JP2924335B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2924335B2
JP2924335B2 JP20063291A JP20063291A JP2924335B2 JP 2924335 B2 JP2924335 B2 JP 2924335B2 JP 20063291 A JP20063291 A JP 20063291A JP 20063291 A JP20063291 A JP 20063291A JP 2924335 B2 JP2924335 B2 JP 2924335B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジャーポット・炊飯器
・アイロン・掃除機などの機器の電源装置や、機器に使
用されている電子回路が商用電源とは絶縁されていない
電源装置全般に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年家庭で使用される電化機器は、能動
素子を含む電子回路を搭載するものが一般化してきてい
る。電子回路が機器に搭載される場合、その構成は電源
回路とその他の電子回路とから成るのが一般的である。
以下説明の便宜のため、商用電源を一次回路と呼ぶこと
にする。以下図4を参照しながら上述した従来の一次回
路の電源の一例について説明する。1は商用交流電源、
17は商用交流電源1の電圧を適当な大きさに調整する
ためのオートトランスである。18は整流器、19はコ
ンデンサー、12は負荷となる電子回路である。
【0003】以上のように構成された従来の電源装置に
ついてその動作を説明する。商用交流電源1の交流電圧
は、オートトランス17により電圧降下されている。電
圧降下した交流電圧は整流器18で整流され、その後コ
ンデンサー19で平滑され直流電圧に変換される。この
時出力に得られる直流電圧は、オートトランス17の端
子出力の電圧によって決定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成の電源装置は、トランスを使用しているため、
使用材料が量的に多く、コストが高い、コストが下がり
にくい、重たい、大きい、効率が悪い、発熱が多い等の
問題を有している。
【0005】本発明はこのような従来の方法が有してい
る課題を解決し、更に使いがってのよい電源装置を実現
しようとするものである。その第一の目的は、トランス
を使用しない構成で、商用交流電源の電力をその電圧が
一定値に達するまではコンデンサーに充電し、一定値以
上になると通電を停止する構成で、電圧出力電流の大き
さを監視してその電流値に応じて必要な出力電圧を確保
するとともに、出力電圧の上昇を一定値以下に抑えるこ
とができる電源装置を提供することである。また、前記
第一の目的を達成する第二・第三の手段を提供すること
を、第二・第三の目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達成するた
めの本発明の第一の手段は、商用交流電源に接続された
整流回路と、前記整流回路の出力から第一の基準電圧を
発生する第一の基準電圧発生回路と、前記整流回路の出
力に接続した第一のスイッチ回路と、前記整流回路の出
力と第一の基準電圧とを比較して第一のスイッチ回路を
オンオフ制御する第一のスイッチ制御回路と、第一のス
イッチ回路に流れる電流を制限する第一の電流制限回路
と、前記第一のスイッチ回路によって充電されるコンデ
ンサーと、前記コンデンサーが充電されるときは前記第
一のスイッチ回路を経由して電力の供給を受け、前記コ
ンデンサーが充電されないときはコンデンサーの放電電
流によって電力の供給を受けるようにコンデンサーに接
続した負荷と、負荷に流れる電流を検出する出力電流検
出回路と、出力電流検出回路の出力に接続された第二の
スイッチ制御回路により、負荷に流れる電流が一定値以
下になると、第二のスイッチ制御回路が整流回路出力か
ら作成した第二の基準電圧を発生する第二の基準電圧発
生回路を構成し、前記第一の基準電圧発生回路に代わり
第二の基準電圧発生回路により第一のスイッチ制御回路
を制御する電源装置とするものである。
【0007】第二の目的を達成するための本発明の第二
の手段は、商用交流電源に接続された整流回路と、前記
整流回路の出力から第一の基準電圧を発生する第一の基
準電圧発生回路と、前記整流回路の出力に接続した第一
のスイッチ回路と、前記整流回路の出力と第一の基準電
圧とを比較して第一のスイッチ回路をオンオフ制御する
第一のスイッチ制御回路と、第一のスイッチ回路に流れ
る電流を制限する第一の電流制限回路と、前記第一のス
イッチ回路によって充電されるコンデンサーと、前記コ
