JP2933738B2 - 磁気記録体及びその製造方法 - Google Patents

磁気記録体及びその製造方法

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JP2933738B2
JP2933738B2 JP3065842A JP6584291A JP2933738B2 JP 2933738 B2 JP2933738 B2 JP 2933738B2 JP 3065842 A JP3065842 A JP 3065842A JP 6584291 A JP6584291 A JP 6584291A JP 2933738 B2 JP2933738 B2 JP 2933738B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録体及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車、工作機械等のメカトロニ
クスの分野の進歩はめざましいものがある。その中にあ
って、上記自動車等においては、各部位に使用される軸
状部材に加わるトルク、軸状部材の回転速度及びその回
転角などを、高精度で測定することのできる手段の開発
が望まれている。
【0003】これに対して、上記軸状部材に磁性膜を形
成し、その磁気特性を利用して、加わるトルクを測定す
る方法が知られている。そして、この方法としては、磁
歪法やねじれ角法等がある。磁歪法は、応力−磁気効果
を利用する方法であるが、磁歪材料自体が、センサー特
性に大きな影響を与えるため、たとえば、温度依存性や
経時変化が問題となり、実用化域に達していないのが現
状である。
【0004】一方、ねじれ角法は、軸状部材の表面に磁
性膜を設け、この磁性膜に、磁気信号記録用ヘッドによ
って、例えば、矩形パルス状の信号を磁気的に記録し、
磁気信号再生用ヘッドにて上記磁気信号を再生して軸状
部材のねじれ角を求め、このねじれ角から上記軸状部材
に加わるトルクを検出するものである。
【0005】また、回転数検出用のエンコーダに使用す
るマグネティックスケールの形成にあたって、溶解した
磁性材料を基材の表面に噴出させることにより、この基
材表面に磁性膜を形成するという技術は知られている
(特開昭61−53504号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記トルク
測定のためのねじれ角法のように、磁性膜への信号の記
録及び再生にヘッドを使用する場合、磁気記録体の実用
化においては上記磁性膜の磁気特性が重要な鍵になる。
【0007】すなわち、磁性膜は、その保磁力が高くな
ると、磁気信号の記録が難しくなり、ヘッドの出力を高
める必要からヘッドの焼損ないしは耐久性の低下を招
く。反対に上記保磁力が低いと、記録した磁気信号が消
え易くなって再生出力の低下を招くことになる。また、
上記磁性膜は、その飽和磁化、残留磁化が高くなると、
再生出力を高くすることが可能になり、また、この飽和
磁化、残留磁化が低くなると、磁気信号を記録する場合
の周波数を高くするこができない。
【0008】そこで、本発明は、上記磁気信号の記録性
を損なうことなく、再生出力を高めることができ、しか
も製作が容易でコスト高を招かない磁性膜を有する磁気
記録体を提供することを第1の課題とし、さらに、かか
る磁気記録体の製造方法を提供することを第2の課題と
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1の課
題に対して、磁性膜にFe34を利用するものである。
また、上記第2の課題に対して、上記Fe34を含有す
る磁性膜の形成にプラズマ溶射法を採用し、そのときの
作動ガスを工夫して上記Fe34の含有量を高めること
ができるようにするものである。
【0010】上記第1の課題を解決する具体的な手段
は、基材の表面に磁気信号を記録するための磁性膜が形
成された磁気記録体であって、上記磁性膜はFe34
FeOからなることを特徴とするものである。
【0011】この場合、上記磁性膜中のFe34の含有
量は30重量%以上であることが好ましく、さらには7
5重量%以上であることが好ましい。また、磁気特性
は、保磁力が50〜450(1/4π×103 )A/
m、飽和磁化が100〜650(×103 )A/m、残
留磁化が40〜250(×103 )A/mであることが
好ましく、さらには保磁力が100〜350(1/4π
×103 )A/m、飽和磁化が190〜550(×10
3 )A/m、残留磁化が70〜200(×103 )A/
mであることがより好ましい。
【0012】上記第2の課題を解決する具体的な手段
