JP2933221B2 - 垂直同期再生回路 - Google Patents

垂直同期再生回路

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JP2933221B2
JP2933221B2 JP63140789A JP14078988A JP2933221B2 JP 2933221 B2 JP2933221 B2 JP 2933221B2 JP 63140789 A JP63140789 A JP 63140789A JP 14078988 A JP14078988 A JP 14078988A JP 2933221 B2 JP2933221 B2 JP 2933221B2
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はテレビジョン受像機における垂直同期再生回
路に関し、特に、ゴースト等の外乱によって垂直同期再
生出力が乱れることを防止するようにしたものである。
(従来の技術) 第5図は垂直同期信号に直接同期するいわゆるカウン
トダウン方式の同期再生を実現した従来の垂直同期再生
回路である。
従来の垂直同期起生回路は、同期分離回路1及び再直
同期分離回路2により分離された複合同期信号CS及び垂
直同期信号VSから垂直同期パルスVPを再生している。受
信された複合映像信号は、ゴーストの影響により、水平
及び垂直同期信号のレベルが相互に異なっていることが
ある。このため、垂直同期分離用の同期分離回路3及び
複合同期分離用の同期分離回路4を個々に有する同期分
離回路1が採用されている。
入力端子5に導入される複合映像信号は、複合同期分
離用の同期分離回路4に入力されて、複合同期信号CSが
分離される。また、複合映像信号は垂直同期分離用の同
期分離回路3にも入力される。垂直同期分離用の同期分
離回路3は積分回路(図示省略)と所定の同期分離レベ
ルを有する分離回路(図示省略)により構成されてお
り、垂直周期の信号を取り出す。これらの複合同期信号
CS及び垂直周期の信号は垂直同期分離回路2に入力され
る。これにより、垂直同期分離回路2は垂直同期信号VS
を出力する。
同期分離回路4の複合同期信号CSは位相検波回路6に
導入される。位相検波回路6はフライバックトランスFB
Tの2次側巻線に発生するパルスから形成された鋸波信
号SAWも導入しており、複合同期信号CS及び鋸波信号SAW
の位相差に基づく出力を抵抗R1及びコンデンサC1,C2に
より構成される積分回路7に与える。VCO8はこの積分回
路7からの出力により、水平周波数fHの32倍の周波数信
号を出力する。この32fHの発振出力は1/16分周器9およ
び1/2分周器10により分周されて、出力端子11には水平
同期パルスHPが現れる。
位相検波回路6、積分回路7、VCO8及び分周器9,10の
AFCループにより、VCO8からは受信された水平同期信号
に同期した発振出力が得られる。即ち、映像信号から分
離した複合同期信号CSとフライバックパルスから得た鋸
波信号SAWとの位相が異なる場合には、位相差に比例し
た位相検波出力がVCO8に与えられる。これにより、鋸波
信号SAWの位相と複合同期信号CSの位相とが同一となる
ようにVCO8の発振出力が変化するのである。
一方、垂直同期分離回路2からの垂直同期信号VSは垂
直同期検出回路12に入力される。この垂直同期検出回路
12は、垂直カウンタ13からの受付パルスPERも導入して
おり、垂直同期検出パルスVDPをリセットパルス成形回
路14のデータ端に出力する。リセットパルス成形回路14
のクロック端には、1/16分周器9から2fHのパルスも導
入されており、リセットパルス成形回路14は垂直カウン
タ13にリセットパルスRSPを出力する。
第6図はリセットパルス成形回路14の動作を説明する
ための説明図である。
リセットパルス成形回路14に導入される垂直同期検出
パルスVDP及び2fHのパルスを第6図に示す。第6図に示
すように、リセットパルス成形回路14から出力されるリ
セットパルスRSPは、垂直検出パルスVDPの立上がり区間
において、2fHのパルスが最初に立下がった時に発生す
