JP2934973B2 - ウインドレギュレータ - Google Patents
ウインドレギュレータInfo
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- JP2934973B2 JP2934973B2 JP3976090A JP3976090A JP2934973B2 JP 2934973 B2 JP2934973 B2 JP 2934973B2 JP 3976090 A JP3976090 A JP 3976090A JP 3976090 A JP3976090 A JP 3976090A JP 2934973 B2 JP2934973 B2 JP 2934973B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車のウインドガラスを昇降するXアー
ムタイプのウインドレギュレータに関するものである。
ムタイプのウインドレギュレータに関するものである。
従来の技術 従来のXアームタイプのウインドレギュレータは、メ
インアームにサブアームを交差して回動自在に設けると
共に、メインアーム及びサブアームの一端を水平方向に
長尺なガイドレールにそれぞれ摺動自在に設け、メイン
アームの他端にガイドレールを上下方向に移動するセク
タギアを設け、セクタギアの側部にこれと噛合うピニオ
ンギアを回動自在に配設し、サブアームの他端をガイド
レールと平行なサブガイドレールに摺動自在に設けてい
た。
インアームにサブアームを交差して回動自在に設けると
共に、メインアーム及びサブアームの一端を水平方向に
長尺なガイドレールにそれぞれ摺動自在に設け、メイン
アームの他端にガイドレールを上下方向に移動するセク
タギアを設け、セクタギアの側部にこれと噛合うピニオ
ンギアを回動自在に配設し、サブアームの他端をガイド
レールと平行なサブガイドレールに摺動自在に設けてい
た。
発明が解決しようとする課題 ところが、従来のXアームタイプのウインドレギュレ
ータでは、ウイントガラスをガイドレールと共に下降す
るに際し、セクタギアとピニオンギアとの間にバックラ
ッシュがあるので、ピニオンギアによってセクタギアを
回転し、ウインドガラスをその静摩擦に抗して下降させ
ると、静摩擦がこれより摩擦係数の小さい動摩擦に変る
ため、ウインドガラスがその自重で降下して一時停止
し、ここで摩擦は再び静摩擦となる。この状態を繰返え
すことにより、ウインドガラスはピニオンギアの連続回
転にも拘らずに断続下降し、ウインドガラスの下降がス
ムーズに行われなかった。
ータでは、ウイントガラスをガイドレールと共に下降す
るに際し、セクタギアとピニオンギアとの間にバックラ
ッシュがあるので、ピニオンギアによってセクタギアを
回転し、ウインドガラスをその静摩擦に抗して下降させ
ると、静摩擦がこれより摩擦係数の小さい動摩擦に変る
ため、ウインドガラスがその自重で降下して一時停止
し、ここで摩擦は再び静摩擦となる。この状態を繰返え
すことにより、ウインドガラスはピニオンギアの連続回
転にも拘らずに断続下降し、ウインドガラスの下降がス
ムーズに行われなかった。
本発明の目的は、上述する問題点に対処して、ピニオ
ンギアを回動することにより、セクタギアがピニオンギ
アと噛合いながら移動し、メインアーム及びサブアーム
がセクタギアの移動に伴って互に反対方向に揺動すると
共に、支持アームがサブアームと同方向に揺動し、メイ
ンアームの一端及びサブアームの一端がガイドレールに
沿って互に反対方向に摺動すると共に、サブアームの他
端がサブガイドレールに沿ってメインアームの一端と同
方向に摺動し、支持アームの他端がガイドレールに沿っ
てサブアームの一端と同方向に摺動し、ガイドレールを
水平状態のままメインアームとサブアームとのなす角度
を変えながら上下方向に移動し、ウインドガラスをガイ
ドレールと共に昇降し、ガイドレールのメインアームの
一端とサブアームの一端との間を支持アームにより安定
した状態に支持し、ウインドガラスをガイドレールと共
に下降するに際し、付勢手段がメインアームの他端をセ
クタギアの移動と反対方向へ向かって付勢し、セクタギ
アの歯面を付勢手段の付勢力によりピニオンギアの一方
向の歯面に接触した状態とし、ウインドガラスの自重に
よる降下を防止して、ウインドガラスが断続的に下降す
ることなくスムーズに下降させることが可能なウインド
レギュレータを提供することにある。
ンギアを回動することにより、セクタギアがピニオンギ
