JP2925786B2 - 土壌の掘削装置 - Google Patents
土壌の掘削装置Info
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- JP2925786B2 JP2925786B2 JP12304591A JP12304591A JP2925786B2 JP 2925786 B2 JP2925786 B2 JP 2925786B2 JP 12304591 A JP12304591 A JP 12304591A JP 12304591 A JP12304591 A JP 12304591A JP 2925786 B2 JP2925786 B2 JP 2925786B2
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- cylinder
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧力空気を利用して土
壌面を空気破砕しつつ、その破砕土砂を真空吸引力によ
り吸い上げるように吸引排土する土壌の掘削装置に関
し、更に詳しくは、土壌面に直立した中空の掘削筒を介
してその下端の筒口より圧力空気を噴気させて土壌面の
空気破砕を行い、また掘削筒の中空筒内に負圧吸引力を
作用させて破砕土砂を吸引移送するように構成された土
壌の掘削装置において、掘削筒の回転により土壌を撹乱
する切削チップを備えて硬い土壌あるいは石礫等が混在
した土壌においても空気破砕作用と吸引排土作用とが効
率よく遂行できるようにした土壌の掘削装置に関する。
壌面を空気破砕しつつ、その破砕土砂を真空吸引力によ
り吸い上げるように吸引排土する土壌の掘削装置に関
し、更に詳しくは、土壌面に直立した中空の掘削筒を介
してその下端の筒口より圧力空気を噴気させて土壌面の
空気破砕を行い、また掘削筒の中空筒内に負圧吸引力を
作用させて破砕土砂を吸引移送するように構成された土
壌の掘削装置において、掘削筒の回転により土壌を撹乱
する切削チップを備えて硬い土壌あるいは石礫等が混在
した土壌においても空気破砕作用と吸引排土作用とが効
率よく遂行できるようにした土壌の掘削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】道路下等の土壌掘削に際しては、通常、
その土中にガス配管,水道配管あるいはケ―ブル挿通管
路等の配管類が埋設されていることから、一般に知られ
ているショベル系掘削機のように機械力を利用してバケ
ットを土中に突き込む形式の掘削機では、その掘削作業
時に、土中に突き込まれるバケットが埋設物を押し潰し
て損傷したり、埋設物を掘り起して破壊する等の不都合
が起る。
その土中にガス配管,水道配管あるいはケ―ブル挿通管
路等の配管類が埋設されていることから、一般に知られ
ているショベル系掘削機のように機械力を利用してバケ
ットを土中に突き込む形式の掘削機では、その掘削作業
時に、土中に突き込まれるバケットが埋設物を押し潰し
て損傷したり、埋設物を掘り起して破壊する等の不都合
が起る。
【0003】このような土中の埋設物を損傷,破壊しな
い掘削機として、従来、例えば特開昭58−22222
8号公報に記載された先行技術に示す真空掘削機が知ら
れている。この真空掘削機は、吸引用ブロワに連通され
たバキュ―ムホ―スの先端に土砂の吸込み口を備え、作
業者がそのホ―スの土砂吸込み口を、掘削しようとする
土壌面に対向させてブロワからの吸引力により土砂を吸
い上げるように掘削するものであり、このような真空掘
削機によれば、真空吸引力を利用して土砂を吸い上げる
ように掘削が進行されるから、土中に敷設されている埋
設物を損傷したり破壊する等の問題は起らない。
い掘削機として、従来、例えば特開昭58−22222
8号公報に記載された先行技術に示す真空掘削機が知ら
れている。この真空掘削機は、吸引用ブロワに連通され
たバキュ―ムホ―スの先端に土砂の吸込み口を備え、作
業者がそのホ―スの土砂吸込み口を、掘削しようとする
土壌面に対向させてブロワからの吸引力により土砂を吸
い上げるように掘削するものであり、このような真空掘
削機によれば、真空吸引力を利用して土砂を吸い上げる
ように掘削が進行されるから、土中に敷設されている埋
設物を損傷したり破壊する等の問題は起らない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来より知ら
れている真空掘削機は、ブロワからの真空吸引力により
土砂を吸い上げる機能のみであり、掘削しようとする土
壌面の破砕機能は有していなことから、掘削作業にあた
って、その掘削個所の土壌面を、別に用意した掘削棒な
どで作業者が事前に突き崩し土砂を予め吸引排土できる
状態に破砕しておく必要性がある。
れている真空掘削機は、ブロワからの真空吸引力により
土砂を吸い上げる機能のみであり、掘削しようとする土
壌面の破砕機能は有していなことから、掘削作業にあた
って、その掘削個所の土壌面を、別に用意した掘削棒な
どで作業者が事前に突き崩し土砂を予め吸引排土できる
状態に破砕しておく必要性がある。
【0005】このため掘削作業に際し、別の作業者を要
するばかりでなく、土壌面を事前に突き崩す作業工程を
連繋させる不便があり、また、その土壌面の突き崩し作
業はこれを人力で行なう関係から大変な重労働を伴う
上、人力による土壌の突崩し作業には能力的にも限界が
