JP2931816B1 - 固定具 - Google Patents
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- JP2931816B1 JP2931816B1 JP10245627A JP24562798A JP2931816B1 JP 2931816 B1 JP2931816 B1 JP 2931816B1 JP 10245627 A JP10245627 A JP 10245627A JP 24562798 A JP24562798 A JP 24562798A JP 2931816 B1 JP2931816 B1 JP 2931816B1
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- F16L3/22—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets specially adapted for supporting a number of parallel pipes at intervals
- F16L3/23—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets specially adapted for supporting a number of parallel pipes at intervals for a bundle of pipes or a plurality of pipes placed side by side in contact with each other
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Abstract
性に優れると共に、狭いスペースに取り付けることが可
能で、部品の紛失のおそれがない固定具を提供する。 【解決手段】包縛支柱2は、底部11、各腕部12a,
12b、鋸歯状凹凸部23、回動支持部26を備える。
また、締具3は、挟持板部31b、各係止爪35a,3
5bを備える。挟持板部31bは底部11との間でケー
ブルを挟持する。各係止爪35a,35bは各鋸歯状凹
凸部23と係止される。係止解除部は支持板部31b、
各押圧凸部33a,33b、各接続部32a,32bに
より構成され、各係止爪と各鋸歯状凹凸部との係止を解
除する。回動支持部26のフランジ部24は挟持板部3
1bの各凸部33a,34aと嵌合し、各凸部33a,
34aを回動軸として挟持板部31bを回動させた際
に、腕部12aからの挟持板部31bの脱落を防止す
る。
Description
くは、ケーブルの束を包縛して固定する固定具に関する
ものである。
する従来の固定具の斜視図である。固定具101は、包
縛支柱102および締具103から構成されている。
尚、包縛支柱102および締具103はそれぞれ、弾性
復元力を有するプラスチック材料によって形成されてい
る。
04の両端から垂直かつ平行に伸ばされた2本の腕部1
05とから構成されており、底部104から各腕部10
5にかけてコ字形を成している。底部104の中央には
取付孔106が穿設されている。各腕部105の対向外
側面には鋸歯状凹凸部107が形成されている。
8が穿設されており、各係止孔108はそれぞれ各腕部
105に挿入されて鋸歯状凹凸部107と係合される。
このように構成された固定具101を使用するには、ま
ず、シャーシやパネルなどの基板またはケーブル分配架
の支柱などの被固定物(図示略)の任意の位置に、取付
孔106に挿入したボルトにて底部104を締結するこ
とにより、当該被固定物に対して固定具101を取付固
定する。
(図示略)を、底部104から各腕部105にかけて形
成される包縛支柱102のコ字形の内側に置く。続い
て、各腕部105を締具103の各係止孔108にそれ
ぞれ挿入する。ここで、各腕部105は底部104から
垂直に伸ばされているため対向面の垂直方向に弾性力を
有しており、この弾性力によって鋸歯状凹凸部107と
係止孔108の内面とが係止され、締具103は各腕部
105の任意の位置で停止する。従って、各腕部105
に対する締具103の停止位置を調整することにより、
包縛支柱102のコ字形の内側と締具103の下面との
間でケーブル束が押圧把持され、ケーブル束の嵩が所定
範囲内(すなわち、ケーブルの本数が所定範囲内)であ
