JP2932921B2 - 有機質廃物の発酵方法および発酵装置 - Google Patents

有機質廃物の発酵方法および発酵装置

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  • Fertilizers (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機質廃物を好気性発
酵させる発酵方法および発酵装置に関し、さらに詳しく
は、発酵槽内の有機質廃物堆積層への酸素含有気体の通
気方式を改良した発酵方法および発酵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】馬、牛、豚、鶏等の家畜糞、家畜の敷わ
ら、厨芥、汚泥、農林廃棄物、都市ごみ等の有機質廃物
を好気的条件で発酵させて堆肥化する発酵装置は、従来
から各種の型式のものが知られている。例えば、落し戸
を並べて棚段を構成した構造や、つめ状、板状あるいは
鋭角状の突起部を外周に備えた回転棒の複数本を互いに
平行に間隔を置いて並列させた構造等の竪型多段落し戸
式の堆肥化発酵装置が知られている。この多段落し戸式
の堆肥化発酵装置は、各段の落し戸を開くことあるいは
回転棒を回転させることによって棚段上の有機質廃物の
堆積物を下方の次段へ落下させるので、棚段上の堆積物
全体が撹拌され比較的均一に好気性発酵を行うことがで
きると共に、敷地面積が少なくてすむという利点があ
る。
【0003】しかし、この竪型多段落し戸式の堆肥化発
酵装置は、多数の機械要素を必要とし、高価であるた
め、底部が固定式の堆肥化発酵装置も多く採用されてい
る。この底部固定式の堆肥化発酵装置は、一般に上方が
開放された直方体形状の発酵槽が多く採用され、さらに
は、切欠部分を有する固定底板を多段に配して各段の有
機質廃物堆積物を移動させて切欠部分から下方の段に落
下させるようにしたものがある。また、これらの底部固
定式の堆肥化発酵装置は、均一に好気性発酵を行うため
に有機質廃物の堆積物を上下に撹拌するための種々の切
返機が設けられている。例えば、螺旋状のスクリューに
よって堆積物を上方に掻き上げるオーガータイプ、回転
する跳ね上げパドルによって堆積物をパドルの進行方向
と反対側に跳ね返すパドルタイプ、チェーンコンベアに
掻き取り板やバケットを取付けた形状のスクープにより
堆積物を後方に掻き上げるスクープタイプ等の種々の切
返装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記底
部固定式の堆肥化発酵装置においては、種々の切返機で
有機質廃物の堆積層を切返しても、どうしても機械的に
発酵槽底部まで掻き取れないので、切返しがあまり行わ
れない堆積部分が発酵槽底部に生じてしまう。つまり、
実際に発酵処理を行うと、あるタイプの底部固定式堆肥
化発酵装置では、発酵槽底部に生じる切返しが難しい堆
積部分は、べとべとの過湿状態となり、害虫が発生した
り、異臭を発したり、さらには、これらがたまに切返機
で掻き取られ発酵製品中に塊となって混入するといった
弊害が生じる。また、別のタイプの底部固定式堆肥化発
酵装置では、発酵槽底部に生じる切返しが難しい堆積部
分は、乾燥状態になって、発酵が停止して固くなってお
り、前述と同様にこれらがたまに切返機で掻き取られ発
酵製品中に塊となって混入するといった弊害が生じる。
【0005】子細に調べると、発酵槽内の有機質廃物の
堆積底部から吸気して該有機質廃物の堆積表面から空気
を取り入れる下向流通気方式の底部固定式堆肥化発酵装
置においては、発酵槽底部に生じる堆積部分がべとべと
の過湿状態となり、一方、発酵槽内の有機質廃物の堆積
底部から空気を供給して該有機質廃物の堆積表面から排
出放散させる上向流通気方式の底部固定式堆肥化発酵装
置においては、発酵槽底部に生じる堆積部分が固い乾燥
状態になっていることを知見した。
【0006】また、本願と同一出願人等により出願され
た実公昭63−27839号には、図4に示したよう
に、多数の孔を長手方向に穿設した吸気管20を、発酵
槽内の有機質廃物の堆積層中間位置の発酵槽側壁21に
配設した底部固定式発酵装置が記載されている。この装
置においては、多数の空気送入孔を穿設した固定底板2
