JP2936215B2 - ロール物供給、排出装置 - Google Patents

ロール物供給、排出装置

Info

Publication number
JP2936215B2
JP2936215B2 JP21223793A JP21223793A JP2936215B2 JP 2936215 B2 JP2936215 B2 JP 2936215B2 JP 21223793 A JP21223793 A JP 21223793A JP 21223793 A JP21223793 A JP 21223793A JP 2936215 B2 JP2936215 B2 JP 2936215B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
core
roll
take
winding shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP21223793A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0748054A (ja
Inventor
重喜 田村
由行 重野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON YUSOKI KK
Original Assignee
NIPPON YUSOKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON YUSOKI KK filed Critical NIPPON YUSOKI KK
Priority to JP21223793A priority Critical patent/JP2936215B2/ja
Publication of JPH0748054A publication Critical patent/JPH0748054A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2936215B2 publication Critical patent/JP2936215B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グラビア印刷、加工ラ
イン等へシートを連続的に送出する巻出機に、ロール状
に巻き回されたシートの原反ロールを供給するととも
に、シートが全て巻き出された巻芯を巻出機から排出で
き、これらを順次繰り返してグラビア製品の生産性を向
上させうるロール物供給・排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】グラビア印刷、加工ライン等へシートを
連続的に送出する巻出機には、ロール状に巻き回された
シートの原反ロールが供給されるが、かかる場合、作業
員が、原反ロールの巻芯部分に巻取軸を挿入して、これ
をホイスト等を用いて巻出機まで搬送し、巻出機のチャ
ック部に前記巻取軸を上下方向或いは左右方向の所定の
位置合わせをした後、装着している。
【0003】また、原反ロールからシートが全て巻き出
された後は、再び作業員が巻出機のチャック部から、ホ
イスト等を用いて巻出後の巻取軸を取り外す作業を行っ
ているのが実状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の技術にあっては、原反ロールの様な重量物
でしかも安定性の悪いロール状物をホイスト等を用いて
運搬しており、極めて作業性が悪いとともに搬送作業や
巻出機への装着の際に危険を伴う。
【0005】また、巻出機のチャック部分に原反ロール
の巻取軸の軸芯を一致させるための位置決め作業には、
ホイスト等を寸動動作させて微調整を行うため、熟練し
た技術を要するという問題がある。
【0006】本発明は、かかる問題点に鑑み案出された
もので、その目的は、巻出機などに、ロール状に巻き回
された原反ロールを連続的に供給するとともに、空とな
った巻芯を巻出機から排出して、作業性、生産性を向上
させ得るロール物供給・排出装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本発明は,ロ−ル物を
供給し、巻取軸を排出する移載機をシ−トの流れ方向と
反対側に配置した巻出機と、上記巻出機とロ−ル物位置
検知具との間をシ−トの流れ方向と直交する方向に走行
する無人搬送車と、ロ−ル物供給時の無人搬送車の進行
方向側に配置し、無人搬送車上のロ−ル物の側方から、
巻芯内部に巻取軸を挿入し、前記巻取軸に空気を送出し
て巻取軸に巻芯を保持し、若しくは巻取軸から空気を排
