JP2929682B2 - カード送り装置 - Google Patents

カード送り装置

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JP2929682B2
JP2929682B2 JP21313190A JP21313190A JP2929682B2 JP 2929682 B2 JP2929682 B2 JP 2929682B2 JP 21313190 A JP21313190 A JP 21313190A JP 21313190 A JP21313190 A JP 21313190A JP 2929682 B2 JP2929682 B2 JP 2929682B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、各種カードの記載内容を画像データとして
読み取るカードイメージリーダ等のカード送り装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
この種のカード送り装置は、読み取りを行うカードを
積層状態で貯溜しておくカードケースと、カードケース
内からカードを搬送路に導入するピックアップローラ
と、ピックアップローラから積層した状態で送られてき
たカードを1枚ずつに分離して送るセパレータローラ
と、ピックアップローラと連動しピックアップローラか
ら送られたきたカードを更に搬送路の先へ送り込むフィ
ードローラとを備えている。
カードケースは底板の半部が開放されており、ここに
下方からピックアップローラが臨み積層されたカードを
最下部から順次搬送路に導き、セパレータローラに送る
ようになっている。セパレータローラローラは、分離ゴ
ムと回転ローラ(ピックアップローラが無いものにあっ
ては駆動系を構成する)とを対向させ両者の間にカード
を導くように構成されている。分離ゴムはコイルばねで
回転ローラ側に付勢されており、ピックアップローラに
より送られてきたカードが積層されている場合に、上部
のカードは分離ゴムの摩擦により送りを停止され、下部
のカードのみピックアップローラ(ピックアップローラ
が無いものにあっては駆動系を構成する回転ローラ)で
先方に送り込めるようになっている。また、ピックアッ
プローラとフィードローラとは連動し、ピックアップロ
ーラから送られてきたカードを更に搬送路の先方の読取
り部側へ送り込めるようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の装置では、1枚送りのためのカードの分離作業
は、分離ゴムと回転ローラとにより行われるだけで他の
分離手段を持たないため、紙質や厚さの異なる各種のカ
ードが混在する場合には、この単独の装置だけでは分離
作業が確実に行われない不具合があった。
本発明は、厚さの異なる各種のカードが混在する場合
にも正常なカード送りができるカードイメージリーダの
カード送り装置を提供することをその目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成すべく請求項1の発明では、積層され
たカードを搬送路に導入するピックアップローラと、搬
送路に先端が近接或いは接触すると共に、搬送路に略直
交する方向に進退自在に構成されて、積層されたカード
の複数送りを規制するゲート手段と、ゲート手段を搬送
路側に付勢する付勢手段とを備え、ゲート手段は、積層
されたカードのカード収容部の側壁を兼ねており、付勢
手段は、ゲート手段の開放端側に設けられると共に、開
放端側に設けたカード収容部の蓋体の閉塞により撓ん
で、ゲート手段を相対的に付勢するばね本体と、ばね本
体から延びゲート手段に固定される基部と、ばね本体か
ら延び蓋体に当接する屈曲部と、屈曲部から延び、ゲー
ト手段の内部に抜け止め状態で係止される先端部とを有
し、ゲート手段は、導入されるカードによるピックアッ
プローラのカード送り力を受けて、付勢手段に抗する方
向に移動可能に構成されていることを特徴とする。
〔作用〕 請求項1では、ピックアップローラにより搬送路に導
入されたカードが、ゲート手段に突き当たってこれにカ
ード送り力を及ぼすと、ゲート手段は付勢手段に抗して
搬送路を開放する方向に移動する。この移動が当接して
いるカードの一枚分に達すると、当該する1枚のカード
