JP2925756B2 - ワーク実装装置 - Google Patents
ワーク実装装置Info
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- JP2925756B2 JP2925756B2 JP3011995A JP1199591A JP2925756B2 JP 2925756 B2 JP2925756 B2 JP 2925756B2 JP 3011995 A JP3011995 A JP 3011995A JP 1199591 A JP1199591 A JP 1199591A JP 2925756 B2 JP2925756 B2 JP 2925756B2
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- Japan
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- work
- rotation
- motor
- pulse
- phase
- Prior art date
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Landscapes
- Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばICのチップ、
電子部品等のワークをプリント基板等の上の所定の位置
に正しく装着できるように移動制御するワーク実装装置
に関し、更に詳しくは、回転ドラムの外周縁に設けられ
たワーク保持部を回転ドラムの外周面近傍に設けられる
ワークに向かって移動させてワークを保持し、この保持
したワークを回転ドラムの外周面に沿って運搬して回転
ドラムの外周面近傍の所定の位置に向かって移動させる
ワーク実装装置に関する。
電子部品等のワークをプリント基板等の上の所定の位置
に正しく装着できるように移動制御するワーク実装装置
に関し、更に詳しくは、回転ドラムの外周縁に設けられ
たワーク保持部を回転ドラムの外周面近傍に設けられる
ワークに向かって移動させてワークを保持し、この保持
したワークを回転ドラムの外周面に沿って運搬して回転
ドラムの外周面近傍の所定の位置に向かって移動させる
ワーク実装装置に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、電子部品をプリント基板上に装着
する電子部品装着装置としては、例えば、特開昭62−
114290号公報記載のものが知られている。
する電子部品装着装置としては、例えば、特開昭62−
114290号公報記載のものが知られている。
【0004】即ち、この装置は、回転可能なテーブルの
周縁に配置された上下動可能な吸着ヘッドを吸着ステー
ションの位置においてテーブルを停止した後に下降さ
せ、チップ等のワークを吸着した後、再び上昇させる。
次にテーブルを所定量回転させ、ワークを保持した吸着
ヘッドを装着ステーションまで移動して停止させ、再度
吸着ヘッドを下降させてプリント基板上に装着する実装
運動を繰返す構造となっている。
周縁に配置された上下動可能な吸着ヘッドを吸着ステー
ションの位置においてテーブルを停止した後に下降さ
せ、チップ等のワークを吸着した後、再び上昇させる。
次にテーブルを所定量回転させ、ワークを保持した吸着
ヘッドを装着ステーションまで移動して停止させ、再度
吸着ヘッドを下降させてプリント基板上に装着する実装
運動を繰返す構造となっている。
【0005】また、従来のワーク実装装置は、上述した
吸着ヘッド、回転テーブル、あるいは前記回転ヘッド、
ワーク保持部等の動作を制御して、ワークを所定の位置
まで移動させるのに機械的なリンクを使用している。
吸着ヘッド、回転テーブル、あるいは前記回転ヘッド、
ワーク保持部等の動作を制御して、ワークを所定の位置
まで移動させるのに機械的なリンクを使用している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記した如く従来のワ
ーク実装装置にあっては、吸着ヘッドによるワークの吸
着時、及び装着時においてテーブルの回転を一時停止さ
せる間欠運動を繰返すため、テーブルが停止している
間、ロス時間につながる等作業能率の面で望ましくなか
った。
ーク実装装置にあっては、吸着ヘッドによるワークの吸
着時、及び装着時においてテーブルの回転を一時停止さ
せる間欠運動を繰返すため、テーブルが停止している
間、ロス時間につながる等作業能率の面で望ましくなか
った。
【0007】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、確実なサイクロイド運動を行
って、ワークを所定位置に正確に装着できるように移動
させるワーク実装装置を提供することにある。
その目的とするところは、確実なサイクロイド運動を行
って、ワークを所定位置に正確に装着できるように移動
させるワーク実装装置を提供することにある。
【0008】[発明の構成]
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のワーク実装装置は、駆動手段により連続回
転する回転ドラムと、この回転ドラムの外周面に設けら
れ、当該外周面に沿って旋回可能なワーク保持部とを有
し、ワーク保持部を回転ドラムの回転に対応して所定の
旋回運動をさせて旋回運動中においてワークを保持また
は設置するワーク実装装置であって、前記回転ドラムの
回転位相を検出する回転位相検出手段と、前記ワーク保
持部の旋回位相を検出する旋回位相検出手段と、前記回
転位相検出手段で検出された回転ドラムの回転位相およ
び前記旋回位相検出手段で検出されたワーク保持部の旋
回位相に基づいて、ワーク保持部を回転ドラムの回転に
対応して所定の旋回運動となるように制御する旋回運動
制御手段とを有することを要旨とする。
め、本発明のワーク実装装置は、駆動手段により連続回
転する回転ドラムと、この回転ドラムの外周面に設けら
れ、当該外周面に沿って旋回可能なワーク保持部とを有
し、ワーク保持部を回転ドラムの回転に対応して所定の
旋回運動をさせて旋回運動中においてワークを保持また
は設置するワーク実装装置であって、前記回転ドラムの
回転位相を検出する回転位相検出手段と、前記ワーク保
持部の旋回位相を検出する旋回位相検出手段と、前記回
転位相検出手段で検出された回転ドラムの回転位相およ
び前記旋回位相検出手段で検出されたワーク保持部の旋
回位相に基づいて、ワーク保持部を回転ドラムの回転に
対応して所定の旋回運動となるように制御する旋回運動
制御手段とを有することを要旨とする。
【0010】
【作用】本発明のワーク実装装置では、回転ドラムの回
転位相とワーク保持部の旋回位相に基づいてワーク保持
部を回転ドラムの回転に対応して所定の旋回運動となる
ように制御する。
転位相とワーク保持部の旋回位相に基づいてワーク保持
