JP2921650B2 - 運行記録計の情報記録位置調整方法及び運行記録計 - Google Patents

運行記録計の情報記録位置調整方法及び運行記録計

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の走行速度及び
走行距離等の情報を記録紙に記録する運行記録計に係
り、特に、記録紙に対する情報記録用の記録針の位置を
調整するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】円形の記録紙を時間の経過に応じて回転
させつつ、該記録紙に接触させた記録針を車両の走行状
態に応じて記録紙の径方向に移動させて、走行速度や走
行距離等の情報を記録紙に記録する従来の運行記録計
は、記録針が設けられた本体と、該本体に開閉可能に支
持され記録紙が取り付けられるケースにより外形略々円
柱状に形成されている。このような運行記録計におい
て、記録紙上に信頼度の高い情報を記録するには、特
に、走行速度記録用の記録針と記録紙の相対位置の誤差
をなくし、記録紙上の走行速度記録領域における正しい
速度箇所に走行速度情報が記録されるようにすることが
必須であり、そのためには、運行記録計の製造工程にお
ける組み付けを高精度で行う必要がある。
【0003】そこで、例えば特開昭59−100814
号公報に開示された組み付け方法では、記録針を本体に
緩めに取り付け、記録紙に似た形状の調整用板をケース
に取り付け、ケースを閉じた状態で調整用板の位置決め
孔に記録針の針先を合わせて理想的な基準位置に割り出
した後、記録針を本体側に締め付け固定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の運行記録計では、記録針等を実装した内機アッ
センブリを本体に取り付け、且つ、ケースに記録紙やそ
の代わりの前記調整用板等を取り付けた状態でないと、
記録針の基準位置への割り出し作業が行えない。従っ
て、例えば、記録針と記録紙の間に位置ずれがあり、前
記作業により記録針を基準位置に割り出せず、記録針の
位置を再調整する必要がある場合等には、一度取り付け
た内機アッセンブリを本体から外さなければならず、調
整作業が面倒で手間が掛かるという不具合があった。
【0005】また、上述した従来の組み付け方法は、記
録紙の或る回転位置における記録針と記録紙の相対位置
を単に調整するだけのものであるため、例えば、本体と
ケースの間に偏心や記録紙の周方向への位置ずれがある
状態で前記調整を行ってしまう場合がある。従って、前
記調整を行っても、走行速度記録用の記録針と記録紙に
対する相対位置が常に正しい位置となる保証はなく、記
録紙の回転位置が変わった場合には、実際とは異なる速
度箇所や時間帯箇所に情報が記録されてしまうおそれが
ある。このため、上述の組み付け方法では、本体とケー
ス間の偏心や記録紙の周方向への位置ずれを解消し、記
録紙上の走行速度記録領域における正しい速度箇所に走
行速度情報が記録されるように、前記調整の他に、記録
紙と平行する面内での該記録紙に対する内機アッセンブ
リの位置調整を別途行う必要があるという不具合があっ
た。
【0006】本発明は前記事情に鑑みなされたもので、
本発明の目的は、記録紙上の正しい記録箇所への情報記
録を可能とするための記録針による記録紙への情報記録
位置の調整を少ない手間で簡単に、且つ、正確に行うこ
とができる運行記録計の情報記録位置調整方法と、当該
方法を実施するのに適した構造の運行記録計を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、所定半径箇所に書き出し基準位置が設定さ
れた円形の記録紙を記録紙保持体上で時間の経過と共に
回転させ、内機アッセンブリにより支持された記録針を
前記記録紙に接触させて、該記録針を前記記録紙の径方
向に所定距離範囲内で移動させ、前記記録針により前記
記録紙に走行情報を記録する運行記録計の情報記録位置
調整方法であって、前記記録紙の回転中心軸上の前記記
録紙保持体箇所を前記内機アッセンブリに対して位置決
めし、次いで、前記所定距離範囲の一端において前記記
録針の位置が前記書き出し基準位置に合致するように、
前記内機アッセンブリに対する前記記録針の前記所定距
離範囲の一端位置を調整するようにしたことを特徴とす
る。