だけがゲート手段を潜るようにして先方に送られる。そ
して、付勢手段を、ゲート手段の開放端側に設けた蓋体
の閉塞により撓んで、ゲート手段を付勢するばね本体
と、ゲート手段に固定される基部と、蓋体に当接する屈
曲部と、ゲート手段の内部に抜け止め状態で係止される
先端部とで構成しており、付勢手段は蓋体の閉塞により
付勢力をゲート手段に及ぼことになる。この場合、付勢
手段の先端は、ゲート手段の開放端側に露出することが
なく、蓋体を開放してカード収容部にカードを挿入する
際に、付勢手段の先端部にオペレータの指等が触れてこ
れを折り曲げてしまったり、破損したりすることがな
い。
〔実施例〕
第1図乃至第3図を参照して、本発明の一実施例に係
るカード送り装置を用いたカードイメージリーダについ
て説明する。
このカードイメージリーダはカードC、例えば名刺を
連続的に読み取るもので、カードC(名刺)の記載内容
を画像データとして読み取り、この読み取ったデータを
ホストコンピュータ(図示せず)電送する。カードイメ
ージリーダには箱状に形成された機器本体1の上面に半
透明の透明蓋2が設けられており、この透明蓋2を開放
した内部に多数の名刺を積層状態で収容するカード収容
部であるカードケース3が着脱自在に収納されている。
機器本体1外部の前面には、その側部にパワースイッ
チ4及びEJECTボタン5が設けられており、中央横並び
にPOWER表示6、エラー表示7、BUSY表示8及び紙ない
し検出表示9が設けられている(第2図参照)。一方、
機器本体1内部にはこのカードケース3の配設部を始点
として機器本体1後端の搬出口10まで延びるカードCの
搬送路11が設けられており、この搬送路11を挾んで上下
に搬送用の各種ローラが配設されている。
このローラは搬送路11の手前、すなわち上流側からピ
ックアップローラ12、セパレータローラ13、第1フィー
ドローラ14、第2フィードローラ15及び第3フィードロ
ーラ16の順で配設されており、カードCを順次受け渡す
ようにして搬送し搬出口10から機器本体1の後部に突設
したカードトレイ17に落し込むようになっている。
第1フィードローラ14と第2フィードローラ15の間に
は読取り部18が介在され、この読取り部18でカードCの
記載内容を画像データとして読み取る。また、搬送路11
に沿って読取り部18の前後にはそれぞれ第1光センサ19
と第2光センサ20とが設けられており、この両光センサ
19,20は搬送路11を挟んで上側の発光素子19a,20aと下側
の受光素子19b,20bとから成り、搬送路11のこの部分に
カードCが差掛かると発光素子19a,20aからの光が遮ら
れることを利用してカードCの有無を検出し、ジャム検
出等の制御系に信号を送れるようになっている。
ピックアップローラ12、第1フィードローラ14、第2
フィードローラ15及び第3フィードローラ16は、全てカ
ードCの搬送方向に回転するようになっており、これら
ローラの從動プーリ21,21,21,21には2個の中間プーリ2
2,22を介して無端のタイミングベルト23が掛け渡されこ
れらは連動するようになっている。駆動源は、第2フィ
ードローラ15と第3フィードローラ16との間に設けた駆
動モータ24であり、この駆動モータ24の動力をこれに噛
み合わせた減速ギヤ列25を介して、第2フィードローラ
15の入力ギヤ26から入力するようになっている。
カードケース3は、機器本体1から取り出せるように
なっていて、読み取るべきカードCを積層(本実施例で
は名刺を100枚程度)して収容する。第4図に示すよう
にこのカードケース3の底板3aには、奥寄りの半部を開
放してカードCの搬入口27が形成され、前板3b中央には
底板3aまで延びる切欠き部28とこれに連なる小切欠き部
29とが形成されている。
前板3b中央の切欠き部28と底板3aの先端部まで延びて
いる小切欠き部29とは、積層状態のカードCを前方から
見ることができてその残量を確認できると共に、カード
Cの収容や取り出しを容易にするものである。なおこの
場合、カードCの残量は機器本体1の透明蓋2の前端に
形成した透明窓部分2aからも確認できるようになってい
る(第2図参照)。また、底板3aは断面ウェッジ状に形
成されており、積層したカード3aが斜め後下がり(搬送
路11の進行方向に対しては前下がり)の状態になってカ
