JP2935155B2 - 運転室昇降装置 - Google Patents

運転室昇降装置

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JP2935155B2 JP23086993A JP23086993A JP2935155B2 JP 2935155 B2 JP2935155 B2 JP 2935155B2 JP 23086993 A JP23086993 A JP 23086993A JP 23086993 A JP23086993 A JP 23086993A JP 2935155 B2 JP2935155 B2 JP 2935155B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば油圧ショベル、
油圧圧砕機、スクラップ処理機等のアタッチメントが交
換して装着されるショベル系掘削機等の運転室昇降装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のショベル系掘削機等におい
て、座席や操作機構を備えた運転室が垂直に上下方向に
昇降する構造のものが知られている。
【0003】ところで近年、運転者の操作性、視界拡大
及び油圧配管、電気配線の容易性を考慮し、運転室が斜
め前下り方向に沿って昇降すると共に任意の位置で停止
保持可能な構造が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
構造の場合、運転室の昇降は油圧シリンダを用い、油圧
シリンダのヘッド側及びロッド側に圧油を封止すること
によりに任意の中間位置で運転室を停止保持する構造と
なっているため、万一、油圧ホースの裂傷や流路切替バ
ルブ、油圧ポンプの故障が発生してしまうと、運転室は
不意に落下するおそれが考えられるという不都合を有し
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不都
合を解決することを目的とするもので、その要旨は、下
部走行機体に上部旋回機体を設け、該上部旋回機体に運
転室を昇降案内可能に設け、該上部旋回機体に各種のア
タッチメントを装着してなり、上記運転室を上記上部旋
回機体に斜め前下り方向に沿って昇降案内可能な案内機
構を設け、該運転室を昇降動作させる昇降機構を設け、
該運転室を該昇降機構の停止動作に連動する押圧用シリ
ンダにより上部旋回機体側を押圧可能なブレーキ部材に
よって該上部旋回機体に摩擦係留可能な落下防止機構を
設けて構成したことを特徴とする運転室昇降装置にあ
る。
【0006】
【作用】案内機構により案内された運転室は昇降機構に
より斜め前下り方向に沿って昇降することになり、この
際、昇降の任意の位置で運転室を停止させると、昇降機
構の停止動作に連動する落下防止機構としての押圧用シ
リンダによりブレーキ部材は上部旋回機体側を押圧して
摩擦係留し、ブレーキ部材と上部旋回機体側との摩擦係
留により運転室は上部旋回機体に係留されることにな
る。
【0007】
【実施例】図1乃至図9は本発明の実施例を示し、1は
下部走行機体であって、この場合足回りに履帯2が備え
られ、下部走行機体1に上部旋回機体3を旋回軸部4を
中心として水平旋回自在に設け、上部旋回機体3にブー
ム5を油圧シリンダ6により俯仰動作可能に突設し、ブ
ーム5の先端部にアーム7を油圧シリンダ8により俯仰
動作可能に取付け、アーム7の先端部にアタッチメント
9としてのバケットを油圧シリンダ10により開閉動作
可能に取り付けて構成している。
【0008】11は運転室であって、案内機構12によ
り上記上部旋回機体3に斜め前下り方向に沿って昇降案
内可能に設けられ、昇降機構13により昇降動作可能に
設けられている。
【0009】この場合、上部走行機体3の側部に斜面部
14を形成し、斜面部14の斜め前下りの傾斜面15に
二個のガイドレール16並列状態に取付け、この二個の
ガイドレール16に各々二個ずつ計四個の軸受部17を
浮上不能な状態で係止してガイドレール16に沿って摺
動自在に嵌合し、この軸受部17を移動板18に取付
け、移動板18上に運転室11を配設し、傾斜面15の
下側に油圧シリンダからなる昇降用シリンダ19の基部
をピン20により連結し、この昇降用シリンダ19のロ
ッド21の先端部を移動板18の上側裏面にピン22に
より連結して構成している。
【0010】23は落下防止機構であって、この場合上
記移動板18に油圧シリンダからなる押圧用シリンダ2
4を二個取付け、押圧用シリンダ24のロッド25にブ
レーキ部材26を取付け、押圧用シリンダ24のロッド
25の突出動作によってブレーキ部材26により上記ガ
イドレール16を押圧可能に設け、このブレーキ部材2
6によりガイドレール16を押圧することにより、その
摩擦によって、運転室11を任意の位置で係留保持可能
に設けて構成している。
【0011】この場合図8、図9の如く、三方切替弁2
7及び二方切替弁28を上記昇降用シリンダ19及び押
