JP2924635B2 - 半導体素子製造用レチクルおよび露光装置の製造誤差の補正方法 - Google Patents

半導体素子製造用レチクルおよび露光装置の製造誤差の補正方法

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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70358Scanning exposure, i.e. relative movement of patterned beam and workpiece during imaging

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体素子製造用レチク
ルおよび半導体素子製造工程での露光装置におけるレチ
クル製造誤差を補正する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子製造用レチクルは、通常ガラ
ス基板にクロム膜を被着し、このクロム膜に所定の半導
体素子回路パターンを形成している。ところで、ガラス
基板にクロム膜を被着すると、クロム膜の応力によって
ガラス基板が歪む。レチクル製造段階でクロム膜をパタ
ーニングすることで、クロム膜の応力が変化し、ガラス
基板の歪も変化する。この歪は、ガラス基板の平坦性の
変化で検出することができる。例えば、5インチ四方、
0.09インチの厚さのガラス基板の場合、一辺100
mmの正方形内では平坦性の変化は0.9μm程度であ
る。このとき、クロム膜パターンの倍率の変化は0.0
8μm程度となる。
【0003】ガラス基板上のクロム膜をパターニングす
るためには電子線露光装置が広く用いられている。しか
し、電子線露光装置の描画位置の計測に用いられている
レーザ干渉計には個体差がある。露光装置間差により、
例えば5インチ四方のレチクルでは一辺100mmの正
方形上で0.14μm程度の倍率誤差が発生する。以上
の2つの原因で、最大0.23μmのレチクル製造誤差
を生じる。5:1の縮小投影露光装置においてこのレチ
クルを使用し、半導体基板に半導体素子パターンを転写
すると、設計値に対して0.046μmの誤差が発生す
る。
【0004】しかしながら、従来の半導体素子製造用レ
チクルにはレチクル製造誤差を測定するためのマークが
具備されていない。縮小投影露光装置で半導体基板に半
導体素子パターンを形成する際の一般的な方法を図13
に基づいて説明する。半導体基板に半導体素子回路パタ
ーンを転写し、熱処理や成膜、エッチング等の工程を経
た後に、次のパターンの位置合わせ行う場合を示す。一
般に、半導体基板に熱処理を施すと半導体基板が変形す
ることが知られている。半導体基板が、熱処理前の半導
体基板13から熱処理後の半導体基板12へ変形するこ
とにより、位置合わせのための半導体基板上のマーク
(以下、ウェハアライメントマーク)の位置が、熱処理
前のウェハアライメントマーク17から熱処理後のウェ
ハアライメントマーク18へΔLだけ変化する。このウ
ェハアライメントマークの位置変化から半導体基板の伸
び率ΔMは、ΔM=(L+ΔL)/Lとなる。そこで、
投影レンズの倍率を調整してレチクル像を半導体基板に
投影して、半導体基板の変形による倍率変動を補正す
る。図中、14は半導体基板の中心、15はこの中心1
4から距離Lだけ離れた熱処理前のショット中心、16
は熱処理後のショット中心をそれぞれ示している。
【0005】特開平5−5981号公報には、マスクの
製造誤差を測定する方法が提案されている。図14にそ
の概念図を示す。レチクル3上に配置したレチクルアラ
イメントマーク21と、露光位置23に配置した基準露
光板22との位置関係を計測することにより、レチクル
3の製造誤差を測定している。すなわち、レチクルアラ
イメントマーク21の像を基準露光板22のアライメン
トホール24上へ投影し、ディテクタ25によりこのレ
チクルアライメントマーク21の像とアライメントホー
ル24との位置関係を計測し、レチクル3の製造誤差を
測定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の半導体
素子製造用レチクルおよび誤差補正方法には以下に示す
ような問題点を有する。まず、従来のレチクルにはレチ
クル製造誤差を補正するマークが具備されていないの