アと噛合いながら移動し、メインアーム及びサブアーム
がセクタギアの移動に伴って互に反対方向に揺動すると
共に、支持アームがサブアームと同方向に揺動し、メイ
ンアームの一端及びサブアームの一端がガイドレールに
沿って互に反対方向に摺動すると共に、サブアームの他
端がサブガイドレールに沿ってメインアームの一端と同
方向に摺動し、支持アームの他端がガイドレールに沿っ
てサブアームの一端と同方向に摺動し、ガイドレールを
水平状態のままメインアームとサブアームとのなす角度
を変えながら上下方向に移動し、ウインドガラスをガイ
ドレールと共に昇降し、ガイドレールのメインアームの
一端とサブアームの一端との間を支持アームにより安定
した状態に支持し、ウインドガラスをガイドレールと共
に下降するに際し、付勢手段がメインアームの他端をセ
クタギアの移動と反対方向へ向かって付勢し、セクタギ
アの歯面を付勢手段の付勢力によりピニオンギアの一方
向の歯面に接触した状態とし、ウインドガラスの自重に
よる降下を防止して、ウインドガラスが断続的に下降す
ることなくスムーズに下降させることが可能なウインド
レギュレータを提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明のウインドレギュレータは、メインアームにサ
ブアームを交差して回動自在に設けると共に、前記メイ
ンアーム及びサブアームの一端をガイドレールにそれぞ
れ摺動自在に設け、前記メインアームの他端に前記ガイ
ドレールを上下方向に移動するセクタギアを設け、前記
セクタギアの側部にこれと噛合うピニオンギアを回動自
在に配設し、前記サブアームの他端を前記ガイドレール
と平行なサブガイドレールに摺動自在に設けたウインド
レギュレータにおいて、前記メインアームの一端寄りに
支持アームの一端を回動自在に設けると共に、前記支持
アームの他端を前記ガイドレールに摺動自在に設け、前
記メインアームと支持アームとの間に前記メインアーム
の一端を上昇する方向に付勢する付勢手段を設けたこと
を特徴とする構成を有するものである。
ブアームを交差して回動自在に設けると共に、前記メイ
ンアーム及びサブアームの一端をガイドレールにそれぞ
れ摺動自在に設け、前記メインアームの他端に前記ガイ
ドレールを上下方向に移動するセクタギアを設け、前記
セクタギアの側部にこれと噛合うピニオンギアを回動自
在に配設し、前記サブアームの他端を前記ガイドレール
と平行なサブガイドレールに摺動自在に設けたウインド
レギュレータにおいて、前記メインアームの一端寄りに
支持アームの一端を回動自在に設けると共に、前記支持
アームの他端を前記ガイドレールに摺動自在に設け、前
記メインアームと支持アームとの間に前記メインアーム
の一端を上昇する方向に付勢する付勢手段を設けたこと
を特徴とする構成を有するものである。
作 用 メインアームの他端に設けたセクタギアの側部に配設
したピニオンギアを回動することにより、セクタギアが
ピニオンギアと噛合いながら移動し、メインアーム及び
サブアームがセクタギアの移動に伴って互に反対方向に
揺動すると共に、メインアームの一端寄りに回動自在に
設けた支持アームがサブアームと同方向に揺動し、メイ
ンアームの及びサブアームの一端がガイドレールに沿っ
て互に反対方向に摺動すると共に、サブアームの他端が
ガイドレールと平行なザブガイドレールに沿ってメイン
アームの一端と同方向に摺動し、支持アームの他端がガ
イドレールに沿ってサブアームの一端と同方向に摺動
し、ガイドレールを水平状態のままメインアームとサブ
アームとのなす角度を変えながら上下方向に移動し、ウ
インドガラスをガイドレールと共に昇降する。
したピニオンギアを回動することにより、セクタギアが
ピニオンギアと噛合いながら移動し、メインアーム及び
サブアームがセクタギアの移動に伴って互に反対方向に
揺動すると共に、メインアームの一端寄りに回動自在に
設けた支持アームがサブアームと同方向に揺動し、メイ
ンアームの及びサブアームの一端がガイドレールに沿っ
て互に反対方向に摺動すると共に、サブアームの他端が
ガイドレールと平行なザブガイドレールに沿ってメイン
アームの一端と同方向に摺動し、支持アームの他端がガ
イドレールに沿ってサブアームの一端と同方向に摺動
し、ガイドレールを水平状態のままメインアームとサブ
アームとのなす角度を変えながら上下方向に移動し、ウ
インドガラスをガイドレールと共に昇降する。
また、ウインドガラスをガイドレールと共に下降する
に際し、メインアームと支持アームとの間に設けた付勢
