JP2616232B2 - インクジェット記録装置用のインクタンク - Google Patents

インクジェット記録装置用のインクタンク

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JP2616232B2 JP2332640A JP33264090A JP2616232B2 JP 2616232 B2 JP2616232 B2 JP 2616232B2 JP 2332640 A JP2332640 A JP 2332640A JP 33264090 A JP33264090 A JP 33264090A JP 2616232 B2 JP2616232 B2 JP 2616232B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はインクジェット記録装置に用いられるインク
タンクに関し、より詳しくは、インクのニアエンドを検
出する検出手段を備えたインクジェット記録装置用のイ
ンクタンクに関する。
(従来技術) ノズルからインクを吐出させて記録媒体上に記録情報
に応じた記録書込みを行うインクジェット式の記録装置
では、インクタンク内のインクが消費され尽くすと記録
書込みが不能になるばかりでなく、ノズルに至る管路内
に空気が入り込んで新たにインクを補給しても記録書込
みができるようになるまでに多大の時間がかかるといっ
た不都合が生じる。
このような問題に対して、実公昭62-37733号公報に示
された装置は、導電性のインクを収容するゴム袋の底に
一対の電極を設け、インクの減少とともにゴム袋が萎む
ことにより両電極間のインクの量が減って電気抵抗が大
きくなったことを検知して、インクが終りに近づいたこ
とを事前に予告するようにしたものであるが、このよう
な構造では、ゴム袋の萎み方が製品毎に違いがあるため
検出の時期とインクの残量が一定しないばかりでなく、
萎み始めたゴム袋がリターン時の慣性等によって振れた
ような場合に、ニアエンド検出にバラつきが生じるとい
った不都合を有している。
(発明が解決しようとする課題) 本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、インクの枯渇直前の状態を安定
的に、かつ正確に検出することのできる新たなインクジ
ェット記録装置用のインクタンクを提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) すなわち、本発明はかかる課題を達成するために、水
性インクを含浸する多孔質材を収容したインク槽と、こ
のインク槽の下端に印字ヘッドと連通するよう形成され
たインク溜めとからなるインクジェット記録装置用のイ
ンクタンクであって、設定値を超えた抵抗変化量をもと
にインクのニアエンドを検出する一対の電極のうちの一
方の電極を、多孔質材の一部に接触させるべくインク槽
の内部に配設するとともに、他方の電極を、インクに直
接接触させるべく上記インク溜めの一部に配設するよう
にしたものである。
(作用) このように構成したことにより、インクの枯渇直前に
多孔質材中に浸入してきた気体が多孔質材中のインクと
インク溜め内インクとの繋がりを分断し、これらの間の
繋がりが減少することによって生じる電気抵抗の増加を
もとに、インクの供給が途絶える直前の状態を安定的か
つ正確に予告するようにする。
(実施例) そこで以下に図示した実施例について説明する。
第1図は、インクジェット記録装置に装着した本発明
の一実施例をなすインクタンクを示したもので、プラテ
ン1に沿って往復動するキャリッジ2には、プラテン1
に対向するようにして印字ヘッド3が一体的に設けら
れ、また、この印字ヘッド3の後方には、内部に発泡ポ
リウレタン樹脂等の多孔質材よりなるフォーム7を充填
したインクタンク8が装着されている。
このインクタンク8には、その蓋体9に外気の取入れ
を可能にする通気孔10が設けられ、またその底面には、
フォーム7との密着を図る台形状の突部11が形成されて
いて、この頂面には、フォーム7内の水性インクを収容
するインク溜め12が口をあけている。
このインク溜め12は、垂直な部分と、その下端から印
字ヘッド3へ向けて延びる水平な連通孔13とによって形
成され、さらに、連通孔13の端部はゴム栓14により封止
されていて、フィルタ室4を介して印字ヘッド3に連通
する中空針5をこのゴム栓14に挿通することにより、イ
ンクタンク8内に収容した水性インクを印字ヘッド3へ
供給できるように構成されている。
一方、図中符号S1、S2はインクのニアエンドを検出す
るための電極であって、その一方の電極S1は、フォーム
7と接触するようにインクタンク8の内部に配設され、
他方の電極S2は、水性インクと直接接触するようゴム栓
14を貫通して連通孔13の内部に延びている。これらの電
極S1、S2は、第2図に示したように、いずれか一方の電
極、例えば電極S1に基準電圧Vccが印加され、また他方
の電極S2はアースされていて、基準電圧Vccが印加され
ている側の電極S1には、微分回路16と比較回路17とから
なる抵抗変化量検出回路が接続し、抵抗変化量がある一
定のレベルを超えた場合には、その出力信号(インクエ
ンド信号)によって図示しないパネル上の警告ランブ18
を点灯するように構成されている。
つぎに、上述した実施例におけるインクのニアエンド
検出動作について説明する。
インクタンク8内のフォーム7にインクが十分蓄えら
れていて、両電極S1、S2が十分な量の水性インクを介し
て接続している状態、つまり第3図(a)の状態にある
