JP2922466B2 - 薄膜太陽電池 - Google Patents

薄膜太陽電池

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JP2922466B2 JP8228412A JP22841296A JP2922466B2 JP 2922466 B2 JP2922466 B2 JP 2922466B2 JP 8228412 A JP8228412 A JP 8228412A JP 22841296 A JP22841296 A JP 22841296A JP 2922466 B2 JP2922466 B2 JP 2922466B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/541CuInSe2 material PV cells

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  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CuInSe2
表されるCIS系材料の薄膜を光吸収層に用いた太陽電
池の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】安価な薄膜太陽電池として、p型のCI
S系薄膜を光吸収層として用いた薄膜太陽電池の開発が
行われている。
【0003】近年では、CIS系薄膜を用いた太陽電池
のうち、基板としてソーダガラスを用いたものが高いエ
ネルギー変換効率を示すことが報告されたことから、N
a元素をCIS系薄膜に導入する研究が行われている。
【0004】例えば、特開平8−102546号公報に
は、Ib族とIIIa族とVIa族元素からなる化合物半導
体薄膜を堆積する際に、Ia族とVIa族元素からなる
化合物を同時に堆積した半導体薄膜を用いた太陽電池
や、Ib族とIIIa族とVIa族元素からなる化合物半導
体薄膜と、Ia族とVIa族元素からなる化合物薄膜を
交互に少なくとも二層以上堆積した半導体薄膜を用いた
太陽電池が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
CIS系薄膜を用いた太陽電池は、変換効率がCIS系
薄膜の組成に大きく依存しており、高効率を得られる範
囲は、組成CuInySezにおいてCu/(In+G
a)が0.85から0.95程度すなわち1.05≦y
≦1.18程度の狭い組成範囲に限られていた。これ
は、y組成がこの範囲からずれると、急激にキャリア濃
度が低下し、さらにはn型になってしまうため、pn接
合を構成できなくなるためである。
【0006】また、CuInySezは、1.04eV程
度の禁制帯幅であるが、Inの一部をGaに置き換えC
u(In1ーxGaxySezにすることにより、太陽光の
波長に対応する禁制帯幅1.4に近づけることができる
ことが知られている。しかしながら、x組成を大きくす
ると、結晶性の劣化により高い変換効率の太陽電池が得
られなくなるため、x組成を0.25〜0.35に押さ
えざるを得ないという問題もある。そのため、従来のC
IS系薄膜太陽電池では、光吸収層の禁制帯幅を1.2
eV程度より大きくすることができなかった。
【0007】本発明は、従来用いることができなかった
新規な組成のp型CIS系材料を光吸収層とした太陽電
池を製造する方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、以下のような太陽電池が提供され
る。
【0009】すなわち、光吸収層として、Ib族元素
と、III族元素と、VIb族元素とを含むp型の化合物半
導体薄膜を有し、前記化合物半導体薄膜は、Ia族元素
が添加され、前記化合物半導体薄膜に含まれるIb族元
素のIII族元素に対する比率が、0.22以上0.75
以下であることを特徴とする薄膜太陽電池である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
面を用いて説明する。
【0011】発明者らは、後述するNaを添加する成膜
方法を用いて、z組成およびx組成を固定し、y組成を
変化させて、Cu(In1ーxGax)ySez膜を作成し、そ
の特性を測定した。その結果、図10のように、従来は
キャリア濃度が低いため、太陽電池の光吸収層として不
向きであったCu/(In+Ga)≦0.75、すなわ
ち、1.33≦yの組成においても、1016〜1017
-3程度の太陽電池用材料として適当なキャリア濃度と
なることがわかった。また、熱起電力の測定から、この
組成領域では従来n型伝導であったが、Naの添加によ
ってp型伝導に反転することも明らかとなった。Na添
加によるn型からp型への伝導型の反転の理由は、今の
ところ明らかではないが、結晶格子を形成する3価のI
nと1価のNaが置換し、アクセプタが生成したものと
考えられる。
【0012】Cu/(In+Ga)≦0.75、すなわ
ち、1.33≦yの組成範囲には、図5の擬二元相図の
ように、欠陥擬カルコパイライト型構造のCuIn3
5結晶相(図5におけるβ相)が存在することが知ら
れている。よって、本発明の成膜方法で得られたCu
(In1ーxGax)ySez膜がCu/(In+Ga)≦0.