手段がメインアームの他端をセクタギアの移動と反対方
向へ向かって付勢し、セクタギアの歯面が付勢手段の付
勢力によりピニオンギアの一方向の歯面に接触する、 実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
に際し、メインアームと支持アームとの間に設けた付勢
手段がメインアームの他端をセクタギアの移動と反対方
向へ向かって付勢し、セクタギアの歯面が付勢手段の付
勢力によりピニオンギアの一方向の歯面に接触する、 実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図において、1はメインアームであり、メインア
ーム1には長手方向中央付近にサブアーム2が交差して
回動自在に設けられ、メインアーム1の一端1aには支持
ピン3が固着される。支持ピン3には係合ローラ4が回
動自在に設けられ、メインアーム1の一端1aが係合ロー
ラ4を介して水平方向に長尺なガイドレール5に摺動自
在に設けられ、ガイドレール5には図示しないガラスホ
ルダを介してウインドガラス6が取付られている。
ーム1には長手方向中央付近にサブアーム2が交差して
回動自在に設けられ、メインアーム1の一端1aには支持
ピン3が固着される。支持ピン3には係合ローラ4が回
動自在に設けられ、メインアーム1の一端1aが係合ロー
ラ4を介して水平方向に長尺なガイドレール5に摺動自
在に設けられ、ガイドレール5には図示しないガラスホ
ルダを介してウインドガラス6が取付られている。
サブアーム2の一端2aには支持ピン7が固着され、支
持ピン7には係合ローラ8が回動自在に設けられ、サブ
アーム2の一端2aが係合ローラ8を介してガイドレール
5に摺動自在に設けられている。
持ピン7には係合ローラ8が回動自在に設けられ、サブ
アーム2の一端2aが係合ローラ8を介してガイドレール
5に摺動自在に設けられている。
メインアーム1の他端1bにはガイドレール5を水平状
態のまま上下方向に移動するセクタギア9が設けられ、
セクタギア9の側部にはこれと噛合うピニオンギア10が
回動自在に配設され、セクタギア9の両端にはピニオン
ギア10の回動を阻止するストッパ9aがそれぞれ形成され
る。ピニオンギア10はベースプレート11の一側縁寄りに
設けた支持シャフト12に固着され、支持シャフト12には
ピニオンギア10を手動により回動するための図示しない
ハンドルが固着され、ベースプレート11は車体のドアパ
ネル13に固定されている。
態のまま上下方向に移動するセクタギア9が設けられ、
セクタギア9の側部にはこれと噛合うピニオンギア10が
回動自在に配設され、セクタギア9の両端にはピニオン
ギア10の回動を阻止するストッパ9aがそれぞれ形成され
る。ピニオンギア10はベースプレート11の一側縁寄りに
設けた支持シャフト12に固着され、支持シャフト12には
ピニオンギア10を手動により回動するための図示しない
ハンドルが固着され、ベースプレート11は車体のドアパ
ネル13に固定されている。
ベースプレート11の他側縁寄りには支軸14が固着さ
れ、支軸14にはメインアーム1の他端1b寄りが揺動自在
に設けられている。
れ、支軸14にはメインアーム1の他端1b寄りが揺動自在
に設けられている。
サブアーム2の他端2bには支持ピン15が固着され、支
持ピン15には係合ローラ16が回動自在に設けられ、サブ
アーム2の他端2bが係合ローラ16を介してガイドレール
5と平行なサブガイドレール17に摺動自在に設けられ、
サブガイドレール17は車体のドアパネル13に固定されて
いる。
持ピン15には係合ローラ16が回動自在に設けられ、サブ
アーム2の他端2bが係合ローラ16を介してガイドレール
5と平行なサブガイドレール17に摺動自在に設けられ、
サブガイドレール17は車体のドアパネル13に固定されて
いる。
メインアーム1の一端1a寄りには支持アーム18の一端
18aが支軸19を介して回動自在に設けられる。支持アー
ム18の他端18bには支持ピン20が固着され、支持ピン20
には係合ローラ21が回動自在に設けられ、支持アーム18
の他端18bが係合ローラ21を介してガイドレール5に摺
動自在に設けられている。
18aが支軸19を介して回動自在に設けられる。支持アー
ム18の他端18bには支持ピン20が固着され、支持ピン20
には係合ローラ21が回動自在に設けられ、支持アーム18
の他端18bが係合ローラ21を介してガイドレール5に摺
動自在に設けられている。
