JP2929788B2 - コントロールケーブルのケーブル遊び調整方法 - Google Patents

コントロールケーブルのケーブル遊び調整方法

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JP2929788B2
JP2929788B2 JP3211729A JP21172991A JP2929788B2 JP 2929788 B2 JP2929788 B2 JP 2929788B2 JP 3211729 A JP3211729 A JP 3211729A JP 21172991 A JP21172991 A JP 21172991A JP 2929788 B2 JP2929788 B2 JP 2929788B2
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俊介 生嶋
由幸 松岡
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Flexible Shafts (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車のオート
マチックトランスミッションとシフトレバーの連係に用
いるコントロールケーブルのケーブル遊び調整方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】オートマチックトランスミッションのコ
ントロールケーブル1は図6に示すように、アウタチュ
ーブ2とアウタチューブ2内に挿通したインナケーブル
3とからなり、コントロールデバイス4のシフトレバー
5と、トランスミッション6のマニュアルレバー7とに
連結されて、シフトレバー5のシフト作動をマニュアル
レバー7に伝達するようになっている。
【0003】具体的には、アウタチューブ2は両端をコ
ントロールデバイス4,トランスミッション6のブラケ
ットに固定する一方、インナケーブル3は一方のケーブ
ルエンド8をシフトレバー5に、他方のケーブルエンド
9をマニュアルレバー7に連結して、このインナケーブ
ル3のプッシュ,プル作動によりシフトレバー5のシフ
ト作動をマニュアルレバー7に伝達するようになってい
る。この類似構造は、例えば1990年10月三菱自動
車工業(株)発行MITSUBISHISIGMA整備
解説書23−42頁に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】コントロールケーブル
1には、アウタチューブ2の内径とインナケーブル3の
外径との差によってケーブル遊びが不可避的に生じてし
まう。このケーブル遊びが適切に調整されていないと、
インナケーブル3がアウタチューブ2内で一側に偏寄し
て、インナケーブル3のプッシュ,プル作動によるマニ
ュアルレバー7の作動ストロークに影響し、プッシュ時
とプル時とでマニュアルレバー7の作動が不均衡となっ
てしまう。ところが、従来ではケーブル遊びの調整を行
わずに所謂出来成りの状態のままか、あるいは、遊び調
整する場合でも作業者の目見当によって行われていて、
品質が安定しないとう不具合があった。
【0005】そこで、本発明はインナケーブルのケーブ
ル遊びを簡単な作業で適正に調整することができて、マ
ニュアルレバーの作動を安定化させることができるオー
トマチックトランスミッションコントロールケーブルの
ケーブル遊び調整方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】アウタチューブとインナ
ケーブルとからなるコントロールケーブルで操作レバー
と受動レバーとを連係する際のケーブル遊びの調整方法
において、予め、前記アウタチューブの受動レバー側端
部のブラケット嵌溝の溝幅を、アウタチューブ内径と
インナケーブル外径との差で生じるケーブル遊び量の半
分とアウタチューブ受動レバー側端部固定用のブラケッ
厚みとを加えた寸法に設定しておきまず、操作
バーおよび受動レバーを同一の操作位置に一致させ、
記ブラケットにアウタチューブのブラケット嵌合溝を嵌
合させてその先端側の側面を前記ブラケットに当接係止
し、次いで、前記インナケーブルを受動レバー側にケ
ブル遊び分牽引して、そのケーブルエンドを受動レバー
に固定した後、前記アウタチューブをブラケット嵌合溝
の遊隙分だけ受動レバー側に移動させて前記ブラケット
に固定する。
【0007】
【作用】インナケーブルをマニュアルレバー側に牽引す
ることによって、ケーブル遊びがインナケーブルのケー
ブルエンドとマニュアルレバーとの連結部分に寄って長
孔で吸引される。そして、アウタチューブのマニュアル
レバー側端部をブラケット嵌着溝の遊隙分マニュアルレ
バー側に移動させてブラケットに固定することによっ
て、インナケーブルは丁度ケーブル遊びの中央に調整さ
れる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面と共に前記従
来の構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
【0009】図1〜5において、アウタチューブ2内に
挿通したインナケーブル3はその両端にケーブルエンド
8,9を形成してある。操作レバーとしてのシフトレバ
ー5側のケーブルエンド8には、シフトレバー5の係止
ピン10に嵌合する丸孔8aを形成してある一方、受動
レバーとしてのトランスミッション6のマニュアルレバ
ー7側のケーブルエンド9には、インナケーブル3の長
さ方向に長孔9aを形成してある。
【0010】アウタチューブ2のシフトレバー5側の端
部にはコントロールデバイス4のブラケット4aの厚み
相当幅のブラケット嵌着溝12を形成してある一方、前
記マニュアルレバー7側の端部には、アウタチューブ2
の内径とインナケーブル3の外径との差で生じるケーブ
ル遊びS量の半分とトランスミッション6のブラケット
6aの厚みとを加えた溝幅でブラケット嵌着溝13を形
成してある。
【0011】次に、コントロールケーブル1のケーブル
遊び調整方法を、該コントロールケーブル1の連結作業
工順に従って説明する。初めにシフトレバー5およびマ
ニュアルレバー7を所定のレンジ位置、例えば共にパー
キング位置に一致させる。そして、インナケーブル3の
一方のケーブルエンド8の丸孔8aをシフトレバー5の
