JPH0550869A - オートマチツクトランスミツシヨンコントロールケーブルのケーブル遊び調整方法 - Google Patents
オートマチツクトランスミツシヨンコントロールケーブルのケーブル遊び調整方法Info
- Publication number
- JPH0550869A JPH0550869A JP21173091A JP21173091A JPH0550869A JP H0550869 A JPH0550869 A JP H0550869A JP 21173091 A JP21173091 A JP 21173091A JP 21173091 A JP21173091 A JP 21173091A JP H0550869 A JPH0550869 A JP H0550869A
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- JP
- Japan
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- cable
- shift lever
- play
- inner cable
- lever
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- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インナケーブルをケーブル遊びの中央に調整
してマニュアルレバーの作動の安定化を図る。 【構成】 シフトレバー5,マニュアルレバー7をパー
キングレンジに一致させ、インナケーブル3の一方のケ
ーブルエンド9をマニュアルレバー7に連結固定すると
共にアウタチューブ2端をトランスミッション6のブラ
ケット6aに固定する。次にインナケーブル3の他端の
ケーブルエンド8の長孔8aをシフトレバー5のインナ
ケーブル連結部22の係止ピン23に係合すると共にア
ウタチューブ2端をコントロールデバイス4のブラケッ
ト4aに固定し、インナケーブル3をシフトレバー5側
に牽引して、ケーブル遊びSをシフトレバー5側に寄せ
て長孔8aで一旦吸収させる。そして、シフトレバー5
をプッシュボタン21を押さずにRレンジ側に動かし、
Pレンジ溝14でポジションピン11を遊隙Sa分イン
ナケーブル牽引方向に移動させ、この状態でケーブルエ
ンド8を係止ピン23に固定することにより、インナケ
ーブル3をケーブル遊びSの中央に調整する。
してマニュアルレバーの作動の安定化を図る。 【構成】 シフトレバー5,マニュアルレバー7をパー
キングレンジに一致させ、インナケーブル3の一方のケ
ーブルエンド9をマニュアルレバー7に連結固定すると
共にアウタチューブ2端をトランスミッション6のブラ
ケット6aに固定する。次にインナケーブル3の他端の
ケーブルエンド8の長孔8aをシフトレバー5のインナ
ケーブル連結部22の係止ピン23に係合すると共にア
ウタチューブ2端をコントロールデバイス4のブラケッ
ト4aに固定し、インナケーブル3をシフトレバー5側
に牽引して、ケーブル遊びSをシフトレバー5側に寄せ
て長孔8aで一旦吸収させる。そして、シフトレバー5
をプッシュボタン21を押さずにRレンジ側に動かし、
Pレンジ溝14でポジションピン11を遊隙Sa分イン
ナケーブル牽引方向に移動させ、この状態でケーブルエ
ンド8を係止ピン23に固定することにより、インナケ
ーブル3をケーブル遊びSの中央に調整する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のオートマチック
トランスミッションコントロールケーブルのケーブル遊
び調整方法に関する。
トランスミッションコントロールケーブルのケーブル遊
び調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】オートマチックトランスミッションのコ
ントロールケーブル1は図5に示すように、アウタチュ
ーブ2とアウタチューブ2内に挿通したインナケーブル
3とからなり、コントロールデバイス4のシフトレバー
5と、トランスミッション6のマニュアルレバー7とに
連結されて、シフトレバー5のシフト作動をマニュアル
レバー7に伝達すようになっている。
ントロールケーブル1は図5に示すように、アウタチュ
ーブ2とアウタチューブ2内に挿通したインナケーブル
3とからなり、コントロールデバイス4のシフトレバー
5と、トランスミッション6のマニュアルレバー7とに
連結されて、シフトレバー5のシフト作動をマニュアル
レバー7に伝達すようになっている。
【0003】具体的には、アウタチューブ2は両端をコ
ントロールデバイス4,トランスミッション6のブラケ