係合ローラ4,係合ローラ8,係合ローラ16及び係合ロー
ラ21はポリアセタール樹脂等の合成樹脂材料よりなる。
ラ21はポリアセタール樹脂等の合成樹脂材料よりなる。
メインアーム1と支持アーム18との間には、メインア
ーム1の一端1aを上昇する方向に付勢する付勢手段とな
る渦巻バネ22が設けられる。メインアーム1の支持ピン
3と支軸19との間には係止ピン23が固着され、係止ピン
23には渦巻バネ22の外端22aが係止され、支軸19の割溝2
4には渦巻バネ22の内端22bが係止され、これにより、メ
インアーム1と支持アーム18との間に渦巻バネ22が介在
される。
ーム1の一端1aを上昇する方向に付勢する付勢手段とな
る渦巻バネ22が設けられる。メインアーム1の支持ピン
3と支軸19との間には係止ピン23が固着され、係止ピン
23には渦巻バネ22の外端22aが係止され、支軸19の割溝2
4には渦巻バネ22の内端22bが係止され、これにより、メ
インアーム1と支持アーム18との間に渦巻バネ22が介在
される。
メインアーム1の長手方向中央付近には、第2図に示
すように、嵌合孔25が穿設され、嵌合孔25にはサブアー
ム2の突部26が嵌入され、サブアーム2の突部26はメイ
ンアーム1の嵌合孔25に回動自在に軸支されている。
すように、嵌合孔25が穿設され、嵌合孔25にはサブアー
ム2の突部26が嵌入され、サブアーム2の突部26はメイ
ンアーム1の嵌合孔25に回動自在に軸支されている。
メインアーム1の一端1aには支持孔27が穿設され、支
持孔27には支持ピン3の軸部28が挿通され、支持ピン3
は軸部28の先端をカシメ止めすることによりメインアー
ム1の一端1aに固定されている。
持孔27には支持ピン3の軸部28が挿通され、支持ピン3
は軸部28の先端をカシメ止めすることによりメインアー
ム1の一端1aに固定されている。
支持ピン3の半球状部29の外側には係合ローラ4が回
動自在に軸支され、係合ローラ4は、第1図に示すよう
に、ガイドレール5の案内溝30に摺動自在に係合されて
いる。
動自在に軸支され、係合ローラ4は、第1図に示すよう
に、ガイドレール5の案内溝30に摺動自在に係合されて
いる。
サブアーム2の他端2aには支持孔31が穿設され、支持
孔31には支持ピン15の軸部32が挿通され、支持ピン15は
軸部32の先端をカシメ止めすることによりサブアーム2
の他端2bに固定されている。
孔31には支持ピン15の軸部32が挿通され、支持ピン15は
軸部32の先端をカシメ止めすることによりサブアーム2
の他端2bに固定されている。
支持ピン15の半球状部33の外側には係合ローラ16が回
動自在に軸支され、係合ローラ16は、第1図に示すよう
に、サブガイドレール17の案内溝34に摺動自在に係合さ
れている。
動自在に軸支され、係合ローラ16は、第1図に示すよう
に、サブガイドレール17の案内溝34に摺動自在に係合さ
れている。
メインアーム1の一端寄りには挿通孔35が穿設され、
挿通孔35には支軸19が挿通され、支軸19の頭部36には凹
状の割溝24が形成される。また、メインアーム1の支持
孔27と挿通孔35との間には係止孔37が穿設され、係止孔
37には係止ピン23が圧入される。そして、係止ピン23に
は渦巻バネ22の外端22aが引掛けられ、支軸19の割溝24
には渦巻バネ22の内端22bが嵌入されている。
挿通孔35には支軸19が挿通され、支軸19の頭部36には凹
状の割溝24が形成される。また、メインアーム1の支持
孔27と挿通孔35との間には係止孔37が穿設され、係止孔
37には係止ピン23が圧入される。そして、係止ピン23に
は渦巻バネ22の外端22aが引掛けられ、支軸19の割溝24
には渦巻バネ22の内端22bが嵌入されている。
支持アーム18の一端18aには支持孔38が穿設され、支
持孔38には支軸19の軸部39が挿通され、支軸19は軸部39
の先端をカシメ止めすることにより支持アーム18の一端
18aに固定され、支持アーム18は支軸19を介してメイン
アーム1の挿通孔35に回動自在に軸支されている。
持孔38には支軸19の軸部39が挿通され、支軸19は軸部39
の先端をカシメ止めすることにより支持アーム18の一端
18aに固定され、支持アーム18は支軸19を介してメイン
アーム1の挿通孔35に回動自在に軸支されている。
支持アーム18の他端18bには支持孔40が穿設され、支
持孔40には支持ピン20の軸部41が挿通され、支持ピン20
は軸部41の先端をカシメ止めすることにより支持アーム