出して巻取軸と巻芯との保持を解除し、巻芯内部から巻
取軸を引き出しうる巻取軸移動具からなり、巻芯内部に
巻取軸を挿入し、前記巻取軸に空気を送出して巻取軸に
巻芯を保持したロ−ル物を上記移載機で巻出機に供給
し、巻出完了後の巻取軸を移載機で無人搬送車上に移載
機で移載し、巻芯を無人搬送車で搬出し、上述の課題を
解決したものである。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例について、以下図面を参照
しつつ説明する。図に示す如く、本発明は、ロール物た
る原反Wを載置でき、かつ上下、左右方向に移動し得る
荷台83を具えた走行可能な搬送台車3と、前記原反W
の巻芯62の内部の空所を検知しうる巻芯検知具S1お
よび原反Wの端面位置を検知しうる端面位置検知具58
を具えたアーム体33A、33Bを揺動かつ水平移動可
能に支持するロール物位置検知具4と、前記原反Wの巻
芯空所内に巻取軸76を挿入し若しくは引き出しうる巻
取軸移動具5と、前記巻取軸76に空気を送出し若しく
は排出しうる空気送排出具44と、前記巻取軸76の両
端部を保持して前記搬送台車3の荷台83と巻出機2と
の間で原反W若しくは巻取軸76を移載しうる移載装置
24とから構成される。
【0009】巻出機2は、図3に示すごとく、地上に固
設された機台100と、該機台100から立設するフレ
ーム9と、巻芯62内に巻取軸76が挿入された原反W
を支承しうるチャック21とを具えかつその中間部を軸
受部20にて回動可能に支承されたターレットアーム7
と、原反Wから引き出されたシート6を案内しうるロー
ラ16および所定の切断を行い得る切刃18を具えたア
ーム14とから構成される。
【0010】前記ターレットアーム7は、図示しない電
動機により回転駆動されるとともに、その中間部には、
長手方向と直行する向きに突出した回動自在な案内ロー
ラ19を具える。
【0011】アーム14は、シリンダ13にて揺動可能
に支承され、さらにカッターアーム18は、シリンダ1
7にて揺動でき、シート6を周知の動作で切断し得る。
また、ローラ16は、アーム14に揺動可能なブラケッ
ト15で支承されている。なお、原反Wから引き出され
たシート6は、他方のフレーム8内部に設けられた種々
の案内ローラに導かれ、所定の加工ライン等へ送られ
る。
【0012】搬送台車は、図4に示す如く、地上に敷設
された軌条89に沿って走行しうる車輪88と、該車輪
88を支承する機枠90と、該機枠90上に設けられた
昇降機構87を介して上下移動可能に設けられたテーブ
ル86と、その上面に、中央に向かうにつれて互いに下
降する傾斜部を有する荷台83とから構成され、この荷
台83上には原反Wが胴受けされる。
【0013】前記車輪88は、機枠90に固定されたギ
ヤードモータMによって回転駆動されるとともに、周知
のブレーキ手段で停止しうる。また、昇降機構87は、
本例ではリンクをパンタグラフ状に組み合わさせ、これ
にアクチュエータ(不図示)を連係させて構成されたも
のを例示するが、他の機構も種々採用し得る。
【0014】前記テーブル86の上面にはレール部85
Bが原反Wの軸方向と直行する向きに配されると共に、
荷台83の下面には、レール部85Bに沿って円滑に摺
動しうるガイド部85Aが設けられている。また、テー
ブル86には、前記荷台83を前記レール部85Bに沿
って移動させ得る駆動手段として、本例ではシリンダS
が装着される。従って、このシリンダSのピストンロッ
ドを伸縮させることにより荷台83をレール部85Bに
沿って移動させることができる。
【0015】なお、軌条89は、前記巻出機2のシート
6が巻き出されていく方向と直交する向きに敷設されて
いる。
【0016】ロール物位置検知具4は、図5乃至図7に
示すごとく、地上側から左右に立設する機枠25、25
と、これらを継ぐように固着される上枠26と、該上枠
26に沿って移動し得るスライド部28、28と、該ス
ライド部28に揺動可能に装着されたアーム体33A、
33Bとを具える。なお、図7は、図6のA−A断面で
ある。
【0017】また、図2から明らかなように、ロール物
位置検知具4は、軌条89、89を挟んで巻出機2と対
向する位置で、かつ平面視において上枠26が前記軌条
89と平行になる向きに設置される。
【0018】上枠26には、図7に示すごとく、その上
面に上に凸なるレール27を固着するとともに、係合部
29の上板下面にはこれに沿って円滑に摺動し得るガイ
ド体49が固着されている。
【0019】また、上枠26の左右端部には、軸受部4
8が設けられる。軸受部48は、先端部にプーリ38を
固着した軸37を回動自在に支承しており、これらのプ
