JP2936398B2 - 便座用敷紙切離し装置 - Google Patents

便座用敷紙切離し装置

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JP2936398B2
JP2936398B2 JP32884896A JP32884896A JP2936398B2 JP 2936398 B2 JP2936398 B2 JP 2936398B2 JP 32884896 A JP32884896 A JP 32884896A JP 32884896 A JP32884896 A JP 32884896A JP 2936398 B2 JP2936398 B2 JP 2936398B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1回使用分毎に切
断用ミシン目を入れた敷紙ロールから敷紙を引き出し、
敷紙を便座上に送り出す送りローラ部を備えた便器にお
いて、便座上に送り出された敷紙を切離す便座用敷紙切
離し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】便座に直接肌が触れることによる不衛生
さを防止することや、便座に座った際の冷たさを和らげ
るため、便座の上に便座用敷紙を敷いて利用するといっ
たことが行われている。この便座用敷紙は、従来、便器
近辺に一枚一枚重ねられて収納箱に収納され、この収納
箱から必要に応じて一枚づつ取出して使用されていた
が、近時、敷紙をロール状にし、この敷紙ロールから敷
紙を引き出して便座上に送り出すといったものがある。
この敷紙は1回使用分毎に切断用のミシン目が入れてあ
り、使用後に、使用した敷紙をミシン目から切離し廃棄
するようになっている。
【0003】しかしながら、使用後における敷紙の切離
しはいちいち手により切離すため非常に煩しい。この煩
しさを解消するものとして、本出願人は使用者が手を使
用することなく容易に切離しができる便座用敷紙切離し
装置を出願し実公平7−44240号として開示されて
いる。
【0004】この装置は、1回使用分毎に切断用のミシ
ン目をいれた敷紙ロールから敷紙を圧接する一対のロー
ラで挟持し便座上に送り出す送りローラ部を備えた便器
において、前記送りローラ部の一方のローラを固定ロー
ラとし、他方のローラを固定ローラに自重により圧接す
る押圧ローラとし、そして前記便器の後部に便座の後部
を上下動自在に且つスプリングで上方に付勢して支持
し、該便座の後端には前記押圧ローラを固定ローラに圧
接させた状態で下方より回転自在に且つ係脱自在に支持
して便座と一体となって上下動するローラ受体を設け、
更に前記固定ローラに対向し前記ローラ受体の下降に伴
い下降する押圧ローラを設け、固定ローラに圧接してい
る押圧ローラの回転を止めるブレーキ体を設けた構成と
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の便座用敷紙切離
し装置によれば、便座に腰を下ろすだけで便座上に敷か
れた敷紙をミシン目から切断でき、非常に便利なもので
あるものの、例えば、男子の小便のために便座を便器か
ら上方に回動させたとき、或いは上方に回動させた便座
を便器上に戻したとき、便座上に送り出すために待機し
ている敷紙の先端部が、便座の回動に伴い後方奥部へ入
ってしまったり、或いは上方に捲り上がってしまい、次
に敷紙を便座上に送り出そうとしたとき、該敷紙をスム
ーズに便座上に送り出せなくなる場合がある。
【0006】また、新たに敷紙ロールをセットしたと
き、この敷紙ロールから引き出した敷紙を送りローラ部
の固定ローラと押圧ローラ間に挟持させる作業が面倒で
ある。本発明の目的とするところは、便座を便器から上
方に或いは上方に回動させた便座を便器上に戻すために
回動したときに起こりやすい敷紙の先端部の後方奥部へ
の巻き込みや上方への捲れ上がりを防止し、また敷紙ロ
ールのセット作業を容易に行えるようにした便座用敷紙
切離し装置を提供するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る便座用敷紙切離し装置は、1回使用分毎に切断用のミ
シン目を入れた敷紙ロールから敷紙を圧接する一対のロ
ーラで挟持し便座上に送り出す送りローラ部を備えた便
器において、前記送りローラ部の一方を固定ローラと
し、他方のローラを固定ローラに自重により圧接する押
圧ローラとし、そして前記便器の後部に便座の後部を上
下動及び回転自在に且つスプリングで上方に付勢して支
