JP2928788B2 - きのこ類の栽培装置 - Google Patents

きのこ類の栽培装置

Info

Publication number
JP2928788B2
JP2928788B2 JP3089287A JP8928791A JP2928788B2 JP 2928788 B2 JP2928788 B2 JP 2928788B2 JP 3089287 A JP3089287 A JP 3089287A JP 8928791 A JP8928791 A JP 8928791A JP 2928788 B2 JP2928788 B2 JP 2928788B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
bed
mushrooms
bacterial
bacterial bed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3089287A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04304816A (ja
Inventor
武三 青沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GOORUDO KOSAN KK
Original Assignee
GOORUDO KOSAN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GOORUDO KOSAN KK filed Critical GOORUDO KOSAN KK
Priority to JP3089287A priority Critical patent/JP2928788B2/ja
Publication of JPH04304816A publication Critical patent/JPH04304816A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2928788B2 publication Critical patent/JP2928788B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mushroom Cultivation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、しいたけ等のきのこ類
の栽培装置に関し、特に、きのこ類の栽培基材をブロッ
ク状に成形して菌床ブロックを形成し、その菌床ブロッ
クをブロック塀状に積み重ねて菌床装置を構成する際
に、前記ブロック塀状の菌床装置の両側の面に、多数の
突起を突出させるようにして、しいたけ等のきのこ類の
成育環境を良好に設定出来るようなきのこ類の栽培装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】しいたけ等のきのこ類を栽培するために
は、例えば、従来よりほだ木と呼ばれる原木に対してし
いたけの菌を植え込み、その原木を適当な環境に置くこ
とにより、その原木に植え込まれたしいたけの菌が繁殖
して、しいたけを収穫するような手段が用いられてい
る。ところが、近年原木となる楢の木等が不足している
こと、および原木を取り扱う作業が、比較的重労働であ
ること等の理由によって、山間部でのしいたけの栽培が
活性を失っているという問題がある。
【0003】これに対して、オガクズ等を培養基材とす
るきのこ類の栽培は、エノキダケ、シメジ、その他のき
のこ類に対して盛んに行われているものであり、室内で
のきのこ類の栽培を容易に行い得るという利点を十分に
発揮している。前記オガクズ等を培養基材として用いる
きのこ類の栽培方法では、きのこ類の培養基材をびんや
その他の容器に収容し、温室やその他の室内できのこ類
の栽培に適した温度に管理することにより、きのこ類を
通年栽培出来、常に収穫出来るという利点を十分に発揮
することができる。前記きのこ類の栽培方法は、例え
ば、特開平2−177820号公報等に示されるような
手段を用いて行うことができる。前記公報に示される例
においては、きのこ類の栽培基材を、オガクズ、オカ
ラ、コメヌカ等を混合した材料と、核酸、アミノ酸等の
補助部材とを混合したものを用いている。そして、前述
したような材料を混合したものを、びん等の容器に収容
して、適当な環境のもとに置くことによって、びんの口
の部分から伸びたきのこ類を収穫するようにしている。