18の他端18bに固定されている。
持孔40には支持ピン20の軸部41が挿通され、支持ピン20
は軸部41の先端をカシメ止めすることにより支持アーム
18の他端18bに固定されている。
支持ピン20の半球状部42の外側には係合ローラ21が回
動自在に軸支され、この係合ローラ21はガイドレール5
の案内溝30に摺動自在に係合されている。
動自在に軸支され、この係合ローラ21はガイドレール5
の案内溝30に摺動自在に係合されている。
次に、この実施例の作用について説明する。
まず、ウインドガラス6が第1図に示す上昇した閉鎖
状態の位置から、ピニオンギア10を図示しないハンドル
により第1図の矢印a方向に回転させると、セクタギア
9がピニオンギア10と噛合いながら第1図の矢印b方向
に移動する。すると、メインアーム1が渦巻バネ22の付
勢力に抗しながらセクタギア9の移動に伴ってベースプ
レート11の支軸14に対して第1図の矢印c方向に揺動す
ると共に、サブアーム2がメインアーム1の嵌合孔25に
対してメインアーム1と反対の第1図の矢印d方向に揺
動し、支持アーム18が渦巻バネ22の付勢力に抗しながら
メインアーム1の挿通孔35に対してサブアーム2と同方
向の第1図の矢印e方向に揺動する。
状態の位置から、ピニオンギア10を図示しないハンドル
により第1図の矢印a方向に回転させると、セクタギア
9がピニオンギア10と噛合いながら第1図の矢印b方向
に移動する。すると、メインアーム1が渦巻バネ22の付
勢力に抗しながらセクタギア9の移動に伴ってベースプ
レート11の支軸14に対して第1図の矢印c方向に揺動す
ると共に、サブアーム2がメインアーム1の嵌合孔25に
対してメインアーム1と反対の第1図の矢印d方向に揺
動し、支持アーム18が渦巻バネ22の付勢力に抗しながら
メインアーム1の挿通孔35に対してサブアーム2と同方
向の第1図の矢印e方向に揺動する。
メインアーム1及びサブアーム2のセクタギア9の移
動に伴う互に反対方向への揺動により、メインアーム1
の一端1aの係合ローラ4がガイドレール5の案内溝30に
沿って摺動すると共に、サブアーム2の一端2aの係合ロ
ーラ8がガイドレール5の案内溝30に沿って係合ローラ
4と反対方向に摺動し、サブアーム2の他端2bの係合ロ
ーラ16がサブガイドレール17の案内溝34に沿って係合ロ
ーラ4と同方向に摺動し、支持アーム18の他端18bの係
合ローラ21がガイドレール5の案内溝30に沿って係合ロ
ーラ8と同方向に摺動する。
動に伴う互に反対方向への揺動により、メインアーム1
の一端1aの係合ローラ4がガイドレール5の案内溝30に
沿って摺動すると共に、サブアーム2の一端2aの係合ロ
ーラ8がガイドレール5の案内溝30に沿って係合ローラ
4と反対方向に摺動し、サブアーム2の他端2bの係合ロ
ーラ16がサブガイドレール17の案内溝34に沿って係合ロ
ーラ4と同方向に摺動し、支持アーム18の他端18bの係
合ローラ21がガイドレール5の案内溝30に沿って係合ロ
ーラ8と同方向に摺動する。
係合ローラ4,係合ローラ8及び係合ローラ21のガイド
レール5に対する摺動により、メインアーム1の一端1a
及びサブアーム2の一端2aがガイドレール5を水平状態
に支持しながら下方へ向かって移動すると共に、支持ア
ーム18の他端18bのガイドレール5のメインアーム1の
一端1aとサブアーム2の一端2aとの間を支持しながら下
方に向かって移動し、メインアーム1とサブアーム2と
のなす角度を変えることにより、メインアーム5が水平
状態のままメインアーム1とサブアーム2の揺動により
下方に移動し、第3図に示すように、ウインドガラス6
がガイドレール5と共に下降する。
レール5に対する摺動により、メインアーム1の一端1a
及びサブアーム2の一端2aがガイドレール5を水平状態
に支持しながら下方へ向かって移動すると共に、支持ア
ーム18の他端18bのガイドレール5のメインアーム1の
一端1aとサブアーム2の一端2aとの間を支持しながら下
方に向かって移動し、メインアーム1とサブアーム2と
のなす角度を変えることにより、メインアーム5が水平
状態のままメインアーム1とサブアーム2の揺動により
下方に移動し、第3図に示すように、ウインドガラス6
がガイドレール5と共に下降する。
また、ウインドガラス6をメインアーム1とサブアー
ム2の揺動に伴って下降するに際し、渦巻バネ22がメイ
ンアーム1の他端1bをセクタギア9の移動する第1図の
矢印b方向と反対方向へ向かって付勢することにより、
