JP2925236B2 - 抗菌性フイルムおよびその製法 - Google Patents

抗菌性フイルムおよびその製法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は高い抗菌性を有する抗菌性フイルムおよびそ
の製法に関する。
[従来の技術] 従来、抗菌性フイルムとしては抗菌性ゼオライト各種
の高分子材料と混合することにより得られる抗菌性ポリ
マー組成物が開示されている(特開昭59−133235号)。
しかし、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフ
イン、ナイロン6、ナイロン12等のポリアミド、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等
のポリエステル、ポリアセタール、ポリカーボネート、
アクリル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂等の高分子
材料を用いて抗菌性組成物を作製した場合には、フイル
ム表面に接触したバクテリアがすべて死滅するまでには
少なくとも2時間以上の時間を必要とし、通常は6時間
程度の時間が必要であり、抗菌性能は実用上十分なもの
ではなかつた。また、通常のポリビニルアルコールを用
いて抗菌性組成物を作製した場合には、抗菌性フイルム
からのポリビニルアルコールの溶出が多く、とうてい実
用に供することができなかつた。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、抗菌性が高く、かつ抗菌性フイルム
からのポリマーの溶出量が少ない抗菌性フイルムを提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは前記の課題の解決すべく、鋭意検討を重
ねた結果、抗菌性ゼオライト粒子および30℃の水に浸漬
時の重量膨潤度が2.0以下であるビニルアルコール系重
合体からなる抗菌性フイルムは極めて高い抗菌性を有
し、かつ抗菌性フイルムからのポリマーの溶出量の少な
いことを見い出し、本発明を完成するに至つた。すなわ
ちポリエチレン、ポリプロピレンあるいはポリアミド等
の通常の樹脂を使用した抗菌フイルムでは菌の死滅まで
に6時間程度の時間を必要とするのに比較し、本発明の
30℃の水に浸漬時の重量膨潤度が2.0以下であるビニル
アルコール系重合体を使用した抗菌性フイルムは菌の死
滅までに要する時間が30分以内であり、極めて高い抗菌
性を有することを見い出したものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明における抗菌性フイルムは銀、銅および亜鉛か
ら選ばれた金属のイオンを担持する抗菌性ゼオライト粒
子および30℃の水に浸漬時の重量膨潤度が2.0以下であ
るビニルアルコール系重合体からなるフイルムである。
本発明で使用するゼオライト粒子は比表面積が150m2/
g(無水ゼオライト基準)以上であつて、ゼオライト構
成成分のSiO2/Al2O3モル比は14以下、好ましくは、1以
下でなければならない。
本発明において上記金属イオンを担持する抗菌性ゼオ
ライト粒子とは、アルミノシリケートよりなる天然又は
合成ゼオライトが上記金属イオンの1種又は2種以上を
イオン交換して担持しているものである。
本発明で使用する銀、銅及び亜鉛の水溶性塩類の溶液
は、本発明で限定しているゼオライトとは容易にイオン
交換するので、かかる現象を利用して必要とする上記の
金属イオンを単独又は混合でゼオライトの固定相に担持
させることが可能であるが、金属イオンを担持している
ゼオライト粒子は、比表面積が150m2/g以上、かつSiO2/
Al2O3モル比が14以下であるという二つの条件を満さな
ければならない。もしそうでなければ効果的な抗菌性を
有する目的物が得られないことが判つた。これは、効果
を発揮できる状態でゼオライトに固定された金属イオン
の絶対量が不足するためであると考えられる。つまり、
ゼオライトの交換基の量、交換速度、アクセシビリテイ
などの物理化学的性質に帰因するものと考えられる。
従つて、モレキユラーシーブとして知られているSiO2
/Al2O3モル比の大きなゼオライトは、本願発明において
全く不適当である。
またSiO2/Al2O3モル比が14以下のゼオライトにおいて
は、抗菌性を有する金属イオンを均一に担持させること
が可能であり、このためにかかるゼライトを用いること
により初めて充分な抗菌性が得られることが判つた。加
