JP2931522B2 - 変速機 - Google Patents

変速機

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JP2931522B2
JP2931522B2 JP6126783A JP12678394A JP2931522B2 JP 2931522 B2 JP2931522 B2 JP 2931522B2 JP 6126783 A JP6126783 A JP 6126783A JP 12678394 A JP12678394 A JP 12678394A JP 2931522 B2 JP2931522 B2 JP 2931522B2
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正明 山下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械、産業機械、建設機械、農業機
械、車両機械等に用いられる変速機としては、従来、イ
ンバーターやサーボモーター等の電気制御による変速機
等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記変速機で
は、低速域においては、低トルクで出力不足であり、効
率が悪いという問題がある。
【0004】また、電力を使用しない自動車等に用いら
れる変速機では、制御に難があり、構造が複雑化する問
題がある。
【0005】そこで本発明は、構造が簡単で、かつ、取
扱い及び製作が容易で、広範囲の変速域で高効率である
と共に動的バランスが良好な変速機を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、回転自在な入力軸と、該入力軸の入力回転軸心と同
軸で回転自在な出力軸と、該出力軸と同軸にて一体回転
する太陽外平歯車と、上記入力軸に形成された偏心軸部
にその偏心軸心を中心として回転自在に枢着されて上記
入力回転軸心廻りに偏心回転する入力外平歯車と、該入
力外平歯車と同軸にて一体回転して上記入力回転軸心廻
りに偏心回転する入力内平歯車と、上記入力回転軸心と
同軸にて上記入力軸と相対回転自在な回転体と、該回転
体と同軸にて一体回転すると共に上記入力内平歯車と噛
合する変速外平歯車と、上記回転体に於て上記入力回転
軸心と平行な公転軸心を中心として回転自在に枢着され
て上記太陽外平歯車と噛合すると共に該入力回転軸心廻
りに公転自在な遊星第一外平歯車と、該遊星第一外平歯
車と同軸にて一体回転して上記入力回転軸心廻りに公転
自在な遊星第二外平歯車と、該遊星第二外平歯車と噛合
すると共に上記入力回転軸心を中心として回転自在な中
間外平歯車と、該中間外平歯車と同軸にて一体回転する
と共に上記入力外平歯車と噛合する中間内平歯車と、上
記回転体の回転速度を変化させる変速手段と、を備え、
上記変速外平歯車と中間内平歯車の歯数及び基準ピッチ
円を同一に設定すると共に、該中間内平歯車と中間外平
歯車の歯数の比を2:1に設定し、かつ、上記遊星第一
外平歯車と太陽外平歯車の噛合点から上記遊星第二外平
歯車と中間外平歯車の噛合点までの距離と、上記遊星第
一外平歯車と太陽外平歯車の噛合点から上記公転軸心ま
での距離と、の比を1:2に設定したものである。
【0007】また、回転自在な入力軸と、該入力軸の入
力回転軸心と同軸で回転自在な出力軸と、該出力軸と同
軸にて一体回転する太陽外平歯車と、上記入力軸に形成
された偏心軸部にその偏心軸心を中心として回転自在に
枢着されて上記入力回転軸心廻りに偏心回転する入力外
平歯車と、該入力外平歯車と同軸にて一体回転して上記
入力回転軸心廻りに偏心回転する入力内平歯車と、上記
入力回転軸心と同軸にて上記入力軸と相対回転自在な回
転体と、該回転体と同軸にて一体回転すると共に上記入
力外平歯車と噛合する変速内平歯車と、上記回転体に於
て上記入力回転軸心と平行な公転軸心を中心として回転
自在に枢着されて上記太陽外平歯車と噛合すると共に該
入力回転軸心廻りに公転自在な遊星第一外平歯車と、該
遊星第一外平歯車と同軸にて一体回転して上記入力回転
軸心廻りに公転自在な遊星第二外平歯車と、該遊星第二
外平歯車と噛合すると共に上記入力回転軸心を中心とし
て回転自在な中間第一外平歯車と、該中間第一外平歯車
と同軸にて一体回転すると共に上記入力内平歯車と噛合
する中間第二外平歯車と、上記回転体の回転速度を変化
させる変速手段と、を備え、上記変速内平歯車と中間第
二外平歯車の歯数及び基準ピッチ円を同一に設定すると
共に、該中間第二外平歯車と中間第一外平歯車の歯数の
比を2:1に設定し、かつ、上記遊星第一外平歯車と太
陽外平歯車の噛合点から上記遊星第二外平歯車と中間第
