JPS61130687A - 貫通孔の封止材保持用シ−ト並びに貫通孔封止方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は建物の貫通孔に管または電線を挿通して配管等
を行う場合の貫通孔の充填時に使用する封止材保持用シ
ート並びに封止方法の改良に関するものである。

先行技術と問題点 建物の床の貫通孔に、ガス管、水道管、電線管または電
線（以下、単に管という）を挿通したのち、その貫通孔
をモルタル等の不燃材で封止することはガス洩れ事故の
拡大あるいは火災の拡大を防止するうえにおいて不可欠
である。

この孔の封正においては、モルタルが硬化するまでの間
、モルタルを保持しておくことが必要である。而るに、
従来、片面に接着剤を塗布せる剛性板によって、孔周囲
と挿通管との間を閉鎖し、次いで、孔空間にモルタルを
充填することが提案されておシ、この方法においては、
接着剤による接着固定を利用しているので、作業性に秀
れている。

ところで、上記貫通孔封止方法において、粘着剛性板へ
の荷重（モルタル）作用状態は両端固定（粘着固定）の
はシに等分布荷重を作用させた状態で評価でき、両固定
端には垂直反力の′−１・′ 他に、１す性板に剛性に基因してモーメント反力が作用
する。而して、上記接着剤層には垂直反力以外にモーメ
ント反力に耐え得る接着力を付与することが必要でメジ
、非剛性板の場合に較べて余分の接着力（モーメント反
力に耐え得る接着力）を付与しなければならず、不利で
ある。

また、コンクリート建物における天井のコンクリート面
は荒仕上げでメ）、凹凸が顕著であるが、上記剛性板で
はその凹凸面にぴったりとなじませ難いので水密性を確
保し難く、モルタル中の水分が漏出して硬化不良やいわ
ゆる“す“が発生し易い。

発明の目的 本発明等の目的は、貫通孔をモルタルの硬化中、接着性
シート部材によって安定かつ水密に閉鎖し得る貫通孔の
封止材保持用シート並びに封止方法を提供することにる
る。

発明の構成 第１発明に係る貫通孔の封止材保持用シートはシートま
たはフィルム状支持部材に緩衝層を介して接着層を設け
たことを特徴とし、第２発明に係る貫通孔の封止方法は
上記封止材保持用シートにより管等と貫通孔周囲との間
を閉鎖し、而るのち、孔空間にモルタルを充填し、該モ
ルタルを硬化させることを特徴とする方法である。

実施例の説明 以下、図面によυ本発明を説明する。

第１図は第１発明に係る封止材保持用シートＡ（角形、
円形の何れでもよい）を示している。

ｌはシートまたはフィルム状支持部材で６・シ、例えば
金属箔（例えばアルミ箔）、不織布、織布、プラスチッ
クフィルム等を使用できる。２１は支持部材の片面に設
けた緩衝層であシ、例えば独立気泡の発泡ポリエチレン
層、発泡ポリウレタン層等を使用できる。３は緩衝層上
に設けた接着層でメジ、硬化後のモルタル面から剥離可
能なゴム及び又は合成樹脂を主体とする感圧接着物質か
らなる粘弾性層を使用している。４は管挿通用孔でメジ
、この孔４から端縁に達する切目５を入れておくことが
望ましい。

第２発明を実施するには、第２図Ａに示すように床の貫
通孔６に管７（電線も含む）を挿通し、次いで、封止材
保持用シー）Ａを上記切目５を開いて管７にとりろわせ
、管と貫通孔周囲（コンクリート天井面）との間を封止
材保持用シートで閉鎖する。通常、コンクリート天井面
は荒仕上げの凹凸面でめるが、封止材保持用シートＡに
凹凸面とのなじみの良い発泡層２を設け、かつ支持部材
ｌに凹凸面によくなじむシート、またはフィルム状部材
を使用しているので、貫通孔周囲に封止材保持用シート
Ａを、その凹凸面にもかかわらず隙間なく水密に接着で
きる。

勿論、管７と封止材保持用シートＡとの間にも、管表面
の平滑性のために充分な水密性を付与できる。

このようにして、管を挿通せる床貫通孔を封止材保持用
シートによシ閉鎖したのちは、第２図Ｂに示すように孔
空間にセメントモルタル８を充填する。而して、封止材
保持用シートＡにモルタルが荷重として作用し、封止材
保持用シートＡの両固定端’ｌ＋０２に反力が作用する
が、封止材保持用シートがアルミ箔等のシートと緩衝層
との複合体よりなる柔軟体でるるために、各端でのモー
メント反力の発生が殆んどなく、はぼ垂直反力のみとな
る。而して、封止材保持用シートＡの粘着固定端にモー
メント反力が作用するのをよく防止し得、上記した水密
接着状態をモルタル充填後においても安定に維持できる
。勿論、緩衝層に独立気泡の発泡体を使用しているから
、発泡体への水の浸透もなく、従って、緩衝層と接着層
との界面を確実に遮水状態となし得る。

上記充填モルタルの硬化後は、封止材保持用シートを剥
離し、これにて埋戻し工事を終了する。

上記におりて、封止材保持用シートと管との接合には、
第３図に示すように封止材保持用シー）Ａに管の種類に
応じた径の円形折曲げ用線町＋”２・・・と放射状切目
す、ｂ・・・を設けておき、管の径に応じて円形折曲げ
周線を折曲げて舌片部Ｃを管に接着する方法、あるいは
第４図に示すように接着剤層９１で管７に接着させると
共に接着剤層９２で封止材保持用シー）Ａに接着さ。

せる保持部材９を使用する方法等を用いることができる
。

発明の効果 第１発明に係る貫通孔の封止材保持用シートは上述した
１通りの構成であり、接着性シート部材の支持部材にア
ルミ箔のような柔軟シートを用いているから、粘着固定
端でのモーメント反力の発生を排除し得、しかも、凹凸
面になじみのよい緩衝層を用いているから、貫通孔周囲
のコンクリート凹凸面に対する封止材保持用シートの水
密接着を確実に保証できる。従って、かかる封止材保持
用シートを使用せる第２発明に係る封止方法によれば、
封止モルタルからの水漏れを確実に防止でき、硬化不良
あるいは“す“の発生のないモルタル埋戻しが可能とな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１発明に係る封止材保持用シートを示す説明
図、第２図人並びに第２図Ｂ（よ第２発明を示す説明図
（第２図人はモルタル充填前、第２図Ｂはモルタル充填
後）、第３図は第１発明の別実施例を示す説明図、第４
図は第２発明の別実施例を示す説明図でめる。 図において、Ａは封止材保持用シート、１（よ支持部材
、２は緩衝層、３は接着層、６は貫通孔、７は管、８は
モルタルである。 ７４Ｂ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）建物の貫通孔に挿通した管等と貫通孔周縁部との
   間にまたがつて貼着するシートを、シートまたはフイル
   ム状支持部材に緩衝層を介して接着層を設けた構成とせ
   ることを特徴とする貫通孔封止材保持用シート。
2. （２）建物の貫通孔に管等を挿通し、シートまたはフイ
   ルム状支持部材に緩衝層を介して接着層を設けた封止材
   保持用シートにより管等と貫通孔周囲との間を閉鎖し、
   而るのち、孔空間にモルタルを充填し、該モルタルを硬
   化させることを特徴とする貫通孔封止方法。
3. （３）緩衝層が独立気泡の発泡プラスチツク層であるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の貫通孔封止
   方法。