JP2937865B2 - 無線受信機 - Google Patents

無線受信機

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JP2937865B2
JP2937865B2 JP15671296A JP15671296A JP2937865B2 JP 2937865 B2 JP2937865 B2 JP 2937865B2 JP 15671296 A JP15671296 A JP 15671296A JP 15671296 A JP15671296 A JP 15671296A JP 2937865 B2 JP2937865 B2 JP 2937865B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線受信機に関し、
特に中間周波フィルタを有する周波数変換技術を利用し
た無線受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の無線受信機について図面
を参照して説明する。
【0003】図9は第1の従来例の無線受信機における
周波数変換部を示すブロック図である。
【0004】図9において、この第1の従来例の無線受
信機は、特開昭62−90037号公報の開示内容を示
し、前段のミキサ回路の出力信号IF1 は前段のローカ
ル信号と受信信号との差の周波数になされ、その出力信
号の中間周波出力IF1 はミキサ回路101に供給され
る。次の、第2の中間周波の出力IF2 は、第1のロー
カル信号の基になる水晶振動子100からの信号を分周
器を含むPLL回路からなる局部発振器102で設定さ
れた第2のローカル信号fl2 を第1の中間周波出力I
1 とをミキサ回路101でミックスした後中間周波フ
ィルタ103の出力として得られる。この第1の従来例
においては、上記第1,第2のローカル信号の周波数は
固定化されている。
【0005】図10は第2の従来例の無線受信機を示す
ブロック図である。
【0006】図10において、この第2の従来例の無線
受信機は、特開昭60−245319号公報の開示内容
を示し、PLL回路216はVCO214の出力は分周
器220に加えられる。基準発振器としてのシンセサイ
ザ水晶発振回路230(以下単に発振回路230とい
う)が設置されている。この発振回路230は、所定の
制御入力、たとえば直流電圧によって発振周波数が変更
可能な水晶振動子を用いた電圧制御発振器で構成され、
その発振出力は分周器220に加えられる。
【0007】そして、この第2の従来例では、FM検波
回路210から直流出力電圧がスイッチ回路232を介
して発振回路230に制御入力として加えられている。
スイッチ回路232は、チューナ装置が所定の同調状態
にあるときのみ、FM検波回路210の直流出力電圧
(AFC電圧)を発振回路230に与えるように制御さ
れ、この第2の従来例では、PLL回路216が同調操
作時、すなわち、離調時に発生するミューティング出力
が開閉制御入力として加えられている。すなわち、所定
の同調状態にあるとき、スイッチ回路232は、FM検
波回路210からの直流出力電圧の通過を許可し、発振
回路230に加える。
【0008】このような構成によれば、チューナ装置が
所定の同調状態にあるとき、スイッチ回路232がFM
検波回路210からのAFC電圧を発振回路230に与
え、発振回路230の発振周波数がAFC電圧によって
制御される。この結果、中間周波数がAFC電圧に応じ
て変更され、環境変化に基づく諸特性の悪化、たとえ
ば、中間周波増幅回路208のIFフィルタやFM検波
回路210の検波コイルの特性変化に対応する中心周波
数の変動に追随して調整される。この結果、安定した同
調状態が維持できるとともに、等価的にFM検波帯域の
拡大を図ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この従来の無線受信機
は、第1の従来例の場合では、経時経年変化により中間
周波フィルタの中心周波数がずれた場合に受信感度特性
が劣化するという問題点があった。
