JP2936697B2 - インクタンク - Google Patents

インクタンク

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JP2936697B2
JP2936697B2 JP30507390A JP30507390A JP2936697B2 JP 2936697 B2 JP2936697 B2 JP 2936697B2 JP 30507390 A JP30507390 A JP 30507390A JP 30507390 A JP30507390 A JP 30507390A JP 2936697 B2 JP2936697 B2 JP 2936697B2
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ink
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聖二 望月
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はノズルよりインク滴を吐出して記録紙に記録
を行うインクジェット記録装置のインクタンクに係わ
り、更に詳細にはインクタンクから印字ヘッドまでのイ
ンク流路の構成に関する。
〔従来の技術〕
従来、ノズルよりインク滴を吐出して記録紙に記録を
行うインクジェット記録装置では、種々のインク供給手
段が提案され実用化されている。特には、可撓性袋に密
封されたインクにインク針を挿入し、インクを供給する
ように構成されたインクカートリッジが、小型のインク
ジェット記録装置では一般的である。前述の可撓性袋で
構成されたインクカートリッジは、一般にキャリッジ上
で印字ヘッドと共に記録紙に沿って動く構成でなく、記
録装置内に固定され、インクは可撓性のチューブ等によ
りキャリッジ上の印字ヘッドに供給される。
しかしながら、前述の構成ではインク供給系が複雑と
なり、コスト高になっていた。このようなときには、イ
ンクカートリッジをキャリッジ上に搭載すれば良いので
あるが、前述の可撓性袋で構成されたインクカートリッ
ジをキャリッジ上に搭載すると、袋の耐久性に問題があ
る。
このような問題に対処するために多孔質材等を収容し
たインクタンクにインクを含浸させ、キャリッジ上に搭
載するように構成されたインクカートリッジが従来より
提案されている。前述の提案を、発明者は第4図の如く
構成した。タンクケース1内には多孔質のフォーム2が
挿入されており、インク3が含浸されている。タンクケ
ース1の下端にはインク室10が設けられており、インク
3が満たされている。インク室10の下端にはインク3の
漏れ防止用にゴム栓4が設けられている。印字ヘッド5
にはインク3を導く中空針6が設けられており、ゴム栓
4を貫いてインク室10内に挿入されている。印字ヘッド
5とインクタンクは、図示していないキャリッジに保持
され、プラテンの長手方向に往復運動する。そして、印
字ヘッド5はプラテン7上の図示していない記録紙に記
録情報に応じた記録を行う。一方、タンクケース1の上
部には上蓋9が設けられ、上蓋9とフォーム2の間には
空気室8が設けられている。上蓋9には、外気と空気室
8を連通する通気孔9aが設けられている。通気孔9aは、
印字ヘッド5のインク3の消費にともない空気室8が負
圧になり、良好な記録が出来なくなるのを防止するため
に、外気と空気室8を連通している。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述の提案例を評価したところ、印字ヘッド5とイン
クタンクは、プラテンの長手方向に往復運動しているの
で、インク室10内のインク3は振動を起こしてしまう。
インク3の振動は印字ヘッド5まで伝わり、インクの飛
行特性に影響がでて、良好な印字品質を得ることができ
ないという問題点を有していた。又、インク室10の上部
に外気が侵入すると、フォーム2によって保持されてい
たインク3は保持力を失い、印字ヘッド5から漏れでて
しまうという問題点も有していた。
そこで、本発明は上記のような問題点を解決するもの
で、その目的とするところは、インク3の振動を極力抑
え、安定したインクの飛行特性を維持し、良好な印字品
質が得られるインクタンクを提供することにある。又、
インク室10の上部に外気が侵入しても、インク3が印字
ヘッド5から漏れないようにし、安全性と信頼性が得ら
れるインクタンクを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のインクタンクは、ノズルよりインク滴を吐出
して記録紙に記録を行うインクジェット記録装置のイン
クタンクにおいて、インクを含浸した多孔質のフォーム
と、印字ヘッドへインクを導く中空針と、インクタンク
に付属し前記中空針まで前記フォーム内のインクを導く