る。このリセットパルスRSPにより垂直カウンタ13がリ
セットされる。
垂直カウンタ13は2fHのパルスを導入してカウントダ
ウンしており、リセットパルスRSPが立上がった時点か
ら一定幅の垂直同期パルスVPを出力端子15に出力する。
従って、垂直同期パルスVPの立上がりは、2fHのクロッ
クの立上がりに位相同期し、且つ、パルス幅は2fHの整
数倍となり一定である。
こうして、複合映像信号に同期した正確な垂直同期パ
ルスVPを再生することができる。
ところで、上述したように、ゴーストの影響を考慮し
て、垂直同期信号VS及び複合同期信号CSは、異なる分離
レベルを有する分離回路(同期分離回路3,4)により分
離されている。
第7図は同期分離回路1の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。第7図(a)は複合映像信号の
直接波を示し、主に等価パルス及び垂直同期信号期間を
示している。また、第7図(b)は直接波信号から6μ
秒遅延した負ゴースト信号(直接波信号とは逆相の信
号)を示し、第7図(c)は合成受信信号を示し、第7
図(d)は同期分離回路4の出力波形を示し、第7図
(e)は同期分離回路3の積分回路の出力波形を示し、
第7図、(f)は同期分離回路3の出力波形を示してい
る。
いま、入力端子5に直接波信号及び負ゴースト信号の
合成受信信号(第7図(a),(b),(c)参照)が
導入されるとする。第7図(c)に示すように、合成受
信信号は水平同期信号のレベルが高く、垂直同期信号期
間のレベルは低い。このため、第7図(c)に示す同期
分離回路4の同期分離レベルで同期信号を分離しようと
する場合には、垂直同期信号を分離することができない
(第7図(d))。同期分離回路3は比較的時定数が大
きい積分回路を有しており、この積分回路に合成受信信
号を入力して水平同期信号を取り除く。そして、第7図
(e)に示す同期分離回路3の所定の同期分離レベルで
分離するようにする。そうすると、第7図(f)に示す
ように、垂直同期信号VSを分離することができる。
しかしながら、この方法はゴーストの対策としては十
分ではなく、映像の内容によっては、第8図及び第9図
に示すように、安定した垂直同期が得られないことがあ
った。
第8図は黒信号を受信した場合のタイミングチャート
であり、第9図は白信号を受信した場合のタイミングチ
ャートである。第8図及び第9図(a)乃至(e)は夫
々直接波信号、直接波信号から6μ秒遅延した正ゴース
ト信号、合成受信信号、同期分離回路3の積分回路の出
力波形及び同期分離回路3の出力波形を示している。
黒信号受信時には、直接波信号と正ゴースト信号の合
成受信信号は第8図(c)にて示される。この場合に
は、正ゴースト信号の垂直同期信号期間の開始時におい
て、レベルが高くなるA部分が生じる。このA部分のレ
ベルは、IF AGC回路(図示せず)により次第に低下す
る。この合成受信信号を時定数が大きい積分回路を通過
させることにより(第8図(d))、垂直同期信号VSを
分離することができる(第8図(e))。
一方、白信号受信時には、直接波信号と正ゴースト信
号の合成受信信号は第9図(c)にて示される。この場
合には、垂直同期信号期間のA部分以外に等価パルス期
間においてもレベルが高いB部分が生じる。特にB部分
は等価パルスの開始部分において生じ、これらA,B部分
のレベルはIF AGC回路によりゲインが調整されて次第に
レベルが低下する。このような合成受信信号が積分回路
を通過すると、第9図(d)に示す信号が現れる。この
信号を第9図(d)に示す同期分離レベルで分離した場
合には、B部分に対応したパルスが発生する。従って、
B部分に対応したパルスを基に垂直同期再生が行われて
しまう虞があり、更に、A,B部分に発生するパルスによ
り画面上では垂直方向にがたつきが発生するという問題
点があった。
(発明が解決しようとする課題) このように、上述した従来の垂直同期再生回路におい
ては、受信した映像信号の垂直同期信号のフロントポー
チ部が正ゴースト等の外乱により同期分離レベルを越え
てしまい、正確な位相で垂直同期再生を行うことができ
