JP2933380B2 - 交換サービス制御方式 - Google Patents

交換サービス制御方式

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JP2933380B2
JP2933380B2 JP2307210A JP30721090A JP2933380B2 JP 2933380 B2 JP2933380 B2 JP 2933380B2 JP 2307210 A JP2307210 A JP 2307210A JP 30721090 A JP30721090 A JP 30721090A JP 2933380 B2 JP2933380 B2 JP 2933380B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、オブジェクト指向概念を用いて構成される
交換サービス制御方式に関する。
(従来の技術) 従来のディジタル交換システムにおいては、入出力制
御、加入者制御(全ての加入者を対象とする)、トラン
ク制御、呼制御(サービス制御も含む)など一連のシス
テム上の制御機能のそれぞれを、モジュールと呼ばれる
機能単位毎に構成していた。
従って、交換サービス制御は、呼制御のなかに含ま
れ、一つの呼制御モジュールで構成されていた。このた
め、一つの呼制御モジュールにて、全てのユーザ(加入
者)に対し、システムが提供する全てのサービスを行な
っていた。
(発明が解決しようとする課題) 上述した従来のディジタル交換システムでは、一つの
呼制御モジュールにて全てのユーザに対しシステムが提
供する全てのサービスを行なっていた。既存の全てのサ
ービスのそれぞれは、一連のプログラムに従って取出さ
れる。
しかし、新しいサービス機能の追加、変更があると、
既存の一連のプログラムに設計状の追加、変更などを必
要とする。この設計上の追加、変更は、設計上の無理を
伴ない、一連のプログラムに故障が発生すると、そのあ
とのプログラムが働かず、システム自体がうまく動作し
なくなってしまう。
このように、サービス機能の追加や変更に伴なう影響
がシステム全体に波及してしまうことになる。
また、サービス数の増大、サービスの多様化、複雑化
に伴ない、サービス機能の追加設計が必要になるが、別
の設計者が既存のサービスを取出すプログラムを良く知
らないと、既存のプログラムに新たなサービス機能を追
加をするプログラムの設計が難しくてできない。また、
既存のプログラムにサービス機能を追加設計したプログ
ラムがうまく動作するかどうかの検証に時間がかかる。
従って、サービス数の増大、サービスの多様化、複雑化
にともない、迅速なサービス機能の追加設計が困難にな
る。
以上よりユーザの要求に応じた柔軟なサービスの提供
ができない。
そこで、本発明の目的は、このような従来の問題点に
鑑み、サービス数の増大、サービスの多様化、複雑化に
伴ない、迅速なサービス機能の追加、変更が、システム
全体に影響を与えることなく容易にでき、もってユーザ
の要求に応じた柔軟なサービス提供ができる交換サービ
ス制御方式を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の交換サービス制御方式は、情報とその情報の
操作を行う手続きをカプセル化したオブジェクトを用い
て構築される交換システムにおいて、個々のユーザに割
当てられる番号情報を翻訳することによって特定され、
かつ交換システムにアクセスするユーザのサービス属性
情報に応じて呼制御シナリオや付加サービスシナリオを
選択するユーザプロファイルと、他の呼制御シナリオか
らの信号イベントを処理するイベントメソッドと、この
イベントメソッドにより呼状態とイベント内容から決定
されて呼処理タスク対応の処理を行うタスクメソッド
と、このタスクメソッドあるいは付加サービスシナリオ
から起動されて呼制御上の機能要素に対応する処理を行
うFCメソッドとからなり、交換リソースを制御、管理し
て標準サービスを実行する呼制御シナリオと、ユーザプ
ロファイルによる選択にもとづき、呼制御シナリオでは
実行できないオプショナルなサービスを実行する付加サ
ービスシナリオとを備えてなるものである。
(作用) 本発明の交換サービス制御方式においては、各ユーザ
に割当てられる番号情報を翻訳することによって特定さ
れたユーザプロファイルは、ユーザのサービス属性情報
に応じて呼制御シナリオや付加サービスシナリオを選択
する。呼制御シナリオは、ユーザプロファイルにより起