2からブロワー23により空気を送入し、同時に吸気管
20を介して吸引ブロワー24により空気を吸引して脱
臭装置25で処理する。これによって、図中の矢印で示
されるように、吸気管20より上方の堆積層では下向流
通気方式となるが、吸気管20より下方の堆積層では上
向流通気方式となって、やはり発酵槽底部に生じる堆積
部分では固い乾燥状態が生じてしまう。
【0007】そこで本発明は、底部固定式の発酵槽に固
有の上記したごとき問題を解消すべくなされたものであ
って、有機質廃物を均一に好気性発酵を行える発酵方法
およびその方法を実施するための発酵装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの第1の発明である有機質廃物の発酵方法は、有機質
廃物を堆積させる固定底板を備えた発酵槽で有機質廃物
を好気性発酵させる方法において、酸素含有気体を有機
質廃物の堆積底部から上方に向けて通気する上向流通気
と、酸素含有気体を上方から有機質廃物の堆積底部に向
けて通気する下向流通気とを交互に行うことを特徴とす
るものである。
【0009】また、第2の発明である有機質廃物の発酵
装置は、有機質廃物を堆積させる固定底板の近傍に通気
手段を配設した発酵装置において、該通気手段はタイマ
ーにより切替えられる通路切替手段を介して気体送風手
段の吐出側と吸引側とに選択的に連絡され、該通気手段
と該気体送風手段の吐出側とが連絡されているときは、
該気体送風手段の吸引側が酸素含有気体源と連絡されて
いることを特徴とするものである。
【0010】本明細書中で“有機質廃物”という用語は
広義に解するものとし、好気的条件で発酵させて堆肥化
することができる馬、牛、豚、鶏等の家畜糞、家畜の敷
わら、厨芥、汚泥、農林廃棄物、都市ごみ等の有機質廃
物の他に、これらを好気性発酵させて得られた製品とし
ての堆肥も含むものとする。また“酸素含有気体”と
は、好気性発酵に不可欠な酸素を含有する気体であれば
いかなる種類の気体でもよいが、一般には空気(大気)
が使用できる。
【0011】
【作用】上記した構成を有する本発明によれば、上向流
通気と下向流通気とが交互に行われるため、従来の上向
流通気方式の底部固定式発酵装置の発酵槽底部堆積部分
に生じていたような固い乾燥状態や、従来の下向流通気
方式の底部固定式発酵装置の発酵槽底部堆積部分で生じ
ていたようなべとべとの過湿状態が発生することがな
い。その結果、機械的な切返しや掻き取りの難しい発酵
槽底部堆積部分がどうしても生じてしまう底部固定式の
発酵装置を使用しても、発酵槽底部堆積部分まで均一な
好気性発酵を行うことができる。
【0012】上向流通気と下向流通気とを交互に行う場
合の切替時間は特に限定されることはなく、発酵槽内の
堆積物、特に底部堆積部分の乾燥と過湿を防止して、堆
積物全体にわたって均一な発酵が得られるように適宜切
替えればよいが、好ましくは1時間以上、通常は3〜4
時間以上、より好ましくは12時間毎に切替えることが
望ましい。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例について説明する。図
1および図2は、本発明による発酵装置の第1実施例を
示しており、発酵槽1の底板2には多数の孔が穿設され
ていて、この底板2の下方に通気室3が設けられてい
る。給気ブロワー4の吸引側4aには、自動弁V1を有
する空気吸引ダクトが接続されている。一方、給気ブロ
ワーの吐出側4bは、自動弁V2を有するダクトを介し
て発酵槽1の通気室3と、さらには自動弁V3を有する
ダクトを介して脱臭装置5と接続されている。給気ブロ
ワー4の吸引側4aはさらに、自動弁V4を有するダク
トを介して発酵槽1の通気室3と接続されている。発酵
槽1は全体が建屋6内に設置され、発酵槽1上方の建屋
内にフード7が設けられ、自動弁V5を有するダクトを
介して脱臭ファン8さらには脱臭装置5と接続されてい
る。建屋の屋上には換気扇9と自動弁V6が設置されて
いる。各自動弁V1〜V6の切替動作はすべて制御盤に
おけるタイマー設定により自動的に制御することができ
る。
【0014】この発酵装置の動作を以下に説明する。図
1は昼間運転の状態を示しており、自動弁V1とV2は
閉とし、V3とV4は開とする。この状態で給気ブロワ
