JP2937444B2 - ルーチン読影システム - Google Patents

ルーチン読影システム

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JP2937444B2 JP22487090A JP22487090A JP2937444B2 JP 2937444 B2 JP2937444 B2 JP 2937444B2 JP 22487090 A JP22487090 A JP 22487090A JP 22487090 A JP22487090 A JP 22487090A JP 2937444 B2 JP2937444 B2 JP 2937444B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、データベースに格納した医用画像を必要に
応じてワークステーションに表示して診断に供するルー
チン読影システムに関する。
(従来の技術) 各種医用機器で撮影したアナログ医用画像をデジタル
医用画像に変換し、必要に応じてこれらデジタル医用画
像をワークステーションに表示するようにしたルーチン
読影システムとして従来第3図の構成のものが知られて
いる。1はアナログ医用画像で例えばX線診断装置によ
って撮影されたX線フィルム1Aから成り、このX線フィ
ルム1Aはデジタイザ2に供給されて自動的にその画像
(一例として肺野)が読取られることによりデジタル医
用画像に変換された後、データベース3に格納されて保
管される。そして格納されているデジタル医用画像は、
必要に応じてデータベース3から取出されてワークステ
ーション4に表示されることにより読影医によって読影
されて診断に供される。
このようにデータベース3に格納されるデジタル医用
画像は、前記デジタイザ2に供給されたアナログ画像
(この場合X線フィルム1A)に応じて決定されるが、デ
ジタイザ2へのX線フィルム1Aの供給は手作業によって
行われている。
(発明が解決しようとする課題) ところで従来においてはデジタイザにX線フィルムを
供給する際、オペレータのミスによって往々にしてX線
フィルムが正常な形で供給されない場合があるので、こ
のときはデータベースに誤ったデータ(デジタル医用画
像)が格納されてしまうため、その都度訂正処理が必要
になるという問題がある。
例えば第4図(a)は正常な形のX線フィルム1Aを示
すものであるが、これがオペレータのミスにより第4図
(b)のようにX線フィルム1Aが上下位置が逆な形で供
給されたり、第4図(c)のようにX線フィルム1Aが裏
返しの形で供給されることがある。X線フィルム1Aは元
々透明で視認しにくい性質があるので、このような事態
はたびたび起こり易い。このデータベースに格納される
デジタル医用画像はワークステーションで取出す場合の
オリジナルデータとなるものなので、このままでは誤っ
た診断が行われてしまうおそれがある。このためこのよ
うな場合にはワークステーションにおいてその都度、取
出したデジタル医用画像に対して訂正処理を施すことが
行われている。しかし一々誤ったデジタル医用画像を訂
正することは、操作性が低下することになるので好まし
くない。
本発明は以上のような問題に対処してなされたもの
で、その都度の訂正処理を不要にして操作性を向上する
ようにしたルーチン読影システムを提供することを目的
とするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明は、医用画像をデー
タベースに格納し必要に応じて前記医用画像を取出して
ワークステーションに表示するルーチン読影システムに
おいて、データベースから取出した医用画像に誤りがあ
るとき前記ワークステーションに訂正情報を入力する手
段と、入力された訂正情報を前記医用画像に係るID情報
と対応させて前記データベースに記憶させる手段とを有
し、前記ID情報により前記医用画像を前記ワークステー
ションに表示する際は、前記訂正情報に基づいて訂正処
理した医用画像を表示することを特徴とするものであ
る。
また、上記目的を達成するために本発明は、医用画像
をデータベースに格納し必要に応じて前記医用画像を取
出してワークステーションに表示するルーチン読影シス
テムにおいて、データベースから取出した医用画像に誤
りがあるとき前記ワークステーションに訂正情報を入力
する手段と、入力された訂正情報に基づいて訂正処理し
た前記医用画像を前記医用画像に係るID情報と対応させ
て前記データベースに記憶させる手段とを備えたことを
特徴とするものである。
(作 用) データベースから取出した医用画像に誤りがあるとき
はワークステーションに訂正情報を入力することによ
り、ワークステーションはこの訂正情報を医用画像に係
るID情報と対応させてデータベースに記憶させる。そし
て、誤りのある医用画像を表示する際には、その訂正情
報を基にワークステーションにより訂正処理された後の
医用画像が表示される。これによって誤りのある医用画
像を取出す場合でも、その都度の訂正処理は不要になる
ので操作性を向上することができる。
(実施例) 以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明のルーチン読影システムの実施例を示
すブロック図で、1は例ばX線フィルム1Aから成るアナ
ログ医用画像、2はこのX線フィルム1Aの画像をデジタ
ル医用画像に変換するデジタイザ、3はデジタル医用画
像を格納して保管するデータベースで例えば光ディス
ク,磁気ディスク,光磁気ディスク等の周知の記憶媒体
3Aを含んでいる。本実施例の場合このデータベース3は
デジタイザ2から出力されたデジタル医用画像を前記記
憶媒体3Aに記憶すると共に、記憶されているデジタル医
用画像に誤りがあった場合には後述のように、ワークス
テーションからこの画像ID情報と読み合されて送られて
きた訂正情報が記憶される。これによってこの誤りのあ
る画像は次回に取出されるときは、前記訂正情報を基に
訂正された後の画像が取出し可能に達成されている。
4はワークステーションでCRTディスプレイ等を含
み、必要に応じてデータベース3内の記憶媒体3Aから所