部を回転ドラムの回転に対応して所定の旋回運動となる
ように制御する。
【0011】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
る。
【0012】まず、図1乃至図8を参照しながらこの発
明の一実施例に係わるワーク実装装置の機構について説
明する。
明の一実施例に係わるワーク実装装置の機構について説
明する。
【0013】図1において、1はワーク実装装置3の機
体を示している。機体1には、回転可能なドラム軸5に
装着支持された回転ドラム7と、回転ドラム7の外周縁
に沿って吸着ステーションとなる固定されたワーク供給
部、(以下供給テーブル9と称す)と、装着ステーショ
ンとなる移動可能なワーク設置部、(以下XYテーブル
11と称す)がそれぞれ配置されている。
体を示している。機体1には、回転可能なドラム軸5に
装着支持された回転ドラム7と、回転ドラム7の外周縁
に沿って吸着ステーションとなる固定されたワーク供給
部、(以下供給テーブル9と称す)と、装着ステーショ
ンとなる移動可能なワーク設置部、(以下XYテーブル
11と称す)がそれぞれ配置されている。
【0014】供給テーブル9は、回転ドラム7の外周縁
に沿って円弧状に配置された形状となっていて、チップ
等のワークPが放射方向に複数配列されている。なお、
ワークPはフイダーTから順次吸着位置に送り込まれる
ようになっている。
に沿って円弧状に配置された形状となっていて、チップ
等のワークPが放射方向に複数配列されている。なお、
ワークPはフイダーTから順次吸着位置に送り込まれる
ようになっている。
【0015】XYテーブル11は第1のモータM1aに
よって前後イ方向と、モータM1bにより左右ロ方向と
に移動可能となっており、XYテーブル11の上面には
第2のモータM2 によって矢印ハ方向に搬送移動させる
実装コンベア13が搭載されている。この実装コンベア
13は、左右両側に配置され第3のモータM3 により矢
印ニ方向に搬送可能な搬入コンベア15の終端部と、第
4のモータM4 により矢印方向に搬送可能な搬出コンベ
ア17の始端部に対して前記XYテーブル11の左右ロ
方向の移動により接近し、搬入コンベア15上にある待
機状態のプリント基板19を受取り、実装完了後、搬出
コンベア17上に送り出すように機能する。
よって前後イ方向と、モータM1bにより左右ロ方向と
に移動可能となっており、XYテーブル11の上面には
第2のモータM2 によって矢印ハ方向に搬送移動させる
実装コンベア13が搭載されている。この実装コンベア
13は、左右両側に配置され第3のモータM3 により矢
印ニ方向に搬送可能な搬入コンベア15の終端部と、第
4のモータM4 により矢印方向に搬送可能な搬出コンベ
ア17の始端部に対して前記XYテーブル11の左右ロ
方向の移動により接近し、搬入コンベア15上にある待
機状態のプリント基板19を受取り、実装完了後、搬出
コンベア17上に送り出すように機能する。
【0016】一方、回転ドラム7は、機体1に搭載され
た第5のモータM5により伝導ベルト20を介してドラ
ム軸5に回転動力が伝達されることで矢印ホ方向に連続
回転する。
た第5のモータM5により伝導ベルト20を介してドラ
ム軸5に回転動力が伝達されることで矢印ホ方向に連続
回転する。
【0017】回転ドラム7の外周面には、ドラム中心を
通るドラム軸線αと直交する複数の回転ヘッド21が装
着されている。
通るドラム軸線αと直交する複数の回転ヘッド21が装
着されている。
【0018】なお、回転ヘッド21は同一機能部材で構
成されているため一箇所のワーク保持部材について説明
する。
成されているため一箇所のワーク保持部材について説明
する。
【0019】回転ヘッド21は、図4に示す如く大きさ
の異なる吸着ノズル23が放射方向に90度の間隔を有
して4箇所に設けられると共に、回転ヘッド21を同一
姿勢のまま回転運動させるヘッド姿勢制御機構145と
を有している。
の異なる吸着ノズル23が放射方向に90度の間隔を有
して4箇所に設けられると共に、回転ヘッド21を同一
姿勢のまま回転運動させるヘッド姿勢制御機構145と
を有している。
【0020】吸着ノズル23は、図2に示す如く真空ポ
ンプ26とパイプ29を介して連通し、パイプ29に設
けられた開閉弁31を開閉制御することで吸着ノズル2
3の真空圧により吸着及び吸着解除が可能となってい
る。
ンプ26とパイプ29を介して連通し、パイプ29に設
けられた開閉弁31を開閉制御することで吸着ノズル2
3の真空圧により吸着及び吸着解除が可能となってい
る。
【0021】パイプ29は開閉弁31と共に回転ドラム
7と一緒に回転すると共に一端は、前記回転ヘッド21
の背面側と接触し合う円板体147の連通孔149と接
続している。この連通孔149は、前記円板体147が
ばね150等の付勢手段によって付勢されることで、回
転ヘッド21を例えば、90度回転させた時、吸着ノズ
ル23側に設けられた通路152と常に対向し連通し合
う位置に設けられている。
7と一緒に回転すると共に一端は、前記回転ヘッド21
の背面側と接触し合う円板体147の連通孔149と接
続している。この連通孔149は、前記円板体147が
ばね150等の付勢手段によって付勢されることで、回
転ヘッド21を例えば、90度回転させた時、吸着ノズ
ル23側に設けられた通路152と常に対向し連通し合
う位置に設けられている。
【0022】また、パイプ29の他端は、ドラム軸5の
上部に設けられた取出口37と接続し、取出口37は、
前記真空ポンプ26と連絡通路151を介して連通して
いる。連絡通路151の基端部は、前記真空ポンプ26
と連通し合う固定スリーブ153側の通路155と連通
し合う周方向に開口するリング状の取出口157となっ
ていて、ドラム軸5が回転しても取出口157と通路1
55の接続状態が常に確保されるようになっている。
上部に設けられた取出口37と接続し、取出口37は、
前記真空ポンプ26と連絡通路151を介して連通して
いる。連絡通路151の基端部は、前記真空ポンプ26
と連通し合う固定スリーブ153側の通路155と連通
し合う周方向に開口するリング状の取出口157となっ
ていて、ドラム軸5が回転しても取出口157と通路1
55の接続状態が常に確保されるようになっている。
【0023】ヘッド姿勢制御機構145は、スリーブ軸
193に固定されたリンク169と、同リンク169に
よりスリーブ軸193のまわりを公転する第1軸15
9、第2軸161、第3軸163を有する。第1軸15
9は、後述する第2軸の内側に回転自在に配置されてお
り、その一端には、吸着ノズル駆動プーリ165が、他
端にはサイドギヤ63がそれぞれ装着され、サイドギヤ
63には前記吸着ノズル23の基部に装着されたピニオ
ンギヤ65が噛み合っている。
193に固定されたリンク169と、同リンク169に
よりスリーブ軸193のまわりを公転する第1軸15
9、第2軸161、第3軸163を有する。第1軸15
