JP4654707B2 - ボトルネック検出システム、測定対象サーバ、ボトルネック検出方法およびプログラム - Google Patents

ボトルネック検出システム、測定対象サーバ、ボトルネック検出方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数のトランザクションを並行処理する際のボトルネックを検出するボトルネック検出システム、測定対象サーバ、ボトルネック検出方法およびプログラムに関する。
複数の処理要求(以降、「トランザクション」と呼ぶ)を並行処理するシステム(以降、「サーバ」と呼ぶ)の性能を評価する方法の一例が非特許文献1に記載されている。
この方法では、1トランザクションの処理で使用するサーバ・リソース(CPUやDisk)の時間という性能基礎データと待ち行列網理論に基づく性能予測モデルを使うことで、サーバが複数トランザクションを処理する際の性能(主には、トランザクションのレスポンス時間とサーバのスループットの関係)を見積もる。
ここで、例えば、非特許文献2に記載のように性能予測モデルとして性能シミュレータを使う場合もあるが、性能評価における入力データと出力結果は上記の非特許文献1と同様である。
さて、この方法で使用する性能予測モデルでは、通常、下記の前提の下で性能を予測している。
1)1トランザクションの処理で使用するサーバ・リソース時間は、サーバが単位時間に処理すべきトランザクション数が変化しても同じ、2)複数トランザクションの間で競合するのは、入力データに対応するサーバ・リソースのみ。このため、これらの前提が成立するサーバ(トランザクションを処理するソフトウェアを含む)では、性能予測モデルで得られる結果(トランザクションのレスポンス時間とサーバのスループットの関係)は、ほぼ忠実に実際のサーバ性能を反映したものとなる。
逆に、1)の条件が成立しないサーバの場合は複数のトランザクションを処理する場合に使用量が増加するサーバ・リソースがボトルネックとなる。
また、2)の条件が成立しないサーバの場合、性能予測モデルに反映されていない要素が実サーバのボトルネックとなるため、それら性能は、性能予測モデルで得られる結果より悪くなってしまうという問題(性能問題)が発生する。
このような問題の実例を4つのCPUを持つサーバが4つのトランザクション処理を同時に開始した状況を図11および図12に示す。
図11では、トランザクション処理中に排他制御の必要な(他のトランザクション処理と同時には実行できない)処理があり、その実行権を獲得するためにCPUを使ってbusy waitする状況を示している。
この場合、1個のトランザクションを処理するために必要なCPU時間は3単位であるが、図11の状況では、各トランザクションの処理に各々3、4、5、6単位のCPU時間を必要としているため、平均で4.5単位となり、1個のトランザクションを処理するために必要なCPU時間が増加することになる。
一方、図12では、排他制御が必要な処理の実行権を獲得するための待ちに、セマフォ等を利用することで、CPUを使わずに待つ状況を示している。もし、排他制御がないとすると、4CPUのサーバは3単位のCPU処理を必要とするトランザクションを1単位時間に4/3個実行できる計算になるが、図12の状況では、排他制御のためのセマフォがボトルネックとなり、1単位時間に1トランザクションしか処理できない、すなわち、性能が予測より悪くなることになる。
また、個々のトランザクション処理プロセスがCPU使用時間を返送するインターフェースを備え、各トランザクション処理プロセスの処理能力の測定がトランザクション処理システム全体の処理能力と同時に測定することが可能となるとともに、個々のプロセスの処理能力を同時に計測しているため、トランザクション処理システム内でボトルネックとなっているトランザクション処理プロセスの特定が可能となる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−14189号公報 Takashi Horikawa, Performance Analysis of a Client−Server System Using Queueing Networks: A Case Study, Int. Trans. Opl Res. Vol. iv, No. 3, pp. 199−209, 1997. http://www.hyperformix.com/Default.asp?Page=210
しかしながら、上述した従来例においては次のような問題点があった。
上記のような性能問題を解消し、性能モデルによる予測結果通りの性能を発揮させるためには、実サーバのボトルネックを見つけて解消する必要があるが、従来の性能測定・分析方法では、ボトルネックの原因となる部分、さらにはその原因(図11によるものか図12によるものか)を調べる定型的な方法がなかったため、高度な知識を持つ熟練技術者が、種々の測定ツールを組み合わせてサーバの動作を調べ、その結果と熟練技術者の経験に基づいてボトルネックを推定していた。このため、ボトルネックを特定する作業には担当できる技術者に制約があり、また時間も掛かる上、場合によってはボトルネックの推定を誤ってしまい、以降に実施する対策作業が無駄になってしまうこともあるという問題があった。