【0010】すなわち、第1の従来例における局部発振
器は、図8に示すようにある指定された固定の周波数に
なるようにローカル信号が制御されており、図8−b,
cのようにフィルタの中心周波数がずれた場合には、フ
ィルタにより信号成分が削られるため受信感度特性が劣
化するが補償できないという問題点がある。
【0011】第2の従来例の場合では、信号の中心周波
数とフィルタの中心周波数を一致させる為の補正方法に
ついて明確に述べられておらず発明内容に欠落がある。
【0012】すなわち、例えば、フィルタの中心周波数
が図8−b,cのようにプラス側又は、マイナス側に動
いたという判断をどのようにするのかということが明確
に述べられておらず、内容に不備がある。またこの回路
構成ではフィルタの中心周波数のずれが一方のみしか制
御できないという問題点が推定される。
【0013】
【0014】
【課題を解決するための手段】 本発明の無線受信機は、
第1中間周波数信号とローカル信号とを入力し乗算して
第2中間周波数信号を出力するミキサと、前記第2中間
周波数信号を入力とし帯域制限を行うフィルタと、前記
フィルタの出力信号を入力とし振幅制限を行うリミッタ
アンプと、前記リミッタアンプより出力されるパルス信
号を入力とし受信データに変換し出力する復調器と、前
記第2中間周波数信号を入力とし電界レベル値を出力す
る電界検出器とを備える無線受信機において、前記電界
レベル値を入力としデジタルデータに変換し出力するA
/D変換器と、前記デジタルデータを入力とし第1、第
2及び第3のチャネル指定データを出力する演算部と、
前記第1のチャネル指定データを入力とし時間軸上に指
定された複数のパイロット信号を出力するパイロット信
号発生器と、前記ミキサと前記フィルタとの間に具備し
前記パイロット信号を疎結合できる結合器と、前記第2
のチャネル指定データにより指定された周波数の前記ロ
ーカル信号を出力する第1の局部発振器と、前記第3の
チャネル指定データにより指定され前記フィルタの中心
周波数の整数倍の周波数のクロックデータを出力する第
2の局部発振器とを備え、前記演算部は、前記フィルタ
の通過帯域を掃引することができる前記第1のチャネル
の複数の指定データを順次前記パイロット信号発生器に
供給し、同時に前記第1のチャネルの複数の指定データ
のそれぞれと1対1の対をなす前記デジタルデータを入
力とし前記フィルタの中心周波数を演算し、前記第2中
間周波数信号の中心周波数が前記フィルタの中心周波数
と一致するような前記第2のチャネル指定データを前記
第1の局部発振器に供給し、また前記クロックデータが
前記フィルタの中心周波数の整数倍の周波数となるよう
に指定され、前記第3のチャネル指定データを前記第2
の局部発振器に供給し、前記復調器は、前記パルス信号
の整数倍の伝送速度を持つ前記クロックデータで前記パ
ルス信号のサンプリングを行うことによりベースバンド
信号の位相差を求め、得られた位相差データを受信デー
タとして出力する。 〔作用〕図1において、ミキサ2により第2中間周波数
信号に変換された信号は、フィルタ5により帯域制限さ
れる。このとき、フィルタ5の中心周波数が第2中間周
波数とずれていたとする。このとき、一時受信機として
の機能を停止し、演算部20はフィルタ5の通過帯域を
掃引するような第1のチャネル指定データ(1〜n)を
パイロット信号発振器13に順次出力する。パイロット
信号発生器13は、第1のチャネル指定データ(1〜
n)によりパイロット信号を順次出力する。時間軸上複
数個のパイロット信号はフィルタ5を通過し、電界検出
器14でフィルタ5の通過帯域特性に対応した電界レベ
ルとして測定される。複数個の電界レベル値はA/D1
6でA/D変換された後、演算部20に入力される。演
算部20では、フィルタ5の通過帯域特性を記憶し演算
処理により、フィルタ5の中心周波数をもとめる。さら
に演算部20は、この値をもとにこれまでの中間周波数
と異なった場合は第2中間周波数信号の中心周波数を変
更するために新しい第2のチャネル指定データを第1の
局部発振器11に送出する。第1の局部発振器11は、
新しい第2のチャネル指定データに対応したローカル信