【0004】ところが、前述したような容器を用いるき
のこ類の栽培方法では、きのこ類の収穫量が、びんの数
等に制限されること、および、1つのびんの口の開口の
大きさにより、きのこ類の収穫単位が限定されるという
問題がある。そこで、びん等の容器を用いることに代え
て、きのこ類の栽培用の基材をブロック状に成形し、そ
の菌床装置をコンクリートブロック塀のように、縦横に
積み重ねて菌床装置を形成することが提案されている。
そして、前記ブロック塀状の菌床装置を、温室や他の室
内に置いて、温度と湿気をきのこ類に適した状態にする
ことによって、きのこ類を容易に収穫することができる
ようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、きの
こ類の栽培用の基材をブロック状に成形し、その菌床ブ
ロックをコンクリートブロック塀のように、縦横に積み
重ねて菌床装置を形成するきのこ類の栽培方法では、壁
状に菌床ブロックを積み重ねて構成した菌床装置に対し
て、その壁の両側の面からしいたけが成育することにな
る。ところが、非常に多数のしいたけが、壁状の菌床装
置の側面から密生した状態で生え出した場合に、しいた
けが互いに接触する状態となり、しいたけ等のきのこ類
にストレスが与えられるという問題がある。そして、そ
のしいたけが互いに接触した部分から病気が発生した
り、しいたけの成育に障害が発生して、しいたけの品質
が低下するという問題がある。
【0006】また、前述したような菌床ブロックを多数
積み重ねて、菌床装置を構成した場合には、菌床装置の
壁の側面からのみしいたけが生え出すので、それ等のき
のこ類の茎(石づき)の部分が90度曲がった状態とな
りやすく、商品価値が低下するという問題がある。そし
て、従来のきのこ類の栽培装置によると、大きなしいた
けを収穫することが困難であり、比較的小さいものの出
荷を余儀なくされている。さらに、従来のきのこ類の栽
培方式では、菌床装置の内部が酸欠状態となりやすく、
各菌床ブロックの内部で菌糸が十分に成育出来ないとい
う問題があり、菌床装置の容積に対してきのこ類の収穫
量を計画通りに達成出来ない場合が多く発生する。
【0007】
【発明の目的】本発明は、前述したような培養基材を用
いてしいたけを栽培する際の問題を解消するもので、菌
床ブロックの内部にまで十分に酸素や水分などを供給出
来るようにするとともに、しいたけの栽培を室内で常時
行い得て、きのこ類の栽培の管理を容易に行い得る装置
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、オガクズ、コ
メヌカ、フスマ、オカラ等の材料を混合した混合材料
に、核酸、アミノ酸、ヒューマス等の補助材を混合した
基材をブロック状に成形した菌床ブロックを用いてきの
こ類を栽培する装置に関する。本発明の請求項1の発明
は、前記菌床ブロックは、積み重ね部と側部に突出させ
る部分とから構成され、菌床ブロックの積み重ね部の中
央部の上下には凹溝を形成し、前記菌床ブロックの多数
を1列に縦横に積み重ねて、両面に突起を突出させたブ
ロック塀状の菌床装置を構成し、前記各菌床装置の横の
列の上下の面には、上下に隣接する菌床ブロックの凹溝
を組み合わせて、横方向に孔を形成することを特徴とす
る。
【0009】請求項2の発明は、前記菌床装置を台車上
に載置して移動可能に構成し、前記台車には、菌床装置
の横方向の孔に貫通させる状態でパイプを配置し、前記
パイプは、上下方向に中空な突起を多数設けて、菌床ブ
ロックに突き刺すようにして固定し、前記横のパイプに
対してパイプ支柱を配置し、タンク装置から水分と酸素
を含む空気を供給する手段を接続するとともに、前記横
のパイプに設けた突起を介して、空気や水分をブロック
の内部に供給することを特徴とする。
【0010】前述のように構成したことにより、本発明
のきのこ類の栽培装置においては、菌床ブロックを組み
合わせて構成した菌床装置の内部に、空気や水分等を容
易に供給することができ、きのこ類が菌床装置の表面に
密生した場合でも、菌床装置の内部に菌糸を十分に繁殖
させることができる。また、本発明においては、菌床装
置の表面に多数の突起部材を突出させることができるの
で、しいたけ等が成育するための空間を十分に確保する
ことが可能であり、しいたけ等のきのこ類を大きく成長
させた状態で出荷出来ることになる。さらに、本発明に
おいては、菌床装置を台車に載置した状態で、その台車
上できのこ類の栽培を行うことができるので、きのこ類
