JP2938736B2 - ストレスモード回路 - Google Patents

ストレスモード回路

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JP2938736B2
JP2938736B2 JP5300012A JP30001293A JP2938736B2 JP 2938736 B2 JP2938736 B2 JP 2938736B2 JP 5300012 A JP5300012 A JP 5300012A JP 30001293 A JP30001293 A JP 30001293A JP 2938736 B2 JP2938736 B2 JP 2938736B2
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    • G05F1/46Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc
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  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、集積回路の高速な信
頼性試験に用いて好適なストレスモード回路に関するも
のであり、このストレスモード回路は、集積回路内で使
用する内部VCCを生成するための基準電圧を供給する
回路である。この基準電圧は、外部VCCの低値に対し
ては一定となる一方、外部VCCの高値に対しては外部
VCCに比例した値となる。
【0002】
【従来の技術】ある種の集積回路は、内部電圧を増加さ
せることによってその信頼性試験が行われる。一般に、
この試験は、早めに破壊に達する条件で実施される。す
なわち、内部電圧と外部電圧とを等しく設定する装置
が、信頼性試験を行うために外部電圧を上昇させる。こ
れによる内部電圧の上昇は、いわゆるストレスモードを
生じさせる。一般に、ストレスモードとは、人為的に電
圧VCCのレベルを高くすることを意味する。
【0003】また、高密度のメモリのような類の集積回
路は、外部電圧VCCより小さい内部動作電圧(一般
に、5V)によって動作する。これらの回路は、このよ
うな低い内部電圧を用いることによって、より信頼性が
高く、しかも消費電力が小さくなっている。しかしなが
ら、この5Vという電圧は、多くの応用分野に対して工
業的に広く受け入れられているものの、これら集積回路
のチップ上に組み込まれる降圧回路(VDC;voltage
down converter)を用いてさらに降圧する必要がある。
すなわち、VDCとは、与えられる外部VCCより低い
出力電圧を供給するものである。
【0004】図1は、チップ上のVDCの理想的な特性
を示すグラフである。同図において、直線10は、内部
電圧VCC(VCCINT)と外部電圧VCC(VCC
EXT)との関係を、VCCEXTが電圧X以下の範囲
において表している。この直線10の傾きは「1」であ
り、したがって、電圧0から電圧Xの範囲においてVC
CINT=VCCEXTとなる。また、VCCEXTが
電圧X以上の範囲においては、直線12に表されるよう
に、VCCINTはVCCEXTの値に関わりなく一定
となる。
【0005】しかしながら、VDCは、VCCEXTが
電圧X以上の範囲で変化する間、一定のVCCINTを
保つために用いられるものの、VCCEXTを単に上昇
させるのみではVCCINTを一定値より上昇させるこ
とができないため、高速な信頼性試験を行うことは不可
能である。
【0006】この問題を克服するには、いくつかの方法
がある。すなわち、ストレスモード回路を組み込み、下
記(a)〜(c)のいずれかの値をとるVCCINTを
発生させる方法がある。 (a) VCCEXTと等しい値 (b) VCCEXTに比例する値 (c) VCCEXTより一定の低い値
【0007】しかしながら、ある種のストレスモード回
路は、テストモードを選択するためのタイミング信号を
必要とする論理ゲートを使用する。すなわち、この方法
の欠点は、ストレスモード回路が偶発的に動作する可能
性が高いということである。例えば、チップの電力を上
げた場合、ストレスモードをイネーブルするのに必要な
