JP3381908B2 - ロール状ペーパの片手繰出し、切断ホルダー - Google Patents

ロール状ペーパの片手繰出し、切断ホルダー

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JP3381908B2 JP2000200143A JP2000200143A JP3381908B2 JP 3381908 B2 JP3381908 B2 JP 3381908B2 JP 2000200143 A JP2000200143 A JP 2000200143A JP 2000200143 A JP2000200143 A JP 2000200143A JP 3381908 B2 JP3381908 B2 JP 3381908B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複雑な構造により
コスト高なものとすることなく、トイレットペーパその
他のロール状ペーパを、片手で繰出し、切断できるよう
にしたペーパホルダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から多く市販されているところの、
簡単な構造で廉価なロール状ペーパのホルダーとして
は、背板から前方へ延び出た二本のロール支持腕の先端
にロール芯保持部を設け、背板の上端にロールカバーの
後端を枢着したものが、知られている。また、片手で切
れるトイレットペーパホルダーとしては、特開平11−
113786号公報に記載された発明が存在するが、そ
れは、ペーパを引き出す力を利用し歯車を介して跳ね上
げ盤を回動させ、その跳ね上げ盤でペーパをロールカバ
ー先端の裏側に押しつけ、押しつけたままの状態でペー
パをさらに引っ張ることにより、片手でペーパが切れる
ようにしたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の市販品は、ペー
パを所定長さだけ引き出す際には、まず最初に、ロール
カバーを一方の手で持ち上げ該カバーの裏側に隠れてい
たペーパを表に露出させてから、露出した端片を他方の
手で摘み上げペーパを引き出す必要があった。また、こ
の市販品を用いて引っ張り出したペーパを切断するに
は、片手でロールカバーの先端をペーパロールの表面に
押しつけて、他方の手で摘んだペーパを上方に引き上げ
ロールカバーの先端縁で折り曲げるようにしながら引っ
張り切断するしかなかった。したがって、この市販品
は、片手だけで引き出すことも片手だけで切断すること
もできなかったから、両手が同時に使えない人や片手に
障害がある人などにとっては、非常に使い勝手の悪いも
のとなっていた。
【0004】また、前記の公報に記載されたものは、前
述の市販品と同様に片手でペーパを引き出すことはでき
ず、切断に関しても、片手でペーパが切れるようにはな
っているものの、歯車を用いるなどして構造が複雑であ
り、したがって廉価に製造できるようなものではなかっ
た。
【0005】本発明の課題は、簡単な構造により低コス
トで叙上の従来の技術が有する諸問題を解決し、片手だ
けでペーパを繰り出すことができ、それを片手だけで切
断することができるようにしたロール状ペーパの繰出
し、切断ホルダーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、次の手段を用いた。まず、片手だけでペーパを繰
り出すことができるようにするため、本発明では、ロー
ルカバーを片手で上方に回動させれば、その操作だけで
ペーパが繰り出されるようにした。すなわち、ロールカ
バーの下面のロール芯の上方に位置する箇所に帯条係止
部を設け、ロール芯の下方位置において帯条屈曲部を配
設し、上端に係止具を有し下端に錘を有する帯条を以
て、該帯条が前記帯条係止部からペーパロールの背面を
繞り帯条屈曲部を通って下方に垂れ下がるようにし、ロ
ールカバーの上方への回動につれてペーパロールの背面
に圧接された帯条が上昇すると、ペーパロールも共に上
向きに回転してペーパが自動的に繰り出されるように構
成した。
【0007】帯条のペーパロールへの圧接の長さが短く
なり過ぎないようにするため、背板の前面の、ロール支
持腕とロールカバーとの中間に位置する箇所に、また
は、ロールカバーの下面の、該カバーの後端と帯条係止
部との中間に位置する箇所に、ペーパロールに向けて帯
