に本発明の第36の実施例を示して
いる。この変速機においては、第1、第2および第3遊
星歯車列G1,G2,G3の全てがダブルピニオン式遊星歯車列
である。なお、第1遊星歯車列G1は第7C図に示したよう
な構成となっている。
第80図および第81図に第37の実施例を示している。こ
の遊星歯車変速機は、上記第36の実施例に対して、第1
遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車列
G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第82図および第83図に本発明の第38の実施例を示して
いる。この変速機においては、第1および第2遊星歯車
列G1,G2がダブルピニオン式遊星歯車列で、第3遊星歯
車列G3がシングルピニオン式遊星歯車列である。なお、
第1遊星歯車列G1は第7C図に示したような構成となって
いる。
第84図および第85図に第39の実施例を示している。こ
の遊星歯車変速機は、上記第38の実施例に対して、第1
遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車列
G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第86図および第87図に本発明の第40の実施例を示して
いる。この変速機においては、第1、第2および第3遊
星歯車列G1,G2,G3の全てがタブルピニオン式遊星歯車列
である。なお、第1遊星歯車列G1は第7C図に示したよう
な構成となっている。
第88図および第89図に第41の実施例を示している。こ
の遊星歯車変速機は、上記第40の実施例に対して、第1
遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車列
G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第90図および第91図に本発明の第42の実施例を示して
いる。この変速機においては、第1および第2遊星歯車
列G1,G2がダブルピニオン式遊星歯車列で、第3遊星歯
車列G3がシングルピニオン式遊星歯車列である。なお、
第1遊星歯車列G1は第7C図に示したような構成となって
いる。
第92図および第93図に第43の実施例を示している。こ
の遊星歯車変速機は、上記第42の実施例に対して、第1
遊星歯車列G1の構成のみが異なり、第1遊星歯車列G1の
速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第94図および第95図に本発明の第44の実施例を示して
いる。この変速機においては、第1、第2および第3遊
星歯車列G1,G2,G3の全てがダブルピニオン式遊星歯車列
である。なお、第1遊星歯車列G1は第7C図に示したよう
な構成となっている。
第96図および第97図に第45の実施例を示している。こ
の遊星歯車変速機は、上記第44の実施例に対して、第1
遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車列
G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第98図および第99図に本発明の第46の実施例を示して
いる。この変速機においては、第1および第2遊星歯車
列G1,G2がダブルピニオン式遊星歯車列で、第3遊星歯
車列G3がシングルピニオン式遊星歯車列である。なお、
第1遊星歯車列G1は第7C図に示したような構成となって
いる。
第100図および第101図に第47の実施例を示している。
この遊星歯車変速機は、上記第46の実施例に対して、第
1遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車
列G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第102図および第103図に本発明の第48の実施例を示し
ている。この変速機においては、第1、第2および第3
遊星歯車列G1,G2,G3の全てがダブルピニオン式遊星歯車
列である。なお、第1遊星歯車列G1は第7C図に示したよ
うな構成となっている。
第104図および第105図に第49の実施例を示している。
この遊星歯車変速機は、上記第48の実施例に対して、第
1遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車
列G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第106図および第107図に本発明の第50の実施例を示し
ている。この変速機においては、第1および第2遊星歯
車列G1,G2がダブルピニオン式遊星歯車列で、第3遊星
歯車列G3がシングルピニオン式遊星歯車列である。な
お、第1遊星歯車列G1は第7C図に示したような構成とな
っている。
第108図および第109図に第51の実施例を示している。
この遊星歯車変速機は、上記第50の実施例に対して、第
1遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車