すなわち、情報処理システム、特に、複数のトランザクションを並行処理するサーバでは、1つのトランザクションを処理する際の動作に問題はなくても、複数のトランザクションを並行処理する際にボトルネックが発生し、当初計画していた性能を発揮できない場合がある。このような問題に対して対策を講じるためには、問題となっているトランザクション処理ソフトウェアにおいてどの部分がボトルネックとなっているのか、また、その原因は何かを特定する必要がある。従来、このような目的を実現する体系的な方法がなかったため、サーバの動作状況をモニタする様々なツールを熟練者が状況に応じて使い分けて原因を究明していたため、時間がかかる上、人的リソースの問題も大きく、システム構築コストを引き上げる原因の一つとなっていた。
そこで、本発明は、複数のトランザクションを並行処理する際のボトルネックについて、その発生箇所の特定を可能とするボトルネック検出システム、測定対象サーバ、ボトルネック検出方法およびソフトウェアを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、指定された負荷量のトランザクションを処理しているときの測定対象サーバの実行履歴を収集するトレーサと、
前記トレーサから前記実行履歴を受け取り、解析し、前記測定対象サーバ内のソフトウェア部品についての性能指標を分析する解析手段と、
前記解析手段から解析結果を受け取り、取得した前記負荷量を示す値から前記負荷量と前記性能指標の関係を示す結果集計表を作成する集計手段と、
前記結果集計表に格納された値を所定のアルゴリズムで処理することにより、ボトルネックを特定する判定手段と、
を備えるボトルネック検出システムであって、
前記結果集計表には、指定された負荷量が各回ごとに異なる複数回の前記負荷量と前記性能指標の関係が集計され、値名[i]を、前記結果集計表中の前記各回の回数を示す変数とし、[i]回における各ソフトウェア部品についての経過時間を経過時間[i]とし、[i]回における各ソフトウェア部品についてのCPU使用時間をCPU使用時間[i]とし、値名[1]は最も前記負荷量が少ない初回を示すものとすると、
前記所定のアルゴリズムは、前記結果集計表中の各ソフトウェア部品について経過・CPU時間比[i]=経過時間[i]/CPU使用時間[i]と、CPU使用時間比[i]=CPU使用時間[i]/CPU使用時間[1]を前記各回について求め、次に、特定のでの全ソフトウェア部品の経過・CPU時間比[i]の平均値およびCPU使用時間比[i]の平均値を前記各回について求め、経過・CPU時間比とCPU使用時間比について、各ソフトウェア部品と平均値の値を比較し、前記負荷量が増えるに従って平均値よりも値が著しく大きくなっている要素を見つけ、CPU使用時間比が、平均値よりも値が著しく大きくなっている要素となっているソフトウェア部品のCPU使用時間をボトルネックと判定し、また、経過・CPU時間比が、平均値よりも値が著しく大きくなっている場合には、そのソフトウェア部品のCPU使用時間以外の要素がボトルネックであると判定することを特徴とするボトルネック検出システムである。
請求項2記載の発明は、指定された負荷量に従って負荷発生手段から送られたトランザクションを処理する測定対象サーバであって、
トレーサによって、トランザクションを処理しているときの実行履歴が収集され、
解析手段によって、前記トレーサから前記実行履歴が受け取られ、解析され、自機内のソフトウェア部品についての性能指標が分析され、
集計手段によって、前記解析手段から解析結果が受け取られ、取得された前記負荷量を示す値から前記負荷量と前記性能指標の関係を示す結果集計表が作成され、
判定手段によって、前記結果集計表に格納された値が所定のアルゴリズムで処理されることにより、ボトルネックが特定される測定対象サーバにおいて、
前記結果集計表には、指定された負荷量が各回ごとに異なる複数回の前記負荷量と前記性能指標の関係が集計され、値名[i]を、前記結果集計表中の前記各回の回数を示す変数とし、[i]回における各ソフトウェア部品についての経過時間を経過時間[i]とし、[i]回における各ソフトウェア部品についてのCPU使用時間をCPU使用時間[i]とし、値名[1]は最も前記負荷量が少ない初回を示すものとすると、
前記所定のアルゴリズムは、前記結果集計表中の各ソフトウェア部品について経過・CPU時間比[i]=経過時間[i]/CPU使用時間[i]と、CPU使用時間比[i]=CPU使用時間[i]/CPU使用時間[1]を前記各回について求め、次に、特定のでの全ソフトウェア部品の経過・CPU時間比[i]の平均値およびCPU使用時間比[i]の平均値を前記各回について求め、経過・CPU時間比とCPU使用時間比について、各ソフトウェア部品と平均値の値を比較し、前記負荷量が増えるに従って平均値よりも値が著しく大きくなっている要素を見つけ、CPU使用時間比が、平均値よりも値が著しく大きくなっている要素となっているソフトウェア部品のCPU使用時間をボトルネックと判定し、また、経過・CPU時間比が、平均値よりも値が著しく大きくなっている場合には、そのソフトウェア部品のCPU使用時間以外の要素がボトルネックであると判定することを特徴とする測定対象サーバである。