ンデンサーが充電されるときは前記第一のスイッチ回路
を経由して電力の供給を受け、前記コンデンサーが充電
されないときはコンデンサーの放電電流によって電力の
供給を受けるようにコンデンサーに接続した負荷と、負
荷に流れる電流を検出する出力電流検出回路と、出力電
流検出回路の出力に接続された第二のスイッチ制御回路
により、負荷に流れる電流が一定値以下になると、第二
のスイッチ制御回路が第三のスイッチ回路を制御して、
前記第一の電流制限回路により制限される電流よりも小
さい電流に制限する第二の電流制限回路を構成し、第二
の電流制限回路により制限される電流を負荷に供給する
電源装置とするものである。
【0008】また第三の目的を達成するための本発明の
第三の手段は、商用交流電源に接続された整流回路と、
前記整流回路の出力から第一の基準電圧を発生する第一
の基準電圧発生回路と、前記整流回路の出力に接続した
第一のスイッチ回路と、前記整流回路の出力と第一の基
準電圧とを比較して第一のスイッチ回路をオンオフ制御
する第一のスイッチ制御回路と、第一のスイッチ回路に
流れる電流を制限する第一の電流制限回路と、前記第一
のスイッチ回路によって充電されるコンデンサーと、
記コンデンサーが充電されるときは前記第一のスイッチ
回路を経由して電力の供給を受け、前記コンデンサーが
充電されないときはコンデンサーの放電電流によって電
力の供給を受けるようにコンデンサーに接続した負荷
と、負荷に流れる電流を検出する出力電流検出回路と、
前記出力電流検出回路の出力の変化に連続的に対応した
出力電圧を可変基準電圧として発生する可変基準電圧発
生回路と、前記可変基準電圧発生回路が出力する可変基
準電圧と整流回路の出力とを比較して、整流回路の出力
が可変基準電圧発生回路が発生する可変基準電圧以上に
なると、第一のスイッチ回路を制御する第四のスイッチ
制御回路を備えた電源装置とするものである。
【0009】
【作用】本発明の第一の手段は、流回路で整流された
電圧が第一の基準電圧以下の時には、第一のスイッチ制
御回路で第一のスイッチ回路をオンし、第一の電流制限
回路で制限される電流でコンデンサーに充電すると共に
負荷に電力供給を行なう。また整流回路の出力電圧が第
一の基準電圧を超えると、第一のスイッチ制御回路で第
一のスイッチ回路を開放し通電を停止する。出力電流が
出力電流検出回路で一定の大きさの電流値まで減少する
と、第二のスイッチ制御回路が第二のスイッチ回路を作
用させて、第一の基準電圧発生回路から第二の基準電圧
発生回路に切り替え、第二の基準電圧発生回路が発生す
る第二の基準電圧と第一のスイッチ制御回路で第一のス
イッチ回路を動作させる。また出力電流が一定値以上に
なると、第二のスイッチ制御回路が第二のスイッチ回路
を作用させて、第二の基準電圧発生回路から第一の基準
電圧発生回路に切り換え、第一の基準電圧発生回路で発
生する第一の基準電圧と第一のスイッチ制御回路で第一
のスイッチ回路を制御するものである。
【0010】本発明の第二の手段は、出力電流検出回路
により出力電流が一定値まで減少したことを検知する
と、第二のスイッチ制御回路が第三のスイッチ回路を作
用させて第一の電流制限回路を第二の電流制限回路に切
り換え、コンデンサーへの電力供給量を減少させて出力
電圧の上昇を防止する。また出力電流が一定値以上に増
加したことを検知すると、再び第一の電流制限回路に切
り換えて、出力電圧の低下を防止する。こうして、出力
電流が増減しても出力電圧を一定に保つよう作用するも
のである。
【0011】本発明の第三の手段は、出力電流検出回路
により出力電流が一定値まで減少あるいは増加したこと
を検知すると、可変基準電圧発生回路がこの出力電流の
増減に応じた基準電圧を発生する。この可変基準電圧と
整流回路の出力電圧とを比較し、整流回路の出力電圧が
前記可変基準電圧より低いときには第四のスイッチ制御
回路により、第一のスイッチ回路をオンしてコンデンサ
ーへの充電及び負荷への電力供給を行ない、また整流回
路の出力電圧が前記可変基準電圧より高くなると、第一
のスイッチ回路をオフしてコンデンサー及び負荷への電
力供給を停止する。こうして出力電流が増減しても出力
電圧を一定に保つよう作用するものである。
【0012】
【実施例】以下本発明の第一の手段の実施例の電源装置
について、図1に基づいて説明する。1は商用交流電
源、2は商用交流電源1のA側に接続した整流回路で、
本実施例では正の半波の整流回路としている。3はこの
ラインを通過する電流値を一定以下に制限する第一の電
流制限回路であり、ダイオード3a・3bと抵抗器3c
とから成っている。また4は出力側への電力供給をオン
オフする第一のスイッチ回路で、本実施例ではトランジ
スタを使用している。以上の構成で、第一の電流制限回
