JPH04353611A - 磁気抵抗効果型ヘッド - Google Patents

磁気抵抗効果型ヘッド

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JPH04353611A
JPH04353611A JP12908391A JP12908391A JPH04353611A JP H04353611 A JPH04353611 A JP H04353611A JP 12908391 A JP12908391 A JP 12908391A JP 12908391 A JP12908391 A JP 12908391A JP H04353611 A JPH04353611 A JP H04353611A
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JP
Japan
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film
magnetoresistive
magnetic
permanent magnet
soft magnetic
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Application number
JP12908391A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kitada
北田 正弘
Noboru Shimizu
昇 清水
Isamu Yuhito
勇 由比藤
Toshio Kobayashi
俊雄 小林
Naoki Koyama
直樹 小山
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録装置に使用され
る磁気ヘッド特に磁気抵抗効果型ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】強磁性体の磁気抵抗効果を利用した磁気
抵抗効果型ヘッドにおいては、磁気抵抗膜の磁区あるい
は磁壁に不安定性があると、ヘッドの出力波形に歪が発
生し、ヘッドノイズも著しく高くなる。これを防止する
ため反強磁性体や永久磁石膜を使って磁区や磁壁を制御
する技術が特開昭62−40610、特開昭58−08
0894、 特開昭58−167312、特開平2−2
20213などに述べられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術においては
、反強磁性体膜を使用した場合にはネール点などの磁気
特性から実用化出来る材料はFeMnに限られ、FeM
nは耐食性が低く磁気抵抗効果膜と接触している部分で
の強磁性結合でしか磁気抵抗効果膜の磁区を制御しない
。これに対して永久磁石膜は接触している部分での強磁
性結合と永久磁石膜から漏れる磁界で磁区を制御するこ
とが出来る。従って、永久磁石膜による磁気抵抗効果膜
の磁区制御法は反強磁性体膜によるものより多様性があ
り、磁区制御効果が高い。
【0004】しかし、従来の技術では図1で示すように
、磁気抵抗効果膜3に絶縁膜6を介して設けられた永久
磁石膜1から漏れる磁界2は2個ある磁極の一つから漏
れる磁界だけが磁気抵抗効果膜3に利用され、もう一方
の磁極から漏れる磁界は利用されず、場合によっては、
磁気抵抗効果膜2に侵入して磁気状態を乱し、磁区制御
効果が低減する。また、空間に漏れた磁界はヘッドに対
向している媒体にも影響して記録減磁を引き起こし、磁
気抵抗効果膜を両側から挾んでいる磁気シールド膜や隣
接する誘導型記録ヘッドのコアに侵入してノイズ発生の
原因になる。従って、永久磁石膜から漏れる磁界を空間
に漏れないようにすることが必要である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、磁気
抵抗効果膜に近接して形成された永久磁石膜から漏れる
磁界をバイアス用に使用する軟磁性膜や磁気シールド膜