タイミング信号が偶発的に供給される可能性がある。こ
のため、利用者が気付かない間にチップがストレスモー
ドで動作し、この結果、回路に高電圧が供給され、チッ
プの信頼性が急速に低下してしまう危険がある。
【0008】図2は、従来のストレスモード回路の構成
例を示す回路図である。同図において、回路13は、ス
トレスモード回路13aとVDC13bとから構成され
ている。ストレスモード回路13aは、比較器14とト
ランジスタ16,18,20,22,24,26とから
構成されている。また、VDC13bは、トランジスタ
28,30,32,34,36,38,40から構成さ
れている。回路13は、2つの外部供給電圧VCCEX
T、基準電圧VR、この基準電圧VRに比例する電圧V
G、および前記電圧VCCEXTの5分の1の電圧VC
CEXT/5を入力として取り込む。ここで、電圧VG
は、電圧VCCEXT/5との比較電圧として生成され
る。そして、回路13は、電圧VCCINTを出力す
る。
【0009】VG≧VCCEXT/5のとき、回路13
はストレスモードにならない。すなわち、比較器14
は、pチャネル型トランジスタ16へHighレベルの
信号を出力し、トランジスタ16をオフに維持する。ま
た、トランジスタ18,20,22は、分圧回路として
構成されている。そして、ノード24の電圧は、トラン
ジスタ16がオンのとき、VCCEXTの3分の1とな
り、トランジスタ16がオフのとき、OVとVTP(ス
レッシュホールド電圧)との間の値(およそ0.7V)
となる。
【0010】VG≧VCCEXT/5の状態が継続する
間、トランジスタ16はオフとなる。このとき、ノード
24の電圧は低くなる。ここで、ノード24は、nチャ
ネル型トランジスタ26のゲートに接続されているの
で、トランジスタ26はオフあるいはオフに近い状態と
なる。また、トランジスタ28のゲート電極には電圧V
Rが入力されている。さらに、トランジスタ28,3
0,32,34,36,38,40は、ノード42に供
給される内部電圧VCCINTが電圧VRの2倍になる
よう構成されている。ここで、トランジスタ38,40
は、もう1つの分圧回路として構成されている。そし
て、ノード44の電圧は、VCCINTの2分の1か、
あるいは電圧VRと等しい値となる。
【0011】一方、VCCEXT/5>VGとなり、ス
トレスモードに切り替わると、比較器14は、Lowレ
ベルの信号を出力し、トランジスタ16をオンする。こ
のとき、ノード24の電圧は、VCCEXTの3分の1
となり、この電圧がトランジスタ26へ供給され、該ト
ランジスタ26がオンとなる。また、ノード42の内部
電圧VCCINTは、電圧VRがまだトランジスタ28
へ供給されているので、VCCEXTの3分の2にはな
らない。トランジスタ26,28はともにオンとなり、
トランジスタ26のみがオンであるときより大きな電流
駆動能力が得られる。これにより、ノード27の電圧
は、トランジスタ26のみがオンであるときよりも引き
下げられる。このノード27の低い電圧では、トランジ
スタ36はより一層オンとなる。したがって、トランジ
スタ30のゲートへ供給されるノード44の電圧は、ス
トレスモードの間、VCCEXTの3分の1より大きく
なり、トランジスタ28へ供給される電圧VRの作用を
補うことになる。これにより、ノード44の電圧の2倍
の電圧であるVCCINTは、VCCEXTの3分の2
より大きくなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記回路1
3のテストモードにおける1つの欠点は、VCCEXT
に比例してVCCINTを供給できないことである。そ
して、電圧VRと、ノード24からトランジスタ26の
ゲートへ供給される電圧とは、ともにVCCINTに影
響を及ぼす入力電圧である。これら2つの入力電圧は、
それぞれ独立して調整されるため、VCCEXTに比例
した電圧を生成するよう回路13を調整することは極め
て困難である。
【0013】そこで、この発明の主たる目的は、上述し
た課題を解決することにある。また、この発明のもう1
つの目的は、VCCINTがVCCEXTの変化率に対
して一定となる状態から変化する状態への変化点をVC