は次のように作用する。すなわち、第一のスイッチ
回路4にベース電流が流れトランジスタが導通すると、
このベース・エミッタ間には約0.6Vの電圧が発生し、
同時にダイオード3a・3bには約1.8Vの電圧が発生
する。従って抵抗器3cには、差引1.2Vの電圧がかか
ることになる。抵抗器3cは回路に直列に挿入されてい
るため、この抵抗値によって回路に流れる電流が制限さ
れることになる。5は第一のスイッチ回路4によって充
電されるコンデンサーであり、この両端から直流出力電
圧を得ている。6は、第一の基準電圧を発生する第一の
基準電圧発生回路である。第一の基準電圧発生回路6
は、整流回路の出力端子からもう一方の商用電源の端
子Bに直列に接続された定電圧ダイオード6aと抵抗器
6bからなっている。両者の接続点Dは、第一の基準電
圧発生回路の出力端子である。7は、前記第一の基準
電圧発生回路6の出力を受けて前記第一のスイッチ回路
4を制御する第一のスイッチ制御回路である。第一のス
イッチ制御回路7は、抵抗器7a・同7d、トランジス
タ7b・同7cとを以下のように接続して構成してい
る。トランジスタ7bのコレクタには、トランジスタ7
cのベースと抵抗器7aとが接続され、抵抗器7aの他
端は前記整流回路2の出力端子であるC点に接続されて
いる。またトランジスタ7bとトランジスタ7cのエミ
ッタは、商用電源のB側端子に接続されている。トラン
ジスタ7bのベースは抵抗器7dを介して前記第一の基
準電圧発生回路6の出力端子Dに接続され、トランジス
タ7cのコレクタは前記第一のスイッチ回路を構成する
トランジスタ4のベースに接続されている。8は本実施
例の電源装置の負荷であり、通常電子回路或は定電圧回
路などである。9は負荷8に流れる電流の大きさを検出
する出力電流検出回路であり、コンデンサー5のプラス
端子と負荷8との間に挿入された抵抗器で構成されてい
る。この出力電流検出回路9の両端の電圧は、負荷8に
流れる電流を代表している。Fは出力電流検出回路
出力点であり、第二のスイッチ制御回路10に接続され
ている。第二のスイッチ制御回路10は、本実施例では
トランジスタ10aと抵抗器10bで構成しており、ト
ランジスタ10aのベースには前記出力電流検出回路
の出力端子Fが接続されている。またトランジスタ10
aのエミッタは、コンデンサー5のプラス端子と出力電
流検出回路9の接続点Eに接続されている。またコレク
タは、抵抗器10bに接続され、抵抗器10bの他端は
商用電源のB側端子に接続されている。第二のスイッチ
制御回路10の出力は、トランジスタ10aのコレクタ
と抵抗器10bの接続点Gからでている。11は第二の
スイッチ制御回路10の出力を受け、第二の基準電圧発
生回路12と第一の基準電圧発生回路6を切り換える第
二のスイッチ回路である。第二の基準電圧発生回路12
を構成する定電圧ダイオード12aの動作電圧である第
二の基準電圧は、第一の基準電圧発生回路6の第一の基
準電圧より低い値に設定されているものとする。
【0013】以下本実施例の動作を説明する。整流回路
2の出力電圧が、0から第一の基準電圧発生回路6を構
成する定電圧ダイオード6aの動作電圧である第一の基
準電圧(以下単に第一の基準電圧と称する)に到達する
までの間は、第一の基準電圧発生回路6は動作しない。
すなわち抵抗器6bの両端子間には電圧が発生しない。
このためトランジスタ7bはオフ状態であり、トランジ
スタ7cは抵抗器7aによってベースにバイアス電流が
供給されてオンしている。従って、トランジスタ7cの
コレクタと接続された第一のスイッチ回路4を構成する
トランジスタのベースには電流が流れる。これによって
第一のスイッチ回路4はオンとなり、整流回路2から第
一のスイッチ回路4のエミッタを経由してコレクタに電
流が流れ、コンデンサー5が充電される。同時に負荷
にも電流検出回路9を通過して電力が供給される。この
場合、コンデンサー5の充電電流と電流検出回路9を通
過して負荷に流れる電流は、第一の電流制限回路3で
制限された値となる。すなわち第一のスイッチ回路4が
オンすると、同時に直列に接続された計3個のダイオー
ド3a・3bにも電流が流れ、この間には約1.8Vの電
圧が発生する。一方トランジスタ4のベース・エミッタ
間には約0.6Vの電圧が発生しており、抵抗器3cには
前記ダイオード3a・3bの和の電圧1.8Vとの差、約
1.2Vの電圧が印加されている。抵抗器3cは回路に直
列に挿入されているため、この抵抗値によって制限され
る電流が第一のスイッチ回路4を流れることになる。
【0014】整流回路2の出力電圧が上昇して第一の基
準電圧を超え、第一のスイッチ制御回路7を構成するト
ランジスタ7bのベース・エミッタ間のオン電圧、約0.