一外平歯車の噛合点までの距離と、上記遊星第一外平歯
車と太陽外平歯車の噛合点から上記公転軸心までの距離
と、の比を1:2に設定したものである。
【0008】さらに、遊星第一外平歯車と遊星第二外平
歯車の歯数を僅かに相違させた。さらに、複数の遊星第
一外平歯車及び遊星第二外平歯車を、入力回転軸心から
公転軸心までの距離を半径とする円周上に於て周方向等
ピッチで配設した。
【0009】また、回転自在な入力軸と、該入力軸の入
力回転軸心と同軸で回転自在な出力軸と、該出力軸に形
成された偏心軸部にその偏心軸心を中心として回転自在
に枢着されて上記入力回転軸心廻りに偏心回転する出力
外平歯車と、該出力外平歯車と同軸にて一体回転して上
記入力回転軸心廻りに偏心回転する出力内平歯車と、上
記入力軸に形成された偏心軸部にその偏心軸心を中心と
して回転自在に枢着されて上記入力回転軸心廻りに偏心
回転する入力外平歯車と、該入力外平歯車と同軸にて一
体回転して上記入力回転軸心廻りに偏心回転する入力内
平歯車と、上記入力回転軸心と同軸にて上記入力軸と相
対回転自在な回転体と、該回転体と同軸にて一体回転す
ると共に上記入力外平歯車と噛合する変速第一内平歯車
と、該回転体と同軸にて一体回転すると共に上記出力外
平歯車と噛合する変速第二内平歯車と、上記出力内平歯
車と上記入力内平歯車に夫々噛合すると共に上記入力回
転軸心を中心として回転自在な中間外平歯車と、上記回
転体の回転速度を変化させる変速手段と、を備え、上記
変速第一内平歯車、変速第二内平歯車及び中間外平歯車
の歯数及び基準ピッチ円を同一に設定したものである。
【0010】また、回転自在な入力軸と、該入力軸の入
力回転軸心と同軸で回転自在な出力軸と、該出力軸に形
成された偏心軸部にその偏心軸心を中心として回転自在
に枢着されて上記入力回転軸心廻りに偏心回転する出力
外平歯車と、該出力外平歯車と同軸にて一体回転して上
記入力回転軸心廻りに偏心回転する出力内平歯車と、上
記入力軸に形成された偏心軸部にその偏心軸心を中心と
して回転自在に枢着されて上記入力回転軸心廻りに偏心
回転する入力外平歯車と、該入力外平歯車と同軸にて一
体回転して上記入力回転軸心廻りに偏心回転する入力内
平歯車と、上記入力回転軸心と同軸にて上記入力軸と相
対回転自在な回転体と、該回転体と同軸にて一体回転す
ると共に上記入力内平歯車と噛合する変速第一外平歯車
と、該回転体と同軸にて一体回転すると共に上記出力内
平歯車と噛合する変速第二外平歯車と、上記入力外平歯
車と噛合すると共に上記入力回転軸心を中心として回転
自在な中間第一内平歯車と、該中間第一内平歯車と同軸
にて一体回転すると共に上記出力外平歯車と噛合する中
間第二内平歯車と、上記回転体の回転速度を変化させる
変速手段と、を備え、上記変速第一外平歯車、変速第二
外平歯車、中間第一内平歯車及び中間第二内平歯車の歯
数及び基準ピッチ円を同一に設定したものである。
【0011】
【作用】原動機等により入力軸が回転している状態で、
変速手段にて、回転体と入力軸を同一の回転方向及び回
転速度にすれば、入力軸から出力軸まで回転トルクを伝
動する歯車全部がロック状態となって、出力軸は入力軸
と同一回転数となる。そして、入力軸よりも回転体の回
転速度を遅らせていくと、その回転速度差によって、上
記歯車の内で自転可能な歯車が自転を始め、これによ
り、上記回転速度差の大小に応じて、出力軸の回転が遅
くなる。
【0012】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳説する。
【0013】図1は、本発明に係る変速機の一実施例を
示し、この変速機は、回転自在な入力軸1と、入力軸1
の入力回転軸心Aと同軸で回転自在な出力軸2と、出力
軸2と同軸Aにて一体回転する太陽外平歯車4と、入力
軸1に形成された偏心軸部5にその偏心軸心Eを中心と
して回転(自転)自在に枢着される入力外平歯車6と、
入力外平歯車6と同軸Cにて一体回転する入力内平歯車
7と、入力回転軸心Aと同軸にて入力軸1と相対回転自
在な回転体8と、回転体8と同軸Aにて一体回転する変
速外平歯車9と、回転体8に於て入力回転軸心Aと平行
な公転軸心Bを中心として回転自在に枢着される遊星第
一外平歯車10と、遊星第一外平歯車10と同軸Bにて一体
回転する遊星第二外平歯車11と、入力回転軸心Aを中心
として回転自在な中間外平歯車18と、中間外平歯車18と
同軸Aにて一体回転する中間内平歯車19と、回転体8の
回転速度を変化させる変速手段17と、を備えている。
【0014】具体的には、入力軸1と出力軸2は、軸受
3…等を介してケーシング等に、入力回転軸心Aを中心
に回転自在に枢支される。入力軸1の基端側は、図示省