75、すなわち、1.33≦yの組成範囲では、少なく
ともCuIn3Se5結晶相が含まれると考えられる。そ
こで、X線回折により、本発明の成膜方法により得られ
たCu(In1ーxGax)ySez膜(Cu/(In+Ga)
=0.5)を分析したところ、図4に黒丸で示したよう
に、欠陥擬カルコパイライト構造に特有な回折ピークが
観測され、CuIn3Se5結晶相が存在することが確認
された。
【0013】また、CuIn3Se5結晶の均整帯幅は、
1.3eVであることが知られており、CuInSe2
系よりも禁制帯幅が0.2eV広くなり、太陽光スペク
トルに対する整合性が良好となるため、高効率太陽電池
の実現に有利である。
【0014】このように、本発明によるNaを添加する
成膜方法を用いることにより、従来はキャリア濃度が極
めて低いために光吸収層として層として用いることので
きなかった組成のCu(In1ーxGax)ySez膜を、適切
なキャリア濃度をもつp型光吸収層として用いた薄膜太
陽電池を得ることが可能になった。よって、本発明の薄
膜太陽電池の光吸収層の組成は、図5の相図においてC
uIn3Se5結晶が形成される範囲であり、Cu/(I
n+Ga)が0.22以上0.75以下の範囲、すなわ
ち、1.33≦y≦4.5である。特に望ましくは、C
uIn3Se5結晶のみが形成される範囲であり、Cu/
(In+Ga)が0.28以上0.52以下の範囲、す
なわち、1.92≦y≦3.57である。また、Cu/
Seの範囲は、0.2以上0.5以下の範囲、すなわ
ち、2≦z≦5である。
【0015】ここで、本発明によるNaを添加したCu
(In1ーxGax)ySez膜(以下、CIGS膜ともいう)
の成膜方法を説明する。
【0016】本実施の形態では、多源真空蒸着法を用い
て成膜している。蒸着源として、Cu、In、Ga、S
eの各蒸着源と、Naの蒸着源として、Na2Seを用
いる。各蒸着源の蒸発量の時間的変化を、図6〜図9の
いずれかのように制御することにより、CIGS膜を成
膜する。
【0017】すなわち、CIGS膜を成膜する際に、必
要な膜厚が得られる成膜時間を前半と後半の2段階に分
け、前半にCu過剰(Cu/(In+Ga)>1)にす
るとともに、Na2Seを蒸発させる。これに対し、後
半は、前半よりもCu不足にし、しかも、Na2Seは
蒸発させない。Seの蒸発量は、前半後半を通じて一定
にする。本実施の形態では、Se/(Cu+In+G
a)が2〜3になるようにした。
【0018】具体的には、CIGS膜、すなわちCu
(In1ーxGax)ySez膜の目的とする組成xyzを定め
ておき、この組成のCu(In1ーxGax)ySez膜を蒸着
法によって得るために必要なCu蒸発量、In蒸発量、
Ga蒸発量、Se蒸発量を、各元素の基板への付着率に
応じて計算または実験により予め求めておく。
【0019】そして、実際に、Cu(In1ーxGax)y
z膜を成膜する際には、例えば、図8の制御方法を用
いる場合には、成膜時間の前半に、上述の予め求めたC
u蒸発量よりもCuを多く蒸発させ、後半には、上述の
予め求めたCu蒸発量よりもCuを少なく蒸発させるよ
うにCu蒸発量を制御し、基板へ結果的に堆積されるC
u(In1ーxGax)ySez膜が予め定めた組成になるよう
にするのである。
【0020】また、図6の制御方法の場合には、CIG
S膜を目的とする組成にするために必要な量のCu元素
をすべて成膜前半に蒸発させ、後半にはCuの蒸発を停
止させる。
【0021】また、図7の制御方法の場合には、Cuの
蒸発量を成膜中を通じて一定とし、成膜の前半にInと
Gaの蒸発量を少なく、後半に多くするように制御する
ことにより、成膜の前半をCu過剰にする。
【0022】なお、図6〜図8の制御方法では、Se、
In、Ga、Cu、Na2Seの蒸発量の制御を正確に
行うために、各蒸着源からの蒸発量が一定となった時点
で蒸着装置のシャッターを開状態にしている。
【0023】なお、図9の制御方法のように、シャッタ
ーが開状態になってからCuおよびNa2Seの蒸発を
開始させる方法を用いることもできる。
【0024】また、図6〜図9の各制御方法において、
CIGS膜の成膜中の基板の温度は、550℃にしてい
る。また、SeがCIGS膜の表面から再蒸発するのを
防ぐために、Cu、In、Gaの蒸発を停止させてか
