JP2936883B2 - 回路容器 - Google Patents
回路容器Info
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- JP2936883B2 JP2936883B2 JP9776092A JP9776092A JP2936883B2 JP 2936883 B2 JP2936883 B2 JP 2936883B2 JP 9776092 A JP9776092 A JP 9776092A JP 9776092 A JP9776092 A JP 9776092A JP 2936883 B2 JP2936883 B2 JP 2936883B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内部に電気回路素子を
実装した回路基板を支持する回路容器に関し、特にその
回路容器内に絶縁性樹脂フィルムが貼付されたものに関
する。
実装した回路基板を支持する回路容器に関し、特にその
回路容器内に絶縁性樹脂フィルムが貼付されたものに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等に搭載される電気回路は
回路素子を回路基板上に実装し、この回路基板を回路容
器内に支持して、自動車等に搭載されていた。また、回
路容器には、電波障害に対する耐性を高めるために金属
製のものが用いられていた。
回路素子を回路基板上に実装し、この回路基板を回路容
器内に支持して、自動車等に搭載されていた。また、回
路容器には、電波障害に対する耐性を高めるために金属
製のものが用いられていた。
【0003】また、回路容器内に生じる結露が回路基板
上に落下し、絶縁不良等の不具合を発生することを防止
し、また回路基板が金属製回路容器の壁面に接触してシ
ョートすることを防止するために、回路容器内に絶縁性
の樹脂フィルムを貼付することが従来の回路容器では行
われてきた。
上に落下し、絶縁不良等の不具合を発生することを防止
し、また回路基板が金属製回路容器の壁面に接触してシ
ョートすることを防止するために、回路容器内に絶縁性
の樹脂フィルムを貼付することが従来の回路容器では行
われてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な回路容器を自動車等に搭載すると、自動車の振動、あ
るいは回路容器の固定不良による他の部材との衝突によ
り、回路容器が振動し乗員にとって不快な音が生じるこ
とがあった。特に、回路容器を構成する薄い金属板が振
動し、その振動の減衰が遅いために残響音となって乗員
の耳に届くという問題点があった。特に、自動車にあっ
ては、車体の振動により回路容器が打撃されることがあ
り、車両の振動後に回路容器から生じる残響音は特に不
快に感じられた。
な回路容器を自動車等に搭載すると、自動車の振動、あ
るいは回路容器の固定不良による他の部材との衝突によ
り、回路容器が振動し乗員にとって不快な音が生じるこ
とがあった。特に、回路容器を構成する薄い金属板が振
動し、その振動の減衰が遅いために残響音となって乗員
の耳に届くという問題点があった。特に、自動車にあっ
ては、車体の振動により回路容器が打撃されることがあ
り、車両の振動後に回路容器から生じる残響音は特に不
快に感じられた。
【0005】従来、このような残響音の低減に有効な手
法としては、回路容器を構成する金属板にプレス加工に
よりリブを形成し、金属板の強度を向上することが知ら
れていた。
法としては、回路容器を構成する金属板にプレス加工に
よりリブを形成し、金属板の強度を向上することが知ら
れていた。
【0006】ところが、回路容器の金属板をプレス加工
するため、回路容器の表面が凹凸になり、美観を損ねる
という問題があった。また、鉄系の金属板を使用する場
合にはプレス加工時のゆがみは少ないが、アルミ系の金
属板を使用する場合にはプレス加工時のゆがみが大き
く、寸法精度を満足できないという問題点があった。
するため、回路容器の表面が凹凸になり、美観を損ねる
という問題があった。また、鉄系の金属板を使用する場
合にはプレス加工時のゆがみは少ないが、アルミ系の金
属板を使用する場合にはプレス加工時のゆがみが大き
く、寸法精度を満足できないという問題点があった。
【0007】本発明は、上記のような従来技術の問題点
に鑑み、簡単で低コストな構造により回路容器を構成す
る金属板の振動を低減し、不快な残響音の発生を防止す
ることを目的としてなされたものである。
に鑑み、簡単で低コストな構造により回路容器を構成す
る金属板の振動を低減し、不快な残響音の発生を防止す
ることを目的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、内部に回路基板を支持する回路容器におい
