JP2931976B1 - パイルの溶接用保持具、溶接用保持装置および溶接方法 - Google Patents

パイルの溶接用保持具、溶接用保持装置および溶接方法

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Abstract

【要約】 【課題】 直径が大小様々、且つ長短様々なパイル同士
の溶接を確実に行えるパイルの溶接用保持具、溶接用保
持装置および溶接方法を提供すること。 【解決手段】 パイル10の周囲に溶接用保持具1を3
個設ける。溶接用保持具1はシャフト4の先端部に当接
部5が首振り自在に装着して成る。3個の溶接用保持具
1はスプライン30などで連動連結されている。3個の
溶接用保持具1のうちの何れかの当接部5を上下方向へ
回転させて第1のパイル10の胴面に当接させれば、他
の2個の当接部5も第1のパイル10の胴面に当接し、
第1のパイル10は直立した姿勢を保持する。そこで第
1のパイル10上に第2のパイル10’を接続し、両者
を溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の基礎杭な
どに用いられるパイルの溶接用保持具、溶接用保持装置
および溶接方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築物の基礎杭などに用いられるパイル
は一般にコンクリートにより作られており、建築現場な
どにおいてパイル同士を溶接して接続することが行われ
る。そこで本出願人は、先きに長短様々なパイルをケー
シングの内部に垂直な姿勢で挿入してパイル同士の溶接
を確実に行えるパイルの溶接用保持具および溶接方法を
提案した(特許第2684536号公報)。
【0003】このものは、特にその図1および図2に示
されるように、地中に埋入されたケーシング6(符号は
同公報援用、以下同)のフランジ7上に設置される台部
11に回転体13を装着し、回転体13の内端部にケー
シング6に挿入された第1のパイル1の胴面に当接する
当接体15を設けたものである。したがって第1のパイ
ル1をケーシング6に挿入すると、当接体15は3方向
から第1のパイル1の胴面に当接し、第1のパイル1は
垂直な姿勢で宙吊りされる。そこで第2のパイル2の下
面を第1のパイル1の上面に面接地させ、溶接機のノズ
ル4や溶接棒5により溶接し、溶接が終了したならば、
第1のパイル1をケーシング6からまっすぐ引き上げて
取り出すようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】パイルの直径は大小様
々である。ところが上記従来のものは、パイルの直径が
変われば、これに応じて当接体を交換するなどせねばな
らないため、その取り扱いや管理が面倒であるという問
題点があった。また一般に、当接体はパイルを包囲する
ように3個設置されてパイルを3方向から支持するが、
作業者は3個の当接体を個別にパイルに当接・離間させ
ねばならないため、取り扱いや作業が面倒であった。
【0005】したがって本発明は、直径が大小様々、且
つ長短様々なパイル同士の溶接を容易にまた確実に行え
るパイルの溶接用保持具、溶接用保持装置および溶接方
法を提供することを目的とする。また取り扱いや作業が
簡単・容易なパイルの溶接用保持具、溶接用保持装置お
よび溶接方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
台部と、台部に上下方向に回転自在に軸着されたシャフ
トと、シャフトの先端部に装着された当接部とを備え、
前記当接部が、パイルの胴面に当接する複数個の当接体
と、これらの当接体を水平回転自在に保持する保持体と
から成ることを特徴とするパイルの溶接用保持具であ
る。
【0007】請求項2記載の発明は、前記シャフトが、
前記台部に軸着されたパイプと、このパイプに螺入され
たねじ棒から成り、このねじ棒の先端部に前記当接部を
装着し、このねじ棒をこのパイプに対して出し入れする
ことにより、前記当接部をパイルに対して前進後退自在
とした。
【0008】請求項3記載の発明は、前記当接部を上下
方向に首振り自在に前記シャフトの先端部に装着した。
【0009】請求項4記載の発明は、前記当接体が板状