に侵入させて、磁界が磁性体のなかで閉じるようにし、
磁気抵抗効果膜の磁区制御と同時に永久磁石膜からの磁
界の漏れによる悪影響を取り除く。この方法の適用によ
って、新たにバイアス用軟磁性膜や磁気シールド膜の磁
区制御効果も付加され、この効果によるヘッドのノイズ
低減も本発明の特徴である。
【0006】
【作用】本発明の磁気抵抗効果型素子の基本構造を図2
に例示する。この素子では、磁気抵抗効果膜3に隣接し
た同一基板上に永久磁石膜1が形成されており、シャン
ト膜4を介して軟磁性膜5が設置されている。永久磁石
膜1は磁気抵抗効果膜3の磁化容易軸方向に平行に着磁
されており、永久磁石膜の一方の磁極から漏れる磁界2
は磁気抵抗効果膜3に侵入し、他方の磁極から漏れる磁
界は軟磁性膜に侵入する。従って、図1で示した従来の
素子に比較して、空間に漏れる磁界は実効的になく、媒
体を始めとする他の磁性材料への影響がない。
【0007】図3は同様な効果を有する他の例で、この
素子では、磁気抵抗効果膜3に隣接した同一基板上に永
久磁石膜1が形成されており、絶縁膜6を介して軟磁性
膜5が設置されている。永久磁石膜1は磁気抵抗効果膜
3の磁化容易軸方向に平行に着磁されており、永久磁石
膜の一方の磁極から漏れる磁界は磁気抵抗効果膜3に侵
入し、他方の磁極から漏れる磁界は軟磁性膜に侵入する
。従って、図2で示した例と同様空間に漏れる磁界は実
効的になく、媒体を始めとする他の磁性材料への影響が
ない。
【0008】図4は永久磁石膜1の一方の磁極から漏れ
た磁界を磁気シールド膜7に侵入するようにした構造の
磁気ヘッドで、上述の例と同じく空間に漏れる磁界は実
効的になく、媒体を始めとする他の磁性材料への影響が
ない。
【0009】なお、図2及び図3の構造を有するヘッド
では、バイアス磁界印加のための軟磁性膜5の磁化容易
軸方向にも永久磁石膜1からの磁界が侵入するため、磁
気抵抗効果膜3だけではなく、バイアス磁界印加用軟磁
性膜5の磁区あるいは磁化状態を制御できる。バイアス
膜5は磁気抵抗膜3に常に一定の磁界を印加する必要が
あり、これはにはバイアス磁界印加用軟磁性膜全体の透
磁率を一定にする必要がある。透磁率は軟磁性膜の磁区
が単一であれば常に一定になるが、多磁区であったり、
磁化の分散が大きく不安定な場合には一定にならない。
【0010】本発明によれば、永久磁石からの磁界によ
り、当該軟磁性膜の磁化も制御できるため、安定なヘッ
ド出力波形が得られる。さらに、磁気シールド膜と記録
用誘導型磁気ヘッドのコアを共用した構造のヘッドにお
いては、コアの磁化状態も制御されるので、記録ヘッド
の特性も一定に制御できる。
【0011】
【実施例】図2で示した磁気抵抗効果型素子を含むヘッ
ドの実施例を図5に示す。図5中の8および9は磁気シ
ールド膜で、これらの間に磁気抵抗効果素子が形成され
ている。基板材料はジルコニア10でこの上に磁気シー
ルド膜8としてNi−19%Fe膜を約1μmスパッタ
法で形成し、必要部分だけをリソグラフィ法で残してこ
の上に絶縁膜としてアルミナ膜11を形成した。磁気シ
ールド膜はCo系アモルファス膜やFe系磁性膜で実施
しても同様であるが、再生特性などは若干異なる。アル
ミナ膜の厚さは所望とする磁気ヘッドの記録周波数によ
って異なるが、本実施例では0.1−0.5μmである
。この上に厚さ3−45nmのNi−19%Fe膜(磁
歪定数5×10−7)を磁気抵抗効果膜3として形成し
、素子として必要な部分を残して除去した。この磁気抵
抗効果膜3の両側にCo−20%Pt合金膜からなる永
久磁石膜1を蒸着したのち同様の手法で微細加工し、シ
ャント膜4としてNb、軟磁性膜5としてCo−Zr−
Ta−Ru系アモルファス合金を形成した。CoPt合
金膜の厚さは3から100nmである。さらに当該素子
に通電するための電極12を形成し、再びアルミナおよ
び磁気シールド膜9を付けた。トラック幅は0.5から
10μmである。膜厚は下部のアルミナ膜および磁気シ
