JP2545723Y2 - ウインドレギュレータ - Google Patents

ウインドレギュレータ

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JP2545723Y2
JP2545723Y2 JP12175290U JP12175290U JP2545723Y2 JP 2545723 Y2 JP2545723 Y2 JP 2545723Y2 JP 12175290 U JP12175290 U JP 12175290U JP 12175290 U JP12175290 U JP 12175290U JP 2545723 Y2 JP2545723 Y2 JP 2545723Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動車のウインドガラスを昇降するXアー
ムタイプのウインドレギュレータに関するものである。
従来の技術 従来のXアームタイプのウインドレギュレータは、メ
インアームの長手方向中央付近にサブアームを交差して
回動自在に設けると共に、メインアームの一端及びサブ
アームの一端を水平方向に長尺なガイドレールにそれぞ
れ移動自在に設け、サブアームの他端をガイドレールと
平行なサブガイドレールに移動自在に設け、ガイドレー
ルの上部に図示しないガラスホルダを介してウインドガ
ラスの下縁を取付けていた。
考案が解決しようとする課題 ところが、従来のXアームタイプのウインドレギュレ
ータでは、メインアームの他端にセクタギアを固定し、
メインアームの他端寄りを車体のドアのインナパネルに
固定したベースプレートの支軸に回動自在に軸支し、ベ
ースプレートの側部にセクタギアに臨んで支持体を配設
し、支持体の外部に駆動手段を設け、駆動手段の軸にウ
ォームを連結し、支持体に支持シャフトを回動自在に軸
支し、支持シャフトにウォームと噛合うウォームホイー
ルを回動自在に設け、支持シャフトの端部にセクタギア
と噛合うピニオンを固定していたので、支持体をインナ
パネルに対してメインアームとは別に取付ける必要があ
り、ピニオンをセクタギアに対して位置合わせしなけれ
ばならず、ウォーム及びウォームホイールが駆動手段の
回転速度を減速するのみで、セクタギアがピニオンと噛
合いながら回動し、メインアームがセクタギアの回動に
伴ってベースプレートの支軸を軸として揺動するので、
駆動手段の減速比が大きくならず、駆動手段が大型とな
り、メインアームの駆動部がセクタギア及び駆動手段に
よりコンパクトにならないものであった。
本考案の目的は、上述する問題点に対処して、駆動手
段を駆動することにより、ウォームが駆動手段の軸と共
に回動すると同時に、ウォームホイールがウォームと噛
合いながら回動し、偏心回転体が支持シャフトを軸とし
てウォームホイールと係合しながら同方向に回動し、平
歯車を偏心回転体の回動に伴って内歯車と噛合いながら
回動移動し、従動回転体が平歯車と係合しながら同方向
に回動し、支持シャフトを支持体に対して従動回転体に
より回動し、メインアームが支持シャフトの支持体に対
する回動に伴って揺動すると同時に、サブアームがメイ
ンアームと反対方向に揺動し、メインアームの一端及び
サブアームの一端がガイドレールに沿って互いに反対方
向に摺動すると共に、サブアームの他端がサブガイドレ
ールに沿ってメインアームの一端と同方向に摺動し、ガ
イドレールが水平状態のままメインアームとサブアーム
とのなす角度を変えながら上下方向に移動し、ウインド
ガラスをガイドレールと共に昇降し、しかも、ウォーム
及びウォームホイールが駆動手段の回転速度を減速する
と共に、平歯車及び内歯車が駆動手段によるウォームホ
イールの回転速度を減速し、支持シャフトの回転速度が
駆動手段の回転速度よりも可及的に小さくなり、駆動手
段の減速比を内歯車により大きくし、駆動手段が従来の
ものに比べて小型のものですみ、メインアームの駆動部
をコンパクトにまとめ、支持体を車体のドアのインナパ
ネルに組付けるのみで、メインアームの他端寄りを従来
のようにインナパネルに対して回動自在に取付ける必要
