JP2928729B2 - アルコール含有酸性乳飲料およびその製造方法 - Google Patents
アルコール含有酸性乳飲料およびその製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルコール含有酸性乳
飲料とその製造方法に関するものである。本発明のアル
コール含有酸性乳飲料は、適度のアルコールを含有して
いるため風味が良好であり、かつ長期間保存しても溶液
の褐変や乳蛋白質の凝集・沈澱がなく、清澄であって、
清涼感に優れた乳飲料である。
飲料とその製造方法に関するものである。本発明のアル
コール含有酸性乳飲料は、適度のアルコールを含有して
いるため風味が良好であり、かつ長期間保存しても溶液
の褐変や乳蛋白質の凝集・沈澱がなく、清澄であって、
清涼感に優れた乳飲料である。
【0002】
【従来技術】近年、乳飲料に各種の風味成分を加え、そ
の嗜好性を高めることが行われている。例えば、乳飲料
に酸成分を添加して酸味を付与した酸性乳飲料がある
が、このような酸性乳飲料を製造する方法として特開平
5-219884号公報が開示されている。この酸性乳飲料の製
造方法は、乳成分、酸成分を主体とする諸原料を乳固形
分 3〜8 重量%、乳脂肪 2.7重量%以下及びpH 2.8〜
3.7 となるよう混合して均質化し、次いで、該混合溶液
を乳固形分 0.5〜1.2 重量%、乳脂肪分 0.4重量%以下
及びpH 3.0〜3.7 となるよう調整し、95℃以下で熱処
理することからなるものである。この方法によって得ら
れた酸性乳飲料は、乳蛋白質の凝固・沈澱がないことが
示されている。
の嗜好性を高めることが行われている。例えば、乳飲料
に酸成分を添加して酸味を付与した酸性乳飲料がある
が、このような酸性乳飲料を製造する方法として特開平
5-219884号公報が開示されている。この酸性乳飲料の製
造方法は、乳成分、酸成分を主体とする諸原料を乳固形
分 3〜8 重量%、乳脂肪 2.7重量%以下及びpH 2.8〜
3.7 となるよう混合して均質化し、次いで、該混合溶液
を乳固形分 0.5〜1.2 重量%、乳脂肪分 0.4重量%以下
及びpH 3.0〜3.7 となるよう調整し、95℃以下で熱処
理することからなるものである。この方法によって得ら
れた酸性乳飲料は、乳蛋白質の凝固・沈澱がないことが
示されている。
【0003】また、酸性乳飲料にエチルアルコールや糖
を添加して、その嗜好性を高めた乳蛋白質含有アルコー
ル飲料の製造法として特開昭61-177976 号公報が開示さ
れている。この方法は、エチルアルコール濃度 1〜20 V
/V%、糖濃度 2〜15 W/W%からなる乳蛋白質含有アルコ
ール飲料を製造するにあたり、あらかじめ乳蛋白質含有
液に、該乳蛋白質重量に対し5倍重量以上の糖を加えた
のち、pH 3.2〜3.6に調整し、次いで55〜95℃に加熱
することからなる乳蛋白質含有アルコール飲料の製造方
法である。この方法によると、乳蛋白質は酸性側に移行
する前に添加された糖で被覆されるので、酸による乳蛋
白質の等電点通過による蛋白質変性を可能な限り抑制で
きるばかりでなく、エチルアルコールによる蛋白質の変
性も極力抑えることができ、さらに風味上エチルアルコ
ールとなじみにくい乳蛋白質由来のいわゆる乳臭の発生
をも防止できることも示されている。
を添加して、その嗜好性を高めた乳蛋白質含有アルコー
ル飲料の製造法として特開昭61-177976 号公報が開示さ
れている。この方法は、エチルアルコール濃度 1〜20 V
/V%、糖濃度 2〜15 W/W%からなる乳蛋白質含有アルコ
ール飲料を製造するにあたり、あらかじめ乳蛋白質含有
液に、該乳蛋白質重量に対し5倍重量以上の糖を加えた
のち、pH 3.2〜3.6に調整し、次いで55〜95℃に加熱
することからなる乳蛋白質含有アルコール飲料の製造方
法である。この方法によると、乳蛋白質は酸性側に移行
する前に添加された糖で被覆されるので、酸による乳蛋
白質の等電点通過による蛋白質変性を可能な限り抑制で
きるばかりでなく、エチルアルコールによる蛋白質の変
性も極力抑えることができ、さらに風味上エチルアルコ
ールとなじみにくい乳蛋白質由来のいわゆる乳臭の発生
をも防止できることも示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した特開平5-2198
84号公報に示されている方法によって得られた酸性乳飲
