JP2929097B2 - 開き窓の開閉装置 - Google Patents

開き窓の開閉装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は開き窓の開閉装置に
関し、特にクランクハンドルで開閉される障子を部分開
と全開状態に設定することができる開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来開き窓の障子をクランクハンドルで
開閉する装置として、クランクハンドルで回転されるウ
オ−ムと、該ウオ−ムで回転されるウオ−ム歯車と、該
ウオ−ム歯車から一体的に延びる駆動ア−ムを具備し、
上記駆動ア−ムを障子に連結したものが知られている。
さらに、上記ウオ−ム歯車を制御手段で制御して、障子
を部分開に制限したり、その制限を解除して全開可能に
変更したりすることができるものも知られている(実公
平6−43424号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の開き窓の開
閉装置においては、ウオ−ム歯車と駆動ア−ムが一体に
形成されているので、その製作が容易でなく、しかもウ
オ−ム歯車を浸炭等の表面処理や焼入等の熱処理を施す
とき駆動ア−ムも同様に施されて製作費がかさみ、また
駆動ア−ムの長さの異なる数だけウオ−ム歯車をも製作
しなければならず、そのため製作費や在庫の管理費がか
さみ、また材料も駆動ア−ムをウオ−ム歯車と同一のも
のを使用しなければならず、そのために駆動ア−ムをも
ウオ−ム歯車と同様にさびや腐食の発生を阻止するため
に塗膜を施さなければならず、この点からも製作費がか
さむ。また駆動ア−ムの回転角を障子の部分開に対応す
る角度に制御する手段として、制御孔がウオ−ム歯車に
直接設けているので、その孔加工が歯車の硬さにより容
易でなく、しかも歯車の強度が落ちて破損しやすくな
り、また制御孔の長さが異る場合に駆動ア−ムと共に数
多くの種類を揃えなければならず、製作費と在庫の管理
費がかさむ。また、制御ピンや制御片は制御孔に横から
係合離脱するように構成されているので、開閉装置の奥
行きの寸法が長くなり、窓の下枠の取付面の奥行寸法が
短い場合に開閉装置の取付けに支障が生じる。
【0004】本発明は上記に鑑み、開閉装置における駆
動ア−ムとウオ−ム歯車や、制御ピンと制御孔による制
御手段に関する製作が容易であり、製作費と在庫の管理
費が低減化され、また制御ピンの動作が容易かつ軽快に
なされ、さらには開閉装置全体の奥行がコンパクトにま
とめられるものを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ウオ−ム歯車と駆動ア−ムは別体に形成後
一体に回転するように結合され、制御孔は駆動ア−ム側
に設けられ、制御ピンは制御孔にその上方から上下動に
て係合離脱し、その上下動はてこの揺動にてなされ、て
この揺動は操作つまみでなされる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1から図15までは、本発明の第
1実施例を示している。開閉装置(1)は図1に示すよ
うに、窓の下枠(2)に取り付けられ、その駆動ア−ム
(3)が連結杆(4)を介して開き窓障子(5)側の連
結座(6)に連結され、障子(5)は辷り出し式の控え
具(図示略)で窓の下枠と上枠に取り付けられている。
【0007】クランクハンドル(7)を右回転させる
と、駆動ア−ム(3)は時計方向へ回転して障子(5)
を閉位置(A)から部分開(半開)位置(B)または全
開位置(C)まで開く。クランクハンドル(7)を逆に
左回転させると、駆動ア−ム(3)は反時計方向へ回転
して障子(5)を部分開位置(B)または全開位置
(C)から閉位置(A)まで閉じる。つまみ(8)を矢