あり多大の時間を要する。
するばかりでなく、土壌面を事前に突き崩す作業工程を
連繋させる不便があり、また、その土壌面の突き崩し作
業はこれを人力で行なう関係から大変な重労働を伴う
上、人力による土壌の突崩し作業には能力的にも限界が
あり多大の時間を要する。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑み、埋設
物を損傷,破壊しない真空掘削方式を前提としつつも、
土壌面の突き崩し機能と、土砂の吸引排土機能とを同時
的に効率よく遂行できると共に、掘削対象の土壌面が比
較的に硬く、あるいは石礫等が混在する土壌面の掘削に
際しても土壌の破砕効果が効率的に達成できる掘削装置
を提供することを目的とする。
物を損傷,破壊しない真空掘削方式を前提としつつも、
土壌面の突き崩し機能と、土砂の吸引排土機能とを同時
的に効率よく遂行できると共に、掘削対象の土壌面が比
較的に硬く、あるいは石礫等が混在する土壌面の掘削に
際しても土壌の破砕効果が効率的に達成できる掘削装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、真空吸引用ブロワと、該ブロワの吸引経
路に連通して設けられる土砂収集室と、該土砂収集室に
バキュームダクトを介して連通される中空の掘削筒とを
有し、この中空掘削筒は、支持部材により中空軸線を土
壌面に直立して上下昇降可能に支持し、該掘削筒の下端
筒口より圧力空気を噴気させて土壌面を空気破砕しつ
つ、その破砕土砂をバキュームダクトに通じる掘削筒の
中空筒内に吸引して移送排土するように構成される土壌
の掘削装置において、上記中空の掘削筒は、その下端部
に筒径を大きくした掘削筒口を有し、該掘削筒口には、
下端円周部で該筒口と同一面に開口するとともにバキュ
ームダクトに連通する吸引部の外側に位置して形成さ
れ、送風源と連通して圧力空気を土壌面に噴気させる噴
気口と、下端円周縁より下方へ突出して土壌面を撹乱す
る切削チップとを備えると共に、掘削筒口を円周方向へ
回転させる手段とを備えてなり、且つ上記切削チップ
は、掘削筒口の下端円周部において半径方向の外周位置
とその内側位置の各円周上に所要個数を複列に配列して
設けていることを特徴としている。また、本発明は、上
記外周位置とその内側位置に設けられる複列の切削チッ
プが、互に位相の異なった位置に配置され、千鳥状に設
けられていることを特徴とする。更に外周位置とその内
側位置に設けられる複列の切削チップは、掘削筒の中空
筒軸線に対し偏心して回転する掘削筒口の下端円周部に
設けられ、掘削筒口の内部開口を、その上端は掘削筒の
中空筒内と連通し、下端の吸込口部は掘削筒口の偏心方
向に偏位して開口されていることを特徴とする。
め、本発明は、真空吸引用ブロワと、該ブロワの吸引経
路に連通して設けられる土砂収集室と、該土砂収集室に
バキュームダクトを介して連通される中空の掘削筒とを
有し、この中空掘削筒は、支持部材により中空軸線を土
壌面に直立して上下昇降可能に支持し、該掘削筒の下端
筒口より圧力空気を噴気させて土壌面を空気破砕しつ
つ、その破砕土砂をバキュームダクトに通じる掘削筒の
中空筒内に吸引して移送排土するように構成される土壌
の掘削装置において、上記中空の掘削筒は、その下端部
に筒径を大きくした掘削筒口を有し、該掘削筒口には、
下端円周部で該筒口と同一面に開口するとともにバキュ
ームダクトに連通する吸引部の外側に位置して形成さ
れ、送風源と連通して圧力空気を土壌面に噴気させる噴
気口と、下端円周縁より下方へ突出して土壌面を撹乱す
る切削チップとを備えると共に、掘削筒口を円周方向へ
回転させる手段とを備えてなり、且つ上記切削チップ
は、掘削筒口の下端円周部において半径方向の外周位置
とその内側位置の各円周上に所要個数を複列に配列して
設けていることを特徴としている。また、本発明は、上
記外周位置とその内側位置に設けられる複列の切削チッ
プが、互に位相の異なった位置に配置され、千鳥状に設
けられていることを特徴とする。更に外周位置とその内
側位置に設けられる複列の切削チップは、掘削筒の中空
筒軸線に対し偏心して回転する掘削筒口の下端円周部に
設けられ、掘削筒口の内部開口を、その上端は掘削筒の
中空筒内と連通し、下端の吸込口部は掘削筒口の偏心方
向に偏位して開口されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】上述のように構成された掘削装置によると、土
壌面に直立された中空の掘削筒を介して、その掘削筒の
下端部に形成した掘削筒口の円周縁からは、該筒口で囲
まれた区画領域の土壌面に向けて圧力空気が噴気される
ことより、その空気圧により土壌面の空気破砕が図られ
る。またこの過程において、バキュームダクトに通じる
掘削筒の中空筒内を介して下端の掘削筒口には負圧吸引
力が作用することより、空気破砕された土砂は掘削筒口
の内部開口より中空筒内に吸い上げられ、その上端より
バキュームダクトを通して土砂収集室内に吸引排土され
る。特に、噴気口が掘削筒口の外周縁上に設けられてい
るので、噴気される圧力空気は、土壌を破粋するとその
まま破粋土砂を掘削筒口内に向け浮動させて吸引させる
ことができる。これにより、バキュームダクトに連通し
ている掘削筒口は、その周辺に何ら特別な閉塞空間を準
備することなく噴気口からの圧力空気の吹き出しを利用
するだけで吸引負圧を生起させて破粋土砂を吸引排除す