えて、ゼオライトのSiO2/Al2O3モル比が14を越えるシリ
カ比率の高いゼオライトの耐酸、耐アルカリ性はSiO2
増大とともに増大するが、一方これらの合成には長時間
を要し、経済的にみてもかかる高シリカ比率のゼオライ
トの使用は得策でない。前述したSiO2/Al203≦14の天然
又は合成ゼオライトは本組成物の通常考えられる利用分
野では、耐酸性、耐アルカリ性の点よりみても充分に使
用可能であり、また経済的にみても安価であり得策であ
る。この意味からもSiO2/Al2O3モル比は14以下でなけれ
ばならない。
本発明で使用するSiO2/Al2O3のモル比が14以下のゼオ
ライト素材としては天然または合成品の何れのゼオライ
トも使用可能である。例えば天然のゼオライトとしては
アナルシン(Analcime:SiO2/Al2O3=3.6〜5.6)、チヤ
バサイト(Chabazite:SiO2/Al2O3=3.2〜6.2及び6.4〜
7.6)、クリノプチロライト(Clinoptilolite:SiO2/Al2
O3=8.5〜10.5)、エリオナイト(Erionite:SiO2/Al2O3
=5.8〜7.4)、フオジヤサイト(Faujasite:SiO2/Al2O3
=4.2〜4.6)、モルデナイト(mordenite:SiO2/Al2O3
8.34〜10.0)、フイリツプサイト(Phillipsite:SiO2/A
l2O3=2.6〜4.4)等が挙げられる。これらの典型的な天
然ゼオライトは本発明に好適である。一方合成ゼオライ
トの典型的なものとしてはA−型ゼオライト(SiO2/Al2
O3=1.4〜2.4)、X−型ゼオライト(SiO2/Al2O3=2〜
3)、Y−型ゼオライト(SiO2/Al2O3=3〜6)、モル
デナイト(SiO2/Al2O3=9〜10)等が挙げられるが、こ
れらの合成ゼオライトは本発明のゼオライト素材として
好適である。特に好ましいものは、合成のA−型ゼオラ
イト、X−型ゼオライト、Y−型ゼオライト及び合成又
は天然のモルデナイトである。
ゼオライトの形状および粒子径については特に制限は
ないが、粉末粒子状が好ましく、粒子径は小さい方が好
ましく、例えば5ミクロン以下、特に2ミクロン以下で
あることが望ましい。
本発明において使用するビニルアルコール系重合体と
しては、ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアル
コール共重合体などが挙げられるが、30℃の水に浸漬時
の重量膨潤度(JIS−K−6726−1977のポリビニルアル
コールの揮発分の項で規定された105±2℃で恒量にな
るまで乾燥したビニルアルコール系重合体の乾燥重量に
対する吸水量の割合)が2.0以下であることが必要であ
り、好ましくは1.5以下である。ビニルアルコール系重
合体の重量膨潤度が2.0を超える場合には、ビニルアル
コール系重合体の溶出量が多くなるために充分な性能を
有する抗菌性フイルムを得ることができない。
本発明におけるビニルアルコール系重合体のなかでも
ポリビニルアルコールおよびエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体が抗菌性の点において特に好ましい。
本発明のビニルアルコール系重合体は重合度1000〜10
000、好ましくは1300〜8000、より好ましくは1500〜600
0、ケン化度95モル%以上、好ましくは98モル%以上、
特に好ましくは99.0モル%以上のものを使用するのが良
い。重合度が低い場合には強度が低く、高過ぎる場合に
はフイルムの乾燥状態における柔軟性が低下するために
好ましくない。ケン化度は高い方が好ましく、この理由
はケン化度が低いと溶出量が増加して食品用途に使用で
きなくなるためである。
エチレン−ビニルアルコール共重合体の場合のエチレ
ン含有量については特に制限はないが、抗菌性および溶
出量の点から5〜60モル%が好ましく、20〜50モル%が
より好ましい。
抗菌性ゼオライト粒子のビニルアルコール系重合体に
対する配合比は特に制限はないが、好ましくは0.1〜10
%、より好ましくは0.5〜5%、さらにより好ましくは
1〜3%である。
抗菌性ゼオライト粒子とビニルアルコール系重合体と
の混合方法は特に限定されない。
ビニルアルコール系重合体が水溶性である場合には、
フイルムを作製する前のビニルアルコール系重合体の水
溶液に抗菌性ゼオライト粒子を混合するのが良い。ケン
化度が100%近いポリビニルアルコールの場合には常温
では水に溶解しにくいためにポリビニルアルコールが沈
澱した水を80℃以上まで加熱することによりポリビニル