印(D)方向に移動させると、駆動ア−ム(3)は障子
の部分開(B)に対応する位置までしか回転できず、幼
児が窓から転落するのを防止する。つまみ(8)を矢印
(D)の反対方向に移動させると、駆動ア−ム(3)は
障子の全開(C)に対応する位置まで回転できく。
【0008】以下開閉装置(1)につき詳細に説明す
る。カバー(9)は横長であり、その上面壁(10)は
a点からb点に進むに従い下降するように傾斜し、正面
壁(11)はa点からc点に進むに従い下降するように
傾斜し、c点からd点までまでは垂直であり(図3)、
さらに上面から見て弧状に形成されている。正面壁(1
1)の傾斜した部分(11a)は、クランクハンドル
(7)とつまみ(8)が取り付けられ、この斜面にてク
ランクハンドル(7)の回転操作とつまみ(8)の左右
へのスライド操作が容易である。カバー(9)は、また
その上面壁(10)と正面壁(11)が斜面と弧状面で
まとめられているので、全体的に凹凸がなく、意匠的に
も体裁がよい。クランクハンドル(7)はピン(12)
まわりに折りたたむことができ、駆動アーム(3)が閉
じられたときに、このクランクハンドル(7)をカバー
(9)の正面壁(11)に沿って折りたたむよう設定
すると(図4)、ハンドル(7)が邪魔にならない。ハ
ンドル(7)の腕部(13)をカバー(9)の正面壁
(11)の弧状面に合わせて弧状に形成すると、ハンド
ルを折りたたんだとき(図4)、カバー(9)に一層コ
ンパクトにまとめられて、体裁がよい。
【0009】クランクハンドル(7)は、ウオ−ム(14)
の軸(15)に一体的に回転するように結合され、ウオ−ム
軸(15)は開閉装置(1)の基台(16)に回転可能に組み立
てられていて(図5)、基台全体は前記カバ−(9)で
覆われている。
【0010】基台(16)はほゞ長方形の板状のものであ
り、その左側にウオ−ム軸(15)を支持する筒状壁(17)が
斜めに設けられ、中央部に駆動ア−ム(3)の回転基部
(18)とウオ−ム歯車(19)が軸(回転中心)(20)で回転可
能に取り付けられ、右側に駆動ア−ムの回転角の制御に
関連する手段が設けられている(図6)。
【0011】駆動ア−ム(3)は、その回転基部(18)が
ア−ム部(21)と一体の下方板状部分(22)と該下方板状部
分に重合して互いに一体的に回転するように結合手段で
結合される上方板状部分(23)で構成されている(図
7)。上記結合手段として、2個の爪(24)が上方板状部
分(23)の両側に一体に折り曲げ状に形成され、この爪に
対応する2個の切欠孔(25)が下方板状部分(22)の両側に
形成され、爪(24)を切欠孔(25)に嵌合する(図7)。
【0012】駆動ア−ム(3)の下方板状部分(22)は弧
状のウオ−ム歯車(19)に結合手段で一体的に回転するよ
うに結合される。上記結合手段として、下方板状部分(2
2)に2個の突起(26)が押し出し加工にて形成され、この
突起に対応する2個の孔(27)がウオ−ム歯車(19)に形成
され、突起(26)を孔(27)に嵌合する(図7)。
【0013】駆動ア−ム(3)は制御手段で障子(5)
をその部分開位置(B)と全開位置(C)に選択的に開
放可能に制御される。この制御手段として、広幅孔(28)
と該広幅孔に連通した細幅孔(29)で形成された制御孔(3
0)が上方板状部分(23)にその回転中心(20)を中心とする
同一円弧線上に穿設され、さらに上記制御孔(30)と相対
する位置に広幅孔(31)が下方板状部分(22)に穿設され、
また広幅孔(28)と細幅孔(29)の間をこれらの孔にそって
往復動可能な軸部(32)と該軸部の下端に連設されて広幅
孔(31)に沿って往復動できると共に広幅孔(28)は上下に
通過できるが細幅孔(29)は通過できないフランジ部(33)
で制御ピン(34)が形成されている(図7)。この制御ピ
