JP2932809B2 - 性能予測・診断装置システム - Google Patents

性能予測・診断装置システム

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JP2932809B2
JP2932809B2 JP3340359A JP34035991A JP2932809B2 JP 2932809 B2 JP2932809 B2 JP 2932809B2 JP 3340359 A JP3340359 A JP 3340359A JP 34035991 A JP34035991 A JP 34035991A JP 2932809 B2 JP2932809 B2 JP 2932809B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は性能予測・診断装置シス
テムに係り、とくに計算機システムの運用管理における
ボットルネック資源のグレードアップが自動的にできる
性能予測・診断装置システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の計算機システムにおいては、計算
機システムを構成する各々の資源についてのシステム資
源稼働状況データたとえば中央処理装置の使用率や主記
憶装置のページフォルト回数および外部記憶装置の使用
率等を定期的に採取するとともに同時刻のジョブ実行情
報データをも採取し、システム稼働状況記録データファ
イルに出力する機能と、その後その内容を出力装置より
リストとして出力する機能がある。また、システム資源
稼働状況データとジョブ実行情報データを採取すると同
時に入出力装置に表示する機能もある。
【0003】そして、このシステム稼働状況記録データ
を入力して、対象システムに性能問題が発生していない
かどうかを判定し問題発生が確認された場合には改善案
を提案するシステム性能診断を実施するシステム性能診
断装置がある。
【0004】また、同じくこのシステム稼働状況記録デ
ータを入力して、対象システムの機器構成変更や業務追
加変更等の状況を想定したシステム性能を算出するシス
テム性能予測装置がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、システム性能診断装置とシステム性能
予測装置という別々の装置を用いてシステムの評価を行
うために、まずシステム性能診断装置にてシステム性能
診断した結果の改善案を入手し、その改善案をもとにし
て、システム性能予測装置の入力データを生成し、シス
テム性能予測装置にてシステム性能予測を行い、さらに
そのシステム性能予測結果をもとにして、システム性能
診断装置の入力データを生成し、システム性能診断装置
にてシステム性能診断を行うというように、各々の作業
が独立しており、多大なる手間と工数をかけないと性能
評価作業を実施できないという不都合があった。
【0006】
【発明の目的】本発明の目的は、かかる従来例の有する
不都合を改善し、とくに計算機システムのシステム性能
診断とシステム性能予測を自動的に連続して行い、改善
案の効果を知ることができる性能予測・診断装置システ
ムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、
算機システムに性能問題が発生していないかを診断する
と共に当該計算機システムの性能を低下させた原因であ
るボトルネック資源を検出するシステム性能診断手段
と、当該計算機システムの機器構成の変更や業務の追加
・変更を行った時のシステム性能を予測するシステム性
能予測手段とを備えている。そして、システム性能診断
手段によって認定されたボトルネック資源の改善案を設
定すると共に当該改善案の場合のシステム性能を前記シ
ステム性能予測手段に予測させるシステムグレードアッ
プ手段を備えている。さらに、このシステムグレードア
ップ手段は、前記システム性能予測手段によって予測さ
れた改善案のシステム性能に基づいて当該改善案にてシ
ステムの性能を低下させるボトルネック資源が生じるか
否かを前記システム性能診断手段に診断させると共に当