条抑えを突設し、ロールカバーが上方に回動していく際
に、ペーパロールの表面と帯条との接触長さが短くなり
過ぎてペーパロールを回転させる圧接力が不足し両者の
間に滑りが生じるという事態が起こらないように、換言
すると、最低限の長さの接触が確保されるように構成し
た。
【0008】帯条屈曲部での帯条の屈曲角度を大きくし
てその部の摩擦力を増大させるとともに、子供達が錘を
いじったりしないようにするため、帯条屈曲部の下方の
後方位置において、錘挿入筒を配設し、錘挿入筒の中に
錘を挿入しておくことができるように構成した。
【0009】片手だけでペーパを切断することができる
ようにするため、本発明では、ペーパの切断線を湿潤液
で湿し、少し引っ張っただけでそれが切断されるように
した。すなわち、ロール支持腕を前方に延長し、その延
長部分の前端近くにペーパ分離板の下端を枢着し、該分
離板の先端がペーパロールの前側表面に摺接するように
し、かつ前記延長部分の前端部に内部に湿潤液を含む湿
潤材を収納した湿し装置を取り付け、湿し装置の上縁に
穿設した細長孔内にロールカバーの前端縁が僅か出入り
できるように構成した。なお、ペーパ分離板は、文字通
りの機能を奏させるためのもので、切り離された後にロ
ール側に残ったペーパの先端部分がロール表面に接着し
たり、または湿し装置の後方に垂れ下がったりして、次
回の円滑な繰り出しに支障が起こるといったことがない
ようにするためのものである。
【0010】また、切断したペーパの先端縁がロールカ
バーの先端縁に貼り付いたままになり、次の繰り出しの
際の障害とならないようにするため、ペーパ切断端の近
くの、繰り出されたペーパとロールカバーとの間隙の位
置において、ペーパ剥離杆を配設し、切断後にロールカ
バーとともに持ち上げられるペーパがペーパ剥離杆によ
って阻止され、ロールカバーの先端縁から剥離されるよ
うに構成した。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を示した図面を
参照しながら、発明の実施の形態について説明する。図
1はペーパロールを装架したロール状ペーパの片手繰出
しホルダーを示し、図2は図1のものにおいて錘を錘挿
入筒の中に挿入した状態を示し、図3は同じくペーパロ
ールを装架したロール状ペーパの片手繰出切断ホルダー
を示し、図4は図3のものにおいてペーパ剥離杆15を
配設した状態を示す。背板1、ロール支持腕2、ロール
芯保持部3、ロールカバー4等が、図示と同一の形態を
しているものに限られないことは言うまでもない。ま
た、本発明の各部材は、特に言及がない限り、合成樹脂
や金属によって作られる。
【0012】帯条係止部5は、ロールカバー4の下面の
ロール芯16の上方に位置する箇所に設ける。図では3
個設けられているが、複数個設ければ、帯条係止部5の
どれに帯条9の上端の係止具7を係止するかによって、
帯条9とペーパロールの上部背面との間の接触長さを適
宜調節することができる。例えば、帯条係止部5の位置
を図で背板1より遠くなるように変更すれば、帯条9を
より長い距離に亘ってペーパロールの背面に接触させる
ことができるようになる。
【0013】帯条屈曲部6は、ロール芯16の下方位置
に配設する。図示のものは、背板1を下方に延長し、そ
の下端から前方に帯条支持部17を延び出させ、その先
端に設けるようになっているが、ロール芯16の下方位
置に配設されていさえすればその配設手段は問われな
い。帯条屈曲部6を調節杆19の先端に設け、調節杆1
9を帯条支持部17に緩挿して側部の止めねじ18でそ
の位置を固定する等の手段を付加すれば、帯条屈曲部6
の位置を変え、ペーパロール下方の背面と帯条9との接
触長さを適宜調節することができる。
【0014】帯条9は、ペーパロール表面との間に適正
な摩擦が得られるような素材、例えば撚った紐、細長い
布片、伸縮性の低いゴム条等で形成される。帯条9の材
質の選定には特に注意を要する。例えば、剛性の大きい
素材を用いると、軽い錘ではロール表面との間に滑りを
生じ、錘を重くすると、帯条9とともにペーパロール全
体が上方に持ち上げられるようなことが起こる。実験を
重ねた結果、通常のトイレットペーパに対しては、タコ
紐が推奨されることが分かった。帯条9の上端には、帯
条係止部5に容易に係脱できる構造の係止具7を設け、
その下端には錘8を付ける。そして、該帯条9が、常時