がなく、従来のようにメインアームの他端にセクタギア
を設けず、ピニオンをセクタギアに対して位置合わせす
る手間を省くことが可能なウインドレギュレータを提供
することにある。
課題を解決するための手段 本考案のウインドレギュレータは、メインアームにサ
ブアームを交差して回動自在に設けると共に、前記メイ
ンアーム及びサブアームの一端をガイドレールにそれぞ
れ移動自在に設け、前記サブアームの他端を前記ガイド
レールと平行なサブガイドレールに移動自在に設けたウ
インドレギュレータにおいて、前記メインアームの他端
に支持体を臨んで配設し、前記支持体の外部に前記メイ
ンアームを回動する駆動手段を設け、前記駆動手段の軸
にウォームを連結し、前記支持体の内部に前記ウォーム
と噛合うウォームホイールを回動自在に設け、前記支持
体の中央に前記メインアームの他端に固定した支持シャ
フトを回動自在に設け、前記支持シャフトに前記ウォー
ムホイールと係合する偏心回転体を回動自在に軸支し、
前記偏心回転体に平歯車を嵌合し、前記支持体に前記平
歯車と噛合う内歯車を固定し、前記支持シャフトの前記
メインアーム寄りに前記平歯車と係合する従動回転体を
係止したことを特徴とする構成を有するものである。
作用 メインアームの他端に臨んで配設した支持体の外部に
設けた駆動手段を駆動すると、駆動手段の軸に連結した
ウォームが軸と共に回動すると同時に、支持体の内部に
回動自在に設けたウォームホイールがウォームと噛合い
ながら回動し、支持シャフトに回動自在に軸支した偏心
回転体がウォームホイールと係合しながら同方向に回動
し、ウォーム及びウォームホイールが駆動手段の回転速
度を減速する。
その後、偏心回転体に嵌合した平歯車が偏心回転体の
回動に伴って支持体に固定した内歯車と噛合いながら回
動移動し、平歯車及び内歯車がウォームホイールの回転
速度を減速し、支持シャフトのメインアーム寄りに係止
した従動回転体が平歯車と係合しながら同方向に回動
し、支持体の中央に回動自在に設けたメインアームの他
端に固定した支持シャフトが従動回転体により回動し、
メインアームが支持シャフトの支持体に対する回動に伴
って揺動すると同時に、メインアームに交差して回動自
在に設けたサブアームがメインアームと反対方向に揺動
する。
メインアーム及びサブアームの支持シャフトの回動に
伴う互いに反対方向への揺動により、メインアームの一
端及びサブアームの一端がガイドレールに沿って互いに
反対方向に摺動すると共に、サブアームの他端がガイド
レールと平行なサブガイドレールに沿ってメインアーム
の一端と同方向に摺動し、ガイドレールが水平状態のま
まメインアームとサブアームとのなす角度を変えながら
上下方向に移動し、ウインドガラスがガイドレールと共
に昇降する。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図において、1はメインアームであり、メインア
ーム1には長手方向中央付近にサブアーム2が交差して
回動自在に設けられると共に、メインアーム1の一端1a
及びサブアーム2の一端2aが水平方向に長尺なガイドレ
ール3にそれぞれ移動自在に設けられ、サブアーム2の
他端2bがガイドレール3と平行なサブガイドレール4に
移動自在に設けられている。
メインアーム1の他端1bには、第1図に示すように、
支持体となるホルダー5が臨んで配設され、ホルダー5
の外部にはメインアーム1を回動する駆動手段となるモ
ータMが設けられ、モータMの軸6にはウォーム7が連
結され、ホルダー5の内部には、第2図に示すように、
ウォーム7と噛合うウォームホイール8が回動自在に設
けられ、ホルダー5の中央にはメインアーム1の他端に
固定した支持シャフト9が回動自在に設けられ、支持シ
ャフト9にはウォームホイール8と係合する偏心回転体
10が回動自在に軸支され、偏心回転体10には平歯車11が
嵌合され、ホルダー5には平歯車11と噛合う内歯車12が
固定され、支持シャフト9のメインアーム1寄りには平
歯車11と係合する第1の従動回転体13及び第2の従動回