該改善案のシステム性能にボトルネック資源が生じなく
なるまで前記改善案を前記システム性能予測手段に出力
する手段を備えた、という構成を採っている。これによ
って前述した目的を達成しようとするものである。
【0008】
【作用】性能予測・診断装置の利用者が性能評価の対象
とする時間帯を指定してシステム性能診断手段を起動す
ると、システム性能診断手段は外部記憶装置に格納され
ているシステム稼働状況記録データの中に該当するレコ
ードがあるか否かを判定する。そしてシステム性能診断
手段は、該当するレコードがあれば指定された時間帯の
データのみを主記憶装置内に読み込むようにロード手段
を起動する。起動されたロード手段は、指定された時間
帯のデータのみを主記憶装置内に読み込み、これを評価
データとする。さらに、評価データをコピーして評価デ
ータコピーを作成する。システム性能診断手段は、この
評価データコピーの中に記載されている中央処理装置の
使用率や主記憶装置のシステムドメインとユーザドメイ
ンのページフォルト回数および外部記憶装置と外部記憶
装置制御装置の使用率をそれぞれ性能基準値と比較し
て、基準値を超えていた場合にはその資源をボトルネッ
ク資源とする。そして、システムグレードアップ手段を
起動し、その際にボトルネック資源名を渡す。システム
性能診断手段から起動されたシステムグレードアップ手
段は、まず何がボトルネック資源なのかを判定し、「ボ
トルネック資源が中央処理装置の場合」,「ボトルネッ
ク資源が外部記憶装置の場合」,「ボトルネック資源が
外部記憶装置用制御装置の場合」の各々について所定の
処理が行われ、その終了が通知される。
【0009】次に、システム性能診断手段にシステムグ
レードアップ手段の処理の終了が通知されると、システ
ム性能診断手段はシステム性能予測手段を起動する。シ
ステム性能予測手段は評価データコピーを入力データと
して実行されるジョブ群の処理時間やシステムを構成す
る各資源の使用率といったシステムの性能を予測する。
この性能予測結果のうちシステムを構成する各資源の使
用率を評価データコピーに格納・更新する。システム性
能予測手段は評価データコピーに性能予測結果を格納・
更新した後、システム性能診断手段に処理の終了を通知
する。システム性能診断手段は、システムグレードアッ
プ手段とシステム性能予測手段を起動した後、評価デー
タコピーを入力して性能診断を実施する。この性能診断
おいてボトルネック資源が検出された場合には、再びシ
ステムグレードアップ手段を起動するが、ボトルネック
資源が検出されなかった場合には、システム性能診断手
段は性能予測・診断装置に性能診断処理の終了を通知す
る。
【0010】
【発明の実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし
図10に基づいて説明する。
【0011】図1の実施例は、計算機システムの性能を
予測したり診断を行う性能予測・診断装置1と、システ
ム稼働状況記録データ8を格納している外部記憶装置7
と、性能予測・診断装置1で必要なシステム稼働状況記
録データ8を外部記憶装置7から読み込み記憶しておく
主記憶装置9とから構成されている。
【0012】ここで、外部記憶装置7に格納されている
システム稼働状況記録データ8とは、計算機システムを
構成する資源、例えば中央処理装置、主記憶装置、外部
記憶装置等の各々について定期的に採取された資源稼働
状況データおよび同時刻に採取されたジョブ情報データ
である。このような資源稼働状況データおよびジョブ情
報データは、計算機システムに設けられた公知の稼働状
況採取機能により採取されたものである。すなわち稼働
状況採取機能は、所定のインターバル時間経過毎のサン
プリング処理により、各資源の稼働状況とジョブの実行
情報とを採取し、それぞれ1つのレコードとして外部記
憶装置7内のシステム稼働状況記録データ8に記録格納
するものである。その資源稼働状況データの具体的内容
としては、中央処理装置に関しては使用率等が含まれ、
主記憶装置に関してはシステムドメイン側とユーザドメ
イン側それぞれのページフォルト回数等が含まれ、外部
記憶装置に関しては使用率、待ち行列長等が含まれる。