略の原動機に接続されて回転駆動され、出力軸2の先端
側は、変速駆動される機械等に接続される。なお、同図
に於て左側が先端側、右側が基端側である。
【0015】太陽外平歯車4は、出力軸2の一部(図例
では基端部)に一体形成され、出力軸2の基端部に、入
力軸1の先端部が相対回転自在に枢支される。偏心軸部
5は入力軸1の一部に形成され、偏心軸心Cは入力回転
軸心Aと平行であって比較的少ない偏心量に設定され
る。
【0016】入力外平歯車6と入力内平歯車7は軸心方
向に並ぶように一体形成され、入力回転軸心A廻りに偏
心回転自在とされる。この入力外平歯車6は中間内平歯
車19と噛合する。回転体8は、中空状であって、全歯車
を包囲状として入力軸1及び出力軸2に外嵌状に設けら
れる。
【0017】変速外平歯車9は、回転体8に一体形成さ
れ入力内平歯車7と噛合する。遊星第一外平歯車10と遊
星第二外平歯車11は、軸心方向に並ぶように一体形成さ
れて、回転体8に形成された軸心方向の枢軸12に枢着さ
れ、公転軸心Bを中心として自転自在とされると共に入
力回転軸心A廻りに公転自在とされる。
【0018】この遊星第一外平歯車10及び遊星第二外平
歯車11を対でもって、入力回転軸心Aから公転軸心Bま
での距離を半径とする円周上に於て周方向等ピッチで配
設する。
【0019】遊星第一外平歯車10は太陽外平歯車4と噛
合し、遊星第二外平歯車11は中間外平歯車18と噛合す
る。中間外平歯車18と中間内平歯車19は軸心方向に並ぶ
ように一体形成され、入力軸1に回転自在に枢着され
る。
【0020】また、変速外平歯車9と中間内平歯車19の
歯数及び基準ピッチ円を同一に設定すると共に、中間内
平歯車19と中間外平歯車18の歯数の比を2:1に設定す
る。さらに、遊星第一外平歯車10と太陽外平歯車4の噛
合点から遊星第二外平歯車11と中間外平歯車18の噛合点
までの距離L1 と、遊星第一外平歯車10と太陽外平歯車
4の噛合点から公転軸心Bまでの距離L2 と、の比(L
1 :L2 )を1:2に設定する。
【0021】ここで、図1の実施例の各歯車の歯数等の
具体的数値の一例を示せば、太陽外平歯車4が36枚、遊
星第一外平歯車10が18枚、遊星第二外平歯車11及び中間
外平歯車18が27枚、中間内平歯車19及び変速外平歯車9
が54枚、入力外平歯車6が48枚、入力内平歯車7が60枚
であって、転位量がゼロである。もちろん、これ以外の
設定値であってもよいが、これらの歯車相互間の比率は
上記数値例と同じとするのが好ましい。
【0022】回転体8の基端部には、プーリー13が、滑
りキー14を介して外嵌状に取付けられる。プーリー13
は、一対のプーリー半体15a,15bからなり、一方のプ
ーリー半体15aは回転体8に固定される。他方のプーリ
ー半体15bは、回転体8に対して、一体回転可能かつ軸
心A方向にスライド自在となっており、図示省略のバネ
等によりプーリー半体15aに接近する方向に弾発付勢さ
れる。
【0023】プーリー13と、図示省略の電動機等の回転
軸に取付けられたプーリーには、Vベルト16が巻き掛け
られ、該回転軸の回転により、プーリー13及び回転体8
が一体に回転する。また、プーリー半体15aに対してプ
ーリー半体15bを接近・離間させることにより、Vベル
ト16を、プーリー13の径方向にスライドさせ、プーリー
13及び回転体8の回転速度(即ち、変速外平歯車9と、
遊星第一外平歯車10及び遊星第二外平歯車11の公転速
度)を変化させることができる。
【0024】このプーリー13やVベルト16等により変速
手段17が構成される。なお、これ以外に、摩擦車や油圧
等を用いて変速手段17を構成するも自由であり、さら
に、回転体8を正転・逆転自在に制御できる変速手段17
を用いるも自由である。
【0025】しかして、上述の如く構成された変速機に
於て、入力軸1を所定速度で回転させた状態として、回
転体8を、入力軸1と同一の方向及び回転速度で回転さ
せれば、変速外平歯車9、入力内平歯車7、入力外平歯
車6、中間内平歯車19、中間外平歯車18、遊星第二外平
歯車11、遊星第一外平歯車10、太陽外平歯車4が全てロ
ック状態となって、入力内平歯車7、入力外平歯車6、
遊星第二外平歯車11、遊星第一外平歯車10は自転を起こ
さずに、入力回転軸心A廻りに一体に(入力軸1と同一
回転方向へ)回転する。従って、出力軸2は入力軸1と
同一回転数となる。
【0026】この状態から、回転体8の回転を変速手段
17にて入力軸1の回転よりも遅らせていくと、両者8,
1の回転速度差により、入力内平歯車7と入力外平歯車
6が偏心軸心C廻りに自転を始めると共に、中間内平歯