ットに固定する一方、インナケーブル3は一方のケーブ
ルエンド8をシフトレバー5に、他方のケーブルエンド
9をマニュアルレバー7にピン連結して、このインナケ
ーブル3のプッシュ,プル運動によりシフトレバー5の
シフト作動をマニュアルレバー7に伝達するようになっ
ている。この類似構造は、例えば1990年10月三菱
自動車工業(株)発行 MITSUBISHISIGM
A整備解説書23−42頁に示されている。
ントロールデバイス4,トランスミッション6のブラケ
ットに固定する一方、インナケーブル3は一方のケーブ
ルエンド8をシフトレバー5に、他方のケーブルエンド
9をマニュアルレバー7にピン連結して、このインナケ
ーブル3のプッシュ,プル運動によりシフトレバー5の
シフト作動をマニュアルレバー7に伝達するようになっ
ている。この類似構造は、例えば1990年10月三菱
自動車工業(株)発行 MITSUBISHISIGM
A整備解説書23−42頁に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】コントロールケーブル
1には、アウタチューブ2の内径とインナケーブル3の
外径との差によってケーブル遊びが不可避的に生じてし
まう。このケーブル遊びが適切に調整されていないと、
インナケーブル3がアウタチューブ2内で一側に偏寄し
て、インナケーブル3のプッシュ,プル作動によるマニ
ュアルレバー7の作動ストロークに影響し、プッシュ時
とプル時とでマニュアルレバー7の作動が不均衡となっ
てしまう。ところが、従来ではケーブル遊びの調整を行
わずに所謂出来成りの状態のままか、あるいは、遊び調
整する場合でも作業者の目見当によって行われていて、
品質が安定しないという不具合があった。
1には、アウタチューブ2の内径とインナケーブル3の
外径との差によってケーブル遊びが不可避的に生じてし
まう。このケーブル遊びが適切に調整されていないと、
インナケーブル3がアウタチューブ2内で一側に偏寄し
て、インナケーブル3のプッシュ,プル作動によるマニ
ュアルレバー7の作動ストロークに影響し、プッシュ時
とプル時とでマニュアルレバー7の作動が不均衡となっ
てしまう。ところが、従来ではケーブル遊びの調整を行
わずに所謂出来成りの状態のままか、あるいは、遊び調
整する場合でも作業者の目見当によって行われていて、
品質が安定しないという不具合があった。
【0005】そこで、本発明はコントロールケーブルの
ケーブル遊びを簡単な作業で適正に調整することができ
て、マニュアルレバーの作動を安定化させることができ
るオートマチックトランスミッションコントロールケー
ブルのケーブル遊び調整方法を提供するものである。
ケーブル遊びを簡単な作業で適正に調整することができ
て、マニュアルレバーの作動を安定化させることができ
るオートマチックトランスミッションコントロールケー
ブルのケーブル遊び調整方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】アウタチューブとインナ
ケーブルとからなるコントロールケーブルを、コントロ
ールデバイスのシフトレバーとトランスミッションのマ
ニュアルレバーとにピン連結して、シフトレバーのシフ
ト作動をマニュアルレバーに伝達するようにした構造に
おいて、インナケーブルのシフトレバー側のケーブルエ
ンドとシフトレバーとのピン連結部分に遊び調整用の長
孔を形成する一方、コントロールデバイスのポジション
プレートの位置決め溝に挿通されて、その所定のレンジ
溝に係合したシフトレバーのポジションピンと、該レン
ジ溝のインナケーブル牽引方向の溝縁との間に、アウタ
チューブ内径とインナケーブル外径との差で生じるケー
ブル遊び量の半分を吸収し得る遊隙を設定し、前記マニ
ュアルレバーをシフトレバーの前記シフトレンジに一致
させて、インナケーブルをシフトレバー側に牽引して前
記遊び調整用の長孔でケーブル遊びを吸収させた後、シ
フトレバーを前記遊隙分インナケーブル牽引方向に遊動
した状態で、前記ケーブルエンドとインナケーブル連結
部とを締結固定する。
ケーブルとからなるコントロールケーブルを、コントロ
ールデバイスのシフトレバーとトランスミッションのマ
ニュアルレバーとにピン連結して、シフトレバーのシフ
ト作動をマニュアルレバーに伝達するようにした構造に
おいて、インナケーブルのシフトレバー側のケーブルエ
ンドとシフトレバーとのピン連結部分に遊び調整用の長
孔を形成する一方、コントロールデバイスのポジション
プレートの位置決め溝に挿通されて、その所定のレンジ
溝に係合したシフトレバーのポジションピンと、該レン
ジ溝のインナケーブル牽引方向の溝縁との間に、アウタ