の成育状態に合わせて菌床装置の間隔を設定することが
でき、温室等の栽培場所を有効に使用することができ
る。
【0011】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明のきのこ
類の栽培装置を説明する。図1および図2に示されるき
のこ類栽培システム1は、多数の菌床ブロック21をブ
ロック塀のように縦横に積み重ねて菌床装置20を構成
し、該菌床装置20を台車10に載置して、移動可能な
きのこ類栽培システム1を構成している。前記菌床装置
20を支持する台車10は、支床11から所定の間隔を
おいて、支柱12とパイプ支柱13とを立設している。
そして、前記支柱12とパイプ支柱13との間に、上下
方向に一定の間隔をおいて多数の横パイプ15……を設
けて、それぞれの横パイプ15を、菌床ブロック21の
横の列の間に配置している。前記菌床ブロック21……
に対して、各横パイプ15から上下に向けて突出してい
る針部材16……を、それぞれ突き刺して、菌床ブロッ
クを固定保持させるようにしている。
【0012】前記台車10に載置される菌床装置20に
おいては、各菌床ブロック21……に対して、前記横パ
イプ15から、中空な針部材16……を介して、菌床ブ
ロックの内部に湿気等を多く含んだ空気を供給する機構
を設けている。前述したように、菌床ブロックに対して
空気等を供給するために、本発明においては、コンプレ
ッサ2とタンク装置4を用い、コンプレッサ2から送り
出される空気を、エアーパイプ3を介してタンク装置4
に送り込むようにしている。
【0013】また、前記タンク装置4の内部には、過酸
化水素等の水溶液5を収容しておくと、タンク装置4の
下部から噴出される空気に、溶液5から分離される酸素
と、湿気とを多量に混入させることができる。そして、
その空気を供給パイプ6を介して、台車10の上に配置
したパイプ支柱13を通し、該パイプ支柱13から各横
パイプ15……に向けて空気を分流させるようにする。
前記横パイプ15には、上下方向に向けて多数の針部材
16……を突出させて設けており、それ等の各針部材1
6……は中空のものとして構成し、各針の先端部または
任意の位置に孔を設けて、菌床ブロックの内部に突き刺
した針から、空気等をブロックの内部に供給させるよう
にする。
【0014】前記台車10の上に立設されるパイプ支柱
13に対しては、例えば、図2に示されるように、支持
柱部材14、14を配置して、パイプ支柱13が菌床装
置20に対する支持の作用を良好な状態で行い得るよう
にする。前述したようにして、台車10上に支持される
菌床装置20は、図3〜5に示されるような菌床ブロッ
ク21を用いることができる。本発明の菌床装置を構成
する菌床ブロック21は、図5に示されるように、略立
方体状に形成した本体22に対して、その上下の中央部
に溝23、24を配置し、該溝に直角な方向の本体22
の側部に、丸形突起25を突出させたものとして構成し
ている。
【0015】そして、前記図5に示されたような菌床ブ
ロック21を、縦横に並べてブロック塀状に構成する場
合には、前記本体22の上下に配置した溝の部分に横パ
イプ15が位置され、該横パイプ15から上下に突出す
る針部材が、各菌床ブロックに突き刺さるようにされ
る。また、前記菌床ブロック21の本体から突出してい
る丸形突起25は、図3および図4に示されるように、
塀状の菌床装置20に対して、交互に両側に向けて突出
する突起として配置される。つまり、図3に示されるよ
うに、丸形突起25……は菌床装置20の一方の側面
に、丸形突起25a……は他方の側面に向けて、それぞ
れ突出するように配置される、前記図3および図4に示
されるように、丸形突起を千鳥状またはジグザグ状にな
るように配置することにより、各突起部材が上下に重な
ることがなくなり、各丸形突起の上下左右の部分に十分
な空間を確保することができる。そして、例えば、前記
丸形突起25の部分から伸びるしいたけは、上下に邪魔
なものがないので、素直に成長することになる。また、
本発明の菌床装置20においては、壁の表面積が大きい
ために、しいたけが密生する状態で伸びても、しいたけ
が互いに接触したりすることがなく、しいたけの接触に
よる成育不良や、病気の発生等を少なくすることができ
る。さらに、菌床装置の壁の表面にしいたけが密生状態
で芽を出しても、適当に間引いてしいたけ相互の間隔を
適当に設定することが出来、大きく成長したしいたけを
大量に収穫することができる。なお、本発明の菌床ブロ