6Vを超えると、トランジスタ7bはオンする。トラン
ジスタ7bがオンすると、抵抗器7aを通してコレクタ
に電流が流れる。これによって抵抗器7aには電圧が発
生し、トランジスタ7cのベース・エミッタ間電圧はほ
ぼ0Vとなり、トランジスタ7cはオフされる。トラン
ジスタ7cがオフされると、第一のスイッチ回路4を構
成するトランジスタは、ベース電流が供給されなくなっ
てオフされる。従って、コンデンサー5及び負荷8には
電力は供給されなくなる。
【0015】整流回路2の出力電圧が、再び第一のスイ
ッチ制御回路7を構成するトランジスタ7bのオン電圧
以下に降下すると、トランジスタ7bがオフしてトラン
ジスタ7cがオンする。従って第一のスイッチ回路4が
オンして、再び商用電力をコンデンサー5と出力電流検
出回路9を通過して負荷8に供給する。
【0016】本実施例では、出力電流検出回路9とこれ
を受けて動作する第二のスイッチ制御回路10を設けて
おり、この動作を説明する。出力電流検出回路9は、負
荷8に流れる電流を監視している。負荷8が変動して負
荷電流が減少すると、第二のスイッチ制御回路10を構
成しているトランジスタ10aのベース・エミッタ間電
圧は、オン電圧約0.6V以下となる。すなわちトランジ
スタ10aはオフとなる。トランジスタ10aがオフに
なると、第二のスイッチ回路11は抵抗器10bをバイ
アス抵抗としてオンする。第二のスイッチ回路11がオ
ンすると、このトランジスタのコレクタ・エミッタ間は
約0Vとなり、定電圧ダイオード12a及び抵抗器6b
に電流が流れ、定電圧ダイオード12a及び抵抗器6b
は第二の基準電圧発生回路12として作用する。この場
合本実施例では、定電圧ダイオード12aの動作電圧で
ある第二の基準電圧は、定電圧ダイオード6aの動作電
圧である第一の基準電圧より低く設定されている。
【0017】従って負荷電流が少ない場合、基準電圧は
第一の基準電圧より低い第二の基準電圧が選択され、負
荷8及びコンデンサ12への電力供給が制御される。こ
のため供給される電力は、基準電圧が低い分少なくなる
ものである。このため整流回路2の出力電圧が、第二の
基準電圧発生回路12によって、第一のスイッチ制御回
路7が制御される。そして整流回路2の出力電圧が第
の基準電圧に到達すると、第の基準電圧発生回路12
が作用して第一のスイッチ制御回路7を構成するトラン
ジスタ7bをオンする。トランジスタ7bのオンによっ
てトランジスタ7cがオフされ、従って第一のスイッチ
回路4はオフする。第一のスイッチ回路4がオフする
と、コンデンサ5と出力電流検出回路9を通過した負荷
8には電力が供給されなくなる。電力が供給されなくな
ると、負荷8にはコンデンサー5に充電された電荷が供
給されることになる。
【0018】その後整流回路2の出力電圧がピークを経
過して下降するときには、商用電源のコンデンサー5及
び負荷8への電力供給は次のように行なわれる。整流回
路2の出力電圧が第の基準電圧にまで降下すると、第
一のスイッチ回路4がオンして、コンデンサー5を充電
すると共に出力電流検出回路9を介して負荷8に電力を
供給する。負荷電流が少ない時には、コンデンサー5の
両端の出力電圧は上昇しようとするが、第一のスイッチ
制御回路が第二の基準電圧で動作するため、動作電圧
が低くなり、従って電力供給量が少なくなって必要以上
に出力電圧を上昇させない。負荷電流が多く出力電流検
出回路9を構成する抵抗器の両端の電圧が大きくなる
と、第二のスイッチ制御回路10のトランジスタ10a
がオンする。トランジスタ10aがオンすると抵抗器1
0bには電流が流れ、トランジスタ10aのエミッタ・
コレクタ間電圧は約0Vとなる。すなわち第二のスイッ
チ回路11はオフとなって、定電圧ダイオード12aに
は電流が流れなくなり、再び第一の基準電圧発生回路6
が構成される。すなわち負荷電流が多い場合には、第一
のスイッチ制御回路7が第一の基準電圧により動作する
ため動作電圧が高くなって、コンデンサー5及び負荷1