チューブ内径とインナケーブル外径との差で生じるケー
ブル遊び量の半分を吸収し得る遊隙を設定し、前記マニ
ュアルレバーをシフトレバーの前記シフトレンジに一致
させて、インナケーブルをシフトレバー側に牽引して前
記遊び調整用の長孔でケーブル遊びを吸収させた後、シ
フトレバーを前記遊隙分インナケーブル牽引方向に遊動
した状態で、前記ケーブルエンドとインナケーブル連結
部とを締結固定する。
【0007】
【作用】インナケーブルをシフトレバー側に牽引するこ
とによって、ケーブル遊びがインナケーブルのケーブル
エンドとシフトレバーのインナケーブル連結部との連結
部分に寄って長孔で吸収される。そして、シフトレバー
によりポジションピンをポジションプレートの位置決め
溝の所定のレンジ溝内で遊隙分インナケーブルの牽引方
向に遊動させた状態でケーブルエンドとインナケーブル
連結部とを締結固定することによって、インナケーブル
は丁度ケーブル遊びの中央に調整される。
とによって、ケーブル遊びがインナケーブルのケーブル
エンドとシフトレバーのインナケーブル連結部との連結
部分に寄って長孔で吸収される。そして、シフトレバー
によりポジションピンをポジションプレートの位置決め
溝の所定のレンジ溝内で遊隙分インナケーブルの牽引方
向に遊動させた状態でケーブルエンドとインナケーブル
連結部とを締結固定することによって、インナケーブル
は丁度ケーブル遊びの中央に調整される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面と共に前記従
来の構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
来の構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
【0009】図1〜4において、アウタチューブ2内に
挿通したインナケーブル3はその両端にケーブルエンド
8,9を形成してある。トランスミッション6のマニュ
アルレバー7側のケーブルエンド9には、マニュアルレ
バー7の係止ピン7aに嵌合する丸孔9aを形成してあ
る一方、コントロールデバイス4のシフトレバー5側の
ケーブルエンド8には、インナケーブル3の長さ方向に
長孔8aを形成してある。
挿通したインナケーブル3はその両端にケーブルエンド
8,9を形成してある。トランスミッション6のマニュ
アルレバー7側のケーブルエンド9には、マニュアルレ
バー7の係止ピン7aに嵌合する丸孔9aを形成してあ
る一方、コントロールデバイス4のシフトレバー5側の
ケーブルエンド8には、インナケーブル3の長さ方向に
長孔8aを形成してある。
【0010】コントロールデバイス4のシフトレバー5
は、図外のベースプレートに軸支した回転軸10を中心
として回動自在に装着されていて、このシフトレバー5
内に上下摺動自在に挿通した図外のコンプレッションロ
ッドのポジションピン11を、シフトレバー5の一側に
隣設したポジションプレート12の位置決め溝13に挿
通配置してある。位置決め溝13は、その上縁にP(パ
ーキング)レンジ溝14,R(リバース)レンジ溝1
5,N(ニュートラル)レンジ溝16,D(ドライブ)
レンジ溝17,2(セカンド)レンジ溝18,1(ファ
ースト)レンジ溝19を有段成形してあって、シフトレ
バー5のノブ20に設けたプッシュボタン21によって
ポジションピン11を下動させてシフトレバー5のシフ
トレンジを行えるようになっている。
は、図外のベースプレートに軸支した回転軸10を中心
として回動自在に装着されていて、このシフトレバー5
内に上下摺動自在に挿通した図外のコンプレッションロ
ッドのポジションピン11を、シフトレバー5の一側に
隣設したポジションプレート12の位置決め溝13に挿
通配置してある。位置決め溝13は、その上縁にP(パ
ーキング)レンジ溝14,R(リバース)レンジ溝1
5,N(ニュートラル)レンジ溝16,D(ドライブ)
レンジ溝17,2(セカンド)レンジ溝18,1(ファ
ースト)レンジ溝19を有段成形してあって、シフトレ
バー5のノブ20に設けたプッシュボタン21によって
ポジションピン11を下動させてシフトレバー5のシフ
トレンジを行えるようになっている。
【0011】ここで、前記位置決め溝13のうち、所定
のレンジ溝、例えばPレンジ溝14には、ポジションピ
ン11とPレンジ溝14のインナケーブル牽引方向の溝
縁、つまり、Rレンジ溝15寄りの溝縁14aとの間
に、コントロールケーブル1のアウタチューブ2内径と
インナチューブ3外径との差で生じるケーブル遊びS量
の半分を吸収し得る遊隙Saを設定してある。この遊隙
Saの寸法は、ポジションピン11がシフトレバー5の