体から成る当接部材を有し、これらの当接部材を上下方
向に多段に設けた。
【0010】請求項5記載の発明は、台部と、台部に上
下方向に回転自在に軸着されたシャフトと、シャフトの
先端部に装着されてパイルの胴面に当接する当接部とか
らパイルの溶接用保持具を構成し、パイルの周囲に設置
される複数個のこれらの溶接用保持具のシャフトを連動
連結する連動連結手段を設け、複数個の溶接用保持具の
うちの何れかの当接部をパイルに当接・離間させるべく
前記シャフトを上下方向に回転させると、前記連動連結
手段により他のシャフトもこれに連動して上下方向に回
転するようにしたことを特徴とするパイルの溶接用保持
装置である。
【0011】請求項6記載の発明は、前記シャフトが、
前記台部に軸着されたパイプと、このパイプに螺入され
たねじ棒から成り、このねじ棒の先端部に前記当接部を
装着し、このねじ棒をこのパイプに対して出し入れする
ことにより、前記当接部をパイルに対して前進後退自在
とした。
【0012】請求項7記載の発明は、前記当接部を上下
方向に首振り自在に前記シャフトの先端部に装着した。
【0013】請求項8記載の発明は、前記当接部が、パ
イルの胴面に当接する複数個の当接体と、これらの当接
体を水平回転自在に保持する保持体とから成る。
【0014】請求項9記載の発明は、直立した第1のパ
イルの上面に直立した第2のパイルの下面を接合し、第
1のパイルと第2のパイルの接合部を溶接するパイルの
溶接方法において、第1のパイルの周囲に複数個のパイ
ルの溶接用保持具を配設し、これらの溶接用保持具のう
ちの何れかの溶接用保持具のシャフトの先端部に装着さ
れた当接部をシャフトを回転軸を中心に回転させて外方
へ退避させることにより、連動連結手段で連動連結され
た他の溶接用保持具のシャフトを回転軸を中心に回転さ
せてこれらのシャフトの先端部の当接部も外方へ退避さ
せ、その状態で第1のパイルを直立した姿勢でこれらの
当接部の中央に位置させ、次いでこれらの当接部を下方
へ回転させることにより、これらの当接部を第1のパイ
ルの胴面に当接させて第1のパイルを宙吊り状態で保持
し、次いで第1のパイルの上面に第2のパイルの下面を
接合し、接合部を溶接するようにしたことを特徴とする
パイルの溶接方法である。
【0015】請求項10記載の発明は、前記当接部に水
平回転自在に装着された複数個の当接体で前記第1のパ
イルを保持する。
【0016】請求項11記載の発明は、前記第1のパイ
ルの直径の大小に応じて、前記当接部を前記第1のパイ
ルに対して前進後退させて、第1のパイルの半径方向に
おける当接部の位置を調整する。
【0017】
【作用】上記構成において、第1のパイルの胴面に当接
部を当接させて第1のパイルを直立した姿勢で保持し、
その状態で第2のパイルの下面を第1のパイルの上面に
接合し、接合部を溶接する。この場合、保持体に保持さ
れた複数個の当接体は水平回転自在であるので、第1の
パイルの直径の大きさにかかわらず、当接体を第1のパ
イルの胴面にしっかり当接させて第1のパイルを保持す
ることができる。
【0018】また複数個の溶接用保持具のシャフト同士
を連動連結する連動連結手段を構成することにより、複
数個の溶接用保持具のうちの何れかの溶接用保持具の当
接部をシャフトを上下方向に回転させて第1のパイルに
当接・離間させれば、他の溶接用保持具の当接部もこれ
に連動して第1のパイルに当接・離間するので、第1の
パイルの保持・保持解除を簡単・確実に行うことができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、パイルの溶接用保持具の
断面図、図2は同平面図、図3はパイルの溶接用保持装
置の使用中の平面図、図4は同部分拡大平面図、図5は
同使用中の側面図である。
【0020】まず、図1〜図3を参照して、パイルの溶
接用保持具の構造を説明する。この溶接用保持具1は、
台部2と、台部2に回転軸3を中心に上下方向Aに回転
自在に軸着されたシャフト4と、シャフト4の先端部に
上下方向に首振り自在(矢印B)に装着された当接部5
から成っている。後述するように、図3に示す溶接用保
持装置は、図1および図2に示す溶接用保持具1をパイ
ル10を包囲するように複数個(好ましくは3個)連動
連結して構成される。7は台部2が装着された受台であ
る。