は、基材の表面に磁気信号を記録するための磁性膜が形
成された磁気記録体の製造方法であって、上記磁性膜の
形成には、プラズマジェットを用いて溶射原料を基材の
表面に吹き付けるプラズマ溶射法を採用し、上記プラズ
マ溶射法における溶射原料を酸化鉄粉末とし、溶射のた
めの作動ガスとして非還元性ガスを用いることを特徴と
するものである。
【0013】上記プラズマ溶射法における溶射出力は、
30〜48KWであることが望ましい。また、上記酸化
鉄粉末の粒径は5〜70μmとすればよい。
【0014】本発明において、基材は、磁性材料による
ものであっても、非磁性材料によるものであってもよ
い。磁性材料による基材の場合には、上記磁性膜への信
号記録時に磁束が基材側へ洩れ易くなるため、基材の磁
性膜を形成する部位に非磁性材料による表面被膜を設け
ることが好ましい。
【0015】ここで、上記磁性膜に所定の磁気特性を得
るための成分としてFe34を用いるのは、これが比較
的安定であってトルク検出という苛酷な条件下での使用
が可能であり、磁性膜の耐久性が得られるとともに、そ
の成分量の調整により、所期の磁気特性を得ることが容
易なためである。この場合、上記磁性膜におけるFe3
4を除く残部はFeOである。
【0016】上述の如く、磁性膜中のFe34の含有量
を30重量%以上とするのは、30重量%未満では上記
保磁力が高くなり過ぎる傾向にあって磁気信号を記録す
るための出力を高める必要を生ずる一方、飽和磁化及び
残留磁化が低くなって所期の再生出力が得られなくなる
ためである。そして、上記Fe34の含有量を75重量
%以上とすれば、保磁力が適度に低下して磁気信号の記
録性の点で有利になる一方、上記保磁力が大きく低下す
ることはないことと、飽和磁化及び残留磁化が高くなる
こととにより、再生出力を高め、また限界記録周波数を
延ばすことができる。
【0017】また、上記磁性膜の保磁力を50〜450
(1/4π×103 )A/mとすれば、磁性膜に対して
磁気信号を低出力で記録することが可能になり、飽和磁
化を100〜650(×103 )A/m、残留磁化を4
0〜250(×103 )A/mとすれば、再生出力を向
上せしめることができる。
【0018】また、上記磁性膜を、保磁力が100〜3
50(1/4π×103 )A/m、飽和磁化が190〜
550(×103 )A/m、残留磁化が70〜200
(×103 )A/mの磁気特性を持ったものにすれば、
磁性膜に対して磁気信号を低出力で記録すること及び再
生出力を向上せしめることに有利になる。
【0019】また、上記磁気記録体の製造方法におい
て、プラズマ溶射原料である酸化鉄粉末としては、Fe
34粉末単独、Fe23粉末単独、Fe34粉末とFe
O粉末との混合物、あるいはFe34粉末とFeO粉末
とFe23粉末との混合物等使用することができる。そ
して、プラズマ溶射における作動ガスとして非還元性ガ
スを用いるのは、得られる磁性膜中のFe34を多くす
るためである。
【0020】すなわち、作動ガスとしては、通常、プラ
イマリーガスとしてArあるいはN2 が用いられ、セカ
ンダリーガスを使用する場合にはHeやH2 が用いられ
るが、このH2 のような還元性ガスを用いると、上記F
34がプラズマ炎中で還元されてFeOとなり、磁性
膜中のFe34量が減少する不具合があるものである。
【0021】また、上記プラズマ溶射における溶射出力
は、30KW未満では、被膜形成の緻密性が得られず、
また48KWを越える大きな出力ではプラズマトーチの
ノズルの溶損ないしは耐久性の低下を招く不具合があ
る。また、溶射原料である酸化鉄粉末の粒径を5〜70
μmとすれば、所期の磁気特性を有する磁性膜を形成す
るうえで有利になる。
【0022】
【発明の効果】従って、本発明によれば、磁気信号を記
録するための磁性膜がFe34とFeOからなるから、
磁気記録体の耐久性を高めながら、磁気信号の記録性を
損なうことなく、所期の再生出力を確保することが容易
になり、さらに、Fe34という比較的安価な磁性材料
を用いるからコスト的にも有利になる。
【0023】また、上記Fe34の含有量を30重量%
以上とした磁気記録体、さらにはその含有量を75重量
%以上とした磁気記録体によれば、あるいは保磁力が5
0〜450(1/4π×103 )A/m、飽和磁化が1
00〜650(×103 )A/m、残留磁化が40〜2
50(×103 )A/mの磁気特性を持った磁気記録
体、さらには保磁力が100〜350(1/4π×10
3 )A/m、飽和磁化が190〜550(×103 )A
/m、残留磁化が70〜200(×103 )A/mの磁
気特性を持った磁気記録体によれば、上記磁気信号の記