車19、中間外平歯車18を介して、遊星第二外平歯車11、
遊星第一外平歯車10が自転して、太陽外平歯車4の回転
(即ち出力軸2の回転)が入力軸1よりも遅くなり、つ
いには出力軸2の回転が停止する(以下ゼロ回転とい
う)。
【0027】このようにして、変速手段17にて回転体8
の回転速度を変化させるだけで、全域定出力で出力軸2
の無段変速が行える。しかも、出力軸2のゼロ回転は、
入力軸1を回転させる原動機の回転数に関係なく得られ
て、原動機の回転力により保障され、閉ループである。
【0028】また、図1の変速機では、中間内平歯車19
と変速外平歯車9が同径・同歯数であるから、いわゆる
「すべり」がない。この変速機を、自動変速───変速
手段17無しで、例えば、入力軸1の回転速度とトルクが
一定でも負荷に応じて出力軸2の回転速度等が自動的に
変化する。───とする場合には、「すべり」が発生す
るように、変速外平歯車9と中間内平歯車19の歯数及び
基準ピッチ円、中間内平歯車19と中間外平歯車18の歯数
比、L1 :L2 等を調整する。なお、この変速機におい
て、一層広い範囲にわたって減速を行うには、回転体8
を入力軸1と同じ方向及び逆方向へ回転させることので
きる変速手段17を用いるようにする。
【0029】次に、図2は他の実施例で、図1の実施例
における変速外平歯車9、入力内平歯車7、入力外平歯
車6、中間内平歯車19の歯の向きを内外逆に構成したも
のである。
【0030】即ち、図2の変速機では、図1と同様構成
の入力軸1、出力軸2、太陽外平歯車4、回転体8、遊
星第一外平歯車10、遊星第二外平歯車11及び変速手段17
の他に、入力軸1に形成された偏心軸部5にその偏心軸
心Cを中心として回転(自転)自在に枢着される入力外
平歯車20と、入力外平歯車20と同軸Cにて一体回転する
入力内平歯車21と、回転体8と同軸Aにて一体回転する
と共に入力外平歯車20と噛合する変速内平歯車22と、遊
星第二外平歯車11と噛合すると共に入力回転軸心Aを中
心として回転自在な中間第一外平歯車23と、中間第一外
平歯車23と同軸Aにて一体回転すると共に入力内平歯車
21と噛合する中間第二外平歯車24と、を備えている。
【0031】具体的には、入力外平歯車20と入力内平歯
車21は、軸心方向に並ぶように一体形成され、入力回転
軸心A廻りに偏心回転自在とされる。また、変速内平歯
車22は回転体8に一体形成され、中間第一外平歯車23と
中間第二外平歯車24は軸心方向に並ぶように一体形成さ
れ、入力軸1に回転自在に枢着される。
【0032】さらに、変速内平歯車22と中間第二外平歯
車24の歯数及び基準ピッチ円を同一に設定すると共に、
中間第二外平歯車24と中間第一外平歯車23の歯数の比を
2:1に設定し、かつ、遊星第一外平歯車10と太陽外平
歯車4の噛合点から遊星第二外平歯車11と中間第一外平
歯車23の噛合点までの距離L1 と、遊星第一外平歯車10
と太陽外平歯車4の噛合点から公転軸心Bまでの距離L
2 と、の比(L1 :L2 )を1:2に設定する。
【0033】ここで、図2の実施例の各歯車の歯数等の
具体的数値の一例を示せば、太陽外平歯車4が33枚、遊
星第一外平歯車10が21枚、遊星第二外平歯車11及び中間
第一外平歯車23が27枚、中間第二外平歯車24及び変速内
平歯車22が54枚、入力外平歯車20が48枚、入力内平歯車
21が60枚であって、転位量がゼロである。もちろん、こ
れ以外の設定値であってもよいが、これらの歯車相互間
の比率は上記数値例と同じとするのが好ましい。
【0034】そして、入力軸1を所定速度で回転させた
状態として、回転体8を、入力軸1と同一の方向及び回
転速度で回転させれば、変速内平歯車22、入力外平歯車
20、入力内平歯車21、中間第二外平歯車24、中間第一外
平歯車23、遊星第二外平歯車11、遊星第一外平歯車10、
太陽外平歯車4が全てロック状態となって、入力外平歯
車20、入力内平歯車21、遊星第二外平歯車11、遊星第一
外平歯車10は自転を起こさずに、入力回転軸心A廻りに
一体に(入力軸1と同一回転方向へ)回転する。従っ
て、出力軸2は入力軸1と同一回転数となる。
【0035】この状態から、回転体8の回転を変速手段
17にて入力軸1の回転よりも遅らせていくと、両者8,
1の回転速度差により、入力外平歯車20と入力内平歯車
21が偏心軸心C廻りに自転を始めると共に、中間第二外
平歯車24、中間第一外平歯車23を介して、遊星第二外平
歯車11、遊星第一外平歯車10が自転して、太陽外平歯車
4の回転(即ち出力軸2の回転)が入力軸1よりも遅く
なり、ついには出力軸2の回転が停止する。
【0036】このようにして、変速手段17にて回転体8
の回転速度を変化させるだけで、全域定出力で出力軸2