0に供給する電力が増加するため、負荷に必要な電力及
び電圧を供給することが可能となる。
【0019】以上のように本実施例は、負荷電流が少な
く出力電圧が上昇しようとすると、出力電流検出回路
がこれを検出して電力供給量を減らし、出力電圧の上昇
を一定値以下に抑えることができ、また負荷電流が多く
出力電圧が低下しようとすると、これを検出して電力供
給量を増やして、電源としての必要電圧を維持すること
ができるものである。
【0020】次に本発明の第二の手段の実施例につい
て、図2に基づいて説明する。前記第一の手段の実施例
と共通の要素には同一番号を付与し、説明を省略する。
13はは第二のスイッチ制御回路10の出力点Gの出力
を受け、次に述べる第二の電流制限回路14と第一の電
流制限回路3を切り換える作用をする第三のスイッチ回
路である。第三のスイッチ回路13は本実施例ではトラ
ンジスタで構成されており、ベースには第二のスイッチ
制御回路10の出力点が接続されている。またエミッ
タは整流回路2の出力点Cに、コレクタは第一の電流制
限回路3に接続されている。第二の電流制限回路14
は、前記第一の電流制限回路3の一部であるダイオード
3aと、抵抗器3cとからなっている。
【0021】以下本実施例の動作を説明する。出力電流
が少なくて出力電流検出回路9を構成する抵抗器の両端
の電圧が低く、第二のスイッチ制御回路10を構成する
トランジスタ10aのオン電圧以下の間は、トランジス
タ10aはオフ状態である。従って、第三のスイッチ回
路13を構成するトランジスタのベースには抵抗器10
bによってバイアス電流が供給され、コレクタ・エミッ
タ間電圧はほぼ0Vになる。従ってダイオード3bの両
端子間電圧はほぼ0Vとなり、抵抗器3cに印加される
電圧は、ダイオード3aの電圧から第一のスイッチ回路
4のベース・エミッタ間電圧を差し引いた電圧約0.6V
が印加される。つまりこの場合は、抵抗器3cの印加電
圧約0.6Vをその抵抗値で割った値の電流が第一のスイ
ッチ回路4に流れる。すなわちこの値は第二の電流制限
回路14で制限される電流となるものである。
【0022】しかし、負荷電流が増加して出力電流検出
回路9を構成する抵抗器の両端の電圧が大きくなって、
第二のスイッチ制御回路10を構成するトランジスタ1
0aがオンすると、抵抗器10bの両端には電圧が発生
しトランジスタ10aのエミッタ・コレクタ間電圧はほ
ぼ0Vとなる。この時、第三のスイッチ回路13を構成
するトランジスタのベース・エミッタ間電圧もほぼ0V
となって、第三のスイッチ回路13はオフする。第三の
スイッチ回路13がオフすると、抵抗器3cに印加され
る電圧は、ダイオード3aおよびダイオード3bの動作
電圧の和から第一のスイッチ回路4を構成するトランジ
スタのベース・エミッタ間オン電圧を差し引いた電圧約
1.2Vとなる。従って抵抗器3cの値によって決定され
る電流、すなわち第の電流制限回路によって決定さ
れる電流が、第一のスイッチ回路4を流れることにな
る。本実施例では抵抗器3cに印加される電圧は、第一
の電流制限回路3を使用した場合にはダイオード2石分
となり、また第二の電流制限回路14が動作する場合に
はダイオード1石分となる。このため第二の電流制限回
路14による制限電流の大きさは、第一の電流制限回路
3による制限電流の半分になる。この場合当然のことな
がら、ダイオード3aまたはダイオード3bのダイオー
ド個数を変えることによって、所望の制限電流の大きさ
に段階的に調整することが出来る。
【0023】以上のように本実施例によれば、負荷電流
が少ない場合には、第一の電流制限回路に優先して第
二の電流制限回路14を作用させることによって電力供
給量を減らして、コンデンサー5の両端の出力電圧が必
要以上に上昇することを防ぐことができる。また負荷電
流が多い場合には、第一の電流制限回路を作用させるこ
とによって、コンデンサー5の両端の出力電圧が必要以
上に低下することを防ぐことができるものである。
【0024】次に本発明の第三の手段の実施例につい