9は、後述する第2軸の内側に回転自在に配置されてお
り、その一端には、吸着ノズル駆動プーリ165が、他
端にはサイドギヤ63がそれぞれ装着され、サイドギヤ
63には前記吸着ノズル23の基部に装着されたピニオ
ンギヤ65が噛み合っている。
【0024】第2軸161は、後述する第3軸163の
内側に回転自在に配置されると共に一端が、前記回転ヘ
ッド21に、他端が回転ヘッド駆動プーリ167にそれ
ぞれ装着している。
内側に回転自在に配置されると共に一端が、前記回転ヘ
ッド21に、他端が回転ヘッド駆動プーリ167にそれ
ぞれ装着している。
【0025】第3軸163の一端にはリンク169が嵌
挿固着されている。
挿固着されている。
【0026】第3軸163の他方には、前記円板体14
7の胴部が回転可能に保持されており、円板体147の
胴部にはプーリ171が設けられている。このプーリ1
71は4重軸を構成する中心の固定軸177に固着され
た最終プーリ173とベルト175を介して連結状態が
確保されている。
7の胴部が回転可能に保持されており、円板体147の
胴部にはプーリ171が設けられている。このプーリ1
71は4重軸を構成する中心の固定軸177に固着され
た最終プーリ173とベルト175を介して連結状態が
確保されている。
【0027】4重軸を構成する前記固定軸177は、一
方が前記リンク169に嵌挿された、後述するスリーブ
軸193に支持され、他方は、前記回転ドラム7に固着
された支持フレーム7aに固定支持されている。
方が前記リンク169に嵌挿された、後述するスリーブ
軸193に支持され、他方は、前記回転ドラム7に固着
された支持フレーム7aに固定支持されている。
【0028】吸着ノズル駆動プーリ165及び回転ヘッ
ド駆動プーリ167は、第2、第3の伝導経路69,7
1の最終プーリ181,179とそれぞれベルト183
を介して伝導状態が確保されている。
ド駆動プーリ167は、第2、第3の伝導経路69,7
1の最終プーリ181,179とそれぞれベルト183
を介して伝導状態が確保されている。
【0029】プーリ173は固定軸177により固定さ
れており、さらに最終プーリ179,181を停止させ
た状態でリンク169が第1の伝導経路43により回転
する事で回転ヘッド21が自転しながら公転する遊星機
構が構成されるようになる。
れており、さらに最終プーリ179,181を停止させ
た状態でリンク169が第1の伝導経路43により回転
する事で回転ヘッド21が自転しながら公転する遊星機
構が構成されるようになる。
【0030】また、回転ヘッド駆動プーリ167及び円
板体147のプーリ171と、前記最終プーリ173,
179の各プーリ比は1:1の関係に設定されると共に
吸着ノズル駆動プーリ165と最終プーリ181は1
1:10の関係に設定されている。この11:10の関
係についてさらに説明すると、この実施例において、回
転ヘッド21は10回自転することで一回公転するよう
構成されている所から、図7に示すように、回転ヘッド
21の1回の自転で吸着ノズル23に36度ずつ回転さ
せる動力を与えることでワークPは、吸着時の保持姿勢
のままでの移動が確保され、装着基準線Wに対して正し
い装着が可能となる。
板体147のプーリ171と、前記最終プーリ173,
179の各プーリ比は1:1の関係に設定されると共に
吸着ノズル駆動プーリ165と最終プーリ181は1
1:10の関係に設定されている。この11:10の関
係についてさらに説明すると、この実施例において、回
転ヘッド21は10回自転することで一回公転するよう
構成されている所から、図7に示すように、回転ヘッド
21の1回の自転で吸着ノズル23に36度ずつ回転さ
せる動力を与えることでワークPは、吸着時の保持姿勢
のままでの移動が確保され、装着基準線Wに対して正し
い装着が可能となる。
【0031】したがって、前記遊星機構と相まって回転
ヘッド21は、固定軸177を中心として吸着作動用の
吸着ノズル23が常に下を向いた同一姿勢の回転運動が
得られるようになっている。
ヘッド21は、固定軸177を中心として吸着作動用の
吸着ノズル23が常に下を向いた同一姿勢の回転運動が
得られるようになっている。
【0032】なお、各プーリ173,179,181及
び165,167,171を、ベルトにかえてギア伝導
として、ギア伝導による遊星歯車機構とすることも可能
である。
び165,167,171を、ベルトにかえてギア伝導
として、ギア伝導による遊星歯車機構とすることも可能
である。
【0033】第1の伝導経路43は、図2に示す如く回
転ドラム7に支持された第6のモータM6 からの動力を
ベベルギア187に伝達する伝導系になっている。
転ドラム7に支持された第6のモータM6 からの動力を
ベベルギア187に伝達する伝導系になっている。
【0034】出力用のベベルギヤ187は、前記固定軸
177が貫通され、4重軸の第2の軸となるスリーブ軸
193に設けられたベベルギヤ198と噛み合ってい
る。
177が貫通され、4重軸の第2の軸となるスリーブ軸
193に設けられたベベルギヤ198と噛み合ってい
る。
【0035】そして、回転ドラム7が矢印ホ方向に回転
する場合に、ベベルギア187が第6のモータM6 によ
って回転すると、その回転動力は各ベベルギヤ187,
198を介して前記スリーブ軸193に反時計方向の回
転動力として伝達されるようになる。この結果、回転ヘ
ッド21の吸着ノズル23は図3に示すサイクロイド曲
線Nを描いて上下動するピックアップ運動を繰返すよう
になる。
する場合に、ベベルギア187が第6のモータM6 によ
って回転すると、その回転動力は各ベベルギヤ187,
198を介して前記スリーブ軸193に反時計方向の回
転動力として伝達されるようになる。この結果、回転ヘ
ッド21の吸着ノズル23は図3に示すサイクロイド曲
線Nを描いて上下動するピックアップ運動を繰返すよう
になる。
【0036】通常のピックアップ運動時の第6のモータ
M6 の回転制御は、回転ドラム7が36度回転すると吸
着ヘッド21が1回転分旋回するように第6のモータM
6 を制御する。従って回転ドラム7が1回転する時に吸
着ヘッド21は10回転分旋回し、元の状態に戻る。こ
のような運動で回転ドラム7が1回転する間に吸着、画
像測定、第一排除、装着、第二排除等の各動作を連続的
に行う。又、この動作は前記ピックアップ運動であり、
供給テーブル9よりワークPを吸着し所定の動作をして
装着する作業である。
M6 の回転制御は、回転ドラム7が36度回転すると吸
着ヘッド21が1回転分旋回するように第6のモータM
6 を制御する。従って回転ドラム7が1回転する時に吸
着ヘッド21は10回転分旋回し、元の状態に戻る。こ
のような運動で回転ドラム7が1回転する間に吸着、画
像測定、第一排除、装着、第二排除等の各動作を連続的
に行う。又、この動作は前記ピックアップ運動であり、