録性及び再生出力の向上の面でさらに有利になる。
【0024】また、上記磁気記録体の製造方法によれ
ば、磁性膜の形成に、溶射原料を基材の表面に吹き付け
るプラズマ溶射法を採用し、溶射原料を酸化鉄粉末と
し、溶射ための作動ガスとして非還元性ガスを用いるよ
うにしたから、Fe34の含有量が多い磁性膜を得るこ
とが容易になり、さらに溶射出力を30〜48KWとし
たものによれば、また、溶射原料である酸化鉄粉末の粒
径を5〜70μmとしたものによれば、所期の磁気特性
を有する磁性膜を形成するうえでさらに有利になる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0026】<プラズマ溶射装置> 図1には基材1に磁性膜を形成するためのプラズマ溶射
装置の一部が示されている。同図において、2はプラズ
マトーチであり、その内部には陰極3が挿入されてい
て、この陰極3の周囲から作動ガスをノズル4へ流すよ
うになっている。この作動ガスは、上記陰極3とノズル
4との間に発生せしめる直流アークにより熱せられてプ
ラズマジェット(ブラズマ炎)5となって、上記ノズル
4から噴射される。そして、上記ノズル4の直前方には
溶射原料としての酸化鉄粉末FeOxをプラズマジェッ
ト5に供給する原料供給ノズル6が設けられている。こ
の場合、基材1の表面には磁気信号を記録するための磁
性膜が形成される。この磁性膜は、磁性材料としてFe
34を含有するものである。
【0027】<テスト例> 表1〜表3には、溶射原料粉末の種類及び粒径、並びに
溶射条件を適宜変えて、上記プラズマ溶射装置により磁
性膜を形成した各テスト例につき、その組成(重量
%)、磁気特性及び記録再生特性が示されている。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】上記各テスト例の磁気特性(保磁力Hc,
飽和磁化Ms,残留磁化Mr)は、基材として縦10m
m、横2mm、厚さ1mmのアルミニウム合金板を用い、こ
れに厚さ100〜150μの磁性膜を形成して、VSM
装置(振動型磁力計)により測定した。
【0032】また、上記各テスト例の記録再生特性は、
基材として直径30mmのアルミニウム合金製軸状部材を
用い、これに厚さ100〜150μの磁性膜を全周にわ
たって形成した後、次の条件で評価した。
【0033】 −信号の記録− 使 用 ヘッド;消去ヘッド,隙間;0mm 磁気信号の発生;ファンクションジェネレータ 記 録 出 力;0.4A −信号の再生− 使 用 ヘッド;消去ヘッド,隙間;0mm ア ン プ ;50×10倍 フ ィ ル タ;50〜100KHz −軸状部材の回転数− 600rpm(一定) また、磁性膜の組成はX線回析装置により分析した。
【0034】上記各テスト例の磁気特性及び再生出力に
ついては、図2乃至図5にも示されている。
【0035】 <考察> −磁性膜の組成について− (原料粉末の影響) A〜F,K〜Pは、FeO−Fe23−Fe34の混合
粉末を用いた例であるが、AとBとの比較及びK〜Mの
比較から、FeOとFe34との配合比自体は、磁性膜
の組成に及ぼす影響は小さいと言える。一方、D〜Gの
比較、N〜Qの比較から、Fe23が多くなると、磁性
膜中のFe34量が増える傾向にあることがわかる。こ
れはFe23の還元によると考えられる。
【0036】(作動ガスの影響) H〜J,R〜Tは、Fe34が100重量%の例であ
り、H〜Jは作動ガスの一部に還元性ガスH2 を用い、
R〜Tは還元性ガスを用いない、つまり非還元性ガスを
用いた例であるが、前者の方がFe34が少ない。これ
は、H〜Jの場合、上記H2 によってFe34がFeO
に還元されたためと認められる。
【0037】よって、H〜JとR〜Tとの比較から、非
還元性ガスを用いる方が磁性膜中のFe34の増量が図
れることがわかる。このことは、A〜G(Cを除く)と
K〜Qとの比較からも言えることである。
【0038】(溶射出力の影響) HとVとの比較、RとZとの比較、GとXとの比較、Q
とロとの比較から、溶射出力は、高い方が磁性膜中のF
34の増量が図れることがわかる。
【0039】また、U,W,Y,イのものでは、溶射出
力が低いため、気孔率が高くなり、被膜の硬度や密着性
が得られなかった。
【0040】(原料粉末の粒径の影響) H〜Jの比較、R〜Tの比較から原料粉末の粒径自体は
磁性膜の組成に及ぼす影響は小さいと言え、この粒径は
5〜70μとすればよいことがわかる。
【0041】−磁性膜中のFe34量と保磁力Hcとの
関係−図2からも明らかなように、磁性膜中のFe34
量が多くなると、保磁力Hcが低くなることがわかる。
特に、Fe34量が75重量%以上になると、保磁力H