圧用シリンダ24に接続して回路構成している。図中2
9は油圧ポンプ、30は油圧タンク、31は操作スイッ
チ、32はダイオードであり、この際に、運転室11の
任意の位置で停止させたい場合には、三方切替弁27及
び二方切替弁28を非励磁状態にすると、昇降用シリン
ダ19のヘッド側及びロッド側の圧油は封止され、かつ
押圧用シリンダ24のロッド25は突出動作し、ブレー
キ部材26はガイドレール16を押圧し、その摩擦によ
って、運転室11を任意の位置で係留保持することにな
る。また押圧用シリンダ24は油圧ポンプ29が作動し
ているときにのみ作動する回路構成としてあり、これは
油圧ポンプ29やそのエンジンが故障した場合に、運転
室11が上昇したままの状態になることを避けるためで
ある。
【0012】この実施例は上記構成であるから、案内機
構12により案内された運転室11は昇降機構13によ
り斜め前下り方向に沿って昇降することになり、この際
に、昇降の任意の位置で運転室11を停止させると、
降機構13の停止動作に連動する落下防止機構23とし
ての押圧用シリンダ24によりブレーキ部材26は上部
旋回機体側としてのガイドレール16を押圧して摩擦係
留し、ブレーキ部材26と上部旋回機体3側との摩擦係
留により運転室11は上部旋回機体3に係留されること
になり、このため万一、油圧ホースの裂傷や流路切替バ
ルブ、油圧ポンプの故障が発生したとしても、運転室1
1が不意に落下することを防ぐことができ、安全性を向
上することができる。
【0013】この際、上記落下防止機構23には上記案
内機構12としてのガイドレール16を押圧係止可能な
押圧用シリンダ24を備えているから、例えガイドレー
ル16が経年使用により摩耗した場合であっても、ガイ
ドレール16を押圧することにより、停止状態での運転
室11のがたつきを防ぐことができる。
【0014】尚、上記案内機構12及び昇降機構13、
落下防止機構23等の構造は上記実施例に限られるもの
ではなく、適宜変更して設計されるものである。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述の如く、請求項1記載の発
明にあっては、案内機構により案内された運転室は昇降
機構により斜め前下り方向に沿って昇降することにな
り、この際に、昇降の任意の位置で運転室を停止させる
と、昇降機構の停止動作に連動する落下防止機構として
の押圧用シリンダによりブレーキ部材は上部旋回機体側
を押圧して摩擦係留し、ブレーキ部材と上部旋回機体側
との摩擦係留により、運転室は上部旋回機体に係留され
ることになり、このため万一、油圧ホースの裂傷や流路
切替バルブ、油圧ポンプの故障が発生したとしても、運
転室が不意に落下することを防ぐことができ、安全性を
向上することができる。
【0016】又、請求項2記載の発明にあっては、上記
ブレーキ部材により上記案内機構としてのガイドレール
を押圧係止可能に形成してなるから、例えガイドレール
が経年使用により摩耗した場合であっても、ガイドレー
ルを押圧することにより、停止状態での運転室のがたつ
きを防ぐことができる。
【0017】以上、所期の目的を充分達成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体側面図である。
【図2】図1で示す実施例の平面図である。
【図3】図1で示す実施例の部分側断面図である。
【図4】図1で示す実施例の部分平断面図である。
【図5】図1で示す実施例の部分横断面図である。
【図6】図1で示す実施例の部分拡大横断面図である。
【図7】図1で示す実施例の部分拡大側断面図である。
【図8】図1で示す実施例の油圧回路図である。
【図9】図1で示す実施例の電気回路図である。
【符号の説明】
1 下部走行機体 3 上部旋回機体 9 アタッチメント 11 運転室 12 案内機構 13 昇降機構 16 ガイドレール 23 落下防止機構 24 押圧用シリンダ26 ブレーキ部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行機体に上部旋回機体を設け、該
    上部旋回機体に運転室を昇降案内可能に設け、該上部旋
    回機体に各種のアタッチメントを装着してなり、上記運
    転室を上記上部旋回機体に斜め前下り方向に沿って昇降
    案内可能な案内機構を設け、該運転室を昇降動作させる
    昇降機構を設け、該運転室を該昇降機構の停止動作に連
    動する押圧用シリンダにより上部旋回機体側を押圧可能
    なブレーキ部材によって該上部旋回機体に摩擦係留可能
    な落下防止機構を設けて構成したことを特徴とする運転
    室昇降装置。
  2. 【請求項2】 上記ブレーキ部材により上記案内機構と
    してのガイドレールを押圧係止可能に形成してなる請求
    項1記載の運転室昇降装置。
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