ー4を運転することにより通気室3から空気が自動弁V
4を通して吸引され、有機質廃物の堆積層表面から堆積
層中に空気が取り入れられることになる。有機質廃物の
堆積層中を通過して給気ブロワーによって吸引された高
濃度臭気を含む空気は、自動弁V3を通して脱臭装置5
へ送られて脱臭処理される。堆積層表面からの臭気の放
散は、堆積層表面から堆積中に空気が取り入れられるの
で極めて少なく、建屋6内の低濃度臭気は単に作業環境
を考慮して、自動弁V6を開とし換気扇9を運転して屋
外に放出すればよく、特に脱臭処理する必要はない。従
って、自動弁V5は閉とし脱臭ファン8は運転しない。
【0015】図2は夜間運転状態を示すものであり、自
動弁V1とV2は開とし、V3とV4は閉とする。この
状態で給気ブロワー4を運転することにより自動弁V1
を通して吸引された新鮮空気が自動弁V2を通して通気
室3へ送られ、さらに底板2を通して有機質廃物の堆積
層下部より堆積層中に供給されることになる。堆積層中
を通過した高濃度臭気を含む空気は、自動弁V5を開と
して脱臭ファン8を運転することにより、フード7から
吸引され脱臭装置5で処理される。建屋6屋上の自動弁
V6は閉として換気扇9の運転は停止する。
【0016】一般に底部固定式の発酵装置は、槽上面が
開放状態の開放横型発酵槽を使用するものが多い。図示
した第1実施例でも開放横型発酵槽1を使用しており、
槽の表面積が広いため、建屋6内に臭気が拡散すること
になる。特に昼間は作業員が建屋内に入ることが多く、
換気を兼ねた脱臭対策が必要となり、多量な換気と脱臭
処理が必要となる。そのため臭気対策用の脱臭設備が大
型化するという問題もある。そこで図示した第1実施例
においては、給気ブロワー4によって発酵槽1底面より
空気を供給する上向流通気方式と、発酵槽1底面より給
気ブロワー4によって吸引して堆積層表面から空気を取
り入れる下向流通気方式とを交互に行って、堆積層底部
が乾燥状態となりあるいは過湿状態となるのを防止して
堆積層全体にわたって均一な発酵を得るとと共に、昼間
は下向流通気方式を行うことにより建屋内の臭気濃度を
抑え、建屋が無人化する夜間には上向流通気方式を行う
ことにより建屋内の最小限の脱臭を行えるようにしてあ
るため、脱臭設備の小型化を図ることができる。
【0017】図3は本発明による発酵装置の第2実施例
を示しており、図4に示した実公昭63−27839号
に記載された従来の発酵装置を改造して本発明方法を実
施できるようにしたものである。図中、図4と同じ部材
には同じ参照番号を付すことによって説明を省略する。
図3に示した本発明の発酵装置が、図4の従来装置と異
なる点は、ブロワー23に自動弁V21〜V24とダク
トから構成される通路切替手段を組み入れて、有機質廃
物堆積層中に下向流通気と上向流通気とを交互に行わせ
るようにした点である。第2実施例における自動弁V2
1〜24とダクトの構成は、第1実施例における自動弁
V1〜4とダクトの構成と同じであるので説明を省略す
る。下向流通気方式とする場合には、自動弁V21とV
22を閉、V23とV24を開としてブロワー23を運
転する。これによって、堆積層表面から堆積層中に空気
が取り入れられ、図中の点線矢印で示されるような下向
流通気がなされる。ブロワー23で吸引された臭気を含
む空気は自動弁V23を通って脱臭装置25で処理され
る。このとき、吸引ブロワー24は停止させておいても
よく、あるいは運転状態としてもよい。吸引ブロワー2
4を運転状態とすれば、堆積層表面から堆積層中に取り
入れられた空気の一部は吸気管20を介して吸引ブロワ
ー24から吸引される。
【0018】上向流通気方式とする場合には、自動弁V
21とV22を開、V23とV24を閉としてブロワー
23および吸引ブロワー24を運転する。これによっ
て、自動弁21を通して吸引された新鮮空気は堆積層底
部から堆積層中に供給され、吸気管20を介して吸引ブ
ロワー24から吸引され、かくして吸気管20より下方
の堆積層では上向流通気(図中の実線矢印)が形成され
る。一方、吸引ブロワー24を運転状態としてあるた
め、堆積層表面から吸引管20へ向かう下向流通気(図
中の実線矢印)が形成される。従って、堆積層を通過し
た臭気を含む空気流はすべて吸引管20から吸引されて
脱臭装置25で脱臭処理がなされることになり、堆積層