またジョブ情報データの具体的内容としては、そのイン
ターバル間に実行されているジョブ数等のデータが含ま
れる。
【0013】また主記憶装置9は、性能予測・診断装置
1の指示により外部記憶装置7からシステム稼働状況記
録データ8の一部を読み込むロード手段10を具備し、
ロード手段10から読み込まれたシステム稼働状況記録
データ8を評価データ11として保持するとともに、そ
の評価データ11をコピーし評価データコピー12とし
て保持している。本実施例では、評価データコピー12
には図8に示されるように外部記憶装置に関しては外部
記憶装置表に識別名と入出力回数と使用率が記載され、
外部記憶装置制御装置に関しては外部記憶装置制御装置
表に識別名と入出力回数と使用率とその外部記憶装置制
御装置に接続されている外部記憶装置の数と接続されて
いる外部記憶装置の名前が記載され、さらに図7に示さ
れるようにCPU(中央処理装置)に関してはモデル名
と使用率が記載されている。
【0014】性能予測・診断装置1は、主記憶装置9の
評価データコピー12に記載されている任意時間帯にお
けるシステム稼働状況記録データ8を入力データとし対
象システムの機器構成の変更や業務の追加・変更を行っ
たときのシステム性能を予測するシステム性能予測手段
2と、システムを構成する資源の使用率等のしきい値が
記載されている性能基準値5と、主記憶装置9のロード
手段10に外部記憶装置7から任意時間帯のシステム稼
働状況記録データ8を読み込む指示をするとともに性能
基準値5を参照し主記憶装置9の評価データ11あるい
は評価データコピー12に基づいて各資源の使用率等を
チェックし対象システムに性能問題が発生していないか
どうかを判定し性能問題の原因となったと思われるボト
ルネック資源を検出した場合にはボトルネックの改善案
を提案するシステム性能診断手段3と、システムを構成
する各装置のグレードアップの限界が記載されている限
界値テーブル6と、システム性能診断手段3からの指示
により限界値テーブル6と評価データコピー12に基づ
いてボトルネックを解消するための改善案を求めるシス
テムグレードアップ手段4とから構成されている。
【0015】さらに性能予測・診断装置1の各機能を詳
述する。
【0016】システム性能予測手段2は、システム稼働
状況記録データ8の任意時間帯のデータを入力データと
し、対象システムの機器構成を変更した場合や新たに業
務を追加したり変更した場合を想定し、そのときに実行
されるジョブ群の処理時間やシステムを構成する各資源
の使用率といったシステム性能を予測する機能を有して
いる。
【0017】システム性能診断手段3は、システム稼働
状況記録データ8の任意時間帯のデータを入力データと
し、各資源の使用率等をチェックし、対象システムに性
能問題が発生していないかどうかを判定し性能問題の原
因となったと思われるボトルネック資源を検出した場合
には、ボトルネックの改善案を提案する機能を有してい
る。本発明が処理対象とする性能問題とは、計算機シス
テムを構成する各資源の使用効率の低下や実行するジョ
ブの実行性能の低下、例えばジョブの終了が遅いとか端
末装置の応答が遅いという問題に限定し、ハードウェア
の故障に依存する性能低下や、ユーザプログラムロジッ
クの非効率に依存する性能低下の問題は処理対象とはし
ない。またシステム性能診断手段3には改善案の提案方
法として2つのモードを有している。1つは改善案を提
案するのみのモード(以降、通常モードと呼ぶ)であ
り、もう1つは改善案を提案した後に、実際に改善案を
実施した場合のシステム性能を予測し、さらにその予測
結果を性能診断するという処理をボトルネックが解消さ
れるまで連続して実施するモード(以降、自動グレード
アップモードと呼ぶ)である。システム性能診断手段3
は通常モードでは評価データを入力データとして性能診
断を実施するが、自動グレードアップモードでは評価デ
ータコピー12を入力データとして性能診断を実施す
る。
【0018】性能基準値5は、性能診断の専門家が計算
機システムを構成する資源の使用率等を評価する際に用
いるしきい値であり、具体的には図2に示されるように