で、半導体素子パターンの重ねあわせの際、半導体基板
の変形による誤差や、投影露光装置の投影レンズのディ
ストーション誤差等は補正できたが、レチクル自体の製
造誤差を補正できていなかった。したがって、でき上り
の半導体素子の寸法は、レチクルの描画を行った電子ビ
ーム露光機の号機差や、レチクルメーカの調整基準の違
いや、装置の経時変化等のレチクル製造誤差を含んだも
のとなり、設計寸法とは異なったものとなっていた。
【0007】また、特開平5−5981号公報に示され
たレチクル製造誤差測定方法では、基準露光板の製造誤
差と、ディテクタと基準露光板との間の位置関係の経時
変化と、基準露光板の位置精度と、投影レンズ5のディ
ストーションとの影響を受け、必ずしも正確な測定はで
きなかった。
【0008】そこで、本発明は、露光装置にあってレチ
クル自体の製造誤差を補正することを目的としている。
また、本発明は、でき上りの半導体素子の寸法を設計寸
法と一致させることを目的としている。さらに、本発明
は、レチクルの製造誤差を正確に測定することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、露光装置の投影レンズを通る光を検出したステ−ジ
上マ−ク位置と設計上の該ステ−ジ上マ−ク位置との差
に基づいて露光装置のオフセット量を求め、その後レチ
クルを露光装置にロ−ドし、前記ステ−ジ上マ−クから
前記投影レンズ及び前記レチクル上の製造誤差補正マ−
クを透過した光を検出して測定した前記製造誤差補正マ
−クの位置と設計上の該製造誤差補正マ−クの位置との
差を求め、この差に前記オフセット量を加えて求めた誤
差に基づいて露光装置の投影レンズの倍率を調整する半
導体素子製造用レチクル及び露光装置の製造誤差の補正
方法である。
【0010】請求項2に記載の発明は、上記レチクルの
製造誤差を求める位置の計測をレーザ干渉計により行う
請求項1に記載の半導体素子製造用レチクルおよび露光
装置の製造誤差の補正方法である。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【作用】請求項1に記載の発明では、レチクルを用いて
半導体基板に所定の半導体素子パターンを形成する。こ
の際、レチクルの製造誤差の計測を半導体素子製造露光
装置上で行う。計測は、レチクルのレチクル製造誤差補
正マークを用いて行い、測定したレチクル製造誤差は、
露光装置において補正する。
【0016】請求項2に記載の発明は、レチクルの半導
体素子パターンが形成された部分の外側の少なくとも4
ヶ所にレチクル製造誤差補正マークを設けているため、
露光装置にあって、レチクル製造誤差を正確にかつ素早
く測定することができる。
【0017】請求項3に記載の発明は、レチクル製造誤
差補正マークとして、X方向とY方向とに沿ってそれぞ
れ延在した一組の矩形パターンを有している。よって、
これらの矩形パターンに基づいて容易かつ正確にレチク
ルの製造誤差を測定することができる。
【0018】請求項4に記載の発明では、露光装置の投
影レンズを通してレチクル製造誤差補正マークの位置を
計測する。計測結果に基づいてこの投影レンズの倍率を
調整することにより、レチクルの製造誤差を補正する。
そして、この露光装置によって露光して半導体素子パタ
ーンをウェハに形成すると、設計寸法通りにパターン形
成を行うことができる。
【0019】換言すると、露光時、そのレチクル製造誤
差補正マークの位置を計測する。これにより、レチクル
の倍率誤差を計算する。そして、露光装置の投影レンズ
の倍率を調整し、レチクルのパターンを投影する。この
結果、レチクル上に形成したパターンの倍率がレチクル
毎に異なることが原因で発生する位置ずれを防ぐことが
できる。
【0020】請求項5に記載の発明では、露光装置にあ
って、レチクル製造誤差補正マークと、露光装置のステ
ージ上のマークとを重ね合わせる。この結果に基づい
て、レチクルの製造誤差を測定する。
【0021】請求項6に記載の発明では、上記レチクル
の製造誤差の計測をレーザ干渉計により行う。よって、
より精密に計測することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係るレチクルおよびレチクル
を用いての露光装置でのレチクル製造誤差の補正方法に
ついての実施例を説明する。図1〜図8は第1の実施例