ールド膜8と同じであるが、ヘッドの使用目的によって
は膜厚が異なってもよい。以上のようにして作成したヘ
ッドを磁気抵抗膜の高さが所望の寸法、例えば1から1
0μmとなるように機械加工してヘッドとなし、その再
生特性を評価した。評価に用いた記録媒体はCoCrT
a系、CoPtCr系スパッタ媒体などである。また、
比較として従来技術である永久磁石膜からの漏れ磁界が
軟磁性膜に侵入しにくい図6で示すような、シャント膜
で永久磁石膜が覆われるており、軟磁性膜が磁気抵抗効
果膜より短いヘッドも作成した。その結果、再生出力の
S/N比は従来ヘッドの1.5から3.0に改善された
【0012】次に図7で示すように、磁気抵抗効果膜3
の上で部分的に永久磁石膜1と磁気抵抗効果膜4とが重
なる構造のヘッドを作成し、再生出力のS/Nを測定し
たところ、図5の実施例と同様の高い値が得られた。
【0013】図8は磁気抵抗効果膜3の下で磁気抵抗効
果膜3と永久磁石膜1が接合するようにした実施例で、
このヘッドのS/Nも図5および図7の実施例と同様の
高い値が得られた。
【0014】図9は磁気抵抗効果膜3と永久磁石膜1の
接合構造が同じで、軟磁性膜4と永久磁石膜1の接合構
造の異なる素子をもちいた実施例で、このヘッドのS/
Nも図5、図7および図8の実施例と同様の高い値が得
られた。
【0015】図10は、磁気抵抗効果素子の基本構造を
図3で示した上述の磁気抵抗効果/シャント膜/軟磁性
膜とは異なる磁気抵抗効果膜と軟磁性膜が絶縁膜で分離
されている構造のヘッドの実施例である。磁気抵抗効果
膜、永久磁石膜等は上述の実施例と同様である。このヘ
ッドのS/Nも図5、図7、図8および図9の実施例と
同様の高い値が得られた。図11および図12は永久磁
石膜の形成位置を変えた実施例で、このヘッドのS/N
も図5、図7、図8、図9および図10の実施例と同様
の高い値が得られた。
【0016】図13は図4で示した磁気抵抗効果素子を
用いた実施例ヘッドの構造で、磁気抵抗効果膜3の磁区
制御のために付与した永久磁石膜1の磁極からの漏れ磁
界を磁気シールド膜8,9に導くようにしたもので、こ
のヘッドのS/Nも図5、図7、図8、図9、図10お
よび図11の実施例と同様の高い値が得られた。図13
で示した実施例では、バイアス用の軟磁性膜はないが、
軟磁性膜が設置されていても、磁気抵抗効果膜の磁化状
態の制御効果は同じである。また、この構造のヘッドで
は、磁気シールド膜の磁区も制御されているので、磁気
シールド効果が増大し、磁区制御した側の再生波形が急
峻かつばらつきが低減する。従って、両側の磁気シール
ド膜の磁区を永久磁石膜で制御したヘッドの実施例では
、再生波形が急峻でかつ左右対称性が向上した。
【0017】以上の実施例および図面において、同一の
構成には、同一の符号を付した。
【0018】永久磁石膜を用いて磁気抵抗効果膜の磁区
を制御する場合、磁気抵抗効果膜の磁歪定数の値が問題
になる。すなわち、磁気抵抗効果型ヘッドの出力波形の
歪みの原因となる磁気抵抗効果膜の多磁区化は、磁歪定
数の値によって異なり、磁歪定数が非常に大きい場合に
は永久磁石膜を使っても単磁区化はできない。本発明の
構造を有する磁気抵抗効果型ヘッドで磁気抵抗効果膜の
磁歪定数の影響をNi−Fe系磁気抵抗効果膜のNi−
19%Fe近傍の組成で磁歪定数を+5×10−6から
−5×10−6の範囲で調べたところ、図14で示すよ
うに磁気抵抗効果型ヘッドの出力波形歪の出現頻度は、
磁歪定数が+3×10−6から−3×10−6では非常
に低いが、この値の範囲を越えると急激に高くなること
が明らかになった。従って、本発明の磁区制御構造を有
する磁気抵抗効果型ヘッドに使用する磁気抵抗効果膜の
磁歪定数は、+3×10−6から−3×10−6の範囲
あるいは少なくとも+4×10−6から−4×10−6
の範囲が望ましい。これは、Co−Ni系およびNi−
Fe−Co系磁気抵抗効果膜についても同様であった。
【0019】本発明の磁気抵抗効果型ヘッドには、Ni