ードCの先端が搬送路11とカードケース3の後板3cとの
間隙に入り込み易くなっている。加えて、後板3cにはゲ
ート30が取付けられており、この後板3cとゲート30とで
カードCを1枚ずつ送るためのゲート手段を構成してい
る。そして、第5図に示すように搬入口27には、搬送路
11とピックアップローラ12が臨み、カードCはピックア
ップローラ12の回転によりこの搬入口27からゲート30を
潜って先方へ1枚ずつ送られる。
ここで、この1枚送りの状態を第6図乃至第8図に基
づいて詳細に説明する。第6図はカードケース3の構造
を現しており、第7図はカードCの1枚送りの状態を、
そして第8図はカードケース3要部の他の実施例を現し
ている。
第6図(a)、(b)、(c)に示すように、カード
ケース3の後板3cの中央には薄手の板状のばねで形成さ
れたゲート30が外側から取り付けられている。ゲート30
は、後板3cに設けた調整ねじ31と圧接板32とにより搬送
路11に直交する方向に上下方向自在に調整され、この場
合ちょうどゲート30の先端が後板3cの下端が搬送路11に
接触するように調整されている。また、後板3cの内側に
は4本のリブ3c1が形成され、このリブ3c1の下端から後
板3cの下端にかけて斜面3c2が形成されている。この斜
面3c2は送り出されるカードCの先端を搬送路11側に導
くと同時に、カード送り力の反力受けとなっている。す
なわち、この斜面3c2には、送られるカードCを介して
ピックアップローラ12のカード送り力の分力が後板3cを
持ち上げようとする方向に作用し、その反力がカードC
の先端を搬送路11側に押し付けるように作用する。ま
た、ゲート30は後板3cの下端より幾分下方に突出しほぼ
搬送路11に接していて、後板3cで搬送路11側に押し付け
られるようにして送られてきたカードCがいったんこの
ゲート30に当接するようになっている。
一方、後板3cは、その開放端であるカードケース3上
面の両側に設けた付勢手段である板ばね91,91で搬送路1
1側に付勢されており、この板ばね91,91は、カードケー
ス3の蓋体である透明蓋2の閉塞により撓んで付勢力を
発揮できるようになっている。第6図(d)に示すよう
に、板ばね91は、後板3cを付勢するばね本体91aと、ば
ね本体91aから延びカードケース3に固定される基部91b
と、ばね本体91aから延び透明蓋2の下面に当接する屈
曲部91cと、屈曲部91cから延び、カードケース3の内部
に抜け止め状態で係止される先端部91dとから構成され
ている。このため、板ばね91は幾分付勢状態でカードケ
ース3に固定することができ、端部が露出することがな
いので、カードCの出し入れの際にオペレータの指など
が仕えて、ばね本体91aを折り曲げてしまったり、オペ
レータが指を怪我したりすることが無いようになってい
る。
以上のように構成されるので、透明蓋2を閉塞するこ
とにより板ばね91の付勢力が働き、この付勢力と、前述
のカード送り力の分力とが拮抗する。そして、ピックア
ップローラ12によるカード送り力の分力が付勢力に打ち
勝って、後板3cがゲート30と共に上方へ移動したときに
搬送路11が開放され、カードCがゲート30を潜り抜ける
ようにして1枚ずつ送られる。
次に、第7図を参照して、この状態を薄手のカードC
の場合(第7図(a))、普通の厚さのカードCの場合
(第7図(b))および厚手のカードCの場合(第7図
(c))に別けて説明する。
第7図(a)の薄手のカードCが2枚積層されて送ら
れてきた場合は、この両カードC1,C2は傾斜3c2の部分
に当たること無く2枚同時にゲート30に当接する。さら
に送り力が加わるとゲート30は先方へ湾曲する。この湾
曲でカードCとゲート30との為す角度が変化し、上方へ
のカード送り力の分力が発生する。この分力によりゲー
ト30とともに後板3cが板ばね91に抗して上方へ幾分持ち
上げられる。ここでカード1枚分の間隙ができると下の
カードC1がゲート30の下を擦り抜けるようにして送られ
る。またその瞬間、ゲート30に元に戻ろうとする反動が
生じ2枚目のカードC2を送り方向とは逆方向に戻す。
第7図(b)の普通の厚さのカードCの場合は、最初
に2枚目のカードC2が斜面3c2に当たって、ここで両カ
ードC1,C2の分離が始まる。次の段階で2枚目のカード