号をミキサ2に送出する。同時に演算部20は、新しい
第3のチャネル指定データを第2の局部発振器22に送
出する。第2の局部発振器22は新しい第3のチャネル
指定データに対応しフィルタ5の中心周波数の整数倍の
周波数のクロックデータを復調器8へ送出する。これら
の補正制御により復調器8で正しい復調ができる。
【0015】補正制御が完了すると、演算部20はパイ
ロット信号発生器13へフィルタ5の通過帯域外となる
ような定められた第1のチャネル指定データを送出して
通常の運用状態となる。この設定変更以後、次の設定変
更を行うまでこの周波数が無線受信機の第2中間周波数
信号の中心周波数となる。
【0016】このようにフィルタ5の中心周波数のずれ
に第2中間周波数信号の中心周波数が追従することによ
り正確な復調ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0018】図1は本発明の一実施の形態を示すブロッ
ク図、図2は図1に示す本実施の形態における演算部を
示すブロック図である。
【0019】図1において、本実施の形態は、第1中間
周波数信号とローカル信号とを入力し乗算して第2中間
周波数信号を出力するミキサ2と、第2中間周波数信号
を入力とし帯域制限を行うフィルタ5と、フィルタ5の
出力信号を入力とし振幅制限を行うリミッタアンプ6
と、リミッタアンプ6より出力されるパルス信号を入力
とし受信データに変換し出力する復調器8と、第2中間
周波数信号を入力とし電界レベル値を出力する電界検出
器14とを備える受信機において、電界レベル値を入力
としデジタルデータに変換し出力するA/D変換部16
と、デジタルデータを入力とし第1、第2及び第3のチ
ャネル指定データ18,19及び20を出力する演算部
20と、第1のチャネル指定データ18を入力とし時間
軸上に指定された複数のパイロット信号を出力するパイ
ロット信号発生器13と、ミキサ2とフィルタ6との間
に具備しパイロット信号を疎結合できる結合器4と、第
2のチャネル指定データ19により指定された周波数の
ローカル信号を出力する第1の局部発振器11と、第3
のチャネル指定データ20により指定されフィルタ5の
中心周波数の整数倍の周波数のクロックデータを出力す
る第2の局部発振器22とを備えている。
【0020】次に、本実施の形態の動作を図1,図2を
参照して説明する。
【0021】通常受信状態の時、第1中間周波数信号1
とローカル信号10がミキサ2に入力し、混合され第2
中間周波数信号3に変換される。第2中間周波数信号3
は、フィルタ5で帯域制限され、リミッタアンプ6で振
幅制限された後パルス信号7に変換され、復調器8へ伝
送される。復調器8はパルス信号7の周波数より充分速
く整数倍の周波数をもつクロックデータ23でパルス信
号7の位相差を求め受信データとする。
【0022】例えばフィルタ5の中心周波数の補正をす
るとき、一時受信機としての機能を停止し、演算部20
はフィルタ5の通過帯域を掃引するようにあらかじめ定
められた1〜n個のチャネル指定データ18をパイロッ
ト信号発生器13に順次出力する。演算部20は図2に
示すようにメモリ24とDSP25によって構成され
る。パイロット信号発生器13は、第1のチャネル指定
データ18に従った周波数で1〜n個のパイロット信号
12を順次出力する。パイロット信号12は、結合器4
を経てフィルタ5を通過するため、電界検出器14では
フィルタ5の通過帯域特性に対応した1〜n個の電界レ
ベル値15が測定され出力される。1〜n個の電界レベ
ル値15は、A/D変換器16で1〜n個デジタルデー
タ17に変換され、演算部20のメモリ24に順次蓄え
られる。メモリ24に蓄えられたデータはDSP25に
出力され、DSP25はこれらのデータを演算処理を行
うことによりフィルタ5の中心周波数をもとめる。
【0023】DSP25は、この値をもとにこれまでの
値と異なった場合は、第2中間周波数信号3の中心周波
数の設定を変更する。その設定変更のためのデータは、
DSP25からチャネル指定データ19として局部発振
器11に、一方チャネル指定データ21として局部発振