列G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第110図および第111図に本発明の第52の実施例を示し
ている。この変速機においては、第1、第2および第3
遊星歯車列G1,G2,G3の全てがダブルピニオン式遊星歯車
列である。なお、第1遊星歯車列G1は第7C図に示したよ
うな構成となっている。
第112図および第113図に第53の実施例を示している。
この遊星歯車変速機は、上記第52の実施例に対して、第
1遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車
列G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第114図および第115図に本発明の第54の実施例を示し
ている。この変速機においては、第1、第2および第3
遊星歯車列G1,G2,G3の全てがダブルピニオン式遊星歯車
列である。なお、第1遊星歯車列G1は第7C図に示したよ
うな構成となっている。
第116図および第117図に第55の実施例を示している。
この遊星歯車変速機は、上記第54の実施例に対して、第
1遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車
列G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第118図および第119図の本発明の第56の実施例を示し
ている。この変速機においては、第1、第2および第3
遊星歯車列G1,G2,G3の全てがダブルピニオン式遊星歯車
列である。なお、第1遊星歯車列G1は第7C図に示したよ
うな構成となっている。
第120図および第121図に第57の実施例を示している。
この遊星歯車変速機は、上記第55の実施例に対して、第
1遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車
列G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第122図および第123図に本発明の第58の実施例を示し
ている。この変速機においては、第1、第2および第3
遊星歯車列G1,G2,G3の全てがダブルピニオン式遊星歯車
列である。但し、これら歯車列は、図において左から第
1遊星歯車列G1,第3遊星歯車列G3,第2遊星歯車列の順
に配設されており、入力軸1が右側に位置する。なお、
第1遊星歯車列G1は第7C図に示したような構成となって
いる。
第124図および第125図に本発明の第59の実施例を示し
ている。この変速機においては、第1、第2および第3
遊星歯車列G1,G2,G3の全てがダブルピニオン式遊星歯車
列である。但し、これら歯車列は、図において左から第
1遊星歯車列G1,第3遊星歯車列G3,第2遊星歯車列の順
に配設されており、入力軸1が右側に位置する。なお、
第1遊星歯車列G1は第7C図に示したような構成となって
いる。
第126図および第127図に第60の実施例を示している。
この遊星歯車変速機は、上記第59の実施例に対して、第
1遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車
列G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第128図および第129図に本発明の第61の実施例を示し
ている。この変速機においては、第1および第2遊星歯
車列G1,G2がダブルピニオン式遊星歯車列で、第3遊星
歯車列G3がシングルピニオン式遊星歯車列である。な
お、第1遊星歯車列G1は第7C図に示したような構成とな
っている。
第130図および第131図に第62の実施例を示している。
この遊星歯車変速機は、上記第61の実施例に対して、第
1遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車
列G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第132図および第133図に本発明の第63の実施例を示し
ている。この変速機においては、第1、第2および第3
遊星歯車列G1,G2,G3の全てがダブルピニオン式遊星歯車
列である。なお、第1遊星歯車列G1は第7C図に示したよ
うな構成となっている。
第134図および第135図に第64の実施例を示している。
この遊星歯車変速機は、上記第63の実施例に対して、第
1遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車
列G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第136図および第137図に本発明の第65の実施例を示し
ている。この変速機においては、第1、第2および第3
遊星歯車列G1,G2,G3の全てがダブルピニオン式遊星歯車
列である。但し、これら歯車列は、図において左から第
1遊星歯車列G1,第3遊星歯車列G3,第2遊星歯車列の順
に配設されており、入力軸1が右側に位置する。なお、
第1遊星歯車列G1は第7C図に示したような構成となって
いる。
第134図および第135図に第66の実施例を示している。