C2は斜面を介して後板3cを上方へ持ち上げ、同時に1枚
目のカードC1がゲート30を介して後板3cを上方へ持ち上
げる。ここで、1枚目のカードC1がゲート30を潜ると2
枚目のカードC2も斜面3c2を潜るが、前述のように1枚
目のカードC1がゲート30を潜ぐったときの反動が2枚目
のカードC2を停止させるように働く。もちろん2枚目の
カードC2が斜面3c2に当たって分離しない場合には、第
7図(a)と同様な状態となるが、この場合には厚さが
増すため板ばね91の付勢力が強くその分、反動が強く働
くので分離が確実となる。
第7図(c)の厚手のカードCの場合は、2枚目のカ
ードC2が斜面3c2を介して後板3cを上方へ持ち上げると
共に、次の段階で2枚目のカードC2がゲート30により前
進を阻まれているときに1枚目のカードC1がゲート30を
潜り抜ける。この場合、斜面3c2の部分で2枚目のカー
ドC2の分離が始まれば、第7図(b)の状態で分離が行
われる。
このように、斜面3c2とゲート30と板ばね91とが有機
的に作用するので、厚さや摩擦率が異なる各種のカード
Cが混在しても、1枚送りが確実に為される。
次に、第8図に基づいてこの部分の他の実施例につい
て説明する。
この実施例では、上記斜面3c2に代わってゲート30と
同様な板状のばねで形成された第2のゲート92を用い、
斜面3c2の部分をこのゲート92の逃げの部分として構成
している。この場合もゲート92がカード送り力により湾
曲してその分力を発生させ、斜面3c2と同様の効果を奏
する。
第1図に示すように透明蓋2には先端にローラを有す
るカード押さえ33が取付けられていて、透明蓋2を閉塞
することによりカードケース3内のカードCをピックア
ップローラ12側に押圧できるようになっている。したが
って、積層状態のカードCはピックアップローラ12とゲ
ート30によりその最下部から1枚ずつ順次連続的に送り
出されてゆく。もっとも、カードC(名刺)が規格外の
ものであれば2枚同時に搬送路11に導入される可能性も
あるが、かかる場合には続くセパレータローラ13により
確実に1枚ずつに分離され送り出されることとなる。
第1図及び第2図に示すように搬送路11の上流側は、
カードケース3の底板3aとの間に微小な間隙を存してこ
れと平行に機器本体1の前面まで延びており、機器本体
1の前面に開放されたスリット状のカード挿入口34に連
なっている。このカード挿入口34は、カードケース3内
のカードCとは別に他のカードCをこれに割込ませるも
ので、このカード挿入口34からカードCを挿入するとカ
ードCの先端が直接ピックアップローラ12に転接され、
割込みでこのカードCの読取りが行われる。すなわち、
挿入されたカードCはカードケース3内に積層された最
下部のカードCとピックアップローラ12の間に挿入され
ることとなり、最下部のカードCに先行して搬送路11に
導入される。
ピックアップローラ12は、カードケース3底部の搬入
口27に臨み、積層状態のカードCをその最下部から順次
1枚ずつ連続的に搬送路11に導入する。ピックアップロ
ーラ12と第1フィードローラ14とは、前記タイミングベ
ルト23で連動するようになっている。また、ピックアッ
プローラ12には、ラチェット機構35と電磁ソレノイド36
から成る電磁クラッチ37(ワンウェイクラッチ)が接続
されており、電磁クラッチ37は第1光センサ19によりON
・OFFするようになっている。電磁クラッチ37は、第9
図(a)及び(b)に示すようにピックアップローラ12
の回転軸38のプーリ21とは逆の外端に設けられており、
回転軸38は下部シャーシ39にベアリング40,40を介して
回転自在に軸支されている。ラチェット機構35は、チラ
ェット爪車41aが刻設され回転軸38が挿入されるさや管4
1と、一端がこのラチェット爪車41aに臨み他端が電磁ソ
レノイド36に臨んでシーソー運動するラチェット爪42と
から成り、第1光センサ19によりラチェット爪42がラチ
ェット爪車41aから外れている状態とラチェット爪42が
チラェット爪車41aに噛合っている状態とにON・OFFす
る。一方、回転軸38からさや管41への動力の伝達は回転
軸38に固定された摩擦管43を介して行われる。したがっ
て、ラチェット爪42がラチェット爪車41aから外れてい
る状態では、回転軸38の動力は摩擦管43、さや管41、ピ