ックの配置は、任意に行うことが可能であり、管理が容
易になるように、突起を横に列状に配置する等の手段を
用いることができる。
【0016】図6に示される本発明の菌床ブロックの例
は、横長菌床ブロック30を積み重ねて菌床装置を構成
する場合を示している。前記図6に示される横長菌床ブ
ロック30は、横長のブロックとして構成されているも
ので、積み重ね部31の側方に角型突起32を一体に配
置し、積み重ね部31の上下の中央部に溝33…を設け
ている。そして、該溝の部分をきのこ類栽培システムの
横パイプに対して位置決めして、多数の横長菌床ブロッ
クを積み重ねて、菌床装置20aを構成するようにして
いる。また、前記横長菌床ブロック30を積み重ねて菌
床装置20aを構成する場合には、前記図6に示された
状態のものを横方向に多数並べること、または、角型突
起32が千鳥状になるように、横長菌床ブロック30の
位相を横の列毎に変えて並べることにより、菌床装置2
0aを構成することができる。
【0017】さらに、前記各実施例に示された菌床ブロ
ックとは別に、本発明においては、図7に示されるよう
なT型菌床ブロック35により菌床装置を構成すること
も出来る。前記図7に示される例においては、T型菌床
ブロック35を略T字状に構成しているもので、本体3
6の上下に溝37……を配置し、側方に板状の突起部3
8、39を配置している。そして、前記T型菌床ブロッ
ク35を縦横に1列に並べることにより、壁の両側に板
状の突起部分を多数形成した菌床装置20bを構成する
ことができる。また、前記図7に示されるT型菌床ブロ
ック35を用いる場合でも、その菌床装置20bの中央
部では各段に対して、横パイプがそれぞれ位置すること
になり、該横パイプから必要に応じて、菌床ブロックの
内部に向けて空気や水分等が供給されるので、菌床装置
の内部にきのこ類の菌が繁殖するための条件を良好に設
定することができる。
【0018】前述したように構成される本発明のきのこ
類栽培システムにおいて、種々の形状に構成される菌床
ブロックは、オガクズ、コメヌカ、フスマ、オカラ等の
材料を混合した混合材料に、核酸、アミノ酸、ヒューマ
ス等のきのこ類の成育に必要な補助材を混合した基材
を、ブロック状に圧縮成形して構成したものを用いる。
また、前記菌床ブロックを成形する際に、過酸化カルシ
ウム等のような酸素を発生する素材を適宜量混入するこ
とや、吸水性を有する樹脂等を菌床ブロックの内部に挟
み込んでおき、菌床ブロックの内部での酸欠や水分の不
足が生じることを防止する手段を適用することができ
る。そして、菌床ブロックの内部から、酸素や水分を供
給することにより、きのこ類の菌糸がブロックの内部に
まで繁殖できるような環境を設定することができる。
【0019】前記菌床ブロックに対して、しいたけやき
のこ類の菌を植え込み、その菌床ブロックをシュリンク
包装等の手段を用いて外気と遮断した状態で、菌糸が菌
床ブロックの内部に十分に増殖するまで、きのこ類の適
温の状態に保管する。その際に、菌糸が増殖するために
必要とされる酸素と水分とが、菌床ブロックの内部から
十分に供給されるので、その菌床ブロックを包装した状
態のままで、適当な温度の下で保管する手段を用いる。
そして、外部の雑菌がブロックの内部にまでも侵入する
ことを防止して、きのこ類の菌が他の雑菌に対して十分
に抵抗力を持つ状態にまで、管理することができる。
【0020】前述したようにして、菌床ブロックの内部
で菌糸を十分に増殖させてから、包装を除去し、図2に
示されるように、台車10の上に積み重ねて、菌床装置
20を構成する。該菌床装置20を構成する際には、ま
ず、台車10の床11の中央部に配置した横パイプに対
して、横に1列に菌床ブロックを並べて、各菌床ブロッ
クを横パイプ15の針状突起16に突き刺して固定保持
させる。次いで、その1段目の菌床ブロックの列の上に
横パイプを配置して、その横パイプの下側の突出する針
を菌床ブロックの溝の部分を介して突き刺すようにして
固定する。次に、2段目の菌床ブロックを横パイプの上
に並べて、各菌床ブロックを横パイプの針に突き刺し
て、固定保持させるようにする。前述したようにして、
横パイプにより固定保持させる作業を、各段の菌床ブロ
ックに対して施工し、最後に最上部の横パイプを配置し
て、固定保持させることにより菌床装置20を形成す
る。
【0021】前述したようにして形成された本発明の菌
床装置において、多数の台車に菌床装置を載置し、各台
車のパイプ支柱を空気供給機構に接続して、図1に示さ