ン(34)は広幅孔(28)の位置で制御孔(30)と広幅孔(31)に
嵌合し(図6,図9)、軸部(32)と細幅孔(29)との相対
的移動にて駆動ア−ム(3)の回転を障子(5)の部分
開(B)に対応する角度に制限する(図8,図9)。制
御ピン(34)が移動する間、該ピンのフランジ部(33)が広
幅孔(31)内を移動して、細幅孔(29)の縁にその下面にて
係合し(図9)、制御ピン(34)を制御孔(30)内に抜けな
いように保持する(図8)。制御ピン(34)はまた広幅孔
(28)の位置で制御孔(30)から引抜き(図6,図10)、駆
動ア−ム(3)をその回転角度に対する制限を解除し
て、障子(5)の全開(C)に対応する角度に回転可能
にする(図11)。
【0014】制御ピン(34)は動作手段で部分開と全開を
選択的に動作される。この動作手段として、てこ(35)が
その中間の折り曲げ部分(36)とピン(支点)(37)で基台
(16)の起立壁(38)に枢着されている(図9,図10)。こ
のてこ(35)はその一端に制御ピン(34)が固着され、他端
が基台(16)との間の圧縮コイルばね(39)で上方に常時付
勢されて、制御ピン(34)を制御孔(30)に向かう方向に常
時付勢している(図9,図10)。また動作手段として、
動作片(40)がてこ(35)の上方に設けられている(図9,
図10)。この動作片(40)はてこ(35)のピン(支点)(37)
とばね(39)の作用点の間をその長手方向に沿って往復動
する。動作片(40)がその行程の左端の位置を取っている
ときには(図9)、動作片(40)はてこ(35)の相対的に低
い部分(41)上に存して、てこ(35)が反時計方向にばね(3
9)で回転するのを許容し、制御ピン(34)を制御孔(30)に
嵌合させる。てこ(35)がその行程の右端の位置を取って
いるときには(図10)、動作片(40)はてこ(35)の相対的
に高い部分(42)に接触して、てこ(35)を時計方向に回転
させ、制御ピン(34)を制御孔(30)から引き抜く。
【0015】制御ピン(34)が制御孔(30)の広幅孔(28)の
位置を取っているときには(図6)、駆動ア−ム(3)
は障子(5)の閉位置(A)に存する。制御ピン(34)が
細幅孔(29)の端部の位置を取っているときには(図
9)、駆動ア−ム(3)は障子(5)の部分開の位置
(B)に存する(図8)。制御ピン(34)が制御孔(30)か
ら引き抜かれているときには(図10)、駆動ア−ム
(3)は基台(16)上のストッパ−(43)に接するまで回転
して障子の全開位置(C)を取る(図11) 。
【0016】動作片(40)の操作手段として、つまみ
(8)が用いられる。このつまみ(8)は動作片(40)と
カバ−(9)の正面壁(11)の斜面部(11a) を挟む関係に
て互いに結合される(図13) 。
【0017】動作片(40)とつまみ(8)を詳細に述べる
と、動作片(40)は方形の枠(44)と,その両側のフランジ
(45)と,枠(44)の一側端面の三角形の動作部(46)と,枠
(44)の他側の長方形板状の腕部(47)で構成され、腕部(4
7)はその先端に隆起部(48)が設けられている(図14) 。
つまみ(8)は長方形板状体で、裏側が平面で表側が弧
状に形成され、裏側の面に相対する爪(49)が起立されて
いる(図14) 。動作片(40)はそのフランジ(45)をカバ−
(9)の傾面部分(11a) の裏面にあてがい、つまみ
(8)はその爪(49)を傾面部分(11a) の孔(50)から動作
片(40)の孔(51)に貫通して、爪(49)の段部(52)を枠(44)
の端面に係合させて、互いに係合する(図13) 。動作片
(40)とつまみ(8)の中心線はカバ−(9)の斜面部(1
1a) に直角に交わるが、動作片(40)の動作部(46)が三角