て、前記回路容器の壁面を形成する金属板と、前記金属
板の回路容器内側に設けられる絶縁性樹脂フィルムと、
前記金属板と前記フィルムとの間に部分的に設けられ、
前記フィルムを前記金属板に貼り付ける帯状両面粘着テ
ープであって、その一部が前記金属板の対角方向に沿っ
て設けられる複数片の帯状両面粘着テープとを備えると
いう技術的手段を採用する。
するために、内部に回路基板を支持する回路容器におい
て、前記回路容器の壁面を形成する金属板と、前記金属
板の回路容器内側に設けられる絶縁性樹脂フィルムと、
前記金属板と前記フィルムとの間に部分的に設けられ、
前記フィルムを前記金属板に貼り付ける帯状両面粘着テ
ープであって、その一部が前記金属板の対角方向に沿っ
て設けられる複数片の帯状両面粘着テープとを備えると
いう技術的手段を採用する。
【0009】
【作用】以上に述べた本発明の構成によると、回路容器
の壁面を構成する金属板の内側には、帯状の両面粘着テ
ープにより、絶縁性樹脂フィルムが貼着される。しかも
帯状両面粘着テープの一部は、金属板の対角方向に沿っ
て設けられている。この構造により、対角方向に設けら
れた帯状両面粘着テープにより金属板が補強され、この
帯状両面粘着テープを境界として金属板の振動周波数が
変化する。このため金属板に振動が生じても、金属板全
体が同じ周波数で振動して大きな残響音が長く生じるよ
うなことがなく、残響音が低減される。
の壁面を構成する金属板の内側には、帯状の両面粘着テ
ープにより、絶縁性樹脂フィルムが貼着される。しかも
帯状両面粘着テープの一部は、金属板の対角方向に沿っ
て設けられている。この構造により、対角方向に設けら
れた帯状両面粘着テープにより金属板が補強され、この
帯状両面粘着テープを境界として金属板の振動周波数が
変化する。このため金属板に振動が生じても、金属板全
体が同じ周波数で振動して大きな残響音が長く生じるよ
うなことがなく、残響音が低減される。
【0010】
【実施例】以下、本発明を適用した一実施例を説明す
る。この実施例は、自動車に搭載される燃料噴射量制御
装置の回路容器に本発明を適用したものであり、帯状の
両面粘着テープはアルミ製の金属板にN字状に設けられ
ている。
る。この実施例は、自動車に搭載される燃料噴射量制御
装置の回路容器に本発明を適用したものであり、帯状の
両面粘着テープはアルミ製の金属板にN字状に設けられ
ている。
【0011】図1は自動車用燃料噴射装置の回路容器の
分解斜視図である。回路容器1は、四角形の容器フレー
ム10と、この容器フレーム10の両面に設けられる上
面カバー20と下面カバー30とからなる。
分解斜視図である。回路容器1は、四角形の容器フレー
ム10と、この容器フレーム10の両面に設けられる上
面カバー20と下面カバー30とからなる。
【0012】容器フレーム10はアルミダイカストによ
り四角形の枠状に形成され、両面の4隅には、両カバー
を固定するための複数のビス穴11が設けられている。
また、容器フレーム10の内側には、図示せぬ段差部が
形成され、この段差部に回路基板40がビスにより固定
され、支持される。また、容器フレーム10の枠部の一
部には、回路基板40に支持されるコネクタ41を露出
させる開口部12が設けられている。
り四角形の枠状に形成され、両面の4隅には、両カバー
を固定するための複数のビス穴11が設けられている。
また、容器フレーム10の内側には、図示せぬ段差部が
形成され、この段差部に回路基板40がビスにより固定
され、支持される。また、容器フレーム10の枠部の一
部には、回路基板40に支持されるコネクタ41を露出
させる開口部12が設けられている。
【0013】上面カバー20と下面カバー30とはアル
ミ板からなり、4隅にビスを通す穴が形成されるととも
に、外周に沿ってプレス加工により段差21、31が形
成されている。両カバー20、30の内側には、図1の
下側カバー30、および図2に図示されるように、N字
状に帯状の両面粘着テープ51、52、53が貼りつけ
られ、さらに絶縁性の樹脂フィルム60が貼りつけられ
ている。図2はカバー20、30と両面粘着テープ5
1、52、53とフィルム60との分解斜視図である。
この実施例では、3片の両面粘着テープ51、52、5
3を使用し、2片の両面粘着テープ51、52をカバー
20、30の外周に沿って平行に配置し、両面粘着テー
プ53をカバー20、30の対角方向に沿って斜めに配
置している。なお、上面カバー20にも同様に両面粘着
テープと樹脂フィルムとが貼りつけられている。そし
て、両カバー20、30は、ビス70により容器フレー
ム10に固定される。
ミ板からなり、4隅にビスを通す穴が形成されるととも
に、外周に沿ってプレス加工により段差21、31が形
成されている。両カバー20、30の内側には、図1の