中央処理装置の性能基準値は「使用率<90%」、主記
憶装置の性能基準値は「システムドメイン側ページフォ
ルト回数<10回/秒」、「ユーザドメイン側ページフ
ォルト回数<ジョブ多重度×2回/秒」、外部記憶装置
の性能基準値は「使用率<30%」、外部記憶装置制御
装置の性能基準値は「使用率<30%」という内容が記
載されている。そして、これらの性能基準値を超えると
その資源は性能上ボトルネック資源であると判定され
る。但し、これらの性能基準値は一例であり、それらに
限定されるものではない。
【0019】限界値テーブル6には、中央処理装置の情
報は図7に示されるようにモデル名がランク順に記載さ
れ、さらに外部記憶装置制御装置の情報は図8に示され
るように外部記憶装置制御装置表に外部記憶装置制御装
置の最大数と各外部記憶装置制御装置に接続できる接続
可能外部記憶装置数が記載されている。一般的にコンピ
ュータシステムの種類に応じて、システムに配置できる
外部記憶装置制御装置の数とその外部記憶装置制御装置
の配下に接続できる外部記憶装置の数は決まっている。
【0020】次に、自動グレードアップモードでの本実
施例の動作について説明する。
【0021】1).性能予測・診断装置1の利用者が性
能評価の対象とする時間帯を指定してシステム性能診断
手段3を起動すると、システム性能診断手段3は外部記
憶装置7に格納されているシステム稼働状況記録データ
8の中に該当するレコードがあるか否かを判定する(図
3のステップ31)。
【0022】2).そしてシステム性能診断手段3は該
当するレコードがあれば指定された時間帯のデータのみ
を主記憶装置9内に読み込むようにロード手段10を起
動する(図3のステップ32)。
【0023】3).起動されたロード手段10は指定さ
れた時間帯のデータのみを主記憶装置9内に読み込み、
これを評価データ11とする(図3のステップ33)。
【0024】4).さらに評価データをコピーして評価
データコピー12を作成する(図3のステップ34)。
【0025】5)・そしてシステム性能診断手段3はこ
の評価データコピー12の中に記載されている中央処理
装置の使用率や主記憶装置9のシステムドメインとユー
ザドメインのページフォルト回数および外部記憶装置7
と外部記憶装置制御装置の使用率をそれぞれ性能基準値
5と比較して、基準値を超えていた場合にはその資源を
ボトルネック資源とする。そして、システムグレードア
ップ手段4を起動し、その際にボトルネック資源名を渡
す。
【0026】例えば、図7に示されるように中央処理装
置の使用率が95.0%であれば、図2に示されるよう
に性能基準値5に記載されている中央処理装置の使用率
90.0%を超えているため中央処理装置がボトルネッ
ク資源であると判断される。また、図8に示されるよう
に外部記憶装置MS51の使用率が46.5%であれ
ば、図2に示されるように性能基準値5に記載されてい
る外部記憶装置の使用率30%を超えているため外部記
憶装置MS51がボトルネック資源であると判断され
る。さらに図8に示されるように外部記憶装置制御装置
MC02の使用率が62.2%であれば、図2に示され
るように性能基準値5に記載されている外部記憶装置制
御装置の使用率30%を超えているため外部記憶装置制
御装置MC02がボトルネック資源であると判断され
る。
【0027】6).システム性能診断手段3から起動さ
れたシステムグレードアップ手段4は、まず何がボトル
ネック資源なのかを判定する(図4ないし図6のステッ
プ41)。
【0028】ここで、システムグレードアップ手段4が
処理の対象とするボトルネック資源は、中央処理装置と
外部記憶装置と外部記憶装置制御装置の3資源である。
主記憶装置がボトルネック資源であっても、システムグ
レードアップ手段4は処理対象としない。
【0029】a).ボトルネック資源が中央処理装置の
場合
【0030】システムグレードアップ手段4が中央処理
装置のボトルネックを解消するためにとる処置は中央処
理装置を1ランク上位の機種に置換することである。
【0031】まず、評価データコピー12に記録されて
いる中央処理装置のモデル名を限界値テーブル6に照合