形であるので、その一辺(53)がてこ(35)の平らな面に平
行に接触する(図13) 。従って、動作片(40)によるてこ
(35)の揺動が円滑になされる。動作片(40)の腕部(47)の
隆起部(48)はカバ−(9)の傾面部(11a) の裏側の隆起
部(54)の両側に選択的に係合することにより、動作片(4
0)が障子(5)の部分開(B)または全開(C)の位置
に対応する位置に保持される(図15) 。
【0018】図16から図18までは、第2実施例を示し、
基本的には第1実施例のものと同一であり、以下相違す
る点につき主として説明する。駆動ア−ム(3)はその
回転基部(18)の上方板状部(23)と下方板状部(22)が段差
(60)をもって、一体に形成されている(図18) 。下方板
状部(22)はウオ−ム歯車(19)に重ねられて、下方板状部
(22)の2個の押し出し突起(26)がウオ−ム歯車(19)の孔
(27)に嵌合して、駆動ア−ム(3)とウオ−ム歯車(19)
は一体的に回転する(図16,図17)。
【0019】広幅孔(28)と細幅孔(29)の制御孔(30)は、
駆動ア−ム(3)の上方板状部(23)に穿設され(図18)
、この制御孔(30)に制御ピン(34)が嵌合して駆動ア−
ム(3)の回転角を部分開(B)に制限し、分離するこ
とによりその制限が解除される(図17) 。制御ピン(34)
が制御孔(30)に嵌合しているときには、制御ピン(34)の
フランジ部(33)が上方板状部(23)とウオ−ム歯車(19)と
の間の隙間(61)に存し(図17) 、制御ピン(34)と制御孔
(30)が相対的に移動するとき、フランジ部(33)が上記隙
間(61)内を移動して細幅孔(29)の縁に係合し、制御ピン
(34)は制御孔(30)から抜けない。この駆動ア−ム(3)
は第1実施例のものにくらべて、構造が簡単で製作が容
易である。
【0020】図19から図25までは、第3実施例を示
し、てこ(35)を揺動させる動作片(65)と,該動
作片を操作するつまみ(66)が回転式に構成されたも
のであり、他の構成は第1実施例または第2実施例のも
のが適宜採用されている。
【0021】動作片(65)とつまみ(66)はカバー
(9)の正面壁(11)の斜面部(11a)に回転可能
に取り付けられ、つまみ(66)は動作片(65)に斜
面部(11a)を挟んで一体的に結合されている(図2
2)。動作片(65)は、円板部(67)と,その周囲
から相反する方向に一体に延びる第1ストッパー(6
8)と第2ストッパー(69)と,両ストッパーの中間
から延びる第3ストッパー(70)と,円板部の周縁に
起立された弧状壁(71)と,この弧状壁(71)の端
面に形成された斜めのカム面(72)と,弧状壁(7
1)の外周面で一番高い部分に形成された三角形の動作
部(73)で構成されている(図23)。
【0022】つまみ(66)を時計方向に回転させると、動
作片(65)の動作部(73)がてこ(35)を押し下げない位置を
取って、制御ピン(34)を制御孔(30)内にばね(39)の力で
嵌合させ、駆動ア−ム(3)を部分開(B)に制限する
(図20)。つまみ(66)を反時計方向に回転させると、動
作片(65)の動作部(73)がてこ(35)の一端を押し下げて、
制御ピン(34)を制御孔(30)から引き抜き、駆動ア−ム
(3)を全開可能にする(図21)。動作片(65)の第1ス
トッパ−(68)は部分開(B)にてカバ−(9)の上面壁
(10)の裏側に突き当って、その位置にも停止し、第3ス
トッパ−(70)の隆起部(74)がカバ−(9)の正面壁(11)
の斜面部(11a) の隆起部(75)の一側に係合して、その部
分開(B)の位置に保持する(図24)。動作片(65)の第
2ストッパ−(69)は全開にてカバ−の上面壁(10)の裏側
に突き当って、その位置にて停止し、第3ストッパ−(7