ら、基板温度が350℃以下になるまで、Seを続けて
蒸発させている。
【0025】本発明の成膜方法により得られたCIGS
膜をオージェ電子分光(AES)により分析した。な
お、成膜中の蒸発量の時間的変化の制御方法には、図9
の方法を用いた。その結果、得られたCIGS膜の膜厚
方向について、Cu、In、Ga、Seの各元素がほぼ
一定の濃度で検出され、Cu、In、Ga、Seの組成
が膜厚方向についてほぼ一様になっていることがわかっ
た。これは、Cuが膜厚方向に拡散したためであると考
えられる。
【0026】また、Na元素は、表面近傍でのみ検出さ
れた。このことから、成膜の前半で供給されたNaは、
拡散して表面まで移動していることがわかった。また、
膜中には、AESの検出限界以下の濃度のNaが存在し
ていると考えられる。
【0027】また、本発明の成膜方法において、y組成
1.33以上の範囲でもキャリア濃度が高くな理由は、
現在のところ明白ではないが、発明者らは、その理由
が、Naを添加するタイミングに関係している考えてい
る。
【0028】そこで、Naを添加するタイミングを変え
て成膜した場合に、キャリア濃度がどのように変化する
かを調べるために、以下のような比較例の試料を作成
し、キャリア濃度を測定した。
【0029】まず、第1の比較例として、CIGS膜を
成膜する際に、Cu、In、Ga、Seの蒸発量の制御
を本発明の成膜方法と同じにしながら、Na2Seを成
膜中の全ての時間中に蒸発させる方法を用いて、CIG
S膜試料を作成した。
【0030】また、さらに第2の比較例として、CIG
S膜を成膜する際に、Cu、In、Ga、Seの蒸発量
の制御を本発明の成膜方法と同じにしながら、Na2
eを成膜の前半には蒸発させず、後半のみ蒸発させる方
法で、CIGS膜試料を作成した。
【0031】これらの第1および第2の比較例のCIG
S膜のキャリア濃度を測定したところ、図10に示した
ように、1016以上のキャリア濃度が得られる範囲は、
Cu/(Ga+In)が0.8以上、すなわち、y≦
1.25であり、Naを添加していない従来のCIGS
膜と同じであった。
【0032】このことから、Naを成膜中添加し続ける
方法や、NaをCu不足な成膜の後半に添加する方法を
用いても、組成変動に許容できるCIGS膜は得られな
いことがわかった。これにより、Naを添加するタイミ
ングを、成膜の前半のCu蒸着と同時に行うことが望ま
しいことが確認された。
【0033】このように、本実施の形態では、CIGS
膜を成膜する際に、成膜の前半において、Cu蒸着とと
もにNaを添加し、成膜の後半は、Cuなし、またはC
u不足な条件にするとともに、Naの添加を行わないよ
うにすることにより、Cu(In1ーxGax)ySezの1.
33≦yの範囲でp型にすることができる。これによ
り、新規な組成のp型Cu(In1ーxGax)ySez膜を用
いた太陽電池が構成できる。
【0034】なお、上述の説明では、Na元素を添加す
る成膜方法を説明したが、Naの代わりにKやLiのよ
うな他のIa族元素を添加する成膜方法によっても、
1.33≦yの新しい組成範囲でp型のCIGS膜をえ
ることができることが実験により確認できている。
【0035】つぎに、本発明の成膜方法により形成し
た、p型Cu(In1ーxGax)ySez膜(1.33≦y≦
4.5、2≦z≦5)を用いて構成した薄膜太陽電池に
ついて説明する。以下の説明では、一例として、本発明
の成膜方法により形成したCu(In1ーxGax)3Se5
を用いた太陽電池について説明する。
【0036】まず、第一の実施の形態の薄膜太陽電池
は、図1に示すように、青板ガラス基板10上に、下部
電極のMo膜11、光吸収層としてp型Cu(In1ーx
x)3Se5膜12、i型または高抵抗のn型バッファ層
13、n+型の透明導電膜14を順に積層した構成のい
わゆるサブストレート型太陽電池である。
【0037】なお、p型Cu(In1ーxGax)3Se5膜1
2には、Ia族元素として、Naを添加している。
【0038】透明導電膜14としては、Alを添加した
ZnO膜を用い、i型または高抵抗n型バッファ層13
としては、CdS膜を用いている。
【0039】また、Mo膜11の厚さは、0.8μm程
度、CIGS膜12の厚さは、1μm〜4μm、i型ま
たは高抵抗n型バッファ層13の厚さは、数nm〜0.