ることができる。この結果、土壌の突き崩し作用と、破
砕土砂の吸引排土作用とが、土壌面に直立された掘削筒
口を介して同時的に進行され、その進行につれて掘削筒
が土中に深く侵入することで所要深さの穴が形成される
ように土壌掘削が行われる。
壌面に直立された中空の掘削筒を介して、その掘削筒の
下端部に形成した掘削筒口の円周縁からは、該筒口で囲
まれた区画領域の土壌面に向けて圧力空気が噴気される
ことより、その空気圧により土壌面の空気破砕が図られ
る。またこの過程において、バキュームダクトに通じる
掘削筒の中空筒内を介して下端の掘削筒口には負圧吸引
力が作用することより、空気破砕された土砂は掘削筒口
の内部開口より中空筒内に吸い上げられ、その上端より
バキュームダクトを通して土砂収集室内に吸引排土され
る。特に、噴気口が掘削筒口の外周縁上に設けられてい
るので、噴気される圧力空気は、土壌を破粋するとその
まま破粋土砂を掘削筒口内に向け浮動させて吸引させる
ことができる。これにより、バキュームダクトに連通し
ている掘削筒口は、その周辺に何ら特別な閉塞空間を準
備することなく噴気口からの圧力空気の吹き出しを利用
するだけで吸引負圧を生起させて破粋土砂を吸引排除す
ることができる。この結果、土壌の突き崩し作用と、破
砕土砂の吸引排土作用とが、土壌面に直立された掘削筒
口を介して同時的に進行され、その進行につれて掘削筒
が土中に深く侵入することで所要深さの穴が形成される
ように土壌掘削が行われる。
【0009】この土壌掘削時、掘削筒口の下端円周部に
は噴気口と併設して下方へ突出する切削チップが設けら
れ、且つ掘削筒口を形成した掘削筒は、これが筒軸を軸
線として円周方向へ回動しているので、上述の切削チッ
プが、土中に介在する石礫等を掘り出すように撹乱しつ
つ回動し、この撹乱作用も相俟って、比較的に硬い土壌
あるいは石礫等が混在した土壌においても空気圧による
土壌の突き崩し作用が極めて効果的に達成され、またそ
の破砕土砂は気流搬送に容易な細粒状態に突き崩すこと
ができる。特に、この場合、切削チップは、掘削筒口の
下端円周部においてその外周位置だけでなく、更にその
内側位置の円周上にも複列に設けられているので、切削
チップによる土砂撹乱作用は、掘削筒口で囲まれる領域
の全域に及び、土壌の破砕が効率よく行われる。更に、
複列の切削チップが、互に千鳥状に並んで配置されてい
るものにあっては、切削チップ同士の距離が離間してし
ているので互いに干渉せず、切削チップ間に石礫が挾ま
ることがない。また更に、複列の切削チップが設けられ
る掘削筒口及びその下端の吸込口部が掘削筒の中空筒軸
線に対し偏心して回転するものにあっては、掘削面積が
偏心量に応じて拡大される上に、吸込口部及び切削チッ
プが回転中心に対して公転するため、吸込の吸引面積及
び撹乱面積が広くなり、土壌の破砕効率が更に一段と向
上される。
は噴気口と併設して下方へ突出する切削チップが設けら
れ、且つ掘削筒口を形成した掘削筒は、これが筒軸を軸
線として円周方向へ回動しているので、上述の切削チッ
プが、土中に介在する石礫等を掘り出すように撹乱しつ
つ回動し、この撹乱作用も相俟って、比較的に硬い土壌
あるいは石礫等が混在した土壌においても空気圧による
土壌の突き崩し作用が極めて効果的に達成され、またそ
の破砕土砂は気流搬送に容易な細粒状態に突き崩すこと
ができる。特に、この場合、切削チップは、掘削筒口の
下端円周部においてその外周位置だけでなく、更にその
内側位置の円周上にも複列に設けられているので、切削
チップによる土砂撹乱作用は、掘削筒口で囲まれる領域
の全域に及び、土壌の破砕が効率よく行われる。更に、
複列の切削チップが、互に千鳥状に並んで配置されてい
るものにあっては、切削チップ同士の距離が離間してし
ているので互いに干渉せず、切削チップ間に石礫が挾ま
ることがない。また更に、複列の切削チップが設けられ
る掘削筒口及びその下端の吸込口部が掘削筒の中空筒軸
線に対し偏心して回転するものにあっては、掘削面積が
偏心量に応じて拡大される上に、吸込口部及び切削チッ
プが回転中心に対して公転するため、吸込の吸引面積及
び撹乱面積が広くなり、土壌の破砕効率が更に一段と向
上される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1において、1は真空掘削機の本体となる低
床型トラックで、前部には運転席2が装備され、またト
ラック1の車台3上には、エンジン4と、このエンジン
4により駆動される真空吸引用ブロワ5と、ブロワ5の
吸引経路上に設置された箱型のフィルタ室6と、これに
連通された土砂収集室7とが装備されており、これらの
構成は従来より公知のものである。
明する。図1において、1は真空掘削機の本体となる低
床型トラックで、前部には運転席2が装備され、またト
ラック1の車台3上には、エンジン4と、このエンジン
4により駆動される真空吸引用ブロワ5と、ブロワ5の
吸引経路上に設置された箱型のフィルタ室6と、これに
連通された土砂収集室7とが装備されており、これらの
構成は従来より公知のものである。
【0011】上記真空吸引用ブロワ5は、その吸引経路
に接続された連通管8を介してフィルタ室6と連通され
ている。フィルタ室6は、仕切板6cによりその上部に
排気室6aと、下部に吸引室6bとが上下に仕切られて
あり、上部に区画された排気室6aに前記連通管8が連
通されている。仕切板6cには、下部の吸引室6b内に
垂下して複数個の蛇腹状ホ−ス形状をなしたフィルタバ