請求項3記載の発明は、トレーサが指定された負荷量のトランザクションを処理しているときの測定対象サーバの実行履歴を収集するステップを有し、
解析手段が前記トレーサから前記実行履歴を受け取り、解析し、前記測定対象サーバ内のソフトウェア部品についての性能指標を分析するステップを有し、
集計手段が前記解析手段から解析結果を受け取り、取得した前記負荷量を示す値から前記負荷量と前記性能指標の関係を示す結果集計表を作成するステップを有し、
判定手段が前記結果集計表に格納された値を所定のアルゴリズムで処理することにより、ボトルネックを特定するステップを有するボトルネック検出方法であって、
前記結果集計表には、指定された負荷量が各回ごとに異なる複数回の前記負荷量と前記性能指標の関係が集計され、値名[i]を、前記結果集計表中の前記各回の回数を示す変数とし、[i]回における各ソフトウェア部品についての経過時間を経過時間[i]とし、[i]回における各ソフトウェア部品についてのCPU使用時間をCPU使用時間[i]とし、値名[1]は最も前記負荷量が少ない初回を示すものとすると、
前記所定のアルゴリズムは、前記結果集計表中の各ソフトウェア部品について経過・CPU時間比[i]=経過時間[i]/CPU使用時間[i]と、CPU使用時間比[i]=CPU使用時間[i]/CPU使用時間[1]を前記各回について求め、次に、特定のでの全ソフトウェア部品の経過・CPU時間比[i]の平均値およびCPU使用時間比[i]の平均値を前記各回について求め、経過・CPU時間比とCPU使用時間比について、各ソフトウェア部品と平均値の値を比較し、前記負荷量が増えるに従って平均値よりも値が著しく大きくなっている要素を見つけ、CPU使用時間比が、平均値よりも値が著しく大きくなっている要素となっているソフトウェア部品のCPU使用時間をボトルネックと判定し、また、経過・CPU時間比が、平均値よりも値が著しく大きくなっている場合には、そのソフトウェア部品のCPU使用時間以外の要素がボトルネックであると判定することを特徴とするボトルネック検出方法である。
請求項4記載の発明は、トレーサに指定された負荷量のトランザクションを処理しているときの測定対象サーバの実行履歴を収集する処理を実行させ、
解析手段に前記トレーサから前記実行履歴を受け取り、解析し、前記測定対象サーバ内のソフトウェア部品についての性能指標を分析する処理を実行させ、
集計手段に前記解析手段から解析結果を受け取り、取得した前記負荷量を示す値から前記負荷量と前記性能指標の関係を示す結果集計表を作成する処理を実行させ、
判定手段に、前記結果集計表に格納された値を所定のアルゴリズムで処理することにより、ボトルネックを特定する処理を実行させるプログラムであって、
前記結果集計表には、指定された負荷量が各回ごとに異なる複数回の前記負荷量と前記性能指標の関係が集計され、値名[i]を、前記結果集計表中の前記各回の回数を示す変数とし、[i]回における各ソフトウェア部品についての経過時間を経過時間[i]とし、[i]回における各ソフトウェア部品についてのCPU使用時間をCPU使用時間[i]とし、値名[1]は最も前記負荷量が少ない初回を示すものとすると、
前記所定のアルゴリズムは、前記結果集計表中の各ソフトウェア部品について経過・CPU時間比[i]=経過時間[i]/CPU使用時間[i]と、CPU使用時間比[i]=CPU使用時間[i]/CPU使用時間[1]を前記各回について求め、次に、特定のでの全ソフトウェア部品の経過・CPU時間比[i]の平均値およびCPU使用時間比[i]の平均値を前記各回について求め、経過・CPU時間比とCPU使用時間比について、各ソフトウェア部品と平均値の値を比較し、前記負荷量が増えるに従って平均値よりも値が著しく大きくなっている要素を見つけ、CPU使用時間比が、平均値よりも値が著しく大きくなっている要素となっているソフトウェア部品のCPU使用時間をボトルネックと判定し、また、経過・CPU時間比が、平均値よりも値が著しく大きくなっている場合には、そのソフトウェア部品のCPU使用時間以外の要素がボトルネックであると判定することを特徴とするプログラムである。
本発明のボトルネック検出システム、測定対象サーバ、ボトルネック検出方法およびソフトウェアによれば、まず、測定対象サーバで処理すべき負荷が増えたときのボトルネックについて、その発生源であるソフトウエア部品を判断できる。その理由は、カーネル・プローブとアプリケーション・プローブを組み合わせて採取したイベント・トレースを分析し、各ソフトウエア部品について性能指標を求め、ボトルネックを判定しているためである。また、ボトルネックの原因がCPU使用時間なのかそれ以外の原因によるものなのかを判断することができる。その理由は、イベント・トレースの分析により、各ソフトウエア部品の性能指標としてCPU消費時間と経過時間を求め、ボトルネックを判定しているためである。
次に、本発明の一実施の形態について図を参照して詳細に説明する。
図1を参照すると、本実施の形態におけるボトルネック検出システムは、ソフトウェア制御により動作する測定対象サーバ10と、負荷発生手段11と、解析手段12と、集計手段13と、判定手段14と、制御手段15とから構成されている。