前記帯条係止部5からペーパロールの背面を繞り帯条屈
曲部6を通って下方に垂れ下がっているようにする。
【0015】帯条抑え10は、必要に応じて、背板1の
前面の、ロール支持腕2とロールカバー4との中間に位
置する箇所に、または、ロールカバー4の下面の、該カ
バー4の後端と帯条係止部5との中間に位置する箇所に
ペーパロールに向けて突設する。帯条抑え10の先端の
位置は、ロールカバー4が上方に回動してゆき垂直に近
付き、ペーパロールの表面と帯条9との接触長さが少な
くなり過ぎてペーパロールを回転させる摩擦力が不足す
るといった事態が起こらないように、換言すると、最低
限の長さに亘る接触が確保されるように、選ばれなけれ
ばならない。
【0016】錘挿入筒11は、図2、図4に示すように
帯条屈曲部6の下方の後方位置に配設する。例えば、図
示のように、背板1を下方に延長しその先に取り付け
る。錘挿入筒11の径は錘8が自由に上下できる大きさ
とし、全体を透明の素材で形成すれば錘の位置が容易に
看取できる。また、その取付け高さを調節することによ
り帯条屈曲部6における帯条9の屈曲角度を変え、その
部の摩擦力を増減させることが可能になる。
【0017】図3および図4に示したペーパ分離板12
は、ロール支持腕2を前方に延長したその延長部分の前
端近くに取り付ける。ロール支持腕2とその延長部分が
別体であってもよいのは勿論のことである。ペーパ分離
板12の下端は前記の延長部分に枢着し、先端をペーパ
ロールの前側表面に摺接させる。ところで、全体形状が
正しい円筒形になっていず歪んだ形になっているペーパ
ロールに対しては、次の問題が生じる。すなわち、ペー
パ分離板12の先端縁の一部がペーパロールの前側表面
に密接せず、両者の間に若干の隙間ができ、繰り出され
るペーパ20がその隙間に食い込まれて順調な繰り出し
ができなくなる。そのような問題を解決するには、ペー
パ分離板12の枢着を緩くし、分離板12がペーパロー
ルの形状に追随して容易にその姿勢を変えることができ
るようにしたり、あるいは分離板12の先端を柔軟に
し、該先端縁がその自重で容易に屈撓してペーパロール
の前側表面に密接できるようにしたりすればよい。ペー
パ分離板12の長さは、ペーパロールの径が最も小さく
なったとき、その先端がロール心16上に載るだけの長
さとする。
【0018】湿し装置13は、前記支持腕2の延長部分
の前端部に取り付け内部に湿潤液を含む湿潤材を収納す
る。湿潤材としては連続多孔質からなる弾性を有する素
材が好ましい。湿潤液としては、水に数%のグリセリン
液を混入したものが、氷点を下げ、蒸発を防ぎ(乾燥し
難くする)、衛生的である等の諸点からみて好適であ
る。湿し装置13の取付けに当たっては、それを僅か前
後に傾けたり、左右を別々に上下させたりできるように
しておけば、細長孔14とロールカバー4の先端縁との
噛み合わせを随時最適となるように調節することができ
る。
【0019】湿し装置13の上縁には細長孔14を穿設
しておき、その孔14の中にはロールカバー4の前端縁
が僅か出入りできるようにして、ロールカバー4から手
を離したときに、該カバー4が自重で下降し、その前端
縁がペーパ20を孔14の中に押し込み、孔14の中に
入ったペーパ20が湿潤材の上面に接触しその部分だけ
が湿潤液により湿され、小さい力で引っ張れば容易に切
り離すことができるようにする。湿潤液が蒸発して湿潤
材が乾燥してくると、ペーパ20の湿しが不足し切り離
しにくくなり、湿潤液を供給し過ぎて過剰になると、ペ
ーパ20の湿される領域が広くなり切断線が一直線にな
らなくなる等の問題が生じる。そこで、適正な湿りを常
にペーパ20に与えることができるようにするには、湿
し装置13を透明体で形成し、側方の上下にに湿潤液を
補給する供給口および排出口を穿っておくことが望まし
い。
【0020】ペーパ剥離杆15は、図4に示すようにペ
ーパ切断端の近くの、繰り出されたペーパ20とロール
カバー4との間隙に配設する。その長さは、ペーパ20
の全幅に亘る必要はない。ペーパ20が剥離杆15の下
側を通って繰り出されるようにしておけば、ペーパ20
の切断端がロールカバー1の先端縁に貼り付きそれと共
に上方に引き上げられようとしても、剥離杆15に当た
り引き剥がされることになる。
【0021】片手だけでペーパ20が順調に繰り出され
るようにするためには、ロールカバー4を片手で上方に