れるようなきのこ類栽培システム1を構成する。そし
て、きのこ類の成長過程に合わせて、そのきのこ類の成
長に必要とされる酸素や空気、水分等を各ブロックの内
部に向けて供給できるようにする。なお、前記空気供給
機構からは、常時各菌床装置に対して空気等を供給する
必要はないので、多数の台車に対して、1組の空気供給
機構を配置するのみで、きのこ類栽培システムの管理を
行うことができる。また、本発明のきのこ類栽培システ
ムにおいては、タンク装置4に収容される溶液5を、菌
床装置での要求に対応させて酸素の発生量を多くするこ
とや、水分の供給量を多くする等の手段を設けることが
できる。その際には、タンク装置4に対して高周波発生
装置や、加熱装置等を配置すること、および、タンク装
置4と横パイプ13とを接続する供給パイプ6に対し
て、加熱または冷却手段を設けて、菌床装置に供給する
空気等の温度を任意に調整することができる。
【0022】
【発明の効果】前述のように構成したことにより、本発
明のきのこ類の栽培装置においては、菌床ブロックを組
み合わせて構成した菌床装置の内部に、空気や水分等を
容易に供給することができ、きのこ類が菌床装置の表面
に密生した場合でも、菌床装置の内部に菌糸を十分に繁
殖させることができる。また、本発明においては、菌床
装置の表面に多数の突起部材を突出させることができる
ので、しいたけ等が成育するための空間を十分に確保す
ることが可能であり、しいたけ等のきのこ類を大きく成
長させた状態で出荷出来ることになる。さらに、本発明
においては、菌床装置を台車に載置した状態で、その台
車上できのこ類の栽培を行うことができるので、きのこ
類の成育状態に合わせて菌床装置の間隔を設定すること
ができ、温室等の栽培場所を有効に使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のきのこ類栽培システムの構成を示す
説明図である。
【図2】 本発明の菌床装置の構成を示す側面図であ
る。
【図3】 菌床ブロックを積み重ねた状態を示す斜視図
である。
【図4】 菌床装置の側面図である。
【図5】 本発明の菌床ブロックの構成を示す斜視図で
ある。
【図6】 本発明の菌床ブロックの別の実施例の斜視図
である。
【図7】 本発明の菌床ブロックの他の実施例の斜視図
である。
【符号の説明】
1 きのこ類栽培システム、 4 タンク装置 10 台車、 13 パイプ支柱 15 横パイプ、 16 針部材 20 菌床装置、 21 菌床ブロック、 25
丸形突起 30 横長菌床ブロック、 35 T型菌床ブロッ
ク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01G 1/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オガクズ、コメヌカ、フスマ、オカラ等
    の材料を混合した混合材料に、核酸、アミノ酸、ヒュー
    マス等の補助材を混合した基材をブロック状に成形した
    菌床ブロックを用いてきのこ類を栽培する装置におい
    て、 前記菌床ブロックは、積み重ね部と側部に突出させる部
    分とから構成され、菌床ブロックの積み重ね部の中央部
    の上下に凹溝を形成し、 前記菌床ブロックの多数を1列に縦横に積み重ねて、両
    面に突起を突出させたブロック塀状の菌床装置を構成
    し、 前記各菌床装置の横の列の上下の面には、上下に隣接す
    る菌床ブロックの凹溝を組み合わせて、横方向に孔を形
    成することを特徴とするきのこ類の栽培装置。
  2. 【請求項2】 前記菌床装置を台車上に載置して移動可
    能に構成し、 前記台車には、菌床装置の横方向の孔に貫通させる状態
    でパイプを配置し、前記パイプは、上下方向に中空な突
    起を多数設けて、菌床ブロックに突き刺すようにして固
    定し、 前記横のパイプに対してパイプ支柱を配置し、タンク装
    置から水分と酸素を含む空気を供給する手段を接続する
    とともに、 前記横のパイプに設けた突起を介して、空気や水分をブ
    ロックの内部に供給することを特徴とする請求項1に記
    載のきのこ類の栽培装置。