し、該当中央処理装置よりも上位機種の中央処理装置が
存在するか否かを検索する(図4ないし図6のステップ
42)。
【0032】もし中央処理装置の上位機種が存在するな
らば、評価データコピー12に記録されている中央処理
装置モデル名を1ランク上位機種の中央処理装置モデル
名に更新する(図4ないし図6のステップ43)。
【0033】もし中央処理装置の上位機種が存在しない
ならば、評価データコピー12に記録されている中央処
理装置モデル名は更新しない。
【0034】システムグレードアップ手段4は上記処理
が終了したら、システム性能診断手段3に処理の終了を
通知する(図4ないし図6のステップ44)。
【0035】例えば、図7に示されるように、評価デー
タコピー12に記録されている中央処理装置のモデル名
がS3300−8Nであり、限界値テーブル6に中央処
理装置のモデル名として下位からS3300−2N、S
3300−4N、S3300−6N、S3300−8
N、S3300−10N、S3300−20Nが記載さ
れている場合には、S3300−8Nの1ランク上位で
あるS3300−10Nが選択される。そして、評価デ
ータコピー12に記録されている中央処理装置モデル名
をS3300−8NからS3300−10Nに更新す
る。
【0036】b).ボトルネック資源が外部記憶装置の
場合
【0037】システムグレードアップ手段4が外部記憶
装置のボトルネックを解消するためにとる処置は、外部
記憶装置を1台新設しボトルネックとなっている外部記
憶装置の入出力回数の1/2をその新設された外部記憶
装置へ分与してボトルネックとなっている外部記憶装置
の負荷を分散することである。
【0038】そこでまず、ボトルネックとなっている外
部記憶装置が接続されている外部記憶装置制御装置の配
下に外部記憶装置を1台増設できるかどうかを判定す
る。つまりボトルネックとなっている外部記憶装置が接
続されている外部記憶装置制御装置配下の接続外部記憶
装置数を評価データコピー12の外部記憶装置制御装置
表から読み出し、限界値テーブル6の外部記憶装置制御
装置表に記録されている接続可能外部記憶装置数と比較
する(図4ないし図6のステップ45)。
【0039】比較した結果、接続可能な外部記憶装置数
に余裕がある場合には、外部記憶装置を1台新設する。
つまり評価データコピー12の外部記憶装置制御装置表
に記録されている接続外部記憶装置数に1台加算し、そ
して接続外部記憶装置名に追加した新外部記憶装置の識
別名を記録し、また外部記憶装置表にも新外部記憶装置
の識別名を追加する。さらにボトルネックとなっている
外部記憶装置の入出力回数を1/2に減らすとともに、
その同じ入出力回数を新外部記憶装置の入出力回数に設
定するように評価データコピー12のデータを更新する
(図4ないし図6のステップ46)。
【0040】もしすでにボトルネックとなっている外部
記憶装置が接続されている外部記憶装置制御装置の接続
可能外部記憶装置数まで外部記憶装置が接続されていた
場合には、システムに外部記憶装置制御装置を1台増設
できるかどうかを判定する。つまり限界値テーブル6の
外部記憶装置制御装置表に記録されている最大外部記憶
装置制御装置数と評価データコピー12の外部記憶装置
制御装置表の外部記憶装置制御装置の数とを比較する
(図4ないし図6のステップ47)。
【0041】システム全体の外部記憶装置制御装置数が
最大外部記憶装置制御装置数に達していない場合には、
外部記憶装置制御装置を1台新設し、その新設した外部
記憶装置制御装置の配下に外部記憶装置を1台新設す
る。つまり評価データコピー12の外部記憶装置制御装
置表に新設する外部記憶装置制御装置の識別名を追加
し、接続外部記憶装置台数に1を書き込み、接続外部記
憶装置名に新設する外部記憶装置の識別名を追加する。
外部記憶装置表のボトルネックとなっている外部記憶装
置の入出力回数を1/2に減らし、その同じ入出力回数
を外部記憶装置制御装置表の新外部記憶装置制御装置の
入出力回数に設定するように評価データコピー12のデ
ータを更新する(図4ないし図6のステップ48)。