ないという問題点があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであっ
て、正ゴースト等の外乱があった場合であっても、正確
な垂直同期パルスを得ることができる垂直同期再生回路
を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、複合同期信号と映像信号を含む複合映像信
号が導入される入力端子と、前記入力端子に導入された
複合映像信号を、水平同期信号分離用の第1の同期分離
レベルで分離し、水平同期信号、等価パルス、及び垂直
同期信号を含む複合同期信号を出力するための第1の同
期分離回路と、前記入力端子に導入された複合映像信号
を積分し、この積分出力を垂直同期信号分離用の第2の
同期分離レベルで分離し、垂直周期の信号を出力する第
2の同期分離回路と、前記第1、第2の同期分離回路か
らの出力を基に、垂直同期信号を取出す垂直同期分離回
路と、前記第1の同期分離回路からの水平同期信号に基
いて水平周波数の整数倍の周波数信号を生成する手段
と、前記水平周波数の整数倍の周波数信号をカウントす
るカウンタと、前記カウンタ及び垂直同期分離回路に結
合し、前記カウンタのカウント値に応じて等価パルス及
び垂直同期信号期間を含む所定の受付期間が設定され、
この受付期間に前記垂直同期分離回路からの垂直同期信
号を導入し、前記受付期間に導入された垂直同期信号を
利用して垂直同期パルスを出力する垂直同期パルス生成
手段と、前記カウンタのカウント値に応じて前記受付期
間内に、前記垂直同期信号に先立つ等価パルス期間の中
間近傍から少なくとも前記垂直同期パルスの発生までの
期間にマスクパルスを発生する手段と、前記第2の同期
分離回路と前記垂直同期分離回路との間に配置され、前
記マスクパルスに応答して動作し、前記マスクパルスの
期間に前記第2の同期分離回路からの出力を前記垂直同
期分離回路に供給するためのマスク回路と、を具備した
ものである。
(作用) 本発明においては、マスク回路は垂直カウンタからマ
スクパルスを導入する。マスクパルスは、例えば、垂直
同期パルスの0.5乃至2.5水平周期前に発生し、マスク回
路はこれ以前の第2の同期分離回路の出力を垂直同期分
離回路には与えない。これにより、垂直同期分離回路に
は、垂直同期信号のフロントポーチにおいて発生するゴ
ースト等の外乱によるパルスは入力されない。このた
め、垂直同期分離回路は確実に垂直同期信号を出力する
ことができ、垂直カウンタは安定した垂直同期パルスを
再生することができる。
(実施例) 以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明する。第1
図は本発明に係る垂直同期再生回路の一実施例を示す回
路図である。第1図において第5図と同一の構成要素に
は同一の符号を付してある。
入力端子5には複合映像信号が導入される。同期分離
回路1は従来と同様の構成であり、垂直又は水平同期信
号分離用の分離レベルを夫々有する同期分離回路3,4に
より垂直周期の信号及び複合同期信号CSを分離してい
る。マスク回路16はマスクパルスVSPがローレベルの場
合にのみ、同期分離回路3の出力を垂直同期分離回路2
に与える。垂直同期分離回路2はマスク回路16の出力信
号及び複合同期信号CSにより垂直同期信号VSを発生す
る。
垂直同期検出回路12及びリセットパルス成形回路14は
従来と同様の構成であり、夫々垂直検出パルスVDP及び
リセットパルスRSPを出力する。本実施例の垂直カウン
タ17は図示しない1/16分周器から2fH(fHは水平周波
数)のパルスを導入し、受付パルスPERを垂直同期検出
回路12に与え、出力端子15に数直同期パルスVPを出力す
る外に、マスク回路16にマスクパルスVDPを与える。
第2図はこの垂直カウンタ17、垂直同期検出回路12及
びリセットパルス成形回路14の構成を具体的に示す回路
図である。
1/16分周器9には32fHの発振出力が供給され、1/16分
周器9からの2fHのパルスは1/2分周器10に与えられると
共に、垂直カウンタ17にも与えられる。1/2分周器10の
出力が水平同期パルスHPとなる。