料は、乳蛋白質の凝固・沈澱がないものの、これにアル
コールを添加・殺菌した場合には、保存中(特に、アル
コール飲料の保存劣化テストとして行われている37℃3
ヶ月保存の間)に脂肪が分離浮上するという問題があ
る。また、特開昭61-177976 号公報に記載されている方
法は、乳蛋白質含有液に、該溶液中の乳蛋白質重量に対
し5倍重量以上の糖を加えた後、加熱処理している。こ
のため、得られた乳蛋白質含有アルコール飲料は、乳蛋
白質が可溶化せずに分散しているので、長期間保存(37
℃で3ヶ月保存テスト)した場合には色調の褐変が避け
られず、また乳蛋白質の沈殿を生ずるという問題もあ
る。従って、本発明は、アルコールを含有している酸性
乳飲料であるにもかかわらず清澄性が高く、また、過酷
な条件下で長期に保存しても乳蛋白質の凝固・沈澱や乳
脂肪の分離・浮上がなく、かつ褐変しにくく、清涼感が
あって風味の優れたアルコール含有酸性乳飲料とその製
造方法を提供することを課題とするものである。
84号公報に示されている方法によって得られた酸性乳飲
料は、乳蛋白質の凝固・沈澱がないものの、これにアル
コールを添加・殺菌した場合には、保存中(特に、アル
コール飲料の保存劣化テストとして行われている37℃3
ヶ月保存の間)に脂肪が分離浮上するという問題があ
る。また、特開昭61-177976 号公報に記載されている方
法は、乳蛋白質含有液に、該溶液中の乳蛋白質重量に対
し5倍重量以上の糖を加えた後、加熱処理している。こ
のため、得られた乳蛋白質含有アルコール飲料は、乳蛋
白質が可溶化せずに分散しているので、長期間保存(37
℃で3ヶ月保存テスト)した場合には色調の褐変が避け
られず、また乳蛋白質の沈殿を生ずるという問題もあ
る。従って、本発明は、アルコールを含有している酸性
乳飲料であるにもかかわらず清澄性が高く、また、過酷
な条件下で長期に保存しても乳蛋白質の凝固・沈澱や乳
脂肪の分離・浮上がなく、かつ褐変しにくく、清涼感が
あって風味の優れたアルコール含有酸性乳飲料とその製
造方法を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために次の手段を採用するものである。すなわ
ち、0.5〜7.0重量%の無脂乳固形分、0.2重量
%以下の乳脂肪、1〜30容量%のエチルアルコール、
有機酸及び甘味料を含有し、かつpHが2.5〜3.4
であって、以下に定義する吸光度を有することを特徴と
するアルコール含有酸性乳飲料である。ここで示す吸光
度は、波長=400nm、光路長さ(L)=10mmの
条件下で、脱脂粉乳を純水に溶解し、無胞乳固形分含有
量を0.2重量%、平均粒子径を0.3μmに調整した
溶液を測定した場合に吸光度(ABS値)が1.5を示
すように調整された分光々度計を用い、アルコール含有
酸性乳飲料の無脂乳固形分含有量を1.2重量%に調整
した溶液を測定した吸光度(ABS値)が1.5以下で
ある。また、上記のアルコール含有酸性乳飲料には、ク
エン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸、酢酸、コハク酸から
なる群から選択される少なくとも一種の有機酸を含有す
るものである。更に上記のアルコール含有酸性乳飲料の
製造方法は、発酵乳に有機酸を添加して加熱保持した
後、甘味料及びエチルアルコールを配合することからな
るものである。なお、本発明のアルコール含有酸性乳飲
料には、乳成分が少なくアルコール含量の多い、いわゆ
るアルコール飲料も包含するものである。
決するために次の手段を採用するものである。すなわ
ち、0.5〜7.0重量%の無脂乳固形分、0.2重量
%以下の乳脂肪、1〜30容量%のエチルアルコール、
有機酸及び甘味料を含有し、かつpHが2.5〜3.4
であって、以下に定義する吸光度を有することを特徴と
するアルコール含有酸性乳飲料である。ここで示す吸光
度は、波長=400nm、光路長さ(L)=10mmの
条件下で、脱脂粉乳を純水に溶解し、無胞乳固形分含有
量を0.2重量%、平均粒子径を0.3μmに調整した
溶液を測定した場合に吸光度(ABS値)が1.5を示
すように調整された分光々度計を用い、アルコール含有
酸性乳飲料の無脂乳固形分含有量を1.2重量%に調整
した溶液を測定した吸光度(ABS値)が1.5以下で
ある。また、上記のアルコール含有酸性乳飲料には、ク
エン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸、酢酸、コハク酸から