ッグ9が吊設されており、このフィルタバッグ9はその
下端が支持板10に接続固着され、支持板10は引張コ
イルスプリング11を介してフィルタ室6の底部壁面に
弾性的に支持されている。そしてフィルタ室6内の吸引
気流が、矢印に示すように支持板10に設けた開口より
フィルタバッグ9内に入り、フィルタバッグ9の筒壁を
透過して上方の仕切板6cに設けた出口開口より上部排
気室6a内に流通する過程において気流中に混入する土
砂の細塵がフィルタ作用により除去される構成になって
おり、フィルタ室6の底部は、連通路12を介して土砂
収集室7の上部に連通されている。
に接続された連通管8を介してフィルタ室6と連通され
ている。フィルタ室6は、仕切板6cによりその上部に
排気室6aと、下部に吸引室6bとが上下に仕切られて
あり、上部に区画された排気室6aに前記連通管8が連
通されている。仕切板6cには、下部の吸引室6b内に
垂下して複数個の蛇腹状ホ−ス形状をなしたフィルタバ
ッグ9が吊設されており、このフィルタバッグ9はその
下端が支持板10に接続固着され、支持板10は引張コ
イルスプリング11を介してフィルタ室6の底部壁面に
弾性的に支持されている。そしてフィルタ室6内の吸引
気流が、矢印に示すように支持板10に設けた開口より
フィルタバッグ9内に入り、フィルタバッグ9の筒壁を
透過して上方の仕切板6cに設けた出口開口より上部排
気室6a内に流通する過程において気流中に混入する土
砂の細塵がフィルタ作用により除去される構成になって
おり、フィルタ室6の底部は、連通路12を介して土砂
収集室7の上部に連通されている。
【0012】土砂収集室7には、その後壁の高位置に土
砂の流入口7aが開口され、これに可撓性を有するバキ
ュ−ムダクト15が接続されている。上記土砂流入口7
aに対向して収集室7内に、斜めに配置された衝突板1
3が、その一端を支点に上下動可能に弾性枢支されてい
て、この衝突板13にバキュ−ムダクト15を介して土
砂流入口7aから吸引投入される土砂が衝突することに
より、比重の大きい土砂は下方に落下して収集室7内の
底部に溜り、軽い空気流は収集室7内の上部を迂回して
前記連通路12からフィルタ室6の底部へ流通するよう
にしている。なお土砂収集室7の底部には、開閉操作で
きる扉14を有し、これを開くことにより底部に溜る収
集土砂を外部に排出できるようにしている。
砂の流入口7aが開口され、これに可撓性を有するバキ
ュ−ムダクト15が接続されている。上記土砂流入口7
aに対向して収集室7内に、斜めに配置された衝突板1
3が、その一端を支点に上下動可能に弾性枢支されてい
て、この衝突板13にバキュ−ムダクト15を介して土
砂流入口7aから吸引投入される土砂が衝突することに
より、比重の大きい土砂は下方に落下して収集室7内の
底部に溜り、軽い空気流は収集室7内の上部を迂回して
前記連通路12からフィルタ室6の底部へ流通するよう
にしている。なお土砂収集室7の底部には、開閉操作で
きる扉14を有し、これを開くことにより底部に溜る収
集土砂を外部に排出できるようにしている。
【0013】本発明においては、上記トラック1の車台
3の後部に、左右方向へ延びる断面コ字形の連結金具1
8が装備され、この連結金具18にヒッチピン19を介
して前後方向に延びるブ−ム20が連結される。上記ブ
−ム20は、伸縮できるように外筒20aに対し内筒2
0bが進退可能に嵌挿されており、内筒20bの端部に
は取付板21が固設され、この取付板21を介してブ−
ム20の端部に、掘削装置の支持架台22が着脱可能に
固着されている。上記支持架台22は、上記取付板21
に対して接合固着される取付板23を備えた垂直フレ−
ム24と、この垂直フレ−ム24の上下端に取り付けた
支持部材25,26を介して垂直に立設された昇降ガイ
ド支柱27と、垂直フレ−ム24の下部に油圧シリンダ
機構28を介して上下伸縮可能に装備した左右一対のア
ウトリガ−29と、移動車輪30とを有しており、油圧
シリンダ機構28を伸長して左右一対のアウトリガ−2
9を土壌面に当接させることにより、支持架台22がそ
の土壌面に接地固定できるようにしてある。
3の後部に、左右方向へ延びる断面コ字形の連結金具1
8が装備され、この連結金具18にヒッチピン19を介
して前後方向に延びるブ−ム20が連結される。上記ブ
−ム20は、伸縮できるように外筒20aに対し内筒2
0bが進退可能に嵌挿されており、内筒20bの端部に
は取付板21が固設され、この取付板21を介してブ−
ム20の端部に、掘削装置の支持架台22が着脱可能に
固着されている。上記支持架台22は、上記取付板21
に対して接合固着される取付板23を備えた垂直フレ−
ム24と、この垂直フレ−ム24の上下端に取り付けた
支持部材25,26を介して垂直に立設された昇降ガイ
ド支柱27と、垂直フレ−ム24の下部に油圧シリンダ
機構28を介して上下伸縮可能に装備した左右一対のア
ウトリガ−29と、移動車輪30とを有しており、油圧
シリンダ機構28を伸長して左右一対のアウトリガ−2
9を土壌面に当接させることにより、支持架台22がそ
の土壌面に接地固定できるようにしてある。
【0014】上記支持架台22に備える昇降ガイド支柱
27は、角パイプ材からなる支柱の一側面にラック27
aが形成されてあり、ガイド支柱27には、これに沿っ
て上下に昇降する昇降体35が、図2に示すように上記
ラック27aに噛み合うピニオン32と、これに対向し