供給テーブル9よりワークPを吸着し所定の動作をして
装着する作業である。
【0037】上記作業中において、回転ドラム7が1回
転する間に第6のモータM6 を減速又は停止させる事に
よってピックアップ動作を遅くしたり、停止する事が可
能となり、供給テーブル9の全域に渡ってワークPのピ
ックアップ動作を行い、ワークPを搬送し、所定位置で
装着のためのピックアップ動作を行う。
転する間に第6のモータM6 を減速又は停止させる事に
よってピックアップ動作を遅くしたり、停止する事が可
能となり、供給テーブル9の全域に渡ってワークPのピ
ックアップ動作を行い、ワークPを搬送し、所定位置で
装着のためのピックアップ動作を行う。
【0038】第2の伝導経路69は、回転ドラム7に支
持された第7のモータM7 の動力が入力プーリ195を
介して吸着ノズル駆動プーリ165に入力されるワーク
Pの姿勢制御用の伝導系となっている。
持された第7のモータM7 の動力が入力プーリ195を
介して吸着ノズル駆動プーリ165に入力されるワーク
Pの姿勢制御用の伝導系となっている。
【0039】入力プーリ195は、4重軸の第4の軸と
なる前記最終プーリ181のスリーブ軸196に固着さ
れ、第7のモータM7 のモータプーリ197と伝導ベル
トを介して伝導状態が確保されている。
なる前記最終プーリ181のスリーブ軸196に固着さ
れ、第7のモータM7 のモータプーリ197と伝導ベル
トを介して伝導状態が確保されている。
【0040】第3の伝導経路71は、回転ドラム7に支
持された第8のモータM8 の動力が、入力プーリ201
を介して回転ヘッド駆動プーリ167に入力される吸着
ノズル23の選択用の伝導系となっている。
持された第8のモータM8 の動力が、入力プーリ201
を介して回転ヘッド駆動プーリ167に入力される吸着
ノズル23の選択用の伝導系となっている。
【0041】入力プーリ201は、4重軸の第3の軸と
なる前記最終プーリ179のスリーブ軸200に固着さ
れると共に第8のモータM8 のモータプーリ203と伝
導ベルト205を介して伝導している。
なる前記最終プーリ179のスリーブ軸200に固着さ
れると共に第8のモータM8 のモータプーリ203と伝
導ベルト205を介して伝導している。
【0042】したがって、第8のモータM8 の作動制御
により、回転ヘッド21に約90度回転する回転動力が
与えられることで吸着ノズル23の選択が可能となる。
により、回転ヘッド21に約90度回転する回転動力が
与えられることで吸着ノズル23の選択が可能となる。
【0043】一方、図2において、SLは制御部を示し
ている。この制御部SLは、ワークの保持状態を確認す
る画像認識装置等の視覚センサ、回転ドラム7の回転角
を検知する回転角センサ等からの各種情報を受信し、こ
れらの情報に基づいて各種指令信号を出力したり、前記
開閉弁31の開閉時間を制御したり、また前記第1乃至
第8のモータM1 〜M8 のオン、オフ時間を制御する機
能を有するとともに、更に前記回転ヘッドの下向きの吸
着ノズル23のワーク吸着下端部がサイクロイド曲線N
を描いて上下動し、ワークをXYテーブル11上の所定
位置まで適確に移動させるように第5のモータM5 の回
転に対して第6のモータM6 の回転を同期して制御する
モータ回転制御部を有する。
ている。この制御部SLは、ワークの保持状態を確認す
る画像認識装置等の視覚センサ、回転ドラム7の回転角
を検知する回転角センサ等からの各種情報を受信し、こ
れらの情報に基づいて各種指令信号を出力したり、前記
開閉弁31の開閉時間を制御したり、また前記第1乃至
第8のモータM1 〜M8 のオン、オフ時間を制御する機
能を有するとともに、更に前記回転ヘッドの下向きの吸
着ノズル23のワーク吸着下端部がサイクロイド曲線N
を描いて上下動し、ワークをXYテーブル11上の所定
位置まで適確に移動させるように第5のモータM5 の回
転に対して第6のモータM6 の回転を同期して制御する
モータ回転制御部を有する。
【0044】まず、上述したように、図1〜図7に示し
た機構におけるワーク実装装置の動作を説明する。
た機構におけるワーク実装装置の動作を説明する。
【0045】矢印ホ方向に連続回転する回転ドラム7に
対して下向きの吸着ノズル23は同一姿勢のまま図6に
示す如く反時計方向に回転運動を続ける。この時、制御
部SLからの指令信号に基づいて吸着ノズル23は最下
降位置から最下降位置までの周期Lが長いサイクロイド
曲線Nを描いて上下動する。この時、最下降時において
吸着ノズル23はほぼ零に近い対地速度となるため供給
テーブル9からワークPを支障なく吸着し、サイクロイ
ド軌跡を描いてXYテーブル11まで移動した後、プリ
ント基板19の上面においてワークPの保持を解除する
実装運動を繰返す。この時、第7のモータM7 を作動制
御し、第2の伝導経路69を介して最終プーリ181に
回転動力を伝達すれば、吸着ノズル23は移動に対応し
て自転し、ワークPを吸着した保持姿勢に修正されなが
らワーク設置部11に移動する結果、ワークPを正しい
位置に置けるようになる。
対して下向きの吸着ノズル23は同一姿勢のまま図6に
示す如く反時計方向に回転運動を続ける。この時、制御
部SLからの指令信号に基づいて吸着ノズル23は最下
降位置から最下降位置までの周期Lが長いサイクロイド
曲線Nを描いて上下動する。この時、最下降時において
吸着ノズル23はほぼ零に近い対地速度となるため供給
テーブル9からワークPを支障なく吸着し、サイクロイ
ド軌跡を描いてXYテーブル11まで移動した後、プリ
ント基板19の上面においてワークPの保持を解除する
実装運動を繰返す。この時、第7のモータM7 を作動制
御し、第2の伝導経路69を介して最終プーリ181に
回転動力を伝達すれば、吸着ノズル23は移動に対応し
て自転し、ワークPを吸着した保持姿勢に修正されなが
らワーク設置部11に移動する結果、ワークPを正しい
位置に置けるようになる。
【0046】また、第8のモータM8 を作動制御し、第
3の伝導経路71を介して最終プーリ179に動力を伝
達すれば回転ヘッド21が90度回転し、ワークPの大
きさに対応した吸着ノズル23の選択が行なえるように
なる。これら一連の動作において、回転ドラム7は連続
回転状態が確保されているためロス時間は発生しない。
3の伝導経路71を介して最終プーリ179に動力を伝
達すれば回転ヘッド21が90度回転し、ワークPの大
きさに対応した吸着ノズル23の選択が行なえるように
なる。これら一連の動作において、回転ドラム7は連続
回転状態が確保されているためロス時間は発生しない。
【0047】また、サイクロイド曲線Nの周期Lの長さ
を制御すれば、供給テーブル9の全領域にわたって供給
されるワークPを吸着し、吸着したワークPをXYテー
ブル11上のプリント基板19に対して回転ドラム7を
停止させることなく装着作業が行なえるようになる。こ
の結果、タクトタイムが短縮し稼働率が向上する。