持し、該便座の後端には前記押圧ローラを固定ローラに
圧接させた状態で下方より回転自在に且つ係脱自在に支
持して便座と一体となって上下動するローラ受体を設
け、また前記送りローラ部の前方には前記ローラ受体の
下降に伴い下降する押圧ローラを受けて固定ローラに圧
接している押圧ローラの回転を止めるブレーキ体を設
け、更に、前記送りローラ部と便座との間には送りロー
ラ部から繰出された敷紙を上面に受けて便座上に誘導す
る誘導板と、誘導板の上方に配置され誘導板に繰出され
た敷紙の浮き上りを押える押え板を設け、該押え板の後
端を前記押圧ローラの軸に回転自在に係合させるととも
に前端の両側を押え板の両側に起立する支持体に回動自
在に支持させ、更に押え板の前端側上面に起立片を設け
たことを特徴とする。
【0008】かかる構成によれば、送りローラを回転さ
せ、或いは敷紙ロールから敷紙を引き出して便座上に送
り出した上で、便座に腰を下ろすと、スプリングにより
上方に付勢されていた便座の後部が体重によりスプリン
グの弾発力に抗して下降し、便座の後端に設けたローラ
受体も一体となって下降する。このローラ受体の下降に
伴い固定ローラに圧接している押圧ローラも下降する
が、この押圧ローラは下降の途中で固定ローラに対向し
て設けられたブレーキ体に受けとめられ押圧ローラの回
転が止められる。回転が止められた押圧ローラより、こ
の押圧ローラが圧接している固定ローラもその回転が止
められる。この押圧ローラと固定ローラの回転が止めら
れることにより、押圧ローラと固定ローラとで挟まれて
いる敷紙は引き出せなくなる。この状態で更に便座の後
部が下降すると、便座上の敷紙は便座と尻により挟まれ
固定されているので、便座後部の下降に伴い敷紙は前記
送りローラ部と便座との間で引張され、この引張により
ミシン目から切断される。
【0009】切断後、残った後方の敷紙の先端部は誘導
板と押え板の前端から便座の後部へわずかに出た状態で
次の送り出しのために待機するが、この状態で便座を便
器から上方に或いは上方に回動させた便座を便器上に戻
すために回動することにより、前記敷紙の先端部に後方
奥部への巻き込みの作用が働いたとき、後方に巻き込ま
れようとする敷紙の先端が押え板の上面に設けた起立片
に当接して奥部への巻き込みが防止される。
【0010】また、新たな敷紙ロールのセットは次のよ
うにして行われる。押圧ローラ或いは押え板を上方に引
き上げると、先端の両側を支持体に支持されている押え
板が回動して押圧ローラは固定ローラから離反するとと
もにローラ受体から外れ、固定ローラと押圧ローラ間が
大きく開口する。
【0011】この開口部に新たにセットした敷紙ロール
から引き出した敷紙を入れ、押え板を回動させて押圧ロ
ーラを下ろすと、押圧ローラは自重により固定ローラに
圧接して敷紙を挟持しそしてローラ受体により受けられ
る。
【0012】請求項2記載の発明に係る便座用敷紙切離
し装置は、前記送りローラ部の前方に設けられ押圧ロー
ラの回転を止めるブレーキ体にあっては、押圧ローラと
平行に渡された上板の両側に側板を有する門型に構成
し、前記誘導板上に繰り出された敷紙が門型のブレーキ
体内を通って便座上に誘導されるようになっており、ま
た便座の後部上面には、ブレーキ体に連通するように開
口してブレーキ体から繰り出される敷紙を便座上に誘導
する門型の案内枠をブレーキ体に接近させて設け、前記
ブレーキ体の上板と案内枠の上板の対向する端縁に凹部
又は凸部を設け、ブレーキ体の上板に設けた凹部又は凸
部と案内枠の上板に設けた凹部又は凸部とを接触しない
ように噛み合わせたことを特徴とする。
【0013】かかる構成によれば、ブレーキ体の上板と
案内枠の上板の対向する端縁には凹部又は凸部を設け、
ブレーキ体の上板に設けた凹部又は凸部と案内枠の上板
に設けた凹部又は凸部とを接触しないように噛み合わせ
たので、敷紙の切断後、残った後方の敷紙の先端部は誘
導板と押え板の前端から便座の後部へわずかに出た状態
で次の送り出しのために待機するが、この状態で便座を
便器から上方に或いは上方に回動させた便座を便器上に
戻すために回動することにより、前記敷紙の先端部に上
方への捲れ上がりの作用が働いたとき、上方へ捲れ上が
ろうとする敷紙の先端が、端縁が噛み合っているブレー
キ体の上板と案内枠の上板の裏面に当接して上方への捲
れ上がりが防止される。
【0014】
【発明の実施の形態】図1乃至図4は請求項1記載の発
明に係る便座用敷紙切離し装置の実施の形態の一例を示
すものである。同図において、1は便器、2は便器1上