なる群から選択される少なくとも一種の有機酸を含有す
るものである。更に上記のアルコール含有酸性乳飲料の
製造方法は、発酵乳に有機酸を添加して加熱保持した
後、甘味料及びエチルアルコールを配合することからな
るものである。なお、本発明のアルコール含有酸性乳飲
料には、乳成分が少なくアルコール含量の多い、いわゆ
るアルコール飲料も包含するものである。
【0006】本発明のアルコール含有酸性飲料は、これ
を製造するのに出発原料として発酵乳を用いるのが良
い。発酵乳を用いる理由は、得られたアルコール含有酸
性乳飲料の風味が良好であるということの他に、乳酸菌
が産生する酸により乳蛋白質全体を均等に変性させて、
できるだけカード粒子を均一化することにある。従っ
て、乳蛋白質源として、例えば脱脂乳や全脂乳などを用
いると本発明の目的を達成することは困難である。本発
明で用いる発酵乳は、牛乳、脱脂乳、全脂乳、あるいは
これらの乳類を乾燥粉末化した後、温水や牛乳などの水
性媒体に溶解したものを殺菌し、乳酸菌スターターを溶
液に対して 1〜 5重量%添加して発酵させたものであ
る。乳酸菌としては、例えばラクトバチルス・アシドフ
ィルス(Lactobacillus acidophilus) 、ラクトバチルス
・カゼイ(Lactobacillus casei) 、ラクトバチルス・デ
ルブルッキー (Lactobacillus delbrueckii)、ラクトバ
チルス・ガセリ (Lactobacillus gasseri)、ラクトバチ
ルス・ヘルベティクス(Lactobacillus helveticus)、ラ
クトコッカス・ラクチス(Lactococcus lactis )、スト
レプトコッカス・サリバリウス(Streptococcus salivar
ius)等を用いることができる。これらの乳酸菌の一種ま
たは二種以上をスターターとし、通常の発酵乳の製造方
法と同じように、25〜45℃で 3〜20時間程度発酵させた
ものが本発明の出発原料として用いられる。
を製造するのに出発原料として発酵乳を用いるのが良
い。発酵乳を用いる理由は、得られたアルコール含有酸
性乳飲料の風味が良好であるということの他に、乳酸菌
が産生する酸により乳蛋白質全体を均等に変性させて、
できるだけカード粒子を均一化することにある。従っ
て、乳蛋白質源として、例えば脱脂乳や全脂乳などを用
いると本発明の目的を達成することは困難である。本発
明で用いる発酵乳は、牛乳、脱脂乳、全脂乳、あるいは
これらの乳類を乾燥粉末化した後、温水や牛乳などの水
性媒体に溶解したものを殺菌し、乳酸菌スターターを溶
液に対して 1〜 5重量%添加して発酵させたものであ
る。乳酸菌としては、例えばラクトバチルス・アシドフ
ィルス(Lactobacillus acidophilus) 、ラクトバチルス
・カゼイ(Lactobacillus casei) 、ラクトバチルス・デ
ルブルッキー (Lactobacillus delbrueckii)、ラクトバ
チルス・ガセリ (Lactobacillus gasseri)、ラクトバチ
ルス・ヘルベティクス(Lactobacillus helveticus)、ラ
クトコッカス・ラクチス(Lactococcus lactis )、スト
レプトコッカス・サリバリウス(Streptococcus salivar
ius)等を用いることができる。これらの乳酸菌の一種ま
たは二種以上をスターターとし、通常の発酵乳の製造方
法と同じように、25〜45℃で 3〜20時間程度発酵させた
ものが本発明の出発原料として用いられる。
【0007】上記のように製造した発酵乳に有機酸を添
加する。使用可能な有機酸としては、クエン酸、リンゴ
酸、酒石酸、乳酸などが挙げられ、これらの中から一種
または二種以上を選択して添加し、最終製品のpHが
2.5〜3.4 の範囲になるように調整する。また無脂乳固
形分含有量は、エチルアルコールの添加量を考慮し、最
終製品で 0.5〜7.0 重量%の範囲内に入るように調整す
る。乳成分とpHがこの範囲を逸脱すると、飲用に供し
たとき爽やかな風味と同時に美味しさのある乳飲料を得
ることができない。このように発酵乳に有機酸を添加し
た後、この懸濁液を加熱保持する。加熱保持の条件は、
加熱温度を60〜130 ℃、好ましくは80〜120 ℃の範囲で
保持時間を15秒〜6 分程度とする。加熱温度と保持時間
の関係は、懸濁液の無脂乳固形分の含有量、特に乳蛋白