れば、ケーブル束を確実に包縛固定することができる。
縛固定を解除する場合は、上記と逆の操作を行い、各腕
部105を締具103の各係止孔108から離脱させれ
ばよい。このように、固定具101を用いれば、包縛固
定するケーブルの本数を簡単かつ容易に増減することが
できる。
は、以下の問題点があった。 (1)包縛しようとするケーブルの束を包縛支柱102
のコ字形の内側に置く際に、各腕部105から締具10
3を取り外した状態にする必要があり、その作業中に取
り外した締具103を紛失するおそれがあった。
有する弾性力は、鋸歯状凹凸部107と係止孔108の
内面とが確実に係止され、締具103が各腕部105の
任意の位置で停止されて簡単には移動しない程度に設定
されている。そのため、締具103の各係止孔108を
各腕部105に対して挿入または離脱させる際に、作業
者は、一方の手で摘んだ各腕部105をそれぞれ内側に
撓めることにより前記弾性力を解除した状態で、他方の
手で締具103を摘んで移動させる必要があった。従っ
て、ケーブル束の包縛作業には両手を使わねばならず、
作業性が悪かった。特に、狭いスペースに固定具101
を取り付けた場合には、作業性が著しく悪化することに
なる。
部105に挿入すると、各腕部105の対向外側面から
締具103の両端部が出っ張った状態になる。そのた
め、固定具101を被固定物に取り付ける際には、各腕
部105の対向外側面の外側から出っ張る締具103の
両端部に相当するスペースを空けておく必要があり、狭
いスペースに固定具101を取り付けることが難しかっ
た。
れたものであって、その目的は、ケーブルの包縛および
その解除を行う際の作業性に優れると共に、狭いスペー
スに取り付けることが可能で、部品の紛失のおそれがな
い固定具を提供することにある。
めになされた請求項1に記載の発明は、包縛支柱と締具
とによりケーブルを包縛固定する固定具である。前記包
縛支柱は、ケーブルを置くための底部と、前記底部から
対向して伸ばされた第1および第2の腕部と、前記第1
および第2の腕部の一側面にそれぞれ設けられた第1お
よび第2の鋸歯状凹凸部と、前記第1の腕部の上端に設
けられた回動支持部とを備える。また、前記締具は、挟
持板部、第1および第2の係止爪、係止解除部を備え
る。挟持板部は、前記第1および第2の腕部の間にさし
渡され、前記底部との間でケーブルを挟持する。第1お
よび第2の係止爪は、前記挟持板部の両端に設けられ、
前記挟持板部から前記第1および第2の鋸歯状凹凸部に
印加される押圧力により、前記第1および第2の鋸歯状
凹凸部とそれぞれ係止する。係止解除部は、前記挟持板
部から前記第1および第2の鋸歯状凹凸部に印加される
押圧力を解除することにより、前記第1の係止爪と前記
第1の鋸歯状凹凸部との係止を解除すると共に、前記第
2の係止爪と前記第2の鋸歯状凹凸部との係止を解除す
る。そして、前記回動支持部は前記挟持板部の一端部と
嵌合し、その一端部を回動軸として前記挟持板部を回動
させた際に、前記第1の腕部からの前記挟持板部の脱落
を防止する。
の固定具において、前記回動支持部には、前記第1の腕
部の上端を囲む円形のフランジ部が設けられ、前記挟持
板部の一端には、前記フランジ部に嵌合される円柱状の
凸部が設けられ、前記第1の係止爪は前記凸部の頂面に
設けられたことをその要旨とする。
請求項2に記載の固定具において、前記係止解除部は、
前記挟持板部と対向する支持板部、第1および第2の押
圧凸部、第1および第2の接続部を備える。第1の押圧
凸部は、前記支持板部の一端に設けられ、前記第1の係
止爪と対向して前記第1の腕部を押圧する。第2の押圧
凸部は、前記支持板部における第1の押圧凸部とは反対
側の一端に設けられ、前記第2の係止爪と対向して前記
第2の腕部を押圧する。第1の接続部は、前記支持板部
における第1の押圧凸部の根元部分と前記挟持板部にお
ける第1の係止爪の根元部分とを接続する。第2の接続
部は、前記支持板部における第2の押圧凸部の根元部分
と前記挟持板部における第2の係止爪の根元部分とを接
続する。
板部の一端部と嵌合する回動支持部により、挟持板部の
一端部を回動軸として前記挟持板部を回動させた際に、
第1の腕部からの挟持板部の脱落が防止される。そし
て、底部にケーブルを置き、締具を底部側に押し下げる
ことにより、底部と締具の挟持板部との間でケーブルが
包縛固定される。ここで、各鋸歯状凹凸部と各係止爪と