ーリ38、38にはベルト39が巻き掛けられる。さら
に、ベルト39は、左右の係合部29、29とは、夫々
上下に食い違えて背面側に連結具40、41にて固着さ
れている。
【0020】前記係合部29のいずれか一方側には、本
例ではシリンダ34が連結される。シリンダ34は、そ
のボトム側をブラケット35にて上枠26に固定支持さ
れ、ピストンロッド側は係合部29の上端面に突片36
に連結される。従って、シリンダ34のピストンロッド
を伸縮させると、左右の係合部29、29を、夫々相反
する方向へ水平移動させうる。
【0021】なお、係合部29には、前記上枠26の垂
直面を転動し得る補助ローラ42が回動自在に装着さ
れ、前後方向のガタツキを防止している。
【0022】また、スライド部28にはアーム体33
A、33Bが揺動可能に支承されている。スライド部2
8は、前記係合部29の前面に、側壁30、30が固着
され、この側壁30、30間にはシリンダ31を垂直方
向に装着している。また、シリンダ31のピストンロッ
ドは、レバー50に連結されるとともに、レバー50の
他端は支軸32に固着される。また、支軸32にはア−
ム体33A、33Bの継ぎ材51が一体的に固着されて
いる。
【0023】従って、シリンダ31のピストンロッドを
伸縮させると、本例ではほぼ90度の角度で継ぎ材5
1、ひいてはアーム体33A、33Bを揺動させうる。
【0024】前記継ぎ材51の先端には、図8に示すご
とく、プレート部52が固着されている。プレート部5
2には、エアーシリンダ54が上下をブラケット55に
て取り付けられ、そのピストンロッドは、昇降枠53の
取着部53Aに固着されている。また、プレート部52
の背面にはガイド56が、さらに昇降枠53にはレール
57が設けられており、エアーシリンダ54のピストン
ロツドの伸縮により、昇降枠53をプレート部52に対
して円滑に移動できる。
【0025】また、本例では、巻取軸移動具5から遠ざ
かる方のアーム体33Bにおいて、その昇降枠53の下
端部には、巻芯検知具S1が装着されている。巻芯検知
具S1は、本例では、それぞれ出没自在なする検知端5
9A、60A、61Aを具えたエアーシリンダ59、6
0、61で構成され、その各検知端59A、60A、6
1Aは、図9に示すごとく巻芯62の内部空所に全て挿
入し得るよう配されている。
【0026】なお、本例では、夫々の検知端59A、6
0A、61Aの外側端寸法は、前記巻芯62の内径寸法
よりも僅かに小としている。また、検知端59A、60
Aの外側面が、巻芯62の内面に挿入された状態では、
検知端61Aの外側面も、巻芯62の内部空所に挿入し
うるように位置決めされている。また、アーム体33B
側の前記エアーシリンダ59、60の間には発光装置P
1が装着される一方、他方のアーム体33A側にはこれ
に対応して受光装置P2が装着されている。
【0027】また、アーム体33Bの前記プレート部5
2には、近接センサ110が装着され、該近接センサ1
10は、予め設定された位置でかつ昇降枠53に設けら
れた鉄片111と対向した場合に検知信号を出力するよ
うに構成される。なお、これについては後述する。
【0028】なお、シリンダ31のピストンロッドを伸
張させて、継ぎ材51を水平にした状態では、前記発光
装置P1から発せられる光軸は、前記搬送台車3のほぼ
中心線上を通過するよう配置される。
【0029】また、左右のアーム体33A、33Bとも
に、夫々のプレート部52には、端面検知具58が設け
られている。端面検知具58は原反Wの端面を検知しう
るもので、図10に示すごとく、プレート部52に固着
したガイド99と、このガイド99にに対して相対移動
可能な当接板91と、当接板91の移動を検知する近接
センサ97とから構成されている。なお、当接板91
は、左右のアーム体33A、33Bの各々内面側に設け
られている。
【0030】当接板91には、上下に2本の摺動軸部9
2、および鉄などからなる検出軸96が固着されてお
り、摺動軸部92、検出軸96は、ガイド99に形成さ
れた孔に対して摺動可能に支持されている。また、摺動
軸部92にはフランジ部94が形成されるとともに、他
端側にも軸部93が固着されている。
【0031】フランジ部94とブラケット98との間に
は、スプリング95が弾性挿入され、常時当接板91を
図において右方に付勢している。従って、通常は、近接
センサ97と、検出軸96とは所定の距離を隔てた状態
にあるが、当接板91が原反Wの端面に当接すると、検
出軸96と、近接センサ97との距離が縮まり、かかる
状態を近接センサ97が検知し信号を出力することによ
り、原反Wの端面位置を検知できる。