器25に送出される。チャネル指定データ19により局
部発振器11の出力ローカル信号10が可変し、フィル
タの中心周波数に一致するように第2中間周波数信号3
の中心周波数が可変する。同時にチャネル指定データ2
1により局部発振器22の出力クロックデータがフィル
タの中心周波数の整数倍の周波数となり復調器8に送出
される。この制御動作が完了すると演算部20のDSP
25はパイロット信号発生器13に対して、フィルタ5
の通過帯域外になるような定められた固定の第1のチャ
ネル指定データ18に変更し送出する。よってこの制御
によってもとめられた中心周波数が次の設定変更を行う
まで受信機の第2の中間周波数信号の中心周波数とな
る。
【0024】図3は本実施の形態における第2中間周波
数信号の中心周波数=フィルタの中心周波数の場合の通
過特性を示す図、図4は本実施の形態における第2の中
間周波数信号の中心周波数>フィルタの中心周波数の場
合の通過特性を示す図、図5は本実施の形態における第
2中間周波数信号の中心周波数<フィルタの中心周波数
の場合の通過特性を示す図、図6は本実施の形態におけ
る第1のチャネル指定データを示す図、図7は本実施の
形態における第2,第3のチャネル指定データを示す
図、図8は信号とフィルタ特性とのずれの関係を示す図
である。
【0025】次に、フィルタ5の通過帯域特性の中心周
波数を求める制御動作について図1〜図8を参照して説
明する。
【0026】無線受信機としての機能を一時停止し、
(例えば第2中間周波数信号3の中心周波数を450K
Hzとする。)演算部20はフィルタ5の通過帯域(2
0KHz帯域幅)を掃引するようなチャネル指定データ
18(0ch〜300ch)を301個パイロット信号
発生器13に順次出力する。パイロット信号発生器13
は、図6に示すようにチャネル指定データ18に従った
周波数でパイロット信号12(300KHz〜600K
Hz)を順次出力する。パイロット信号発生器13のパ
イロット周波数が300KHzの時これをch1と呼
び、以下600KHzの時ch300とする。この場合
301個のパイロット信号12は、結合器4を経てフィ
ルタ5を通過し、電界検出器14でフィルタ5の通過帯
域特性に対応したこの場合301個の電界レベル値15
として測定されA/D変換器16に送出される。301
個の電界レベル値15は、A/D変換器16で301個
のデジタルデータ17に変換され、演算部20のメモリ
24に順次蓄えられる。メモリ24に蓄えられた301
個のデータはDSP25に送出され、DSP25はこれ
らのデータを演算処理を行うことによりフィルタ5の中
心周波数をもとめる。
【0027】例えば、中心周波数は次のように求める。
まず蓄えられたデータの中で電界レベルの最大値の周波
数(fmax)をもとめる。次に、fmaxより低い周
波数で最大値−3dBの電界レベル値をもつ周波数(f
L)を求め、つづいてfmaxより高い周波数で最大値
−3dBの電界レベル値をもつ周波数(fH)を求め
る。この周波数を足し算し、2で除した値f1=(fL
+fH)/2がフィルタ5の中心周波数となる。
【0028】DSP25は、この値をもとにこれまでの
値と異なった場合(450KHz≠(fL+fH)/
2)は、図8−(b),(c)に示すような波形にな
り、第2中間周波数信号3の中心周波数の設定を変更す
る。中心周波数のずれを求め(Δf=450KHz−
(fL+fH)/2)、ずれた分の設定変更のデータ
は、DSP25から図7に示すようにチャネル指定デー
タ19(0ch〜20ch)として局部発振器11に送
出しローカル信号10を変更し、一方DSP25から図
7に示すチャネル指定データ21(0ch〜20ch)
として局部発振器22にデータを出力しクロックデータ
23を変更する。この時ローカル信号10を第2中間周
波数の変更量Δfだけ可変させる。クロックデータ23
は、第2中間周波数変更量Δfに対応したクロック速度
に変更され復調器8へ入力される。クロック速度の初期
値を例えば450KHz×64とするとΔf×64だけ
クロック速度は変化し、(450+Δf)KHz×64
となる。この制御動作が完了すると演算部20のDSP