操作により回転軸10を中心とする弧状運動をするた
め、該ポジションピン11と回転軸10中心との間の寸
法L1と、回転軸10中心とシフトレバー5のインナケ
ーブル連結部22に突設した係止ピン23との間の寸法
L2とを勘案して、L2/L1で補正され、前記ケーブル
遊びSの半分よりも若干大きな寸法に設定される。
のレンジ溝、例えばPレンジ溝14には、ポジションピ
ン11とPレンジ溝14のインナケーブル牽引方向の溝
縁、つまり、Rレンジ溝15寄りの溝縁14aとの間
に、コントロールケーブル1のアウタチューブ2内径と
インナチューブ3外径との差で生じるケーブル遊びS量
の半分を吸収し得る遊隙Saを設定してある。この遊隙
Saの寸法は、ポジションピン11がシフトレバー5の
操作により回転軸10を中心とする弧状運動をするた
め、該ポジションピン11と回転軸10中心との間の寸
法L1と、回転軸10中心とシフトレバー5のインナケ
ーブル連結部22に突設した係止ピン23との間の寸法
L2とを勘案して、L2/L1で補正され、前記ケーブル
遊びSの半分よりも若干大きな寸法に設定される。
【0012】次に、コントロールケーブル1のケーブル
遊び調整方法を、該コントロールケーブル1の連結作業
工順に従って説明する。初めに、シフトレバー5および
マニュアルレバー7を所定のPレンジ位置に一致させ
る。この時、シフトレバー5のポジションピン11は、
図外のコンプレッションロッドの上方付勢スプリング
と、節度機構との協働によって、Pレンジ溝14のイニ
シャル位置に係合し、ポジションピン11と溝縁14a
との間に遊隙Saが保持される。次に、インナケーブル
3のマニュアルレバー側のケーブルエンド9の丸孔9a
をマニュアルレバー7の係止ピン7aに嵌合してナット
締め固定すると共に、アウタチューブ2端をトランスミ
ッション6のブラケット6aに固定して、コントロール
ケーブル1の一端をトランスミッション6にセットす
る。続いて、インナケーブル3のシフトレバー側のケー
ブルエンド8の長孔8aを、シフトレバー5のインナケ
ーブル連結部22の係止ピン23に係合すると共に、ア
ウタチューブ2端をコントロールデバイス4のブラケッ
ト4aに固定する。そして、インナケーブル3をシフト
レバー5側に牽引することにより、ケーブル遊びSがケ
ーブルエンド8とインナケーブル連結部22との連結部
分に寄って長孔8aで一旦吸収されるから、シフトレバ
ー5をプッシュボタン21の押動を伴わずにRレンジ側
に移動させ、ポジションピン11をPレンジ溝14内で
溝縁14aに衝接するまで遊隙Sa分、インナケーブル
牽引方向に遊動させ、この状態でケーブルエンド8を係
止ピン23にナット締め固定する。これにより、インナ
ケーブル3はケーブル遊びSの1/2量だけ戻されて、
図4の鎖線で示すようにインナケーブル3がアウタチュ
ーブ2内の中央に位置するようになって、ケーブル遊び
の中央に調整されることになる。従って、インナケーブ
ル3のプッシュ時とプル時とでマニュアルレバー7の作
動ストロークを同一にすることができて、マニュアルレ
バー7の作動を安定化することができる。
遊び調整方法を、該コントロールケーブル1の連結作業
工順に従って説明する。初めに、シフトレバー5および
マニュアルレバー7を所定のPレンジ位置に一致させ
る。この時、シフトレバー5のポジションピン11は、
図外のコンプレッションロッドの上方付勢スプリング
と、節度機構との協働によって、Pレンジ溝14のイニ
シャル位置に係合し、ポジションピン11と溝縁14a
との間に遊隙Saが保持される。次に、インナケーブル
3のマニュアルレバー側のケーブルエンド9の丸孔9a
をマニュアルレバー7の係止ピン7aに嵌合してナット
締め固定すると共に、アウタチューブ2端をトランスミ
ッション6のブラケット6aに固定して、コントロール
ケーブル1の一端をトランスミッション6にセットす
る。続いて、インナケーブル3のシフトレバー側のケー
ブルエンド8の長孔8aを、シフトレバー5のインナケ
ーブル連結部22の係止ピン23に係合すると共に、ア
ウタチューブ2端をコントロールデバイス4のブラケッ
ト4aに固定する。そして、インナケーブル3をシフト
レバー5側に牽引することにより、ケーブル遊びSがケ
ーブルエンド8とインナケーブル連結部22との連結部
分に寄って長孔8aで一旦吸収されるから、シフトレバ
ー5をプッシュボタン21の押動を伴わずにRレンジ側
に移動させ、ポジションピン11をPレンジ溝14内で
溝縁14aに衝接するまで遊隙Sa分、インナケーブル
牽引方向に遊動させ、この状態でケーブルエンド8を係
止ピン23にナット締め固定する。これにより、インナ
ケーブル3はケーブル遊びSの1/2量だけ戻されて、