に設けられた便座である。3は敷紙ロール、4は敷紙で
あり、この敷紙4には1回使用分毎に切断用のミシン目
5が形成されている。前記敷紙ロール3は便器1の後方
に適宜の支持手段により支持されている。
【0015】6は前記敷紙ロール3の敷紙を一対のロー
ラにより挟持し、回転することにより、敷紙4を引き出
し、敷紙4を便座2上に送り出す送りローラ部であり、
一方のローラが固定ローラ7となっており、他方のロー
ラが固定ローラ7に自重により圧接する押圧ローラ8と
なっている。そして、この固定ローラ7と押圧ローラ8
とで、敷紙ロール3の敷紙4を挟み、固定ローラ7と押
圧ローラ8を回転させることにより、敷紙ローラ3から
敷紙4を引き出し便座2上に送り出すようになってい
る。前記押圧ローラ8は、ローラ軸9に所定の間隔をあ
けて複数のローラ10が設けられた構成となっている。
【0016】前記便座2は、その後部が便器1の後部上
面に以下のようにして上下動自在に且つ回転可能に支持
されている。便器1の後部両側に起立する枠体(図示せ
ず)に支持軸13の両端部が固定されている。一方、便
座2の後部両側には上下方向に長孔12が形成されてい
る支持片11が起立して設けられており、長孔12に前
記支持軸13が挿通されている。便座2の後部はこの支
持軸13により、前記支持片11の長孔12の範囲で上
下道自在にかつ回転可能に支持されている。
【0017】支持軸13により支持された便座2の後部
は、スプリング14により上方に付勢され、スプリング
14の弾発力により常時持ち上げられた状態にある。こ
のスプリング14にあっては、後に述べる図9に示され
る他の実施の形態のように、スプリング14で支持軸1
3と便座2を繋ぎ、スプリング14の収縮弾性により便
座2の後部を引き上げ常時持ち上げられた状態にあるよ
うにしてもよい。
【0018】15は便座2の後端に設けられ、便座2と
一体となって上下動するローラ受体である。ローラ受体
15は、便座2の後端から後方に突き出た2本の支持杆
16,16により構成されている。この2本の支持杆1
6,16は前記押圧ローラ8の長さと同じ長さ或いはそ
れより若干長い長さの間隔をもって設けられている。そ
して、それぞれの支持杆16,16の先端部は上方に立
ち上りローラ受片17,17となっている。このローラ
受片17,17の上端部には、前記押圧ローラ−8の両
側に突出するローラ軸9の端部を下方より回転自在に且
つ係脱自在に受けて支持する凹部18,18が形成され
ている。
【0019】そして、前記便座2の後部がスプリング1
4の弾発力により上方に移動し、これに伴いローラ受体
15も上方に移動しているとき、前記押圧ローラ8は、
ローラ軸9の端部がローラ片17の上端部に形成されて
いる凹部18に受けられ、自重により固定ローラ7に圧
接した状態で回転自在に保持されるようになっている。
【0020】19は前記便座2の後方で、前記ローラ受
体17の支持杆16,16間に位置し、且つ前記送りロ
ーラ部6の前方で固定ローラ7に対向するように設けら
れたブレーキ体である。このブレーキ体19は押圧ロー
ラ8と平行に渡されたブレーキ板20を上板とし、上板
の両側に側板21,21を有する門型となっており、前
記ローラ受体15の下降に伴い下降する押圧ローラ8を
ブレーキ板20の後端面22で受け、押圧ローラ8を該
後端面22と固定ローラ7とで挟圧し、押圧ローラ8の
回転を止めるとともにそれ以上の下降を止めるようにな
っている。
【0021】23は前記送りローラ部6と便座2の間に
設けられた誘導板であり、送りローラ部6から繰出され
た敷紙4を上面に受けて便座2上に誘導するようになっ
ている。この誘導板22は、その後端が固定ローラ7に
接近し、前端部が前記ブレーキ体20を構成する門型の
内部に入り、側板21,21により支持されている。
【0022】24は誘導板23の上方に配置され誘導板
23に繰出された敷紙4の浮き上りを押える押え板であ
る。この押え板24の後端には前記押えローラ8のロー
ラ軸9に回転自在に係合する係合片25が設けられてお
り、係合片25とローラ軸9とは外れないようになって
いる。また押え板24の前端部は前記ブレーキ体20を
構成する門型の内部に入り、その前端両側が押え板24
の両側に起立する支持体26に回動自在に支持されてい
る。本例では、支持体26として前記ブレーキ体25を
構成する門型の側板21が利用されている。前記支持体
26による押え板24の支持にあっては、押え板24の
前端の両側に係合ピン27が設けられ、また支持体26
