JP2924520B2 - UHF帯MoゲートMOSFET - Google Patents
UHF帯MoゲートMOSFETInfo
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- JP2924520B2 JP2924520B2 JP32387792A JP32387792A JP2924520B2 JP 2924520 B2 JP2924520 B2 JP 2924520B2 JP 32387792 A JP32387792 A JP 32387792A JP 32387792 A JP32387792 A JP 32387792A JP 2924520 B2 JP2924520 B2 JP 2924520B2
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- Japan
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- gate
- uhf band
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- gate electrode
- insulating film
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- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はUHF帯MoゲートMO
SFETに関し、特にUHF帯の周波数におけるインバ
ータや増幅器に用いられるMoゲートのパワーMOSF
ETの構造に関する。
SFETに関し、特にUHF帯の周波数におけるインバ
ータや増幅器に用いられるMoゲートのパワーMOSF
ETの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のMoゲートパワーMOSFET
は、図3に示すようなソース、ゲート、ドレインが交互
に繰返すくし型構造になっている。ソース・ドレイン領
域はゲート酸化膜上にRFスパッタで積層したのち、C
Cl2 F2 +SF6 ガスを用いたドライエッチング技術
によってゲート電極を形成し、そのMoゲートパターン
をマスクとしてAS+ イオン注入とそれに続くアールに
よりソース、ドレインのN型導伝層をゲートに対しセル
フアラインに形成することにより製作されていた。
は、図3に示すようなソース、ゲート、ドレインが交互
に繰返すくし型構造になっている。ソース・ドレイン領
域はゲート酸化膜上にRFスパッタで積層したのち、C
Cl2 F2 +SF6 ガスを用いたドライエッチング技術
によってゲート電極を形成し、そのMoゲートパターン
をマスクとしてAS+ イオン注入とそれに続くアールに
よりソース、ドレインのN型導伝層をゲートに対しセル
フアラインに形成することにより製作されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来のソース、ド
レイン及びゲートのくし形配置構造の場合、大電流を扱
うパワーFETを設計するとき、ゲート材料のMoの膜
厚を450nm以上にすると例えば800MHzのUH
F帯での動作が可能な1〜1.5μmのゲート長のドラ
イエッチング加工精度が大幅に低下するため、特性のば
らつきの原因となっている。しかし、450nm以下に
するとゲートの加工精度は、大幅に上昇する替りに、ゲ
ートの寄生抵抗(ゲート抵抗と呼ぶ)が増大し、高周波
特性項目で、特にパワーゲイン(PGain)及びノイズフ
ィギャー(NF)を劣化させるため、特にゲート幅(ゲ
ートのくしの長さ)が約1nm以上になるパワー用で
は、ゲート長が1μmでは10-1Ω/くし1本当りとな
り致命的となる。従って、ゲート加工精度を高く保ち、
かつゲート抵抗を低減することが課題となった。
レイン及びゲートのくし形配置構造の場合、大電流を扱
うパワーFETを設計するとき、ゲート材料のMoの膜
厚を450nm以上にすると例えば800MHzのUH
F帯での動作が可能な1〜1.5μmのゲート長のドラ
イエッチング加工精度が大幅に低下するため、特性のば
らつきの原因となっている。しかし、450nm以下に
するとゲートの加工精度は、大幅に上昇する替りに、ゲ
ートの寄生抵抗(ゲート抵抗と呼ぶ)が増大し、高周波
特性項目で、特にパワーゲイン(PGain)及びノイズフ
ィギャー(NF)を劣化させるため、特にゲート幅(ゲ
ートのくしの長さ)が約1nm以上になるパワー用で
は、ゲート長が1μmでは10-1Ω/くし1本当りとな
り致命的となる。従って、ゲート加工精度を高く保ち、
かつゲート抵抗を低減することが課題となった。
【0004】本発明の目的は、ゲート電極を細くした場
合でも高周波特性を劣化させることなく、ゲート電極の
加工精度を向上でき、特性のばらつきの減少と歩留向上
が実現できるUHF帯MOゲートMOSFETを提供す