第4図に示すように、常にセクタギア9の下側の歯面43
がピニオンギア10の上側の歯面44に接触している。
ム2の揺動に伴って下降するに際し、渦巻バネ22がメイ
ンアーム1の他端1bをセクタギア9の移動する第1図の
矢印b方向と反対方向へ向かって付勢することにより、
第4図に示すように、常にセクタギア9の下側の歯面43
がピニオンギア10の上側の歯面44に接触している。
さらに、ウインドガラス6が第3図に示す下降した開
放状態の位置から、ピニオンギア10を図示しないハンド
ルにより第3図の矢印a方向に回転させると、セクタギ
ア9がピニオンギア10と噛合いながら第3図の矢印b方
向に移動する。この結果、メインアーム1がセクタギア
9の移動に伴ってベースプレート11の支軸14に対して第
3図の矢印c方向に揺動すると共に、サブアーム2がメ
インアーム1の嵌合孔25に対してメインアーム1と反対
の第3図の矢印d方向に揺動し、支持アーム18がメイン
アーム1の挿通孔35に対してサブアーム2と同方向の第
3図の矢印e方向に揺動する。
放状態の位置から、ピニオンギア10を図示しないハンド
ルにより第3図の矢印a方向に回転させると、セクタギ
ア9がピニオンギア10と噛合いながら第3図の矢印b方
向に移動する。この結果、メインアーム1がセクタギア
9の移動に伴ってベースプレート11の支軸14に対して第
3図の矢印c方向に揺動すると共に、サブアーム2がメ
インアーム1の嵌合孔25に対してメインアーム1と反対
の第3図の矢印d方向に揺動し、支持アーム18がメイン
アーム1の挿通孔35に対してサブアーム2と同方向の第
3図の矢印e方向に揺動する。
メインアーム1及びサブアーム2のセクタギア9の移
動に伴う互に反対方向への揺動により、メインアーム1
の一端1aの係合ローラ4がガイドレール5の案内溝30に
沿って摺動すると共に、サブアーム2の一端2aが係合ロ
ーラ8がガイドレール5の案内溝30に沿って係合ローラ
4と反対方向に摺動し、サブアーム2の他端2bの係合ロ
ーラ16がサブガイドレール17の案内溝34に沿って係合ロ
ーラ4と同方向に摺動し、支持アーム18の他端18bの係
合ローラ21がガイドレール5の案内溝30に沿って係合ロ
ーラ8と同方向に摺動する。
動に伴う互に反対方向への揺動により、メインアーム1
の一端1aの係合ローラ4がガイドレール5の案内溝30に
沿って摺動すると共に、サブアーム2の一端2aが係合ロ
ーラ8がガイドレール5の案内溝30に沿って係合ローラ
4と反対方向に摺動し、サブアーム2の他端2bの係合ロ
ーラ16がサブガイドレール17の案内溝34に沿って係合ロ
ーラ4と同方向に摺動し、支持アーム18の他端18bの係
合ローラ21がガイドレール5の案内溝30に沿って係合ロ
ーラ8と同方向に摺動する。
係合ローラ4,係合ローラ8及び係合ローラ21のガイド
レール5に対する摺動により、メインアーム1の一端1a
及びサブアーム2の一端2aがガイドレール5を水平状態
に支持しながら上方へ向かって移動すると共に、支持ア
ーム18の他端18bがガイドレール5のメインアーム1の
一端1aとサブアーム2の一端2aとの間を支持しながら上
方へ向かって移動し、メインアーム1とサブアーム2と
のなす角度を変えることにより、ガイドレール5が水平
状態のままメインアーム1とサブアーム2の揺動により
上方に移動し、第1図に示すように、ウインドガラス6
がガイドレール5と共に上昇する。
レール5に対する摺動により、メインアーム1の一端1a
及びサブアーム2の一端2aがガイドレール5を水平状態
に支持しながら上方へ向かって移動すると共に、支持ア
ーム18の他端18bがガイドレール5のメインアーム1の
一端1aとサブアーム2の一端2aとの間を支持しながら上
方へ向かって移動し、メインアーム1とサブアーム2と
のなす角度を変えることにより、ガイドレール5が水平
状態のままメインアーム1とサブアーム2の揺動により
上方に移動し、第1図に示すように、ウインドガラス6
がガイドレール5と共に上昇する。
なお、メインアームの一端と支持アームの他端とを互
に近接する方向に付勢する付勢手段として、メインアー
ムと支持アームとの間に引張コイルバネを設けることも
可能であり、セクタギア9に設けるストッパ9aはウイン
ドガラス6の下降位置を規制するもののみとして、ウイ
ンドガラス6の上昇位置はサッシで規制するようにして
もよい。
に近接する方向に付勢する付勢手段として、メインアー
ムと支持アームとの間に引張コイルバネを設けることも
可能であり、セクタギア9に設けるストッパ9aはウイン