を制御すれば、供給テーブル9の全領域にわたって供給
されるワークPを吸着し、吸着したワークPをXYテー
ブル11上のプリント基板19に対して回転ドラム7を
停止させることなく装着作業が行なえるようになる。こ
の結果、タクトタイムが短縮し稼働率が向上する。
【0048】なお、この実施例ではワークの保持に真空
圧の吸着手段を用いているが、この手段に限定されるも
のではなく、電磁石等の他の手段を利用しても可能であ
る。また、電子部品以外のワークに適用してもよい。
圧の吸着手段を用いているが、この手段に限定されるも
のではなく、電磁石等の他の手段を利用しても可能であ
る。また、電子部品以外のワークに適用してもよい。
【0049】次に、前記制御部SLが有する前記モータ
回転制御部について詳細に説明する。
回転制御部について詳細に説明する。
【0050】このモータ回転制御部は、回転ヘッド21
の下向きの吸着ノズル23のワーク吸着下端部が最下降
位置から最下降位置までの周期Lのサイクロイド曲線N
を描いて回転ドラム7に対して上下動することにより、
給供テーブル9上のワークPに対して下降して該ワーク
Pを吸着保持した後、ワーク設置部であるXYテーブル
11の所まで移動して下降し、ワークPを所定の位置に
置くように回転ドラム7を回転する第5のモータM5 の
回転に対して、第1の伝導経路43の回転を制御するベ
ベルギア187を回転させる第6のモータM6 の回転を
制御するものである。
の下向きの吸着ノズル23のワーク吸着下端部が最下降
位置から最下降位置までの周期Lのサイクロイド曲線N
を描いて回転ドラム7に対して上下動することにより、
給供テーブル9上のワークPに対して下降して該ワーク
Pを吸着保持した後、ワーク設置部であるXYテーブル
11の所まで移動して下降し、ワークPを所定の位置に
置くように回転ドラム7を回転する第5のモータM5 の
回転に対して、第1の伝導経路43の回転を制御するベ
ベルギア187を回転させる第6のモータM6 の回転を
制御するものである。
【0051】モータ回転制御部は、図8に示すように、
第1のサーボドライバ207によって回転駆動されて、
回転ドラム7を回転させる第5のモータM5の回転信号
が第1のパスルジェネレータ201を介してPLL(Ph
ase Lock Loop )回路203に供給されるとともに、ま
た第2のサーボドライバ209によって回転駆動され、
ベベルギア187を回転させる第6のモータM6 の回転
信号が第2のパスルジェネレータ205を介してPLL
回路203に供給され、これによりPLL回路203に
おいて第5のモータM5 の回転の位相に対する第6モー
タM6 の回転の位相の偏差を速度補正信号として検出
し、この速度補正信号を加算器211において速度指令
部213からの第6のモータ用速度指令信号に対して加
減算し、その出力信号により第2のサーボドライバ20
9を介して第6のモータM6 を回転駆動し、第1のパル
スジェネレータ201の出力パルスに対して第2のパル
スジェネレータ205の出力パルスを位相ロックし、回
転ドラム7の周りの公転軌道に相当する大円に対して小
円のベベルギア187を同期して回転させ、前記サイク
ロイド動作を適確に行うよう制御する。
第1のサーボドライバ207によって回転駆動されて、
回転ドラム7を回転させる第5のモータM5の回転信号
が第1のパスルジェネレータ201を介してPLL(Ph
ase Lock Loop )回路203に供給されるとともに、ま
た第2のサーボドライバ209によって回転駆動され、
ベベルギア187を回転させる第6のモータM6 の回転
信号が第2のパスルジェネレータ205を介してPLL
回路203に供給され、これによりPLL回路203に
おいて第5のモータM5 の回転の位相に対する第6モー
タM6 の回転の位相の偏差を速度補正信号として検出
し、この速度補正信号を加算器211において速度指令
部213からの第6のモータ用速度指令信号に対して加
減算し、その出力信号により第2のサーボドライバ20
9を介して第6のモータM6 を回転駆動し、第1のパル
スジェネレータ201の出力パルスに対して第2のパル
スジェネレータ205の出力パルスを位相ロックし、回
転ドラム7の周りの公転軌道に相当する大円に対して小
円のベベルギア187を同期して回転させ、前記サイク
ロイド動作を適確に行うよう制御する。
【0052】また、第5のモータおよび第6のモータの
回転をそれぞれ取り出す第1のパルスジェネレータ20
1および第2のパルスジェネレータ205からのパルス
の出力レートは、両モータの回転の位相を問題とするた
めに、同一回転数のときは同じになるように調整されて
いる。
回転をそれぞれ取り出す第1のパルスジェネレータ20
1および第2のパルスジェネレータ205からのパルス
の出力レートは、両モータの回転の位相を問題とするた
めに、同一回転数のときは同じになるように調整されて
いる。
【0053】また、PLL回路203はモータM5 及び
モータM6 が位相が同期して回転する時にサイクロイド
運動を実現するには、回転ドラム7の半径Rと回転ヘッ
ド21の半径rは下式の如くそれぞれの減速機G1,G
2の逆数比になっている。
モータM6 が位相が同期して回転する時にサイクロイド
運動を実現するには、回転ドラム7の半径Rと回転ヘッ
ド21の半径rは下式の如くそれぞれの減速機G1,G
2の逆数比になっている。
【0054】
【数1】
【0055】例えば、R=1000mm,r=100mmで
あれば、G1=1/100,G2=1/10である。
あれば、G1=1/100,G2=1/10である。
【0056】図9は、上述した図8に示したモータ回転
制御部のPLL回路203および加算器211の詳細な
回路構成を示すブロック図である。この図9に示す回路
は、前記第1のパルスジェネレータ201から出力され
る図10の(イ)および(ロ)に示すような2相パルス
PG−1A,PG1−Bを供給され、両パルスのエッジ
部に対応した図10の(ハ)に示すパルスCP−Aを出
力する第1の2相/パルス変換部221、前記第2のパ
ルスジェネレータ205から出力される図10の(ニ)
および(ホ)に示すような2相パルスPG2−A,PG
2−Bを供給され、両パルスのエッジ部に対応した図1
0の(ヘ)に示すパルスCP−Bを出力する第2の2相
/パルス変換部223、および第1のパルスジェネレー
タ201から出力される前記2相パルスのうちの一方の
パルスPG1−Aおよびロックパルス(CLOCK)を
供給され、図11の(ロ)および(ハ)に示すように前
記パルスPG1−Aの立ち上がりにすぐ続いてデータラ
ッチ用パルスS1およびカウンタリング用パルスS2を
出力するワンショットマルチバイブレータ225を有す
る。
制御部のPLL回路203および加算器211の詳細な
回路構成を示すブロック図である。この図9に示す回路
は、前記第1のパルスジェネレータ201から出力され