測定対象サーバ10は、ソフトウェア部品1〜3、OS kernel4、トレーサ5とから構成されている。また、OS kernel4内にはカーネル・プローブ、ソフトウェア部品1〜3内にはアプリケーション・プローブが内蔵されている。
これらの手段はそれぞれ概略以下のような機能を有している。
負荷発生手段11は、制御手段15から指定された負荷量に従って測定対象サーバ10にトランザクションを送る機能を有している。
測定対象サーバ10は、負荷発生手段11から送られるトランザクションをOS kernel4が受け取り、これをソフトウェア部品1〜3に渡して処理を行ない、処理結果をOS kernel4を通してトランザクションの要求元に返す機能を有している。
また、トレーサ5は、OS kernel4に埋め込まれたカーネル・プローブおよびアプリケーション・プローブからソフトウェア実行状況に関する情報を受け取り、これを時系列データ(トレース・データ)として記録する。なお、トレーサ5によるトレース・データ収集は、制御手段15からの指示に基づいて開始、終了する。
解析手段12は、制御手段15からの指示に基づき、測定対象サーバ10内のトレーサ5からトレース・データを受け取り、解析を行なう機能を有している。
集計手段は、制御手段15からの指示に基づき、解析手段12から解析結果、制御手段15から負荷量を示す値を受け取り、それらを記録する機能を有している。
制御手段15は、負荷発生手段11への負荷量を指定しての負荷発生指示、トレーサ5へのトレース・データ収集の開始・終了指示、解析手段12へのトレース解析指示、集計手段に負荷量を示す値を渡しての集計指示、という一連の操作を、負荷量を変化させて繰り返し行なうことで、集計手段内に各種負荷量についての解析結果を集計結果表として蓄積させる機能を有している。
判定手段14は、制御手段15からの指示に基づき、集計結果表を入力し、測定対象サーバ10のボトルネックを判定する機能を有している。
次に、図1〜7を参照して本実施の形態におけるボトルネックを検出する処理動作について詳細に説明する。
まず、前提として、測定対象サーバ10によるトランザクション処理について説明する。
測定対象サーバ10において、トランザクション処理に関与するのは、OS kernel4とソフトウェア部品1〜3である。OS kernel4は、複数ソフトウェアの並行実行(マルチ・プロセス)をサポートするオペレーティング・システムであり、プロセスの復帰(CPU使用開始・再開)とプロセスの退避(CPU使用中断・終了)処理を行なう部分にカーネル・プローブが設置してある。
ソフトウェア部品1〜3は、トランザクションを処理するソフトウェアを構成する部品であり、ソフトウェア部品1、2、3の順に動作して、トランザクションを処理するようになっている。各ソフトウェア部品には、各ソフトウェア部品が実行するトランザクション処理の開始部分と終了部分にアプリケーション・プローブが設置してある。カーネル・プローブが検出するイベントの表記および意味を図2、アプリケーション・プローブが検出するイベントの表記を図3に示す。なお、これらの表記は図4以降で使用する。
測定対象サーバ10の各ソフトウェア要素(OS kernel4およびソフトウェア部品1〜3)が1個のトランザクションを処理する際の動作をシーケンス図表記したものを図4に示す。まず、測定対象サーバ10外部からトランザクションが入力されると、OS kernel4は、トランザクションを処理するプロセス(ここではn)を作成し、その実行を開始する(イベントPRn)。
その後、処理はOS kernel4からソフトウェア部品1に移動し、ソフトウェア部品1のトランザクションの処理を開始する(イベントAP1i)。次に、ソフトウェア部品1は、ソフトウェア部品2にトランザクションの処理を依頼する。
これにより、処理は、ソフトウェア部品1からソフトウェア部品2に移動し、ソフトウェア部品2のトランザクションの処理を開始する(イベントAP2i)。次に、ソフトウェア部品2は、ソフトウェア部品3にトランザクションの処理を依頼する。
これにより、処理はソフトウェア部品2からソフトウェア部品3に移動し、ソフトウェア部品3のトランザクションの処理を開始する(イベントAP3i)。
ソフトウェア部品3はトランザクションの処理を完了すると、ソフトウェア部品3は処理結果をソフトウェア部品2に返し、処理を終了する(イベントAP3o)。
ソフトウェア部品2はソフトウェア部品3から受け取った処理結果に対して処理した結果をソフトウェア部品1に返し、処理を終了する(イベントAP2o)。
ソフトウェア部品1はソフトウェア部品2から受け取った処理結果に対して処理した結果をOS kernel4に返し、処理を終了する(イベントAP1o)。
OS kernel4は、ソフトウェア部品1から受け取った処理結果をトランザクションの要求元に返し、トランザクション処理を担当したプロセス(n)の実行を完了させる(イベントPSn)。
以上、本測定対象サーバ10では、1個のトランザクションを処理するために1個のプロセスが生成され、処理完了時にプロセスの実行を完了させるため、プロセスとトランザクションが1対1に対応している。