を説明するための図である。図1に本発明の第1の実施
例に係る露光装置の概略を示す。図2は使用するレチク
ルの製造誤差補正マークを示している。図3はこの製造
誤差補正マークを拡大して示している。図4は露光装置
のステージ上のマークを示している。図5の(a)、
(b)はディテクタの構造を模式的に示している。図6
は顕微鏡のスリット形状を示している。図7は露光装置
でのステージ上マーク製造誤差等の補正を行う場合の出
力信号の波形を示している。図8はレチクル製造誤差の
測定を説明するための図である。
【0023】図1において、1はディテクタであり、誤
差計測用顕微鏡9に付設されている。誤差計測用顕微鏡
9は露光装置の所定位置に配設されたレチクル3、投影
レンズ5、ステージ7に対して光源から所定の光を照射
可能に設けられている。光源の光はビームスプリッタ等
により顕微鏡内スリット2を介してディテクタ1にも入
射される構成である。また、ステージ7側方にはレーザ
干渉計8が配設されている。ステージ7は公知のように
X−Y平面で直交するX,Yの2方向に移動自在の構成
である。6はステージ7のウェーハ(半導体基板)載置
部の側方に設けたステージ上マークである。このステー
ジ7の上方に配設されたレチクル3の下面には製造誤差
補正マーク4が設けられている。
【0024】レチクル3には、図2に示すように、少な
くとも矩形ガラス板製のレチクルの外縁部の4点の対称
位置に製造誤差補正マーク4を配置する。レチクル3の
これらのマーク4に囲まれた矩形の中央部はパターン形
成部である。各製造誤差補正マーク4は、図3に示すよ
うに、短辺10〜100μm、長辺50〜500μm程
度のスリットを有して形成されており、X,Yの組から
構成されている。これらのマーク4に対応するウェハス
テージ7上のマーク6としては、図4に示すように、短
辺8〜100μm、長辺50〜600μmの長方形の繰
り返しパターン(以下、L/Sパターン)を配置する。
L/Sパターンのピッチはレチクル上のスリット幅の2
倍より大きくする。さらに、このL/Sパターンでは長
方形部分を鏡状の高反射率とし、かつ、その長方形の周
囲の部分を低反射率とする。または、この長方形部分を
透明とし、下方から露光光で照明して投影レンズ側から
みた場合、長方形部分のみから光が出るように構成して
もよい。
【0025】次に、ディテクタ1側の構造を説明する。
図5に示すように、顕微鏡9と、これに付設されたディ
テクタ1とから構成されており、X方向とY方向とにそ
れぞれ独立した光学系を持っている。最初に、ステージ
上マーク6が鏡状に構成された場合を説明する。
【0026】図5の(a)のようにマークを照射するた
めの光源から出た光は、レチクル3がある場合には、レ
チクル3上の製造誤差補正マーク4を通ってマーク6に
達する。マーク6で反射した光は、再びレチクル3上の
製造誤差補正マーク4を通過し、顕微鏡9内に入る。そ
して、反射光はハーフミラーを通過してこの顕微鏡9内
に設置した図6に示すスリット2を通過し、ディテクタ
1に入射する。このディテクタ1では入射光の強度のみ
を信号として例えば制御、演算系に対して出力する。
【0027】次に、ステージ7上のマーク6自体から光
が出る場合について、図5の(b)に示す。この場合
は、ステージ上マーク6自体が発光するので、照明光学
系は不必要である。ステージ上マーク6から出た光は、
レチクル3がある場合はレチクル3上の製造誤差補正マ
ーク4を通過し、レチクル3の面と光学系に共役な面に
配置した顕微鏡9内のスリット2を通過してディテクタ
1に入射する構成である。
【0028】次に、第1の実施例の場合のレチクル製造
誤差の計測方法について説明する。まず、レチクル3を
露光装置にロードする前に、投影レンズ5のディストー
ション量と、顕微鏡9内のスリット2の位置の誤差と、
ステージ上マーク6の製造誤差の補正を行う。ステージ
上マーク6を露光波長の光で照明するか、もしくは、ス
テージ上マーク6自体を発光させながら、ステージ上マ
ーク6からの光が顕微鏡9に入射する位置の近くでステ
ージ7をX,Y方向に走査する。ステージ上マーク6と
スリット2とが一致したところでその信号強度が最大と
なる。ステージ上マーク6の一部がスリット2と一致す
るところでは、一致した面積に比例した強度の信号が出
る。そのため、ステージ7を一方向に走査したときの信
号強度の変化は図7に示したような変化をする。このと