の係止により、各腕部に対して締具が係止固定される。
そして、ケーブルの包縛固定を解除するには、係止解除
部により、挟持板部から各鋸歯状凹凸部に印加される押
圧力を解除することにより、各係止爪と各鋸歯状凹凸部
との係止を解除する。その状態で、締具を底部側から引
き上げ、第2の腕部から挟持板部の一端を離脱させ、回
動支持部により挟持板部を回動させることにより、各腕
部の上部が開放され、そこからケーブルを取り外せる。
に置く際に、各腕部から締具を取り外す必要はなく、締
具の紛失を防止することができる。また、固定具による
ケーブル束の包縛作業および包縛解除作業について、片
手で行うことが可能になるため、優れた作業性を得るこ
とができる。特に、狭いスペースに固定具を取り付けた
場合には、優れた作業性を享受することができる。そし
て、各鋸歯状凹凸部を各腕部の正面側に設ければ、締具
を各腕部に取り付けた状態において、締具の両端部が各
腕部の外側に出っ張らない。そのため、固定具を被固定
物に取り付ける際に固定部の左右両側にスペースをあけ
ておく必要がなく、狭いスペースにも容易に固定具を取
り付けることができる。
ジ部に嵌合された円柱状の凸部を回動軸として挟持板部
を回動させる際に、円形のフランジ部は凸部の軸受とし
て機能するため、当該回動がスムーズになる。請求項3
に記載の発明では、挟持板部と支持板部とのそれぞれの
中央部分を指で挟んで押圧し、挟持板部を内側に撓める
ことにより、各接続部分を支点として各係止爪を外側に
撓める力を発生させ、その力により強地盤部から各鋸歯
状凹凸部に印加される押圧力を解除させ、各係止爪を外
側に撓めて各係止爪と各鋸歯状凹凸部との係止を解除す
る。
形態の固定具を図面と共に説明する。本実施形態の固定
具1は、包縛支柱2および締具3から構成されている。
図1(a)は固定具1の平面図であり、図1(b)は固
定具1の正面図である。
図2(b)は包縛支柱2の平面図であり、図2(a)は
図2(c)におけるA−A線断面図である。図3(b)
は包縛支柱2の裏面図であり、図3(c)は包縛支柱2
の左側面図(図3(b)における右側面図)であり、図
3(a)は包縛支柱2の右側面図(図3(b)における
左側面図)である。
断面図であり、図4(b)は図2(c)におけるC−C
線断面図であり、図4(c)は図2(c)におけるD−
D線断面図であり、図4(d)は図2(c)におけるE
−E線断面図である。図2〜図4に示すように、包縛支
柱2は、底部11および腕部12a,12bから構成さ
れており、プラスチック材料(例えば、ポリプロピレン
樹脂、ナイロン樹脂など)の射出成形によって一体形成
されている。
は、断面四角形の底部11の両端部から垂直かつ平行に
伸ばされており、底部11から各腕部12a,12bに
かけてコ字形を成している。底部11の中央には取付孔
13が穿設されている。また、底部11の下面における
腕部12a寄りには円柱状の嵌合凸部14が突設されて
いる。
の表面側および裏面側がそれぞれ固定具1の正面側およ
び裏面側を向いた平板部21と、平板部21の両側から
それぞれ垂直に突設された各フランジ部22a,22b
とを備えている。尚、平板部21の外側に設けられたフ
ランジ部22aの幅に比べて、平板部21の内側に設け
られたフランジ部22bの幅は狭く形成されている。そ
して、平板部21の表面側(固定具1の正面側)には鋸
歯状凹凸部23が形成されている。
円形を成しており、その平板部21の上端部から垂直に
フランジ部24が突設されている。そのため、フランジ
部24は円形を成して平板部21の上端部を囲むことに
なる。また、フランジ部24はフランジ部22bと同一
幅に形成されている。そして、フランジ部24の一端は
フランジ部22aと接続され、フランジ部24の他端と
フランジ部22bの先端との間にはフランジが形成され
ていないフランジ切欠部25が形成されている。また、
フランジ部24の両側から突出したフランジ部22aの
部分により係止部22cが形成されている。
部24、フランジ切欠部25により、締具3の回動支持
部26が構成されている。一方、腕部12bにおける平
板部21の上端部にはフランジが形成されておらず、腕
部12bの上端面は平板部21および各フランジ部22
a,22bによりエ字形を成している。
(b)は締具3の底面図である。図6(a)は図5
(a)におけるF−F線断面図であり、図6(b)は図
5(a)におけるG−G線断面図である。図7(a)は