ることにある。
合でも高周波特性を劣化させることなく、ゲート電極の
加工精度を向上でき、特性のばらつきの減少と歩留向上
が実現できるUHF帯MOゲートMOSFETを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のMoゲートパワ
ーMOSFETの構造は、ゲート抵抗を減ずるためゲー
トフィンガーの配線途中に、該ゲートフィンガーの幅よ
りも広い幅の一つ又は複数個のスルーホール部を設け、
その直上に層間絶縁膜を介してゲート引き出し電極を具
備している。
ーMOSFETの構造は、ゲート抵抗を減ずるためゲー
トフィンガーの配線途中に、該ゲートフィンガーの幅よ
りも広い幅の一つ又は複数個のスルーホール部を設け、
その直上に層間絶縁膜を介してゲート引き出し電極を具
備している。
【0006】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の半導体チップの一部のそ
れぞれ上図面(A)と断面図(B)、(C)である。断
面図(B)、(C)で見るように、P型基板1に熱酸化
膜2を50nm形成した上にRFのマゲネトロンスパッ
タによってMo3を400nm被着し、ホトレジストを
用いたリソグラフィーとCCl2 F2 とSF6 の混合ガ
スによるリアクライブイオンエッチングにより下層のゲ
ート電極3を形成する。このゲート電極3の幅は1.0
〜1.5μm位に設定される。ここでゲート電極3のパ
ターンは(A)図のように後工程で、上層のゲートメタ
ルとつなぐために4μmの部分を持つパターンを入れて
おく、このパターン間隔数百μmとするのが望ましい。
Moゲート電極3を形成した後、AS+ イオンを120
KeV、3×1015cm-2で注入し、900℃N2 +H
2 30分のアニールによりソース・ドレインN型導伝層
4をMoゲート電極3にセルフアライメントに形成す
る。その後層間絶縁膜5(SiO2 +PSG)500n
mを選択し、ソース・ドレインのコンタクト部を通常の
リソグラフィとそれにつづくバッファード弗酸液のエッ
チングにより開口し、Ti−PtをRFスパッタ法でそ
れぞれ50nm、30nm被着し、イオンミリング又は
CCl2 F2 のリアクティブイオンエッチングでソース
・ドレイン電極6、7を形成する。次に図1(c)でX
1 −Y1 断面を見るように4μmのゲート電極上の層間
絶縁膜5に2μm径の開口をCF4 +H2 ガスによるリ
アクティブイオンエッチングで開口し、Alを蒸着によ
り2μm被着し、電極に加工され上層のゲート電極8が
形成される。
る。図1は本発明の一実施例の半導体チップの一部のそ
れぞれ上図面(A)と断面図(B)、(C)である。断
面図(B)、(C)で見るように、P型基板1に熱酸化
膜2を50nm形成した上にRFのマゲネトロンスパッ
タによってMo3を400nm被着し、ホトレジストを
用いたリソグラフィーとCCl2 F2 とSF6 の混合ガ
スによるリアクライブイオンエッチングにより下層のゲ
ート電極3を形成する。このゲート電極3の幅は1.0
〜1.5μm位に設定される。ここでゲート電極3のパ
ターンは(A)図のように後工程で、上層のゲートメタ
ルとつなぐために4μmの部分を持つパターンを入れて
おく、このパターン間隔数百μmとするのが望ましい。
Moゲート電極3を形成した後、AS+ イオンを120
KeV、3×1015cm-2で注入し、900℃N2 +H
2 30分のアニールによりソース・ドレインN型導伝層
4をMoゲート電極3にセルフアライメントに形成す
る。その後層間絶縁膜5(SiO2 +PSG)500n
mを選択し、ソース・ドレインのコンタクト部を通常の
リソグラフィとそれにつづくバッファード弗酸液のエッ
チングにより開口し、Ti−PtをRFスパッタ法でそ
れぞれ50nm、30nm被着し、イオンミリング又は
CCl2 F2 のリアクティブイオンエッチングでソース
・ドレイン電極6、7を形成する。次に図1(c)でX
1 −Y1 断面を見るように4μmのゲート電極上の層間
絶縁膜5に2μm径の開口をCF4 +H2 ガスによるリ
アクティブイオンエッチングで開口し、Alを蒸着によ
り2μm被着し、電極に加工され上層のゲート電極8が
形成される。
【0007】ここでは下層と上層のゲート電極3、8を
平行としたが、第2の実施例としては、図2に示すよう
に下層と上層のゲート電極が直交した場合であり、この
関係は斜行しても差友えなく、何ら特性を劣化されるこ
となくパターンの自由度を上げられることになるメリッ
トがある。
平行としたが、第2の実施例としては、図2に示すよう
に下層と上層のゲート電極が直交した場合であり、この
関係は斜行しても差友えなく、何ら特性を劣化されるこ
となくパターンの自由度を上げられることになるメリッ
トがある。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ゲート電