【0032】さらにまた、ロール物位置検知具4には、
後述する巻取軸76に空気を送出し若しくは排出しうる
空気送排出具44を具える。空気送排出具44は、シリ
ンダ46のピストンロッドにて揺動可能な揺動アーム4
3の先端部に装着されており、空気の吸排気口45を前
記アーム体33B側に向くよう配置されている。
【0033】つぎに、巻取軸移動具5について説明す
る。巻取軸移動具5は、図11に示すごとく、主フレー
ム63上に支持される水平フレーム64と、この水平フ
レーム64の側面に固着された側板66と、該側板66
に揺動可能に支承されかつ先端に駆動可能な駆動ローラ
69を具えたリンク67とから構成される。
【0034】また、巻取軸移動具5は、前記搬送台車3
の軌条89とほぼ平行かつ2本の軌条89のほぼ中心位
置に設置され、側方から、搬送台車3の荷台83上に載
置されている原反Wに巻取軸76を挿入し、或いは引き
出し得るものである。
【0035】前記リンク67は、一端が前記側板66に
回動自在に支承されるとともに、その中間部にはシリン
ダ68のピストンロッドが連結されている。従って、シ
リンダ68のピストンロッドを伸縮させることによりリ
ンク67を揺動させ得る。
【0036】また、リンク67の他端には、駆動ローラ
69が駆動可能に装着されている。駆動ローラ69は、
中央部になるほど半径が小となる傾斜面を具え、その側
方には電動機65と連係する伝導具71を巻き掛けうる
スプロケット(不図示)を具える。
【0037】なお、前記側板66には、従動ローラ70
が回動自在に支承されており、この従動ローラ70は、
前記駆動ローラ69とほぼ同様の形状をなし、両者で、
断面円形の巻取軸76を挟持できる。さらに、電動機6
5を駆動して駆動ローラ69を任意の方向に回転させる
と、巻取軸76をその軸方向に移動させ得る。
【0038】また、水平フレーム64の上面には巻取軸
76が、原反Wの巻芯62から巻取軸移動具5側に引き
抜かれた際に、巻取軸76を支持し得る回動自在な受部
73、74が設けられている。なお、本例では水平フレ
ーム64の端部には、リミットスイッチや、タッチセン
サなどの引き抜き検知具S2が設けられている。これに
より、巻取軸76の移動を規制しうるとともに、引き抜
きが完了したことを検知しうる。
【0039】移載装置24は、本例では図3に示すごと
く、巻出機2の機台100に設置されており、ボトム側
が前記機台100上に支承され、かつそのピストンロッ
ド側がレバー12に連結され、該レバー12は、アーム
片10と一体的に固着されている。なお、レバー12、
アーム片10は、ブラケット23に回動自在に支承さ
れ、また、アーム片10の先端部は、支持部22が形成
され、この支持部22で巻取軸76の両端部を支持し得
る。
【0040】然して、シリンダ11のピストンロッドを
縮めた際のアーム片10の先端部の軌跡と、前記巻出機
2のターレットアーム7端部に設けられたチャック21
の軸芯の軌跡とは点Xで交わり、該点Xでアーム片10
から巻出機2へ原反Wを供給でき、また、巻出機2から
巻き出しが完了した空の巻芯62を巻取軸76ととも排
出しうる。
【0041】さらに、アーム片10の保持部22は、ピ
ストンロッドを伸張せしめた際には、前記巻取軸移動具
5にて支承される巻取軸76が軸方向にスライドした
際、即ち、基準位置にある巻取軸76を保持し得るよう
配置されている。
【0042】なお、巻取軸76は、図12に示すごと
く、筒体79と、弾性体からなるチューブ81と、その
周囲には筒体79の案内孔に案内されかつ前記チューブ
81側にラグステー80を形成した複数のラグ77とか
ら構成されており、巻取軸の一端側に設けられた空気送
出口より、圧縮空気がチューブ81内に充填されると、
ラグ77が半径方向に突出し、巻取軸76に外挿された
巻芯62を保持し得るものである。
【0043】
【作用】以上のように構成された本発明の作用について
説明する。巻出機2に原反Wを供給するために、先ず原
反Wを基準位置に合致させて保持する。即ち、本例によ
れば、基準位置は、左右のアーム体33A、33Bの
夫々の端面検知具58がともに原端Wを検知し、巻芯
検知具S1が巻芯76を検知し、近接センサ110が
鉄片111を検知している、三条件を満たし得る場合で
ある。以下、原点Wを、かかる基準位置に合致させる一
例を詳述する。
【0044】先ず、搬送台車3が軌条89に沿って走行
し、巻出機2に対応する停止位置に達すると停車する。
かかる動作は地上に設置された磁石を搬送台車3側に設
けた磁気センサで検出することや、機械的なストッパを
設けるなど周知の手段で行ないうる。
【0045】しかる後、ロール物位置検知具4は、先