インク室と、前記インク室内でインクを保持する保持部
材とから構成されたことを特徴とする。
又、前記保持部材が多孔質のサブフォームであること
を特徴とする。
又、前記サブフォームのセル数が10〜70個/インチで
あることを特徴とする。
又、前記保持部材がスリットで構成されていることを
特徴とする。
〔作 用〕
インクタンクのインク室内にインクを保持する保持部
材を設けたことで、インクが動きにくくなり、インクの
振動を極力抑えることができたので、印字ヘッドの安定
したインクの飛行特性が維持でき、良好な印字品質が得
られる。又、インク室の上部に外気が侵入しても、イン
クは保持部材によって保持されているので、印字ヘッド
から漏れでてしまうこともない。
〔実 施 例〕
第1図及び第2図は本発明のインクタンクの第1実施
例を示す概略断面図及びインク室の概略上面図である。
タンクケース1内には多孔質のフォーム2が挿入されて
おり、インク3が含浸されている。タンクケース1の下
端にはインク室10が設けられており、インク3が満たさ
れている。インク室10の下端にはインク3の漏れ防止用
にゴム栓4が設けられている。印字ヘッド5にはインク
3を導く金属中空軸を用いた中空針6が設けられてお
り、ゴム栓4を貫いてインク室10内に挿入されている。
インク室10内には保持部材として多孔質のサブフォー
ム11が挿入されており、インク3を含浸している。この
時、中空針6はできる限りサブフォーム11に触れないよ
うにするほうが望ましい。理由としては、中空針6がゴ
ム栓4を貫いてインク室10内に挿入された時に、中空針
6によってサブフォーム11が削られるのを防ぎ、ゴミや
異物を発生しにくくするためである。本実施例のサブフ
ォーム11は、ウレタンフォームで構成されており、サブ
フォームのセル数は10〜70個/インチが望ましく本実施
例ではセル数は30〜40個/インチ程度である。又、イン
ク室10の内径D=φ6mm程度に、一辺長さL=5mm程度の
サブフォーム11が挿入されている。
印字ヘッド5とインクタンクは、図示していないキャ
リッジに保持され、プラテンの長手方向に往復運動し、
印字ヘッド5はプラテン7上の図示していない記録紙に
記録情報に応じた記録を行う。
一方、タンクケース1の上部には上蓋9が設けられ、
上蓋9とフォーム2の間には空気室8が設けられてい
る。上蓋9には、外気と空気室8を連通する通気孔9aが
設けられている。通気孔9aは、印字ヘッド5のインク3
の消費にともない空気室8が負圧になり、良好な記録が
出来なくなるのを防止するために、外気と空気室8を連
通している。
タンクケース1の下部には、電極軸13が設けられフォ
ーム2と接触している。電極軸13と中空針6はインクエ
ンド検出回路12に接続されており、インク3を介して導
通がとれる構成となっている。
次の上記の構成の作用を説明すると、インク3はイン
ク室10と中空針6を介して印字ヘッド5に導かれる。印
字ヘッド5とインクタンクは、図示していないキャリッ
ジに保持され、プラテンの長手方向に往復運動し、印字
ヘッド5はプラテン7上の図示していない記録紙に記録
情報に応じた記録を行う。この時、インク3はサブフォ
ーム11に保持される状態になっているので、インク3は
動きにくくなり、インク3の振動を極力抑えることがで
き、印字ヘッド5の安定したインクの飛行特性が維持で
き、良好な印字品質が得られる。
記録を行うにしたがって、消費したインク3は印字ヘ
ッド5の毛細管現象によって、フォーム2から印字ヘッ
ド5に供給される。この時、消費したインク3の体積分
の外気が、通気孔9aを介して空気室8に導かれ、気泡と
なってフォーム2内に増加していく。インク3の消費に
伴って、気泡のほとんどはフォーム2にトラップされる
が、一部はサブフォーム11にまで到達する。しかし、サ
ブフォーム11に気泡はトラップされるので、印字ヘッド
5までは到達しない。よって、印字ヘッド5への安定し
たインクの供給が維持でき、良好な印字品質が得られ
る。又、ゴミや異物に対しても同様な結果が得られる。
インク3の消費により、ついにはインク室10の上部にま
で外気が侵入し、電極軸13と中空針6のインク3を介し
ての導通が遮断され、インクエンド検出回路12によりイ
ンクエンドが検出される。この時、サブフォーム11がな
ければインク3を保持する部材がないので、インク3は
印字ヘッド5から漏れでてしまう不都合があるが、サブ
フォーム11が設けられているためそのようなことはな
い。
以上のように、サブフォーム11はインク3の振動防止
効果、気泡とゴミや異物のトラップ効果、インク3のヘ
ッド5からの漏れ防止効果の3つの機能がある。振動防
止効果や漏れ防止効果としては、インク室10へのサブフ
ォーム11の収容状態は隙間が多少あるようなルーズさが
あってもよいが、トラップ効果としては、隙間がないほ
