JP2925923B2 - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

魚釣用スピニングリール

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JP2925923B2
JP2925923B2 JP5831294A JP5831294A JP2925923B2 JP 2925923 B2 JP2925923 B2 JP 2925923B2 JP 5831294 A JP5831294 A JP 5831294A JP 5831294 A JP5831294 A JP 5831294A JP 2925923 B2 JP2925923 B2 JP 2925923B2
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spool
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fishing line
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fishing
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明 山口
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Daiwa Seiko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は魚釣用スピニングリール
において釣糸がスプール内に侵入して纒絡することを防
止する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】魚釣用スピニングリールにおいて釣糸捲
取時の釣糸の弛緩や糸撚れ等によって釣糸がローターや
スプール軸に纒絡することを防止する手段として、
(イ)実公平3ー9656号公報に見られるようなスプ
ール軸に軸方向に移動しないように筒状阻止体を回転自
在に支持すると共に該阻止体の開口部に形成した鍔部に
ローターのアーム支持腕に係合する係合凹部を設ける方
式、(ロ)実開平5ー80265号公報に見られるよう
に、スプール内のローターの前部に円筒状阻止体を回転
自在に支持すると共に該阻止体の外周部をスプール内周
部に回り止め係合するようにする方式、更には(ハ)実
開平5ー85262号公報に見られるように、アーム支
持腕に沿って設けた阻止板を付勢バネでスプール後端部
圧接するようにした方式等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
(イ)の方式は阻止体の係合凹部が係合しているアーム
支持腕は釣糸捲取時の負荷で変形し係合凹部と接触し易
いと共に係合凹部も他物に接触して変形したり砂、ゴミ
等の異物が付着し易いために、捲取操作を円滑軽快に行
なうことができない欠陥があり、(ロ)の方式は釣糸が
スプール後部から落ち易く釣糸の絡みを確実に防止する
には不充分であり、更に(ハ)の方式は阻止板自体が常
にスプールに圧接しているため捲取作用を円滑軽快にで
きないと共に圧接部に釣糸や異物が喰込んだりしてこれ
また充分に釣糸の纒絡を防止できない等の問題点があ
る。本発明は、これらの問題点を改善し、簡易な構成に
よって釣糸のスプール内への侵入による纒絡を確実に防
止するようにした魚釣用スピニングリールを提供するこ
とを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、ハンドルの回転と連動して前後に往復動す
るスプール軸の前部にスプールを設けると共に釣糸案内
部を有するアーム支持腕を設けたローターの回転によっ
て釣糸を前記スプールに捲着するようにした魚釣用スピ
ニングリールにおいて、前記ローターの前部におけるロ
ーター回転軸筒に筒状阻止体を回動可能に支持すると共
に該阻止体の後端開口部の周縁部に鍔部を形成し該鍔部
にアーム支持腕の内側に位置するようにスプール軸方向
に向け阻止枠を突設し、スプールの後端縁には前記阻止
枠の案内部を形成したものである。
【0005】前記筒状阻止体の後端には更にローターの
周縁部に形成した環状凹部に嵌合する環状阻止部を設け
ると、釣糸はローターと筒状阻止体との間にも侵入する
ことが防止されるので一層確実に釣糸の纒絡を防止でき
る。また前記阻止枠は、線杆を略コ字状に折曲形成した
り断面円弧状に形成したりすると共にスプールの案内部
は阻止枠の形態に合わせて孔、長孔、切欠凹部、凸状部
に形成することができる。
【0006】
【作用】本発明は釣糸の捲取作用中においては前後に往
復動するスプールの案内部は筒状阻止体の阻止枠に沿っ
て前後移動し、ローターの回転による釣糸案内部によっ
て釣糸をスプールに捲回すると共にこの捲取中において
釣糸の弛緩又は糸撚れ等によって釣糸がスプール内部に
入り込もうとするのを阻止枠と案内部が阻止するもので
あり、環状阻止部は釣糸が更にローターと環状阻止体間
に侵入することも防止する。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図面について説明すると、
先端部にスプール1を固着したスプール軸2は公知のよ
うにハンドル3の回動と連動して前後に往復動するよう