質濃度や昇温に要する時間等の要因によって異なるが、
例えば無脂乳固形分が2 〜5 重量%の場合には、80℃で
は 5〜6 分、90℃で 2〜3 分、100 ℃で 1〜2 分、110
℃で 0.5〜1 分、120 ℃で15秒程度である。これらの加
熱保持の条件の中でも、特に好ましい条件としては80℃
で 5〜6 分もしくは90℃で 2〜3 分である。この加熱保
持により、乳蛋白質の粒子径が十分小さくなり白濁する
ことなく清澄になる。上記の加熱保持条件において加熱
保持が十分に行われないと清澄性に欠け、また、長期に
保存した場合には溶液の褐変および乳蛋白質の凝固・沈
澱が発生するという問題がある。
加する。使用可能な有機酸としては、クエン酸、リンゴ
酸、酒石酸、乳酸などが挙げられ、これらの中から一種
または二種以上を選択して添加し、最終製品のpHが
2.5〜3.4 の範囲になるように調整する。また無脂乳固
形分含有量は、エチルアルコールの添加量を考慮し、最
終製品で 0.5〜7.0 重量%の範囲内に入るように調整す
る。乳成分とpHがこの範囲を逸脱すると、飲用に供し
たとき爽やかな風味と同時に美味しさのある乳飲料を得
ることができない。このように発酵乳に有機酸を添加し
た後、この懸濁液を加熱保持する。加熱保持の条件は、
加熱温度を60〜130 ℃、好ましくは80〜120 ℃の範囲で
保持時間を15秒〜6 分程度とする。加熱温度と保持時間
の関係は、懸濁液の無脂乳固形分の含有量、特に乳蛋白
質濃度や昇温に要する時間等の要因によって異なるが、
例えば無脂乳固形分が2 〜5 重量%の場合には、80℃で
は 5〜6 分、90℃で 2〜3 分、100 ℃で 1〜2 分、110
℃で 0.5〜1 分、120 ℃で15秒程度である。これらの加
熱保持の条件の中でも、特に好ましい条件としては80℃
で 5〜6 分もしくは90℃で 2〜3 分である。この加熱保
持により、乳蛋白質の粒子径が十分小さくなり白濁する
ことなく清澄になる。上記の加熱保持条件において加熱
保持が十分に行われないと清澄性に欠け、また、長期に
保存した場合には溶液の褐変および乳蛋白質の凝固・沈
澱が発生するという問題がある。
【0008】このように発酵乳に有機酸を添加してpH
を調整し加熱保持した溶液に、エチルアルコールを添加
・混合してその嗜好性を高めるものであるが、アルコー
ル含有量は、製品中に対して 1〜30v/v%である。こ
のエチルアルコールを添加・混合する際に、無脂乳固形
分含有量の高い溶液の場合には同時に水等を添加・混合
して製品中の無脂乳固形分含有量を 0.5〜7.0 重量%に
なるように調整してもよい。製品中のアルコール含有量
が1v/v%未満では、その嗜好性を向上させる本発明
の目的が達成できず、一方、30v/v%容積%を越える
とアルコールの刺激が強くなり、飲食に適さなくなる。
エチルアルコールとしては、アルコール濃度の高い原料
アルコールに限定されず、例えば、焼酎、ウイスキー、
清酒なども用いることができる。また、アルコールの添
加・混合に際し、製品中の無脂乳固形分含有量が 0.5重
量%未満になると美味しさや濃厚感がなくなり、一方、
7.0 重量%を超えると、得られた製品は清澄性に欠け、
長期に保存した場合には乳蛋白質の凝固・沈澱が発生す
るという問題がある。
を調整し加熱保持した溶液に、エチルアルコールを添加
・混合してその嗜好性を高めるものであるが、アルコー
ル含有量は、製品中に対して 1〜30v/v%である。こ
のエチルアルコールを添加・混合する際に、無脂乳固形
分含有量の高い溶液の場合には同時に水等を添加・混合
して製品中の無脂乳固形分含有量を 0.5〜7.0 重量%に
なるように調整してもよい。製品中のアルコール含有量
が1v/v%未満では、その嗜好性を向上させる本発明
の目的が達成できず、一方、30v/v%容積%を越える
とアルコールの刺激が強くなり、飲食に適さなくなる。
エチルアルコールとしては、アルコール濃度の高い原料
アルコールに限定されず、例えば、焼酎、ウイスキー、
清酒なども用いることができる。また、アルコールの添
加・混合に際し、製品中の無脂乳固形分含有量が 0.5重
量%未満になると美味しさや濃厚感がなくなり、一方、
7.0 重量%を超えると、得られた製品は清澄性に欠け、
長期に保存した場合には乳蛋白質の凝固・沈澱が発生す
るという問題がある。
【0009】上記のようにして得られたアルコール含有
酸性乳飲料は、無脂乳固形含有量を1.2 %に調整し、こ