ドガラス6の下降位置を規制するもののみとして、ウイ
ンドガラス6の上昇位置はサッシで規制するようにして
もよい。
また、ピニオンギアの側部にウインドガラスを自動的
に開閉するパワーウインドのモータを設け、ピニオンギ
アの支持シャフトにウォームホイールを固着し、モータ
にウォームホイールと噛合うウオームギアを設けること
も可能である。
に開閉するパワーウインドのモータを設け、ピニオンギ
アの支持シャフトにウォームホイールを固着し、モータ
にウォームホイールと噛合うウオームギアを設けること
も可能である。
発明の効果 以上に述べたように、本発明のウインドレギュレータ
によれば、ピニオンギアを回動することにより、セクタ
ギアがピニオンギアと噛合いながら移動し、メインアー
ム及びサブアームがセクタギアの移動に伴って互に反対
方向に揺動すると共に、支持アームがサブアームと同方
向に揺動し、メインアームの一端及びサブアームの一端
がガイドレールに沿って互に反対方向に摺動すると共
に、サブアームの他端がサブガイドレールに沿ってメイ
ンアームの一端と同方向に摺動し、支持アームの他端が
ガイドレールに沿ってサブアームの一端と同方向に摺動
するので、ガイドレールを水平状態のままメインアーム
とサブアームとのなす角度を変えながら上下方向に移動
することができ、ウインドガラスをガイドレールと共に
昇降し、ガイドレールのメインアームの一端とサブアー
ムの一端との間を支持アームにより安定した状態に支持
することができる。
によれば、ピニオンギアを回動することにより、セクタ
ギアがピニオンギアと噛合いながら移動し、メインアー
ム及びサブアームがセクタギアの移動に伴って互に反対
方向に揺動すると共に、支持アームがサブアームと同方
向に揺動し、メインアームの一端及びサブアームの一端
がガイドレールに沿って互に反対方向に摺動すると共
に、サブアームの他端がサブガイドレールに沿ってメイ
ンアームの一端と同方向に摺動し、支持アームの他端が
ガイドレールに沿ってサブアームの一端と同方向に摺動
するので、ガイドレールを水平状態のままメインアーム
とサブアームとのなす角度を変えながら上下方向に移動
することができ、ウインドガラスをガイドレールと共に
昇降し、ガイドレールのメインアームの一端とサブアー
ムの一端との間を支持アームにより安定した状態に支持
することができる。
また、ウインドガラスをガイドレールと共に下降する
に際し、付勢手段がメインアームの他端をセクタギアの
移動と反対方向へ向かって付勢するので、セクタギアの
歯面を付勢手段の付勢力によりピニオンギアの一方向の
歯面に接触した状態とすることができ、ウインドガラス
の自重による降下を防止して、ウインドガラスが断続的
に下降することなくスムーズに下降させることができ
る。
に際し、付勢手段がメインアームの他端をセクタギアの
移動と反対方向へ向かって付勢するので、セクタギアの
歯面を付勢手段の付勢力によりピニオンギアの一方向の
歯面に接触した状態とすることができ、ウインドガラス
の自重による降下を防止して、ウインドガラスが断続的
に下降することなくスムーズに下降させることができ
る。
第1図は、本発明の実施例のウインドレギュレータの正
面図、 第2図は、第1図の要部拡大断面図、 第3図は、ウインドレギュレータによるウインドガラス
の下降状態を示す正面図、 第4図は、ウインドガラス下降時のセクタギアとピニオ
ンギアの噛合状態を示す要部正面図である。 1……メインアーム、1a……一端、1b……他端、2……
サブアーム、2a……一端、2b……他端、3……支持ピ
ン、4……係合ローラ、5……ガイドレール、6……ウ
インドガラス、7……支持ピン、8……係合ローラ、9
……セクタギア、9a……ストッパ、10……ピニオンギ
ア、11……ベースプレート、12……支持シャフト、13…
…ドアパネル、14……支軸、15……支持ピン、16……係
合ローラ、17……サブガイドレール、18……支持アー
ム、18a……一端、18b……他端、19……支軸、20……支
持ピン、21……係合ローラ、22……渦巻バネ、22a……
外端、22b……内端、23……係止ピン、24……割溝、25
……嵌合孔、26……突部、27……支持孔、28……軸部、
29……半球状部、30……案内溝、31……支持孔、32……
軸部、33……半球状部、34……案内溝、35……挿通孔、
36……頭部、37……係止孔、38……支持孔、39……軸
部、40……支持孔、41……軸部、42……半球状部、43…