CEXTの変化率に依存せずに設定することができる回
路を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明は、集
積回路チップの早めに結果を得るための高負荷を設定し
た高速な信頼性試験のためのテストモード回路を提供す
る。この回路は、VCCEXTの低電圧域において一定
基準電圧を供給する。また、この回路は、高速な信頼性
試験の実行時に、VCCEXTにほぼ比例した基準電圧
を供給する。この基準電圧は、内部VCC(VCCIN
T)を生成するのに用いられる。このVCCINTは、
基準電圧が一定である間は一定となり、ストレスモード
において基準電圧がVCCEXTに比例する間はVCC
EXTに比例する。この発明の好適な実施例は、基準電
圧とVCCEXTに比例した電圧とを比較する比較回路
と、VCCEXTに比例した電圧を生成する回路と、基
準電圧あるいはVCCEXTに比例した電圧のいずれか
を回路出力端へ出力として供給するスイッチ手段とを具
備している。このような電圧変換回路(テストモード回
路)の動作についての新規かつ重要な点は、その基準電
圧を供給する能力、すなわちVCCEXTの低電圧域に
おいて一定電圧となりかつ回路が高速な信頼性試験を実
行する間にVCCEXTに比例した電圧となるVCCI
NTを供給する能力である。こうしたテストモード回路
についてのもう1つ重要な点は、テストモードにおける
VCCEXTに対するVCCINTの比率と、通常動作
時における基準電圧のレベルとが、異なるサイズのトラ
ンジスタを用いることによって設定されることである。
また、この発明は、テストモード回路を動作させる方法
をも含んでいる。この回路を動作させる方法は、例えば
下記(1)〜(3)のステップを有している。 (1)基準電圧VREFと比例電圧VCCEXT*(す
なわち、VCCEXTに比例した電圧)とを比較するス
テップ (2)VREF≧VCCEXT*のとき、出力として基
準電圧VREFを供給するステップ (3)VCCEXT*>VREFのとき、出力として比
例電圧VCCEXT*を供給するステップ
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。図3はこの発明の好適な一実施例の構
成を示すブロック図である。同図において、回路48
は、多くの入力を取り込み、電圧変換器たる降圧回路
(VDC)68へ信号を供給する。好ましくは、これら
全ての回路48,68は、メモリなどのホスト回路とし
て同一のチップに搭載されている。
【0016】回路48内において、基準電圧VREF
は、チップ上の(あるいは、チップ外部の)他の箇所で
発生され、信号線50を介してスイッチ52へ供給され
る。また、基準電圧VREFは、比較器54の入力端に
も供給される。比較器54は、信号線56を介し、制御
信号をスイッチ52へ出力する。スイッチ52は、基準
電圧VREFを選択的に回路出力端のノード58へ供給
する。
【0017】電圧生成回路たるVCCEXT分圧生成器
60は、信号線62を介し、電圧をスイッチ64へ供給
する。生成器60によって発生される電圧は、比較器5
4の上記と異なる他の入力端へ供給される。比較器54
は、信号線66を介し、第2の制御信号をスイッチ64
へ供給する。これにより、スイッチ64は、信号線62
の電圧を選択的にノード58へ供給する。このノード5
8は、内部信号VCCINTを出力するVDC68の入
力端に接続されている。なお、VDC68は、図2に示
した回路13のVDCと同様に構成してもよいし、そう
でなくてもよい。ここで、VDC68の一例を図5に示
しておく。
【0018】次に、図4に示す詳細図を参照し、この実
施例による回路48の動作を説明する。同図において、
トランジスタ70,72,74,76,78,80,8
2は、第1の差動増幅器(第1の比較回路)を構成して
いる。図示のように、電界効果トランジスタを用いてい
るが、バイポーラ技術やその他の技術を適用しても良
い。VREFは、第1の入力端であるトランジスタ7
0,72のゲート電極へ供給される。VCCEXT分圧
生成器60によって生成される0.3VCCEXTは、
ノードあるいは信号線62aを介し、第2の入力端であ