垂直カウンタ17は、フリップフロップFF0乃至FF9及び
ゲート回路G1乃至G6により構成されている。ゲート回路
G1にはフリップフロップFF2,FF4の出力が導入され、ゲ
ート回路G2には後述するリセットパルス成形回路14のゲ
ート回路G25からリセットパルスRSPが導入される。これ
により、ゲート回路G2の出力端子17aからは10H(Hは水
平周期)の幅をもつ垂直同期パルスVPが得られる。
一方、ゲート回路G3にはフリップフロップFF3,FF9の
出力が導入され、ゲート回路G5にはゲート回路G25から
リセットパルスRSPが導入される。これにより、ゲート
回路G6からは第260Hから第0Hまでがローレベルであるマ
スクパルスVSPが出力される。このマスクパルスVSPは後
述するマスク回路16の入力端子16aに出力されている。
垂直同期検出回路12はゲート回路G7乃至G15から構成
されており、ゲート回路G7,G8,G9には夫々垂直なカウン
タ17から受付パルスPERが導入され、ゲート回路G10には
入力端子12aに導入された垂直同期信号VSが供給され
る。こうして、垂直同期検出回路12はそのゲート回路G1
5から垂直同期検出パルスVDPを出力する。
リセットパルス成形回路14はゲート回路G16乃至G25に
より構成されており、ゲート回路G16には入力端子14aを
介して垂直同期検出パルスVDPが導入される。また、ゲ
ート回路G17には1/16分周器9から入力端子14bを介して
2fHの反転パルスが与えられる。リセットパルス成形回
路14は垂直同期検出パルスVDPの立上り期間において、
最初に2fHのパルスが立下がった時に、一定幅のリセッ
トパルスRSPをゲート回路G24,G25から出力する。このリ
セットパルスRSPがフリップフロップFF0乃至FF9のリセ
ット端子及びゲート回路G2,G5に与えられる。
第3図は同期分離回路1、垂直同期分離回路2及びマ
スク回路16を具体的に示す回路図である。
入力端子5に導入される複合映像信号は、コンデンサ
C3、抵抗R2を介してトランジスタQ1のエミッタに供給さ
れる。トランジスタQ1のエミッタは定電流源I1及びコン
デンサC4の並列回路を介して基準電位点に接続され、ベ
ースには、バイアス電源E1が接続されている。また、ト
ランジスタQ1のコレクタには、ダイオードD1,D2を介し
て電源電圧Vccが供給される。
電圧源Vccと基準電位点との間には抵抗R3、トランジ
スタQ2のエミッタ・コレクタ路及び抵抗R4の直列回路が
接続されている。トランジスタQ2のベースは抵抗R5を介
してエミッタに接続されており、ダイオードD1,D2及び
トランジスタQ2によりカレントミラー回路が構成され
る。抵抗R4の両端電圧はトランジスタQ3のベースに印加
される。トランジスタQ3のコレクタは電圧源端子Vccに
接続され、エミッタは抵抗R6を介して基準電位点に接続
され、エミッタから複合同期信号CSが導出される。これ
らの回路により複合同期分離用の同期分離回路4が構成
されている。
一方、垂直同期分離用の同期分離回路3の構成も同期
分離回路4の構成と同様である。即ち、入力端子5から
の複合映像信号は積分回路3a、コンデンサC5及び抵抗R7
を介してトランジスタQ4のエミッタに導入される。トラ
ンジスタQ4のエミッタはコンデンサC6及び電流源I2を介
して基準電位点に接続されており、ベースには電源E2が
接続されている。トランジスタQ4のコレクタと電圧源Vc
cとの間にはダイオードD3,D4が直列し接続され、ダイオ
ードD3,D4とカレントミラー回路を構成するトランジス
タQ5のベースは抵抗R8を介してエミッタに接続されてい
る。トランジスタQ5のエミッタは抵抗R9を介して電圧源
Vccに接続され、コレクタは抵抗R10を介して基準電位点
に接続される。抵抗R10の両端に垂直周期の信号が現れ
る。
トランジスタQ3のエミッタは抵抗R11を介してトラン
ジスタQ6のベースに接続されており、トランジスタQ6の
コレクタは抵抗R12を介して電圧源Vccに、エミッタは基
準電位点に接続されている。トランジスタQ5のコレクタ
はトランジスタQ7のベースに接続されており、トランジ
スタQ7のコレクタは抵抗R12を介して電圧源Vccに、エミ