る図10の(イ)および(ロ)に示すような2相パルス
PG−1A,PG1−Bを供給され、両パルスのエッジ
部に対応した図10の(ハ)に示すパルスCP−Aを出
力する第1の2相/パルス変換部221、前記第2のパ
ルスジェネレータ205から出力される図10の(ニ)
および(ホ)に示すような2相パルスPG2−A,PG
2−Bを供給され、両パルスのエッジ部に対応した図1
0の(ヘ)に示すパルスCP−Bを出力する第2の2相
/パルス変換部223、および第1のパルスジェネレー
タ201から出力される前記2相パルスのうちの一方の
パルスPG1−Aおよびロックパルス(CLOCK)を
供給され、図11の(ロ)および(ハ)に示すように前
記パルスPG1−Aの立ち上がりにすぐ続いてデータラ
ッチ用パルスS1およびカウンタリング用パルスS2を
出力するワンショットマルチバイブレータ225を有す
る。
【0057】前記第1の2相/パルス変換部221から
の出力パルスCP−Aは、フリップフロップ227のセ
ット入力Sに供給されて該フリップフロップ227をセ
ットし、第2の2相/パルス変換部223からの出力パ
ルスCP−Bは、フリップフロップ227のリセット入
力Rに供給されて該フリップフロップ227をリセット
するようになっている。該フリップフロップ227の出
力Qからの出力信号は第1のアップカウンタ229のゲ
ート端子Gに供給され、第1のアップカウンタ229は
フリップフロップ227の該出力信号がゲー端子に供給
されている間、例えば10MHzの周波数のクロックパ
ルスを計数するようになっている。また、フリップフロ
ップ227の反転出力Q’からの出力信号は第2のアッ
プカウンタ231のゲート端子Gに供給され、第2のア
ップカウンタ231はフリップフロップ227の該出力
信号がゲート端子に供給されている間、前記クロックパ
ルスを計数するようになっている。
の出力パルスCP−Aは、フリップフロップ227のセ
ット入力Sに供給されて該フリップフロップ227をセ
ットし、第2の2相/パルス変換部223からの出力パ
ルスCP−Bは、フリップフロップ227のリセット入
力Rに供給されて該フリップフロップ227をリセット
するようになっている。該フリップフロップ227の出
力Qからの出力信号は第1のアップカウンタ229のゲ
ート端子Gに供給され、第1のアップカウンタ229は
フリップフロップ227の該出力信号がゲー端子に供給
されている間、例えば10MHzの周波数のクロックパ
ルスを計数するようになっている。また、フリップフロ
ップ227の反転出力Q’からの出力信号は第2のアッ
プカウンタ231のゲート端子Gに供給され、第2のア
ップカウンタ231はフリップフロップ227の該出力
信号がゲート端子に供給されている間、前記クロックパ
ルスを計数するようになっている。
【0058】図12は、前記第1の2相/パルス変換部
221および第2の2相/パルス変換部223からの各
出力パルスCP−AおよびCP−Bを拡大して示すタイ
ミング図であるが、前記フリップフロップ227はパル
スCP−Aでセットされ、パルスCP−Bでリセットさ
れ、該フリップフロップ227の出力信号が前記第1の
アップカウンタ229および第2のアップカウンタ23
1に供給されているので、第1のアップカウンタ229
は図12に示すようにパルスCP−AからパルスCP−
Bまでの期間aの間、前記クロックパルスを計数し、第
2のアップカウンタ231は図12に示すパルスCP−
BからパルスCP−Bまでの期間bの間、前記クロック
パルスを計数するようになっている。
221および第2の2相/パルス変換部223からの各
出力パルスCP−AおよびCP−Bを拡大して示すタイ
ミング図であるが、前記フリップフロップ227はパル
スCP−Aでセットされ、パルスCP−Bでリセットさ
れ、該フリップフロップ227の出力信号が前記第1の
アップカウンタ229および第2のアップカウンタ23
1に供給されているので、第1のアップカウンタ229
は図12に示すようにパルスCP−AからパルスCP−
Bまでの期間aの間、前記クロックパルスを計数し、第
2のアップカウンタ231は図12に示すパルスCP−
BからパルスCP−Bまでの期間bの間、前記クロック
パルスを計数するようになっている。
【0059】そして、第1のアップカウンタ229およ
び第2のアップカウンタ231がそれぞれ上述したよう
に期間aおよびbの間クロックパルスを計数した後、図
11に示すように次のパルスCP−Aの立ち上がりに続
いてワンショットマルチバイブレータ225から出力さ
れるデータラッチ用パルスS1が第1のデータラッチ2
33および第2のデータラッチ235のクロック端子C
Kに供給されると、第1のアップカウンタ229および
第2のアップカウンタ231の計数結果はそれぞれ第1
のデータラッチ233および第2のデータラッチ235
にラッチされる。また更に、第1のアップカウンタ22
9および第2のアップカウンタ231は、前記データラ
ッチ用パルスS1に続いてワンショットマルチバイブレ
ータ225から出力されるカウンタクリア用パルスS2
によってクリアされ、次の期間aおよびbの間クロック
パルスを同様に計数するようになっている。
び第2のアップカウンタ231がそれぞれ上述したよう
に期間aおよびbの間クロックパルスを計数した後、図
11に示すように次のパルスCP−Aの立ち上がりに続
いてワンショットマルチバイブレータ225から出力さ
れるデータラッチ用パルスS1が第1のデータラッチ2
33および第2のデータラッチ235のクロック端子C
Kに供給されると、第1のアップカウンタ229および
第2のアップカウンタ231の計数結果はそれぞれ第1
のデータラッチ233および第2のデータラッチ235
にラッチされる。また更に、第1のアップカウンタ22
9および第2のアップカウンタ231は、前記データラ
ッチ用パルスS1に続いてワンショットマルチバイブレ
ータ225から出力されるカウンタクリア用パルスS2
によってクリアされ、次の期間aおよびbの間クロック
パルスを同様に計数するようになっている。
【0060】また、第1の2相/パルス変換部221お
よび第2の2相/パルス変換部223からの各出力パル
スCP−AおよびCP−Bは、それぞれアップ/ダウン
カウンタ237のアップカウント端子Uおよびダウンカ
ウント端子Dに供給されているが、該アップ/ダウンカ
ウンタ237はパルスCP−Aをアップカウントし、パ
ルスCP−Bをダウンカウントする。パルスCP−Aお
よびCP−Bは通常の状態では同じレートで出力され、
図10および図12に示すように交互に出力されるよう
に調整されているため、アップ/ダウンカウント237
の計数内容は通常「0」になっているものであるが、例
えば回転ドラム7の回転に対して伝達ギャ191の回転
が1周期以上ずれたとすると、この交互の出力関係がく
ずれ、これによりアップ/ダウンカウンタ237の計数
内容は「0」以外の±1,±2等のような値を示すこと