【0021】図1および図2において、シャフト4は、
パイプ11と、パイプ11に出入自在に螺入されたねじ
棒12から成っている。パイプ11の後端部は回転軸3
に上下方向に回転自在に着されており、また当接部5
はねじ棒12の先端部の金具13にピン6で軸着されて
いる。したがって当接部5は、ピン6を中心に上下方向
Bに回転自在(首振り自在)になっている。8は受台7
上に設けられたストッパであって、パイプ11の下方へ
の回転限度を規定する。
【0022】ねじ棒12にはナット14,15が螺着さ
れている。ねじ棒12をパイプ11に対して相対的に回
転させると、当接部5およびねじ棒12はその長手方向
(パイル10の半径方向)Cに前進後退する。図2にお
いて、実線で示す当接部5は前進させた状態を示してお
り、鎖線で示す当接部5は後退させた状態を示してい
る。当接部5は、パイル10の直径の大きさに応じて前
進後退させてパイル10の半径方向の位置を調整する。
【0023】次に、当接部5の構造を説明する。当接部
5は箱形の保持体20の内部に、当接体21を平面視し
て左右2個装着して構成されている(図2)。当接体2
1は、フレーム22に略3角形の板状体から成る当接部
材23を上下方向に複数個多段に装着して成っている。
このように当接部材23を上下方向に多段に設けること
により、重量のあるパイル10を直立状態でしっかり保
持できる。
【0024】図2において、当接部材23の先端面24
は、パイル10の周面にフィットするように円弧面にな
っている。当接部材23は、パイル10を痛めにくく且
つパイル10にしっかり当接できるように、ゴムや樹脂
などの弾性材から成っている。また当接体21を装着し
たフレーム22は、保持体20に設けられた垂直な回転
軸25に水平回転自在(矢印D)に軸着されている。し
たがって図4に示すように、パイル10の直径に応じて
当接体21が回転軸25を中心に矢印D方向へ水平回転
することにより、当接体21をパイル10の胴面にしっ
かり当接させてパイル10を保持することができる。2
6は保持体20の上面に起伏自在に装着された逆U字形
の把手である。図4では把手26は省略している。
【0025】図3は、上記構造の溶接用保持具1を複数
個(本形態では3個)連動連結して構成した溶接用保持
装置を示している。3個の溶接用保持具1は、パイル1
0の周囲に平面視して120°の等間隔で設置されてお
り、それぞれの台部2に設けられた回転軸3はスプライ
ン30および継手部31,32を介して連動連結されて
いる。したがって、3個の溶接用保持具1の何れかの溶
接用保持具1の把手26を保持して当接部5を上下動さ
せると(図1および図5の矢印E)、そのシャフト4は
回転軸3を中心に上下方向(矢印A)に回転し、これに
連動して他の2個の溶接用保持具1のシャフト4も同方
向(矢印A)へ同量上下方向へ回転する。すなわちスプ
ライン30や継手部31,32は3個の溶接用保持具1
のシャフト4を連動連結する連動連結手段となってい
る。連動連結手段としては、フレキシブルシャフトなど
も適用することができる。
【0026】図5において、40は作業現場に設置され
た移動式の囲壁ユニットであり、その床部材41には開
口部42が開口されている。溶接用保持具1は、この開
口部42の周囲に配設されており、囲壁ユニット40と
一体的に運搬されて作業現場に設置される。8は地中に
埋設されたケーシングであり、その内部は地中孔9にな
っている。囲壁ユニット40はなくてもよいものであ
り、この場合、溶接用保持具1は地面上に設置される。
【0027】次にこの溶接用保持具1を用いたパイルの
溶接方法を説明する。まず、図5に示すように、囲壁ユ
ニット40を作業現場に設置する。この場合、開口部4
2は地中孔9に位置合わせされる。なお図5において、
説明の都合上、溶接用保持具1は位置を変えて図示して
いる。次にクレーン車(図外)などの作業車により第1
のパイル10を3個の当接部5の中央に位置させ、地中
孔9に直立した姿勢でまっすぐ挿入する(矢印F)。こ
のとき、当接部5の当接部材23が第1のパイル10に
当ってその挿入の障害にならないように、当接部5を上
部外方へ回転させて退避させておく(矢印A1)。図5
において、実線で示す当接部5は、この退避状態を示し