て設けた一対のローラ33,34とにより支柱27を挾
持して上下昇降するように支持されている。上記ピニオ
ン32の軸にはその軸端に昇降用のハンドル36が設け
られていて、このハンドル36を回動することにより昇
降体35をガイド支柱27に沿って上昇,下降操作で
き、また図示していないが昇降体35には上記ピニオン
32の回動を規制するロック機構を備えていて上昇位置
の適所で昇降体35を固定できるようにしている。上記
昇降体35には、これに備えた固定具35aを介して掘
削筒40の内部に挿通した中空筒42が、その筒体軸線
を土壌面に直立するよう垂直に固定されている。上記中
空筒42は、内壁42aと外壁42bの二重壁になって
いて、両壁42a,42bの間に環状の空気通路43が
形成され、また内壁42aの筒内は上下に延びる中空の
土砂吸引通路42cとしてその上端に前記バキュ−ムダ
クト15の先端が接続されている。
27は、角パイプ材からなる支柱の一側面にラック27
aが形成されてあり、ガイド支柱27には、これに沿っ
て上下に昇降する昇降体35が、図2に示すように上記
ラック27aに噛み合うピニオン32と、これに対向し
て設けた一対のローラ33,34とにより支柱27を挾
持して上下昇降するように支持されている。上記ピニオ
ン32の軸にはその軸端に昇降用のハンドル36が設け
られていて、このハンドル36を回動することにより昇
降体35をガイド支柱27に沿って上昇,下降操作で
き、また図示していないが昇降体35には上記ピニオン
32の回動を規制するロック機構を備えていて上昇位置
の適所で昇降体35を固定できるようにしている。上記
昇降体35には、これに備えた固定具35aを介して掘
削筒40の内部に挿通した中空筒42が、その筒体軸線
を土壌面に直立するよう垂直に固定されている。上記中
空筒42は、内壁42aと外壁42bの二重壁になって
いて、両壁42a,42bの間に環状の空気通路43が
形成され、また内壁42aの筒内は上下に延びる中空の
土砂吸引通路42cとしてその上端に前記バキュ−ムダ
クト15の先端が接続されている。
【0015】上記中空筒42に対し、その外側に、掘削
筒40が回動可能に嵌合されてありこの掘削筒40は中
空筒42の軸線方向には抜け止めされ、その下端部には
筒径を大きくした大径の掘削筒口40aが形成されてい
る。この掘削筒口40aには、図2のA−A矢視図であ
る図3に示すように、その下端内周縁に、前記空気通路
43と連通する圧力空気の噴気口45が円周方向の4個
所に下方に向けて開口されている。つまり、噴気口45
は、図2及び図3から明らかなように、掘削開口40a
において、バキュームダクト15に連通する中空筒42
の内壁42a内側の空間よりも外側に位置し、いわゆ
る、掘削開口40a都道一面で内壁42a寄りも外側に
位置している。これにより、噴気口45から噴気された
圧力空気は噴気口45の内側で近接しているバキューム
ダクト15側の吸引部(内部開口40b)に向け即座に
取り込まれることができるようになっている。また掘削
筒口40aの下端円周部には、その外周位置と、それよ
り内側位置の同心円上に位置して、所要巾を有する切削
チップ46が、互いに位相をずらしていわゆる千鳥状に
計8個、下方に突出して固定されている。
筒40が回動可能に嵌合されてありこの掘削筒40は中
空筒42の軸線方向には抜け止めされ、その下端部には
筒径を大きくした大径の掘削筒口40aが形成されてい
る。この掘削筒口40aには、図2のA−A矢視図であ
る図3に示すように、その下端内周縁に、前記空気通路
43と連通する圧力空気の噴気口45が円周方向の4個
所に下方に向けて開口されている。つまり、噴気口45
は、図2及び図3から明らかなように、掘削開口40a
において、バキュームダクト15に連通する中空筒42
の内壁42a内側の空間よりも外側に位置し、いわゆ
る、掘削開口40a都道一面で内壁42a寄りも外側に
位置している。これにより、噴気口45から噴気された
圧力空気は噴気口45の内側で近接しているバキューム
ダクト15側の吸引部(内部開口40b)に向け即座に
取り込まれることができるようになっている。また掘削
筒口40aの下端円周部には、その外周位置と、それよ
り内側位置の同心円上に位置して、所要巾を有する切削
チップ46が、互いに位相をずらしていわゆる千鳥状に
計8個、下方に突出して固定されている。
【0016】またこの実施例では、上記昇降体35に、
支持金具47を介して固定された油圧モータ48と、ト
ルクリミッタ48aを備えている。この油圧モータ48
は、前記トラック1に装備されている油圧系により駆動
して、油圧モータ48の駆動軸に取付けたピニオンギャ
49と、これに噛み合う駆動ギャ50とを介して掘削筒
40を円周方向の一方向または往復方向に減速回動させ
ている。またトルクリミッタ48aは、掘削中に掘削筒
口40a又は切削チップ46に過大な負荷が生じた時に
回転駆動力を空転させて、機器又は地中に埋設されてい
る配管類等の埋設物の損傷を防止する機能を有する。
支持金具47を介して固定された油圧モータ48と、ト
ルクリミッタ48aを備えている。この油圧モータ48
は、前記トラック1に装備されている油圧系により駆動
して、油圧モータ48の駆動軸に取付けたピニオンギャ
49と、これに噛み合う駆動ギャ50とを介して掘削筒
40を円周方向の一方向または往復方向に減速回動させ
ている。またトルクリミッタ48aは、掘削中に掘削筒