の無段変速が行える。しかも、出力軸2のゼロ回転は、
入力軸1を回転させる原動機の回転数に関係なく得られ
て、原動機の回転力により保障され、閉ループである。
【0037】また、図2の変速機では、遊星第一外平歯
車10と遊星第二外平歯車11の歯数を僅かに相違させる
(歯数を近づける)と力が強くなる。なお、遊星第一外
平歯車10は遊星第二外平歯車11より歯数を少なく設定す
る。
【0038】図2の実施例の変速機の場合「すべり」が
起き易いので、自動変速に好適である。例えば、負荷に
応じて出力軸2の回転速度等が自動的に変化するコンバ
ータとして利用できる。また、仮想線で示すように出力
軸2を中空状に形成すると共に、入力軸1の先端側を延
伸させて出力軸2に回転自在に挿通して、強い力をあま
り必要としない自転車等の簡単な機械の自動変速に応用
できる。
【0039】次に、図3は別の実施例で、図2の実施例
における太陽外平歯車4、遊星第一外平歯車10、遊星第
二外平歯車11、中間第一外平歯車23、中間第二外平歯車
24を、他の歯車で置き換えて構成したものである。
【0040】即ち、図3の変速機では、図2と同様構成
の入力軸1、回転体8、入力外平歯車20、入力内平歯車
21及び変速手段17の他に、出力軸2に形成された偏心軸
部25にその偏心軸心Eを中心として回転(自転)自在に
枢着される出力外平歯車26と、出力外平歯車26と同軸E
にて一体回転する出力内平歯車27と、回転体8と同軸A
にて一体回転すると共に入力外平歯車20と噛合する変速
第一内平歯車28と、回転体8と同軸Aにて一体回転する
と共に出力外平歯車26と噛合する変速第二内平歯車29
と、出力内平歯車27と入力内平歯車21に夫々噛合する中
間外平歯車30と、を備えている。
【0041】具体的には、出力外平歯車26と出力内平歯
車27は、軸心方向に並ぶように一体形成され、入力回転
軸心A廻りに偏心回転自在とされる。また、変速第一内
平歯車28と変速第二内平歯車29は、回転体8に一体形成
される。中間外平歯車30は、入力軸1に入力回転軸心A
を中心として回転自在に枢着される。さらに、変速第一
内平歯車28、変速第二内平歯車29及び中間外平歯車30の
歯数及び基準ピッチ円を同一に設定する。
【0042】そして、入力軸1を所定速度で回転させた
状態として、回転体8を、入力軸1と同一の方向及び回
転速度で回転させれば、変速第一内平歯車28、入力外平
歯車20、入力内平歯車21、中間外平歯車30、出力内平歯
車27、出力外平歯車26、変速第二内平歯車29が全てロッ
ク状態となって、入力外平歯車20、入力内平歯車21、出
力内平歯車27、出力外平歯車26は自転を起こさずに、入
力回転軸心A廻りに一体に(入力軸1と同一回転方向
へ)回転する。従って、出力軸2は入力軸1と同一回転
数となる。
【0043】この状態から、回転体8の回転を変速手段
17にて入力軸1の回転よりも遅らせていくと、両者8,
1の回転速度差により、入力外平歯車20と入力内平歯車
21が偏心軸心C廻りに自転を始めると共に、中間外平歯
車30を介して、出力内平歯車27、出力外平歯車26が自転
して、出力内平歯車27と出力外平歯車26の偏心回転(即
ち出力軸2の回転)が入力軸1よりも遅くなり、ついに
は出力軸2の回転が停止する。
【0044】このようにして、変速手段17にて回転体8
の回転速度を変化させるだけで、全域定出力で出力軸2
の無段変速が行える。この場合、矢印F1 ,F2 で示す
二つの分力が、出力軸2の部分で結ばれて合理的な閉ル
ープを構成している。
【0045】また、図3の変速機では、変速第一内平歯
車28、変速第二内平歯車29及び中間外平歯車30が同径・
同歯数であるから「すべり」がない。
【0046】次に、図4はさらに別の実施例で、図3の
実施例における各歯車の歯の向きを内外逆に構成したも
のである。
【0047】即ち、図4の変速機では、図3と同様構成
の入力軸1、出力軸2、回転体8、及び変速手段17の他
に、出力軸2に形成された偏心軸部25にその偏心軸心E
を中心として回転(自転)自在に枢着される出力外平歯
車31と、出力外平歯車31と同軸Eにて一体回転する出力
内平歯車32と、入力軸1に形成された偏心軸部5にその
偏心軸心Cを中心として回転(自転)自在に枢着される
入力外平歯車33と、入力外平歯車33と同軸Cにて一体回
転する入力内平歯車34と、回転体8と同軸Aにて一体回
転すると共に入力内平歯車34と噛合する変速第一外平歯
車35と、回転体8と同軸Aにて一体回転すると共に出力
内平歯車32と噛合する変速第二外平歯車36と、入力外平
歯車33と噛合すると共に入力回転軸心Aを中心として回