れを波長=400 nm、光路長さ(L) =10mmの条件下の
分光々度計で吸光度を測定した時、吸光度が1.5 以下で
なければならない。吸光度が1.5を超えた場合には、乳
蛋白質の粒子径が十分に小さくなっていない状態を示す
ものであって、清澄性に欠け、長期間保存した時、乳蛋
白質の凝固・沈澱が発生することになる。尚、分光々度
計の吸光度は、相対値を示すことから、対照として脱脂
粉乳を純水に溶解し、無脂乳固形分含有量を0.2 %、平
均粒子径を0.3 μmに調整した溶液の吸光度が1.5 とな
るように分光々度計を調整し、これを基準とした。上記
の溶液の調整方法は、純水を攪拌しながら脱脂粉乳を徐
々に落下させて溶解することにより容易に調整できる。
また本発明のアルコール含有酸性乳飲料を上記の条件下
の分光々度計で吸光度を測定したのは、微細な粒子の散
乱による濁りと変性している乳蛋白質による吸光を合わ
せて調べるためで、この測定条件が本発明のアルコール
含有酸性乳飲料を目視した時の濁り度と相関関係を示す
ためである。そして上記の吸光度の測定において、アル
コール含有酸性乳飲料の無脂乳固形分含量を1.2 %に調
整する際、無脂乳固形分含量が1.2 %より高い場合に
は、蒸留水を添加して調整し、一方1.2 %より低い場合
には、低温で真空蒸発させて調整するのがよい。
酸性乳飲料は、無脂乳固形含有量を1.2 %に調整し、こ
れを波長=400 nm、光路長さ(L) =10mmの条件下の
分光々度計で吸光度を測定した時、吸光度が1.5 以下で
なければならない。吸光度が1.5を超えた場合には、乳
蛋白質の粒子径が十分に小さくなっていない状態を示す
ものであって、清澄性に欠け、長期間保存した時、乳蛋
白質の凝固・沈澱が発生することになる。尚、分光々度
計の吸光度は、相対値を示すことから、対照として脱脂
粉乳を純水に溶解し、無脂乳固形分含有量を0.2 %、平
均粒子径を0.3 μmに調整した溶液の吸光度が1.5 とな
るように分光々度計を調整し、これを基準とした。上記
の溶液の調整方法は、純水を攪拌しながら脱脂粉乳を徐
々に落下させて溶解することにより容易に調整できる。
また本発明のアルコール含有酸性乳飲料を上記の条件下
の分光々度計で吸光度を測定したのは、微細な粒子の散
乱による濁りと変性している乳蛋白質による吸光を合わ
せて調べるためで、この測定条件が本発明のアルコール
含有酸性乳飲料を目視した時の濁り度と相関関係を示す
ためである。そして上記の吸光度の測定において、アル
コール含有酸性乳飲料の無脂乳固形分含量を1.2 %に調
整する際、無脂乳固形分含量が1.2 %より高い場合に
は、蒸留水を添加して調整し、一方1.2 %より低い場合
には、低温で真空蒸発させて調整するのがよい。
【0010】このようにして調製したアルコール含有酸
性乳飲料の嗜好性を高めるために、更に砂糖、ブドウ
糖、糖アルコールなどの糖類やその他の甘味料、香料、
果汁などを配合しても良い。これらの原材料の内、特に
糖類を加熱保持後に添加する理由は、糖類を加熱保持前
に添加すると糖類が乳蛋白質を被覆保護するため加熱保
持しても乳蛋白質が十分に変性せず、得られた製品が白
濁するためである。また、アルコール含有酸性乳飲料を
容器に充填する際、炭酸水あるいは炭酸ガスを同時に封
入することにより、炭酸入りアルコール含有酸性乳飲料
となり、より一層清涼感を増すことができる。
性乳飲料の嗜好性を高めるために、更に砂糖、ブドウ
糖、糖アルコールなどの糖類やその他の甘味料、香料、
果汁などを配合しても良い。これらの原材料の内、特に
糖類を加熱保持後に添加する理由は、糖類を加熱保持前
に添加すると糖類が乳蛋白質を被覆保護するため加熱保
持しても乳蛋白質が十分に変性せず、得られた製品が白
濁するためである。また、アルコール含有酸性乳飲料を
容器に充填する際、炭酸水あるいは炭酸ガスを同時に封
入することにより、炭酸入りアルコール含有酸性乳飲料
となり、より一層清涼感を増すことができる。
【0011】本発明の効果を明確にするために、以下に
実施例と比較例を挙げて説明する。
実施例と比較例を挙げて説明する。
【実施例】実施例1 脱脂粉乳を温水に溶解して、無脂乳固形分を12.0%に調
整し、殺菌後34℃まで冷却した。これに市販のラクトバ
チルス・ヘルベティクス(Lactobacillus helveticus)
のスターターを1重量%接種して34℃で14時間発酵させ
発酵乳を得た。この発酵乳130gに、水240gとクエン酸4