−Fe系等の極薄磁気抵抗効果膜が使われるが、良く知
られているように、磁区構造あるいは磁壁の構造など磁
化状態は、膜厚によって大きく異なる。膜厚が35nm
を超えると磁気抵抗効果膜の磁区構造は比較的安定し、
70から80nmをこえると再び不安定になる。35n
m以下では、膜厚の薄くなるほど磁化状態は不安定にな
る。本発明の磁区制御に関する効果が特に著しいのは、
膜厚35nm以下の場合である。膜厚の低減は通電によ
る磁気抵抗効果膜の発熱を逃すのに有利になり、この結
果膜厚の低減とともに許容電流値は増大し、ヘッドの出
力は増大する。従って、膜厚は薄いほうが望ましいが、
5nm以下になると膜の連続性が悪くなり、通常の薄膜
形成法では実用レベルの良質な膜を作ることができない
。したがって、本発明の構造を有する磁気抵抗効果ヘッ
ドでの磁気抵抗効果膜の最適範囲は5nm以上であり、
特に5から35nmの範囲で著しい効果が得られるもの
である。バイアス手段としてシャントバイアス法と軟磁
性膜を用いた場合、磁気抵抗効果膜とシャント+軟磁性
膜とに流す電流の比R(磁気抵抗効果膜の電流を1とす
る)は0.2から1.3の間であることが望ましい。0
.2以下であると高電気抵抗の金属膜をシャントに用い
ても、軟磁性膜と磁気抵抗効果膜の距離が近づき過ぎて
磁気抵抗効果膜と軟磁性膜を閉磁路とする本発明の構造
が成り立たなくなり、磁気抵抗効果膜と軟磁性膜の磁区
を同時に制御することができなくなる。0.2とした場
合の実施例では、出力波形の抑止効果が十分ではなかっ
た。一方、1.3以上の場合にはシャントバイアスと軟
磁性膜によるバイアス磁界が強くなり過ぎ、磁気抵抗効
果膜の電流が相対的に低下するので、出力が低下する。 従って、Rは0.2から1.3の間が望ましい。Ni−
Fe系磁気抵抗効果膜の比抵抗は15から30μΩcm
であり、上述のRを満足するシャント膜の比抵抗は20
から80μΩcm、軟磁性膜の比抵抗は80から150
μΩcmが適当な範囲内となる。これらを満足するシャ
ント膜としてNb、Ti、Ta、V、Mo、W、Hfお
よびこれらの合金例えばNb−15%Ti合金、Nb−
5Ru合金などを用い、軟磁性膜としてCoTaZr、
CoNbZr等のアモルファス合金、CoNiFe系や
センダスト等の結晶性合金膜を用いた実施例では、磁気
抵抗効果膜の電流密度が5×106から 3×107A
/cm2で出力波形対称性が5%以下のヘッドが得られ
た。
【0020】当該磁気抵抗効果型ヘッドの上に絶縁膜と
してAl2O3をスパッタ法で形成し、この上に誘導型
記録ヘッドを形成した複合型磁気ヘッドで記録・再生特
性を測定した結果、既に述べたように、歪みがなくS/
N比の高い出力がられた。更に磁気抵抗効果型ヘッドの
磁気シールド膜と記録用誘導型ヘッドのコア膜を兼用し
た複合型磁気ヘッドの記録・再生特性を測定した結果、
歪みがなくS/N比の高い出力が得られた。
【0021】本発明の手法は、磁気抵抗効果膜の磁区制
御だけではなく、シールド膜およびコア膜にも適用でき
る。図15はシールド膜の両端に永久磁石膜を設置して
シールド膜の磁区を制御したもので、シールド膜の磁区
が安定しているために、シールド膜の突発的な磁壁移動
に伴うようなノイズがなくなり、かつオフトラックノイ
ズの入りかたも一定になる。
【0022】
【発明の効果】磁気抵抗効果型ヘッドの磁気抵抗効果膜
の磁化状態制御とともに、バイアス磁界印加用軟磁性膜
およびシールド膜等の磁化状態制御が可能になり、永久
磁石膜から漏れる磁界は実効的に媒体方向の空間や永久
磁石からの漏れ磁界の印加が不必要な部分には磁界が侵
入せず、ヘッド全体の磁気的特性が安定になる。この結
果、ヘッドの出力波形のひずみが完全に除去されるとと
もに、他のノイズも著しく低減される。従って、高密度
磁気記録装置用として最適な特性をもつ磁気ヘッドを提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気抵抗効果膜の磁区を永久磁石膜で制御した