動され、ユーザプロファイルの要求する呼種に対応し、
交換リソースを制御、管理して標準サービスを実行す
る。付加サービスシナリオは、呼制御シナリオが自身で
は制御できないポイントを検出した際に、ユーザプロフ
ァイルによる選択にもとづき、呼制御シナリオにより起
動され、オプショナルなサービスを実行する。これによ
りサービス数の増大、サービスの多様化、複雑化に伴な
い、迅速なサービス機能の追加、変更がシステム全体に
影響を与えることなく容易にでき、もって、ユーザの要
求に応じた柔軟なサービス提供ができる。
(実施例) 近年、交換システム用オブジェクト指向概念を用いて
交換システムが開発されている。本発明は、従来の交換
サービス制御の問題点を解決すべく、交換システム用オ
ブジェクト指向概念を用いて構成される、交換サービス
制御を行なう交換サービス制御方式を提供するものであ
る。ここで、オブジェクトとは、情報とその情報の操作
を行なう手続き(メソッド)をカプセル化(一体化)し
たプログラム部品であり、オブジェクト間の通信(メッ
セージのやりとり)により、オブジェクト自身がメッセ
ージを解釈し、対応する機能を実行する。交換サービス
制御は、オブジェクト間の通信によって行なわれる。
第1図は本発明による交換サービス制御方式の一実施
例を示す概念図である。
同図において、1はユーザプロファイル(以下、UPRF
という。)であって、このUPRF1は、交換システムがサ
ービスを提供する目的とするオブジェクトであって、ユ
ーザ(加入者)毎にユーザに対応したUPRF1が設けられ
る。ユーザ毎に設けられた各UPRF1は、それぞれ、別個
のソフトウェア部品で構成される。
ここでは、説明の便宜上、一つのUPRF1を示してあ
る。
また、2は呼制御シナリオ(以下、CCSという。)で
あって、各CCS2は、それぞれUPRF1の要求する呼種に応
じて存在する複数のオブジェクト群の一つである。各CC
S2は、変換リソース8にアクセスして呼を設定し、これ
を制御、管理して実行する機能をもつ。各CCSは、それ
ぞれ別個のソフトウェア部品で構成される。なお、交換
リソース8は、加入者回路、トランス、スイッチなどに
対応するオブジェクトである。
また、3は、付加サービスシナリオ(以下、ASSとい
う。)であって、ASS3は変換システムが提供するオプシ
ョナルなサービス単位に設けられるオブジェクトであっ
て、CCS2では実行できないオプショナルなサービスを実
行する。ASS3は、独自のサービス仕様に基づく呼制御動
作を行なうか、交換リソース8へのアクセスは直接行な
わず、CCS2に対して制御メッセージを送ることによりCC
S2を通して間接的に行なうものである。各ASS3は、それ
ぞれ別個のソフトウェア部品で構成される。ここで、UP
RF1とCCS1とASS3は交換システムにおける呼制御部を構
成する。
また、UPRF1は、オブジェクトの固有情報として予め
与えられている標準サービス選択データ5と、UPRF1に
対するサービス要求(呼)により起動され、標準サービ
ス選択データ5を参照して該当CCS2を決定する標準サー
ビス決定手段4と、オブジェクトの個数情報として予め
与えられているオプションサービス選択データ7と、CC
S2により起動されオプションサービスデータ7を参照す
ることにより該当ASSを決定する、オプションサービス
決定手段6を有している。
なお、CCS2において、“状態1",“状態2"はCCS2が独
自に定義する呼処理の状態遷移を示し、またASS3におい
て“状態a",“状態b",“状態c"はASS3が独自に定義する
呼制御処理の状態遷移を示す。
次に、制御の流れに従って第1図の動作を説明する。
UPRF1に対し、サービス要求(呼)があると、標準サ
ービス決定手段4が起動される。これにより標準サービ
ス決定手段4は、標準サービス選択データ5を参照する
ことによって該当CCS2を決定する。該当CCS2は、ここで
は、状態1で交換リソース8をアクセスし呼を設定し応
答されるイベントを処理し、次のステップに移行し、状
態2で交換リソース8をアクセスして呼を設定し応答さ
れるイベントの処理を行なう。該当CCS2は、たとえば状
態2で呼処理動作中、自身では制御できない付加サービ
ス起動の可能性があるポイント(TCPという。)を検出
すると、UPRF1のオプションサービス決定手段6を起動
する。オプションサービス決定手段6は、オプションサ
ービス選択データ7を参照することによって該当ASS3を