【0042】システムグレードアップ手段4は上記処理
が終了したら、システム性能診断手段3に処理の終了を
通知する(図4ないし図6のステップ49)。
【0043】もしシステムに外部記憶装置制御装置を追
加できない場合には、外部記憶装置の増設によりボトル
ネックを解消することはできない。この場合にはシステ
ムグレードアップ手段4は評価データコピー12を一切
更新せずにシステム性能診断手段3に処理の終了を通知
する(図4ないし図6のステップ49)。
【0044】例えば、図8に示されるように限界値テー
ブル6の外部記憶装置制御装置表に記録されている最大
外部記憶装置制御装置数が6で、接続可能外部記憶装置
数が16で、しかも評価データコピー12の外部記憶装
置制御装置表にボトルネックとなっている外部記憶装置
MS51が外部記憶装置制御装置MC06に接続されて
おり、外部記憶装置制御装置MC06に接続されている
外部記憶装置数が11であり、そして評価データコピー
12の外部記憶装置表に記録されているボトルネックと
なっている外部記憶装置MS51の入出力回数が15.
5回の場合には、評価データコピー12の外部記憶装置
表に記録されている外部記憶装置MS51の入出力回数
を「15.5/2=7.8」に変更するとともに新たに
識別名MS××の外部記憶装置を追加し、その入出力回
数に「7.8」を書き込む。また、評価データコピー1
2の外部記憶装置表に記録されている外部記憶装置制御
装置MC06の接続外部記憶装置数を11から12に変
更するとともに接続外部記憶装置名にMS××を追加す
る。
【0045】しかしながら、外部記憶装置制御装置MC
06に接続されている外部記憶装置数が16のばあいに
は、図9に示されるように、評価データコピー12の外
部記憶装置表に記録されている識別名に新たにMC××
を追加し、その入出力回数に「7.8」を、接続外部記
憶装置数に1を、接続外部記憶装置名にMS××を書き
込む。同時に評価データコピー12の外部記憶装置表に
記録されている外部記憶装置MS51の入出力回数を
「15.5/2=7.8」に変更するとともに新たに識
別名MS××の外部記憶装置を追加し、その入出力回数
に「7.8」を書き込む。
【0046】c).ボトルネック資源が外部記憶装置制
御装置の場合
【0047】システムグレードアップ手段4がボトルネ
ックを解消するためにとる処置は、外部記憶装置制御装
置を1台新設し、ボトルネックとなっている外部記憶装
置制御装置の配下にある外部記憶装置の半数をその新設
された外部記憶装置制御装置へ移動することにより、ボ
トルネックの外部記憶装置制御装置の負荷を分散するこ
とである。
【0048】システムに外部記憶装置制御装置を1台増
設できるかどうかを判定する。つまり限界値テーブル6
の外部記憶装置制御装置表に記録されている最大外部記
憶装置制御装置数と評価データコピー12の外部記憶装
置制御装置表に記録されている外部記憶装置制御装置の
数とを比較する(図4ないし図6のステップ4A)。
【0049】比較した結果、システム全体の外部記憶装
置制御装置数が最大外部記憶装置制御装置数に達してい
ない場合には、外部記憶装置制御装置を1台新設する。
つまり評価データコピー12の外部記憶装置制御装置表
に新設する外部記憶装置制御装置の識別名を追加すると
ともにその接続外部記憶装置台数の欄にボトルネックと
なっている外部記憶装置制御装置の配下にある外部記憶
装置の半数を記載する。さらに評価データコピー12の
外部記憶装置制御装置表の接続外部記憶装置名の欄に移
動する外部記憶装置の識別名を記載し、そして入出力回
数の欄に移動する外部記憶装置の入出力回数の総計を記
載する。また移動元の外部記憶装置制御装置の配下にあ
る接続外部記憶装置名から移動した外部記憶装置名を削
除し、入出力回数から移動した外部記憶装置の入出力回
数の総計を減算設定するように評価データコピー12の
データを更新する(図4ないし図6のステップ4B)。
【0050】システムグレードアップ手段4は上記処理
が終了したら、システム性能診断手段3に処理の終了を
通知する(図4ないし図6のステップ4C)。
【0051】もしシステムに外部記憶装置制御装置を追