ず、夫々シリンダ31のピストンロッドを伸ばし、左右
のアーム体33A、33Bのそれぞれの昇降枠53、5
3にて原反Wの左右の端面を覆うように位置させる。ま
た、夫々のプレート部52に取着されているエアーシリ
ンダ54のピストンロッドを縮め昇降枠53を最下降位
置に降ろした状態としておく。
【0046】次に、図13(A)に示すごとく、搬送台
車3の荷台83を昇降機構87により垂直に上昇させつ
つ、一方の昇降枠53に装着されている発光装置P1か
ら光を発する。
【0047】当初は、発光装置P1から発せられた光
は、原反Wの端面にて遮られるが、荷台83の上昇によ
り、図13(B)のごとく、原反Wの巻芯62内部位置
に達すると受光装置P2が発光装置P1から発した光を
受光する。この状態で、荷台83の上昇を停止させる。
【0048】然して、アーム体33Aを、シリンダ31
のピストンロッドを縮めて跳ね挙げるとともに、他方の
アーム体33B側のエアーシリンダ61の検知端61A
を突出させておき、しかる後、シリンダ34のピストン
ロッドを延ばして、アーム体33Bを原反Wに接近させ
る。
【0049】かかる移動は、図14に示すごとく、アー
ム体33Bに設けられた端面検知具58の当接板91が
原反Wの端面位置に接触することにより停止し、またか
かる動作により、エアーシリンダ61の検知端61Aが
原反Wの巻芯62内部に挿入された状態となる。
【0050】また、搬送台車3の荷台83をさらに上昇
させる。すると、原反Wの巻芯62内面がエアーシリン
ダ61の検知端61Aに引っ掛かり、荷台83の上昇と
共に昇降枠53もプレート部52に対して相対的に引き
上げられる。
【0051】なお、この際、プレート部52に取着され
ているエアーシリンダ54の内圧を抜いてフリーの状態
としておく。また、荷台83は、昇降枠53に設けられ
た鉄片111が、プレート部52の近接スイッチ110
にて検知されるとその上昇を停止する。かかる一連の動
作により、原反Wの高さ方向の位置合わせが完了する。
【0052】次に、原反Wを、その軸方向と水平面にて
直交する方向(以下、「水平方向」という)の位置合わ
せを行う。水平方向の位置合わせは、エアーシリンダ5
9、60の夫々の検知端59A、検知端60Aを夫々突
出させる。この際、両方の検知端59A、60Aが原反
Wの巻芯62内部に挿入し得れば、水平方向の位置合わ
せが完了する。
【0053】また、いずれか一方の検知端59A、検知
端60Aが挿入し得ない場合には、その方向に荷台83
をシリンダSを用いて前記水平方向に移動させ、両方の
検知端59A、60Aが挿入する位置でシリンダSの駆
動を停止させる。これにより、水平方向の位置合わせが
完了する。
【0054】上述の動作で、原反Wの高さ方向及び水平
方向の位置合わせが完了した後、今度は原反Wの軸方向
の位置合わせを行う。かかる手順は、先ずシリンダ34
のピストンロッドを縮めて、アーム体33A、33B
を、互いの間隔を広げる方向に所定量移動させる。
【0055】しかる後、アーム体33Aをそのシリンダ
31のピストンロッドを伸ばしてアーム部51を水平状
態とする。また、エアーシリンダ54のピストンロッド
を伸ばして、昇降枠53を最上方位置に押し上げてお
く。
【0056】次に、シリンダ34のピストンロッドを伸
ばして、スライド体28、28を互いの間隔を縮める方
向に移動させ、左右のアーム体33A、33Bそれぞれ
に設けられている両方の端面検知具58、58が原反W
の端面と接触したところで原反Wの軸方向の位置合わせ
が完了する。
【0057】なお、左右の端面検知具58のいずれか一
方のみが原反Wを検知して、他方のそれは、原反Wの端
面を検知していない場合には、原反Wの軸方向のズレが
生じているため、原反Wと接触していない方の端面検知
具58側へ搬送台車3を微小走行後停止させ、再度アー
ム体33A、33Bを互いに接近させる。かかる動作の
繰り返しにより、左右の端面検知具58が共に原反Wの
端面と接触すると、原反Wの軸方向位置合わせが完了す
る。
【0058】次に、上述の動作で高さ方向、水平方向及
び軸方向の全ての位置合わせが完了し基準位置に合致し
た原反Wの巻芯62空所に、巻取軸移動具5に支持され
ている巻取軸76を挿入する。先ず、シリンダ46のピ
ストンロッドを伸ばして空気送排出具44を具えた揺動
アーム43を水平とし、しかる後、巻取軸移動具5によ
り、巻取軸76を移動させる。
【0059】即ち、巻取軸移動具5のシリンダ68のピ
ストンロッドを伸張させ、駆動ローラ69を巻取軸76
に押し当て、駆動ローラ69の下方に位置する従動ロー
ラ70とで巻取軸76を挟持し、しかる後、電動機65