決定し、該当CCS2に通知する。該当CCS2は、起動すべき
サービス(ASS3)が通知された場合は次の“ASS実行
中”のステップで、該当ASS3を起動し、自身の呼制御動
作を中断する。次に、該当ASS3は、状態a,状態b,状態c
のステップで、独自のサービス仕様にもとづく呼制御動
作を行なう。なお、該当ASS3による交換リソース8への
アクセスは、図示の実線で示す如く直接行なわず、該当
CCS2に対して制御メッセージ(FC指示)を送り、該当CC
S2のFCメソッドを用いて、該当CCS2のイベント処理動作
を制御し、間接的に交換リソース8にアクセスするもの
である。また、CCS2とASS3間のサービス制御動作につい
ては、後述する第5図および第6図において詳述する。
第2図は、本発明に係る交換システムの一実施例を示
し、特に呼制御部の一実施例を示すものである。同図に
おいては、一例として、UPRFと他のオブジェクトとの関
係が示されている。
同図において、UPRFは、交換システム11の外部から交
換機にアクセスするユーザ(加入者端末や局線など)に
対応して交換システム11に複数実装される。そして、個
々のユーザに割当てられる番号情報(DN(Dial Numbe
r)1〜DN4)とUPRF(UPRF(1)〜UPRF(4))は、番
号翻訳オブジェクト(以下、TRLという。)12によって
対応付けられている。従って、たとえば、アナログ端末
のDN1は、UPRF(1)に対応し、ディジタル端末のDN2
は、UPRF(2)に対応し、局線のDN3は、UPRF(3)に
対応し、専用線のDN4は、UPRF(4)に対応する如く、
番号情報とUPRFは対応付けられている。また、UPRF
(1)〜UPRF(4)とCCS群(CCS(i)(i=1,2,3,
…)からなる。)及びASS群(ASS(i)(i=1,2,3,
…)からなる。)間の関係線は、第1図に示す標準サー
ビスデータ5(該当ASSの決定データ)に対応する。こ
れらのサービス選択データ5,7は、個々のUPRFオブジェ
クトの局データとして与えられるもので、ユーザの端末
属性やサービス契約情報(サービス属性)から生成され
る。
第3図は、本発明に係る、UPRFおよびCCSを用いた呼
処理動作の説明図である。ここでは、複数の交換モジュ
ールから構成される分散型交換システムにおいて、Iイ
ンタフェースの加入者(加入者A,加入者B)に回線交換
サービスを提供する場合の呼設定処理の例を示す。
同図において、32は、発モジュール(M1)であって、
この発モジュール(M1)32には、加入者AのDチャネル
(Dchという。)に対応するオブジェクト21と、UPRF
(A)22と、CCS(1)23と、加入者AのBチャネル(B
chという。)情報を管理するオブジェクト24と、TRL25
と、CCS(1)23からの要求にもとづき発モジュール(M
1)32側のモジュール間回線の割当てを決めるオブジェ
クト31が設けられている。
また、33は着モジュール(M2)であって、この着モジ
ュール(M2)33には、UPRF(B)26と、回線交換(着
信)サービスを行なうCCS(2)27と、発モジュール(M
1)32と着モジュール(M2)33間の通信回線を管理する
オブジェクト28と、加入者BのBch情報を管理するオブ
ジェクト29と、加入者BのDchに対応するオブジェクト3
0が設けられている。ここで、UPRF(A)22、UPRF
(B)26は、それぞれ第1図のUPRF1と同様の構成とな
っている。
次に、Iインタフェースの加入者A,Bに回線交換サー
ビスを提供する場合の呼設定処理について説明する。
いま、加入者Aから呼設定信号がIインタフェースを
介して発モジュール(M1)32側に送信されると、加入者
AのDchに対応するオブジェクト21が、これを受信し、
ユーザ発呼信号と判断すると、その旨を加入者Aに対応
するUPRF(A)22に通知する。UPRF(A)22は、内蔵す
る標準サービス決定手段により回線交換(発信)サービ
スを行なうCCS(1)23を決定し、CCS(1)23にサービ
ス開始を要求する。CCS(1)23は、TRL25に番号翻訳を
要求することによって、呼の宛先となる相手UPRF(B)
26(加入者Bに対応する)を特定し、加入者AのBch情
報と管理するオブジェクト24にBchの割当てを要求し、
Bチャネルリソースを捕捉する。次に、CCS(1)23
は、着モジュール(M2)33側のUPRF(B)26に対し、着
呼設定要求信号には、CCS(1)23及び発モジュール(M