回動させるときに、帯条9とペーパロールとの接触面に
滑りが生じないようにしなければならず、ロールカバー
4から手を放しそれが元の位置に戻るときには、帯条9
とペーパロールとの接触面に滑りが生じるようにしなけ
ればならない。(そのようにしないと、ロールカバー4
が元の位置に戻るときペーパロールも逆回転し、繰り出
されたペーパ20もまた引き戻されてしまうからであ
る。)
【0022】本発明においては、前記の接触面における
滑りの変転は次のメカニズムにより達成されているもの
と考えられる。すなわち、ロールカバー4を上方に回動
させる間は、帯条9は、その回動により上方へ引かれる
力と錘8により下方へ引かれる力との合力により、ペー
パロールの裏側の表面に強く押しつけられることになる
から、大きな摩擦力が発生し滑りが生じなくなり、ロー
ルカバー4から手を放すと、帯条9には錘8により下方
へ引かれる力のみがかかることになるから、帯条9をペ
ーパロール15の表面に押しつける力が弱くなるので、
摩擦力も小さくなり滑りが生じる。
【0023】通常のトイレットペーパでは多くの場合、
帯条係止部5と帯条屈曲部6を図示の位置にしておいて
問題はないが、ペーパ20の材質、帯条9の素材、錘8
の重さ、帯条屈曲部6と帯条9との間の摩擦の大きさ等
の如何によっては、上述の滑りの変転が適正に達成され
ない場合も起こる。そのような場合には、前記の各事項
の組み合わせを検討して最適の組み合わせを選択するこ
とが必要になる。そしてその上で、微妙な調節は、帯条
係止部5に対する帯条9の係止位置、帯条屈曲部6の位
置や錘挿入筒の高さ等を変えることによって行う。特
に、ペーパロールは、ペーパが費消されるにつれてその
径が小さくなり、径が小さくなると上述の滑りの変転が
適正に達成されなくなる場合もあるので、上述の調節に
は、そのことをも考慮にいれる必要がある。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、叙上のとおり、トイレ
ットペーパその他のロール状ペーパを片手だけで引き出
し片手だけで切断することができるから、両手が同時に
使えない人や片手に障害がある人などにとっては、非常
に使い勝手の良いものとなる。しかも、背板から前方へ
延び出た二本のロール支持腕の先端にロール芯保持部を
設け、背板の上端にロールカバーの後端を枢着したとこ
ろの、廉価な市販品であるペーパホルダーに、僅かな加
工を施すだけで得られるものであるから、発明実施化の
コストを非常に低く押さえることができる。
【0025】本発明は、ロールカバーを片手で上方に回
動させると、その回動につれてペーパロールの背面を圧
接している帯条が上昇し、ペーパロールも共に上向きに
回転してペーパが繰り出される。ロールカバーから手を
放すと、自重でそれが元の位置に戻りペーパロールは回
転せずに帯条だけが錘の作用で下降する。このようにし
て所定長さのペーパが片手の操作だけで容易に繰り出さ
れる。普通のトイレットペーパの場合には、一回の回動
でペーパを4〜5cm繰り出されるように構成すること
ができる。
【0026】ロールカバーを上方に回動し垂直に近付け
ると、ペーパロールの表面と帯条との接触長さが短くな
るが、その長さが一定の限度を超えて短くなると、ロー
ル状ペーパの材質、当該ホルダーの寸法や素材等の条件
次第によることではあるが、ペーパロールを回転させる
摩擦力が不足し、帯条とペーパロール表面との間に滑り
が生じてペーパロールが円滑に回転しなくなるようなこ
とも起こる。そこで、背板またはロールカバーに帯条抑
えを突設しておけば、最低限の長さの接触が確保され前
述のような事態が起こるのを未然に防ぐことができる。
【0027】両手が同時に使えない人や片手に障害があ
る人が、片手だけで容易にペーパを繰り出すことができ
るようにするためには、ロールカバーの回動が軽々でき
るようにしなければならない。そのためには、錘を軽く
すればよいが、軽くし過ぎるとペーパロール背面を押す
力が弱くなり摩擦力が減り、ロール表面と帯条との間で
滑りが生じることにもなる。その対策としては、帯条屈
曲部における摩擦力を増すものとして錘挿入筒が用いら
れる。この錘挿入筒はまた、子供達が錘をいたずらする
のを予防することにも役立っている。
【0028】前述のようにして所定長さだけ繰り出され
たペーパは、ペーパ分離板の上面に載り、ロールカバー
の前端縁によって湿し装置の上縁に穿設した細長孔内に