25はパイロット信号発生器13に対して、フィルタ5
の通過帯域外になるような定められた固定の第1のチャ
ネル指定データ18(1000ch)に変更し送出す
る。以上の制御によってもとめられた中心周波数(45
0KHz+Δf)は、次の設定変更を行うまで受信機の
第2の中間周波数信号の中心周波数となる。
【0029】フィルタ5の中心周波数がずれがない場合
の例を図3に、ずれた場合の例を図4、図5に示す。
【0030】図3のようにフィルタ5の中心周波数=4
50KHzであれば第2中間周波数信号3の中心周波数
とフィルタ4の中心周波数のずれはないと判断して局部
発振器11に対してチャネル指定データ19の出力は行
わない。また局部発振器22に対してチャネル指定デー
タ21の出力は行わない。
【0031】図4のようにフィルタ5の中心周波数=4
50KHz−1KHzであればフィルタ5の中心周波数
が449KHzにずれていると判断し(局部発振器11
がlowerローカルであるとき)演算部20は、局部
発振器11に対して周波数を1KHz高くするようにチ
ャネル指定データ19(ch10)を送出する。同時に
局部発振器22に対してクロックデータ23を449K
Hz×64にするようにチャネル指定データ21(ch
10)を送出する。
【0032】図5のようにフィルタ5の中心周波数=4
50KHz+1KHzであればフィルタ5の中心周波数
が451KHzにずれていると判断し(局部発振器11
がlowerローカルであるとき)演算部20は、局部
発振器11に対して周波数を1KHz低くするように第
2のチャネル指定データ19(ch11)を出力する。
同時に局部発振器22に対してクロックデータ23を4
51KHz×64にするようにチャネル指定データ21
(ch11)を送出する。
【0033】以上のようにフィルタ5の中心周波数に第
2中間周波数信号3の中心周波数が追従するように制御
される。
【0034】フィルタ5の中心周波数のずれの補正は、
あらかじめ設定された値でも良いが無線受信機の立ち上
げ時に行い、通常の経年的なずれについては一年に一度
ぐらい行うことで充分支障ない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、第1中間
周波数信号とローカル信号とを入力し乗算して第2中間
周波数信号を出力するミキサと、第2中間周波数信号を
入力とし帯域制限を行うフィルタと、フィルタの出力信
号を入力とし振幅制限を行うリミッタアンプと、リミッ
タアンプより出力さるパルス信号を入力とし受信データ
に変換し出力する復調器と、第2中間周波数信号を入力
とし電界レベル値を出力する電界検出器とを備える無線
受信機において、フィルタの中心周波数と一致するよう
に予め設定した期間毎に第2中間周波数を制御する制御
手段を備えることにより、フィルタの中心周波数の経時
経年的な変化によって受信信号が削られることを回避で
きるので、安定した感度特性を維持して正確な復調をす
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示す本実施の形態におけ演算部を示すブ
ロック図である。
【図3】本実施の形態における第2中間周波数信号の中
心周波数=フィルタの中心周波数の場合の通過特性を示
す図で、(a)は第1中間周波数信号の特性を示す図、
(b)は特性が変化していないフィルタの特性を示す
図、(c)は(b)のフィルタを通過した第2中間周波
数信号の特性を示す図である。
【図4】本実施の形態における第2中間周波数信号の中
心周波数>フィルタの中心周波数の場合の通過特性を示
す図で、(a)は第1中間周波数信号の特性を示す図、
(b)は中間周波数fがf−Δfと変化したフィルタの
特性を示す図、(c)は(b)のフィルタを通過した第
2中間周波数信号の特性を示す図である。
【図5】本実施の形態における第2中間周波数信号の中
心周波数<フィルタの中心周波数の場合の通過特性を示
す図で、(a)は第1中間周波数信号の特性を示す図、
(b)は中間周波数fがf+Δfと変化したフィルタの
特性を示す図、(c)は(b)のフィルタを通過した第