1)32を示す識別情報が含まれるものとする。
着モジュール(M2)33側のUPRF(B)26は、内蔵する
標準サービス決定手段によって回線交換(着信)サービ
スを行なうCCS(2)27を決定し、CCS(2)27にサービ
ス開始を要求する。CCS(2)27は、オブジェクト28に
発モジュール(M1)32と着モジュール(M2)33間回線の
捕捉を要求する。次に、CCS(2)27は、加入者BのBch
情報を管理するオブジェクト29にBchの割当てを要求
し、Bチャネルリソースを捕捉し、更に加入者BのDch
に対応するオブジェクト30に着呼設定の指示する。これ
により、オブジェクト30は、信号編集を行ない、加入者
Bに呼設定信号を送信する。
以上の処理を行なうと、CCS(2)27は、CCS(1)23
に対し、呼設定の完了を通知する。これにより、CCS
(1)23は、CCS(2)27からの完了通知に含まれるモ
ジュール間回線情報に基づく、発モジュール(M1)32側
のモジュール間回線の割当てをオブジェクト31に要求
し、オブジェクト21に設定完了を通知する。そして、オ
ブジェクト21は、加入者Aに呼受付信号(Call Pyoc信
号)を送信する。なお、オブジェクト31は、発モジュー
ル(M1)32側のモジュール間回線割当てを実行する。
第4図は、本発明に係るCCSのメソッド構成図であ
る。ここで、第4図のCCSのメソッド構成は、第1図のC
CS2や第2図のCCS(i)(i=1,2,3…)や第3図のCCS
(1)23におけるメソッド構成に当てはまるものであ
る。
第4図のCCSにおいて、外部のオプジエクト又は自身
からのメッセージに対応する手続(メソッド)は、イベ
ントメソッド41と、タスクメソッド42と、FC(Function
al Component)メソッド43に分類される。
ここで、イベントメソッド41は、サービスを提供する
ユーザ(あるいは、ユーザに対応する信号オブジェク
ト)や呼を構成するパーティ(呼で識別すべき通信相
手)に対応する関連CCSからの、呼制御メッセージに対
応する処理(信号イベントの処理)を行なうもので、呼
状態と信号イベントからタスクメソッド42を決定する。
また、タスクメソッド42は、CCS内で定義される状態遷
移動作(呼処理タスク)に対応する処理を行なうもの
で、呼制御機能要素(FC)をシーケンシャルに実行す
る。また、FCメソッド43は、FCに対応する処理を行なう
メソッドであって、このFCメソッド43は、タスクメソッ
ド42、又は外部のASSにより起動され、交換リソース制
御や情報収集、及び呼制御権操作や信号監視を行なう。
第5図および第6図は、本発明に係るCCSとASSによる
付加サービス制御動作の説明図である。これらの第5図
および第6図は、CCSのイベント処理動作をASSからのFC
メッセージによって操作することを示す。ここで、第5
図および第6図のサービス制御の関係を、第1図のサー
ビス制御の関係にあてはめて考えることができる。従っ
て、CCS、ASS、UPRF及びオプションサービス選択手段6
にあてはめて考えればよい。また、CSSにおけるイベン
トメソッド、タスクメソッド、FCメソッドについては第
4図で説明した通りである。
第5図は、呼制御権をASSに移行した場合のサービス
制御動作例を示す。
同図において、イベント51により起動されるこちらの
イベントメソッドは、TCP(例えば第1図の)CSS2の状
態2のステップで説明したTCPをいう。)を検出する
と、UPRFのオプションサービス選択手段をアクセスし、
ASSが決定されると、そのASSに付加サービス起動メッセ
ージ52を送り、ASSを起動させる。次に、CSSは、ASSか
らの呼制御権取得メッセージ53に対応するFCメソッドに
よって、呼制御権がASSに移行したことを記憶する。次
に、CCSは、ASSからの呼制御動作を指示するFCメッセー
ジ54を受けて、これに対応するFCメソッドを実行する。
CCSは、呼制御権がないので、イベント55を受信する
と、無条件にASSに矢印56で示す如くそのイベントを中
継する。ASSは信号イベント55を受けて、その信号イベ
ント55の処理をして、CCSに対し呼制御動作を指示するF
Cメッセージ57を送る。CCSは、このFCメッセージ57に対
応するFCメソッドを実行する。次に、ASSは、なすべき
処理を終えたので、CCSに対し呼制御権復帰メッセージ5
8を送る。CCSは、この呼制御権復帰メッセージ58に対応
するFCメソッドによって、呼制御権が自身に戻ったこと