測定対象サーバ10が複数のトランザクションを並行する際の動作の例を図5に示す。図5では、簡便的に、カーネル・プローブからのイベントのみを記載してある。
図5を参照すると、まず、プロセス1が動作していた状況において、時刻T1でプロセス1の実行を中断(PS1)およびプロセス2の実行を開始(PR2)する。
時刻T2でプロセス2の実行を中断(PS2)およびプロセス4の実行を開始(PR4)する。
時刻T3でプロセス4の実行を中断(PS4)およびプロセス1の実行を再開(PR1)する。
時刻T4でプロセス1の実行を中断(PS1)およびプロセス3の実行を開始(PR3)する。
時刻T5でプロセス3の実行を中断(PS3)およびプロセス2の実行を再開(PR2)する。
このようなプロセスの切り換え操作は、マルチ・プロセスをサポートするOSでは通常行なわれている操作であり、タイムスライス(と呼ばれる一定時間ごとに発生する割り込み)もしくは、プロセスによる自発的なCPUの使用中断や完了を契機として行なわれる。
複数のトランザクションを並行している状態における1個のトランザクション処理の動作をシーケンス図として表記したものを図6に示す。この図では、図4と同様、トランザクション処理を担うプロセスをnとして表記している。図6と図4との違いは、トランザクションを処理するためにCPUを使用している途中にプロセスの切り換えが発生している点である。図6では、T3とT7でプロセス退避(イベントPSn)、時刻T4とT8でプロセス復帰(イベントPRn)が発生している。
次に、トレーサ5およびトレーサ5が採取したイベント・トレースの解析について説明する。
トレーサ5は、トレース採取期間中に測定対象サーバ10内で発生するすべてのイベントを時系列データとして記録する機能を有している。
ここで、トレース対象となるイベントは、カーネル・プローブおよびアプリケーション・プローブに対応している。すなわち、これらのプローブが測定対象サーバ10におけるソフトウェア実行に伴って実行されると、一旦トレーサ5に制御が渡り、当該プローブが検出したイベントの内容(図2と図3に記載)およびその発生時刻(トレーサ5がイベントを記録する時刻で近似)が1イベント分のデータとして測定対象計算機内に用意した記録装置に記録した後、元のソフトウェア実行を再開する。
イベントの発生時刻は、例えば、測定対象サーバ10のCPUが提供する機能を使って取得することが可能であり、その他の公知の技術によって取得されてもよい。トレース・データを記録するための記録装置としては、例えば、測定対象サーバ10の主記憶内に割り当てたトレース・データ用の領域を使用することが可能であり、外部記憶媒体が利用されてもよい。
解析手段12は、トレーサ5により採取されたトレース・データを分析し、各トランザクションについてソフトウェア部品毎のCPU使用時間と経過時間を求める。ここで、CPUはリソースの一例であり、リソースにはDiskやネットワーク、メモリ等を含む。
具体的な計算方法を、図6のイベント系列を例に説明する。まず、ソフトウェア部品1は、時刻T2で実行を開始(AP1i)し、時刻T5で処理をソフトウェア部品2に移動させており、この間、時刻T3でプロセスの実行を中断(PSn)し、時刻T4でプロセスの実行を再開している(以降、前半処理と呼ぶ)。
また、時刻T10でソフトウェア部品2から処理結果を受け取り、時刻T11まで処理を行なった後、処理結果をOS kernel4に渡すとともに、処理をOS kernel4に移動させている(以降、後半処理と呼ぶ)。
この場合、ソフトウェア部品1前半処理の経過時間はT5−T2、後半処理の経過時間はT11−T10であり、全体としての経過時間は、(T5−T2)+(T11−T10)となる。
また、CPU使用時間の前半処理分は、T3からT4までの間CPUを使用していなかったので、この時間分を経過時間から差し引く、すなわち、(T5−T2)−(T4−T3)で求められる。
後半処理についてはCPU使用を中断した期間がなかったので、CPU使用時間は経過時間(T11−T10)と等しくなるので、全体としてのCPU使用時間は(T5−T2)−(T4−T3)+(T11−T10)となる。
同様に、ソフトウェア部品2の経過時間とCPU使用時間は両方とも(T6−T5)+(T10−T9)、ソフトウェア部品3の経過時間とCPU使用時間は、各々、T9−T6と(T9−T6)−(T8−T7)となる。
このように、経過時間はアプリケーション・プローブで検出されるイベントの時刻情報をもとに、当該ソフトウエア部品の処理を開始してから他のソフトウエア部品に処理を移すまでの時間を累計することで求まる。また、CPU使用時間は、上記経過時間から、CPU処理を中断していた時間、すなわち、カーネル・プローブで検出されるプロセス退避イベントからプロセス復帰イベントまでの時間を累計した時間を引いた時間として求めることができる。
以上に示した基本要素を利用して複数のトランザクションを並行処理する際のボトルネックを検出する方法を以下に示す。この方法は、制御手段15が、外部から取込まれた測定条件表(図8)を入力とし、図9のフロー・チャートに従って他の手段に対して順次指示を送ることで実行される。
測定条件表の1行は1回の測定・解析操作に対応しており、図8では、5種類の負荷(1件/秒、5件/秒、10件/秒、50件/秒、100件/秒)について測定・解析を行なうことを示している。