アルコールを完全に溶解させることが良い。抗菌性ゼオ
ライト粒子を混合したビニルアルコール系重合体の水溶
液からキヤストにより抗菌性ポリビニルアルコールのフ
イルムを作製する。
ビニルアルコール系重合体が非水溶性であるエチレン
−ビニルアルコール共重合体などの場合には該重合体の
溶融時に抗菌性ゼオライト粒子を混合し、溶融成形にて
フイルムを作製する。
本発明の抗菌性フイルムの厚さは特に制限はないが、
15〜90μmのものが良く、フイルムの厚みが15μm以下
では水を吸つた状態における強度が低く実際の使用には
不適である。また90μmを越えると厚すぎるために、魚
等を包装するのに不適である。
本発明の抗菌性フイルムを構成するビニルアルコール
系重合体は30℃の水に浸漬時の膨潤度が2.0以下である
ことが必要であるが、通常のポリビニルアルコールの場
合には水溶液からキヤスト製膜しただけでは膨潤度が高
いために、得られたフイルムを75℃以上で熱処理する必
要がある。
熱処理は75℃以上、好ましくは85℃以上、より好まし
くは100℃以上、さらにより好ましくは120℃以上で実施
するのが良い。熱処理時間については特に制限はない
が、1秒〜60分、好ましくは30秒〜10分である。熱処理
を行なうことにより溶出量(厚生省告示第20号規格試験
法)を10μg/mlとすることができる。熱処理温度が高い
程溶出量を減少させることができるために熱処理温度は
高い方が好ましい。しかし熱処理温度を上げ過ぎた場合
にはビニルアルコール系重合体が分解することがあるた
め、最高熱処理温度は240℃以下にすべきである。
エチレン−ビニルアルコール共重合体の場合には熱処
理を行わない場合でも目的とする抗菌性フイルムが得ら
れるが、熱処理を行つた方が好ましい。
本発明の抗菌性フイルムは食品に直接接触しなければ
その効果を発揮しない。このために抗菌の目的に使用す
るビニルアルコール系重合体からなるフイルムは熱処理
することによりビニルアルコール系重合体の溶出量を低
下させることが好ましい。
本発明の抗菌性フイルムは、野菜、肉、魚等の包装に
用いられ、氷蔵法を使用した場合にも鮮度を高い状態で
保持することができる。
[実施例] 以下、実施例により本発明をより具体的に説明する
が、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものでは
ない。以下、「%」とは特にことわりのない限り、「重
量%」を意味する。
参考例1 ここでイオン交換によりA−型ゼオライトに銀イオン
を担持させて、抗菌性ゼオライトを作る例を示す。
組成式0.98Na2O・Al2O3・1.9SiO2・xH2Oを有するナト
リウム型のA型ゼオライトの乾燥粉末約250gを用意し、
これを温水で洗浄して液のpHが9付近になるようにし
た。水洗ずみのゼオライトに対して0.12M AgNO3水溶液
約900mlを添加した。得られたスラリーを25℃で約4時
間撹拌した後に過し、次いで固相に過剰のAg+がなく
なるまで水洗した。水洗した固体を100゜〜110℃で乾燥
し、次いで解砕し、約250℃の温度下で減圧乾燥した。
得た抗菌性ゼオライト固体粒子の物性は下記の通りで
あつた。
実施例1 重合度2000、ケン化度99.5モル%のポリビニルアルコ
ールの30重量%の水溶液を作製した。水溶液は90℃まで
加熱しポリビニルアルコールを完全に溶解させた。ポリ
ビニルアルコールの溶液は70℃まで冷却し、参考例1で
作製した抗菌性ゼオライトをポリビニルアルコールに対
し1重量%添加し混合した。70℃に加熱した回転式ドラ
ム上にキヤストしポリビニルアルコールのフイルムを作
製した。このようにして得られたポリビニルアルコール
フイルムにスチームを吹き掛けることにより、フイルム
に柔軟性を持たせた。フイルムの厚さは30μmとした。
このように得られたポリビニルアルコールフイルムを
100℃の条件で2分間熱処理を行なつた。100℃、2分間
の熱処理により、ポリビニルアルコールの30℃の水に浸
漬時の膨潤度は1.1になつた。
このポリビニルアルコールフイルムを昭和57年厚生省
告示第20号規格試験法により溶出量を測定した。溶出量
は4μg/mlであつた。これより本方法により作製した抗
菌性ポリビニルアルコールフイルムは食品に直接接触し
ても良いものであることが確認できた。
このポリビニルアルコールのフイルムの抗菌性の試験
を行なつた。被験菌はEscherichia coliを使用した。こ
れを普通寒天培地(使用培地:Muller Hinton 2)で37
℃、18時間培養した。試験菌体をリン酸暖衝液(pH7.