を記憶する。従って、このあと、CCSが受信したイベン
ト59は、CCS自身で処理され、イベントメソッドからタ
スクメソッドが起動される。
第6図は、ASSが信号監視をCSSに要求した場合のサー
ビス制御動作例を示す。
ASSがCCSからの付加サービス起動メッセージ52により
起動されるまでは、第5図で説明したと同様であるの
で、説明を省略する。いま、CCSがASSからの信号監視指
示メッセージ61を受けると、CCSは、これに対応するFC
メソッドによって、モニタする信号イベント情報を記憶
する。この時点において、呼制御権はCCSが保持するも
のとする。次に、CSSは、受信したイベント62が、モニ
タ対象外(モニタ条件外)の信号のため、CCSで処理さ
れ、イベントメソッドからタスクメソッドが起動され
る。次にCCSが受信したイベント63は、モニタ対象信号
であるため、CCSよりASSに矢印64で示す如く中継され
る。これによりASSは、信号イベント63を処理し、呼制
御動作を指示するFCメッセージ65をCSSに送る。CCSは、
このFCメッセージ65に対応するFCメソッドを実行する。
以上の説明から判るように、本発明は、オブジェクト
指向概念を用いた種々のPBX及び局用交換システムに適
用することができる。そして、交換システムがサービス
を提供する目的とするオブジェクトであるUPRFは、TRL
で番号情報(DN)を翻訳することによって特定すること
ができる(第2図参照)。
また、UPRFは、交換システムにアクセスするユーザ単
位に設けられ、各UPRFは、それぞれ対応するユーザのサ
ービス属性情報から生成されるサービス選択データ(標
準サービス選択データ5,オプションサービス選択データ
7)を持つことによって、サービス選択処理にバリエー
ションを与えることができる(第1図参照)。また、UP
RF毎に、標準サービス選択データ5,オプションサービス
選択データ7を追加、変更(差し替え)したりすること
ができるので、交換システム全体に影響を与えることも
ない(第1図参照)。また、UPRFはユーザ単位に設けら
れるので、新たなユーザに対しては、そのユーザに対応
した新たなUPRFを個別に、既存のUPRFと関係なく設けて
やればよいので、新たなユーザに対する新サービスを交
換システム全体に影響を与えることなく付加することが
できる。また、予め標準的なUPRFを用意しておき、新た
なユーザに対しては、そのUPRFのもつ標準的選択サービ
スデータ、オプションサービス選択データを追加、変更
してやることで、容易に、かつ迅速に新たなユーザに対
応するUPRFを用意することができる。このようにして迅
速かつ安全なサービス提供ができる。
また、UPRF1では、サービス選択データを標準サービ
ス選択データ5とオプションサービス選択データ7とに
分けて与えてあるので、サービスを標準サービスとオプ
ションサービスに分離でき、UPRF1により選択されたCCS
2による標準サービスと、UPRF1により選択されたASS3に
よるオプションサービスを組合わせて動作させることに
よって、多用かつ複雑な交換サービスを実現できる(第
1図参照)。
また、ASS3は、CCS2(標準サービス部品)が具備する
呼制御機能要素(FC)に対応するメソッド(FCメソッ
ド)を用いて、CCS2のイベント処理動作を制御し、間接
的に交換リソース8をアクセスするようにしたため、個
々の交換システム仕様に依存しないサービス制御をする
ことができ、ASS自身の有効利用ができる(第1図、第
4図、第5図参照)。
本発明は本実施例に限定されることなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で種々の応用および変形が考えられ
る。
(発明の効果) 上述したように本発明による交換サービス制御方式を
用いれば、次のような種々の効果を奏する。
(1)オブジェクト指向概念を用いて構築される種々の
PBX及び局用交換システムに適用することができる。
(2)ユーザプロファイルは、交換システムにアクセス
するユーザ単位に設けられ、各ユーザプロファイルは、
それぞれ対応するユーザのサービス属性情報に応じて該
当する呼制御シナリオや付加サービスシナリオを選択す
ることができる。
(3)ユーザプロファイルによって選択されうる呼制御
シナリオや付加サービスシナリオを、ユーザプロファイ
ル毎に追加、変更(差し替え)したりすることができる
ので、交換システム全体に影響を与えることがない。