制御手段15は、まず、測定条件表の第一行に示された条件で測定・解析を行なう。すなわち、負荷発生装置に対して測定条件表の第1行目に指定された負荷量(この場合、1件/秒)を指定して負荷発生を指示し、測定条件表の第1行目に指定されたRamp up時間(測定対象サーバ10が指定された負荷量を定常的に処理する状態になるまでの時間。この場合、10秒)待つ(ステップ1)。なお、負荷発生手段11は、負荷発生を指示されると、指定された頻度でトランザクションを測定対象サーバ10に送り、測定対象サーバ10で処理された結果を受け取るようになっている。
次に、トレーサ5に対してトレース収集開始を指示し、測定条件表の第1行目に指定された測定時間(トレース・データを採取する時間。この場合、100秒)待つ(ステップ2)。
次に、トレーサ5に対してトレース収集終了を指示する(ステップ4)。これにより、トレーサ5は、トレース採取開始から終了までの時間(測定期間)における測定対象サーバ10の動作(ソフトウェア実行履歴)を記録したトレース・データを保持することになる(トレーサ5の説明参照)。
次に、制御手段15は、負荷発生装置に対して負荷発生停止を指示し、測定条件表の第1行目に指定されたRamp down時間(測定対象サーバ10が処理中のトランザクションを処理し終えてidleに戻るまでの時間)、15秒待つ(ステップ4)。
次に、制御手段15は、解析手段12に対してトレース解析を指示し、解析完了を待つ(ステップ5)。
解析手段12は、この指示を受け取ると、トレーサ5よりトレース・データを受け取り、解析手段12の説明に従って解析を行ない、各ソフトウェア部品のCPU使用時間と経過時間を求めた後、これらの数値を測定対象サーバ10がトレース・データ採取期間中に実行したトランザクションの数(本実施形態の場合、測定対象サーバ10がトレース・データ採取期間中に実行したトランザクションを処理するプロセスの数と同じである)で割り、1トランザクション当たりの平均値を求める。
次に、制御手段15は、集計手段13に対して、集計手段13にこの測定・解析での負荷量(この場合、1件/秒)を指定して結果集計を指示する。
集計手段13は、この指示を受け取ると、解析手段12より解析結果(各ソフトウェア部品の1トランザクション当たりのCPU使用時間と経過時間の平均値)を受け取り、指定された負荷量とともに結果集計表に記録する。
これまでに示した操作により、図7の結果集計表の1行(この場合、負荷量が1件/秒の行)が作成される。
このような一連の測定・解析、すなわち、図9のステップ1からステップ6を、制御手段15の制御の下、図8の測定条件表にある各行について実施(図9のループに対応)することで、図7の結果集計表全体を作成することができる。
図7の結果集計表が完成すると、制御手段15は、判定手段14に対してボトルネック判定を指示する(ステップ7)。
判定手段14は、この指示を受け取ると、集計手段13より結果集計表を受け取り、予め設定されているアルゴリズムで処理することにより、ボトルネック部分および原因を特定する。
本実施形態における判定手段14に設定されているアルゴリズムを以下に示す。まず、結果集計表中の各ソフトウエア部品について経過・CPU時間比[i]=経過時間[i]/CPU使用時間[i]と、CPU使用時間比[i]=CPU使用時間[i]/CPU使用時間[1]を求め、次に、全ソフトウエア部品の経過・CPU時間比[i]の平均およびCPU使用時間比[i]の平均を求める。ここで値名[i]は、表中の値名に対応する列においてindexがiの行にある値を示す表記である。
図7の結果集計表に対して上記の計算を施した結果を図10に示す。
次に、判定手段14では、経過・CPU時間比とCPU使用時間比について、各ソフトウエア部品と平均値の値を比較し、負荷が増えるに従って平均よりも値が著しく(例えば、平均値の2倍以上)大きくなっている要素を見つける。
図10を参照すると、ソフトウエア部品2のCPU使用時間比が、平均よりも値が著しく大きくなっている要素となっているので、この場合のボトルネックは、ソフトウエア部品2のCPU使用時間であると判定する。
また、この計算の結果、あるソフトウエア部品の経過・CPU時間比が、平均よりも値が著しく大きくなっている場合には、そのソフトウエア部品のCPU使用時間以外の要素がボトルネックであると判定する。
上記のように、本実施の形態によれば、測定対象サーバ10で処理すべき負荷が増えたときのボトルネックについて、その発生源であるソフトウエア部品を判断できる上、その原因がCPU使用時間なのかそれ以外の原因によるものなのかを判断することができる。
なお、上述する実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。例えば、上記の実施の形態における測定対象サーバ10および各手段の機能を実現するためのプログラムを各装置等に読込ませて実行することにより本システムの機能を実現する処理を行なってもよい。さらに、そのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であるCD−ROM、光磁気ディスク等を介して、または伝送媒体であるインターネット、電話回線等を介して伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。