ている。この回転動作は、作業者が3個の溶接用保持具
1のうちの何れかの把手26を手で持ち上げることによ
り行う。
【0028】第1のパイル10を所定の深さまで地中孔
9に挿入したならば、作業者は把手26から手を離す。
すると当接部5は自重により図5において下方(矢印A
2方向)へ回転し、当接部5の当接部材23は鎖線で示
すように第1のパイル10の胴面に当接する。この状態
でパイル10は自重により下降しようとするが、第1の
パイル10が下降しようとすると当接部材23はより強
く第1のパイル10の胴面に当接するので、第1のパイ
ル10の下降は阻止され、第1のパイル10は地中孔9
内に宙吊り状態でしっかり保持されることとなる。
【0029】上述のように、当接部5を上下方向へ回転
させてパイル10に対して離間あるいは当接させる場
合、3個の溶接用保持具1はスプライン30などの連動
連結手段で連動連結されているので、作業者は3個の溶
接用保持具1のうち、何れか1つの溶接用保持具1の把
手26を保持して当接部5を上下方向Aに回転させれ
ば、他の2個の溶接用保持具1の当接部5もこれに連動
して上下動し、パイル10に対して離間あるいは当接す
る。すなわち連動連結手段を設けることにより、3個の
当接部5をパイル10に対して同時に当接・離間させる
ことができるので、当接部5によるパイル10の保持・
保持解除動作を確実に行うことができる。
【0030】図5において鎖線で示す第1のパイル10
は、このようにして地中孔9内に宙吊りされた状態を示
している。第1のパイル10はコンクリート製であっ
て、きわめて重量が重いので、この宙吊り状態では自重
により完全に垂直な姿勢となる。そこで次のクレーン車
などにより第2のパイル10’を直立した姿勢で第1の
パイル10上に位置させて、第2のパイル10’の下面
を第1のパイル10の上面に接合させる。そして両者の
接合部を溶接機により溶接する。この場合、溶接は囲壁
ユニット40の内部で行われるので、風の影響を受けず
に溶接作業を容易に行うことができる。またフラットな
床部材41上で安全に溶接を行うことができる。なお従
来は、凹凸の大きい地面上で溶接を行っていたため、つ
まずくなどして諸作業を行いにくかったものである。
【0031】溶接が終了したならば、第1のパイル10
と第2のパイル10’をまっすぐに引き上げて、第1の
パイル1を地中孔9から取り出す。この場合、図5にお
いて、当接部5は矢印A1方向、すなわち第1のパイル
10の胴面から離れる方向へ自由に回転できるので、第
1のパイル10をケーシング6から難なく取り出すこと
ができる。以上により一連の作業は終了する。なお第1
のパイル10と第2のパイル10’の取り扱い運搬は図
示しないクレーン車などの作業車により行われる。上記
作業において、地中孔9を深く形成し、第1のパイル1
0と地中孔9の底部との間に十分なギャップT(図5)
を確保するようにすれば、長短様々のパイルに対応する
ことができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、パ
イルを直立した状態で保持し、パイルとパイルの溶接作
業を容易にかつ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パイルの溶接用保持具の断面図
【図2】パイルの溶接用保持具の平面図
【図3】パイルの溶接用保持装置の使用中の平面図
【図4】パイルの溶接用保持装置の使用中の部分拡大平
面図
【図5】パイルの溶接用保持装置の使用中の側面図
【符号の説明】
1 パイルの溶接用保持具 2 台部 3 回転軸 4 シャフト 5 当接部 6 ピン 9 地中孔 10 パイル 11 パイプ 12 ねじ棒 20 保持体 21 当接体 22 フレーム 23 当接部材 25 回転軸 26 把手 30 スプライン 31,32 継手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 5/24 E02D 13/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台部と、台部に上下方向に回転自在に軸
    着されたシャフトと、シャフトの先端部に装着された当
    接部とを備え、前記当接部が、パイルの胴面に当接する