この遊星歯車変速機は、上記第65の実施例に対して、第
1遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車
列G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第140図および第141図に本発明の第67の実施例を示し
ている。この変速機においては、第1および第3遊星歯
車列G1,G3がダブルピニオン式遊星歯車列で、第2遊星
歯車列G2がシングルピニオン式遊星歯車列である。但
し、これら歯車列は、図において左から第1遊星歯車列
G1,第3遊星歯車列G3,第2遊星歯車列の順に配設されて
おり、入力軸1が右側に位置する。なお、第1遊星歯車
列G1は第7C図に示したような構成となっている。
第142図および第143図に第68の実施例を示している。
この遊星歯車変速機は、上記第67の実施例に対して、第
1遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車
列G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第144図および第145図に本発明の第69の実施例を示し
ている。この変速機においては、第1、第2および第3
遊星歯車列G1,G2,G3の全てがダブルピニオン式遊星歯車
列である。なお、第1遊星歯車列G1は第7C図に示したよ
うな構成となっている。
第146図および第147図に本発明の第70の実施例を示し
ている。この変速機においては、第1、第2および第3
遊星歯車列G1,G2,G3の全てがダブルピニオン式遊星歯車
列である。なお、第1遊星歯車列G1は第7C図に示したよ
うな構成となっている。
第148図および第149図に本発明の第71の実施例を示し
ている。この変速機においては、第1、第2および第3
遊星歯車列G1,G2,G3の全てがダブルピニオン式遊星歯車
列である。但し、これら歯車列は、図において左から第
1遊星歯車列G1,第3遊星歯車列G3,第2遊星歯車列の順
に配設されており、入力軸1が右側に位置する。なお、
第1遊星歯車列G1は第7D図に示したような構成となって
いる。
第150図および151図に本発明の第72の実施例を示して
いる。この変速機においては、第1および第3遊星歯車
列G1,G3がダブルピニオン式遊星歯車列で、第2遊星歯
車列G2がシングルピニオン式遊星歯車列である。なお、
第1遊星歯車列G1は第7C図に示したような構成となって
いる。
第152図および第153図に第73の実施例を示している。
この遊星歯車変速機は、上記第72の実施例に対して、第
1遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車
列G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第154図および第155図に本発明の第74の実施例を示し
ている。この変速機においては、第1、第2および第3
遊星歯車列G1,G2,G3の全てがダブルピニオン式遊星歯車
列である。なお、第1遊星歯車列G1は第7C図に示したよ
うな構成となっている。
第156図および第157図に第75の実施例を示している。
この遊星歯車変速機は、上記第74の実施例に対して、第
1遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車
列G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第158図および第159図に本発明の第76の実施例を示し
ている。この変速機においては、第1および第3遊星歯
車列G1,G3がダブルピニオン式遊星歯車列で、第2遊星
歯車列G2がシングルピニオン式遊星歯車列である。な
お、第1遊星歯車列G1は第7C図に示したような構成とな
っている。
第160図および第161図に第77の実施例を示している。
この遊星歯車変速機は、上記第76の実施例に対して、第
1遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車
列G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第162図および第163図に本発明の第78の実施例を示し
ている。この変速機においては、第1および第3遊星歯
車列G1,G3がダブルピニオン式遊星歯車列で、第2遊星
歯車列G2がシングルピニオン式遊星歯車列である。な
お、第1遊星歯車列G1は第7C図に示したような構成とな
っている。
第164図および第165図に第79の実施例を示している。
この遊星歯車変速機は、上記第78の実施例に対して、第
1遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車
列G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第166図および第167図に本発明の第80の実施例を示し
ている。この変速機においては、第1、第2および第3
遊星歯車列G1,G2,G3の全てがダブルピニオン式遊星歯車
列である。なお、第1遊星歯車列G1は第7C図に示したよ