上述する実施の形態は、測定対象サーバ10および各手段が別個に接続されているシステム構成について説明したが、各機能が1つのコンピュータシステムとして実現されている構成や機能毎に複数のサーバ装置等が追加された構成にも適用可能であることはもちろんである。特に、負荷発生の際に生ずる処理負担を分散する構成である、測定対象サーバ10と、負荷発生手段11を実現する負荷発生装置と、その他の各手段の機能を実現する装置とからなるシステムであってもよい。
本発明の実施形態におけるボトルネック検出システムの概略構成図である。 カーネル・プローブが検出するイベントの表記および意味を示す図である。 アプリケーション・プローブが検出するイベントの表記を示す図である。 測定対象サーバの各ソフトウェア要素が1個のトランザクションを処理する動作のシーケンス図である。 測定対象サーバが複数のトランザクションを並行するする動作のシーケンス図である。 複数のトランザクションを並行している状態における1個のトランザクションを処理する動作のシーケンス図である。 結果集計表の一例を示す図である。 測定条件表の一例を示す図である。 制御手段が、測定条件表を入力とし、他の手段に対して順次指示を送る処理動作を示すフロー・チャートである。 結果集計表に対して計算を施した結果の一例を示す図である。 従来の4つのCPUを持つサーバが4つのトランザクション処理を同時に開始した状況を示す図である。 従来の4つのCPUを持つサーバが4つのトランザクション処理を同時に開始した状況を示す図である。
符号の説明
1、2、3 ソフトウェア部品
4 OS kernel
5 トレーサ
10 測定対象サーバ
11 負荷発生手段
12 解析手段
13 集計手段
14 判定手段
15 制御手段

Claims (4)

  1. 指定された負荷量のトランザクションを処理しているときの測定対象サーバの実行履歴を収集するトレーサと、
    前記トレーサから前記実行履歴を受け取り、解析し、前記測定対象サーバ内のソフトウェア部品についての性能指標を分析する解析手段と、
    前記解析手段から解析結果を受け取り、取得した前記負荷量を示す値から前記負荷量と前記性能指標の関係を示す結果集計表を作成する集計手段と、
    前記結果集計表に格納された値を所定のアルゴリズムで処理することにより、ボトルネックを特定する判定手段と、
    を備えるボトルネック検出システムであって、
    前記結果集計表には、指定された負荷量が各回ごとに異なる複数回の前記負荷量と前記性能指標の関係が集計され、値名[i]を、前記結果集計表中の前記各回の回数を示す変数とし、[i]回における各ソフトウェア部品についての経過時間を経過時間[i]とし、[i]回における各ソフトウェア部品についてのCPU使用時間をCPU使用時間[i]とし、値名[1]は最も前記負荷量が少ない初回を示すものとすると、
    前記所定のアルゴリズムは、前記結果集計表中の各ソフトウェア部品について経過・CPU時間比[i]=経過時間[i]/CPU使用時間[i]と、CPU使用時間比[i]=CPU使用時間[i]/CPU使用時間[1]を前記各回について求め、次に、特定のでの全ソフトウェア部品の経過・CPU時間比[i]の平均値およびCPU使用時間比[i]の平均値を前記各回について求め、経過・CPU時間比とCPU使用時間比について、各ソフトウェア部品と平均値の値を比較し、前記負荷量が増えるに従って平均値よりも値が著しく大きくなっている要素を見つけ、CPU使用時間比が、平均値よりも値が著しく大きくなっている要素となっているソフトウェア部品のCPU使用時間をボトルネックと判定し、また、経過・CPU時間比が、平均値よりも値が著しく大きくなっている場合には、そのソフトウェア部品のCPU使用時間以外の要素がボトルネックであると判定することを特徴とするボトルネック検出システム。
  2. 指定された負荷量に従って負荷発生手段から送られたトランザクションを処理する測定対象サーバであって、
    トレーサによって、トランザクションを処理しているときの実行履歴が収集され、
    解析手段によって、前記トレーサから前記実行履歴が受け取られ、解析され、自機内のソフトウェア部品についての性能指標が分析され、
    集計手段によって、前記解析手段から解析結果が受け取られ、取得された前記負荷量を示す値から前記負荷量と前記性能指標の関係を示す結果集計表が作成され、
    判定手段によって、前記結果集計表に格納された値が所定のアルゴリズムで処理されることにより、ボトルネックが特定される測定対象サーバにおいて、
    前記結果集計表には、指定された負荷量が各回ごとに異なる複数回の前記負荷量と前記性能指標の関係が集計され、値名[i]を、前記結果集計表中の前記各回の回数を示す変数とし、[i]回における各ソフトウェア部品についての経過時間を経過時間[i]とし、[i]回における各ソフトウェア部品についてのCPU使用時間をCPU使用時間[i]とし、値名[1]は最も前記負荷量が少ない初回を示すものとすると、