従来の磁気抵抗効果型ヘッドの断面図。
【図2】本発明の実施例を示す断面図。
【図3】本発明の実施例を示す断面図。
【図4】本発明の実施例を示す断面図。
【図5】本発明の実施例を示す断面図。
【図6】本発明の実施例を示す部分断面図。
【図7】本発明の実施例を示す断面図。
【図8】本発明の実施例を示す部分断面図。
【図9】本発明の実施例を示す部分断面図。
【図10】本発明の実施例を示す部分断面図。
【図11】本発明の実施例を示す断面図。
【図12】本発明の実施例を示す断面図。
【図13】本発明の実施例を示す断面図。
【図14】本発明の実施例を示す断面図。
【図15】本発明の実施例を示す図。
【符号の説明】
1…永久磁石膜、2…漏れ磁界、3…磁気抵抗効果膜、
4…シャント膜、5……軟磁性膜、6,11…絶縁膜、
7,8,9…磁気シールド層、10…基板、12…電極

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気抵抗効果を示す強磁性金属薄膜を感磁
    膜に用いた磁気抵抗効果型ヘッドにおいて、磁気抵抗効
    果膜に隣接して設置された永久磁石膜から漏れる磁界お
    よび磁気抵抗効果膜と永久磁石膜の強磁性結合で磁気抵
    抗効果膜の磁区を制御する構造の磁気ヘッドで、永久磁
    石膜から漏れる磁界が当該磁気ヘッドを構成する強磁性
    体の中で実効的に閉じていることを特徴とする磁気抵抗
    効果型ヘッド。
  2. 【請求項2】磁気抵抗効果を示す強磁性金属薄膜を感磁
    膜に用い、感磁膜の磁化困難軸方向へのバイアス磁界印
    加手段として磁気抵抗効果膜に隣接したシャント膜およ
    び軟磁性膜を用いた磁気抵抗効果型ヘッドにおいて、こ
    れらの膜に隣接して設置された永久磁石膜から漏れる磁
    界が感磁膜および軟磁性膜の磁化容易軸方向に同時に、
    かつ一つの閉磁路を形成するようになっており、この磁
    界によって感磁膜および軟磁性膜の磁区を制御すること
    を特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。
  3. 【請求項3】磁気抵抗効果を示す強磁性金属薄膜を感磁
    膜に用い、感磁膜の磁化困難軸方向へのバイアス磁界印
    加手段として磁気抵抗効果膜に隣接したシャント膜およ
    び軟磁性膜を用いた磁気抵抗効果型ヘッドにおいて、こ
    れらの膜に隣接して設置された永久磁石膜から漏れる磁
    界が感磁膜および軟磁性膜の磁化容易軸方向に同時に、
    かつ一つの閉磁路を形成するようになっており、さらに
    感磁膜および軟磁性膜と永久磁石膜の一部がそれぞれ接
    しており、永久磁石膜からもれる磁界ならびに感磁膜お
    よび軟磁性膜と永久磁石膜との強磁性結合効果によって
    よって感磁膜および軟磁性膜の磁区を制御することを特
    徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。
  4. 【請求項4】磁気抵抗効果を示す強磁性金属薄膜を感磁
    膜に用い、感磁膜の磁化困難軸方向へのバイアス磁界印
    加手段として磁気抵抗効果膜に非磁性絶縁膜を介して隣
    接した軟磁性膜を用いた磁気抵抗効果型ヘッドにおいて
    、これらの膜に隣接して設置された永久磁石膜から漏れ
    る磁界が感磁膜および軟磁性膜の磁化容易軸方向に同時
    に、かつ一つの閉磁路を形成するようになっており、こ
    の磁界によって感磁膜および軟磁性膜の磁区を制御する
    ことを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。
  5. 【請求項5】磁気抵抗効果を示す強磁性金属薄膜を感磁
    膜に用い、感磁膜の磁化困難軸方向へのバイアス磁界印
    加手段として磁気抵抗効果膜に非磁性絶縁膜を介して隣