(4)ユーザプロファイルは、ユーザ単位に設けられる
ので、新たなユーザに対しては、そのユーザに対応した
新たなユーザプロファイルを個別に既存のユーザプロフ
ァイルと関係なく追加してやればよいので、新たなユー
ザに対する新サービスを交換システム全体に影響を与え
ることなく付加することができる。
(5)上記(2)〜(4)により迅速かつ安全なサービ
ス提供ができる。
(6)ユーザプロファイルは、対応するユーザのサービ
ス属性情報に応じて、呼制御シナリオと付加サービスシ
ナリオを選択することにより、選択された呼制御シナリ
オによる標準サービスと選択された付加サービスシナリ
オによるオプションサービスとを組合わせることがで
き、多様かつ複雑な交換サービスを実現できる。
(7)付加サービスシナリオは、呼制御シナリオが具備
するFCメソッドを用いて、呼制御シナリオのイベント処
理動作を制御し、間接的に交換リソースにアクセスする
ようにしたので、個々の交換システム仕様に依存しない
サービス制御をすることができ、付加サービスシナリオ
自身の有効利用ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による交換サービス制御方式の一実施例
を示す概要図、第2図は本発明に係る交換システムの一
実施例を示す要部説明図、第3図は本発明に係るUPRFお
よびCCSを用いた呼処理動作の説明図、第4図は本発明
に係るCCSのメソッド構成図、第5図および第6図は本
発明に係るCCSとASSによる付加サービス制御動作の説明
図である。 1……UPRF、2……CCS、3……ASS、 4……標準サービス決定手段、 5……標準サービスデータ、 6……オプションサービス決定手段、 7……オプションサービス選択データ、 8……交換リソース、11……交換システム、 12,25……TRL、22……UPRF(A)、 23……CCS(1)、26……UPRF(B)、 27……COS(2)、41……イベントメソッド、 42……タスクメソッド、43……FCメソッド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒川 勤 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−104096(JP,A) 特開 平2−210998(JP,A) 特開 平3−289897(JP,A) 田中聡,外2名,”オブジェクト指向 交換プログラムの分散環境での実行制 御”情報処理学会研究報告,社団法人情 報処理学会,1990年5月24日・25日,V ol.90,No.45,p.49−56 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 3/42 H04Q 3/545 G06F 12/00 - 12/00 549

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報とその情報の操作を行う手続きをカプ
    セル化したオブジェクトを用いて構築される交換システ
    ムにおいて、 個々のユーザに割当てられる番号情報を翻訳することに
    よって特定され、かつ交換システムにアクセスするユー
    ザのサービス属性情報に応じて呼制御シナリオや付加サ
    ービスシナリオを選択するユーザプロファイルと、 他の呼制御シナリオからの信号イベントを処理するイベ
    ントメソッドと、このイベントメソッドにより呼状態と
    イベント内容から決定されて呼処理タスク対応の処理を
    行うタスクメソッドと、このタスクメソッドあるいは付
    加サービスシナリオから起動されて呼制御上の機能要素
    に対応する処理を行うFCメソッドとからなり、交換リソ
    ースを制御、管理して標準サービスを実行する呼制御シ
    ナリオと、 前記ユーザプロファイルによる選択にもとづき、前記呼
    制御シナリオでは実行できないオプショナルなサービス
    を実行する付加サービスシナリオとを備えたことを特徴
    とする交換サービス制御方式。
  2. 【請求項2】付加サービスシナリオは、呼制御シナリオ
    のFCメソッドを用いて、前記呼制御シナリオのイベント
    処理動作を制御し、間接的に交換リソースにアクセスす
    るようにしたことをを特徴とする請求項1記載の交換サ
    ービス制御方式。
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