締具3の正面図であり、図7(b)は図5(a)におけ
るH−H線断面図であり、図7(c)は図5(a)にお
けるI−I線断面図である。
板部31aと支持板部31bおよび接続部32a,32
bから構成されており、弾性復元力を有するプラスチッ
ク材料(例えば、ポリプロピレン樹脂、ナイロン樹脂な
ど)の射出成形によって一体形成されている。
形の押圧凸部33aが突設され、平板状の挟持板部31
aの他端部には四角柱形の押圧凸部33bが突設され、
各押圧凸部33a,33bの頂面は平坦に形成されてい
る。平板状の支持板部31bの一端部には円柱形の係合
凸部34aが突設され、支持板部31bの他端部には四
角柱形の係合凸部34bが突設され、各係合凸部34
a,34bの頂面にはそれぞれ各係止爪35a,35b
が突設されている。尚、各係合凸部34a,34bにお
いて、各係止爪35a,35bの両側および裏側には肉
抜きが施されて凹部36が形成されている。
り、押圧凸部33aと係合凸部34aのそれぞれの頂面
は平行に対向配置され、押圧凸部33bと係合凸部34
bのそれぞれの頂面も平行に対向配置されている。そし
て、押圧凸部33aおよび係合凸部34aのそれぞれの
根元部分は接続部32aによって接続され、押圧凸部3
3bおよび係合凸部34bのそれぞれの根元部分は接続
部32bによって接続されている。
33b、各接続部32a,32bにより係止解除部が構
成されている。また、挟持板部31aの下面側における
各接続部32a,32b間には、挟持板部31aを補強
するためのフランジ部37が設けられ、そのフランジ部
37の中央部から挟持板部31aの内側にかけて補強用
の桟38が設けられている。
使用方法について、図1,図8〜図10を参照して説明
する。まず、包縛支柱2に締具3を取り付ける。すなわ
ち、図8(a)および図9の矢印αに示すように、締具
3の押圧凸部33aおよび係合凸部34aを、包縛支柱
2の腕部12aにおけるフランジ切欠部25を通して平
板部21の先端部へ挿入する。
うに、円柱状の押圧凸部33aおよび係合凸部34aは
円形のフランジ部24内に嵌合される。この状態で、締
具3の押圧凸部33bおよび係合凸部34bの側を矢印
β,γ方向に動かすと、各凸部33a,34aの外周面
はフランジ部24の内周面と摺動し、締具3は包縛支柱
2に対して各凸部33a,34aを回動軸として回動す
る。ここで、円柱状の各凸部33a,34aの外径を円
形のフランジ部24の内径よりも若干小さめに形成して
おくことにより、前記摺動を円滑にして締具3をスムー
ズに回動させることができる。また、締具3を矢印β方
向に約180゜回動させると、締具3の各板部31a,
31bの端面が包縛支柱2の腕部12aにおける係止部
22cに係止され、締具3の回動が規制される。
平板部21の上端部を囲っており、フランジ切欠部25
は腕部12aの内側に形成されているため、フランジ部
24に嵌合した各凸部33a,34aを離脱させるに
は、各凸部33a,34aがフランジ切欠部25を通る
ように、各凸部33a,34aを押し下げるようにして
引き抜かなければならない。つまり、各凸部33a,3
4aをフランジ部24に一旦嵌合させると、締具3を回
動させたときに、フランジ部24から各凸部33a,3
4aが簡単に脱落することはない。
により、包縛支柱2に対して締具3を回動可能に結合す
ると共に、その締具3の回動に際して包縛支柱2から締
具3が脱落するのを防止できる。次に、シャーシやパネ
ルなどの基板またはケーブル分配架の支柱などの被固定
物(図示略)の任意の位置に、取付孔13に挿入したボ
ルトにて底部11を締結すると共に、当該被固定物に穿
設された孔に嵌合凸部14を嵌合させることにより、当
該被固定物に対して固定具1の向きを規定した状態で取
付固定する。ここで、被固定物に穿設された孔と嵌合凸
部14との嵌合により、取付孔13に挿入されたボルト
を回動軸とする固定具1の回動が規制され、被固定物に
対する固定具1の向きが規定される。
(図示略)を、底部11から各腕部12a,12bにか
けて形成される包縛支柱2のコ字形の内側に置く。そし
て、締具3を矢印γ方向に回動させ、締具3の押圧凸部
33bおよび係合凸部34bを、包縛支柱2の腕部12
bの先端部へ挿入する。ここで、腕部12bの上端面は
平板部21および各フランジ部22a,22bによりエ
字形を成しているため、押圧凸部33bは腕部12bの
平板部21の裏面側にスムーズに導入されると共に、係