の開放表面からの臭気の放散を効果的に防止することが
できる。特に図示していないが、自動弁V21〜V24
の切替はタイマー設定により自動制御されている。
【0019】なお、図示した第1実施例および第2実施
例においてはいずれも、多数の孔を穿設した発酵槽底板
の下方に設けた通気室を通気手段として使用し、この通
気室に空気を送入しあるいはこの通気室から空気を吸引
する構成によって発酵槽内の有機質廃物堆積層に通気を
行っている。しかしながら、本発明の発酵装置における
通気手段はこれに限定されるものではなく、例えば多数
の孔を長手方向に穿設した配管を通気手段として発酵槽
底板の上面近傍に配設し、この配管を介して空気を送入
あるいは吸引するような構成も採用することができる。
【0020】さらに、図示の第1実施例および第2実施
例ではいずれも発酵槽底板を1段のみ備えた型式の発酵
槽を使用しているが、底板を多段に配設して発酵槽内部
に複数の棚段を形成するような型式の発酵槽とすること
も可能である。
【0021】また、通路切替手段は一般に自動弁とダク
トないし配管系とから構成できるが、自動弁としてはダ
ンパーや、電磁式、油圧式、気体式等の二方弁あるいは
三方弁等が採用することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したところからわかるように本
発明においては、有機質廃物の堆積底部から上方に向け
て通気する上向流通気方式と、上方から堆積底部へ向け
て通気する下向流通気方式とを交互に組み合わせること
によって、上向流通気のみの場合に見られる堆積底部の
乾燥状態や、下向流通気のみの場合に見られる堆積底部
の過湿状態の発生を効果的に防止することができる。従
って、堆積底部の機械的切返しや掻き取りの難しい底部
固定式の発酵槽においても、発酵槽内の有機質廃物堆積
層の水分を堆積層底部から上面にわたって全体的に均一
に保つことができ、均質な好気性発酵を行なわせること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による発酵装置の第1実施例におい
て、下向流通気方式の運転状態を示す説明図。
【図2】 図1に示した本発明による発酵装置の第1実
施例において、上向流通気方式の運転状態を示す説明
図。
【図3】 本発明による発酵装置の第2実施例を示す説
明図。
【図4】 従来の底部固定式発酵装置の一例を示す説明
図。
【符号の説明】
1: 発酵槽 2: 底板 3: 通気室 4: 給気ブロワー V1〜V4: 自動弁 22: 底板 23: ブロワー V21〜V24: 自動弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C05F 17/00 C05F 17/00 C12M 1/00 C12M 1/00 H C12N 1/00 C12N 1/00 C (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B09B 3/00 C02F 11/02 C05F 3/00 C05F 7/00 C05F 9/04 C05F 17/00 C12M 1/00 C12N 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機質廃物を堆積させる固定底板を備え
    た発酵槽で有機質廃物を好気性発酵させる方法におい
    て、酸素含有気体を有機質廃物の堆積底部から上方に向
    けて通気する上向流通気と、酸素含有気体を上方から有
    機質廃物の堆積底部に向けて通気する下向流通気とを交
    互に行うことを特徴とする有機質廃物の発酵方法。
  2. 【請求項2】 有機質廃物を堆積させる固定底板の近傍
    に通気手段を配設した発酵装置において、該通気手段は
    タイマーにより切替えられる通路切替手段を介して気体
    送風手段の吐出側と吸引側とに選択的に連絡され、該通
    気手段と該気体送風手段の吐出側とが連絡されていると
    きは、該気体送風手段の吸引側が酸素含有気体源と連絡
    されていることを特徴とする有機質廃物の発酵装置。
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