転体14がそれぞれ係止されている。
メインアーム1の一端1aには、第1図及び第2図に示
すように、支持ピン15が固定され、支持ピン15の先端に
は半球状部16が形成され、支持ピン15の半球状部16には
係合ローラ17が回動自在に設けられ、メインアーム1の
一端1aが係合ローラ17を介してガイドレール3に移動自
在に支持され、係合ローラ17はガイドレール3の案内溝
18に摺動自在に係合されている。
サブアーム2の一端2aには支持ピン19が固定され、支
持ピン19の先端には半球状部20が形成され、支持ピン19
の半球状部20には係合ローラ21が回動自在に設けられ、
サブアーム2の一端2aが係合ローラ21を介してガイドレ
ール3に移動自在に支持され、係合ローラ21はガイドレ
ール3の案内溝18に摺動自在に係合されている。
ガイドレール3の上部には、第1図に示すように、ガ
ラスホルダ(図示せず)を介してウインドガラス22の下
縁が取付けられている。
メインアーム1の長手方向中央付近には、第1図及び
第2図に示すように、嵌合孔23が穿設され、メインアー
ム1の嵌合孔23にはサブアーム2の長手方向中央付近に
形成した支軸部24が回動自在に軸支されている。
サブアーム2の他端2bには、第1図及び第2図に示す
ように、支持ピン25が固定され、支持ピン25の先端には
半球状部26が形成され、支持ピン25の半球状部26には係
合ローラ27が回動自在に設けられ、サブアーム2の他端
2bが係合ローラ27を介してサブガイドレール4に移動自
在に支持され、係合ローラ27はサブガイドレール4の案
内溝28に摺動自在に係合され、サブガイドレール4は車
体のドアのインナパネル29に固定されている。
係合ローラ17,係合ローラ21及び係合ローラ27はポリ
アセタール等の合成樹脂材料よりなる。
メインアーム1の他端1bのガイドレール3と反対側に
は、第1図及び第2図に示すように、ホルダー5が配置
され、ホルダー5はギアボックス30及び押え蓋31から構
成されている。
ホルダー5のギアボックス30には、第3図に示すよう
に、メインアーム1に向かって開口する嵌合壁32が形成
されると共に、ギアボックス30の端壁33の内端には、第
4図に示すように、収納部34が形成され、収納部34の側
部には凹部35が形成され、端壁33の下縁にはモータ取付
部36が形成され、凹部35とモータ取付部36との間には貫
通孔37が設けられ、凹部35の上部には貫通孔37と同軸上
に下方に向かって開口する支持穴38が設けられている。
ギアボックス30の収納部34にはメインアーム1に向か
って突出した嵌合凸部39が形成されると共に、嵌合凸部
39の中央にはメインアーム1に向かって突出した支軸部
40が形成され、支軸部40には支持孔41が設けられてい
る。
ギアボックス30の端壁33の裏面の両側寄りには切欠部
42,42がそれぞれ形成され、端壁33の内端と切欠部42と
の間には複数の貫通孔43がそれぞれ設けられ、貫通孔43
の近傍には端壁33の裏面より複数のネジ穴44がそれぞれ
設けられている。
ギアボックス30の端壁33の裏面には凹部35の中央に相
当する箇所に支軸部40と反対方向に向かって突出した係
止ピン45が固着されている。
ギアボックス30の端壁33の下縁に形成したモータ取付
部36には、第5図に示すように、モータMが固定され、
端壁33の貫通孔37にはモータMの軸6が挿通されると共
に、端壁33の支持穴38にはウォーム7の先端が挿入さ
れ、端壁33の凹部35にはウォーム7が配置され、ウォー
ム7はモータMの駆動によりギヤボックス30に対して回
動されるようになっている。
モータMの軸6とウォーム7とは可撓性の継手(図示
せず)を介して連結され、ウインドガラス22の全開時及
び全閉時の衝撃を可撓性の継手により吸収するようにな
っている。
ウォームホイール8の裏面には、第6図及び第7図に
示すように、嵌合凹部46が形成され、ウォームホイール
8の中央には嵌合凹部46と連通する嵌合孔47が設けられ
ると共に、嵌合孔47の周囲には円周方向に沿って複数の
溝孔48がそれぞれ設けられている。
ギアボックス30の端壁33に形成した収納部34には、第
5図及び第8図に示すように、ウォーム7と噛合うウォ
ームホイール8が収納され、ウォームホイール8の嵌合
凹部46にはギヤボックス30の嵌合凸部39が嵌入されると
共に、ウォームホイール8の嵌合孔47にはギヤボックス
30の支軸部40が嵌入され、ウォームホイール8はウォー
ム7のモータMによる回動に伴ってギヤボックス30の支
軸部40を軸として回動されるようになっている。
支持シャフト9には、第9図及び第10図に示すよう
に、基部49の一端にフランジ50が形成されると共に、基
部49の他端には角軸部51が形成され、フランジ50の端面
には連結部52が形成され、角軸部51の端面には軸部53が
形成され、軸部53の外周面には環状溝54が形成され、軸
部53の先端には割り溝55が形成されている。
偏心回転体10には、第11図及び第12図に示すように、
円板56の前面の中心より外れた位置にメインアーム1に
向かって突出した凸部57が形成され、凸部57には円板56
の中心に相当する位置にギアボックス30の支持孔41と連
通する貫通孔58が設けられ、円板56の裏面には外周縁に
沿って凸部57と反対方向に向かって突出した複数の差込
み片59がそれぞれ形成されている。
ウォームホイール8の溝孔48には、第5図及び第8図
に示すように、偏心回転体10の差込み片59が挿入され、
偏心回転体10の貫通孔58及びギアボックス30の支持孔41
には支持シャフト9の軸部53が挿通され、偏心回転体10
はウォームホイール8の回動に伴って支持シャフト9の
軸部53に対して回転されるようになっている。
平歯車11の前面には、第13図及び第14図に示すよう
に、メインアーム1に向かって開口する収納凹部60が形
成され、収納凹部60の中央には嵌合孔61が設けられると
共に、収納凹部60の内端には嵌合孔61の周囲に複数の係
合穴62がそれぞれ設けられている。
平歯車11の嵌合孔61には、第8図に示すように、偏心
回転体10の凸部57が嵌入されると共に、係合穴62にはダ
ンパー63が嵌入されている。
内歯車12には、第15図及び第16図に示すように、筒状
部64の外周面にフランジ65が形成され、フランジ65には
ギアボックス30の貫通孔43と連通する複数の挿通孔66が
それぞれ設けられている。
ギアボックス30の嵌合壁32の内部には、第8図に示す
ように、内歯車12が配置され、内歯車12のフランジ65が
ギアボックス30の嵌合壁32に嵌合され、平歯車11は内歯
車12と噛合いながら偏心回転体10と共に回転されるよう
になっている。
ダンパー63の前面には、第17図及び第18図に示すよう
に、メインアーム1に向かって開口する凹溝67が形成さ
れ、ダンパー63は、第19図に示すように、平歯車11の係
合穴62に嵌入されている。
第1の従動回転体13には、第20図及び第21図に示すよ
うに、平板部68に係止孔69が設けられ、平板部68の一側
縁の下端寄り及び他側縁の上端寄りには外方に向かって
張出部70,70がそれぞれ形成され、張出部70の端縁には
後方に向かって折曲した差込み片71が形成されている。
平歯車11の嵌合孔61に対して互いに反対側に位置する
ダンパー63の凹溝67には、第19図に示すように、第1の
従動回転体13の差込み片71が挿入され、第1の従動回転
体13の係止孔69には支持シャフト9の角軸部51が挿通さ
れ、第1の従動回転体13の係止孔69の両側縁が支持シャ
フト9の角軸部51に対して係止され、第1の従動回転体
13は平歯車11の回転に伴って回動されるようになってい
る。
第2の従動回転体14には、第22図及び第23図に示すよ
うに、平板部72に係止孔73が設けられ、平板部72の一側
縁の下端寄り及び他側縁の上端寄りには外方に向かって
張出部74,74がそれそれ形成され、張出部74の端縁には
後方に向かって折曲した差込み片75が形成されている。
平歯車11の第1の従動回転体13の差込み片71と交差す
る方向に位置するダンパー63の凹溝67には、第19図に示
すように、第2の従動回転体14の差込み片75が挿入さ
れ、第2の従動回転体14の係止孔73には支持シャフト9
の角軸部51が挿通され、第2の従動回転体14の係止孔73
の両側縁が支持シャフト9の角軸部51に対して係止さ
れ、第2の従動回転体14は平歯車11の回転に伴って回動
され、支持シャフト9は第1の従動回転体13及び第2の
従動回転体14の回動に伴って回転されるようになってい
る。
ホルダー5の押え蓋31の中央には、第24図に示すよう
に、支持孔76が設けられ、押え蓋31の裏面には、第25図
に示すように、後方に向かって開口する嵌合凹部77が形
成され、押え蓋31の両側には内歯車12の挿通孔66に相当
する箇所に複数の嵌合穴78がそれぞれ設けられ、嵌合穴
78の内端には内歯車12の挿通孔66と連通する通孔79が設
けられている。
ギアボックス30の嵌合壁32には、第8図に示すよう
に、内歯車12に隣接して押え蓋31が嵌合され、押え蓋31
の支持孔76には支持シャフト9の基部49が嵌入され、押
え蓋31の嵌合凹部77には内歯車12の筒状部64が嵌入さ
れ、押え蓋31の通孔79,内歯車12の挿通孔66及びギアボ
ックス30の貫通孔43にはボルト80が挿通され、ボルト80
には座金81を介してナット82が螺着され、内歯車12及び
押え蓋31がギアボックス30に対して固定されている。
支持シャフト9の軸部53の割り溝55には、第8図に示
すように、渦巻きバネ83の内端が係止されると共に、ホ
ルダー5のギアボックス30の係止ピン45には渦巻きバネ
83の外端が係止され、渦巻きバネ83はウインドガラス22
の自重に対するバランスを取るようになっている。
支持シャフト9の軸部53の環状溝54には係止リング84
が嵌入され、支持シャフト9が係止リング84によりホル
ダー5のギアボックス30に対して係止され、支持シャフ
ト9はホルダー5のギアボックス30の支持孔41及び押え
蓋31の支持孔76に対して回動されるようになっている。
ドアのインナパネル29にはホルダー5のギアボックス
30のネジ穴44と連通する通孔85が設けられ、インナパネ
ル29の通孔85にはボルト86が挿通され、ギアボックス30
のネジ穴44に座金87を介してボルト86を螺着することに
より、ホルダー5はインナパネル29に対して固定されて
いる。
メインアーム1の他端1bには、第8図に示すように、
連継孔88が設けられ、連継孔88には支持シャフト9の連
結部52が嵌入され、支持シャフト9の連結部52の先端を
カシメ止めすることにより、支持シャフト9はメインア
ーム1の他端1bに固定されている。
ガイドレール3の案内溝18には、第1図に示すよう
に、メインアーム1の一端1aとサブアーム2の一端2aと
の間に長手方向に沿って長尺なストッパ89が摺動自在に
設けられると共に、ストッパ89の両端寄りには外方に向
かって開口する挿入穴90,90がそれぞれ設けられ、スト
ッパ89の両端には弾性体91,91がそれぞれ配設され、ス
トッパ89の挿入穴90には弾性体91の軸部92が嵌入されて
いる。
メインアーム1の一端1aの係合ローラ17及びサブアー
ム2の一端2aの係合ローラ21がストッパ89の両端の弾性
体91,91に当接することにより、ストッパ89はメインア
ーム1の係合ローラ17及びサブアーム2の係合ローラ21
のガイドレール3に対する内方への移動を阻止するよう
になっている。
ストッパ89はポリアセタール等の合成樹脂材料よりな
る。
次に、この実施例の作用について説明する。
まず、ウインドガラス22が第1図に示す途中まで上昇
した閉鎖状態の位置から、モータMを駆動すると、モー
タMの軸6が回動すると同時に、ウォーム7がモータM
の軸6と共に回動し、ウォームホイール8がウォーム7
と噛合いながらホルダー5のギアボックス30の支軸部40
を軸として第5図の時計方向に回転し、偏心回転体10が
ウォームホイール8の回転に伴ってウォームホイール8
と係合しながら支持シャフト9の軸部53を軸として第5
図の時計方向に回動し、ウォーム7及びウォームホイー
ル8がモータMの回転速度を減速する。