    複数個の当接体と、これらの当接体を水平回転自在に保
    持する保持体とから成ることを特徴とするパイルの溶接
    用保持具。
  2. 【請求項2】 前記シャフトが、前記台部に軸着された
    パイプと、このパイプに螺入されたねじ棒から成り、こ
    のねじ棒の先端部に前記当接部を装着し、このねじ棒を
    このパイプに対して出し入れすることにより、前記当接
    部をパイルに対して前進後退自在としたことを特徴とす
    る請求項1記載のパイルの溶接用保持具。
  3. 【請求項3】 前記当接部を上下方向に首振り自在に前
    記シャフトの先端部に装着したことを特徴とする請求項
    1または2記載のパイルの溶接用保持具。
  4. 【請求項4】 前記当接体が板状体から成る当接部材を
    有し、これらの当接部材を上下方向に多段に設けたこと
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のパイルの
    溶接用保持具。
  5. 【請求項5】 台部と、台部に上下方向に回転自在に軸
    着されたシャフトと、シャフトの先端部に装着されてパ
    イルの胴面に当接する当接部とからパイルの溶接用保持
    具を構成し、パイルの周囲に設置される複数個のこれら
    の溶接用保持具のシャフトを連動連結する連動連結手段
    を設け、複数個の溶接用保持具のうちの何れかの当接部
    をパイルに当接・離間させるべく前記シャフトを上下方
    向に回転させると、前記連動連結手段により他のシャフ
    トもこれに連動して上下方向に回転するようにしたこと
    を特徴とするパイルの溶接用保持装置。
  6. 【請求項6】 前記シャフトが、前記台部に軸着された
    パイプと、このパイプに螺入されたねじ棒から成り、こ
    のねじ棒の先端部に前記当接部を装着し、このねじ棒を
    このパイプに対して出し入れすることにより、前記当接
    部をパイルに対して前進後退自在としたことを特徴とす
    る請求項5記載のパイルの溶接用保持装置。
  7. 【請求項7】 前記当接部を上下方向に首振り自在に前
    記シャフトの先端部に装着したことを特徴とする請求項
    5または6記載のパイルの溶接用保持装置。
  8. 【請求項8】 前記当接部が、パイルの胴面に当接する
    複数個の当接体と、これらの当接体を水平回転自在に保
    持する保持体とから成ることを特徴とする請求項5〜7
    のいずれかに記載のパイルの溶接用保持装置。
  9. 【請求項9】 直立した第1のパイルの上面に直立した
    第2のパイルの下面を接合し、第1のパイルと第2のパ
    イルの接合部を溶接するパイルの溶接方法において、第
    1のパイルの周囲に複数個のパイルの溶接用保持具を配
    設し、これらの溶接用保持具のうちの何れかの溶接用保
    持具のシャフトの先端部に装着された当接部をシャフト
    を回転軸を中心に回転させて外方へ退避させることによ
    り、連動連結手段で連動連結された他の溶接用保持具の
    シャフトを回転軸を中心に回転させてこれらのシャフト
    の先端部の当接部も外方へ退避させ、その状態で第1の
    パイルを直立した姿勢でこれらの当接部の中央に位置さ
    せ、次いでこれらの当接部を下方へ回転させることによ
    り、これらの当接部を第1のパイルの胴面に当接させて
    第1のパイルを宙吊り状態で保持し、次いで第1のパイ
    ルの上面に第2のパイルの下面を接合し、接合部を溶接
    するようにしたことを特徴とするパイルの溶接方法。
  10. 【請求項10】 前記当接部に水平回転自在に装着され
    た複数個の当接体で前記第1のパイルを保持することを
    特徴とする請求項9記載のパイルの溶接方法。
  11. 【請求項11】 前記第1のパイルの直径の大小に応じ
    て、前記当接部を前記第1のパイルに対して前進後退さ
    せて、第1のパイルの半径方向における当接部の位置を
    調整することを特徴とする請求項9または10記載のパ
    イルの溶接方法。
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