ッタ基準電位点に接続されている。トランジスタQ7のベ
ースと基準電位点との間にはトランジスタQ10のコレク
タ・エミッタ路が接続され、トランジスタQ10のベース
には垂直カウンタ17から入力端子16aを介してマスクパ
ルスVSPが導入される。トランジスタQ10によりマスク回
路16が構成されている。
トランジスタQ6,Q7のコレクタは抵抗R13を介してトラ
ンジスタQ8のベースに接続されると共に、コンデンサC7
を介して基準電位点にも接続される。抵抗R13及びコン
デンサC7により積分回路が構成されている。トランジス
タQ8のエミッタは差動対をなすトランジスタQ9のエミッ
タに共通接続され、電流源I3を介して電圧源Vccに接続
される。トランジスタQ8のコレクタは基準電位点に接続
され、トランジスタQ9のコレクタは抵抗R4を介して基準
電位点に接続され、ベースには電源E3が接続されてい
る。これにより、抵抗R13、コンデンサC7の積分出力が
電源E3の電圧よりも低レベルになると、トランジスタQ9
がオフする。抵抗R14の両端にはトランジスタQ9がオフ
の時にローレベルとなる垂直同期信号がVSが出力され
る。
次に、以上のように構成された実施例回路の動作につ
いて、第4図のタイミングチャートを参照して説明す
る。第4図(a)はゴーストがない場合における同期分
離回路4からの複合同期信号CSを示し、第4図(b)は
正ゴーストが発生した場合における同期分離回路3の出
力波形を示し、第4図(c)は垂直カウンタ17のマスク
パルスVSPを示し、第4図(d)はマスク回路16の出力
波形を示し、第4図(e)は垂直同期検出パルスVDPを
示し、第4図(f)は垂直同期パルスVPを示している。
入力端子5に導入された複合映像信号はコンデンサC3
及び抵抗R2を介してトランジスタQ1のエミッタに入力さ
れる。トランジスタQ1は入力複合映像信号が同期分離レ
ベルVthに達するとオンとなる。時定数(R2×R3)を水
平周期に対して十分大きく選ぶと、同期分離レベルVth
は下記(1)式を満足する。
但し、R2は抵抗R2の抵抗値であり、Tは水平周期であ
り、Tsは同期信号期間であり、i1は電流源I1の電流であ
る。この(1)式より、下記(2)式が導かれる。
トランジスタQ1が導通している時は、トランジスタQ1
のコレクションには、 なる電流が流れ、これが抵抗R3,R5にも流れてトランジ
スタQ2を導通させる。これにより、抵抗R4、トランジス
タQ3で形成される回路は、信号電圧を出力する。このと
き、ダイオードD1,D2によるクランプ回路が動作し、ト
ランジスタQ2のベース電圧をVcc−2VF(VFはダイオード
D1,D2の順方向電圧)に維持し、トランジスタQ2のエミ
ッタ電流をVF/R3に維持する。
このようにして、トランジスタQ3のエミッタから複合
同期信号CSが得られる。この複合同期信号CSは抵抗R11
を介してトランジスタQ6のベースに導入される。
なお、トランジスタQ2を導通状態とするためには、ト
ランジスタQ1のコレクタから電流(VF/R5)を供給する
必要がある。このため、実際の同期分離レベルVth′
は、(2)式にてし示す同期分離レベルVthより小さい
値となり、下記(3)式にて示される。
一方、複合映像信号は積分回路3aにおいて積分され、
この積分出力はコンデンサC5及び抵抗R7を介してトラン
ジスタQ4のエミッタに導入される。この積分出力は上記
と同様の動作により分離され、正ゴースト時においては
抵抗R10の両端に第4図(b)に示す垂直周期の信号が
現れる。
垂直カウンタ17からトランジスタQ10のベースに与え
られるマスクパルスVSPは第260Hから第0Hまでの期間が
ローレベルである(第4図(c))。従って、この期間
にはトランジスタQ10がオフとなり、マスク回路御16は
第4図(d)に示す出力をトランジスタQ7のベースに与
える。このように、正ゴーストにより発生したパルスは
トランジスタQ7のベースには印加されない。マスク回路
16の出力はQ7により反転増幅され、抵抗R13及びコンデ
ンサC7による積分回路を介してトランジスタQ8のベース
に供給される。これにより、トランジスタQ8のベース電