    接した軟磁性膜を用いた磁気抵抗効果型ヘッドにおいて
    、これらの膜に隣接して設置された永久磁石膜から漏れ
    る磁界が感磁膜および軟磁性膜の磁化容易軸方向に同時
    に、かつ一つの閉磁路を形成するようになっており、さ
    らに感磁膜および軟磁性膜と永久磁石膜の一部がそれぞ
    れ接しており、永久磁石膜からもれる磁界ならびに感磁
    膜および軟磁性膜と永久磁石膜との強磁性結合効果によ
    ってよって感磁膜および軟磁性膜の磁区を制御すること
    を特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のうちいずれかにおいて、磁
    気抵抗効果膜がNi−Fe合金膜からなり、その磁歪定
    数が+3×10−6から−3×10−6の範囲にあるこ
    とを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。
  7. 【請求項7】請求項1〜5のうちいずれかにおいて、磁
    気抵抗効果膜がNi−Fe合金膜からなり、その膜厚が
    5から35nmの範囲にあることを特徴とする磁気抵抗
    効果型ヘッド。
  8. 【請求項8】請求項2または3において、磁気抵抗効果
    膜に隣接するシャント膜がNb、Ta、Mo、W、Ti
    、V、Zr、Hf、Crおよびその合金膜からなり、磁
    気抵抗効果膜に流れる電流に対してシャント膜の電流が
    0.2〜1.3の範囲にあることを特徴とする磁気抵抗
    効果型ヘッド。
  9. 【請求項9】請求項2または3において、軟磁性膜の電
    気抵抗が80から150μΩcmであり、当該ヘッドに
    通電したときの磁気抵抗効果膜との分流値が1:3以下
    であることを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。
  10. 【請求項10】請求項2〜5のうちいずれかにおいて、
    軟磁性膜がCo系のアモルファス合金膜からなることを
    特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。
  11. 【請求項11】請求項2〜5のうちいずれかにおいて、
    軟磁性膜がFe−Co−Ni系の磁気抵抗効果を実効的
    に示さない合金膜からなることを特徴とする磁気抵抗効
    果型ヘッド。
  12. 【請求項12】請求項3において、基板上に所望とする
    形状を有する永久磁石膜が形成されており、この上に磁
    気抵抗効果膜が形成され、磁気抵抗効果膜の上に磁気抵
    抗効果膜と軟磁性膜が接触しないようにシャント膜が形
    成され、シャント膜上の軟磁性膜と永久磁石膜が接して
    いないことを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。
  13. 【請求項13】請求項3において、基板上に所望とする
    形状を有する永久磁石膜が形成されており、この上に磁
    気抵抗効果膜が形成され、磁気抵抗効果膜の上に磁気抵
    抗効果膜と軟磁性膜が接触しないようにシャント膜が形
    成され、シャント膜上の軟磁性膜と永久磁石膜が接して
    いることを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。
  14. 【請求項14】請求項3において、磁気抵抗効果膜上に
    永久磁石膜が形成されており、永久磁石膜と軟磁性膜が
    接していることを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。
  15. 【請求項15】請求項3において、磁気抵抗効果膜上に
    永久磁石膜が形成されており、永久磁石膜と軟磁性膜が