図4の鎖線で示すようにインナケーブル3がアウタチュ
ーブ2内の中央に位置するようになって、ケーブル遊び
の中央に調整されることになる。従って、インナケーブ
ル3のプッシュ時とプル時とでマニュアルレバー7の作
動ストロークを同一にすることができて、マニュアルレ
バー7の作動を安定化することができる。
【0013】この実施例では、前述のインナケーブル3
の牽引作業を治具24によって行うようにしている。こ
の治具24は樹脂等の弾性部材で側面コ字形に形成して
あり、一端をアウタチューブ2の端部に係着すると共に
中央部を撓ませて他端をケーブルエンド8基部に係着す
ることにより、治具24自体の弾性でインナケーブル3
を目一杯、例えば図4に示すようにインナケーブル3が
アウタチューブ2の一側内面に偏寄するようにしてい
る。治具24としては勿論この実施例のものに限定され
ることなく、インナケーブル3を牽引し得るものであれ
ばよく、また、場合によって専用の治具を用いることな
く、手で牽引するようにしてもよい。
の牽引作業を治具24によって行うようにしている。こ
の治具24は樹脂等の弾性部材で側面コ字形に形成して
あり、一端をアウタチューブ2の端部に係着すると共に
中央部を撓ませて他端をケーブルエンド8基部に係着す
ることにより、治具24自体の弾性でインナケーブル3
を目一杯、例えば図4に示すようにインナケーブル3が
アウタチューブ2の一側内面に偏寄するようにしてい
る。治具24としては勿論この実施例のものに限定され
ることなく、インナケーブル3を牽引し得るものであれ
ばよく、また、場合によって専用の治具を用いることな
く、手で牽引するようにしてもよい。
【0014】また、前記実施例ではPレンジ溝14に遊
隙Saを設定しているが、この他、インナケーブル3の
牽引方向に溝縁を有する2レンジ溝18,1レンジ溝1
9に設定して、ケーブル遊び調整時のシフトレバー位置
を2レンジ又は1レンジにして行うようにしてもよい。
隙Saを設定しているが、この他、インナケーブル3の
牽引方向に溝縁を有する2レンジ溝18,1レンジ溝1
9に設定して、ケーブル遊び調整時のシフトレバー位置
を2レンジ又は1レンジにして行うようにしてもよい。
【0015】なお、図2,3中25はダストブーツを示
す。
す。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、インナケ
ーブルをシフトレバー側に牽引してケーブル遊びをコン
トロールケーブルのシフトレバーとの連結部分に引き寄
せ、そして、シフトレバーによりポジションピンを所定
のレンジ溝で遊隙分、インナケーブル牽引方向に移動さ
せた状態で、インナケーブルのケーブルエンドとシフト
レバーのインナケーブル連結部のピン連結を固定するだ
けの簡単な作業により、インナケーブルをケーブル遊び
の中央に適正に調整することができ、従って、インナケ
ーブルのプッシュ,プル時のマニュアルレバーの作動ス
トロークを同一にして作動の安定化を図ることができ
る。
ーブルをシフトレバー側に牽引してケーブル遊びをコン
トロールケーブルのシフトレバーとの連結部分に引き寄
せ、そして、シフトレバーによりポジションピンを所定
のレンジ溝で遊隙分、インナケーブル牽引方向に移動さ
せた状態で、インナケーブルのケーブルエンドとシフト
レバーのインナケーブル連結部のピン連結を固定するだ
けの簡単な作業により、インナケーブルをケーブル遊び
の中央に適正に調整することができ、従って、インナケ
ーブルのプッシュ,プル時のマニュアルレバーの作動ス
トロークを同一にして作動の安定化を図ることができ
る。
【図1】本発明の一実施例の調整途上を示す略示的説明
図。
図。
【図2】同実施例に用いられる調整用治具とコントロー
ルケーブルとの関係を示す斜視図。
ルケーブルとの関係を示す斜視図。
【図3】図2の組付け状態の側面図。
【図4】コントロールケーブルの断面図。
【図5】コントロールケーブルの一般的な配索状況を示
す分解斜視図。
す分解斜視図。
1…コントロールケーブル、2…アウタチューブ、3…
インナケーブル、4…コントロールデバイス、5…シフ
トレバー、6…トランスミッション、7…マニュアルレ
バー、7a…ピン、8,9…ケーブルエンド、8a…長
孔、11…ポジションピン、12…ポジションプレー
ト、13…位置決め溝、14…所定のレンジ溝、14a
…溝縁、22…インナケーブル連結部、23…ピン、S
…ケーブル遊び、Sa…遊隙。
インナケーブル、4…コントロールデバイス、5…シフ
トレバー、6…トランスミッション、7…マニュアルレ
バー、7a…ピン、8,9…ケーブルエンド、8a…長
孔、11…ポジションピン、12…ポジションプレー
ト、13…位置決め溝、14…所定のレンジ溝、14a