口40a又は切削チップ46に過大な負荷が生じた時に
回転駆動力を空転させて、機器又は地中に埋設されてい
る配管類等の埋設物の損傷を防止する機能を有する。
【0017】また前記中空筒42の内壁42aと外壁4
2bとの間に形成した空気通路43に連通して、中空筒
42の上部に空気ホース51が接続され、図示の実施例
ではその空気ホース51の先端が、トラック1の車台3
に搭載された前記真空吸引用ブロワ5の排気系と接続さ
れて、ブロワ5からの排気を、ホース51により空気通
路43に導き、これを圧力空気として噴気口45から土
壌面に噴気させるように送風手段が構成されている。こ
のとき、噴気口45からの圧力空気は、土壌を破粋する
とその破粋土砂を直ちにバキュームダクト15に連通す
る吸引部(内部開口40b)内に浮動させるので、吸引
部の周辺に特別な閉塞空間を改めて準備することなく吸
引部による破粋土砂の吸引排除が行われる。
2bとの間に形成した空気通路43に連通して、中空筒
42の上部に空気ホース51が接続され、図示の実施例
ではその空気ホース51の先端が、トラック1の車台3
に搭載された前記真空吸引用ブロワ5の排気系と接続さ
れて、ブロワ5からの排気を、ホース51により空気通
路43に導き、これを圧力空気として噴気口45から土
壌面に噴気させるように送風手段が構成されている。こ
のとき、噴気口45からの圧力空気は、土壌を破粋する
とその破粋土砂を直ちにバキュームダクト15に連通す
る吸引部(内部開口40b)内に浮動させるので、吸引
部の周辺に特別な閉塞空間を改めて準備することなく吸
引部による破粋土砂の吸引排除が行われる。
【0018】次に図4及び図4のB−B矢視図である図
5を参照して、本発明の第2実施例を説明する。この実
施例では、掘削筒口40aは、中空筒42の軸心線に対
し偏心して支持されており、中空筒42の回りを油圧モ
ータ48の駆動により掘削筒40が回転すると、掘削筒
40と一体の掘削筒口40aが偏心回転するようになっ
ている。この偏心した掘削筒口40aの下端円周部に
は、図4及び図5から明らかなように、外周位置とその
内側位置の同心円上に切削チップ46を有しており、更
に掘削筒口40aの内部開口40bは、その上端開口が
土砂吸引通路42cと連通しており、下端の吸込口部は
掘削筒口40aの偏心方向に偏位して開口されている。
従って掘削筒口40aが偏心回転すると、切削チップ4
6,内部開口40bの下端吸込口部及び噴気口45は、
いずれも回転軸心Cを中心として公転運動を行う。その
ためそれぞれの切削チップ46及び噴気口45は、異な
った回転半径で土壌を撹乱し、内部開口40bの下端に
開口した吸込口部はそれ自身の開口断面積よりもはるか
に広い面積から土砂を吸引することができる。特に、内
部開口40bに吸引される破粋土砂は、噴気口45が内
部空間40bの外側に位置している関係であるので、前
述した実施例と同様に、内部開口40bの周辺に負圧化
生起用の閉塞空間を特別に準備することなく直ちに取り
込まれることになる。
5を参照して、本発明の第2実施例を説明する。この実
施例では、掘削筒口40aは、中空筒42の軸心線に対
し偏心して支持されており、中空筒42の回りを油圧モ
ータ48の駆動により掘削筒40が回転すると、掘削筒
40と一体の掘削筒口40aが偏心回転するようになっ
ている。この偏心した掘削筒口40aの下端円周部に
は、図4及び図5から明らかなように、外周位置とその
内側位置の同心円上に切削チップ46を有しており、更
に掘削筒口40aの内部開口40bは、その上端開口が
土砂吸引通路42cと連通しており、下端の吸込口部は
掘削筒口40aの偏心方向に偏位して開口されている。
従って掘削筒口40aが偏心回転すると、切削チップ4
6,内部開口40bの下端吸込口部及び噴気口45は、
いずれも回転軸心Cを中心として公転運動を行う。その
ためそれぞれの切削チップ46及び噴気口45は、異な
った回転半径で土壌を撹乱し、内部開口40bの下端に
開口した吸込口部はそれ自身の開口断面積よりもはるか
に広い面積から土砂を吸引することができる。特に、内
部開口40bに吸引される破粋土砂は、噴気口45が内
部空間40bの外側に位置している関係であるので、前
述した実施例と同様に、内部開口40bの周辺に負圧化
生起用の閉塞空間を特別に準備することなく直ちに取り
込まれることになる。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明による掘
削装置によれば、空気圧による土壌面の破砕(突き崩
し)機能と、真空力による破砕土砂の吸引排土機能と
が、土壌面に直立された掘削筒40を介して同時的に進
行されるから、掘削対象の土壌中に存在する埋設物を損
傷,破壊しない掘削機として従来使用されていた真空掘
削機に比し、その掘削作業を極めて能率的に遂行でき
る。特に掘削筒40には、掘削筒口40aの下端円周部
において外周位置とその内側位置の同心円上に、噴気口
45と併設して下方へ突出する切削チップ46が複列に
配列して設けられ、且つ掘削筒口40aを形成した掘削
筒40は、これが筒軸を軸線として円周方向へ回動して
いるので、上述の切削チップ46が、土中に介在する石
礫等を掘り出すように撹乱しつつ回動し、この撹乱作用
も相俟って、前述の空気圧による土壌の突き崩し作用が
極めて効果的に達成され、また撹乱作用により破砕土砂
は気流搬送に容易な細粒状態になるから、前述の土砂の