    接していないことを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。
  16. 【請求項16】請求項2において、基板上に形成された
    永久磁石膜と軟磁性膜が接触していないことを特徴とす
    る磁気抵抗効果型ヘッド。
  17. 【請求項17】請求項2において、基板上に形成された
    永久磁石膜と軟磁性膜が接触していることを特徴とする
    磁気抵抗効果型ヘッド。
  18. 【請求項18】請求項4において、基板上に形成された
    永久磁石膜と軟磁性膜が接触していないことを特徴とす
    る磁気抵抗効果型ヘッド。
  19. 【請求項19】請求項4において、基板上に形成された
    永久磁石膜と軟磁性膜が接触していることを特徴とする
    磁気抵抗効果型ヘッド。
  20. 【請求項20】請求項5において、基板上に永久磁石膜
    が形成されており、永久磁石膜と軟磁性膜あるいは磁気
    抵抗効果膜のいずれかが接触していることを特徴とする
    磁気抵抗効果型ヘッド。
  21. 【請求項21】請求項5において、基板上に形成された
    永久磁石膜と軟磁性膜が接触していないことを特徴とす
    る磁気抵抗効果型ヘッド。
  22. 【請求項22】請求項5において、基板上に形成された
    永久磁石膜と軟磁性膜が接触していることを特徴とする
    磁気抵抗効果型ヘッド。
  23. 【請求項23】請求項1から5のうちいずれかにおいて
    、磁気抵抗素子が軟磁性体からなる磁気シールド膜には
    さまれていることを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。
  24. 【請求項24】請求項23において、永久磁石膜から漏
    れる磁界が磁気抵抗素子と磁気シールド膜の間で閉じる
    ていることを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。
  25. 【請求項25】請求項23または24において、永久磁
    石膜から漏れる磁界が磁気抵抗素子と一方の磁気シール
    ド膜の間で閉じるていることを特徴とする磁気抵抗効果
    型ヘッド。
  26. 【請求項26】請求項23から25のうちいずれかにお
    いて、永久磁石膜と磁気シールド膜が接触していないこ
    とを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。
  27. 【請求項27】請求項23から25のうちいずれかにお
    いて、永久磁石膜と磁気シールド膜が接触していること
    を特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。
  28. 【請求項28】請求項1から27のうちいずれかの当該
    磁気抵抗効果型ヘッドの上に絶縁膜を介して誘導型記録
    ヘッドが設置されていることを特徴とする磁気抵抗効果
    型ヘッド。
  29. 【請求項29】請求項1から27のうちいずれかの当該
    磁気抵抗効果型ヘッドの磁気シールド膜が誘導型記録ヘ
    ッドのコアを兼ねていることを特徴とする磁気抵抗効果
    型ヘッド。
  30. 【請求項30】請求項1から29のうちいずれかの当該
    磁気抵抗効果型ヘッドにおいて、磁気シールド膜が永久
    磁石膜から漏れる磁界で磁区制御されており、漏れ磁界
    がシールド膜で閉じていることを特徴とする磁気抵抗効
    果型ヘッド。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017053655A (ja) * 2015-09-07 2017-03-16 公益財団法人電磁材料研究所 薄膜磁界センサおよびアレイ型薄膜磁界センサ

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