て、図3に基づいて説明する。15は、出力電流検出回
路9の出力点Fの電圧を受けて、この電圧に応じた基準
電圧を第四のスイッチ制御回路16に供給する可変基準
電圧発生回路である。可変基準電圧発生回路15は、コ
ンデンサー5のプラス端子Eに接続した基準電圧15a
と、増幅器15bから成っている。増幅器15bの非反
転入力には、基準電圧15aが、同反転入力側には出力
電流検出回路9の出力端子Fが接続されている。また第
四のスイッチ制御回路16は、コンパレータ16aとト
ランジスタ16bとからなっている。コンパレータ16
aの反転入力側には前記増幅器15bの出力が入力さ
れ、同非反転入力側には整流回路2の出力が入力されて
いる。またコンパレータ16aの出力は、トランジスタ
16bのベースに接続されている。トランジスタ16b
のエミッタは商用交流電源1のB側端子に、コレクタは
第一のスイッチ制御回路7を構成するトランジスタ7b
のコレクタに接続されている。
【0025】以下本実施例の動作を説明する。可変基準
電圧発生回路15は、出力電流検出回路9を構成する抵
抗器の出力電圧と、基準電圧15aとの差の電圧で動作
し、この差の電圧に応じた電圧を基準電圧として出力す
る。つまり出力電流検出回路9の出力点Fの電圧は出力
電流に応じて変化するため、可変基準電圧発生回路15
の出力は出力電流の大きさに応じて変動する可変基準電
圧となるものである。第四のスイッチ制御回路16は、
前記可変基準電圧発生回路15の出力である可変基準電
圧を反転入力側に、整流回路2の出力端子Cの電圧を非
反転入力側に受けて、両者の入力レベルを比較して次の
ように作用する。整流回路2の出力電圧の方が高けれ
ば、第一のスイッチ回路4をオフし、低ければオンす
る。この結果、第一のスイッチ回路4はコンデンサー5
の両端の出力電圧が変動しないようにオンオフを繰り返
す。
【0026】以上のように本実施例によれば、基準電圧
を出力電流に応じて調整するため、コンデンサー5の両
端の出力電圧は一定に保たれるものである。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明はトランスを使用す
ることなく使い勝手のよい電源装置を実現するものであ
る。
【0028】特に本発明の第一の手段によれば、出力電
流を検知しスイッチ制御回路の基準となる電圧を変える
ことにより、出力電圧が一定値上昇するとこれ以上の電
圧上昇を抑え、出力電圧が必要以上に高くなることが防
止でき、部品の耐圧、発熱等を抑えることができる。ま
た出力電圧が一定値低下すると、これ以上の出力電圧の
低下を抑えて、負荷電流が大きくなっても所要の電圧を
得ることが可能である。また本発明の第二の手段によれ
ば、前記第一の発明が有する効果を通電電流の電流値を
制限することにより実現するものである。更に本発明の
第三の手段によれば、出力電流を検知しこの出力電流に
応じた基準電圧とすることにより、出力電圧を一定にす
ることが可能であり、前記第二の発明が有する効果と同
様の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の手段の電源装置の実施例を示す
ブロック図
【図2】同第二の手段の実施例を示すブロック図
【図3】同第三の手段の実施例を示すブロック図
【図4】従来の電源装置を示すブロック図
【符号の説明】
1 商用交流電源 2 整流回路 3 第一の電流制限回路 4 第一のスイッチ回路 5 コンデンサー 6 第一の基準電圧発生回路 7 第一のスイッチ制御回路 9 出力電流検出回路 10 第二のスイッチ制御回路 11 第二のスイッチ回路 12 第二の基準電圧発生回路 13 第二のスイッチ回路 14 第二の電流制限回路 15 可変基準電圧発生回路 16 第四のスイッチ制御回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商用交流電源に接続された整流回路と、前