g を加えてpHを3.2 に調整した。十分に攪拌した後、
90℃に加熱して3分間保持した。これを10℃に冷却後、
濃度 95%のエチルアルコール 33.7gと砂糖 80gおよび香
料少々を加え、更に炭酸水を加えて全量を1Kgにした。
これを20ml容のアルミ缶5缶に充填し、70℃で30分間
殺菌した後冷却した。1缶を開封し粒度分布測定装置
(島津製作所社製 レーザー回折式粒度分布測定装置
SALD-1100 )で粒子径を測定した結果、粒子径1μm 以
下のものが50%以上に微細化していた。また、他の4缶
については、5℃で3ヵ月間保存後開缶して調べたが、
沈澱は見られなかった。なお、上記の製造過程でエチル
アルコールを添加・混合した後のアルコール含有酸性乳
飲料から試料を採取し、その試料の無脂乳固形分を 1.2
%に調整後、波長 400nm、セルの光路長さ10mmの条件下
の分光々度計で吸光度を測定した結果 1.2であった。ま
た、製品組成は、無脂乳固形分が1.6 %、アルコール濃
度 5.0%、pHは 3.3であった。
整し、殺菌後34℃まで冷却した。これに市販のラクトバ
チルス・ヘルベティクス(Lactobacillus helveticus)
のスターターを1重量%接種して34℃で14時間発酵させ
発酵乳を得た。この発酵乳130gに、水240gとクエン酸4
g を加えてpHを3.2 に調整した。十分に攪拌した後、
90℃に加熱して3分間保持した。これを10℃に冷却後、
濃度 95%のエチルアルコール 33.7gと砂糖 80gおよび香
料少々を加え、更に炭酸水を加えて全量を1Kgにした。
これを20ml容のアルミ缶5缶に充填し、70℃で30分間
殺菌した後冷却した。1缶を開封し粒度分布測定装置
(島津製作所社製 レーザー回折式粒度分布測定装置
SALD-1100 )で粒子径を測定した結果、粒子径1μm 以
下のものが50%以上に微細化していた。また、他の4缶
については、5℃で3ヵ月間保存後開缶して調べたが、
沈澱は見られなかった。なお、上記の製造過程でエチル
アルコールを添加・混合した後のアルコール含有酸性乳
飲料から試料を採取し、その試料の無脂乳固形分を 1.2
%に調整後、波長 400nm、セルの光路長さ10mmの条件下
の分光々度計で吸光度を測定した結果 1.2であった。ま
た、製品組成は、無脂乳固形分が1.6 %、アルコール濃
度 5.0%、pHは 3.3であった。
【0012】実施例2 脱脂粉乳を温水に溶解して無脂乳固形分を12.6%に調整
し、殺菌後32℃まで冷却した。これに市販のラクトバチ
ルス・デルブルッキー・サブスピーシーズ・ブルガリッ
クス (Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus
) 及びストレプトコッカス・サリバリウス・サブスピ
ーシーズ・サーモフィラス(Streptococcussalivarius s
ubsp. thermophilus)の混合スターターを3重量%接種
して32℃で16時間発酵させ発酵乳を得た。この発酵乳13
0gに、水300gとクエン酸5g を加えてpHを3.2 に調整
した。十分に攪拌した後、90℃に加熱して3分間保持し
た。冷却後、濃度95%のエチルアルコール 40g、砂糖 8
0gおよび香料を加え、さらに炭酸水を加えて全量1Kgと
した。これを200 ml容のアルミ缶5缶に充填し、70℃
で30分間殺菌した後冷却した。1缶を開封し粒度分布測
定装置(島津製作所社製 レーザー回折式粒度分布測定
装置 SALD-1100 )で粒子径を測定した結果、粒子径1
μm 以下のものが70%以上に微細化していた。また、他
の4缶については、5℃で3ヵ月間保存後開缶して調べ
たが、沈澱は見られなかった。なお、吸光度については
実施例1と同様に測定した結果、1.1 であり、製品組成
は、無脂乳固形分が1.6 %、アルコール濃度 5.5%、p
Hは3.3 であった。
し、殺菌後32℃まで冷却した。これに市販のラクトバチ
ルス・デルブルッキー・サブスピーシーズ・ブルガリッ
クス (Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus
) 及びストレプトコッカス・サリバリウス・サブスピ
ーシーズ・サーモフィラス(Streptococcussalivarius s
ubsp. thermophilus)の混合スターターを3重量%接種
して32℃で16時間発酵させ発酵乳を得た。この発酵乳13