下側カバー30、および図2に図示されるように、N字
状に帯状の両面粘着テープ51、52、53が貼りつけ
られ、さらに絶縁性の樹脂フィルム60が貼りつけられ
ている。図2はカバー20、30と両面粘着テープ5
1、52、53とフィルム60との分解斜視図である。
この実施例では、3片の両面粘着テープ51、52、5
3を使用し、2片の両面粘着テープ51、52をカバー
20、30の外周に沿って平行に配置し、両面粘着テー
プ53をカバー20、30の対角方向に沿って斜めに配
置している。なお、上面カバー20にも同様に両面粘着
テープと樹脂フィルムとが貼りつけられている。そし
て、両カバー20、30は、ビス70により容器フレー
ム10に固定される。
【0014】上記の構造によると、基板40の変形、あ
るいはカバー20、30の変形により、基板40とカバ
ー20、30とが接触しても、フィルム60が設けられ
ているため、基板状の電気回路に短絡等の不具合が生じ
ることがない。また、カバー20、30の内面に結露が
発生しても、この水滴が基板状の回路に直接接触するこ
とを防止でき、回路の腐食、短絡等の事故を防止でき
る。
るいはカバー20、30の変形により、基板40とカバ
ー20、30とが接触しても、フィルム60が設けられ
ているため、基板状の電気回路に短絡等の不具合が生じ
ることがない。また、カバー20、30の内面に結露が
発生しても、この水滴が基板状の回路に直接接触するこ
とを防止でき、回路の腐食、短絡等の事故を防止でき
る。
【0015】また、図3に図示するように、両面粘着テ
ープ52をカバー20、30の対角方向に沿って斜めに
配置しているので、この両面粘着テープ52を境界にし
てカバー上の振動波の周波数が変化し、カバー全体とし
ての合成波が小さくなる。このため、残響音が小さくな
るとともに、その減衰も早くなり、不快な音を発生する
ことが抑制される。なお、図3は両面粘着テープの配置
と、カバー上に発生する振動波との関係を説明する平面
図であって、振動波を破線で示し、カバー全体の合成さ
れた振動波を実線で示している。
ープ52をカバー20、30の対角方向に沿って斜めに
配置しているので、この両面粘着テープ52を境界にし
てカバー上の振動波の周波数が変化し、カバー全体とし
ての合成波が小さくなる。このため、残響音が小さくな
るとともに、その減衰も早くなり、不快な音を発生する
ことが抑制される。なお、図3は両面粘着テープの配置
と、カバー上に発生する振動波との関係を説明する平面
図であって、振動波を破線で示し、カバー全体の合成さ
れた振動波を実線で示している。
【0016】次に、上記実施例と、従来品とを比較した
比較実験によって上記一実施例による作用効果を説明す
る。この実験で使用した従来品は、図4に図示されるよ
うに、2片の両面粘着テープ81、82をカバーの外周
に沿って平行に設けただけのものであり、この両面粘着
テープ以外の構成は、上記一実施例と同様である。な
お、両面粘着テープ81、82は、上記一実施例の両面
粘着テープ51、53に対応する位置に貼着されてい
る。
比較実験によって上記一実施例による作用効果を説明す
る。この実験で使用した従来品は、図4に図示されるよ
うに、2片の両面粘着テープ81、82をカバーの外周
に沿って平行に設けただけのものであり、この両面粘着
テープ以外の構成は、上記一実施例と同様である。な
お、両面粘着テープ81、82は、上記一実施例の両面
粘着テープ51、53に対応する位置に貼着されてい
る。
【0017】この実験では、回路容器を使用状態とほぼ
同じ状態に固定し、この回路容器を所定重さの重錘をつ
り下げた振り子で打撃し、打撃後の残響音を計測して行
った。振り子による打撃にあたっては、重錘を同じ高さ
まで持ち上げて回路容器の同一箇所を打撃して実験し
た。また、音の計測にあたっては、回路容器のコネクタ
近傍にマイクロホンを設置し、このマイクロホンにより
検出される音を増幅してオシロスコープにより観測し
た。
同じ状態に固定し、この回路容器を所定重さの重錘をつ
り下げた振り子で打撃し、打撃後の残響音を計測して行
った。振り子による打撃にあたっては、重錘を同じ高さ
まで持ち上げて回路容器の同一箇所を打撃して実験し
た。また、音の計測にあたっては、回路容器のコネクタ
近傍にマイクロホンを設置し、このマイクロホンにより
検出される音を増幅してオシロスコープにより観測し
た。
【0018】図5は、上記一実施例の実験結果を示すオ
シロスコープ波形を示し、図6は、上記従来品の実験結
果を示すオシロスコープ波形を示す。なお、図5、図6
において、縦軸は音の大きさを示し、横軸は時間を示
し、図中A1、A3は最大振幅を示し、図中A2、A4
は所定時間経過後の振幅を示している。
シロスコープ波形を示し、図6は、上記従来品の実験結
果を示すオシロスコープ波形を示す。なお、図5、図6