3μm、透明導電膜14の厚さは、0.3μm〜2μm
としている。
【0040】図1のサブストレート型の太陽電池は、p
inヘテロ接合型の太陽電池である。光は、透明導電膜
14側から照射され、透明導電膜14およびi型または
高抵抗n型バッファ層13を透過してp型Cu(In1ーx
Gax)3Se5膜12に吸収され、電子正孔対を発生さ
せ、電流が流れる。
【0041】図1の太陽電池を製造するための本実施の
形態の製造方法を説明する。
【0042】まず、青板ガラス基板10上にMo膜11
をスパッタ法により成膜する。
【0043】つぎに、Mo膜11の上に、上述の成膜方
法によりp型Cu(In1ーxGax)3Se5膜12を成膜す
る。
【0044】この後、p型Cu(In1ーxGax)3Se5
12の表面を洗浄し、溶液成長法により、i型または高
抵抗n型バッファ層13のCdS膜を形成し、さらに、
高周波マグネトロンスパッタ法により、透明導電膜とし
て透明導電膜のZnO:Al膜を成膜する。以上によ
り、本実施の形態のサブストレート型太陽電池が製造さ
れる。
【0045】なお、CIGS膜12の表面の洗浄は、C
IGS膜12の表面に存在するアルカリ金属元素等を洗
い流し、CdS膜を良好に形成するために行う。洗浄方
法は、本実施の形態では、CIGS膜12付き基板10
を純水に数分間浸すことを数回繰り返し行う方法を用い
た。そして、純水から取り出した基板10をCdS膜成
長用の溶液中に移し、溶液成長法によりCIGS膜12
上にCdS膜を形成する。これにより、洗浄したCIG
S膜12の表面が大気中のチリなどに汚染されることな
く、清浄な状態でCdS膜とCIGS膜12との間のヘ
テロ接合を形成できる。なお、CdS成長用の溶液とし
ては、本実施の形態では、CdI2とチオウレアとアン
モニアとを溶解した水溶液を用いた。また、CIGS膜
12の表面を洗浄するために純水に浸す際には、超音波
洗浄を用いることもできる。
【0046】また、第2の実施の形態のpnホモ接合型
の薄膜太陽電池の構成を図2を用いて説明する。
【0047】図2の太陽電池は、青板ガラス基板10上
に、電極のMo膜11、光吸収層としてp型Cu(In
1ーxGax)3Se5膜12を有する構成は、図1と同じで
あるが、この上に、n型Cu(In1ーxGax)3Se5膜2
3と透明導電膜24とを順に積層した構成である。この
構成は、同組成でありながら、p型とn型を示す膜を用
いたpnホモ接合型の薄膜太陽電池を構成している。
【0048】pnホモ接合の薄膜太陽電池は、本発明の
成膜方法により、Cu(In1ーxGax)3Se5膜をp型に
することができるようになったため、初めて可能になっ
た太陽電池の構成である。pnホモ接合は、同組成でそ
れぞれp型、n型のCu(In1ーxGax)3Se5膜を積層
するため、結晶の格子定数を一致させることができ、ヘ
テロ接合で問題となるバンド不整合や界面準位等の問題
を解決できるため、高い変換効率が期待できる。
【0049】なお、n型Cu(In1ーxGax)3Se5膜2
3は、従来のNaを添加しない成膜方法により形成する
ことができる。
【0050】また、図2の構成では、n型Cu(In1ーx
Gax)3Se5膜23によって光が吸収されるのを防ぐた
めに、n型Cu(In1ーxGax)3Se5膜23の膜厚を薄
くすることが望ましい。また、n型Cu(In1ーxGax)
3Se5膜23は、キャリア濃度を最適にするために、不
純物を添加することができる。
【0051】また、第3の実施の形態として、バリード
型ヘテロ接合の太陽電池の構成を図3を用いて説明す
る。
【0052】基板10上には、図2の構成と同じく、電
極のMo膜11、光吸収層としてp型Cu(In1ーxGa
x)3Se5膜12、n型Cu(In1ーxGax)3Se5膜23
が積層され、さらにその上に、i型または高抵抗n型バ
ッファ層34、n+型透明導電膜35が積層される。i
型または高抵抗n型バッファ層34としては、CdS膜
を、n+型透明導電膜35としては、Alを添加したZ
nO膜を用いることができる。
【0053】上述してきたように、本発明の成膜方法を
用いることにより、Cu(In1ーxGax)ySez膜を1.