に形成されていると共に前記スプール軸2に嵌着したロ
ーター回転軸筒4はハンドル3で公知の如く回動され、
該ローター回転軸筒4に固着されたローター5を回転し
てそのアーム支持腕6・6間に支持された釣糸案内部7
で釣糸を前記スプール1に捲回するように構成されてい
る。
【0008】前記ローター5の前部におけるローター回
転軸筒4には軸受8を介して筒状阻止体9が回転自在に
支持されると共に該筒状阻止体9の後端開口部には鍔部
10が一体に形成され、該鍔部10にはアーム支持腕6
・6の内側に位置するように線杆を折曲形成した略コ字
形の阻止枠11がスプール軸方向に突設するようにスプ
ール1の後端スカート部12に形成した鍔縁13の孔か
らなる案内部14に対向して固着され、更に筒状阻止体
9に後端にはローター5の周縁部に形成された環状凹部
15に嵌合するように環状阻止部16が設けられてい
る。
【0009】しかして前記阻止枠11は図5に示す如く
コ字状に形成したものを鍔部10と一体に形成すると共
に案内部14を円弧状長孔に形成したり、図6に示す如
く阻止枠11を断面円弧状の板状に形成したり、図7の
ように阻止枠11を稍肉厚に形成すると共に案内部14
を切欠凹部に形成したり、更には図8のように案内部1
4を凸状に形成する一方、阻止枠11は凸状の案内部1
4に嵌合するように形成することもできる。
【0010】本発明の実施例は上記のように構成される
ので、ハンドル3の回動によりスプール1を前後に往復
動すると共にローター5を回転すると、釣糸は釣糸案内
部7によってスプール1に捲回され、この捲回中に釣糸
が弛緩したり、糸撚れ等によって釣糸がスプール1の後
端から内部に入り込もうとすると、阻止体9の阻止枠1
1とスプール1の案内部14とがこれを防止し、また阻
止体9の後端に設けた環状阻止部16をローターに形成
した環状凹部15に嵌合するときは更に釣糸がローター
5と阻止体9間に侵入することも防止することができ
る。
【0011】また阻止枠9はスプール軸方向に向け突設
してスプール外周内側に対向配置したので、岩場や他物
に当ることが多い実際の釣場において、スプール後部や
釣糸を外力から保護するガード部材の役目も期待でき
る。
【0012】
【発明の効果】本発明は弛緩又は糸撚れ等により釣糸の
スプール後部からスプール内部への侵入は、ローター回
転軸筒上に回転自在に支持された筒状阻止体の阻止枠と
該阻止枠を嵌挿するスプールの後端縁に形成した案内部
とによって確実に阻止され、釣糸のローターやスプール
軸等への纒絡を防止できると共にこれら阻止体とその案
内部とは釣糸捲取時に負荷が作用するアーム取付腕に関
係がないため釣糸捲取操作も円滑軽快に行なうことがで
き、しかもその構成も簡易である。
【0013】また本発明において筒状阻止体の後端にロ
ーターの周縁部に形成した環状凹部に嵌合する環状阻止
部を設けたときには釣糸がローターと筒状阻止体との間
から内部に侵入して纒絡することも阻止して釣糸の纒絡
を一層確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一部切欠正面図。
【図2】同要部の一部切欠正面図。
【図3】同要部の側面図。
【図4】同要部の分解斜視図。
【図5】本発明の第2実施例の斜視図。
【図6】同第3実施例の斜視図。
【図7】同第4実施例の斜視図。
【図8】同第5実施例の斜視図。
【符号の説明】
1 スプール 2 スプール軸 4 ローター回転軸筒 5 ローター 6 アーム支持腕 7 釣糸案内部 9 筒状阻止体 10 鍔部 11 阻止枠 12 スカート部 13 鍔縁 14 案内部 15 環状凹部 16 環状阻止部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルの回転と連動して前後に往復動
    するスプール軸の前部にスプールを設けると共に釣糸案
    内部を有するアーム支持腕を設けたローターの回転によ
    って釣糸を前記スプールに捲着するようにした魚釣用ス
    ピニングリールにおいて、前記ローターの前部における
    ローター回転軸筒に筒状阻止体を回動可能に支持すると
    共に該阻止体の後端開口部の周縁部に鍔部を形成し該鍔
    部にアーム支持腕の内側に位置するようにスプール軸方
    向に向け阻止枠を突設し、スプールの後端縁には前記阻
    止枠の案内部を形成したことを特徴とする魚釣用スピニ
    ングリール。
  2. 【請求項2】 筒状阻止体の後端にローターの周縁部に
    形成した環状凹部に嵌合する環状阻止部を設けた請求項
    1記載の魚釣用スピニングリール。
JP5831294A 1994-03-04 1994-03-04 魚釣用スピニングリール Expired - Lifetime JP2925923B2 (ja)

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JPH07241148A JPH07241148A (ja) 1995-09-19
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JP7049090B2 (ja) * 2017-09-28 2022-04-06 株式会社シマノ ロータおよびスピニングリール

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