うが望ましい。
第3図は本発明の第2実施例を示すインク室の概略上
面図である。第1実施例のサブフォーム11の代わりに、
インク室10の内面に保持部材としてスリット14を配設す
る。スリット14は、キャリッジの往復運動方向に対して
直角方向に配設されているほうが望ましい。スリット14
はインク室10と一体となったリブで構成されてもよい
し、別体の部品として構成してもよい。本実施例では、
インク室10と一体となったリブで構成され、スリット幅
W=0.2〜0.7mm、高さはフォーム2に当たる程度に高く
している。
以上の構成でも、印字ヘッド5への影響がほとんど無
視できる程度まで、気泡・ゴム・異物がフォーム2にト
ラップできるなら、スリット14によりインク3の振動を
極力抑えることができ、印字ヘッド5の安定したインク
の飛行特性が維持でき、良好な印字品質が得られる。
又、インクエンド検出時、インク3はスリット14の間に
毛細管現象でとどまり、印字ヘッド5から漏れでてしま
う不都合もない。
以上、2例の実施例を示したがそれぞれの構成を単独
で構成してもよいし、又、2例の実施例の組合せによっ
て構成してもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、インク室を単なるインク溜まりとし
ていた構成を、インクの保持部材としてのサブフォーム
あるいはスリットを設けたことにより、インクタンクが
往復運動して、インク室のインクが振動を起こしてしま
う現象を極力抑えることができたので、インクの飛行特
性を安定的に維持でき、良好な印字品質が得られるとい
う効果を有する。又、インク室の上部に外気が侵入しイ
ンクエンドが検出されても、インクの保持部材としての
サブフォームあるいはスリットがインクを保持するま
で、インクが印字ヘッドから漏れでてしまうことがなく
なったため、信頼性と安全性の向上が図れたという効果
も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のインクタンクの第1実施例の概略断面
図。 第2図は本発明のインクタンクの第1実施例のインク室
の概略上面図。 第3図は本発明のインクタンクの第2実施例のインク室
の概略上面図。 第4図は提案例のインクタンクの概略断面図。 1……タンクケース 2……フォーム 3……インク 4……ゴム栓 5……印字ヘッド 6……中空針 7……プラテン 8……空気室 9……上蓋 9a……通気孔 10……インク室 11……サブフォーム 12……インクエンド検出回路 13……電極軸 14……スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−198862(JP,A) 実開 昭61−20333(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/175

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズルよりインク滴を吐出して記録紙に記
    録を行うインクジェット記録装置のインクタンクにおい
    て、インクを含浸した多孔質のフォームと、印字ヘッド
    へインクを導く中空針と、インクタンクに付属し前記中
    空針まで前記フォーム内のインクを導くインク室と、前
    記インク室内でインクを保持する保持部材とから構成さ
    れたことを特徴とするインクタンク。
  2. 【請求項2】前記保持部材が多孔質のサブフォームであ
    ることを特徴とする請求項1記載のインクタンク。
  3. 【請求項3】前記サブフォームのセル数が10〜70個/イ
    ンチであることを特徴とする請求項2記載のインクタン
    ク。
  4. 【請求項4】前記保持部材がスリットで構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のインクタンク。
JP30507390A 1990-11-09 1990-11-09 インクタンク Expired - Lifetime JP2936697B2 (ja)

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US5682191A (en) * 1994-01-24 1997-10-28 Iris Graphics Inc. Ink jet printing apparatus having modular components
SG95595A1 (en) 1998-05-13 2003-04-23 Seiko Epson Corp Ink cartridge for ink-jet printing apparatus

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