33≦yの新規な範囲でp型にすることができるため、
新規な組成の光吸収層を提供することができる。また、
このp型のCu(In1ーxGax)ySez膜を光吸収層とし
て用いることにより、新規な薄膜太陽電池を得ることが
できる。特に、同組成でありながらp型とn型のCu
(In1ーxGax)ySez膜を形成することができるため、
従来構成できなかったホモ接合の薄膜太陽電池を得るこ
とができる。
【0054】また、図1、図2、図3の薄膜太陽電池に
おいては、p型Cu(In1ーxGax)3Se5膜12の組成
が変動した場合にも、図10のように広い組成範囲で高
いキャリア濃度を保つことができるため、大面積の薄膜
太陽電池を容易に製造することができる。また、p型C
u(In1ーxGax)3Se5膜12の組成変動が許容できる
ため、量産にも適している。
【0055】なお、CuIn3Se5の禁制帯幅は、従来
から知られているように1.3eV(D.Schmid et al,
J.Appl.Phys.73(6),15 March 1993)と大きい。したがっ
て、ごく小さいx組成で、わずかにGaを添加すること
により、本発明によるp型Cu(In1ーxGax)ySez
(1.33≦y≦4.5、2≦z≦5)の禁制帯幅を
1.4eVにすることができる。よって、本発明のp型
Cu(In1ーxGax)ySez膜(1.33≦y≦4.5、
2≦z≦5)を光吸収層として用いることにより、光吸
収層の吸収率の高い太陽電池を得ることが可能である。
また、本発明のp型Cu(In1ーxGax)ySez膜(1.
33≦y≦4.5、2≦z≦5)は、禁制帯幅を1.4
eVにするために添加するGaの量がわずかで良いた
め、Gaの大量添加により結晶性を損なうおそれもな
い。したがって、結晶性の良い膜で、禁制帯幅を大きく
できるため、高い変換効率を得ることができる。
【0056】なお、上述の実施の形態では、成膜時のN
aの蒸着源として、Na2Seを用いたが、金属Na、
または、Naを含む化合物、Naを含む合金を用いるこ
とができる。たとえば、CuとIa族元素とからなる合
金、一例としてはCuNaを用いることができる。ま
た、Na2O、Na2S、Na2Te等のIa族元素−VI
b族元素化合物を用いることができる。さらに、Na
F、NaCl、NaBr等のIa族元素−VIIb族元素
化合物を用いることができる。CuとIa族元素とから
なる合金や、Ia族元素−VIb族元素化合物を用いた
場合、CuやVIb族元素は、Cu(In1ーxGax)ySe
z膜にもともと含まれているVIb族元素と同じ族である
ため、結晶中に不純物として含まれても、膜の悪影響を
与えない。Ia族元素−VIIb族元素化合物を用いた場
合、VIIb族元素は、500℃以上の高温の基板温度に
より蒸発し、Cu(In1ーxGax)ySez膜12には取り
込まれない。
【0057】同様に、LiやK等の他のIa族元素を添
加する際の蒸着源として、Li−VIb族元素化合物
や、K−VIb族元素化合物や、Li−VIIb族元素化
合物や、K−VIIb族元素化合物を用いることができ
る。
【0058】また、図6〜図9では、CIGS膜の成膜
時間を前半と後半の半分に分け、前半をCu過剰にして
いるが、必ずしも前半と後半にわける必要はなく、成膜
がCu過剰な第1段階とCu不足な第2段階とに分かれ
ればよい。よって、各段階の時間の配分を自由に設定す
ることができる。
【0059】また、Na元素の蒸発を終了させるタイミ
ングを、図6〜図9のようにCuを過剰から不足に切り
換えるタイミングと完全に一致させる必要はない。Na
元素の蒸発時間をCu過剰な時間よりも、短め、また
は、長めにすることができる。
【0060】さらに、本実施の形態では、組成をCu
(In1ーxGax)ySez膜について説明したが、これに限
らず、CuInySez膜、CuGaySez膜、CuIn
yz膜、CuIny(SmSe1ーmz膜、Cu(In1ーx
x)y(SmSe1ーmz膜にすることができる。これらの
組成の膜を用いる場合にも、成膜の前半にCu過剰にす
るとともに、Na等のIa族元素を添加し、後半にCu
不足とすることにより、新規な組成範囲でp型の膜が得
られる。
【0061】また、本実施の形態では、透明導電膜14
として、Alを添加したZnO膜を用いているが、n+