転自在な中間第一内平歯車37と、中間第一内平歯車37と
同軸Aにて一体回転すると共に出力外平歯車31と噛合す
る中間第二内平歯車38と、を備える。
【0048】具体的には、入力外平歯車33と入力内平歯
車34は、軸心方向に並ぶように一体形成され、入力回転
軸心A廻りに偏心回転自在とされる。さらに、出力外平
歯車31と出力内平歯車32も、軸心方向に並ぶように一体
形成され、入力回転軸心A廻りに偏心回転自在とされ
る。
【0049】また、中間第一内平歯車37と中間第二内平
歯車38は一体形成され、入力軸1に枢着される。変速第
一外平歯車35と変速第二外平歯車36は、回転体8に一体
形成される。さらに、変速第一外平歯車35、変速第二外
平歯車36、中間第一内平歯車37及び中間第二内平歯車38
の歯数及び基準ピッチ円を同一に設定する。
【0050】そして、入力軸1を所定速度で回転させた
状態として、回転体8を、入力軸1と同一の方向及び回
転速度で回転させれば、変速第一外平歯車35、入力内平
歯車34、入力外平歯車33、中間第一内平歯車37、中間第
二内平歯車38、出力外平歯車31、出力内平歯車32、変速
第二外平歯車36が全てロック状態となって、入力内平歯
車34、入力外平歯車33、出力外平歯車31、出力内平歯車
32は自転を起こさずに、入力回転軸心A廻りに一体に
(入力軸1と同一回転方向へ)回転する。従って、出力
軸2は入力軸1と同一回転数となる。
【0051】この状態から、回転体8の回転を変速手段
17にて入力軸1の回転よりも遅らせていくと、両者8,
1の回転速度差により、入力内平歯車34と入力外平歯車
33が偏心軸心C廻りに自転を始めると共に、中間第一内
平歯車37、中間第二内平歯車38を介して、出力外平歯車
31、出力内平歯車32が自転して、出力外平歯車31と出力
内平歯車32の偏心回転(即ち出力軸2の回転)が入力軸
1よりも遅くなり、ついには出力軸2の回転が停止す
る。
【0052】このようにして、変速手段17にて回転体8
の回転速度を変化させるだけで、全域定出力で出力軸2
の無段変速が行える。この場合、矢印F1 ,F2 で示す
二つの分力が、出力軸2の部分で結ばれて合理的な閉ル
ープを構成している。
【0053】また、図4の変速機では、変速第一外平歯
車35、変速第二外平歯車36、中間第一内平歯車37及び中
間第二内平歯車38が同径・同歯数であるから「すべり」
がない。
【0054】なお、本発明は上述の実施例に限定されず
本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由である。
例えば、遊星第一外平歯車10及び遊星第一外平歯車11の
個数の増減は自由である。
【0055】また、図1に於て、回転体8と変速外平歯
車9、入力外平歯車6と入力内平歯車7、中間外平歯車
18と中間内平歯車19、遊星第一外平歯車10と遊星第二外
平歯車11、出力軸2と太陽外平歯車4を、夫々一体形成
せずに、別体の部品を相互に固着して一体化してもよ
い。さらに、図2に於て、回転体8と変速内平歯車22、
入力外平歯車20と入力内平歯車21、中間第一外平歯車23
と中間第二外平歯車24を、夫々一体形成せずに、別体の
部品を相互に固着して一体化してもよい。
【0056】また、図3に於て、回転体8と変速第一内
平歯車28、回転体8と変速第二内平歯車29、出力外平歯
車26と出力内平歯車27を、夫々一体形成せずに、別体の
部品を相互に固着して一体化してもよい。さらに、図4
に於て、回転体8と変速第一外平歯車35、回転体8と変
速第二外平歯車36、入力外平歯車33と入力内平歯車34、
中間第一内平歯車37と中間第二内平歯車38、出力外平歯
車31と出力内平歯車32を、夫々一体形成せずに、別体の
部品を相互に固着して一体化してもよい。
【0057】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載するような著大な効果を奏する。
【0058】本発明の変速機は、歯車等の簡単な形状・
構造の部品により構成されているので、取扱い操作及び
製作が容易である。さらに、変速手段17にて回転体8の
回転速度を変化させるだけで、出力軸2を無段階かつ全
域定出力で、所望回転数に変速することができる。しか
も、閉ループのため、歯車に反力が作用せず、噛合した
歯車を軽く回すことができる。また、各歯車を転移させ
る必要がないため、強度不足とならず、耐久性が良い。
さらに、偏心軸部5,25の偏心量が少ないため、動的バ
ランスが良く、回転時の振動を抑えることができる。
【0059】また、請求項1,5,6記載の変速機で
は、歯車のすべりがなくて効率が良く、請求項2記載の
変速機では、すべりが起き易いので自動変速に好適であ