には前記係合ピン27が係合する係合穴28が形成され
ており、この係合穴28は係合ピン27の回動が可能で
且つ多少の前後及び上下方向の移動が可能な形状に形成
されている。
【0023】更に、押え板24の前端側の上面には、所
定の高さをもつ起立片29が複数設けられており、その
上端部は前記ブレーキ板20に形成した穴30に挿入し
ている。この穴30は押え板24の回動に伴い移動する
起立片29の移動の妨げにならないように長穴に形成さ
れている。31は押え板24の後端に設けられた摘み部
であり、この摘み部31を摘んで押え板24を上方に回
動させることができるようになっている。
【0024】32は便座2の後部上面に設けられた案内
枠であり、前記誘導板23で誘導された敷紙4は案内枠
32の内を通り便座2上に誘導されるようになってい
る。この案内枠22は後述するように、敷紙4をミシン
目5から切断する際の補助的効果を有するが、必ずしも
必要とされるものではない。
【0025】次に上記実施の形態の作用を説明する。通
常は、便座2の後部がスプリング14により持ち上げら
れた状態にあり、ローラ受体15も上昇位置にあって、
押圧ローラ8はローラ受体15により固定ローラ7に自
重により圧接した状態で且つ回転自在に保持されてい
る。固定ローラ7と押圧ローラ8で敷紙ロール3から引
き出した敷紙4を挟持し、固定ローラ7を回転させる
と、固定ローラ7の回転に伴い押圧ローラ8も回転し、
前記敷紙4は敷紙ロール3から引き出され誘導板23に
誘導され且つ押え板24により浮き上りが押えられるよ
うにして便座2に案内される。この敷紙4は、敷紙4に
設けたミシン目5が便座2の後端付近に位置したとき、
敷紙4が便座2上に適切に1回分送り出された状態とな
るように設定されている(図1)。
【0026】便座2上に敷紙4を送り出した後、便座2
上に腰を下ろすと、スプリング14により付勢されて上
昇していた便座2の後部が体重によりスプリング14の
弾発力に抗して下降する。便座2の後部が下降すると、
ローラ受体15も下降し、これに伴いローラ受体15に
受けられていた押圧ローラ8も下降する。この押圧ロー
ラ8の下降の途中で、押圧ローラ8はブレーキ体19の
ブレーキ板20の後端面22で受けられ更に下降を続け
るローラ受体15から外れる。前記ブレーキ板20の後
端面22で受けられた押圧ローラ8は、ブレーキ板20
の後端面22と固定ローラ7とで挟圧され、その回転が
止められる。この結果、押圧ローラ8と固定ローラ7と
の回転が阻止され、押圧ローラ8と固定ローラ7とで挟
持されている敷紙4はここで固定され、当部からの引き
出しができなくなる。
【0027】この状態で更に便座2が下降すると、便座
2上の敷紙4は便座2と尻により挟まれ固定されている
ので、敷紙4は便座2の後部の下降に従い、送りローラ
部6と便座2との間で引張され、この引張によりミシン
目5から切離される(図5)。このとき、前記敷紙4の
ミシン目5を便座2の後部上面に設けた案内枠32の角
に当るように位置させておけば、ミシン目5が案内枠3
2により折曲され、ミシン目5の切離しがより容易に行
えることになる。
【0028】便座2から腰を上げると、便座2の後部は
スプリング14に付勢されて上昇し、これに伴って上昇
するローラ受体15により、前記固定ローラ7とブレー
キ体19のブレーキ板20の後端面22との間で挟圧さ
れていた押圧ローラ8が受けられて上昇し、押圧ローラ
8はローラ受体15により再び回転自在に支持され、敷
紙4の送り出しが可能となる。このとき、残った後方に
ある敷紙4の先端部4aは誘導板23と押え板24の前
端から便座2の後部へわずかに出た状態で次の送り出し
のために待機する。
【0029】この状態から、男子の小便に使用するため
に、便座2を上方に回動することにより、、また上方に
回動した便座2を便座2上に戻すことにより、前記敷紙
4の先端部4aに後方奥部への巻き込みの作用が働いた
とき、巻き込まれようとする敷紙4の先端部4aが押え
板24の上面に設けた起立片29に当接して奥部への巻
き込みが防止される(図6)。
【0030】また、新たに敷紙ロール3をセットする場
合は、押え板24の後端に設けた摘み片31を摘んで上
方に引き上げると押え板24が上方に回動し、これによ
り押圧ローラ8も押え板24と一体となって上方に移動
して固定ローラ7から離反し、押圧ローラ8と固定ロー
ラ7間が大きく開口する(図7、図8)。
【0031】この状態で敷紙ロール3から敷紙4を引き
出して押圧ローラ8と固定ローラ7間に入れ、そして前