ックアップローラ12の順で伝達され、ピックアップロー
ラ12を回転させる。逆に、ラチェット爪42がラチェット
爪車41aに噛合っている状態では、回転軸38の動力は摩
擦管43とさや管41との間のスリップにより遮断され、ピ
ックアップローラ12を停止させる。
すなわち、第1光センサ19が先行するカードCの後端
を検出しカードCを送り出せる状態では、電磁クラッチ
37はONしてピックアップローラ12が回転駆動によりカー
ドCをセパレータローラ13側に送り出し、カードCの先
端が第1フィードローラ14を越えて第1光センサ19に達
すると、電磁クラッチ37がOFFしてピックアップローラ1
2を停止させ、カード送りをストップさせる。したがっ
て、ピックアップローラ12はカードCを第1フィードロ
ーラ14に受け渡すように駆動すると共に、第1フィード
ローラ14側でジャム等が発生しカード送りが途絶えた場
合には、電磁クラッチ37がONせずピックアップローラ12
が停止状態でカード送りを停止する。こうして、カード
送りに支障が生じた場合に逸早く対応できるようにし、
カードCの破損や機器の損傷を防止できるようになって
いる。
セパレータローラ13は、搬送路11を挟んで上部の制動
ローラ44と下部の回転ローラ45とから構成されており、
回転ローラ45は自由回転ローラとなっており、下部シャ
ーシ39に固定した圧力ばね46により制動ローラ44側に付
勢されている(第5図参照)。第10図に示すように、制
動ローラ44の固定軸47には筒状のローラホルダ48を介し
て制動ローラ44が回動自在に軸支されており、また、ロ
ーラホルダ48に隣接してストッパ49aを突接したバネホ
ルダ49が支承され、更にローラホルダ48とバネホルダ49
の間にはコイルばね50が巻回されている。コイルばね50
の両端にはそれぞれローラホルダ48とバネホルダ49とが
係止されており、制動ローラ44はこのコイルばね50によ
りカードCの送りと逆回転方向に付勢される。また、制
動ローラ44はストッパ49aによりカードCの送り回転方
向に75度の角度まで回動規制されるようになっている。
これにより、カードCの送りにより発生する摩擦によ
り制動ローラ44幾分回動し部分的に磨耗が進んでしまう
ことがなく、また、その際の摩擦力に対応した大きさの
制動力を発揮できる。
すなわち、ピックアップローラ12から重合した状態で
送られてきたカードCに対し、上部のカードCを制動ロ
ーラ44の摩擦により停止させ、下部のカードCを回転ロ
ーラ45の自由回転により第1フィードローラ14側に送っ
て、確実にカードCの一枚送りができるのである。
第1フィードローラ14乃至第3フィードローラ16は、
それぞれ搬送路11を挟んで上部のプッシュローラ14a,15
a,16aと下部の駆動ローラ14b,15b,16bとから成る。プッ
シュローラ14a,15a,16aは駆動ローラ14b,15b,16b側へ付
勢されており、駆動ローラ14b,15b,16bは前記タイミン
グベルト23により駆動され、カードCを一定の速度で搬
送し機器本体1後端の搬出口10まで送り出す。
なお、第1図、第3図および第5図において、ピック
アップローラ12と駆動ローラ14bの上流側に接触してい
るのは紙粉クリーナ101,102である。この紙粉タリーナ1
01,102は両ローラ12,14bに接触状態で搬送路11に取り付
けられており、両ローラ12,14bに付着したカードの紙粉
を取り除いて、両ローラ12,14bの摩擦係数が低下するの
を防止している。
また、搬送路11の上部に配設されているセパレータロ
ーラ13の制動ローラ44及び各フィードローラ14,15,16の
プッシュローラ14a,15a,16aは、搬送路11を覆うように
設けた上部シャーシ51に支承されており、上部シャーシ
51はその回転軸52を支点として上方に起立するように構
成されている(第1図参照)。したがって、上部シャー
シ51を起立させると共にカードケース3を取り外せば、
搬送路11全体が露出し、ジャム等からの復旧作業やメン
テテンス作業が極めて容易になる。
読取り部18は、カードCの記載内容を画像データとし
て読み取るイメージリーダ53と、イメージリーダ53のホ
ワイトバランスの調整を行うシェーディング装置54とか
ら成り、電源を入れるとシェーディング装置54の移動手