において、縦軸は音の大きさを示し、横軸は時間を示
し、図中A1、A3は最大振幅を示し、図中A2、A4
は所定時間経過後の振幅を示している。
【0019】図6によると、従来品は打撃後の音の最大
値がA3にまで達し、所定時間経過後でも、振幅A4の
大きさの残響音が継続している。これに対して図5の一
実施例によると、従来品に比べて音の最大値がA1と小
さく、また所定時間経過後には振幅がA2となってほと
んど消滅していることがわかる。このことは、従来品は
図4に図示するように2片の両面粘着テープ81、82
の間の振動波の周波数が同じになるため、カバー全体で
の合成振動波が図示のように大きくなり、このため打撃
後を減衰にも時間がかかるためと思われる。
値がA3にまで達し、所定時間経過後でも、振幅A4の
大きさの残響音が継続している。これに対して図5の一
実施例によると、従来品に比べて音の最大値がA1と小
さく、また所定時間経過後には振幅がA2となってほと
んど消滅していることがわかる。このことは、従来品は
図4に図示するように2片の両面粘着テープ81、82
の間の振動波の周波数が同じになるため、カバー全体で
の合成振動波が図示のように大きくなり、このため打撃
後を減衰にも時間がかかるためと思われる。
【0020】このように、上記の一実施例によると、回
路容器の振動による音を低減することができ、回路容器
に自動車の振動が伝わった時や、回路容器が他の部材で
打撃された時などの不快な音を抑制することができる。
しかも上記一実施例では、回路容器のカバー内面に貼着
される両面粘着テープにより音を減少させることができ
るため、回路容器の外観を変えることなく、容易に実施
することができる。また、両面粘着テープは絶縁性樹脂
フィルムの貼着にも利用されるため、樹脂フィルムの固
定を強固にできるとともに、特別の部材を設けることが
ないので低コストに実施することができる。さらに、上
記一実施例では、カバーの対角方向に沿って1片の帯状
両面粘着テープを設けるだけで音を低減できることか
ら、両面粘着テープの使用量をできるだけ少なくして低
コストに実施することができる。
路容器の振動による音を低減することができ、回路容器
に自動車の振動が伝わった時や、回路容器が他の部材で
打撃された時などの不快な音を抑制することができる。
しかも上記一実施例では、回路容器のカバー内面に貼着
される両面粘着テープにより音を減少させることができ
るため、回路容器の外観を変えることなく、容易に実施
することができる。また、両面粘着テープは絶縁性樹脂
フィルムの貼着にも利用されるため、樹脂フィルムの固
定を強固にできるとともに、特別の部材を設けることが
ないので低コストに実施することができる。さらに、上
記一実施例では、カバーの対角方向に沿って1片の帯状
両面粘着テープを設けるだけで音を低減できることか
ら、両面粘着テープの使用量をできるだけ少なくして低
コストに実施することができる。
【0021】なお、両面粘着テープは、上記一実施例に
示したように3片の両面粘着テープをN字状に設けるほ
かに、図7に図示するように3片の両面粘着テープ9
1、92、93をX字状に設けてもよい。この実施例で
は、両面粘着テープ91がカバーの対角方向に沿って設
けられるとともに、2片の両面粘着テープ92、93も
カバーの対角方向に沿って設けられる。この実施例で
も、上記一実施例とほぼ同様の音の低減効果が見られ
た。
示したように3片の両面粘着テープをN字状に設けるほ
かに、図7に図示するように3片の両面粘着テープ9
1、92、93をX字状に設けてもよい。この実施例で
は、両面粘着テープ91がカバーの対角方向に沿って設
けられるとともに、2片の両面粘着テープ92、93も
カバーの対角方向に沿って設けられる。この実施例で
も、上記一実施例とほぼ同様の音の低減効果が見られ
た。
【0022】また、カバーの対角方向に沿って複数片の
両面粘着テープを設けてもよいが、両面粘着テープの貼
付工数が増えるため上記の一実施例のように連続した1
片の両面粘着テープをカバーの対角方向に沿って設ける
ことが望ましい。
両面粘着テープを設けてもよいが、両面粘着テープの貼
付工数が増えるため上記の一実施例のように連続した1
片の両面粘着テープをカバーの対角方向に沿って設ける
ことが望ましい。
【0023】なお、3片の両面粘着テープをH字状に設
けたものでは、十分な音の低減効果が見られなかった。
また両面粘着テープをカバーとフィルムの間の全面に設
けたものではコストアップが大きく実用的ではなかっ
た。
けたものでは、十分な音の低減効果が見られなかった。
また両面粘着テープをカバーとフィルムの間の全面に設
けたものではコストアップが大きく実用的ではなかっ
た。
【0024】なお、上記実施例では、回路容器は容器フ