るトランジスタ74のゲート電極へ供給される。
【0019】この0.3VCCEXTは、VCCEXT
の任意の比例電圧であって、VCCEXTに比例する所
定範囲の電圧である。0.3VCCEXT<VREFの
とき、トランジスタ74は、トランジスタ72より弱く
オンとなる。すなわち、トランジスタ74は、トランジ
スタ72より伝導性が低くなる(これらトランジスタ7
4,72のソースは互いに接続されているので、各々の
伝導性はそのゲート電圧によって決まる)。トランジス
タ72は、より多くの電流がアクティブトランジスタ7
0を経て第2の電圧供給源あるいは基準電圧源(通常、
アースである)へ流れることを許容するため、ノード8
4の電圧はノード86の電圧より低くなる。VCCIN
Tは、トランジスタ76,78の両方のゲート電極に供
給されると共に、トランジスタ78は、そのゲート−ソ
ース間の電圧がトランジスタ76のゲート−ソース間の
電圧より大きいため、トランジスタ76より多くの電流
が流れることを許容する。したがって、ノード88の電
圧は、ノード90の電圧より低くなる。
【0020】このノード88の電圧は、トランジスタ8
0,82のゲート電極に供給され、また、これらトラン
ジスタ80,82のソース電極にはVCCEXTが供給
されるようになっている。トランジスタ80,82のゲ
ート−ソース間の電圧は互いに等しいので、これらの間
には等しい量の電流が流れる。しかしながら、トランジ
スタ76はトランジスタ78ほど強くオンとならないの
で、トランジスタ76のソース−ドレイン間の抵抗はト
ランジスタ78のそれより大きくなる。したがって、ト
ランジスタ82からの電流は、トランジスタ76をまた
がる電圧降下を、トランジスタ80からの電流によるト
ランジスタ78をまたがる電圧降下より大きくすること
になる。これにより、ノード90が高い電圧に引き上げ
られ、第1のスイッチすなわちnチャネル型トランジス
タ52の伝導性がより高くなる。
【0021】一方、0.3VCCEXT>VREFのと
き、トランジスタ74は、トランジスタ72よりオンと
なり易くなる。したがって、トランジスタ74はより多
くの電流を流すので、ノード86はノード84より電圧
が低くなる。また、トランジスタ76,78はVCCI
NTによって制御されると共に、トランジスタ76は、
そのゲート−ソース間の電圧がトランジスタ78のゲー
ト−ソース間の電圧より大きいため、トランジスタ78
より強くオンとなる。これにより、ノード90の電圧は
ノード88の電圧より低くなる。
【0022】ノード88はトランジスタ82のゲート電
極に接続されているので、トランジスタ82のゲート電
圧はノード88の電圧と等しくなる。また、トランジス
タ80,82のゲート−ソース間の電圧は互いに等しい
ので、これらの間には等しい量の電流が流れる。しかし
ながら、トランジスタ76はトランジスタ78より強く
オンとなるので、トランジスタ76のソース−ドレイン
間の抵抗はトランジスタ78のそれより小さくなる。し
たがって、トランジスタ82からの電流は、トランジス
タ76をまたがる電圧降下を、トランジスタ80からの
電流によるトランジスタ78をまたがる電圧降下より小
さくすることになる。これにより、ノード90は、上述
した0.3VCCEXT<VREFのときより低い電圧
に引き下げられ、トランジスタ52の伝導性がより低く
なる。
【0023】ノード90の電圧は、信号線56を介し、
スイッチ52へ供給される。このスイッチ52は、1つ
のnチャネル型トランジスタによって構成されている。
信号線56は、上述した第1の差動増幅器の入力に応じ
てトランジスタ(すなわち、スイッチ)52を制御する
ために、該トランジスタ52のゲート電極に接続されて
いる。VREF>0.3VCCEXTのとき、このトラ
ンジスタ52はオンとなる。これにより、VREFは、
VREFPとしてノード58へ供給され、VCCINT
を生成するためにVDC(図示略)へ入力として供給さ
れる。一方、VREF<0.3VCCEXTのとき、ト
ランジスタ52はオフとなる。
【0024】また、トランジスタ92,94,96,9
8,100,102,104は、上述した第1の差動増
幅器と類似した機能を有する第2の差動増幅器(第2の