    前記所定のアルゴリズムは、前記結果集計表中の各ソフトウェア部品について経過・CPU時間比[i]=経過時間[i]/CPU使用時間[i]と、CPU使用時間比[i]=CPU使用時間[i]/CPU使用時間[1]を前記各回について求め、次に、特定のでの全ソフトウェア部品の経過・CPU時間比[i]の平均値およびCPU使用時間比[i]の平均値を前記各回について求め、経過・CPU時間比とCPU使用時間比について、各ソフトウェア部品と平均値の値を比較し、前記負荷量が増えるに従って平均値よりも値が著しく大きくなっている要素を見つけ、CPU使用時間比が、平均値よりも値が著しく大きくなっている要素となっているソフトウェア部品のCPU使用時間をボトルネックと判定し、また、経過・CPU時間比が、平均値よりも値が著しく大きくなっている場合には、そのソフトウェア部品のCPU使用時間以外の要素がボトルネックであると判定することを特徴とする測定対象サーバ。
  3. トレーサが指定された負荷量のトランザクションを処理しているときの測定対象サーバの実行履歴を収集するステップを有し、
    解析手段が前記トレーサから前記実行履歴を受け取り、解析し、前記測定対象サーバ内のソフトウェア部品についての性能指標を分析するステップを有し、
    集計手段が前記解析手段から解析結果を受け取り、取得した前記負荷量を示す値から前記負荷量と前記性能指標の関係を示す結果集計表を作成するステップを有し、
    判定手段が前記結果集計表に格納された値を所定のアルゴリズムで処理することにより、ボトルネックを特定するステップを有するボトルネック検出方法であって、
    前記結果集計表には、指定された負荷量が各回ごとに異なる複数回の前記負荷量と前記性能指標の関係が集計され、値名[i]を、前記結果集計表中の前記各回の回数を示す変数とし、[i]回における各ソフトウェア部品についての経過時間を経過時間[i]とし、[i]回における各ソフトウェア部品についてのCPU使用時間をCPU使用時間[i]とし、値名[1]は最も前記負荷量が少ない初回を示すものとすると、
    前記所定のアルゴリズムは、前記結果集計表中の各ソフトウェア部品について経過・CPU時間比[i]=経過時間[i]/CPU使用時間[i]と、CPU使用時間比[i]=CPU使用時間[i]/CPU使用時間[1]を前記各回について求め、次に、特定のでの全ソフトウェア部品の経過・CPU時間比[i]の平均値およびCPU使用時間比[i]の平均値を前記各回について求め、経過・CPU時間比とCPU使用時間比について、各ソフトウェア部品と平均値の値を比較し、前記負荷量が増えるに従って平均値よりも値が著しく大きくなっている要素を見つけ、CPU使用時間比が、平均値よりも値が著しく大きくなっている要素となっているソフトウェア部品のCPU使用時間をボトルネックと判定し、また、経過・CPU時間比が、平均値よりも値が著しく大きくなっている場合には、そのソフトウェア部品のCPU使用時間以外の要素がボトルネックであると判定することを特徴とするボトルネック検出方法。
  4. トレーサに指定された負荷量のトランザクションを処理しているときの測定対象サーバの実行履歴を収集する処理を実行させ、
    解析手段に前記トレーサから前記実行履歴を受け取り、解析し、前記測定対象サーバ内のソフトウェア部品についての性能指標を分析する処理を実行させ、
    集計手段に前記解析手段から解析結果を受け取り、取得した前記負荷量を示す値から前記負荷量と前記性能指標の関係を示す結果集計表を作成する処理を実行させ、
    判定手段に、前記結果集計表に格納された値を所定のアルゴリズムで処理することにより、ボトルネックを特定する処理を実行させるプログラムであって、
    前記結果集計表には、指定された負荷量が各回ごとに異なる複数回の前記負荷量と前記性能指標の関係が集計され、値名[i]を、前記結果集計表中の前記各回の回数を示す変数とし、[i]回における各ソフトウェア部品についての経過時間を経過時間[i]とし、[i]回における各ソフトウェア部品についてのCPU使用時間をCPU使用時間[i]とし、値名[1]は最も前記負荷量が少ない初回を示すものとすると、
    前記所定のアルゴリズムは、前記結果集計表中の各ソフトウェア部品について経過・CPU時間比[i]=経過時間[i]/CPU使用時間[i]と、CPU使用時間比[i]=CPU使用時間[i]/CPU使用時間[1]を前記各回について求め、次に、特定のでの全ソフトウェア部品の経過・CPU時間比[i]の平均値およびCPU使用時間比[i]の平均値を前記各回について求め、経過・CPU時間比とCPU使用時間比について、各ソフトウェア部品と平均値の値を比較し、前記負荷量が増えるに従って平均値よりも値が著しく大きくなっている要素を見つけ、CPU使用時間比が、平均値よりも値が著しく大きくなっている要素となっているソフトウェア部品のCPU使用時間をボトルネックと判定し、また、経過・CPU時間比が、平均値よりも値が著しく大きくなっている場合には、そのソフトウェア部品のCPU使用時間以外の要素がボトルネックであると判定することを特徴とするプログラム。
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