吸引排土作用も円滑化できる。しかも、噴気口が掘削筒
口の外周縁上に設けられているので、噴気される圧力空
気は、土壌を破粋するとそのまま破粋土砂を掘削筒口内
に向け浮動させて吸引させることができる。これによ
り、バキュームダクトに連通している掘削筒口は、その
周辺に何ら特別な閉塞空間を準備することなく噴気口か
らの圧力空気の吹き出しを利用するだけで吸引負圧を生
起させて破粋土砂を吸引排除することができる。特に上
述の切削チップ46は、掘削筒口40aの下端円周部に
おいてその外周位置だけでなく、更にその内側位置の円
周上にも複列に設けられているので、切削チップ46に
よる土砂撹乱作用は、掘削筒口40aの下端で囲まれる
領域の全域に及び、土壌の破砕が効率よく行うことがで
きる。更に、複列の切削チップ46が、互に千鳥状に並
んで配置されているものにあっては、切削チップ同士の
距離が離間してしているので互いに干渉せず、切削チッ
プ46間に石礫が挾まることがなく、また更に、複列の
切削チップ46が設けられる掘削筒口40a及びその下
端の吸込口部が掘削筒40の中空筒軸線に対し偏心して
回転するものにあっては、掘削面積が偏心量に応じて拡
大される上に、吸込口部及び切削チップが回転中心に対
して公転するため、吸込の吸引面積及び撹乱面積が広く
なり、土壌の破砕効率が更に一段と向上できる利点が得
られる。
削装置によれば、空気圧による土壌面の破砕(突き崩
し)機能と、真空力による破砕土砂の吸引排土機能と
が、土壌面に直立された掘削筒40を介して同時的に進
行されるから、掘削対象の土壌中に存在する埋設物を損
傷,破壊しない掘削機として従来使用されていた真空掘
削機に比し、その掘削作業を極めて能率的に遂行でき
る。特に掘削筒40には、掘削筒口40aの下端円周部
において外周位置とその内側位置の同心円上に、噴気口
45と併設して下方へ突出する切削チップ46が複列に
配列して設けられ、且つ掘削筒口40aを形成した掘削
筒40は、これが筒軸を軸線として円周方向へ回動して
いるので、上述の切削チップ46が、土中に介在する石
礫等を掘り出すように撹乱しつつ回動し、この撹乱作用
も相俟って、前述の空気圧による土壌の突き崩し作用が
極めて効果的に達成され、また撹乱作用により破砕土砂
は気流搬送に容易な細粒状態になるから、前述の土砂の
吸引排土作用も円滑化できる。しかも、噴気口が掘削筒
口の外周縁上に設けられているので、噴気される圧力空
気は、土壌を破粋するとそのまま破粋土砂を掘削筒口内
に向け浮動させて吸引させることができる。これによ
り、バキュームダクトに連通している掘削筒口は、その
周辺に何ら特別な閉塞空間を準備することなく噴気口か
らの圧力空気の吹き出しを利用するだけで吸引負圧を生
起させて破粋土砂を吸引排除することができる。特に上
述の切削チップ46は、掘削筒口40aの下端円周部に
おいてその外周位置だけでなく、更にその内側位置の円
周上にも複列に設けられているので、切削チップ46に
よる土砂撹乱作用は、掘削筒口40aの下端で囲まれる
領域の全域に及び、土壌の破砕が効率よく行うことがで
きる。更に、複列の切削チップ46が、互に千鳥状に並
んで配置されているものにあっては、切削チップ同士の
距離が離間してしているので互いに干渉せず、切削チッ
プ46間に石礫が挾まることがなく、また更に、複列の
切削チップ46が設けられる掘削筒口40a及びその下
端の吸込口部が掘削筒40の中空筒軸線に対し偏心して
回転するものにあっては、掘削面積が偏心量に応じて拡
大される上に、吸込口部及び切削チップが回転中心に対
して公転するため、吸込の吸引面積及び撹乱面積が広く
なり、土壌の破砕効率が更に一段と向上できる利点が得
られる。
【図1】本発明による掘削装置の実施例を一部断面して
示した全体の側面図
示した全体の側面図
【図2】土壌面の掘削装置を拡大しその一部を断面で示
す側面図
す側面図
【図3】図2のA−A矢視図
【図4】第2実施例における土壌掘削装置を拡大しその
一部を断面で示す側面図
一部を断面で示す側面図
【図5】図4のB−B矢視図
1 トラック 2 運転席 3 車
台 4 エンジン 5 ブロワ 6 フ
ィルタ室 6a 上部の排気室 6b 下部の吸引室 6c
仕切板 7 土砂収集室 7a 土砂流入口 8 連
通管 9 フィルタバッグ 10 支持板 11
引張コイルスプリング 12 通路 13 衝突板 14
扉 15 バキュ―ムダクト 18
連結金具 19 ヒッチピン 20 ブ―ム 21,
23 取付板 22 支持架台 24 垂直フレ―ム 27
昇降ガイド支柱 27a ラック 28 油圧シリンダ機構 29 アウトリガ― 32 ピニオン 33,
34 ロ―ラ 35 昇降体 36 昇降ハンドル 40
掘削筒 40a 掘削筒口 40b 内部開口 42
中空筒 42c 土砂吸引通路 43 空気通路 45
噴気口 46 切削チップ 48 油圧モ―タ 48a
トルクリミッタ
台 4 エンジン 5 ブロワ 6 フ
ィルタ室 6a 上部の排気室 6b 下部の吸引室 6c
仕切板 7 土砂収集室 7a 土砂流入口 8 連
通管 9 フィルタバッグ 10 支持板 11
引張コイルスプリング 12 通路 13 衝突板 14
扉 15 バキュ―ムダクト 18
連結金具 19 ヒッチピン 20 ブ―ム 21,
23 取付板 22 支持架台 24 垂直フレ―ム 27
昇降ガイド支柱 27a ラック 28 油圧シリンダ機構 29 アウトリガ― 32 ピニオン 33,