る。
【0060】さらに、請求項3記載の変速機では、出力
軸2を高トルクで回転させることができ、請求項4記載
の変速機では、遊星第一外平歯車10及び遊星第二外平歯
車11に対するウエイトバランス(錘)等によるバランシ
ングが不要となり、変速機全体の重量バランスが良くな
って、回転時の振動を一層抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面側面図である。
【図2】他の実施例を示す断面側面図である。
【図3】別の実施例を示す断面側面図である。
【図4】さらに別の実施例を示す断面側面図である。
【符号の説明】
1 入力軸 2 出力軸 4 太陽外平歯車 5 偏心軸部 6 入力外平歯車 7 入力内平歯車 8 回転体 9 変速外平歯車 10 遊星第一外平歯車 11 遊星第二外平歯車 17 変速手段 18 中間外平歯車 19 中間内平歯車 20 入力外平歯車 21 入力内平歯車 22 変速内平歯車 23 中間第一外平歯車 24 中間第二外平歯車 25 偏心軸部 26 出力外平歯車 27 出力内平歯車 28 変速第一内平歯車 29 変速第二内平歯車 30 中間外平歯車 31 出力外平歯車 32 出力内平歯車 33 入力外平歯車 34 入力内平歯車 35 変速第一外平歯車 36 変速第二外平歯車 37 中間第一内平歯車 38 中間第二内平歯車 A 入力回転軸心 B 公転軸心 C 偏心軸心 E 偏心軸心 L1 距離 L2 距離

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在な入力軸1と、該入力軸1の入
    力回転軸心Aと同軸で回転自在な出力軸2と、該出力軸
    2と同軸Aにて一体回転する太陽外平歯車4と、上記入
    力軸1に形成された偏心軸部5にその偏心軸心Eを中心
    として回転自在に枢着されて上記入力回転軸心A廻りに
    偏心回転する入力外平歯車6と、該入力外平歯車6と同
    軸Cにて一体回転して上記入力回転軸心A廻りに偏心回
    転する入力内平歯車7と、上記入力回転軸心Aと同軸に
    て上記入力軸1と相対回転自在な回転体8と、該回転体
    8と同軸Aにて一体回転すると共に上記入力内平歯車7
    と噛合する変速外平歯車9と、上記回転体8に於て上記
    入力回転軸心Aと平行な公転軸心Bを中心として回転自
    在に枢着されて上記太陽外平歯車4と噛合すると共に該
    入力回転軸心A廻りに公転自在な遊星第一外平歯車10
    と、該遊星第一外平歯車10と同軸Bにて一体回転して上
    記入力回転軸心A廻りに公転自在な遊星第二外平歯車11
    と、該遊星第二外平歯車11と噛合すると共に上記入力回
    転軸心Aを中心として回転自在な中間外平歯車18と、該
    中間外平歯車18と同軸Aにて一体回転すると共に上記入
    力外平歯車6と噛合する中間内平歯車19と、上記回転体
    8の回転速度を変化させる変速手段17と、を備え、上記
    変速外平歯車9と中間内平歯車19の歯数及び基準ピッチ
    円を同一に設定すると共に、該中間内平歯車19と中間外
    平歯車18の歯数の比を2:1に設定し、かつ、上記遊星
    第一外平歯車10と太陽外平歯車4の噛合点から上記遊星
    第二外平歯車11と中間外平歯車18の噛合点までの距離L
    1 と、上記遊星第一外平歯車10と太陽外平歯車4の噛合
    点から上記公転軸心Bまでの距離L2 と、の比を1:2
    に設定したことを特徴とする変速機。
  2. 【請求項2】 回転自在な入力軸1と、該入力軸1の入
    力回転軸心Aと同軸で回転自在な出力軸2と、該出力軸
    2と同軸Aにて一体回転する太陽外平歯車4と、上記入
    力軸1に形成された偏心軸部5にその偏心軸心Cを中心
    として回転自在に枢着されて上記入力回転軸心A廻りに
    偏心回転する入力外平歯車20と、該入力外平歯車20と同
    軸Cにて一体回転して上記入力回転軸心A廻りに偏心回
    転する入力内平歯車21と、上記入力回転軸心Aと同軸に
    て上記入力軸1と相対回転自在な回転体8と、該回転体
    8と同軸Aにて一体回転すると共に上記入力外平歯車20
    と噛合する変速内平歯車22と、上記回転体8に於て上記
    入力回転軸心Aと平行な公転軸心Bを中心として回転自
    在に枢着されて上記太陽外平歯車4と噛合すると共に該
    入力回転軸心A廻りに公転自在な遊星第一外平歯車10
    と、該遊星第一外平歯車10と同軸Bにて一体回転して上
    記入力回転軸心A廻りに公転自在な遊星第二外平歯車11