0gに、水300gとクエン酸5g を加えてpHを3.2 に調整
した。十分に攪拌した後、90℃に加熱して3分間保持し
た。冷却後、濃度95%のエチルアルコール 40g、砂糖 8
0gおよび香料を加え、さらに炭酸水を加えて全量1Kgと
した。これを200 ml容のアルミ缶5缶に充填し、70℃
で30分間殺菌した後冷却した。1缶を開封し粒度分布測
定装置(島津製作所社製 レーザー回折式粒度分布測定
装置 SALD-1100 )で粒子径を測定した結果、粒子径1
μm 以下のものが70%以上に微細化していた。また、他
の4缶については、5℃で3ヵ月間保存後開缶して調べ
たが、沈澱は見られなかった。なお、吸光度については
実施例1と同様に測定した結果、1.1 であり、製品組成
は、無脂乳固形分が1.6 %、アルコール濃度 5.5%、p
Hは3.3 であった。
【0013】比較例1 脱脂粉乳と砂糖を温水に溶解して無脂乳固形分を12.6
%、砂糖10.0%に調整し、殺菌後34℃まで冷却した。市
販のラクトバチルス・ヘルベティクス (Lactobacillus
helveticus) のスターターを1重量%接種して34℃で14
時間発酵させ発酵乳を得た。この発酵乳130gに、水240g
と砂糖67g およびクエン酸5g を加えてpH3.2 に調整
した。十分に攪拌した後、90℃で3分間加熱保持した。
これを10℃に冷却し、濃度95%のエチルアルコール33.7
g と香料少々を加え、さらに炭酸水を加えて全量1Kgと
した。これを200 ml容のアルミ缶5缶に充填し、70℃
で30分間殺菌した後冷却した。1缶を開封し粒度分布測
定装置(島津製作所社製 レーザー回折式粒度分布測定
装置 SALD-1100 )で粒子径を測定した結果、粒子径が
1μm 以下のものについては20%以下であった。他の4
缶については、5℃で3ヵ月間保存後開缶して調べた結
果、褐変化が見られ、沈澱が観察された。これは、加熱
保持する前に糖を添加し、その後加熱保持しているため
糖の影響により乳蛋白質が十分に変性されていないため
と考察される。なお、エチルアルコールを添加・混合し
た後のアルコール含有酸性乳飲料から試料を採取し、実
施例1と同様に吸光度を測定した結果、2.2 であった。
%、砂糖10.0%に調整し、殺菌後34℃まで冷却した。市
販のラクトバチルス・ヘルベティクス (Lactobacillus
helveticus) のスターターを1重量%接種して34℃で14
時間発酵させ発酵乳を得た。この発酵乳130gに、水240g
と砂糖67g およびクエン酸5g を加えてpH3.2 に調整
した。十分に攪拌した後、90℃で3分間加熱保持した。
これを10℃に冷却し、濃度95%のエチルアルコール33.7
g と香料少々を加え、さらに炭酸水を加えて全量1Kgと
した。これを200 ml容のアルミ缶5缶に充填し、70℃
で30分間殺菌した後冷却した。1缶を開封し粒度分布測
定装置(島津製作所社製 レーザー回折式粒度分布測定
装置 SALD-1100 )で粒子径を測定した結果、粒子径が
1μm 以下のものについては20%以下であった。他の4
缶については、5℃で3ヵ月間保存後開缶して調べた結
果、褐変化が見られ、沈澱が観察された。これは、加熱
保持する前に糖を添加し、その後加熱保持しているため
糖の影響により乳蛋白質が十分に変性されていないため
と考察される。なお、エチルアルコールを添加・混合し
た後のアルコール含有酸性乳飲料から試料を採取し、実
施例1と同様に吸光度を測定した結果、2.2 であった。
【0014】
【発明の効果】本発明のアルコール含有酸性乳飲料は、
適度のアルコールを含有しているため風味が良好であ
る。また、発酵乳に有機酸を添加した後、加熱保持して
いるので乳蛋白質の粒子径が十分小さくなり、また熱変
性されているため清澄性があって清涼感に優れた飲料
で、長期保存しても乳蛋白質の凝集・沈澱がないという
特徴を有するものである。
適度のアルコールを含有しているため風味が良好であ
る。また、発酵乳に有機酸を添加した後、加熱保持して
いるので乳蛋白質の粒子径が十分小さくなり、また熱変
性されているため清澄性があって清涼感に優れた飲料
で、長期保存しても乳蛋白質の凝集・沈澱がないという
特徴を有するものである。
Claims (5)
- 【請求項1】 0.5〜7.0重量%の無胞乳固形分、
0.2重量%以下の乳能肪、1〜30容量%のエチルア
ルコール、有機酸及び甘味料を含有し、かつpHが2.
