JP2933892B2 - 塩ビ管とコンクリート設備との接合用砂付きテープの使用法 - Google Patents

塩ビ管とコンクリート設備との接合用砂付きテープの使用法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、塩ビ管と
コンクリート設備との接合用砂付きテープの使用法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】下水道用塩ビ管は、昭和49年に日本下
水道協会規格(JSWASK−1)で制定され、現在広
く普及されている。
【0003】塩ビ管とコンクリート管、すなわち、コン
クリート設備との接合は、塩ビ管に砂付け加工を施した
ものを用いたり(例えば、実公平1−24469号公
報)、塩ビ管をコンクリート設備に水密に貫通させる場
合には、塩ビ管の外周に接着剤層、セメント層およびコ
ンクリート層を形成して、この塩ビ管をコンクリート設
備の塩ビ管挿入孔に挿入・貫通させ、これらの空間に防
水モルタルを充填するようにしている(例えば、特公昭
48−886号公報参照)。
【0004】そして、前者の砂付け加工は、塩ビ管に接
着剤(JWWA−S101)を塗布し、乾いた砂をまぶ
すよう規定されている。
【0005】かかる砂付け加工を施した塩ビ管をコンク
リート製汚水桝に接合した例を説明する。
【0006】図3において、30は内径50cmφの2
号汚水桝であるが、厚さ4cmの環状鉄筋コンクリート
ブロック31,32…を段積みした構成にしている。最
上段の鉄筋コンクリートブロック31には鉄筋コンクリ
ート製または鉄製の蓋33が被覆している。
【0007】この汚水桝30の底部にはインバート34
を形成し、このインバート34の流入側に、塩ビ管35
を臨ませている。なお、36は流出管を示す。
【0008】ここにおいて、この汚水桝30の鉄筋コン
クリートブロック32には流入側の塩ビ管35をそのま
ま接合できないので、図4に示すようなマンホール継手
のゴム輪受口37または接着受口38を介して接合して
いる。
【0009】この塩ビ製マンホール継手のゴム輪受口3
7または接着受口38は、呼び径200mmφ〜800
mmφのいずれでもコンクリート壁への差込み長さCは
最大500mm必要で、この差込み長さCの全長に亘り
砂付け加工39を施している。
【0010】この砂付け加工39を施したマンホール継
手(37)を鉄筋コンクリートブロック32に挿入し、
その間隙に防水モルタル40を押込充填する。そして、
このマンホール継手(37)に流入側の塩ビ管35を接
合する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のような砂付け加
工39を施したマンホール継手、ひいては塩ビ短管は、
一般に砂付け加工39が生産工場で行われるため、
【0012】砂付け加工をした短管は、輸送中、袋等
の包装を施しているものの、現場にくれば砂が剥がれ落
ち、ひいては、防水モルタルとのくっつきが悪い。
【0013】そのため、荷造り、取扱いに気配りを要
し、長尺の塩ビ管には砂付き加工を施せない。
【0014】以上のことから、従来の砂付け加工の塩ビ
管は、ゴム輪受口や接着受口や差口やベルマウス等継手
類、ひいては短管しかなく、砂付き加工の長尺の塩ビ管
を必要としても、砂付き加工の短管を介在させる必要が
あった。
【0015】なお、大口径の塩ビ管をTS接合する際、
その差口の外周に、両面接着剤を塗布した発泡剤入りの
プラスチックテープを巻き付けてから受口に挿入し、受
口外周をトーチランプで加熱して、プラスチックテープ
を膨張させてTS接合する提案が知られているが(特公
昭53−33773号公報)、かかる提案をコンクリー
ト設備に適用することが考えられるが、かかる考えは、
コンクリート設備をトーチランプ等で加熱できないこと
から採用できない。
【0016】そこで本発明は、かかる従来の技術の問題
点を解消することを主たる目的とし、耐震性をも得るこ
とを従たる目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の要旨とするところは、予め、合成樹脂発泡
体からなるベース盤の片面に粘着剤を介して剥離紙を設
け、他の片面に粘着剤を介して塩ビ管砂付加工用砂をま
ぶした砂付きテープを製造し、これを施工現場に持込
み、剥離紙を剥がし塩ビ管等の管端側周面に接着してか
らコンクリート設備の挿入孔に、周辺空間を介して、該
砂付きテープがめくれくことなく挿入し、該砂付きテー
プ付塩ビ管等の周辺空間にモルタル、セメント等を充填
することにより、前記合成樹脂発泡体を若干圧縮して前
記砂付きテープの粘着剤を管端側周面に圧着することを
特徴とする塩ビ管とコンクリート設備との接合用砂付き
テープの使用法にある
【0018】
【発明の実施の形態】本発明を添付図面に示す実施の形
態例により詳細に述べる。図1(A)は本発明の実施の
形態例の縦断面図、図1(B)は図1(A)の1部切断
斜視図、図2は使用例概観図で、2本の大小口径塩ビ管