34 ロ―ラ 35 昇降体 36 昇降ハンドル 40
掘削筒 40a 掘削筒口 40b 内部開口 42
中空筒 42c 土砂吸引通路 43 空気通路 45
噴気口 46 切削チップ 48 油圧モ―タ 48a
トルクリミッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21B 7/18 E21B 7/00 E21B 10/60
Claims (3)
- 【請求項1】 真空吸引用ブロワと、該ブロワの吸引経
路に連通して設けられる土砂収集室と、該土砂収集室に
バキュームダクトを介して連通される中空の掘削筒とを
有し、この中空掘削筒は、支持部材により中空軸線を土
壌面に直立して上下昇降可能に支持し、該掘削筒の下端
筒口より圧力空気を噴気させて土壌面を空気破砕しつ
つ、その破砕土砂をバキュームダクトに通じる掘削筒の
中空筒内に吸引して移送排土するように構成される土壌
の掘削装置において、 上記中空の掘削筒は、その下端部に筒径を大きくした掘
削筒口を有し、該掘削筒口には、下端円周部で該筒口と
同一面に開口するとともにバキュームダクトに連通する
吸引部の外側に位置して形成され、送風源と連通して圧
力空気を土壌面に噴気させる噴気口と、下端円周縁より
下方へ突出して土壌面を撹乱する切削チップとを備える
と共に、掘削筒口を円周方向へ回転させる手段とを備え
てなり、且つ上記切削チップは、掘削筒口の下端円周部
において半径方向の外周位置とその内側位置の各円周上
に所要個数を複列に配列して設けていることを特徴とす
る土壌の掘削装置。 - 【請求項2】 外周位置とその内側位置に設ける複列の
切削チップは、互に位相が異なった位置に配置され、千
鳥状に設けられていることを特徴とする請求項1記載の
土壌の掘削装置。 - 【請求項3】 外周位置とその内側位置に設ける複列の
切削チップは、掘削筒の中空筒軸線に対し偏心して回転
する掘削筒口の下端円周部に設けられ、掘削筒口の内部
開口を、その上端は掘削筒の中空筒内と連通し、下端の
吸込口部は掘削筒口の偏心方向に偏位して開口されてい
ることを特徴とする請求項1又は2記載の土壌の掘削装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12304591A JP2925786B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 土壌の掘削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12304591A JP2925786B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 土壌の掘削装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04327689A JPH04327689A (ja) | 1992-11-17 |
JP2925786B2 true JP2925786B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=14850846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12304591A Expired - Lifetime JP2925786B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 土壌の掘削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2925786B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102119979B1 (ko) * | 2018-12-07 | 2020-06-05 | 주식회사 포스코 | 고착물 처리유닛 및 이를 포함하는 이송장치 |
CN111364922A (zh) * | 2020-03-13 | 2020-07-03 | 张于标 | 一种可调节式的石油钻采机械 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6637522B2 (en) | 1998-11-24 | 2003-10-28 | J. H. Fletcher & Co., Inc. | Enhanced computer control of in-situ drilling system |
-
1991
- 1991-04-26 JP JP12304591A patent/JP2925786B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102119979B1 (ko) * | 2018-12-07 | 2020-06-05 | 주식회사 포스코 | 고착물 처리유닛 및 이를 포함하는 이송장치 |
CN111364922A (zh) * | 2020-03-13 | 2020-07-03 | 张于标 | 一种可调节式的石油钻采机械 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04327689A (ja) | 1992-11-17 |
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