0)の隆起部(74)が正面壁(11)の斜面部(11a) の隆起部(7
5)の他側に係合して、全開の位置に保持する(図25)。
【0023】動作片(65)のカム面(72)は、その回転によ
り、てこ(35)の縁に係合してそのてこ(35)を押し下げ、
動作部(73)をてこ(35)に係合させたり、逆に動作部(73)
をてこ(35)に対するかみ合いから外すときは、てこ(35)
の縁に係合状態にて、てこ(35)がばね(39)で上昇するの
を許容する。
【0024】図26は第4実施例を示し、カバ−(9)の
上面壁(10)が水平に形成され、この上面壁につまみ
(8)が左右に移動可能に取り付けられている。このつ
まみ(8)と一体的に結合される第1実施例の動作片(4
0)の動作部(46)は、てこ(35)に垂直に接触するので、そ
の接触部分を第1実施例の動作片(40)の動作部(46)のよ
うに斜めに形成することなく、平行に形成することがで
き、その製作が容易である。
【0025】
【発明の効果】本発明は上記のように、クランクハンド
ル(7)と、該クランクハンドルで駆動されるウオーム
(14)と、該ウオームで駆動されるウオーム歯車(1
9)と、該ウオーム歯車で駆動されて開き窓障子を開閉
する駆動アーム(3)と、該駆動アームを制御して開き
窓障子をその部分開位置(B)と全開位置(C)に選択
的に開放可能にする制御手段と、該制御手段を部分開状
態と全開状態に選択的に動作させる手段と、該動作手段
を操作する手段を具備し、上記制御手段は、駆動アーム
(3)側にその回転中心(20)を中心とする同一円弧
線上に配置された相対的な広幅孔(28)と該広幅孔に
連通した細幅孔(29)で形成された制御孔(30)
と、上記広幅孔(28)と細幅孔(29)の間を往復動
可能な軸部(32)と該軸部の下端に連設されて広幅孔
(28)は上下方向に通過できるが細幅孔は通過できな
いフランジ部(33)で形成された制御ピン(34)を
含み、該制御ピン(34)は広幅孔(28)の位置で制
御孔(30)内に嵌合し、細幅孔(29)との相対的移
動にて駆動アーム(3)の回転を開き窓障子の部分開に
対応する角度に制限し、また制御ピン(34)は広幅孔
(28)の位置で制御孔(30)内から引抜き、駆動ア
ーム(3)をその回転角度に対する制限を解除して開き
窓障子の全開に対応する角度に回転可能になし、上記動
作手段は、中間が支点(37)で揺動可能に支持される
てこ(35)を含み、該てこ(35)はその一端に上記
制御ピン(34)が固着され、他端がばね(39)で制
御ピン(34)が制御孔(30)に向かう方向に常時付
勢されており、上記動作手段はさらに上記ばね(39)
と相まっててこ(35)を揺動させる動作片(40,6
5)を含み、該動作片(40,65)はてこ(35)を
その支点(37)とばね(39)の作用点間にて押し下
げて制御ピン(34)を制御孔(30)から引き抜く位
置とてこ(35)に対する押し下げを解除して制御ピン
(34)を制御孔(30)に嵌合させる位置の間を往復
動し、上記操作手段としてつまみ(8,66)が上記動
作片(40,65)に連結されて該動作片(40,6
5)をてこ(35)に対する押し下げ位置とその解除位
置の間を往復動させるように構成されているので、駆動
アーム(3)とウオーム歯車(19)や、制御ピン(3
4)と制御孔(30)による制御手段に関する製作が容
易であり、製作費と在庫の管理費が低減化され、また制
御ピン(34)の動作が容易かつ軽快になされ、さらに
は開閉装置全体の奥行きがコンパクトにまとめられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の開き窓の開閉装置で開き窓を全閉,部
分開,全開の状態に開閉する状態を示す概略平面図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例の開き窓の開閉装置の平面