うな構成となっている。
第168図および第169図に第81の実施例を示している。
この遊星歯車変速機は、上記第80の実施例に対して、第
1遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車
列G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
第170図および第171図に本発明の第82の実施例を示し
ている。この変速機においては、第1、第2および第2
遊星歯車列G1,G2,G3の全てがダブルピニオン式遊星歯車
列である。なお、第1遊星歯車列G1は第7C図に示したよ
うな構成となっている。
第172図および第173図に第83の実施例を示している。
この遊星歯車変速機は、上記第82の実施例に対して、第
1遊星歯車列G1の構成のみが異なり、この第1遊星歯車
列G1の速度線図は第7D図に対応する構成となる。
ハ.発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、3組の遊星歯
車列に2つのクラッチ手段および3つのブレーキ手段、
すなわち合計5つの係合手段を用いて動力伝達経路の切
換設定を行い、前進5速の速度レンジの設定が可能であ
り、従来の3組の遊星歯車列からなる遊星歯車変速機に
比べて係合手段の必要数が少なくすることができる。こ
のため、係合手段での摩擦抵抗による動力伝達ロスが小
さく、変速機全体としての動力伝達効率を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係る遊星歯車変速機の
構成を示すスケルトン図、 第2図はこの変速機の係合手段の係合と速度レンジとの
関係を示す表図、 第3図、第5図、第6図および第7A〜7D図はこの変速機
の速度線図、 第4図はこの変速機における各回転部材を構成する要素
の連結関係を示す表図、 第8図は本発明の第2の実施例に係る変速機のスケルト
ン図、 第9図はこの変速機における各回転部材を構成する要素
の連結関係を示す表図、 第10図は本発明の第3の実施例に係る変速機のスケルト
ン図、 第11図はこの変速機の係合手段の係合と速度レンジとの
関係を示す表図、 第12図はこの変速機の速度線図、 第13図はこの変速機における各回転部材を構成する要素
の連結関係を示す表図、 第14図〜第173図は本発明の第4〜第83の実施例に係る
遊星歯車変速機のスケルトン図および回転部材を構成す
る要素の連結関係を示す表図である。 1……入力軸、2……出力ギヤ G1,G2,G3……遊星歯車列 S1,S2,S3……サンギヤ C1,C2,C3……キャリア R1,R2,R3……リングギヤ B1,B2,B3……ブレーキ K1,K2,K3……クラッチ
フロントページの続き (72)発明者 菊池 公彦 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 新山 常文 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 熊谷 頼範 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 中山 弘 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−84445(JP,A) 実開 昭61−202743(JP,U) 特公 昭50−30781(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 3/44 - 3/78

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1サンギヤ要素、第1キャリア要素およ
    び第1リングギヤ要素からなる第1遊星歯車列と、第2
    サンギヤ要素、第2キャリア要素および第2リングギヤ
    要素からなる第2遊星歯車列と、第3サンギヤ要素、第
    3キャリア要素および第3リングギヤ要素からなる第3
    遊星歯車列とを同軸上に配設し、前記各遊星歯車列の二
    つの要素をそれぞれ他の遊星歯車列の要素に直接もしく
    は係脱可能に連結し、入力部材から出力部材までの動力
    伝達経路を設定するための第1、第2クラッチ手段およ
    び第1〜第3ブレーキ手段を有してなる遊星歯車式変速
    機であって、 前記クラッチ手段およびブレーキ手段の係合作動制御に
    より前進側5速および後進側1速の速度段の設定が可能
    であり、 前記第1遊星歯車列がダブルピニオン式遊星歯車列から
    なり、 前記第1サンギヤ要素および前記第1キャリア要素のい
    ずれか一方が前記入力部材に常時連結されるとともに前
    記第2クラッチ手段を介して前記第2リングギヤ要素と
    係脱可能に連結され、前記第1サンギヤ要素および前記
    第1キャリア要素の他方が第1ブレーキ手段によって固
    定保持可能であり、前記第1リングギヤ要素が前記第2
    遊星歯車列のいずれかの要素および前記第3遊星歯車列
    のいずれかの要素と常時連結されるとともに第2ブレー
    キ手段により固定保持可能であり、 縦軸に回転数を示すとともに横軸に前記各要素の位置を