2)に浮遊させ108cells/mlの懸濁液を作り、希釈して試
験に使用した。
抗菌性能の測定には加圧密着法を使用した。すなわち
袋状のフイルムの底部に菌液10mlを注入し、外側から菌
液を広げて空気を排出した後、ヒートシールにより密封
し、水平保持した加圧状態で25℃に保管し、所定の時間
後開封し測定した。
スタート時の菌数は9.5×105cells/mlとした。実験開
始30分間後の1mlあたりの生菌数を測定したところ抗菌
フイルムの生菌数は零であつた。このことから抗菌ゼオ
ライトを混合したポリビニルアルコールフイルムは極め
て高い抗菌性を有していることが解つた。
比較例1 熱処理を施さないポリビニルアルコールのフイルムを
用いた以外は実施例1と同様にして試験したところ、溶
出量は40μg/mlであり、このフイルムは食品に直接接触
できないものであつた。該フイルムのポリビニルアルコ
ールの30℃の水浸漬時の膨潤度は3.7であつた。また実
施例1と同様の方法により、抗菌性能を測定した。その
結果を表1に示す。
比較例2 ポリプロピレンのチツプに対して参考例1で作製した
抗菌性ゼオライトを1重量%添加し混合した。次にこの
混合物を240℃の温度に昇温した後にこの温度でさらに
混合した。このようにして作製したチツプを熱プレスを
行なうことにより厚さ30μmの抗菌性フイルムを作製
し、実施例1と同様の方法により、抗菌性能を測定し
た。その結果を表1に示す。
比較例3および4 混合する樹脂の種類と混合温度を変化させる以外は比
較例2と同様にして各種の抗菌性フイルムを作製し、各
々の抗菌性能を測定した。その結果を表1に示した。
実施例2 重合度1000、ケン化度99.5モル%、エチレン含有量30
モル%のエチレンビニルアルコール共重合体および参考
例1で作製した抗菌性ゼオライトを該エチレン−ビニル
アルコール共重合体に対して1重量%添加して混合した
後、230℃で溶融押出することにより厚さ30μmのフイ
ルムを作製した。該フイルムのエチレン−ビニルアルコ
ール共重合体の30℃の水浸漬時の膨潤度は0.1未満であ
つた。該フイルムを用いて実施例1と同様の方法によ
り、抗菌性能を測定した。その結果を表1に示す。
[発明の効果] 上記の実施例で明らかなとおり、本発明の抗菌性フイ
ルムは、従来の抗菌性フイルムと比較して抗菌性が高
く、溶出量も少ない。
本発明の抗菌性フイルムは魚類等の表面に水分を有す
る食品に接触させた場合に、その食品に自然に巻き付く
という特徴を有する。すなわち抗菌性ゼオライト粒子を
混合したビニルアルコール系重合体からなる抗菌性フイ
ルムで表面が濡れた状態の食品を包装した場合に、ビニ
ルアルコール系重合体からなる抗菌性フイルムが自然に
食品に密着し、それにより食品表面の菌がほぼ完全に死
滅するという特徴を有する。本発明の抗菌性フイルム
は、そのフイルムの表面に付着した菌体を最も効率良く
死滅させるなど実用性が極めて高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−107060(JP,A) 特開 平1−286913(JP,A) 特開 昭59−133235(JP,A) 特開 平3−84066(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08J 5/00 - 5/02 C08J 5/12 - 5/22 C08L 29/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】抗菌性ゼオライト粒子0.1〜10重量部およ
    び30℃の水に浸漬時の重量膨潤度が2.0以下であるビニ
    ルアルコール系重合体100重量部からなる厚さ15〜90μ
    mの抗菌性フイルム。
  2. 【請求項2】ビニルアルコール系重合体がポリビニルア
    ルコールである請求項1記載の抗菌性フイルム。
  3. 【請求項3】ビニルアルコール系重合体がエチレン−ビ
    ニルアルコール共重合体である請求項1記載の抗菌性フ
    イルム。
  4. 【請求項4】抗菌性ゼオライト粒子およびビニルアルコ
    ール系重合体からなるフイルムを75℃以上の温度で熱処
    理することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つの
    項に記載の抗菌性フイルムの製法。
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