比較回路)を構成するが、その入力電圧VREFおよび
0.3VCCEXTは反転されている。すなわち、この
第2の差動増幅器において、VREFは第2の入力端で
あるトランジスタ92,96のゲート電極へ供給され、
分圧生成回路の出力電圧は、第1の入力端であるトラン
ジスタ94のゲート電極へ供給され、その信号線66へ
供給される出力がVREF<0.3VCCEXTのとき
にHighレベルとなるよう構成されている。
【0025】第2の差動増幅器の出力は、信号線66を
介し、スイッチ64へ供給される。このスイッチ64
は、1つのnチャネル型トランジスタによって構成され
ている。信号線66は、このトランジスタ(すなわち、
スイッチ)64のゲート電極に接続されている。トラン
ジスタ64は、信号線66の電圧がHighレベルのと
きオンとなる。信号線66の電圧は、上記第2の差動増
幅器へ入力されるVREFと0.3VCCEXTとの比
較結果に応じて、Highレベルとなる。VREF>
0.3VCCEXTのとき、信号線66への出力はLo
wレベルとなり、トランジスタ64はオフとなる。一
方、VREF<0.3VCCEXTのとき、信号線66
への出力はHighレベルとなり、トランジスタ64は
オンとなる。これにより、0.3VCCEXTが、VC
CEXT分圧生成器60から信号線62bを介して供給
され、電圧VREFPとして出力される。
【0026】次に、図5を参照し、図3に示したVDC
68の動作を説明する。同図において、回路110は、
電圧VREFPおよびVCCEXTを取り込み、VCC
INTを出力する。
【0027】VCCEXTは、トランジスタ114のソ
ース−ドレイン経路を介し、ノード112へ選択的に供
給される。また、VCCEXTは、トランジスタ118
のソース−ドレイン経路を介し、ノード116へ選択的
に供給される。トランジスタ114,118のゲート電
極は互いに接続されており、さらにノード116に接続
されている。ノード112は、トランジスタ122のソ
ース−ドレイン経路を介し、ノード120に選択的に接
続される。また、ノード116は、トランジスタ124
のソース−ドレイン経路を介し、ノード120に選択的
に接続される。ノード120には、電流源121を介
し、基準電圧(すなわち、アース)が供給される。さら
に、トランジスタ122のゲート電極には、外部より取
り込まれたVREFPが供給される。
【0028】また、VCCEXTは、トランジスタ12
8のソース−ドレイン経路を介し、ノード126へ選択
的に供給される。トランジスタ128のゲート電極はノ
ード112に接続されている。ノード126は、トラン
ジスタ132のソース−ドレイン経路を介し、ノード1
30に選択的に接続される。さらに、ノード130は、
トランジスタ124のゲート電極に接続されている。ま
た、ノード130は、トランジスタ132のゲート電極
にも接続されている。さらに、ノード130は、トラン
ジスタ134のソース−ドレイン経路を介し、アースさ
れている。また、トランジスタ134のゲート電極はア
ースされている。
【0029】こうして、回路110は、ノード130か
らトランジスタ124のゲート電極へ供給される電圧を
VREFPと実質的に等しい電圧に維持するよう動作す
る。VREFP=VREFのとき(すなわち、通常動作
のモード)、ノード130の電圧は、実質的に一定のV
CCINTを維持するためにVREFPとほぼ等しくな
る。VREFPは、前述したように、VCCEXTの比
例電圧がVREFを越えるまでの間、変化するVCCE
XTに対して一定の電圧VREFとして供給される。こ
こで、VREFPは、回路がストレスモードで動作する
場合、VCCEXTの比例電圧と等しくなる。
【0030】VREFPがVREF(通常動作時)から
VCCEXTの比例電圧(ストレスモード)へ変化する
と、トランジスタ122のゲート電極の電圧は増加す
る。これにより、トランジスタ122がより強くオンと
なり、ノード112の電圧が引き下げられる。ノード1
12の電圧が低くなると、トランジスタ128がより強
くオンとなり、ノード126の電圧(VCCINT)が
引き上げられる。こうして、VCCINTは、VREF
Pの増加が停止するまで高く引き上げられる。トランジ