cが100〜350(1/4π×103 )A/mの領域
に入り、記録信号の消失を招くことなく、記録時の出力
を比較的低くすることができることがわかる。
【0042】 −磁性膜中のFe34量と飽和磁化Msとの関係− 図3からも明らかなように、磁性膜中のFe34量が多
くなると、飽和磁化Msが高くなることがわかる。特
に、Fe34量が75重量%以上になると、飽和磁化M
sが190〜550(×103 )A/mの領域に入り、
再生出力の向上が図れることがわかる。
【0043】 −磁性膜中のFe34量と残留磁化Mrとの関係− 図4からも明らかなように、磁性膜中のFe34量が多
くなると、残留磁化Mrが高くなることがわかる。特
に、Fe34量が75重量%以上になると、残留磁化M
rが70〜200(×103 )A/mの領域に入り、再
生出力の向上が図れることがわかる。
【0044】 −磁性膜中のFe34量と再生出力との関係− 図5からも明らかなように、磁性膜中のFe34量が多
くなると、再生出力が高くなることがわかる。特に、F
34量が75重量%以上になると、再生出力は20
(V)以上になっている。
【0045】また、一般に飽和磁化ないしは残留磁化を
高めると保磁力の低下により、限界記録周波数が低くな
るが、図6に示すように、磁性膜中のFe34量を多く
して飽和磁化ないしは残留磁化を高め、再生出力を高め
たものでも、上記限界記録周波数の低下がほとんどな
い。これは保磁力の低下が少なく、短波長記録時に特有
の反磁界による自己減磁損失が少ないためである。
【図面の簡単な説明】図面は本発明の実施例を示す。
【図1】プラズマ溶射装置の一部を示す断面図
【図2】磁性膜中のFe34量と保磁力Hcとの関係を
示す図
【図3】磁性膜中のFe34量と飽和磁化Msとの関係
を示す図
【図4】磁性膜中のFe34量と残留磁化Mrとの関係
を示す図
【図5】磁性膜中のFe34量と再生出力との関係を示
す図
【図6】磁性膜中のFe34量と記録周波数との関係を
示す図
【符号の説明】
1 基材 2 プラズマトーチ 5 プラズマジェット(ブラズマ炎)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−20734(JP,A) 特開 昭61−208617(JP,A) 特開 昭63−293717(JP,A) 特開 平3−229888(JP,A) 特開 昭55−88843(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/66 G11B 5/85 H01F 10/20 H01F 41/14

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材の表面に磁気信号を記録するための磁
    性膜が形成された磁気記録体であって、上記磁性膜は、
    Fe34 とFeOからなることを特徴とする磁気記録
    体。
  2. 【請求項2】磁性膜中のFe 3 4 の含有量は30重量%
    以上である請求項1に記載の磁気記録体。
  3. 【請求項3】磁性膜中のFe34の含有量は75重量%
    以上である請求項1に記載の磁気記録体。
  4. 【請求項4】磁性膜は、保磁力が50〜450(1/4
    π×10 3 )A/m、飽和磁化が100〜650(×1
    3 )A/m、残留磁化が40〜250(×10 3 )A
    /mの磁気特性を持ったものである請求項1に記載の磁
    気記録体。
  5. 【請求項5】磁性膜は、保磁力が100〜350(1/
    4π×103 )A/m、飽和磁化が190〜550(×
    10 3 A/m、残留磁化が70〜200(×10 3
    A/mの磁気特性を持ったものである請求項1に記載の
    磁気記録体。
  6. 【請求項6】基材の表面に磁気信号を記録するための磁
    性膜が形成された磁気記録体の製造方法であって、 上記磁性膜の形成には、プラズマジェットを用いて溶射
    原料を基材の表面に吹き付けるプラズマ溶射法を採用
    し、 上記プラズマ溶射法における溶射原料を酸化鉄粉末と
    し、溶射のための作動ガスとして非還元性ガスを用いる
    ことを特徴とする磁気記録体の製造方法。
  7. 【請求項7】上記プラズマ溶射法における溶射出力が3
    0〜48KWである請求項に記載の磁気記録体の製造
    方法。
  8. 【請求項8】上記酸化鉄粉末の粒径が5〜70μmであ
    る請求項に記載の磁気記録体の製造方法。
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