図である。
【図3】図2の開き窓の開閉装置の右側面図である。
【図4】図のA−A線方向から見た平面図である。
【図5】図2のB−B線断面図である。
【図6】図2の開き窓の開閉装置において、駆動ア−ム
が窓障子の閉位置に対応する位置に存しかつカバ−が外
された状態を示す平面図である。
【図7】図2の開き窓の開閉装置に使用されているウオ
−ム歯車,制御用の孔付駆動ア−ム,制御ピン付てこの
分解平面図である。
【図8】図において、駆動アームが窓障子の部分開位
置に対応する位置に存する状態を示す平面図である。
【図9】図6のC−C線断面図であり、駆動ア−ムの回
転角が窓障子の部分開位置に対応する位置に規制された
状態を示している。
【図10】図6のC−C線断面図であり、駆動ア−ムが窓
障子の全開位置に対応する位置まで回転できる状態を示
している。
【図11】図において、駆動アームが窓障子の全開位
置に対応する位置に存する状態を示す平面図である。
【図12】図6のD−D線断面図である。
【図13】図10のE−E線断面図である。
【図14】図2の開き窓の開閉装置に使用されている動作
片と操作つまみの分解斜視図である。
【図15】図13のF−F線断面図である。
【図16】本発明の第2実施例の開き窓の開閉装置であっ
て、駆動ア−ムが窓障子の閉位置に対応する位置に存し
かつカバ−が外された状態を示す平面図である。
【図17】図16のG−G線断面図である。
【図18】図16の開閉装置に使用されている駆動ア−ムの
一部省略平面図である。
【図19】本発明の第3実施例の開き窓の開閉装置の平面
図である。
【図20】図19の開閉装置において、カバ−が外されると
共に動作片の押し下げ力がてこに作用していない状態を
示す正面図である。
【図21】図20の開閉装置において、動作片の押し下げ力
がてこに作用している状態を示す正面図である。
【図22】図19のH−H線拡大断面図である。
【図23】図19の開閉装置に使用されている動作片の斜視
図である。
【図24】図23の動作片が窓障子の部分開をもたらす位置
を取っている状態を示す正面図である。
【図25】図23の動作片が窓障子の全開をもたらす位置を
取っている状態を示す正面図である。
【図26】本発明の第4実施例の開き窓の開閉装置の平面
図である。
【符号の説明】
1 開閉装置 2 下枠 3 駆動ア−ム 4
連結杆 5 障子 6 連結座 7 クランクハンドル 8 つまみ
9 カバ− 12 ピン 14 ウオ−ム 15 軸
16 基台 18 回転基部 19 ウオ−ム歯車
20 軸(回転中心) 22 下方板状部分 23 上
方板状部分 28広幅孔 29 細幅孔 30 制御孔
31 広幅孔 32 軸部 33 フランジ部 34
制御ピン 35 てこ 37 ピン(支点) 39
圧縮コイルばね 40 動作片 43 ストッパ−
46 動作部 47 腕部 48 隆起部 53 一辺
54 隆起部 60 段差 61 隙間 65 動作片 66 つまみ 68 第1ストッパ− 69 第2ストッ
パ− 70 第3ストッパ− 71 弧状壁 72 カ
ム面 73 動作部 74 隆起部 75 隆起部
A 障子の閉位置 B 部分開位置(半開位置)
C 障子の全開位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E05F 11/02 - 11/30

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクハンドルと、該クランクハンド
    ルで駆動されるウオ−ムと、該ウオ−ムで駆動されるウ
    オ−ム歯車と、該ウオ−ム歯車で駆動されて開き窓障子
    を開閉する駆動ア−ムと、該駆動ア−ムを制御して開き