記押え板24を下方に回動させる。これにより押圧ロー
ラ8も下方に移動し、押圧ローラ8は自重により固定ロ
ーラ7に圧接し、これにより前記敷紙4は固定ローラ7
と押圧ローラ8に挟持されて敷紙ロール3のセットが終
了する。
【0032】図9乃至図11は請求項2記載の発明に係
る便座用敷紙切離し装置の実施の形態の一例を示すもの
である。同図に示す実施の形態は、図1乃至図4に示し
た前記請求項1記載の発明に係る便座用敷紙切離し装置
の実施の形態のブレーキ体19と案内枠32に於いて、
ブレーキ体19のブレーキ板20となる上板33と案内
枠32の上板34の対向する端縁のうち、ブレーキ体1
9の上板33の端縁に凸部35を設け、案内枠32の上
板34の端縁に凹部36を設け、ブレーキ体19の上板
33に設けた凸部35と案内枠32の上板34に設けた
凹部36とを接触しないように噛み合わせている。
【0033】詳細に説明すると、送りローラ部6の前方
に設けられ押圧ローラ8の回転を止めるブレーキ体19
は、押圧ローラ8と平行に渡されて押圧ローラ8の回転
を止めるとともにそれ以上の下降を止めるブレーキ板2
0となる上板33の両側に側板21,21を有する門型
に構成され、誘導板23上に繰り出された敷紙4が門型
のブレーキ体19内を通って便座2上に誘導されるよう
になっている。また便座2の後部上面には、ブレーキ体
19に連通するように開口してブレーキ体19から繰り
出される敷紙4を便座上に誘導する門型の案内枠32を
ブレーキ体19に接近させて設けてある。
【0034】前記ブレーキ体19のブレーキ板20とな
る上板33と案内枠32の上板34の対向する端縁のう
ち、ブレーキ体19の上板33の端縁には案内枠32の
上板34方向に突出する凸部35が設けてある。一方、
案内枠32の上板34の端縁には前記凸部35と相似形
の凹部36が設けてあり、ブレーキ体19の上板33に
設けた凸部35と案内枠32の上板34に設けた凹部3
6とが接触しないように噛み合っている。
【0035】なお、本例では、スプリング14で支持軸
13と便座2を繋ぎ、スプリング14の収縮弾性により
便座2の後部を引き上げ常時持ち上げられた状態にある
ようにしている。
【0036】かかる実施の形態によれば、敷紙4の切断
後、残った後方の敷紙4の先端部4aが誘導板23と押
え板24の前端から便座2の後部へわずかに出て次の送
り出しのために待機した状態にあるとき、この状態か
ら、男子の小便に使用するために便座2を上方に回動す
ることにより、また上方に回動した便座2を便座2上に
戻すことにより、前記敷紙4の先端部4aに上方への捲
れ上がりの作用が働いたとき、上方へ捲れ上がろうとす
る敷紙4の先端部4aが、端縁が噛み合っているブレー
キ体19の上板33と案内枠32の上板34の裏面に当
接し、ブレーキ体19の上板33と案内枠32の上板3
4の間から飛出すことが阻止されることにより上方への
捲れ上がりが防止される。
【0037】なお、この実施の形態ではブレーキ体19
の上板33の端縁に凸部35を設け、案内枠32の上板
34の端縁に凹部36を設けているが、ブレーキ体19
の上板33の端縁に凹部36を設け、案内枠32の上板
34の端縁に凸部35を設けてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、便座に腰
を下ろすだけで便座上に敷かれた敷紙をミシン目から切
断することができるとともに、男子の小便に使用するた
めに便座を上方に回動させ、また上方に回動させた便座
を便器上に戻すために回動したとき、敷紙の先端部に後
方奥部へ巻き込みや上方への捲れ上がりの作用が働いて
も、敷紙の先端部が後方奥部へ巻き込まれたり或いは上
方へ捲り上がることが防止されるので、次に敷紙を便座
上に送り出そうとしたとき敷紙をスムーズに前方即ち便
座上に送り出すことができる。また敷紙ロールのセット
の際、簡単な操作で固定ローラと押圧ローラとの間を大
きく開口できるので、敷紙ロールのセット作業を容易に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の実施の形態の一例を示す
一部省略斜視図。
【図2】図1の要部拡大斜視図。
【図3】図1の押圧ローラと押え板を示す拡大斜視図。
【図4】図1の一部断面一部省略拡大側断面図。
【図5】敷紙を切離す動作を示す説明図。
【図6】敷紙の先端部の巻き込みが防止される状態を示
す説明図。
【図7】押圧ローラを上方に移動させる動作を示す説明
図。
【図8】押圧ローラを上方に移動させた状態を示す一部