望のデジタル医用画像を取出して表示するためのもので
ある。またこのワークステーション4は表示した画像に
誤りがあるときは後述の訂正情報入力手段からの入力操
作に基き、第2図に示すように画像ID情報(検査ID−画
像ID)と組み合された訂正情報から成る訂正情報テーブ
ルを作成してデータベース3にフィードバックする。5
は訂正情報入力手段でワークステーション4に表示さた
デジタル医用画像に誤りがあるときは、入力操作を行う
ことにより必要な訂正データをワークステーション4に
入力する。例えば第4図(b)又は第4図(c)のよう
な正常でない形でX線フィルム1Aがデジタル化されてい
る場合は、第4図(a)のような正常な形に訂正するた
めに必要なデータが入力される。
次に本実施例の作用を説明する。
必要に応じて読影医はワークステーション4において
データベース3の記憶媒体3Aに格納されているデジタル
医用画像の中から所望の画像を取出して表示し、読影を
行うことにより診断に供する。このとき表示された画像
に誤りが発見された場合は、例えば前記のように例えば
第4図(b)又は第4図(c)のような正常でない形で
画像が表示されている場合愛は、読影医は訂正情報入力
手段5を操作して、表示画像を第4図(a)のような正
常な形に訂正すべく必要なデータ入力をワークステーシ
ョン4に対して行う。これに応じてワークステーション
4は第2図に示すような、画像ID情報(検査ID−画像I
D)と組み合わされた訂正情報から成る訂正テーブルを
作成してデータベース3にフィードバックする。これに
よってデータベース3の記憶媒体3A内の誤りのある画像
が格納されている領域には対応して訂正情報が格納され
る。この結果誤りのある画像は常に訂正情報と共にデー
タベース3内に格納されることになる。又は別な方法と
して、入力された訂正情報に基いて画像データそのもの
を訂正後の表示のようになるようにワークステーション
4において作りかえることができる。その後このように
して新たにできた画像データをデータベース3に格納す
る。
このような訂正操作はワークステーション4に任意の
画像が表示され、誤りのある画像が発見されるごとにそ
の都度この画像に対応して行われる。
この結果次にその誤りのある画像がワークステーショ
ン4に表示されるために取出されるときは、対で記憶媒
体3Aに格納されている訂正情報と共に取出されることに
より、その訂正情報を基にワークステーション4におい
て訂正のための処理を行い訂正された後の画像がワーク
ステーション4に表示されることになる。又別な方法と
して、訂正後格納された画像がデータベース3からワー
クステーション4へ取出されてワークステーション4に
表示される。
これによって1度表示された誤りのある画像は2度目
から必ず訂正された正常な画像がワークステーション4
に表示されることになる。
このように本実施例によれば、1度表示された誤りの
ある画像は2度目からは常に正常な画像としてワークス
テーションに表示されるので、従来のように表示の都度
訂正処理を施す必要はなくなり、操作性を向上すること
ができる。これによってデジタイザにX線フィルムのよ
うなアナログ医用画像が正常な形で供給されなくとも、
ワークステーションにおいて所望の画像の読影を効率良
く行うことができるようになり、オペレータに対する負
担を軽減することができる。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、読影のとき誤りの
ある医用画像はワークステーションにおいて誤りの訂正
が行われるので、次回の読影からは常に正常な医用画像
を表示することができ、操作性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のルーチン読影システムの実施例を示す
ブロック図、第2図は本発明の原理の説明図、第3図は
従来例を示すブロック図、第4図(a),(b),
(c)は本発明システムに適用されるX線フィルムのそ
れぞれ異なった向きを示す配置図である。 1A……X線フィルム、2……デジタイザ、 3……データベース、3A……記憶媒体、 4……ワークステーション、 5……訂正情報入力手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 19/00 G06F 17/30 G06T 1/00 A61B 6/00 JICST科学技術文献ファイル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】医用画像をデータベースに格納し必要に応
    じて前記医用画像を取出してワークステーションに表示
    するルーチン読影システムにおいて、データベースから
    取出した医用画像に誤りがあるとき前記ワークステーシ
    ョンに訂正情報を入力する手段と、入力された訂正情報
    を前記医用画像に係るID情報と対応させて前記データベ
    ースに記憶させる手段とを有し、前記ID情報により前記
    医用画像を前記ワークステーションに表示する際は、前
    記訂正情報に基づいて訂正処理した医用画像を表示する
    ことを特徴とするルーチン読影システム。
  2. 【請求項2】医用画像をデータベースに格納し必要に応
    じて前記医用画像を取出してワークステーションに表示
    するルーチン読影システムにおいて、データベースから
    取出した医用画像に誤りがあるとき前記ワークステーシ
    ョンに訂正情報を入力する手段と、入力された訂正情報
    に基づいて訂正処理した前記医用画像を前記医用画像に
    係るID情報と対応させて前記データベースに記憶させる
    手段とを備えたことを特徴とするルーチン読影システ
    ム。
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森「イメージ処理向きワークステーション」,日立評論,Vol.67,No.3 p.43−46,1985(昭60−3−25)

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