偏心回転体10のウォームホイール8の回転に伴う回動
により、平歯車11が偏心回転体10の回動に伴って内歯車
12と噛合いながら第19図の時計方向に回転移動し、平歯
車11及び内歯車12がウォームホイール8の回転速度を減
速し、第1の従動回転体13及び第2の従動回転体14がダ
ンパー63に係合しながら平歯車11の回転移動に伴って第
19図の時計方向にそれぞれ回動し、支持シャフト9が第
1の従動回転体13及び第2の従動回転体14の回動に伴っ
てホルダー5のギアボックス30の支持孔41及び押え蓋31
の支持孔76に対して第1図の矢印a方向に回転し、メイ
ンアーム1が支持シャフト9の回転に伴って第1図の矢
印b方向に揺動する。
メインアーム1の支持シャフト9の回転に伴う揺動に
より、サブアーム2がメインアーム1の嵌合孔23に対し
てメインアーム1と反対の第1図の矢印c方向に揺動す
る。
メインアーム1及びサブアーム2の支持シャフト9の
回転に伴う互いに反対方向への揺動により、メインアー
ム1の一端1aの係合ローラ17がガイドレール3の案内溝
18に沿って摺動すると共に、サブアーム2の一端2aの係
合ローラ21がガイドレール3の案内溝18に沿ってメイン
アーム1の係合ローラ17と反対方向に摺動し、サブアー
ム2の他端2bの係合ローラ27がサブガイドレール4の案
内溝28に沿ってメインアーム1の係合ローラ17と同方向
に摺動する。
メインアーム1の係合ローラ17及びサブアーム2の係
合ローラ21のガイドレール3の案内溝18に対する摺動に
より、メインアーム1の一端1a及びサブアーム2の一端
2aがガイドレール3を水平状態に支持しながら下方に向
かって移動し、メインアーム1とサブアーム2とのなす
角度を変えることにより、ガイドレール3が水平状態の
ままメインアーム1及びサブアーム2の揺動に伴って下
方に移動し、第26図に示すように、ウインドガラス22が
ガイドレール3と共に下降する。
また、ウインドガラス22をメインアーム1及びサブア
ーム2の揺動に伴って下降するに際し、メインアーム1
の一端1aの係合ローラ17及びサブアーム2の一端2aの係
合ローラ21が、第26図に示すように、ストッパ89の両端
の弾性体91,91にそれぞれ当接し、ストッパ89がメイン
アーム1の係合ローラ17及びサブアーム2の係合ローラ
21のガイドレール3の案内溝18に対する摺動を阻止し、
ウインドガラス22のメインアーム1及びサブアーム2の
揺動に伴う下降をストッパ89により停止する。
さらに、ウインドガラス22が第26図に示す下降した開
放状態の位置から、モータMを逆転するように駆動する
と、モータMの軸6が回動すると同時に、ウォーム7が
モータMの軸6と共に回動し、ウォームホイール8がウ
ォーム7と噛合いながらホルダー5のギアボックス30の
支軸部40を軸として第5図の反時計方向に回転し、偏心
回転体10がウォームホイール8の回転に伴ってウォーム
ホイール8と係合しながら支持シャフト9の軸部53を軸
として第5図の反時計方向に回動し、ウォーム7及びウ
ォームホイール8がモータMの回転速度を減速する。
偏心回転体10のウォームホイール8の回転に伴う回動
により、平歯車11が偏心回転体10の回動に伴って内歯車
12と噛合いながら第19図の反時計方向に回転移動し、平
歯車11及び内歯車12がウォームホイール8の回転速度を
減速し、第1の従動回転体13及び第2の従動回転体14が
ダンパー63に係合しながら平歯車11の回転移動に伴って
第19図の反時計方向にそれぞれ回動し、支持シャフト9
が第1の従動回転体13及び第2の従動回転体14の回動に
伴ってホルダー5のギアボックス30の支持孔41及び押え
蓋31の支持孔76に対して第26図の矢印d方向に回転し、
メインアーム1が支持シャフト9の回転に伴って第26図
の矢印e方向に揺動する。
メインアーム1の支持シャフト9の回転に伴う揺動に
より、サブアーム2がメインアーム1の嵌合孔23に対し
てメインアーム1と反対の第26図の矢印f方向に揺動す
る。
メインアーム1及びサブアーム2の支持シャフト9の
回転に伴う互いに反対方向への揺動により、メインアー
ム1の一端1aの係合ローラ17がガイドレール3の案内溝
18に沿って摺動すると共に、サブアーム2の一端2aの係
合ローラ21がガイドレール3の案内溝18に沿ってメイン
アーム1の係合ローラ17と反対方向に摺動し、サブアー
ム2の他端2bの係合ローラ27がサブガイドレール4の案
内溝28に沿ってメインアーム1の係合ローラ17と同方向
に摺動する。
メインアーム1の係合ローラ17及びサブアーム2の係
合ローラ21のガイドレール3の案内溝18に対する摺動に
より、メインアーム1の一端1a及びサブアーム2の一端
2aがガイドレール3を水平状態に支持しながら上方に向
かって移動し、メインアーム1とサブアーム2とのなす
角度を変えることにより、ガイドレール3が水平状態の
ままメインアーム1及びサブアーム2の揺動に伴って上
方に移動し、第27図に示すように、ウインドガラス22が
ガイドレール3と共に上昇する。
また、ウインドガラス22をメインアーム1及びサブア
ーム2の揺動に伴って上昇するに際し、メインアーム1
の一端1aの係合ローラ17及びサブアーム2の一端2aの係
合ローラ21が、第27図に示すように、ストッパ89の両端
の弾性体91,91にそれぞれ当接し、ストッパ89がメイン
アーム1の係合ローラ17及びサブアーム2の係合ローラ
21のガイドレール3の案内溝18に対する摺動を阻止し、
ウインドガラス22のメインアーム1及びサブアーム2の
揺動に伴う上昇をストッパ89により停止する。
なお、平歯車にダンパーを設けずに、従動回転体を平
歯車に直接係合することも可能である。
考案の効果 以上に述べたように、本考案のウインドレギュレータ
によれば、駆動手段を駆動することにより、ウォームが
駆動手段の軸と共に回動すると同時に、ウォームホイー
ルがウォームと噛合いながら回動し、偏心回転体が支持
シャフトを軸としてウォームホイールと係合しながら同
方向に回動するので、平歯車を偏心回転体の回動に伴っ
て内歯車と噛合いながら回動移動することができ、従動
回転体が平歯車と係合しながら同方向に回動するので、
支持シャフトを支持体に対して従動回転体により回動す
ることができ、メインアームが支持シャフトの支持体に
対する回動に伴って揺動すると同時に、サブアームがメ
インアームと反対方向に揺動し、メインアームの一端及
びサブアームの一端がガイドレールに沿って互いに反対
方向に摺動すると共に、サブアームの他端がサブガイド
レールに沿ってメインアームの一端と同方向に摺動する
ので、ガイドレールが水平状態のままメインアームとサ
ブアームとのなす角度を変えながら上下方向に移動し、
ウインドガラスをガイドレールと共に昇降することがで
きる。
また、ウォーム及びウォームホイールが駆動手段の回
転速度を減速すると共に、平歯車及び内歯車が駆動手段
によるウォームホイールの回転速度を減速するので、支
持シャフトの回転速度が駆動手段の回転速度よりも可及
的に小さくなり、駆動手段の減速比を内歯車により大き
くすることができ、駆動手段が従来のものに比べて小型
のものですみ、メインアームの駆動部をコンパクトにま
とめることができ、支持体を車体のドアのインナパネル
に組付けるのみで、メインアームの他端寄りを従来のよ
うにインナパネルに対して回動自在に取付ける必要がな
く、従来のようにメインアームの他端にセクタギアを設
けないので、ピニオンをセクタギアに対して位置合わせ
する手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例のウインドレギュレータの正
面図、 第2図は、第1図の要部切断底面図、 第3図は、ホルダーのギアボックスの正面図、 第4図は、第3図の要部切断底面図、 第5図は、第1図の要部切断正面図、 第6図は、ウォームホイールの正面図、 第7図は、第6図の要部切断底面図、 第8図は、第2図の要部拡大図、 第9図は、支持シャフトの正面図、 第10図は、第9図の底面図、 第11図は、偏心回転体の正面図、 第12図は、第11図の要部切断底面図、 第13図は、平歯車の正面図、 第14図は、第13図の要部切断底面図、 第15図は、内歯車の正面図、 第16図は、第15図の要部切断底面図、 第17図は、ダンパーの正面図、 第18図は、第17図の要部切断底面図、 第19図は、第1の従動回転体及び第2の従動回転体の平
歯車に対する取付け状態を示す要部切断正面図、 第20図は、第1の従動回転体の正面図、 第21図は、第20図の要部切断底面図、 第22図は、第2の従動回転体の正面図、 第23図は、第22図の要部側断面図、 第24図は、ホルダーの押え蓋の正面図、 第25図は、第24図の要部切断底面図、 第26図は、ウインドガラスのウインドレギュレータによ
る下降状態を示す正面図、 第27図は、ウインドガラスのウインドレギュレータによ
る上昇状態を示す正面図である。 1……メインアーム、1a……一端、1b……他端、2……
サブアーム、2a……一端、2b……他端、3……ガイドレ
ール、4……サブガイドレール、5……ホルダー、6…
…軸、7……ウォーム、8……ウォームホイール、9…
…支持シャフト、10……偏心回転体、11……平歯車、12
……内歯車、13……第1の従動回転体、14……第2の従
動回転体、15……支持ピン、16……半球状部、17……係
合ローラ、18……案内溝、19……支持ピン、20……半球
状部、21……係合ローラ、22……ウインドガラス、23…
…嵌合孔、24……支軸部、25……支持ピン、26……半球
状部、27……係合ローラ、28……案内溝、29……インナ
パネル、30……ギアボックス、31……押え蓋、32……嵌
合壁、33……端壁、34……収納部、35……凹部、36……
モータ取付部、37……貫通孔、38……支持穴、39……嵌
合凸部、40……支軸部、41……支持孔、42……切欠部、
43……貫通孔、44……ネジ穴、45……係止ピン、46……
嵌合凹部、47……嵌合孔、48……溝孔、49……基部、50
……フランジ、51……角軸部、52……連結部、53……軸
部、54……環状溝、55……割り溝、56……円板、57……
凸部、58……貫通孔、59……差込み片、60……収納凹
部、61……嵌合孔、62……係合穴、63……ダンパー、64
……筒状部、65……フランジ、66……挿通孔、67……凹
溝、68……平板部、69……係止孔、70……張出部、71…
…差込み片、72……平板部、73……係止孔、74……張出
部、75……差込み片、76……支持孔、77……嵌合凹部、
78……嵌合穴、79……通孔、80……ボルト、81……座
金、82……ナット、83……渦巻きバネ、84……係止リン
グ、85……通孔、86……ボルト、87……座金、88……連
継孔、89……ストッパ、90……挿入穴、91……弾性体、
92……軸部、M……モータ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】メインアームにサブアームを交差して回動
    自在に設けると共に、前記メインアーム及びサブアーム
    の一端をガイドレールにそれぞれ移動自在に設け、前記
    サブアームの他端を前記ガイドレールと平行なサブガイ
    ドレールに移動自在に設けたウインドレギュレータにお
    いて、前記メインアームの他端に支持体を臨んで配設
    し、前記支持体の外部に前記メインアームを回動する駆
    動手段を設け、前記駆動手段の軸にウォームを連結し、
    前記支持体の内部に前記ウォームと噛合うウォームホイ
    ールを回動自在に設け、前記支持体の中央に前記メイン
    アームの他端に固定した支持シャフトを回動自在に設
    け、前記支持シャフトに前記ウォームホイールと係合す
    る偏心回転体を回動自在に軸支し、前記偏心回転体に平
    歯車を嵌合し、前記支持体に前記平歯車と噛合う内歯車
    を固定し、前記支持シャフトの前記メインアーム寄りに
    前記平歯車と係合する従動回転体を係止したことを特徴
    とするウインドレギュレータ。
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