になり、これにより1周期以上のずれがわかるようにな
っている。
よび第2の2相/パルス変換部223からの各出力パル
スCP−AおよびCP−Bは、それぞれアップ/ダウン
カウンタ237のアップカウント端子Uおよびダウンカ
ウント端子Dに供給されているが、該アップ/ダウンカ
ウンタ237はパルスCP−Aをアップカウントし、パ
ルスCP−Bをダウンカウントする。パルスCP−Aお
よびCP−Bは通常の状態では同じレートで出力され、
図10および図12に示すように交互に出力されるよう
に調整されているため、アップ/ダウンカウント237
の計数内容は通常「0」になっているものであるが、例
えば回転ドラム7の回転に対して伝達ギャ191の回転
が1周期以上ずれたとすると、この交互の出力関係がく
ずれ、これによりアップ/ダウンカウンタ237の計数
内容は「0」以外の±1,±2等のような値を示すこと
になり、これにより1周期以上のずれがわかるようにな
っている。
【0061】前記第1のデータラッチ233および第2
のデータラッチ235にラッチされた前記期間aおよび
bの計数データ、およびアップ/ダウンカウンタ237
で計数された1周期以上のずれのデータは、マイクロコ
ンピュータ239に対する前記パルスCP−Aの割り込
みによって周期的にマイクロコンピュータ239に取り
込まれ、図13のフローチャートに示す処理に従って回
転ドラム7とベベルギャ187との回転の位相のずれ、
すなわち偏差が速度補正値として演算され、この速度補
正値をベベルギャ187の速度指令値である速度基準値
に加減算して、ベベルギャ187を回転させる第6のモ
ータの操作量を算出するようになっている。そして、こ
の操作量はマイクロコンピュータ239からD/Aコン
バータ241を介して前記第2のサーボドライバ209
に速度指令値として供給され、これにより第6のモータ
の回転を補正し、これにより回転ドラム7の回転の位相
に対してベベルギャ187の回転の位相を常に一定に維
持するようにしている。
のデータラッチ235にラッチされた前記期間aおよび
bの計数データ、およびアップ/ダウンカウンタ237
で計数された1周期以上のずれのデータは、マイクロコ
ンピュータ239に対する前記パルスCP−Aの割り込
みによって周期的にマイクロコンピュータ239に取り
込まれ、図13のフローチャートに示す処理に従って回
転ドラム7とベベルギャ187との回転の位相のずれ、
すなわち偏差が速度補正値として演算され、この速度補
正値をベベルギャ187の速度指令値である速度基準値
に加減算して、ベベルギャ187を回転させる第6のモ
ータの操作量を算出するようになっている。そして、こ
の操作量はマイクロコンピュータ239からD/Aコン
バータ241を介して前記第2のサーボドライバ209
に速度指令値として供給され、これにより第6のモータ
の回転を補正し、これにより回転ドラム7の回転の位相
に対してベベルギャ187の回転の位相を常に一定に維
持するようにしている。
【0062】次に、図13に示すフローチャートを参照
して、作用を説明する。
して、作用を説明する。
【0063】図13の処理は、上述したようにパルスC
P−Aのマイクロコンピュータ239に対する割り込み
によって起動される。マイクロコンピュータ239は、
パルスCP−Aによって起動されると、まず第1のデー
タラッチ233および第2のデータラッチ235にラッ
チされた期間aおよびbの計数データをA,Bとして読
み込み(ステップ310)、更にアップ/ダウンカウン
タ237のデータをCとして読み込む(ステップ32
0)。そして、この読み込んだデータA,Bをステップ
330で示す式のようにD/Aコンバータ241の変換
幅1024(±511)に正規化した比xを算出する。
P−Aのマイクロコンピュータ239に対する割り込み
によって起動される。マイクロコンピュータ239は、
パルスCP−Aによって起動されると、まず第1のデー
タラッチ233および第2のデータラッチ235にラッ
チされた期間aおよびbの計数データをA,Bとして読
み込み(ステップ310)、更にアップ/ダウンカウン
タ237のデータをCとして読み込む(ステップ32
0)。そして、この読み込んだデータA,Bをステップ
330で示す式のようにD/Aコンバータ241の変換
幅1024(±511)に正規化した比xを算出する。
【0064】なお、回転ドラム7を回転させる第5のモ
ータM5 の回転位相に対してベベルギャ187を回転さ
せる第6のモータM6 の回転位相が同期し、これにより
前記パルスCP−AおよびCP−Bに位相のずれがない
場合には、データA,Bの値は同じであり、この比xは
512となる。
ータM5 の回転位相に対してベベルギャ187を回転さ
せる第6のモータM6 の回転位相が同期し、これにより
前記パルスCP−AおよびCP−Bに位相のずれがない
場合には、データA,Bの値は同じであり、この比xは
512となる。
【0065】従って、次のステップ340では、同ステ
ップで示す計算式のように、前記比xから512を引い
て、ずれを算出するとともに、このずれに対して1周期
以上のずれを示す前記アップ/ダウンカウンタ237か
らのデータCに1024を掛けた値を加算した位相補正
量yを算出する。
ップで示す計算式のように、前記比xから512を引い
て、ずれを算出するとともに、このずれに対して1周期
以上のずれを示す前記アップ/ダウンカウンタ237か
らのデータCに1024を掛けた値を加算した位相補正
量yを算出する。
【0066】そして、この位相補正量yに小円のベベル
ギャ187の速度指令値である速度基準値Rを加算した
操作量Zを算出し(ステップ350)、この操作量Zを
前記D/Aコンバータ241を介して速度指令値として
第2のサーボドライバ209に供給し(ステップ36
0)、これにより回転ドラム7を回転させる第5のモー
タM5 の回転位相に対するベベルギャ187を回転させ
る第6のモータM6 の回転位相のずれを補正し、回転ヘ
ッド21の下向きの吸着ノズル23のワーク吸着下端部
が供給テーブル9上のワークPに対して下降して該ワー
クPを適確に吸着保持した後、ワーク設置部であるXY
テーブル11の所まで移動して下降し、ワークPを所定
の位置に正確に置くように最下降位置までの周期Lのサ
イクロイド曲線Nを描いて回転ドラム7に対して上下動
するように制御しているのである。
ギャ187の速度指令値である速度基準値Rを加算した
操作量Zを算出し(ステップ350)、この操作量Zを
前記D/Aコンバータ241を介して速度指令値として
第2のサーボドライバ209に供給し(ステップ36
0)、これにより回転ドラム7を回転させる第5のモー
タM5 の回転位相に対するベベルギャ187を回転させ
る第6のモータM6 の回転位相のずれを補正し、回転ヘ
ッド21の下向きの吸着ノズル23のワーク吸着下端部
が供給テーブル9上のワークPに対して下降して該ワー
クPを適確に吸着保持した後、ワーク設置部であるXY