合凸部34bは腕部12bの平板部21の表面面側にス
ムーズに導入される。
1に向かって矢印δ方向に押し下げる。すると、締具3
の係合凸部34aに突設された係止爪35aと腕部12
aの鋸歯状凹凸部23とが係止すると共に、締具3の係
合凸部34bに突設された係止爪35bと腕部12bの
鋸歯状凹凸部23とが係止し、締具3は各腕部12a,
12bの任意の位置で停止する。従って、各腕部12
a,12bに対する締具3の停止位置を調整することに
より、包縛支柱2のコ字形の内側と締具3の各板部31
a,31bおよびフランジ部37の下面との間でケーブ
ル束が押圧把持され、ケーブル束の嵩が包縛支柱2のコ
字形の内側に納まる範囲内であれば、ケーブル束を確実
に包縛固定することができる。
によって形成されていることに加え、各係合凸部34
a,34bに凹部36が形成されているため、各係止爪
35a,35bは鋸歯状凹凸部23の垂直方向に弾性力
を有しており、この弾性力によって各係止爪35a,3
5bと鋸歯状凹凸部107とが確実に係止される。
頂面が各腕部12a,12bの平板部21の裏面側を押
圧するため、各係止爪35a,35bと各押圧凸部33
a,33bとにより各腕部12a,12bの平板部21
が表裏面より押圧挟持され、平板部21の垂直方向への
締具3のガタツキを防止することができる。
係合凸部34aの外径を腕部12aの各フランジ22
a,22b間の幅よりも若干小さめに形成しておくこと
により、各凸部33a,34aの外周面と腕部12aの
各フランジ22a,22bの内面とが当接する。同様
に、四角柱である押圧凸部33bおよび係合凸部34b
の横方向の幅を腕部12bの各フランジ22a,22b
間の幅よりも若干小さめに形成しておくことにより、各
凸部33b,34bの外周面と腕部12bの各フランジ
22a,22bの内面とが各凸部33b,34bの縦方
向の幅に対応する面積をもって当接する。つまり、各凸
部33a,34aの両側は腕部12aの各フランジ部2
2a,22bにより挟持され、各凸部33b,34bの
両側は腕部12bの各フランジ部22a,22bにより
挟持されるるため、平板部21の水平方向への締具3の
ガタツキを防止することができる。
縛固定を解除する場合は、図1の矢印η,μ方向に示す
ように、締具3の各板部31a,31bの中央部を指で
挟んで押圧する。すると、支持板部31bに矢印μ方向
の力がかかることにより、支持板部31bは挟持板部3
1a側に撓み、支持板部31bと各接続部32a,32
bとの接続部分を支点として、各係合凸部34a,34
bに矢印ρ方向の力がかかるため、各係合凸部34a,
34bは外側に撓められる。その結果、係止爪35aと
腕部12aの鋸歯状凹凸部23との係止が解除されると
共に、係止爪35bと腕部12bの鋸歯状凹凸部23と
の係止が解除される。
および桟38が設けられているため、挟持板部31aに
矢印η方向の力がかかっても挟持板部31aは撓まず、
各押圧凸部33a,33bが撓むこともない。そして、
締具3の各板部31a,31bの中央部を指で挟んで押
圧した状態で、締具3を各腕部12a,12bから図1
の矢印ε方向に引き上げ、図8(b)に示すように、締
具3の各凸部33a,34aが腕部12aのフランジ部
24内に嵌合されるようにしてから、締具3を矢印β方
向に回動させ、腕部12bから締具3の各凸部33b,
34bを離脱させる。その結果、各腕部12a,12b
間の上部が開放され、そこからケーブル束を取り外すこ
とができる。
以下の効果を得ることができる。 [1]回動支持部26により、包縛支柱2に対して締具
3を回動可能に結合すると共に、その締具3の回動に際
して包縛支柱2から締具3が脱落するのを防止できる。
そのため、包縛しようとするケーブルの束を包縛支柱2
のコ字形の内側に置く際に、各腕部12a,12bから
締具3を取り外す必要はなく、締具3の紛失を防止する
ことができる。
2aから各凸部33a,34aを引き抜けば、包縛支柱
2から締具3を簡単に離脱させることもできる。従っ
て、固定具1の出荷時には、出荷先の希望に応じて、包
縛支柱2に締具3を結合した状態するか又は包縛支柱2
から締具3を取り外した状態にすることが可能になり、
出荷先の要望に簡単に対応することができる。
業および包縛解除作業(包縛支柱2に締具3を取り付け
る作業、締具3を図1の矢印δ方向に押し下げてケーブ
ル束を包縛固定する作業、締具3を図1の矢印ε方向に