極を細くした場合でも高周波特性を劣化させるゲート抵
抗を減少させる上層電極を設けたため、Mo厚さを薄く
でき、それによってゲート電極の加工精度を向上でき、
特性のばらつきの減少と歩留向上が実現できること、及
び今までゲート抵抗で制限されていた高周波特性の向上
も実現できるという効果を有する。
極を細くした場合でも高周波特性を劣化させるゲート抵
抗を減少させる上層電極を設けたため、Mo厚さを薄く
でき、それによってゲート電極の加工精度を向上でき、
特性のばらつきの減少と歩留向上が実現できること、及
び今までゲート抵抗で制限されていた高周波特性の向上
も実現できるという効果を有する。
【図1】本発明の一実施例のMoゲートパワーMOSF
ETのチップ上面図、及びX−Y断面図並びにX1 −Y
1 断面図である。
ETのチップ上面図、及びX−Y断面図並びにX1 −Y
1 断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すチップの上面図であ
る。
る。
【図3】従来のMoゲートパワーMOSFETチップの
上面図である。
上面図である。
1 P型Si基板 2 ゲート酸化膜 3 Moゲート電極 4 AS+ イオン注入層 5 層間絶縁膜 6 ソース電極 7 ドレイン電極 8 上層ゲート電極 9 スルーホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 29/78 H01L 29/41 - 29/49 H01L 21/28 - 21/288 H01L 27/088
Claims (1)
- 【請求項1】 ソース、ドレイン及びゲートがくし型構
造をしたUHF帯MoゲートMOSFETにおいて、P
型基板上に形成されたゲート酸化膜と、該ゲート酸化膜
上に形成され各ゲートフィンガーの両端部の内側に、該
ゲートフィンガーの幅よりも広い幅の一つ又は複数個の
スルーホール用のパターンを有するモリブデンゲート
と、該モリブデンゲートを覆って形成された層間絶縁膜
と、該層間絶縁膜に設けられた開口を通じて前記ゲート
電極のスルーホール用のパターンと接続し、前記層間絶
縁膜上に設けられた上層ゲート電極とを含むことを特徴
とするUHF帯MoゲートMOSFET。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32387792A JP2924520B2 (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | UHF帯MoゲートMOSFET |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32387792A JP2924520B2 (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | UHF帯MoゲートMOSFET |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06177379A JPH06177379A (ja) | 1994-06-24 |
JP2924520B2 true JP2924520B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=18159601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32387792A Expired - Fee Related JP2924520B2 (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | UHF帯MoゲートMOSFET |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2924520B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007173731A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Mitsumi Electric Co Ltd | 半導体装置 |
-
1992
- 1992-12-03 JP JP32387792A patent/JP2924520B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06177379A (ja) | 1994-06-24 |
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Legal Events
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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