に用いたものと、砂付きテープの巻取り状態図である。
【0019】本発明の実施の形態例は、下水道用の塩ビ
管や埋設ケーブル用管と、コンクリート設備、例えばヒ
ューム管やマンホールや排水桝(図3に示すもの)や電
線用ボックス等の設備との接合用砂付きテープであっ
て、テープ巾100mmまたは200mmのものを巻取
り状にして生産工場から出荷して施工現場で実施するも
のである。したがって、呼び径200mmφの塩ビ管で
あれば、テープ長さ685mm必要となる。
【0020】この砂付きテープ1は、図1に示すように
ベース盤2が独立発泡倍率7〜8倍の厚さ3〜5mmの
合成樹脂発泡体(スポンジ)で構成され、その裏面(塩
ビ管35に巻付けたときの裏面側をいう)には合成樹脂
(アクリル)系粘着剤3を塗布し、更に、これを剥離紙
(片面剥離紙)(必ずしも紙でなくてもよく、樹脂フィ
ルムでもよいので、これらを代表している)4で被覆し
ている。
【0021】一方、ベース盤2の表面には合成樹脂(ア
クリル)系粘着剤5を塗布し、これに珪砂(乾燥珪砂4
号)6を表面に均一にまぶしている。
【0022】次いで、この珪砂層に透明なプライヤー
(表面処理剤)7を薄く噴霧して珪砂6の脱落をより防
止しておく。このプライヤー7は、例えば武田薬品工業
株式会社商品名「タケネートM−402」でよい。勿
論、このプライヤー7は噴霧しなくてもよい。
【0023】なお、これらの粘着剤3,5はいずれの粘
着剤でもよいが、経時変化による硬化するものは好まし
くないので除外する。
【0024】かかる砂付きテープ1を生産工場で生産
し、巻取り状にして出荷する。
【0025】この巻取り状の砂付きテープ1を施工現場
に持込み、剥離紙4を剥がしてから短尺または長尺の、
接合する塩ビ管35や各種の継手等の管端側表面に巻付
けると、砂付き加工の塩ビ管ができるので、所望のコン
クリート設備の塩ビ管挿入孔に挿入して両者の間隙に防
水モルタル40やセメントを充填する。
【0026】その挿入の際、防水モルタル40の充填空
間があるので、砂付きテープ1が塩ビ管35から捲れる
ことはない。
【0027】その結果、発泡体からなるベース盤2が防
水モルタル40の詰め込みにより、若干圧縮され、砂付
きテープ1が塩ビ管35に強力に圧着すると共に、発泡
体の緩衝性によって塩ビ管35とコンクリート設備との
間に生じる耐震性も得られる。
【0028】なお、本発明は塩ビ管35を代表例とした
が、PP桝やFPR管や陶管の受口の内周面にも適用で
きるもので、本明細書では塩ビ管で総称する。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、塩ビ管等に砂付きテー
プを施工現場で巻付けて、砂付け加工を施したので、砂
付き加工の塩ビ管等を持運びすることなく、ひいては、
砂の脱落を防止してモルタル等とのくっつきを良好に
し、殊に長尺の塩ビ管等でも、そのままコンクリート設
備に接合できる。したがって、施工性が格段に優れたも
のとすることができる。
【0030】しかも、この砂付きテープのベース盤を合
成樹脂発泡体で構成したので、その弾力、および、防水
モルタルやセメントの充填力によりテープが塩ビ管等
に、一層、圧着すると共に、防水モルタルやセメントも
コンクリート設備の挿入孔によくなじむことができる。
したがって、防水性、耐薬性、クラックによる漏水防水
性が優れたものにすることができる。
【0031】しかも、この発泡体の弾力が塩ビ管とコン
クリート設備との緩衝になって、耐震性下水道設備にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例である。
【図2】図1の使用例である。
【図3】従来例である。
【図4】図3の要部図である。
【符号の説明】
1…砂付きテープ、2…ベース盤、3,5…粘着剤、4
…剥離紙、6…珪砂、35…塩ビ管
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 9/08,13/11 F16L 41/08,47/00 E02D 26/12 E03F 5/02,5/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め、合成樹脂発泡体からなるベース盤
    の片面に粘着剤を介して剥離紙を設け、他の片面に粘着
    剤を介して塩ビ管砂付加工用砂をまぶした砂付きテープ
    を製造し、これを施工現場に持込み、剥離紙を剥がし塩
    ビ管等の管端側周面に接着してからコンクリート設備
    挿入孔に、周辺空間を介して、該砂付きテープがめくれ
    くことなく挿入し、該砂付きテープ付塩ビ管等の周辺空
    間にモルタル、セメント等を充填することにより、前記
    合成樹脂発泡体を若干圧縮して前記砂付きテープの粘着
    剤を管端側周面に圧着することを特徴とする塩ビ管とコ
    ンクリート設備との接合用砂付きテープの使用法。
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