省略斜視図。
【図9】請求項2記載の発明の実施の形態の一例を示す
一部省略斜視図。
【図10】図9の一部断面一部省略拡大側断面図。
【図11】図9の一部分解斜視図。
【図12】図9に示す実施の形態の敷紙を切離す動作を
示す説明図。
【符号の説明】
1…………………………………………便器 2…………………………………………便座 3…………………………………………敷紙ロール 4…………………………………………敷紙 5…………………………………………ミシン目 6…………………………………………送りローラ部 7…………………………………………固定ローラ 8…………………………………………押圧ローラ 9…………………………………………ローラ軸 10………………………………………ローラ 11………………………………………支持片 12………………………………………長孔 13………………………………………支持軸 14………………………………………スプリング 15………………………………………ローラ受体 16………………………………………支持杆 17………………………………………ローラ受片 18………………………………………凹部 19………………………………………ブレーキ体 20………………………………………ブレーキ板 21………………………………………側板 22………………………………………後端面 23………………………………………誘導板 24………………………………………押え板 25………………………………………係合片 26………………………………………支持体 27………………………………………係合ピン 28………………………………………係合穴 29………………………………………起立片 30………………………………………穴 31………………………………………摘み部 32………………………………………案内枠 33………………………………………上板 34………………………………………上板 35………………………………………凸部 36………………………………………凹部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1回使用分毎に切断用のミシン目を入れ
    た敷紙ロールから敷紙を圧接する一対のローラで挟持し
    便座上に送り出す送りローラ部を備えた便器において、
    前記送りローラ部の一方を固定ローラとし、他方のロー
    ラを固定ローラに自重により圧接する押圧ローラとし、
    そして前記便器の後部に便座の後部を上下動及び回転自
    在に且つスプリングで上方に付勢して支持し、該便座の
    後端には前記押圧ローラを固定ローラに圧接させた状態
    で下方より回転自在に且つ係脱自在に支持して便座と一
    体となって上下動するローラ受体を設け、また前記送り
    ローラ部の前方には前記ローラ受体の下降に伴い下降す
    る押圧ローラを受けて固定ローラに圧接している押圧ロ
    ーラの回転を止めるブレーキ体を設け、更に、前記送り
    ローラ部と便座との間には送りローラ部から繰出された
    敷紙を上面に受けて便座上に誘導する誘導板と、誘導板
    の上方に配置され誘導板に繰出された敷紙の浮き上りを
    押える押え板を設け、該押え板の後端を前記押圧ローラ
    の軸に回転自在に係合させるとともに前端の両側を押え
    板の両側に起立する支持体に回動自在に支持させ、更に
    押え板の前端側上面に起立片を設けたことを特徴とする
    便座用敷紙切離し装置。
  2. 【請求項2】 前記送りローラ部の前方に設けられ押圧
    ローラの回転を止めるブレーキ体にあっては、押圧ロー
    ラと平行に渡された上板の両側に側板を有する門型に構
    成し、前記誘導板上に繰り出された敷紙が門型のブレー
    キ体内を通って便座上に誘導されるようになっており、
    また便座の後部上面には、ブレーキ体に連通するように
    開口してブレーキ体から繰り出される敷紙を便座上に誘
    導する門型の案内枠をブレーキ体に接近させて設け、前
    記ブレーキ体の上板と案内枠の上板の対向する端縁に凹
    部又は凸部を設け、ブレーキ体の上板に設けた凹部又は
    凸部と案内枠の上板に設けた凹部又は凸部とを接触しな
    いように噛み合わせたことを特徴とする請求項1記載の
    便座用敷紙切離し装置。
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