テーブル11の所まで移動して下降し、ワークPを所定
の位置に正確に置くように最下降位置までの周期Lのサ
イクロイド曲線Nを描いて回転ドラム7に対して上下動
するように制御しているのである。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回転ドラムの回転位相とワーク保持部の旋回位相に基づ
いてワーク保持部を回転ドラムの回転に対応して所定の
旋回運動となるように制御するので、ワーク保持部はサ
イクロイド曲線を適確に描いて上下動し、ワークを正確
に所定位置に向かって移動させることができる。
回転ドラムの回転位相とワーク保持部の旋回位相に基づ
いてワーク保持部を回転ドラムの回転に対応して所定の
旋回運動となるように制御するので、ワーク保持部はサ
イクロイド曲線を適確に描いて上下動し、ワークを正確
に所定位置に向かって移動させることができる。
【図1】この発明のワーク実装装置の概要平面図
【図2】要部の概要切断説明図
【図3】サイクロイド曲線を描いた説明図
【図4】回転ヘッドの取付状態を示した切断面図
【図5】図4の平面図
【図6】回転ヘッドの動作説明図
【図7】ワークPの動きを示した説明図
【図8】図1に示すワーク実装装置に使用されるモータ
回転制御部の回路構成を示すブロック図
回転制御部の回路構成を示すブロック図
【図9】図8のモータ回転制御部の要部の回路構成を示
すブロック図
すブロック図
【図10】図9の回路の各信号の波形を示すタイミング
図
図
【図11】図9の回路の各信号の波形を示すタイミング
図
図
【図12】図9の回路におけるパルスCP−AとCP−
Bの関係を示すタイミング図
Bの関係を示すタイミング図
【図13】図9の回路に使用されているマイクロコンピ
ュータの動作を示すフローチャート
ュータの動作を示すフローチャート
7 回転ドラム 9 供給テーブル 11 XYテーブル 21 回転ヘッド 23 吸着ノズル 201 第1のパルスジェネレータ 203 PLL回路 205 第2のパルスジェネレータ 207 第1のサーボドライバ 209 第2のサーボドライバ 239 マイクロコンピュータ P ワーク SL 制御部 M5 第5のモータ M6 第6のモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 弓田 光一 東京都北区堀船2−20−46 日本たばこ 産業株式会社 機械技術開発センター内 (72)発明者 井爪 孝友 三重県三重郡朝日町大字縄生2121番地 株式会社東芝 三重工場内 (72)発明者 宗像 正 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東 芝 府中工場内 (72)発明者 石川 佳延 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東 芝 府中工場内 (56)参考文献 特開 昭63−224299(JP,A) 特開 昭63−173400(JP,A) 特開 昭61−77399(JP,A) 実開 昭61−197040(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 13/04
Claims (1)
- 【請求項1】 駆動手段により連続回転する回転ドラム
と、この回転ドラムの外周面に設けられ、当該外周面に
沿って旋回可能なワーク保持部とを有し、ワーク保持部
を回転ドラムの回転に対応して所定の旋回運動をさせて
旋回運動中においてワークを保持または設置するワーク
実装装置であって、前記回転ドラムの回転位相を検出す
る回転位相検出手段と、前記ワーク保持部の旋回位相を
検出する旋回位相検出手段と、前記回転位相検出手段で
検出された回転ドラムの回転位相および前記旋回位相検
出手段で検出されたワーク保持部の旋回位相に基づい
て、ワーク保持部を回転ドラムの回転に対応して所定の
旋回運動となるように制御する旋回運動制御手段とを有
することを特徴とするワーク実装装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3011995A JP2925756B2 (ja) | 1991-02-01 | 1991-02-01 | ワーク実装装置 |
EP91104532A EP0449134B1 (en) | 1990-03-26 | 1991-03-22 | Method and apparatus for workpiece installation |
DE69115091T DE69115091T2 (de) | 1990-03-26 | 1991-03-22 | Verfahren und Vorrichtung für Bauelementenmontage. |
KR1019910004694A KR940003242B1 (ko) | 1990-03-26 | 1991-03-25 | 부품의 조립장치 및 조립방법 |
US07/674,887 US5234304A (en) | 1990-03-26 | 1991-03-26 | Method and apparatus for workpiece installation |
TW080102683A TW212868B (ja) | 1990-03-26 | 1991-04-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3011995A JP2925756B2 (ja) | 1991-02-01 | 1991-02-01 | ワーク実装装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04246898A JPH04246898A (ja) | 1992-09-02 |
JP2925756B2 true JP2925756B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=11793168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3011995A Expired - Lifetime JP2925756B2 (ja) | 1990-03-26 | 1991-02-01 | ワーク実装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2925756B2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-01 JP JP3011995A patent/JP2925756B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04246898A (ja) | 1992-09-02 |
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