2中間周波数信号の特性を示す図である。
【図6】本実施の形態における第1のチャネル指定デー
タを示す図である。
【図7】本実施の形態における第2、第3のチャネル指
定データを示す図である。
【図8】信号とフィルタ特性とのずれの関係を示す図
で、(a)は中間周波数フィルタの特性と信号のずれが
ない場合を示す図、(b)は中間周波数フィルタの特性
が周波数の低い方にずれた場合を示す図、(c)は中間
周波フィルタの特性が周波数の高い方にずれた場合を示
す図である。
【図9】第1の従来例における周波数変換部を示すブロ
ック図である。
【図10】第2の従来例のシンセサイザ方式のFM受信
機を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 第1中間周波数信号 2 ミキサ 3 第2中間周波数信号 4 結合器 5 フィルタ 6 復調器 7 パルス信号 8 復調器 9 受信データ 10 ローカル信号 11 局部発振器 12 パイロット信号 13 パイロット信号発生器 14 電界検出部 15 電界レベル値 16 A/D変換器 17 デジタルデータ 18 チャネル指定データ 19 チャネル指定データ 20 演算部 21 チャネル指定データ 22 局部発振器 23 クロックデータ 24 メモリ 25 DSP

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1中間周波数信号とローカル信号とを
    入力し乗算して第2中間周波数信号を出力するミキサ
    と、前記第2中間周波数信号を入力とし帯域制限を行う
    フィルタと、前記フィルタの出力信号を入力とし振幅制
    限を行うリミッタアンプと、前記リミッタアンプより出
    力されるパルス信号を入力とし受信データに変換し出力
    する復調器と、前記第2中間周波数信号を入力とし電界
    レベル値を出力する電界検出器とを備える無線受信機に
    おいて、前記電界レベル値を入力としデジタルデータに
    変換し出力するA/D変換器と、前記デジタルデータを
    入力とし第1、第2及び第3のチャネル指定データを出
    力する演算部と、前記第1のチャネル指定データを入力
    とし時間軸上に指定された複数のパイロット信号を出力
    するパイロット信号発生器と、前記ミキサと前記フィル
    タとの間に具備し前記パイロット信号を疎結合できる結
    合器と、前記第2のチャネル指定データにより指定され
    た周波数の前記ローカル信号を出力する第1の局部発振
    器と、前記第3のチャネル指定データにより指定され前
    記フィルタの中心周波数の整数倍の周波数のクロックデ
    ータを出力する第2の局部発振器とを備えることを特徴
    とする無線受信機。
  2. 【請求項2】 前記演算部は、前記フィルタの通過帯域
    を掃引することができる前記第1のチャネルの複数の指
    定データを順次前記パイロット信号発生器に供給し、同
    時に前記第1のチャネルの複数の指定データのそれぞれ
    と1対1の対をなす前記デジタルデータを入力とし前記
    フィルタの中心周波数を演算し、前記第2中間周波数信
    号の中心周波数が前記フィルタの中心周波数と一致する
    ような前記第2のチャネル指定データを前記第1の局部
    発振器に供給し、また前記クロックデータが前記フィル
    タの中心周波数の整数倍の周波数となるように指定さ
    れ、前記第3のチャネル指定データを前記第2の局部発
    振器に供給する機能を有することを特徴とする請求項1
    記載の無線受信機。
  3. 【請求項3】 前記復調器は、前記パルス信号の整数倍
    の伝送速度を持つ前記クロックデータで前記パルス信号
    のサンプリングを行うことによりベースバンド信号の位
    相差を求め、得られた位相差データを受信データとして
    出力することを特徴とする請求項1及び2記載の無線受
    信機。
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