5〜3.4であって、以下に定義する吸光度を有するこ
とを特徴とするアルコール含有酸性乳飲料。吸光度:波
長=400nm、光路長さ(L)=10mmの条件下
で、脱胞粉乳を純水に溶解し、無胞乳固形分含有量を
0.2重量%、平均粒子径を0.3μmに調整した溶液
を測定した場合に吸光度(ABS値)が1.5を示すよ
うに調整された分光々度計を用い、アルコール含有酸性
乳飲料の無脂乳固形分含有量を1.2重量%に調整した
溶液を測定した吸光度(ABS値)が1.5以下。 - 【請求項2】 有機酸がクエン酸、リンゴ酸、酒石酸、
乳酸、酢酸、コハク酸からなる群から選択される少なく
とも一種である請求項1記載のアルコール含有酸性乳飲
料。 - 【請求項3】 無脂乳固形分0.5〜7.0重量%と1
〜30容量%のエチルアルコール、有機酸及び甘味料を
含有し、かつpHが2.5〜3.4であるアルコール含
有酸性乳飲料を製造するにあたり、発酵乳に有機酸を添
加して加熱保持した後、エチルアルコール及び甘味料を
配合することを特徴とするアルコール含有酸性乳飲料の
製造方法。 - 【請求項4】 前記加熱保持が、温度80〜120℃で
保持時間15秒間〜6分間の範囲から選択される請求項
3に記載のアルコール含有酸性乳飲料の製造方法。 - 【請求項5】 前記エチルルコール及び甘味料の配合後
に、加熱殺菌を行う請求項3または4に記載のアルコー
ル含有酸性乳飲料の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23243894A JP2928729B2 (ja) | 1994-09-02 | 1994-09-02 | アルコール含有酸性乳飲料およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23243894A JP2928729B2 (ja) | 1994-09-02 | 1994-09-02 | アルコール含有酸性乳飲料およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08154652A JPH08154652A (ja) | 1996-06-18 |
JP2928729B2 true JP2928729B2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=16939272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23243894A Expired - Lifetime JP2928729B2 (ja) | 1994-09-02 | 1994-09-02 | アルコール含有酸性乳飲料およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2928729B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008011719A (ja) * | 2006-07-03 | 2008-01-24 | Suntory Ltd | 炭酸ガス含有のアルコール乳飲料 |
JP4750167B2 (ja) * | 2008-09-30 | 2011-08-17 | 裕 荒木 | 無糖質乳製品の製造方法 |
JP6494901B2 (ja) * | 2013-03-22 | 2019-04-03 | サントリーホールディングス株式会社 | 炭酸飲料 |
JP5852073B2 (ja) * | 2013-09-30 | 2016-02-03 | 株式会社明治 | 発酵乳食品の製造方法 |
JP6585942B2 (ja) * | 2015-07-10 | 2019-10-02 | キリンホールディングス株式会社 | フィチン酸を添加したアルコール含有酸性乳飲料 |
JP2016010414A (ja) * | 2015-10-14 | 2016-01-21 | 株式会社明治 | 発酵乳食品の製造方法及び発酵乳食品の風味の調整方法 |
JP6105790B1 (ja) * | 2016-06-03 | 2017-03-29 | アサヒ飲料株式会社 | 酸性乳含有高清澄飲料の製造方法および酸性乳の高清澄化方法 |
JP6778020B2 (ja) * | 2016-06-03 | 2020-10-28 | アサヒ飲料株式会社 | 高清澄飲料および高清澄飲料の白濁防止方法 |
JP6837654B2 (ja) * | 2016-09-29 | 2021-03-03 | 大洋香料株式会社 | 透明な酸性乳性飲料、及びその製造方法 |
JP6275293B1 (ja) * | 2017-01-05 | 2018-02-07 | アサヒ飲料株式会社 | 酸性乳含有高清澄飲料の製造方法および酸性乳の高清澄化方法 |
-
1994
- 1994-09-02 JP JP23243894A patent/JP2928729B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH08154652A (ja) | 1996-06-18 |
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