スタ132,134は分圧器として動作するので、ノー
ド126の高い電圧によってノード130の電圧は増加
される。
【0031】ノード130の電圧が増加されると、トラ
ンジスタ124がより強くオンとなり、ノード116の
電圧が引き下げられる。ノード116の電圧が下がる
と、トランジスタ114がより強くオンとなり、ノード
112の電圧が引き上げられる。ここで、ノード112
の電圧は、トランジスタ128をかろうじてオンに保
ち、ノード126における電流の漏出を補償する。
【0032】ここで例えば、この実施例の通常動作時に
おける電圧は下記の値に設定することが望ましい。 VREFP=VREF=1.5V VCCINT=3.3V VCCEXT=5V VCCEXTの比例電圧≦VREF また、VCCINTは、チップが通常動作の状態であろ
うと、あるいはストレスモードであろうと、VREFP
のおよそ2.2倍に設定することが望ましい。
【0033】VCCEXTの比例電圧がVREFを越え
ると、VREFPはVCCEXTの比例電圧と等しくな
る。VCCEXTの比例電圧は、VCCEXTがおよそ
7Vに達したとき、およそ2.1Vまで増加する。これ
により、VCCINTは、およそ4.62Vに等しくな
る。高速な試験は、VCCINTがこのような高い電圧
のときに行われる。
【0034】この実施例によれば、他の入力電圧を必要
とせずに通常動作モードとストレスモードの両モードに
対してVCCINTを生成可能なVREFPを供給する
ことができる。このことは、図2に示したトランジスタ
26,28のように、VCCINTを決定するために2
つの入力電圧を必要としなくて済むことを意味する。こ
れにより、VCCINTを生成するために2つの入力比
較電圧を用いることによる適切な調整の問題は除去され
る。そして、内部電圧VCCINTはVCCEXTに対
してより正確に比例することになる。
【0035】また、図3に示した実施例の構成において
は、いかなるクロック信号の供給も必要としない。した
がって、例えばチップに与える電力を引き上げたとき
に、偶発的にストレスモードに切り替わる危険がない。
【0036】トランジスタ106は、図4に示した回路
のパワーアップ用トランジスタとして用いられる。電力
を引き上げる場合、トランジスタ106によって電流が
トランジスタ78をバイパスする。これにより、ノード
88の電圧がノード90の電圧より引き下げられる。そ
して、トランジスタ82は、そのゲート−ドレイン間の
電圧降下のために、より高い電流駆動能力を有すること
になる。これにより、ノード90は、その電圧がVCC
EXTに近づけられる。この結果、信号線56へ出力さ
れる信号はHighレベルとなる。
【0037】仮に、トランジスタ106を用いない場
合、ノード90の電圧および信号線56へ出力される信
号のレベルを如何にして引き上げるかについては分から
ない。この実施例では、VREFをVREFPとして供
給するために、信号線56へ出力する信号のレベルを高
電圧によって引き上げる必要がある。
【0038】また、図4に示したトランジスタ76,7
8,98,100は、前述した第1および第2の差動増
幅器におけるいくつかのトランジスタをまたがる電圧降
下VCCEXT−VSSを防止するために利用される。
この実施例では、寸法の小さいトランジスタを用いてい
るので、トランジスタをまたがる大きな電圧降下(VC
CEXT−VSS)は、パンチ・スルーやゲートダイオ
ード・ブレイクダウン(gated-diode breakdown)の原
因となる。
【0039】また、VCCEXT分圧生成器60は、2
つの分圧回路として構成されており、これら分圧回路は
それぞれ信号線62a,62bを介して電圧を供給する
のに用いられる。VCCEXT分圧生成器60として2
つの分圧回路を用いることは、以下の理由から望ましい
と考えられる。すなわち、スイッチ52,64は同時に
動作すると考えられ、この場合、VREFを伝達する信
号線50は(0.3)VCCEXTを伝達する信号線6
2bに接続される。この接続によって、信号線62bに
電圧のゆらぎが起こる。仮に、信号線62bが、信号線
62aを介して差動増幅器の入力にも接続されるとする
と、差動増幅器の出力が逆に影響を受けることになる。
したがって、こうした状況を回避するために、別個の分
圧回路として構成されている。
【0040】また、前述した2つの差動増幅器は、より
適切なVREFPを供給するため、同時に出力を切り替
えないようにすることが望ましい。この同時切り替えを
回避するため、トランジスタ74は、トランジスタ7
2,94,96より大きなチャンネル長を有することが
望ましい。これによって、第1の差動増幅器(トランジ
スタ74を含む)が第2の差動増幅器の後に切り替わる
ようになる。この点については、増幅器の他の態様にお
いても同様の結果となることに留意すべきである。
【0041】また、ストレスモードにおけるVCCEX
Tの比例電圧を調整し、また、VREFPがVREFと
VCCEXTの比例電圧との間で変化する変化点を調整
するために、トランジスタのサイズを変更しても良い。
VCCEXTの比例電圧を調整するために、スイッチ6
4に接続される分圧器を異なる電圧を出力するよう変更
することも可能である。これにより、ストレスモードに
おいて異なるVCCEXTの比例電圧がVREFPとし
て供給される。また、図6に示す破線140の右側にお
ける直線VREFPの傾きは、スイッチ64に接続され
る分圧器60の出力に適合するようになる。VREFP
の比例電圧を変化させることによって、ストレスモード
における利用者の要求に応じてVCCINTを変化させ
ることができる。
【0042】また、図6に示す破線140によって表さ
れる変化点を調整するために、差動増幅器の入力に接続
された分圧器60が異なる電圧を供給するよう調整する
ことも可能である。例えば、分圧器60の出力電圧が増
加すると、差動増幅器は、VCCEXTの増加に伴って
破線140の左側の点で切り替わる。一方、分圧器60
の出力電圧が減少すると、VREFPは破線140の右
側の点で変化する。
【0043】この実施例による回路を組み込んだチップ
は、特に信頼性試験に適しているという利点がある。例
えば、試験者は、チップが破壊するまで該チップをスト
レスモード(高圧のVCCINT)で動作させ、チップ
がストレスモードにおいて破壊する時間に基づき、該チ
ップが所定の信頼性を維持し得る予測寿命を算出するこ
とができる。
【0044】また、この算出される予測寿命は、ストレ
スモードにおけるVCCINTの値によって定まる。と
ころが、チップは、該チップのパッケージ外部で利用す
るためにVCCINTに接続すべきピンを持たないとい
う問題がある。したがって、試験者は、設計者によって
提供されるVCCINTの値を用いる必要がある。VC
CINTの値が正確に分からない場合には、算出される
予測寿命にその不正確さが反映されることになる。
【0045】ところで、図2に示した従来の回路によっ
て実際に生成されるVCCINTは、VCCINTがト
ランジスタ26,28の両方のゲート入力電圧によって
定まるため、正確かつ精密には算出することができな
い。本質的に、トランジスタ26,28の両方のゲート
電極に対する入力電圧の変動範囲は、図2に示した従来
回路のVCCINTの変動範囲を本実施例のそれよりも
大きくする。このため、図2に示した従来回路のVCC
INTの算出値は、図2に示した従来回路が実際に動作
するときのVCCINTの値より正確かつ精密ではなく
なる。したがって、予測寿命の決定は正確になされない
ことになる。
【0046】さらに、図2に示した従来回路は、通常動
作からストレスモードへの変化が明瞭でない。このた
め、ストレスモードか通常動作かを決定する際に問題が
ある。VCCEXTに対して電圧値が低すぎる状態でチ
ップがストレスモードへ移行すると、電力が無駄に消費
される。また、試験者あるいは利用者が、当該回路がス
トレスモードであることを知らずにいると、チップの寿
命を減少させてしまう危険がある。
【0047】上述したことは、本実施例によって解決可
能である。また、この発明は、その技術的思想から逸脱
することなく、様々な変形や置き換えが可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、通常動作時における外部電圧の低電圧域では一定の
内部電圧が供給される一方、ストレスモードにおける外
部電圧の高電圧域では外部電圧にほぼ比例した内部電圧
が供給されるので、集積回路チップの高速な信頼性試験
を適切に行うことができる。また、従来のように、通常
動作とストレスモードとを切り換えるタイミング信号を
使用しないので、電力の引き上げによる偶発的な切り換
わり等の誤動作を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、チップ上のVDCの入出力特性を示す
グラフである。
【図2】図2は、テストモード回路に接続される従来の
降圧回路の構成例を示す詳細図である。
【図3】この発明の好適な一実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】図3に示した実施例の詳細図である。
【図5】図4に示した実施例に接続されるVDCの構成
を示す図である。
【図6】図3に示した実施例において、VCCEXTに
対するVREFPおよびVCCINTの特性を示すグラ
フである。
【符号の説明】
48 回路 50,56,62,66 信号線 52,64 スイッチ 54 比較器 58 ノード 60 VCCEXT分圧生成器 68 VDC
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11C 11/413 G01R 31/28 V (72)発明者 マイケル ブイ・コードバ アメリカ合衆国・コロラド州・80906・ コロラド・スプリングス・#337・クワ イル・レイク・ロード・3388 (72)発明者 キム シー・ハーディー アメリカ合衆国・コロラド州・80906・ コロラド・スプリングス・キット・カー ソン・レーン・9760 (56)参考文献 特開 昭62−232155(JP,A) 特開 平4−184179(JP,A) 特開 平5−314769(JP,A) 特開 平6−18634(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11C 29/00 G11C 11/413 G11C 11/407 G01R 31/26 G01R 31/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積回路の信頼性試験に用いられる内部
    電圧を供給するストレスモード回路であって、 外部電圧を分圧して該電圧の比例電圧を生成する分圧生
    成回路と、 前記比例電圧と所定の基準電圧とを比較し、この比較結
    果を出力する比較回路と、 前記比較結果に応じ、前記比例電圧あるいは前記基準電
    圧を回路出力端へ選択的に供給するスイッチ手段とを具
    備することを特徴とするストレスモード回路。
  2. 【請求項2】 集積回路の信頼性試験に用いられる内部
    電圧を供給するストレスモード回路であって、 所定の出力電圧を生成する分圧生成回路と、 各々第1および第2の入力端と出力端とを有し、互いに
    相反する比較結果を出力する第1および第2の比較回路
    と、 第1および第2のスイッチとを具備してなり、 前記第1の比較回路の第1の入力端および前記第2の比
    較回路の第2の入力端に所定の基準電圧が供給されると
    共に、前記第1の比較回路の第2の入力端および前記第
    2の比較回路の第1の入力端に前記分圧生成回路の出力
    電圧が供給され、 前記第1のスイッチに前記基準電圧および前記第1の比
    較回路の出力が供給され、前記第1の比較回路の出力に
    応じて前記基準電圧が回路出力端へ選択的に供給される
    と共に、前記第2のスイッチに前記分圧生成回路の出力
    電圧および前記第2の比較回路の出力が供給され、前記
    第2の比較回路の出力に応じて前記分圧生成回路の出力
    電圧が前記回路出力端へ選択的に供給されることを特徴
    とするストレスモード回路。
  3. 【請求項3】 前記回路出力端に接続され、前記選択的
    に供給される電圧を所定倍の電圧に変換し、これを内部
    電圧として出力する電圧変換器を具備することを特徴と
    する請求項1記載または請求項2記載のストレスモード
    回路。
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