ときは、両電極S1、S2間の抵抗は小さくかつ安定してい
る。この状態は、インクが減少して電極S1が直接インク
と接触しなくなっても、フォーム7がインクによって十
分湿潤している間は継続する。
記録装置の引続く記録書込み動作によりフォーム7内
のインクが減少して、ここに侵入した気体が、第3図
(b)に示したように、インク取出し口の一部に達し、
この部分で繋がっていたインク溜め12内のインクに部分
的な途切れが生じてインク溜め12を結ぶインクの繋がり
部の面積が減少し始めると、第4図の領域bに見られる
ように、電気抵抗は急激に増加し、この抵抗変化は直ち
に微分回路16により変化量として検出される。そして、
この抵抗変化量に応じた電圧が、比較回路17に入力する
設定値電圧V1を超えるようになると、比較回路17からの
出力信号は警告ランプ18を点灯して、インクがニアエン
ド状態になったことをパネル面上に表示する。
容量が30ccの透明なインクタンク8の底部に、深さが
20mm、内径が6mmのインク溜め12を設けて、インクタン
ク8内のポリウレタンフォーム7に染料を除去した透明
な水性インクを充填し、さらに、このインクをインク溜
め12の下端に挿通した注射針により毎分0.5mlずつ外部
に放出しなから、インク溜め12の開口部に生じる空気の
拡がりを目視により観察したところ、空気の一部が開口
部に現れてから全面に拡がってインクが途切れるまでの
間の変化が電気抵抗の変化として正しく取出せることが
判明し、また、この状態に至るまでの間にインクを24ml
放出することができて、電気抵抗が大きく変化してから
インクの供給が断たれるまでの間に、A4サイズの記録紙
350枚に標準的な記録書込みが行えることが明らかとな
った。
第5図に示した実施例は、キャリッジ2の往復動に伴
なってインク溜め12の取出し口に顔を出した空気の一部
がインク溜め12内に入り込むのを抑えるようにしたもの
で、インク溜め12の中間部分に縮径部16を形成し、これ
を境としてインク溜め12を上室12aと下室12bとに区画
し、万一、インク溜め12内に気泡が混入したとしてもこ
れを上室12a内にとどめて、気泡が印字ヘッド3内へ送
り込まれるのを抑えるようにしたものである。
(効果) 以上述べたように本発明によれば、多孔質材を充填し
たインク槽の内部と、インク槽の下端に設けたインク溜
めとにそれぞれ電極を配設し、多孔質材中に侵入してき
た気体により、多孔質材中のインクとインク溜め内のイ
ンクとの繋がりが減少することによって生じる電極間の
抵抗変化が設定値を超えた時点をインクのニアエンドと
して検出するようにしたので、キャリッジの移動に伴う
振動等に影響を受けることなく、インクの枯渇直前の状
態を安定的にかつ正確に検知して、インク切れに伴って
生じる種々の不都合を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例をなすインクタンクを装着し
たインクジェットブリンタの一例を示した図、第2図は
インクのニアエンド検出回路の構成図、第3図(a)乃
至(c)はインク切れ前後の状態を示した説明図、第4
図はインクの消費量と電気抵抗との関係を示した図、第
5図はインク溜め部についての他の実施例を示した図で
ある。 1……ブラテン、3……印字ヘッド 5……中空針、7……ポリウレタンフォーム 8……インクタンク、12……インク溜め 14……ゴム栓、18……表示ランプ S1、S2……電極
フロントページの続き (72)発明者 中 隆廣 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (72)発明者 原 和彦 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−187365(JP,A) 特開 平2−198866(JP,A) 特開 昭50−99436(JP,A) 特開 昭57−2787(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水性インクを含浸する多孔質材を収容した
    インク槽と、該インク槽の下端に印字ヘッドと連通する
    ように形成されたインク溜めとからなるインクジェット
    記録装置用のインクタンクであって、 設定値を超えた抵抗変化量をもとにインクのニアエンド
    を検出する一対の電極のうちの一方の電極を、多孔質材
    の一部に接触させるべく上記インク槽内に配設するとと
    もに、他方の電極を、インクに直接接触させるべく上記
    インク溜めの一部に配設したことを特徴とするインクジ
    ェット記録装置用のインクタンク。
  2. 【請求項2】上記インク溜めの一部に縮径部を設け、該
    インク溜めを上記縮径部を境として上室と下室に分画し
    たことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録
    装置用のインクタンク。
JP2332640A 1990-01-30 1990-11-29 インクジェット記録装置用のインクタンク Expired - Fee Related JP2616232B2 (ja)

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US07/742,529 US5255019A (en) 1990-01-30 1991-08-07 Ink near-end detecting device
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