僅か押し込まれ、その押し込まれた部分だけが内部の湿
潤材に触れ湿潤液で濡らされるから、ペーパの先を片手
で掴み少し引っ張っただけでペーパは容易に切断され
る。すなわち、片手の操作だけでペーパを容易に切断す
ることができる。切り離された後にロール側に残ったペ
ーパの先端部分は、ペーパ分離板の上面に載ったままで
いるから、それがロール表面に接着したり、湿し装置の
背部に垂れ下がったりして次回の繰り出しの支障となる
ようなことも起こらない。
【0029】繰り出されたペーパが湿潤液を吸収し過ぎ
ると、切断された先端縁がロールカバーの先端縁に貼り
付き、ロールカバーと共に上方に持ち上げられ、次回の
繰り出しの障害になる。これの対策としては、細長孔の
孔幅を短くし湿潤液の吸収を少なくするようにしてもよ
いが、より確実に行うには、ペーパ剥離杆を設ける。こ
れにより、貼り付いたペーパを常にロールカバー先端縁
から確実に剥離し、それをペーパ分離板上に載せること
が可能になる
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】ペーパロールを装架した、ロール状ペーパの片
手繰出しホルダーの側面図である。
【図2】図1のものにおいて錘を錘挿入筒の中に挿入し
た状態を示す側面図である。
【図3】ペーパロールを装架した、ロール状ペーパの片
手繰出切断ホルダーの側面図である。
【図4】図3のものにおいて、ペーパ剥離杆を配設した
状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 背板 2 ロール支持腕 3 ロール芯保持部 4 ロールカバー 5 帯条係止部 6 帯条屈曲部 7 係止具 8 錘 9 帯条 10 帯条抑え 11 錘挿入筒 12 ペーパ分離板 13 湿し装置 14 細長孔 15 ペーパ剥離杆
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47K 10/36

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】背板から前方へ延び出た二本のロール支持
    腕の先端にロール芯保持部を設け、背板の上端にロール
    カバーの後端を枢着したペーパホルダーにおいて、ロー
    ルカバーの下面のロール芯の上方に位置する箇所に帯条
    係止部を設け、ロール芯の下方位置において帯条屈曲部
    を配設し、上端に係止具を有し下端に錘を有する帯条を
    以て、該帯条が前記帯条係止部からペーパロールの背面
    を繞り帯条屈曲部を通って下方に垂れ下がるように構成
    したことを特徴とするロール状ペーパの片手繰出しホル
    ダー。
  2. 【請求項2】背板の前面の、ロール支持腕とロールカバ
    ーとの中間に位置する箇所に、または、ロールカバーの
    下面の、該カバーの後端と帯条係止部との中間に位置す
    る箇所に、ペーパロールに向けて帯条抑えを突設したこ
    とを特徴とする請求項1に記載のロール状ペーパの片手
    繰出しホルダー。
  3. 【請求項3】帯条屈曲部の下方の後方位置において、錘
    挿入筒を配設したことを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載のロール状ペーパの片手繰出しホルダー。
  4. 【請求項4】請求項1、請求項2または請求項3に記載
    のロール状ペーパの片手繰出しホルダーにおいて、ロー
    ル支持腕を前方に延長し、その延長部分の前端近くにペ
    ーパ分離板の下端を枢着し、該分離板の先端がペーパロ
    ールの前側表面に摺接するようにし、かつ前記延長部分
    の前端部に内部に湿潤液を含む湿潤材を収納した湿し装
    置を取り付け、湿し装置の上縁に穿設した細長孔内にロ
    ールカバーの前端縁が僅か出入りできるように構成した
    ことを特徴とするロール状ペーパの片手繰出切断ホルダ
    ー。
  5. 【請求項5】ペーパ切断端の近くの、繰り出されたペー
    パとロールカバーとの間隙の位置において、ペーパ剥離
    杆を配設したことを特徴とする請求項4に記載のロール
    状ペーパの片手繰出切断ホルダー。
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