    と、該遊星第二外平歯車11と噛合すると共に上記入力回
    転軸心Aを中心として回転自在な中間第一外平歯車23
    と、該中間第一外平歯車23と同軸Aにて一体回転すると
    共に上記入力内平歯車21と噛合する中間第二外平歯車24
    と、上記回転体8の回転速度を変化させる変速手段17
    と、を備え、上記変速内平歯車22と中間第二外平歯車24
    の歯数及び基準ピッチ円を同一に設定すると共に、該中
    間第二外平歯車24と中間第一外平歯車23の歯数の比を
    2:1に設定し、かつ、上記遊星第一外平歯車10と太陽
    外平歯車4の噛合点から上記遊星第二外平歯車11と中間
    第一外平歯車23の噛合点までの距離L1 と、上記遊星第
    一外平歯車10と太陽外平歯車4の噛合点から上記公転軸
    心Bまでの距離L2 と、の比を1:2に設定したことを
    特徴とする変速機。
  3. 【請求項3】 遊星第一外平歯車10と遊星第二外平歯車
    11の歯数を僅かに相違させた請求項2記載の変速機。
  4. 【請求項4】 複数の遊星第一外平歯車10…及び遊星第
    二外平歯車11…を、入力回転軸心Aから公転軸心Bまで
    の距離を半径とする円周上に於て周方向等ピッチで配設
    した請求項1,2又は3記載の変速機。
  5. 【請求項5】 回転自在な入力軸1と、該入力軸1の入
    力回転軸心Aと同軸で回転自在な出力軸2と、該出力軸
    2に形成された偏心軸部25にその偏心軸心Eを中心とし
    て回転自在に枢着されて上記入力回転軸心A廻りに偏心
    回転する出力外平歯車26と、該出力外平歯車26と同軸E
    にて一体回転して上記入力回転軸心A廻りに偏心回転す
    る出力内平歯車27と、上記入力軸1に形成された偏心軸
    部5にその偏心軸心Cを中心として回転自在に枢着され
    て上記入力回転軸心A廻りに偏心回転する入力外平歯車
    20と、該入力外平歯車20と同軸Cにて一体回転して上記
    入力回転軸心A廻りに偏心回転する入力内平歯車21と、
    上記入力回転軸心Aと同軸にて上記入力軸1と相対回転
    自在な回転体8と、該回転体8と同軸Aにて一体回転す
    ると共に上記入力外平歯車20と噛合する変速第一内平歯
    車28と、該回転体8と同軸Aにて一体回転すると共に上
    記出力外平歯車26と噛合する変速第二内平歯車29と、上
    記出力内平歯車27と入力内平歯車21に夫々噛合すると共
    に上記入力回転軸心Aを中心として回転自在な中間外平
    歯車30と、上記回転体8の回転速度を変化させる変速手
    段17と、を備え、上記変速第一内平歯車28、変速第二内
    平歯車29及び中間外平歯車30の歯数及び基準ピッチ円を
    同一に設定したことを特徴とする変速機。
  6. 【請求項6】 回転自在な入力軸1と、該入力軸1の入
    力回転軸心Aと同軸で回転自在な出力軸2と、該出力軸
    2に形成された偏心軸部25にその偏心軸心Eを中心とし
    て回転自在に枢着されて上記入力回転軸心A廻りに偏心
    回転する出力外平歯車31と、該出力外平歯車31と同軸E
    にて一体回転して上記入力回転軸心A廻りに偏心回転す
    る出力内平歯車32と、上記入力軸1に形成された偏心軸
    部5にその偏心軸心Cを中心として回転自在に枢着され
    て上記入力回転軸心A廻りに偏心回転する入力外平歯車
    33と、該入力外平歯車33と同軸Cにて一体回転して上記
    入力回転軸心A廻りに偏心回転する入力内平歯車34と、
    上記入力回転軸心Aと同軸にて上記入力軸1と相対回転
    自在な回転体8と、該回転体8と同軸Aにて一体回転す
    ると共に上記入力内平歯車34と噛合する変速第一外平歯
    車35と、該回転体8と同軸Aにて一体回転すると共に上
    記出力内平歯車32と噛合する変速第二外平歯車36と、上
    記入力外平歯車33と噛合すると共に上記入力回転軸心A
    を中心として回転自在な中間第一内平歯車37と、該中間
    第一内平歯車37と同軸Aにて一体回転すると共に上記出
    力外平歯車31と噛合する中間第二内平歯車38と、上記回
    転体8の回転速度を変化させる変速手段17と、を備え、
    上記変速第一外平歯車35、変速第二外平歯車36、中間第
    一内平歯車37及び中間第二内平歯車38の歯数及び基準ピ
    ッチ円を同一に設定したことを特徴とする変速機。
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