を所定の方向に回転駆動させる。
【0060】電動機65を回転駆動すると、そのトルク
が伝導具71を介して駆動ローラ69に伝達され、これ
により、巻取軸76は、その軸方向に移動して巻取軸移
動具5から押し出され、前記原反Wの巻芯62内の空所
に正確に挿入される。
【0061】巻取軸76の先端部には図示しない空気の
吸気及び排気を行い得るバルブ部が形成され、かかるバ
ルブ部が前記揺動アーム43に設けられた吸排気口45
に当接し、かかる動作により、巻取軸移動具5の電動機
65が停止し、挿入が完了する。
【0062】巻取軸76の挿入完了信号が巻取軸移動具
5から出力されると、空気送排出具44が作動して、前
記バルブ部から巻取軸76内に空気が充填され、ラグ7
7が、巻芯62の内面に当接して原反Wの巻芯62を保
持しうる。
【0063】巻取軸76が原反Wの巻芯62を完全に保
持した後、シリンダ31、31のピストンロッドを縮め
て、左右のアーム体33A、33Bを跳ね上げ、かつシ
リンダ34のピストンロッドを縮めてスライド体28、
28を、互いの間隔を広げる方向に移動させる。また、
シリンダ46のピストンロッドを縮めて揺動アーム43
をも垂直状態に位置させる。
【0064】次に、図15に示すごとく搬送台車3の荷
台83を最上昇位置まで押し上げておき、その際に生じ
る空間を利用して、移載装置24のシリンダ11のピス
トンロッドを伸張してアーム片10を搬送台車3側に位
置させる。なお、アーム片10の支持部22は、前記原
反Wの位置合わせをした巻芯62の中心位置にほぼ位置
しうる。
【0065】しかる後、荷台83をゆっくりと下降させ
る。かかる動作により、原反Wの左右端部から突出する
巻取軸76の両端が、アーム片10の支持部22に載置
され、搬送台車3から移載装置24への移載が完了す
る。
【0066】移載が完了すると、シリンダ11のピスト
ンロッドを縮めて、アーム片10を巻出機2側へ揺動さ
せ、チャック21に原反Wが公知の手段で装着される。
【0067】以上が、原反Wを巻出機2に供給する手順
である。なお、原反Wが巻出機2によって全て巻出され
た場合には、巻出機2から巻芯62を排出する必要があ
る。この場合は、原反Wを供給する手順とほぼ逆の手順
となる。
【0068】以上詳述したが、本発明は上記実施例に限
定されるものではなく、例えば巻芯検知具としてエアー
シリンダに代えて非接触で巻芯内部空所を検知しうる光
電管を用いることや、端面位置検知具として圧力セン
サ、機械的接点を有するマイクロスイッチ、光電センサ
などに種々変形しうる。
【0069】
【発明の効果】本発明は、上記の構成を採用した結果、
ロール状に巻き回された原反ロールに巻取軸を自動的に
挿入、抜き取りができ、しかも原反ロールを正確に位置
決めして巻出機へ連続的に供給できるとともに、空とな
った巻芯を巻出機から排出しうるため、作業性、製品の
生産性を向上しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す側面図である。
【図2】本発明の実施例を示す平面図である。
【図3】巻出機の側面図である。
【図4】搬送台車の側面図である。
【図5】ロール物位置検知具の正面図である。
【図6】ロール物位置検知具の平面図である。
【図7】ロール物位置検知具の断面図である。
【図8】アーム体の要部を説明する斜視図である。
【図9】巻芯検知具を説明するための図である。
【図10】反面位置検知具を説明するための側面図であ
る。
【図11】巻取軸移動具の側面図である。
【図12】巻取軸を説明するための断面図である。
【図13】(A)(B)ともに、本発明の作用を説明す
るための図である。
【図14】本発明の作用を説明するための図である。
【図15】本発明の作用を説明するための図である。
【符号の説明】
W 原反 2 巻出機 3 搬送台車 4 ロール物位置検知具 5 巻取軸移動具 6 シート 24 移載装置 28 スライド体 29 係合部 33A アーム体 33B アーム体 58 端面検知具 S1 巻芯検知具

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロ−ル物を供給し、巻取軸を排出する移
    載機をシ−トの流れ方向と反対側に配置した巻出機と、
    上記巻出機とロ−ル物位置検知具との間をシ−トの流れ
    方向と直交する方向に走行する無人搬送車と、ロ−ル物
    供給時の無人搬送車の進行方向側に配置し、無人搬送車
    上のロ−ル物の側方から、巻芯内部に巻取軸を挿入し、
    前記巻取軸に空気を送出して巻取軸に巻芯を保持し、若
    しくは巻取軸から空気を排出して巻取軸と巻芯との保持