き、ステージ7の位置はレーザ干渉計8で常に測定され
ているので、信号が変化したときのステージ7の位置は
ステージ7側方のレーザ干渉計8により測定される。信
号変化の位置が、ステージ上マーク6の位置になる。こ
の結果、このステージ上マーク6の位置と設計上の位置
との差が、投影レンズ5のディストーションによるずれ
量と、顕微鏡9のスリット2および光学系の製造誤差
と、ステージ上マーク6の製造誤差との和となる。この
大きさをΔDとする。ΔDをレチクル3上の製造誤差補
正マーク4と同位置となる各点でX,Yについてそれぞ
れ測定する。
【0029】次に、レチクル3を露光装置の所定位置に
ロードし、レチクルアライメントを行う。そして、先程
の場合と同様に、ステージ上マーク6(ステージ7)を
ステージ上マーク6からの光が顕微鏡9に入射する位置
で走査する。このとき、レチクル3上の製造誤差補正マ
ーク4の開口部は、顕微鏡9のスリット2よりも10〜
20%幅を小さくしている。このため、ステージ上マー
ク6からの光がディテクタ1に入射する際の入射量は、
レチクル3上の製造誤差補正マーク4により制限され
る。この結果、ステージ上マーク6を走査させたときの
ディテクタ1の出力によりレチクル3上の製造誤差補正
マーク4の位置を測定することができる。そして、この
製造誤差補正マーク4の位置と設計上の座標とを比較
し、その差を求める。レチクル3上の各製造誤差補正マ
ーク4について、X,Y双方についてそれぞれ測定を行
い、これにそれぞれに対応する位置の装置側のオフセッ
ト量であるΔDを加える。図8に示すように、レチクル
3内の測定ポイント全点で、設計値からのずれ量ΔX1
〜ΔX4とΔY1〜ΔY4とを求める。その結果、レチ
クル3製造誤差の倍率成分ΔMは次式で表される。
【0030】ΔM={ΔX2−ΔX4+ΔX3−ΔY1
+4L(1−cosθ)}/4L ここで、θはレチクルローテーション量でレチクルアラ
イメントの結果から得られ、Lはレチクル中心からレチ
クル3上のマークまでの距離である。
【0031】この結果、レチクル3の製造時の倍率誤差
がわかる。よって、レチクルパターンを半導体基板上に
転写する際に、投影レンズ5の倍率補正機能を用いて、
倍率を補正して露光する。この結果、レチクル3の製造
誤差による倍率の変動をレチクル3上の100mm四方
の正方形の辺上で0.23μm程度低減することができ
る。
【0032】次に、第2の実施例について説明する。レ
チクル上へのマークの配置は第1の実施例と同様であっ
て、図2に示すように、製造誤差補正マーク4を配置す
る。製造誤差補正マーク4は、図9に示すように、短辺
が5〜50μm、長辺が30〜300μmの長方形の繰
り返しパターンで構成してある。ステージ7上にも同じ
形状のマーク6を配置する。この場合も、第1の実施例
の場合と同様に、鏡状で反射率の高い長方形と、反射率
が低い長方形の周囲の部分からなるマークと、マークの
下方から光を照射し、マーク自体が発光するものとの2
つの場合がある。
【0033】光学系は第1の実施例の場合と同じ構成で
ある。ディテクタ1と、顕微鏡9内のスリット2とが、
図10に示したように、形状がレチクル3上の製造誤差
補正マーク4の長方形を10〜20%細くしたものであ
ることが異なるのみである。本実施例では、ディテクタ
1にCCDもしくは影像管を用い、画像処理により設計
位置からのずれ量を測定する。
【0034】次に、第2の実施例での製造誤差補正マー
ク4の設計位置からのずれ量の測定方法を説明する。ま
ず、レチクル3をロードする前に、顕微鏡9と投影レン
ズ5のディストーションと、ステージ上マーク6の製造
誤差の補正を行う。ステージ上マーク6をステージ7の
レーザ干渉計8でその位置を測定しながら、設計上で顕
微鏡9内のスリット2のスペース部分と、ステージ上マ
ーク6のライン部分が一致する位置に移動させる。この
とき、誤差が無い場合は図11に示すような画像が得ら
れる。誤差がある場合は図12に示すような画像が得ら
れる。このようにして得られた画像から、顕微鏡内のス
リット2とステージ上マーク6のずれ量を求める。第1
の実施例の場合と同様に、このずれ量をΔDとする。そ
して、レチクル3上での製造誤差補正マーク4の位置に
対応する全ての点で、X,Yについてこのずれ量を求め
る。
【0035】次に、レチクル3をロードし、レチクルア
ライメントを行う。この後、レチクル3上の製造誤差補