加できない場合には、外部記憶装置制御装置の増設によ
りボトルネックを解消することはできない。この場合に
は、システムグレードアップ手段4は評価データコピー
12を一切更新せずにシステム性能診断手段3に処理の
終了を通知する(図4ないし図6のステップ4C)。
【0052】例えば、図10に示されるように評価デー
タコピー12の外部記憶装置制御装置表にボトルネック
となっている外部記憶装置制御装置MC02の入出力回
数62.2回、接続外部記憶装置数9、接続外部記憶装
置名MS11〜MS19が記録され、さらに評価データ
コピー12の外部記憶装置表にMS11の入出力回数1
5.5回、MS12の入出力回数6.9回、MS13の
入出力回数8.9回、MS14の入出力回数5.5回が
記録されている場合は、新たに外部記憶装置MS11〜
MS14を配下とする外部記憶装置制御装置MC××を
追加する。すなわち評価データコピー12の外部記憶装
置制御装置表に新たに識別名MC××を追加し、その入
出力回数に25.4回(15.5+6.9+8.9+
5.5)を、接続外部記憶装置数に4を、接続外部記憶
装置名にMS11〜MS14を書き込み、同時に外部記
憶装置制御装置MC02の入出力回数を62.2回から
36.8回に、接続外部記憶装置数を9から5に書換
え、接続外部記憶装置名からMS11〜MS14を削除
する。
【0053】7).次に、システム性能診断手段3にシ
ステムグレードアップ手段4の処理の終了が通知される
と、システム性能診断手段3はシステム性能予測手段2
を起動する。
【0054】8).システム性能予測手段2は評価デー
タコピー12を入力データとして実行されるジョブ群の
処理時間やシステムを構成する各資源の使用率といった
システムの性能を予測する。この性能予測結果のうちシ
ステムを構成する各資源の使用率を評価データコピー1
2に格納・更新する。
【0055】9).システム性能予測手段2は評価デー
タコピー12に性能予測結果を格納・更新した後、シス
テム性能診断手段3に処理の終了を通知する。
【0056】10).システム性能診断手段3は、シス
テムグレードアップ手段4とシステム性能予測手段2を
起動した後、評価データコピー12を入力して性能診断
を実施する。この性能診断おいてボトルネック資源が検
出された場合には、再びシステムグレードアップ手段4
を起動する。
【0057】この性能診断おいてボトルネック資源が検
出されなかった場合には、システム性能診断手段3は性
能予測・診断装置1に自動グレードアップモードでの性
能診断処理の終了を通知する。
【0058】以上のように機能するシステムグレードア
ップ手段4によって、性能予測・診断装置1の自動グレ
ードアップモードでの性能診断機能が実現される。性能
予測・診断装置1の自動グレードアップモードでの性能
診断機能を利用することによって、従来は多大なる手間
と工数をかけないと実施することができなかった性能評
価作業、つまり対象システムに性能問題が発生していな
いかどうかを診断し、その診断結果として性能を低下さ
せたボトルネックを検出した場合には改善案を設定し、
その改善案が実施された場合のシステム性能を予測し、
さらにその予測結果に性能問題が発生していないかどう
かを判定するという、一連の性能評価作業をボトルネッ
クが解消するまで自動的に連続的に容易に実施すること
が可能となる。
【0059】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、システムグレードアップ手段が、
システム性能予測手段によって予測された改善案のシス
テム性能に基づいて当該改善案にてシステムの性能を低
下させるボトルネック資源が生じるか否かを前記システ
ム性能診断手段に診断させると共に当該改善案のシス
テム性能にボトルネック資源が生じなくなるまで前記改
善案を前記システム性能予測手段に出力するため、計算
機システムのシステム性能診断とシステム性能予測を自
動的に連続して行うとともに改善案の効果も知ることが
でき、これがため、手間と工数をかけないで容易に短時
間で高精度な計算機システムの性能評価作業を行うこと
ができるという従来にない優れた性能予測・診断装置シ
ステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1における性能基準値の一例を示す説明図で
ある。
【図3】図1におけるロード手段によるシステム稼働状
況記録データの読み込み処理と評価データおよびそのコ
ピーの作成処理の一例を示す説明図である。
【図4】図1の実施例におけるシステムグレードアップ
処理の一例を示す流れ図である。
【図5】図1の実施例におけるシステムグレードアップ
処理の一例を示す流れ図である。
【図6】図1の実施例におけるシステムグレードアップ
処理の一例を示す流れ図である。
【図7】図1の実施例における中央処理装置のグレード
アップ処理を示した概要図である。
【図8】図1の実施例における外部記憶装置のグレード
アップ処理を示した概要図である。
【図9】図1の実施例における外部記憶装置の他のグレ
ードアップ処理を示した概要図である。
【図10】図1の実施例における外部記憶装置制御装置
のグレードアップ処理を示した概要図である。
【符号の説明】
1 性能予測・診断装置 2 システム性能予測手段 3 システム性能診断手段 4 システムグレードアップ手段 5 性能基準値 6 限界値テーブル 7 外部記憶装置 8 システム稼働状況記録データ 9 主記憶装置 10 ロード手段 11 評価データ 12 評価データコピー

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算機システムに性能問題が発生してい
    ないかを診断すると共に当該計算機システムの性能を低
    下させた原因であるボトルネック資源を検出するシステ
    ム性能診断手段と、当該計算機システムの機器構成の変
    更や業務の追加・変更を行った時のシステム性能を予測
    するシステム性能予測手段とを備えた性能予測・診断装
    置システムにおいて、 前記システム性能診断手段によって認定されたボトルネ
    ック資源の改善案を設定すると共に当該改善案の場合の
    システム性能を前記システム性能予測手段に予測させる
    システムグレードアップ手段を備え、 このシステムグレードアップ手段は、前記システム性能
    予測手段によって予測された改善案のシステム性能に基
    づいて当該改善案にてシステムの性能を低下させるボト
    ルネック資源が生じるか否かを前記システム性能診断手
    段に診断させると共に当該改善案のシステム性能にボト
    ルネック資源が生じなくなるまで前記改善案を前記シス
    テム性能予測手段に出力する手段を備えたことを特徴と
    する性能予測・診断装置システム。
  2. 【請求項2】 前記システムグレードアップ手段が、前
    記システム性能診断手段によって前記ボトルネック資源
    としてCPUが検出された場合には、当該計算機システ
    ムを構成している又は改善案となったCPUモデルを1
    ランク上位の上位機種に置き換える改善案を設定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の性能予測・診断装置シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記システムグレードアップ手段が、前
    記システム性能診断手段によって前記ボトルネック資源
    として外部記憶装置が検出された場合には、当該計算機
    システムの構成に外部記憶装置を1台追加する改善案を
    設定することを特徴とする請求項1記載の性能予測・診
    断装置システム。
  4. 【請求項4】 前記システムグレードアップ手段が、前
    記システム性能診断手段によってボトルネック資源とし
    て外部記憶装置制御装置が検出された場合にその時点の
    計算機システムの構成に外部記憶装置制御装置を1台
    する改善案を設定することを特徴とする請求項1記載
    の性能予測・診断装置システム。
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