    を解除し、巻芯内部から巻取軸を引き出しうる巻取軸移
    動具からなり、巻芯内部に巻取軸を挿入し、前記巻取軸
    に空気を送出して巻取軸に巻芯を保持したロ−ル物を上
    記移載機で巻出機に供給し、巻出完了後の巻取軸を移載
    機で無人搬送車上に移載機で移載し、巻芯を無人搬送車
    で搬出するロ−ル物供給・排出装置
JP21223793A 1993-08-03 1993-08-03 ロール物供給、排出装置 Expired - Lifetime JP2936215B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21223793A JP2936215B2 (ja) 1993-08-03 1993-08-03 ロール物供給、排出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21223793A JP2936215B2 (ja) 1993-08-03 1993-08-03 ロール物供給、排出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0748054A JPH0748054A (ja) 1995-02-21
JP2936215B2 true JP2936215B2 (ja) 1999-08-23

Family

ID=16619242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21223793A Expired - Lifetime JP2936215B2 (ja) 1993-08-03 1993-08-03 ロール物供給、排出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2936215B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114108298A (zh) * 2021-12-10 2022-03-01 瑞法诺(苏州)机械科技有限公司 共用拔轴式布料分切设备

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0748054A (ja) 1995-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109545905B (zh) 排版机
CN111573192B (zh) 一种带有笼车定位机构的发动机缸体下料系统
CN112707209B (zh) 一种无溶剂复合铝箔高位放卷系统及其工作方法
CN113320992A (zh) 双通道拆叠垛机及拆叠垛方法
CN211439980U (zh) 一种用于料片的桁架提升手臂
CN113858622B (zh) 一种采血试管盖滤膜自动焊接设备
JP2936215B2 (ja) ロール物供給、排出装置
KR100974864B1 (ko) 플라즈마 컷팅 장치로 컷팅 대상을 자동으로 공급하는 자동 공급장치
CA2056082C (en) Process and apparatus for the cutting to shape of sheets of plastic material
CN216888958U (zh) 自动装卸卷料机械手及换卷设备
JP2703625B2 (ja) 板金加工機の板材供給装置
JPH08252639A (ja) ワーク反転装置
JP3846874B2 (ja) 巻芯の芯合せ装置
CN220641890U (zh) 包装材料提取装载装置
EP1012085B1 (en) Apparatus for loading and unloading leathers, skins or similars, on or from, airchain conveyors
CN214418845U (zh) 一种抓手结构
JPH10203698A (ja) シート状物接合装置
JPS6047014B2 (ja) 板材の折り曲げ装置
KR100253126B1 (ko) 권취시트 형상물의 잔심회수장치
JP3504319B2 (ja) 曲げ加工セル
KR20030008114A (ko) 코일 드럼 공급장치
KR20040006536A (ko) 스틸 슬리브 폭별 공급장치
CN118419381A (zh) 换胶机构及贴胶设备
CN118270344A (zh) 可一对多的理料设备
JPH04317947A (ja) シートロール取出し装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990510