JP3089287A 1991-03-29 1991-03-29 きのこ類の栽培装置 Expired - Fee Related JP2928788B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3089287A JP2928788B2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 きのこ類の栽培装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3089287A JP2928788B2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 きのこ類の栽培装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04304816A JPH04304816A (ja) 1992-10-28
JP2928788B2 true JP2928788B2 (ja) 1999-08-03

Family

ID=13966486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3089287A Expired - Fee Related JP2928788B2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 きのこ類の栽培装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2928788B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016208961A (ja) * 2015-05-07 2016-12-15 株式会社ゼックフィールド 酸素を含むナノバブル水処理によるシイタケ菌床栽培方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016208961A (ja) * 2015-05-07 2016-12-15 株式会社ゼックフィールド 酸素を含むナノバブル水処理によるシイタケ菌床栽培方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04304816A (ja) 1992-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4251951A (en) Method in cultivation of plants and planting them, as well as means for carrying out the method
JP2928788B2 (ja) きのこ類の栽培装置
EP0254434A2 (en) Grower unit for the asexual vegetative propagation of plant cuttings
JP2836248B2 (ja) 植物栽培装置
JP2906090B2 (ja) きのこ類の栽培装置
JPH0448675Y2 (ja)
US20030005625A1 (en) Tiered planter
JP3328233B2 (ja) 植物栽培用トレー
KR20230037234A (ko) 수직 생산식 포도 재배 상자 및 이를 이용한 수직 생산식 포도 재배 시스템
JP2003047339A (ja) きのこ栽培方法
RU1779301C (ru) Способ выращивани высших грибов и устройство дл его осуществлени
JPH09322649A (ja) きのこの栽培法及びその装置
JPH01285125A (ja) きのこの人工栽培法
RU201804U1 (ru) Устройство для выращивания вешенок
JPH0448676Y2 (ja)
KR20220142271A (ko) 자동화 버섯 재배 시스템
JP2002272268A (ja) きのこ栽培用具及びきのこ栽培方法
JP2008271925A (ja) 茸類栽培用の菌床受け
JPS63273420A (ja) 培地用床箱
JP3089728U (ja) 植木鉢用マルチトレー
JPS60176522A (ja) カイワレダイコン等の栽培装置
JP2649651B2 (ja) 養液栽培装置
JPH09205877A (ja) 椎茸の菌床栽培法とこれに用いる培養箱
JP3002901U (ja) 菌床培養及び栽培用容器
CN1030683A (zh) 食用菌集约化栽培工艺

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees