JP2934823B2 - 航空機に搭載使用する保冷コンテナ - Google Patents
航空機に搭載使用する保冷コンテナInfo
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- JP2934823B2 JP2934823B2 JP7308379A JP30837995A JP2934823B2 JP 2934823 B2 JP2934823 B2 JP 2934823B2 JP 7308379 A JP7308379 A JP 7308379A JP 30837995 A JP30837995 A JP 30837995A JP 2934823 B2 JP2934823 B2 JP 2934823B2
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- JP
- Japan
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- container
- air
- refrigerant
- refrigerant box
- air passage
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- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】 本発明は、航空機に搭載使
用する野菜や鮮魚などの保冷コンテナに関する。
用する野菜や鮮魚などの保冷コンテナに関する。
【０００２】
【従来の技術】 従来のこの種保冷コンテナは、図４に
示すようにコンテナに設けられている隅切のある側のコ
ンテナ内壁の上部位置に保冷用の冷却装置（イ）を配置
したものが知られている。
示すようにコンテナに設けられている隅切のある側のコ
ンテナ内壁の上部位置に保冷用の冷却装置（イ）を配置
したものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 従来技術で述べた保
冷コンテナは、冷却装置（イ）が隅切のある側のコンテ
ナ上部位置に設けられているため冷却装置（イ）の下側
に必然的に隅切の斜面を底とした変形空間が生じ、この
空間は実質的に積荷困難なデッドスペースとなり、積荷
の積載効率を大きく低下させる原因となっている。そこ
で本発明は、上記デッドスペースの発生を除去すべく冷
却装置の配置に工夫を加え、もってコンテナへの積荷の
積載効率を高めることを目的とするものである。
冷コンテナは、冷却装置（イ）が隅切のある側のコンテ
ナ上部位置に設けられているため冷却装置（イ）の下側
に必然的に隅切の斜面を底とした変形空間が生じ、この
空間は実質的に積荷困難なデッドスペースとなり、積荷
の積載効率を大きく低下させる原因となっている。そこ
で本発明は、上記デッドスペースの発生を除去すべく冷
却装置の配置に工夫を加え、もってコンテナへの積荷の
積載効率を高めることを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】 上記目的は、コンテナ
の一側隅部に設けられている隅切によって自ずとコンテ
ナ内に突出した隅切の内側部分に、ドライアイスなどの
冷媒が収容され、上記冷媒により表面が冷却される上面
が水平となる冷媒箱と、該冷媒箱の表面に沿って設けた
カバーにより形成された通気路と、該通気路に設けたコ
ンテナ内空気の送り込み用ファン及び通気路内で冷却さ
れた冷気の吹き出し口とでなる冷却装置を設置し、上記
冷媒箱の上部に臨むコンテナの内側部分に、該冷媒箱の
上部に設けられた該カバーを底とする積荷許容空間を設
けたことにより達成される。上記目的は、請求項におい
て、冷気の吹き出し口が、積荷許容空間の冷媒箱側のコ
ンテナの内側側壁に沿って上方に延設した通気路の上部
に設けられていることにより達成される。
の一側隅部に設けられている隅切によって自ずとコンテ
ナ内に突出した隅切の内側部分に、ドライアイスなどの
冷媒が収容され、上記冷媒により表面が冷却される上面
が水平となる冷媒箱と、該冷媒箱の表面に沿って設けた
カバーにより形成された通気路と、該通気路に設けたコ
ンテナ内空気の送り込み用ファン及び通気路内で冷却さ
れた冷気の吹き出し口とでなる冷却装置を設置し、上記
冷媒箱の上部に臨むコンテナの内側部分に、該冷媒箱の
上部に設けられた該カバーを底とする積荷許容空間を設
けたことにより達成される。上記目的は、請求項におい
て、冷気の吹き出し口が、積荷許容空間の冷媒箱側のコ
ンテナの内側側壁に沿って上方に延設した通気路の上部
に設けられていることにより達成される。
【０００５】
【発明の実施の形態】 図１はコンテナの断面図を示
し、このコンテナ１は一側角隅部に航空機の胴体に当た
らないようにするための斜めの隅切２をコンテナ巾一杯
に有するＬＤ−３型と呼ばれるコンテナの一般的形態を
示している。
し、このコンテナ１は一側角隅部に航空機の胴体に当た
らないようにするための斜めの隅切２をコンテナ巾一杯
に有するＬＤ−３型と呼ばれるコンテナの一般的形態を
示している。
【０００６】そこで本発明は、上記隅切２の存在によっ
て自ずとコンテナ内に突出した隅切の内側斜面３に、冷
却装置Ａを設置する。該冷却装置Ａは、上記内側斜面３
への設置によって上面が水平となる断面略直角三角形状
の冷媒箱４と、該冷媒箱４の直交２表面及び冷媒箱側の
コンテナの内側側壁に沿って上方に延びるカバーの沿当
てによって構成されたコンテナ巾一杯の扁平状の通気路
５と、該通気路５の上端に設けたコンテナの天壁部に開
口する吹き出し口６と、通気路５の下端に設けた流入口
７と、該流入口７に連絡させた上向きの冷気の逆流防止
通路８と、該逆流防止通路８の上部に設けたコンテナ内
空気の取入口９と、該取入口９に設けたファン１０とで
構成され、上記冷媒箱４の上部に臨むコンテナ１の内側
に冷媒箱を底とする積荷許容空間１１を形成したもので
ある。尚、上記ファン１０は電池を電源として駆動する
ようになっている。また、ファン１０の両側には積荷が
ファンに触れないようにファンガード１２が設けられて
いる。図中１３は冷媒投入口の開閉蓋である。
て自ずとコンテナ内に突出した隅切の内側斜面３に、冷
却装置Ａを設置する。該冷却装置Ａは、上記内側斜面３
への設置によって上面が水平となる断面略直角三角形状
の冷媒箱４と、該冷媒箱４の直交２表面及び冷媒箱側の
コンテナの内側側壁に沿って上方に延びるカバーの沿当
てによって構成されたコンテナ巾一杯の扁平状の通気路
５と、該通気路５の上端に設けたコンテナの天壁部に開
口する吹き出し口６と、通気路５の下端に設けた流入口
７と、該流入口７に連絡させた上向きの冷気の逆流防止
通路８と、該逆流防止通路８の上部に設けたコンテナ内
空気の取入口９と、該取入口９に設けたファン１０とで
構成され、上記冷媒箱４の上部に臨むコンテナ１の内側
に冷媒箱を底とする積荷許容空間１１を形成したもので
ある。尚、上記ファン１０は電池を電源として駆動する
ようになっている。また、ファン１０の両側には積荷が
ファンに触れないようにファンガード１２が設けられて
いる。図中１３は冷媒投入口の開閉蓋である。
【０００７】上記実施例に基く作用を述べる。取入口９
からファン１０の駆動によりコンテナ内空気は逆流防止
通路８に下向きに強制的に吹き込まれ、吹き込まれた空
気は流入口７から通気路５内に流入し、流入した空気は
冷媒箱４の表面との接触による熱交換作用によって冷気
となり、この冷気は吹き出し口６から放出され、コンテ
ナ内を保冷するものである。また、通気路５内の冷気は
逆流防止通路８によって常に逆流が阻止される。
からファン１０の駆動によりコンテナ内空気は逆流防止
通路８に下向きに強制的に吹き込まれ、吹き込まれた空
気は流入口７から通気路５内に流入し、流入した空気は
冷媒箱４の表面との接触による熱交換作用によって冷気
となり、この冷気は吹き出し口６から放出され、コンテ
ナ内を保冷するものである。また、通気路５内の冷気は
逆流防止通路８によって常に逆流が阻止される。
【０００８】
【発明の効果】 上述した本発明の構成によれば、次の
ような効果が得られる。 （ａ）コンテナの一側角隅部に設けられている隅切によ
って自ずとコンテナ内に突出した隅切の内側部分に冷却
装置を設置せしめて、該冷却装置を構成する冷媒箱の上
部に臨むコンテナの内側部分に冷媒箱の上部を底とする
積荷許容空間を設けたので、従来のような積荷困難なデ
ッドスペースはなくなり、許容空間による積荷容積の拡
張によって積荷の積載効率を大巾に高めることができ
る。 （ｂ）冷却された空気を、コンテナの上方に導いて上方
から吹き出させるので、冷却装置が下部にあっても支障
はなく、有効にコンテナ内を保冷することができる。 （ｃ）冷気を上方に導くための通気路部分が積荷許容空
間のコンテナの内側側壁に沿って設けられているので、
上記積荷許容空間内の積荷に対する障害はなく、積荷許
容空間を有効に確保することができる。
ような効果が得られる。 （ａ）コンテナの一側角隅部に設けられている隅切によ
って自ずとコンテナ内に突出した隅切の内側部分に冷却
装置を設置せしめて、該冷却装置を構成する冷媒箱の上
部に臨むコンテナの内側部分に冷媒箱の上部を底とする
積荷許容空間を設けたので、従来のような積荷困難なデ
ッドスペースはなくなり、許容空間による積荷容積の拡
張によって積荷の積載効率を大巾に高めることができ
る。 （ｂ）冷却された空気を、コンテナの上方に導いて上方
から吹き出させるので、冷却装置が下部にあっても支障
はなく、有効にコンテナ内を保冷することができる。 （ｃ）冷気を上方に導くための通気路部分が積荷許容空
間のコンテナの内側側壁に沿って設けられているので、
上記積荷許容空間内の積荷に対する障害はなく、積荷許
容空間を有効に確保することができる。
【図１】 保冷コンテナの縦断側面図である。
【図２】 同上コンテナ内部の斜面図である。
【図３】 冷却装置の配置を示す説明図である。
【図４】 従来の冷却装置の配置を示す説明図である。
Ａ 冷却装置 １ コンテナ ２ 隅切 ３ 隅切の内側斜面 ４ 冷媒箱 ５ 通気路 ６ 吹き出し口 ７ 流入口 ８ 逆流防止通路 ９ 取入口 １０ ファン １１ 積荷許容空間 １２ ファンガード １３ 冷媒投入口の開閉蓋
Claims (2)
- 【請求項１】 コンテナの一側角隅部に設けられている
隅切によって自ずとコンテナ内に突出した隅切の内側部
分に、ドライアイスなどの冷媒が収容され、上記冷媒に
より表面が冷却される上面が水平となる冷媒箱と、該冷
媒箱の表面に沿って設けたカバーにより形成された通気
路と、該通気路に設けたコンテナ内空気の送り込み用フ
ァン及び通気路内で冷却された冷気の吹き出し口とでな
る冷却装置を設置し、上記冷媒箱の上部に臨むコンテナ
の内側部分に、該冷媒箱の上部に設けられた該カバーを
底とする積荷許容空間を設けたことを特徴とする航空機
に搭載使用する保冷コンテナ。 - 【請求項２】 冷気の吹き出し口が、積荷許容空間の冷
媒箱側のコンテナの内側側壁に沿って上方に延設した通
気路の上部に設けられていることを特徴とする請求項１
記載の航空機に搭載使用する保冷コンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7308379A JP2934823B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 航空機に搭載使用する保冷コンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7308379A JP2934823B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 航空機に搭載使用する保冷コンテナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09124094A JPH09124094A (ja) | 1997-05-13 |
| JP2934823B2 true JP2934823B2 (ja) | 1999-08-16 |
Family
ID=17980365
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7308379A Expired - Lifetime JP2934823B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 航空機に搭載使用する保冷コンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2934823B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SE516656C2 (sv) * | 1999-11-12 | 2002-02-12 | Envirotainer Engineering Aktie | Container lämplig för flygfrakt och känsligt gods |
| SE515742C2 (sv) * | 2000-02-11 | 2001-10-01 | Envirotainer Engineering Aktie | Flygfraktscontainer, kylenhet för en flygfraktscontainer och tillverkningsförfarande för en flygfraktscontainer |
| JP2020070092A (ja) * | 2018-11-01 | 2020-05-07 | 株式会社総合車両製作所 | 冷凍コンテナ |
| JP2022011113A (ja) * | 2020-06-29 | 2022-01-17 | ナブテスコ株式会社 | コンテナ及び鉄道車両 |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP7308379A patent/JP2934823B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09124094A (ja) | 1997-05-13 |
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