係止ピン10に嵌合してナット締め固定すると共に、ア
ウタチューブ2端のブラケット嵌着溝12をコントロー
ルデバイス4のブラケット4aに嵌合固定する。次に、
インナケーブル3の他方のケーブルエンド9をマニュア
ルレバー7の係止ピン11に係合すると共に、アウタチ
ューブ2端のブラケット嵌着溝13をトランスミッショ
ン6のブラケット6aに係止し、この状態でインナケー
ブル3をマニュアルレバー7側に牽引する。これによ
り、ケーブル遊びSがマニュアルレバー7との連結部分
に寄って長孔9aで一旦吸収されるから、ケーブルエン
ド9を係止ピン11にナット締め固定する。本実施例で
は前述のインナケーブル3の牽引作業を治具14によっ
て行うようにしている。この治具14は樹脂等の弾性部
材で側面コ字形に形成してあり、一端をブラケット嵌着
溝13に係着すると共に中央部分を撓ませて他端をケー
ブルエンド9基部に係着することにより、治具14自体
の弾性でインナケーブル3を目一杯、例えば図5に示す
ようにインナケーブル3がアウタチューブ2の一側内面
に偏寄するように牽引するようにしている。治具14と
しては勿論この実施例のものに限定されることなく、イ
ンナケーブル3を牽引し得るものであればよく、また、
場合によって専用の治具を用いることなく、手で牽引す
るようにしてもよい。そして、前述のようにケーブルエ
ンド9をマニュアルレバー7に固定した後、治具14を
ブラケット嵌着溝13,ケーブルエンド9の基部から外
し、アウタチューブ2のマニュアルレバー7側の端部を
ブラケット嵌着溝13の遊隙Sa分マニュアルレバー7
側に移動させてブラケット6aに固定する。これによ
り、インナケーブル3はケーブル遊びSの1/2量だけ
戻されて、図5の鎖線で示すようにインナケーブル3が
アウタチューブ2内の中央に位置するようになってケー
ブル遊びの中央に調整されることになる。従って、イン
ナケーブル3のプッシュ時とプル時とでマニュアルレバ
ー7の作動ストロークを同一にすることができて、マニ
ュアルレバー7の作動を安定化することができる。
【0012】この実施例にあっては、アウタチューブ3
のブラケット嵌着溝13の溝底部分に自体の弾性により
溝底面より出没する爪部13aを形成し、図3に示すよ
うにアウタチューブ2の端部をマニュアルレバー7側に
移動させて、爪部13aがブラケット6aをくぐり抜け
ることにより、爪部13aが弾性復帰し、ブラケット6
a側面に係止してアウタチューブ2の端部をブラケット
6aに固定するようにしているが、この他、ブラケット
6aとブラケット嵌着溝13のマニュアルレバー7側の
側縁部との間の遊隙Saにクリップ部材(図示省略)を
弾性嵌合して、アウタチューブ2の端部を固定するよう
にしてもよい。
【0013】なお、図1,2中15はダストブーツを示
す。ところで、本発明は、上述したオートマチックトラ
ンスミッションのマニュアルレバー7とシフトレバー5
をコントロールケーブル1で連係する場合にのみ適用を
限定されるものではなく、コントロールケーブルで連係
する機器であれば、どのようなものにも適用できること
は言うまでもない。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、インナケ
ーブルをマニュアルレバー側に牽引してケーブルエンド
をマニュアルレバーに固定すると共に、アウタチューブ
のマニュアルレバー側の端部をブラケット嵌着溝の遊隙
分マニュアルレバー側に引き寄せてブラケットに固定す
るだけの簡単な作業により、インナケーブルをケーブル
遊びの中央に適正に調整することができ、従って、イン
ナケーブルのプッシュ,プル時のマニュアルレバーの作
動ストロークを同一にして作動の安定化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の調整途上を示す略示的説明
図。
【図2】同実施例に用いられる調整用治具とコントロー
ルケーブルとの関係を示す斜視図。
【図3】同実施例のアウタチューブ端部の固定作業手順
を示す略示的説明図。
【図4】同実施例のアウタチューブ端部の拡大図。
【図5】図4のA−A線に沿う断面図。
【図6】コントロールケーブルの一般的な配索状況を示
す分解斜視図。
【符号の説明】
1…コントロールケーブル、2…アウタチューブ、3…
インナケーブル、4…コントロールデバイス、5…シフ
トノブ、6…トランスミッション、4a,6a…ブラケ
ット、7…マニュアルレバー、8,9…ケーブルエン
ド、9a…長孔、10,11…ピン、12,13…ブラ
ケット嵌着溝、S…ケーブル遊び、Sa…遊隙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60K 20/00 - 20/08 F16H 61/26 - 63/38 F16C 1/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウタチューブとインナケーブルとから
    なるコントロールケーブルで操作レバーと受動レバーと
    を連係する際のケーブル遊びの調整方法において、予め、前記 アウタチューブの受動レバー側端部のブラケ
    ット嵌溝の溝幅を、アウタチューブ内径とインナケー
    ブル外径との差で生じるケーブル遊び量の半分とアウタ
    チューブ受動レバー側端部固定用のブラケット厚みと
    を加えた寸法に設定しておきまず、操作 レバーおよび受動レバーを同一の操作位置に
    一致させ、前記ブラケットにアウタチューブのブラケッ
    ト嵌合溝を嵌合させてその先端側の側面を前記ブラケッ
    トに当接係止し、 次いで、前記 インナケーブルを受動レバー側にケーブル
    遊び分牽引して、そのケーブルエンドを受動レバーに固
    定した後、前記 アウタチューブをブラケット嵌合溝の遊隙分だけ受
    レバー側に移動させて前記ブラケットに固定すること
    を特徴とするコントロールケーブルのケーブル遊び調整
    方法。
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JPS62153416U (ja) * 1986-03-20 1987-09-29

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