引き上げた後に締具3を図8の矢印β方向に回動させて
ケーブル束を取り外す作業)について、片手で行うこと
が可能になり、優れた作業性を得ることができる。特
に、狭いスペースに固定具1を取り付けた場合には、優
れた作業性を享受することができる。
入した状態において、締具3の各凸部33a,33b,
34a,34bは各腕部12a,12bのフランジ部2
2aから外側に出っ張らない。そのため、固定具1を被
固定物に取り付ける際に固定部1の左右両側にスペース
をあけておく必要がなく、狭いスペースにも容易に固定
具1を取り付けることができる。
ルの包縛およびその解除を行う際の作業性に優れると共
に、狭いスペースに取り付けることが可能で、部品の紛
失のおそれがない固定具を提供することができる。
回動支持部は、請求項2に記載の発明のように構成する
ことができる。また、請求項1または請求項2に記載の
発明における係止解除部は、請求項3に記載の発明のよ
うに構成することができる。
固定具の平面図。図1(b)は一実施形態の固定具の正
面図。
縛支柱の正面図。図2(b)は包縛支柱の平面図。図2
(a)は図2(c)におけるA−A線断面図。
包縛支柱の左側面図(図3(b)における右側面図)。
図3(a)は包縛支柱の右側面図(図3(b)における
左側面図)。
図。図4(b)は図2(c)におけるC−C線断面図。
図4(c)は図2(c)におけるD−D線断面図。図4
(d)は図2(c)におけるE−E線断面図。
具の平面図。図5(b)は締具の底面図。
図。図6(b)は図5(a)におけるG−G線断面図。
(a)におけるH−H線断面図。図7(c)は図5
(a)におけるI−I線断面図。
の正面図。
の斜視図。
めの斜視図。
部 12a,12b…腕部 23…鋸歯状凹凸部 24
…フランジ部 26…回動支持部 31a…支持板部 31b…挟
持板部 32a,32b…接続部 33a,33b…押圧凸部 34a,34b…係止凸部 35a,35b…係止爪
Claims (3)
- 【請求項1】 包縛支柱と締具とによりケーブルを包縛
固定する固定具であって、 前記包縛支柱は、 ケーブルを置くための底部と、 前記底部から対向して伸ばされた第1および第2の腕部
と、 前記第1および第2の腕部の一側面にそれぞれ設けられ
た第1および第2の鋸歯状凹凸部と、 前記第1の腕部の上端に設けられた回動支持部とを備
え、 前記締具は、 前記第1および第2の腕部の間にさし渡され、前記底部
との間でケーブルを挟持する挟持板部と、 前記挟持板部の両端に設けられ、前記挟持板部から前記
第1および第2の鋸歯状凹凸部に印加される押圧力によ
り、前記第1および第2の鋸歯状凹凸部とそれぞれ係止
する第1および第2の係止爪と、 前記挟持板部から前記第1および第2の鋸歯状凹凸部に
印加される押圧力を解除することにより、前記第1の係
止爪と前記第1の鋸歯状凹凸部との係止を解除すると共
に、前記第2の係止爪と前記第2の鋸歯状凹凸部との係
止を解除する係止解除部とを備え、 前記回動支持部は前記挟持板部の一端部と嵌合し、その
一端部を回動軸として前記挟持板部を回動させた際に、
前記第1の腕部からの前記挟持板部の脱落を防止するこ
とを特徴とする固定具。 - 【請求項2】 請求項1に記載の固定具において、 前記回動支持部には、前記第1の腕部の上端を囲む円形
のフランジ部が設けられ、 前記挟持板部の一端部には、前記フランジ部に嵌合され
る円柱状の凸部が設けられ、 前記第1の係止爪は前記凸部の頂面に設けられたことを
特徴とする固定具。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の固定具
において、 前記係止解除部は、 前記挟持板部と対向する支持板部と、 前記支持板部の一端部に設けられ、前記第1の係止爪と
対向して前記第1の腕部を押圧する第1の押圧凸部と、 前記支持板部における第1の押圧凸部とは反対側の一端
部に設けられ、前記第2の係止爪と対向して前記第2の
腕部を押圧する第2の押圧凸部と、 前記支持板部における第1の押圧凸部の根元部分と前記
挟持板部における第1の係止爪の根元部分とを接続する
第1の接続部と、 前記支持板部における第2の押圧凸部の根元部分と前記
挟持板部における第2の係止爪の根元部分とを接続する
第2の接続部とを備えたことを特徴とする固定具。
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