レームの両面に金属板を固定するものを説明したが、カ
バーが回路容器の側面にまで延びる浅い皿状にプレス加
工されたものにも本発明は適用することができる。
レームの両面に金属板を固定するものを説明したが、カ
バーが回路容器の側面にまで延びる浅い皿状にプレス加
工されたものにも本発明は適用することができる。
【0025】また、金属板の材質は、アルミ材のほかに
鉄系材料であってもよい。
鉄系材料であってもよい。
【0026】
【発明の効果】以上述べた本発明の構成および作用によ
ると、簡単な構成で回路容器の振動を低減し残響音の大
きさと継続時間とを減少させることができる。このた
め、回路容器の振動により不快な音が生じることを防止
することができる。
ると、簡単な構成で回路容器の振動を低減し残響音の大
きさと継続時間とを減少させることができる。このた
め、回路容器の振動により不快な音が生じることを防止
することができる。
【図1】本発明を適用した一実施例の分解斜視図であ
る。
る。
【図2】一実施例の分解斜視図である。
【図3】一実施例の両面粘着テープの配置を示す平面図
である。
である。
【図4】従来品の両面粘着テープの配置を示す平面図で
ある。
ある。
【図5】一実施例の実験結果を示すグラフである。
【図6】従来品の実験結果を示すグラフである。
【図7】本発明を適用した他の実施例の両面粘着テープ
の配置を示す平面図である。
の配置を示す平面図である。
1 回路容器 10 容器フレーム 20 上面カバー 30 下面カバー 40 回路基板 51,52,53 両面粘着テープ 60 フィルム 81,82 両面粘着テープ 91,92,93 両面粘着テープ
Claims (2)
- 【請求項1】 内部に回路基板を支持する回路容器にお
いて、 前記回路容器の壁面を形成する金属板と、 前記金属板の回路容器内側に設けられる絶縁性樹脂フィ
ルムと、 前記金属板と前記フィルムとの間に部分的に設けられ、
前記フィルムを前記金属板に貼り付ける帯状両面粘着テ
ープであって、その一部が前記金属板の対角方向に沿っ
て設けられる複数片の帯状両面粘着テープとを備えるこ
とを特徴とする回路容器。 - 【請求項2】 前記複数片の帯状両面粘着テープは、前
記金属板の外周に沿って平行に設けられる平行部分と、
前記金属板の対角方向に沿って設けられる斜行部分とに
設けられ、N字状に配置されることを特徴とする請求項
1に記載の回路容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9776092A JP2936883B2 (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 回路容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9776092A JP2936883B2 (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 回路容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05299865A JPH05299865A (ja) | 1993-11-12 |
JP2936883B2 true JP2936883B2 (ja) | 1999-08-23 |
Family
ID=14200836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9776092A Expired - Fee Related JP2936883B2 (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 回路容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2936883B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005348506A (ja) * | 2004-06-02 | 2005-12-15 | Tdk Corp | 車載用電力変換装置の外装カバーおよびそれを用いた車載用電力変換装置 |
JP5197266B2 (ja) * | 2008-09-22 | 2013-05-15 | 日東工業株式会社 | 電気機器収納用箱体パネルまたは電気機器収納用箱体用扉 |
-
1992
- 1992-04-17 JP JP9776092A patent/JP2936883B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05299865A (ja) | 1993-11-12 |
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