    記整流回路の出力から第一の基準電圧を発生する第一の
    基準電圧発生回路と、前記整流回路の出力に接続した第
    一のスイッチ回路と、前記整流回路の出力と第一の基準
    電圧とを比較して第一のスイッチ回路をオンオフ制御す
    る第一のスイッチ制御回路と、第一のスイッチ回路に流
    れる電流を制限する第一の電流制限回路と、前記第一の
    スイッチ回路によって充電されるコンデンサーと、前記
    コンデンサーが充電されるときは前記第一のスイッチ回
    路を経由して電力の供給を受け、前記コンデンサーが充
    電されないときはコンデンサーの放電電流によって電力
    の供給を受けるようにコンデンサーに接続した負荷と、
    負荷に流れる電流を検出する出力電流検出回路と、出力
    電流検出回路の出力に接続された第二のスイッチ制御回
    路により、負荷に流れる電流が一定値以下になると、第
    二のスイッチ制御回路が整流回路出力から作成した第二
    の基準電圧を発生する第二の基準電圧発生回路を構成
    し、前記第一の基準電圧発生回路に代わり第二の基準電
    圧発生回路により第一のスイッチ制御回路を制御する
    源装置。
  2. 【請求項2】商用交流電源に接続された整流回路と、前
    記整流回路の出力から第一の基準電圧を発生する第一の
    基準電圧発生回路と、前記整流回路の出力に接続した第
    一のスイッチ回路と、前記整流回路の出力と第一の基準
    電圧とを比較して第一のスイッチ回路をオンオフ制御す
    る第一のスイッチ制御回路と、第一のスイッチ回路に流
    れる電流を制限する第一の電流制限回路と、前記第一の
    スイッチ回路によって充電されるコンデンサーと、前記
    コンデンサーが充電されるときは前記第一のスイッチ回
    路を経由して電力の供給を受け、前記コンデンサーが充
    電されないときはコンデンサーの放電電流によって電力
    の供給を受けるようにコンデンサーに接続した負荷と、
    負荷に流れる電流を検出する出力電流検出回路と、出力
    電流検出回路の出力に接続された第二のスイッチ制御回
    路により、負荷に流れる電流が一定値以下になると、第
    二のスイッチ制御回路が第三のスイッチ回路を制御し
    て、前記第一の電流制限回路により制限される電流より
    も小さい電流に 制限する第二の電流制限回路を構成し、
    第二の電流制限回路により制限される電流を負荷に供給
    する電源装置。
  3. 【請求項3】商用交流電源に接続された整流回路と、前
    記整流回路の出力から第一の基準電圧を発生する第一の
    基準電圧発生回路と、前記整流回路の出力に接続した第
    一のスイッチ回路と、前記整流回路の出力と第一の基準
    電圧とを比較して第一のスイッチ回路をオンオフ制御す
    る第一のスイッチ制御回路と、第一のスイッチ回路に流
    れる電流を制限する第一の電流制限回路と、前記第一の
    スイッチ回路によって充電されるコンデンサーと、前記
    コンデンサーが充電されるときは前記第一のスイッチ回
    路を経由して電力の供給を受け、前記コンデンサーが充
    電されないときはコンデンサーの放電電流によって電力
    の供給を受けるようにコンデンサーに接続した負荷と、
    負荷に流れる電流を検出する出力電流検出回路と、前記
    出力電流検出回路の出力の変化に連続的に対応した出力
    電圧を可変基準電圧として発生する可変基準電圧発生回
    路と、前記可変基準電圧発生回路が出力する可変基準電
    と整流回路の出力とを比較して、整流回路の出力が可
    変基準電圧発生回路が発生する可変基準電圧以上になる
    と、第一のスイッチ回路を制御する第四のスイッチ制御
    回路を備えた電源装置。
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