型の透明導電膜であれば他の組成の膜でも良い。例え
ば、BやGaやIn等の元素を添加したZnO膜、In
23にSnO2を10%加えたいわゆるITO膜、およ
び、F等の元素を添加したSnO2膜等を用いることが
できる。
【0062】また、i型または高抵抗n型バッファ層1
3としては、CdSを用いたが、CdS以外にも、Zn
O、Zn(OH)2、ZnS、In23、InN、Ga
N、In23、ZnSe、InSe、ZnInSe等を
用いることができる。
【0063】さらに、本実施の形態では、太陽電池の形
態として、図1、図2、図3のサブストレート型の太陽
電池を示したが、太陽電池の形態としては、この形態に
限定されるものではない。例えば、図1の構成とは逆
に、青板ガラス基板10上に、透明導電膜14、i型ま
たは高抵抗n型バッファ層13、p型Cu(In1ーx
x)3Se512、Mo膜11を順に積層し、基板20側
から光を照射するスーパーストレート型の薄膜太陽電池
にすることもできる。
【0064】また、図1、図2、図3の太陽電池の構成
において、青板ガラス基板10に含まれるNa元素がC
IGS膜12まで拡散するのを防ぐために、青板ガラス
基板10とMo膜11との間に、Na等のアルカリ金属
のブロック層として、SiO2膜等を配置することがで
きる。
【0065】さらに、本実施の形態では、CIGS膜を
成膜する方法として多源真空蒸着法を用いたが、多源真
空蒸着法以外の方法を用いることができる。たとえば、
基板上にCu膜とIn−Ga膜とSe膜とを順に積層し
ておき、加熱拡散させてCIGS膜にする固相セレン化
法や、基板上にCu膜とIn−Ga膜とを順に積層して
おき、相互に拡散させるとともにSe蒸気やH2Seガ
スによりセレン化する気相セレン化法や、スパッタ法等
をもちいることができる。セレン化法の場合には、Cu
膜にNaを添加しておくことにより、本実施の形態と同
様に新規な組成範囲でp型のCIGS膜が得られると考
えられる。また、スパッタ法の場合には、本実施の形態
と同じように、成膜の前半にCu過剰にするとともにN
aを添加することにより、本実施の形態と同じく、新規
な組成範囲でp型のCIGS膜が得られると考えられ
る。
【0066】
【発明の効果】上述してきたように、本発明によれば、
新規な組成範囲でp型CIS系材料を光吸収層とした薄
膜太陽電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のpinヘテロ接合型薄
膜太陽電池の構成を示す断面図。
【図2】本発明の一実施の形態のpnホモ接合型薄膜太
陽電池の構成を示す断面図。
【図3】本発明の一実施の形態のバリード型ヘテロ接合
薄膜太陽電池の構成を示す断面図。
【図4】本発明の成膜方法によって得られたCIGS膜
のX線回折による分析結果を示すグラフ。
【図5】CuInySezの結晶相状態を示す説明図。
【図6】本発明の一実施の形態の成膜方法によってCI
GS膜を成膜する際の各蒸着源の蒸発量の時間的変化を
示すグラフ。
【図7】本発明の一実施の形態の成膜方法によってCI
GS膜を成膜する際の各蒸着源の蒸発量の時間的変化を
示すグラフ。
【図8】本発明の一実施の形態の成膜方法によってCI
GS膜を成膜する際の各蒸着源の蒸発量の時間的変化を
示すグラフ。
【図9】本発明の一実施の形態の成膜方法によってCI
GS膜を成膜する際の各蒸着源の蒸発量の時間的変化を
示すグラフ。
【図10】本発明の成膜方法により得られたCIGS膜
のキャリア濃度を示すグラフ。
【符号の説明】
10・・・青板ガラス、11・・・Mo膜、12・・・
p−Cu(In1ーxGax)3Se5膜、13、34・・・i
型または高抵抗n型バッファ層、14、35・・・n+
型の透明導電膜、23・・・n−Cu(In1ーxGax)3
Se5膜、24・・・透明導電膜。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 31/04 C23C 14/06 JICSTファイル(JOIS)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光吸収層として、Ib族元素と、III族元
    素と、VIb族元素とを含むp型の化合物半導体薄膜
    と、前記p型の化合物半導体薄膜に接する位置に配置さ