正マーク4のスペースとステージ上マーク6のラインが
一致する位置にステージ7を移動させる。そして、その
ときの画像をメモリに取り込む。この場合、レチクル3
上の製造誤差補正マーク4のラインが顕微鏡内のスリッ
ト2のラインより太い(幅が広い)。このため、レチク
ル3上の製造誤差補正マーク4に隠れて、顕微鏡内のス
リット2は見えない。よって、この画像から、ステージ
上マーク6とレチクル3上の製造誤差補正マーク4のず
れ量が得られる。
【0036】この計測値と先程のΔDとを加えること
で、装置側の製造誤差やレンズの収差の影響を除いた真
のレチクル上の座標の設計値からの誤差が得られる。レ
チクル3上の製造誤差補正マーク4の全てについて設計
値からの誤差を求め、第1の実施例と同様に、倍率の製
造誤差ΔMを求める。そして、この製造誤差による倍率
誤差を打ち消すように投影レンズ5の倍率を調整してパ
ターンの転写を行う。
【0037】
【発明の効果】本発明は、レチクルパターンの描画を行
った電子ビーム露光機の号機差、レチクルメーカの違い
による調整基準の違い、装置の経時変化等によって、レ
チクルパターンのピッチにばらつきが発生し、レチクル
上のパターンの倍率が変化してしまうという問題点を解
決する。すなわち、本発明により、レチクルの製造誤差
に起因する倍率変動を低減することができる。このた
め、重ね合わせ精度がレチクル上の100mm四方の正
方形の辺上で0.23μm程度向上する。ウェハへのパ
ターン転写精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す露光装置の模式図
である。
【図2】本発明の第1の実施例のレチクル上のマーク配
置を示す図である。
【図3】本発明に係る第1の実施例の製造誤差補正マー
クを示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例のステージ上マークを示
している。
【図5】本発明の第1の実施例に係る顕微鏡を説明する
模式図である。
【図6】本発明の第1の実施例の顕微鏡内のスリットを
示す図である。
【図7】本発明の第1の実施例に係るディテクタの信号
波形を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施例での製造誤差の差量を説
明するための図である。
【図9】本発明の第2の実施例の製造誤差補正マークを
示す図である。
【図10】本発明の第2の実施例の顕微鏡内のスリット
を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施例の誤差が無い場合の画
像を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施例の誤差がある場合の画
像を示す図である。
【図13】半導体基板の変形による倍率変動を説明する
ための図である。
【図14】従来のレチクル製造誤差計測方法を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1…ディテクタ 2…顕微鏡内マーク 3…レチクル 4…製造誤差補正マーク 5…投影レンズ 6…ステージ上マーク 8…レーザ干渉計 9…誤差計測用顕微鏡

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】露光装置の投影レンズを通る光を検出した
    ステ−ジ上マ−ク位置と設計上の該ステ−ジ上マ−ク位
    置との差に基づいて露光装置のオフセット量を求め、そ
    の後レチクルを露光装置にロ−ドし、前記ステ−ジ上マ
    −クから前記投影レンズ及び前記レチクル上の製造誤差
    補正マ−クを透過した光を検出して測定した前記製造誤
    差補正マ−クの位置と設計上の該製造誤差補正マ−クの
    位置との差を求め、この差に前記オフセット量を加えて
    求めた誤差に基づいて露光装置の投影レンズの倍率を調
    整する半導体素子製造用レチクル及び露光装置の製造誤
    差の補正方法。
  2. 【請求項2】 上記レチクルの製造誤差を求める位置の
    計測をレーザ干渉計により行う請求項1に記載の半導体
    素子製造用レチクルおよび露光装置の製造誤差の補正方
    法。
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