位はトランジスタQ9のベースバイアスE3よりも低下し、
トランジスタQ9はオフとなって、抵抗R14の両端には垂
直同期信号VSが現れる。
垂直同期信号VSは垂直同期検出回路御12に導入され、
垂直同期検出回路12は第4図(e)に示す垂直同期検出
パルスVDPをリセットパルス成形回路14に与える。垂直
カウンタ17はリセットパルスRSP及び2fHのパルスを導入
して、第4図(f)に示す垂直同期パルスVPを出力す
る。この垂直同期パルスVPは、ゴーストが発生した場合
であっても垂直同期信号期間以外の期間には垂直同期信
号VSが発生しないことから、極めて安定したものとな
る。
なお、同期分離回路4は常時動作しており、この同期
分離回路4からも垂直同期信号が供給されるので、マス
ク回路16が付加されても、通常の信号の垂直引き込み範
囲及び引き込み時間に変化を及ぼすことはない。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、ゴースト等の外
乱の影響に拘らず安定した垂直同期パルスを出力するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る垂直同期再生回路の一実施例を示
す回路図、第2図及び第3図は第1図に示す回路の具体
的な構成を示す回路図、第4図は実施例回路の動作を説
明するためのタイミングチャート、第5図は従来の垂直
同期再生回路を示す回路図、第6図はリセットパルス成
形回路を説明するための説明図、第7図、第8図及び第
9図は同期分離回路1を説明するためのタイミングチャ
ートである。 1……同期分離回路、2……垂直同期分離回路、3……
垂直同期分離用の同期分離回路、4……複合同期分離用
の同期分離回路、5……入力端子、12……垂直同期検出
回路、14……リセットパルス成形回路、15……出力端
子、16……マスク回路、17……垂直カウンタ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複合同期信号と映像信号を含む複合映像信
    号が導入される入力端子と、 前記入力端子に導入された複合映像信号を、水平同期信
    号分離用の第1の同期分離レベルで分離し、水平同期信
    号、等価パルス、及び垂直同期信号を含む複合同期信号
    を出力するための第1の同期分離回路と、 前記入力端子に導入された複合映像信号を積分し、この
    積分出力を垂直同期信号分離用の第2の同期分離レベル
    で分離し、垂直周期の信号を出力する第2の同期分離回
    路と、 前記第1、第2の同期分離回路からの出力を基に、垂直
    同期信号を取り出す垂直同期分離回路と、 前記第1の同期分離回路からの水平同期信号に基いて水
    平周波数の整数倍の周波数信号を生成する手段と、 前記水平周波数の整数倍の周波数信号をカウントするカ
    ウンタと、 前記カウンタ及び垂直同期分離回路に結合し、前記カウ
    ンタのカウント値に応じて等価パルス及び垂直同期信号
    期間を含む所定の受付期間が設定され、この受付期間に
    前記垂直同期分離回路からの垂直同期信号を導入し、前
    記受付期間に導入された垂直同期信号を利用して垂直同
    期パルスを出力する垂直同期パルス生成手段と、 前記カウンタのカウント値に応じて前記受付期間内に、
    前記垂直同期信号に先立つ等価パルス期間の中間近傍か
    ら少なくとも前記垂直同期パルスの発生までの期間にマ
    スクパルスを発生する手段と、 前記第2の同期分離回路と前記垂直同期分離回路との間
    に配置され、前記マスクパルスに応答して動作し、前記
    マスクパルスの期間に前記第2の同期分離回路からの出
    力を前記垂直同期分離回路に供給するためのマスク回路
    と、 を具備したことを特徴とする垂直同期再生回路。
JP63140789A 1988-06-08 1988-06-08 垂直同期再生回路 Expired - Lifetime JP2933221B2 (ja)

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