    ギヤ比に対応させて示し、連結されて一体回転する前記
    要素群を一つの回転部材として同一の縦軸線上に示して
    なる前記遊星歯車変速機の速度線図において、 前記第1サンギヤ要素および前記第1キャリア要素のう
    ちの前記他方の要素に対応する第1回転部材が横軸方向
    最端部に位置し、 さらに、この速度線図において、他の回転部材を第1回
    転部材側から順に第2〜第5回転部材と称したときに、
    第5回転部材が前記第1サンギヤ要素および前記第1キ
    ャリア要素のうちの前記一方の要素に対応して前記入力
    部材に常時連結され、第3回転部材が前記第1クラッチ
    手段を介して係脱自在に前記入力部材に連結され、第4
    回転部材が前記出力部材に常時連結されることを特徴と
    する遊星歯車変速機。
  2. 【請求項2】前記第1遊星歯車列がダブルピニオン式遊
    星歯車列で、前記第2および第3遊星歯車列がシングル
    ピニオン式遊星歯車列からなり、 前記第1サンギヤ要素が前記第1ブレーキ手段により固
    定保持可能であるとともに前記第1クラッチ手段を介し
    て前記第2および第3サンギヤ要素と係脱可能に連結さ
    れ、 前記第1キャリア要素が前記入力部材に常時連結される
    とともに前記第2クラッチ手段を介して前記第2リング
    ギヤ要素と係脱可能に連結され、且つ前記第2リングギ
    ヤ要素が前記第3ブレーキ手段により固定保持可能であ
    り、 前記第1リングギヤ要素が前記第2および第3キャリア
    要素と常時連結されるとともに前記第2ブレーキ手段に
    より固定保持可能であり、 前記第3リングギヤ要素が前記出力部材に常時連結され
    ることを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車変速機。
  3. 【請求項3】前記第1遊星歯車列がダブルピニオン式遊
    星歯車列で、前記第2および第3遊星歯車列がシングル
    ピニオン式遊星歯車列からなり、 前記第1キャリア要素が前記第1ブレーキ手段により固
    定保持可能であるとともに前記第1クラッチ手段を介し
    て前記第2および第3サンギヤ要素と係脱可能に連結さ
    れ、 前記第1サンギヤ要素が前記入力部材に常時連結される
    とともに前記第2クラッチ手段を介して前記第2リング
    ギヤ要素と係脱可能に連結され、且つ前記第2リングギ
    ヤ要素が前記第3ブレーキ手段により固定保持可能であ
    り、 前記第1リングギヤ要素が前記第2および第3キャリア
    要素と常時連結されるとともに前記第2ブレーキ手段に
    より固定保持可能であり、 前記第3リングギヤ要素が前記出力部材に常時連結され
    ることを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車変速機。
  4. 【請求項4】前記第1遊星歯車列がダブルピニオン式遊
    星歯車列で、前記第2遊星歯車列がシングルピニオン式
    遊星歯車列で、前記第3遊星歯車列がダブルピニオン式
    遊星歯車列からなり、 前記第1サンギヤ要素が前記第1ブレーキ手段により固
    定保持可能であるとともに前記第1クラッチ手段を介し
    て前記第2および第3サンギヤ要素と係脱可能に連結さ
    れ、 前記第1キャリア要素が前記入力部材に常時連結される
    とともに前記第2クラッチ手段を介して前記第2リング
    ギヤ要素と係脱可能に連結され、且つ前記第2リングギ
    ヤ要素が前記第3ブレーキ手段により固定保持可能であ
    り、 前記第1リングギヤ要素が前記第2キャリア要素および
    第3リングギヤ要素と常時連結されるとともに前記第2
    ブレーキ手段により固定保持可能であり、 前記第3キャリア要素が前記出力部材に常時連結される
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車変速機。
  5. 【請求項5】前記第1〜第3遊星歯車列がすべてダブル
    ピニオン式遊星歯車列からなり、 前記第1キャリア要素が前記第1ブレーキ手段により固
    定保持可能であるとともに前記第1クラッチ手段を介し
    て前記第2サンギヤ要素と係脱可能に連結され、 前記第1サンギヤ要素が前記入力部材に常時連結される
    とともに前記第2クラッチ手段を介して前記第2リング
    ギヤ要素と係脱可能に連結され、且つ前記第2リングギ
    ヤ要素が前記第3ブレーキ手段により固定保持可能であ
    り、 前記第1リングギヤ要素が前記第2サンギヤ要素および
    第3リングギヤ要素と常時連結されるとともに前記第2
    ブレーキ手段により固定保持可能であり、 前記第2キャリア要素と前記第3キャリア要素とが常時
    連結され、 前記第2キャリア要素が前記出力部材に常時連結される
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車変速機。
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