    れた、n型の化合物半導体薄膜を有し、 前記p型の化合物半導体薄膜は、Ia族元素が添加さ
    れ、 前記p型の化合物半導体薄膜に含まれるIb族元素のII
    I族元素に対する比率が、0.22以上0.75以下で
    あり、 前記n型の化合物半導体薄膜は、Ib族元素と、III族
    元素と、VIb族元素とを前記p型の化合物半導体薄膜
    と同じ組成で含むことを特徴とする薄膜太陽電池。
  2. 【請求項2】光吸収層として、Ib族元素と、III族元
    素と、VIb族元素とを含むp型の化合物半導体薄膜を
    有し、 前記化合物半導体薄膜は、Ia族元素が添加され、 前記化合物半導体薄膜に含まれるIb族元素のIII族元
    素に対する比率が、0.22以上0.75以下であり、 前記化合物半導体薄膜は、基板上にIb族元素と、III
    族元素と、VIb族元素とを供給する工程により成膜さ
    れ、 前記工程は、 Ib族元素供給量のIII族元素供給量に対する比率を、
    目的とする組成の前記化合物半導体薄膜に含まれるIb
    族元素のIII族元素に対する比率よりも高くするととも
    に、Ia族元素を前記基板上に供給する第1ステップ
    と、 Ib族元素供給量のIII族元素供給量に対する比率を、
    前記第1ステップよりも小さくする第2ステップとを有
    することを特徴とする薄膜太陽電池。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記第2ステップにお
    けるIb族元素供給量を0にすることを特徴とする薄膜
    太陽電池。
  4. 【請求項4】請求項2において、前記第1ステップにお
    けるIII族元素供給量を0にすることを特徴とする薄膜
    太陽電池。
  5. 【請求項5】請求項2において、前記第1ステップで前
    記Ia族元素を供給するために、Ia族元素とVIb族
    元素との化合物、および、Ia族元素とVIIb族元素と
    の化合物のうちの少なくとも一方を供給することを特徴
    とする薄膜太陽電池。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記Ia族元素とVI
    b族元素との化合物のVIb族元素が、S、Se、およ
    び、Teのいずれかであり、前記Ia族元素とVIIb族
    元素との化合物のVIIb族元素がF、Cl、および、B
    rのいずれかであることを特徴とする薄膜太陽電池。
  7. 【請求項7】請求項2において、前記成膜工程におい
    て、Ib族元素と、III族元素と、VIb族元素と、Ia
    族元素とを基板に供給する方法が、気相成長法であるこ
    とを特徴とする薄膜太陽電池。
  8. 【請求項8】請求項1または2において、前記化合物半
    導体薄膜に含まれるIb族元素のVIb族元素に対する
    比率が、0.2以上0.5以下であることを特徴とする
    薄膜太陽電池。
  9. 【請求項9】請求項1または2において、前記化合物半
    導体薄膜に含まれるIb族元素のIII族元素に対する比
    率が、0.28以上0.52以下であることを特徴とす
    る薄膜太陽電池。
  10. 【請求項10】請求項1または2において、前記化合物
    半導体薄膜は、前記Ib族元素として、Cuを含み、前
    記III族元素として、InおよびGaのうちの少なくと
    も一方を含み、前記VIb族元素として、SおよびSe
    のうちの少なくとも一方を含むことを特徴とする薄膜太
    陽電池。
  11. 【請求項11】請求項10において、前記化合物半導体
    薄膜の組成は、Cu(In1 xGax)y(SmSe1 mz
    で表され、0≦x≦1、1.33≦y≦4.5、2≦z
    ≦5、 0≦m≦1であることを特徴とする薄膜太陽電池。
  12. 【請求項12】請求項1または2において、前記化合物
    半導体薄膜には、前記Ia族元素として、Na、Li、
    KおよびRbのうちの少なくとも一つが添加されている
    ことを特徴とする薄膜太陽電池。
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