…歯面、44……歯面。
面図、 第2図は、第1図の要部拡大断面図、 第3図は、ウインドレギュレータによるウインドガラス
の下降状態を示す正面図、 第4図は、ウインドガラス下降時のセクタギアとピニオ
ンギアの噛合状態を示す要部正面図である。 1……メインアーム、1a……一端、1b……他端、2……
サブアーム、2a……一端、2b……他端、3……支持ピ
ン、4……係合ローラ、5……ガイドレール、6……ウ
インドガラス、7……支持ピン、8……係合ローラ、9
……セクタギア、9a……ストッパ、10……ピニオンギ
ア、11……ベースプレート、12……支持シャフト、13…
…ドアパネル、14……支軸、15……支持ピン、16……係
合ローラ、17……サブガイドレール、18……支持アー
ム、18a……一端、18b……他端、19……支軸、20……支
持ピン、21……係合ローラ、22……渦巻バネ、22a……
外端、22b……内端、23……係止ピン、24……割溝、25
……嵌合孔、26……突部、27……支持孔、28……軸部、
29……半球状部、30……案内溝、31……支持孔、32……
軸部、33……半球状部、34……案内溝、35……挿通孔、
36……頭部、37……係止孔、38……支持孔、39……軸
部、40……支持孔、41……軸部、42……半球状部、43…
…歯面、44……歯面。
Claims (1)
- 【請求項1】メインアームにサブアームを交差して回動
自在に設けると共に、前記メインアーム及びサブアーム
の一端をガイドレールにそれぞれ摺動自在に設け、前記
メインアームの他端に前記ガイドレールを上下方向に移
動するセクタギアを設け、前記セクタギアの側部にこれ
と噛合うピニオンギアを回動自在に配設し、前記サブア
ームの他端を前記ガイドレールと平行なサブガイドレー
ルに摺動自在に設けたウインドレギュレータにおいて、
前記メインアームの一端寄りに支持アームの一端を回動
自在に設けると共に、前記支持アームの他端を前記ガイ
ドレールに摺動自在に設け、前記メインアームと支持ア
ームとの間に、前記メインアームの一端を上昇する方向
に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とするウインド
レギュレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3976090A JP2934973B2 (ja) | 1990-02-22 | 1990-02-22 | ウインドレギュレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3976090A JP2934973B2 (ja) | 1990-02-22 | 1990-02-22 | ウインドレギュレータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03244776A JPH03244776A (ja) | 1991-10-31 |
JP2934973B2 true JP2934973B2 (ja) | 1999-08-16 |
Family
ID=12561903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3976090A Expired - Lifetime JP2934973B2 (ja) | 1990-02-22 | 1990-02-22 | ウインドレギュレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2934973B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030006799A (ko) * | 2001-07-16 | 2003-01-23 | 기아자동차주식회사 | 밸런스 스프링이 구비된 자동차 도어윈도우 레귤레이터 |
KR20030008974A (ko) * | 2001-07-21 | 2003-01-29 | 현대자동차주식회사 | 차량용 파워 윈도우 레귤레이터 |
-
1990
- 1990-02-22 JP JP3976090A patent/JP2934973B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03244776A (ja) | 1991-10-31 |
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