…溝縁、22…インナケーブル連結部、23…ピン、S
…ケーブル遊び、Sa…遊隙。
Claims (1)
- 【請求項1】 アウタチューブとインナケーブルとから
なるコントロールケーブルを、コントロールデバイスの
シフトレバーとトランスミッションのマニュアルレバー
とにピン連結して、シフトレバーのシフト作動をマニュ
アルレバーに伝達するようにした構造において、インナ
ケーブルのシフトレバー側のケーブルエンドとシフトレ
バーとのピン連結部分に遊び調整用の長孔を形成する一
方、コントロールデバイスのポジションプレートの位置
決め溝に挿通されて、その所定のレンジ溝に係合したシ
フトレバーのポジションピンと、該レンジ溝のインナケ
ーブル牽引方向の溝縁との間に、アウタチューブ内径と
インナケーブル外径との差で生じるケーブル遊び量の半
分を吸収し得る遊隙を設定し、前記マニュアルレバーを
シフトレバーの前記シフトレンジに一致させて、インナ
ケーブルをシフトレバー側に牽引して前記遊び調整用の
長孔でケーブル遊びを吸収させた後、シフトレバーを前
記遊隙分インナケーブル牽引方向に遊動した状態で、前
記ケーブルエンドとインナケーブル連結部とを締結固定
することを特徴とするオートマチックトランスミッショ
ンコントロールケーブルのケーブル遊び調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21173091A JPH0550869A (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | オートマチツクトランスミツシヨンコントロールケーブルのケーブル遊び調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21173091A JPH0550869A (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | オートマチツクトランスミツシヨンコントロールケーブルのケーブル遊び調整方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0550869A true JPH0550869A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=16610649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21173091A Pending JPH0550869A (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | オートマチツクトランスミツシヨンコントロールケーブルのケーブル遊び調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0550869A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6447879B1 (en) | 1996-09-17 | 2002-09-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Electronic Device and method of manufacturing the same |
JP2009293642A (ja) * | 2008-06-02 | 2009-12-17 | Toyota Motor Corp | 車両用手動変速機 |
-
1991
- 1991-08-23 JP JP21173091A patent/JPH0550869A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6447879B1 (en) | 1996-09-17 | 2002-09-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Electronic Device and method of manufacturing the same |
JP2009293642A (ja) * | 2008-06-02 | 2009-12-17 | Toyota Motor Corp | 車両用手動変速機 |
JP4596042B2 (ja) * | 2008-06-02 | 2010-12-08 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用手動変速機 |
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