    窓障子をその部分開位置と全開位置に選択的に開放可能
    にする制御手段と、該制御手段を部分開状態と全開状態
    に選択的に動作させる手段と、該動作手段を操作する手
    段を具備し、上記制御手段は、駆動ア−ム側にその回転
    中心を中心とする同一円弧線上に配置された相対的な広
    幅孔と該広幅孔に連通した細幅孔で形成された制御孔
    と、上記広幅孔と細幅孔の間を往復動可能な軸部と該軸
    部の下端に連設されて広幅孔は上下方向に通過できるが
    細幅孔は通過できないフランジ部で形成された制御ピン
    を含み、該制御ピンは広幅孔位置で制御孔内に嵌合し、
    細幅孔との相対的移動にて駆動ア−ムの回転を開き窓障
    子の部分開に対応する角度に制限し、また制御ピンは広
    幅孔の位置で制御孔内から引抜き、駆動ア−ムをその回
    転角度に対する制限を解除して開き窓障子の全開に対応
    する角度に回転可能になし、上記動作手段は、中間が支
    点で揺動可能に支持されるてこを含み、該てこはその一
    端に上記制御ピンが固着され、他端がばねで制御ピンが
    制御孔に向かう方向に常時付勢されており、上記動作手
    段はさらに上記ばねと相まっててこを揺動させる動作片
    を含み、該動作片はてこをその支点とばね作用点間にて
    押し下げて制御ピンを制御孔から引き抜く位置とてこに
    対する押し下げを解除して制御ピンを制御孔に嵌合させ
    る位置の間を往復動し、上記操作手段としてつまみが上
    記動作片に連結されて該動作片をてこに対する押し下げ
    位置とその解除位置の間を往復動させる開き窓の開閉装
    置。
  2. 【請求項2】 前記駆動ア−ムは、その回転基部がア−
    ム部分と一体の下方板状部分と該下方板状部分に重合し
    て互いに一体的に回転するように結合された上方板状部
    分で構成され、上記上方板状部分は前記広幅孔と細幅孔
    で形成された制御孔が穿設され、上記下方板状部分はウ
    オ−ム歯車に一体的に回転するように結合されかつ上記
    制御孔と相対する位置に広幅孔が穿設され、前記制御ピ
    ンの軸部が上方板状部分の広幅孔と細幅孔の間を移動す
    る場合には制御ピンのフランジ部が下方板状部分の広幅
    孔を移動して上方板状部分の細幅孔に係合し、制御ピン
    を制御孔内に保持する請求項1記載の開き窓の開閉装
    置。
  3. 【請求項3】 前記駆動ア−ムは、その回転基部がア−
    ム部分と一体の下方板状部分と該下方板状部分に段差を
    以て一体に形成された上方板状部分で構成され、下方板
    状部分はウオ−ム歯車に重合して一体的に回転するよう
    に結合され、上方板状部分は前記広幅孔と細幅孔で形成
    された制御孔が穿設され、前記制御ピンの軸部が上方板
    状部分の広幅孔と細幅孔の間を移動する場合には、制御
    ピンのフランジ部が上方板状部分とウオ−ム歯車との間
    の隙間を移動して、上方板状部分の細幅孔に係合し、制
    御ピンを制御孔内に保持する請求項1記載の開き窓の開
    閉装置。
  4. 【請求項4】 前記動作片はつまみでてこの長手方向に
    沿って直線的に往復動されててこを揺動させ、制御ピン
    を制御孔内に嵌合させたりその嵌合を解除する請求項1
    から3までのいずれかに記載の開き窓の開閉装置。
  5. 【請求項5】 前記動作片はつまみの揺動でてこに対し
    て揺動されててこを揺動させ、制御ピンを制御孔内に嵌
    合させたりその嵌合を解除する請求項1から3までのい
    ずれかに記載の開き窓の開閉装置。
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