段である電磁ソレノイド55がボード支持アーム56を介し
てホワイトボード57を自動的にイメージリーダ53の焦点
位置に臨ませる。そして調整の後、後退位置に戻る。
次に第11図に基づいて機械駆動部58とこれを駆動する
電子制御部59について説明する。
機械駆動部58は、電源60と、カードCの記載内容を画
像データとして読み取るイメージリーダ53と、カードC
の先端及び後端を検出する第1及び第2光センサ19,20
と、シェーディング装置54のホワイトボード57を移動さ
せる電磁ソレノイド55と、ピックアップローラ12の電磁
クラッチ37をON・OFFさせる電磁ソレノイド36と、タイ
ミングベルト23を駆動する駆動モータ24とで構成されて
いる。イメージリーダ53は発光部であるLEDアレー61
(第1図参照)と、受光部でしるCCDセンサ62(第1図
参照)と、このCCDセンサ62を駆動する出力ドライバ63
及び増幅アンプ64とから成る。LEDアレー61は、カード
C(名刺)の地色と読取り文字の色の両者を考慮して黄
色光源となっている。
電子制御部59はこれらの各駆動装置を制御する制御回
路65と、前記「POWER」、「エラー」、「BUSY」及び
「紙なし検出」の表示を行うLED表示部66と、ジャム等
を警報する警報ブザー67と、ホストコンピュータとの断
続を行うデップスイッチ68と、ホストコンピュータとの
インターフェース69とが組込まれている。これにより、
ホストコンピュータからの指示でカードイメージリーダ
を駆動させることもできる。
〔発明の効果〕
以上のように請求項1の発明によれば、ゲート手段が
カード送り力の分力を受けると共に、自らも付勢手段に
より搬送路側に付勢されるので、カード送り力により搬
送路が開放状態になる。このため、カードを1枚ずつ確
実に分離して先方へ送ることができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるカード送り装置を備え
たカードシメージリーダの裁断側面図、第2図はその外
観斜視図、第3図はカードシメージリーダの主要構造部
の分解斜視図、第4図はカードケースの斜視図、第5図
はセパレータローラ回りの裁断側面図、第6図はカード
ケースの詳細図、第7図は1枚送りの状態を現した説明
図、第8図はカードケースの要部の他の実施例の断面
図、第9図は電磁クラッチ回りの詳細図、第10図は制動
ローラ回りの分解斜視図、第11図は機械駆動部と電子制
御部の関連図である。 1…機械本体、3…カードケース、3c…後板、3c2…斜
面、11…搬送路、12…ピックアップローラ、30…ゲー
ト、34…カード挿入口、91…板ばね、92…第2のゲー
ト、C…カード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 駒ヶ嶺 克己 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 1/00 - 3/68

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積層されたカードを搬送路に導入するピッ
    クアップローラと、 前記搬送路に先端が近接或いは接触すると共に、当該搬
    送路に略直交する方向に進退自在に構成されて、積層さ
    れたカードの複数送りを規制するゲート手段と、 当該ゲート手段を前記搬送路側に付勢する付勢手段とを
    備え、 前記ゲート手段は、積層されたカードのカード収容部の
    側壁を兼ねており、 前記付勢手段は、前記ゲート手段の開放端側に設けられ
    ると共に、開放端側に設けたカード収容部の蓋体の閉塞
    により撓んで、当該ゲート手段を相対的に付勢するばね
    本体と、 当該ばね本体から延び前記ゲート手段に固定される基部
    と、 前記ばね本体から延び前記蓋体に当接する屈曲部と、 当該屈曲部から延び、前記ゲート手段の内部に抜け止め
    状態で係止される先端部とを有し、 前記ゲート手段は、導入されるカードによる前記ピック
    アップローラのカード送り力を受けて、前記付勢手段に
    抗する方向に移動可能に構成されていることを特徴とす
    るカード送り装置。
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