【0008】また、本発明は、前記記録紙の径方向に延
在する第2書き出し基準位置を該記録紙に設定し、前記
記録紙の回転中心軸上の前記記録紙保持体箇所を前記内
機アッセンブリに対して位置決めし、且つ、前記記録針
の位置を前記第2書き出し基準位置に合致させた状態
で、前記回転中心軸から偏心した前記記録紙保持体箇所
を前記内機アッセンブリに対して位置決めし、その後、
前記所定距離範囲の一端において前記記録針の位置が前
記書き出し基準位置に合致するように、前記内機アッセ
ンブリに対する前記記録針の前記所定距離範囲の一端位
置を調整するようにした。
【0009】さらに、前記目的を達成するために本発明
は、円形の記録紙を回転可能に保持する記録紙保持体
と、前記記録紙に走行情報を記録する記録針と、前記記
録針を前記記録紙の径方向に所定距離範囲内で移動可能
に支持する内機アッセンブリとを備える運行記録計であ
って、前記記録紙の回転中心軸上の前記記録紙保持体箇
所に形成された第1係合部と、前記内機アッセンブリに
形成され、前記記録針による前記記録紙への前記走行情
報の記録時に前記第1係合部に係合可能な第2係合部
と、前記記録針及び前記内機アッセンブリのうち少なく
とも一方に付設され、前記所定距離範囲の両端のうち少
なくとも一方の位置を前記記録紙の径方向に移動させる
移動範囲調整機構とを設けたことを特徴とする。
【0010】また、本発明は、前記回転中心軸から偏心
した前記記録紙保持体箇所に形成された第3係合部と、
前記内機アッセンブリに形成され、前記第1係合部と前
記第2係合部が係合した状態で前記第3係合部に係合可
能な第4係合部とをさらに設けるものとした。さらに、
本発明は、前記第1係合部と前記第2係合部を係合さ
せ、且つ、前記第3係合部と前記第4係合部を係合させ
た状態で、前記記録針の移動方向は、前記第1係合部と
前記第3係合部を結ぶ線の延在方向と平行するものとし
た。
【0011】
【作用】本発明の運行記録計の情報記録位置調整方法に
よれば、円形の記録紙の回転中心軸上の記録紙保持体箇
所を、記録針を支持する内機アッセンブリに対して位置
決めすることで、記録紙と内機アッセンブリの中心合わ
せが容易になされ、しかも、記録紙の所定半径箇所に設
定された書き出し基準位置に対する記録針の所定距離範
囲の一端における位置の調整を、運行記録計の本体内に
内機アッセンブリを組み付ける前の段階で、記録紙保持
体と内機アッセンブリだけで行うことが可能となる。
【0012】また、記録紙の書き出し基準位置に対する
記録針の所定距離範囲の一端における位置の調整を行う
前の段階で、記録紙と内機アッセンブリの中心合わせを
行った上で、記録紙の径方向に延在するように設定され
た第2書き出し基準位置に記録針の位置を合致させ、そ
の状態で、記録紙の回転中心軸から偏心した記録紙保持
体箇所を内機アッセンブリに対して位置決めすること
で、記録紙の周方向における記録紙保持体と記録針の位
置合わせが容易になされ、しかも、記録紙保持体に対し
て記録紙を現在時刻に応じた回転位置に設定した場合
に、その設定した回転位置に記録針を接触させ情報を記
録させるための記録針の位置調整を、運行記録計の本体
内に内機アッセンブリを組み付ける前の段階で、記録紙
保持体と内機アッセンブリだけで行うことが可能とな
る。
【0013】さらに、本発明の運行記録計によれば、記
録紙保持体の第1係合部と内機アッセンブリの第2係合
部との係合により、記録紙と内機アッセンブリの中心合
わせが容易になされ、移動範囲調整機構により、記録針
の所定距離範囲の両端のうち少なくとも一方の位置を記
録紙の径方向に移動させることで、記録紙の所定半径箇
所を走行情報の書き出し基準位置とするための、記録紙
に対する記録針の位置調整がなされる。
【0014】また、記録紙保持体の第1係合部と内機ア
ッセンブリの第2係合部との係合、及び、記録紙保持体
の第3係合部と内機アッセンブリの第4係合部との係合
により、記録紙の周方向において記録紙保持体と記録針
の位置合わせが容易になされ、記録紙の周方向において
該記録紙を記録紙保持体に対して位置決めしておくこと
で、記録紙の周方向において記録針が記録紙に対して記
録紙保持体を介して位置決めされる。
【0015】
【実施例】以下、本発明による情報記録位置調整方法を
運行記録計と共に図面に基づいて説明する。図1は本発
明の第1実施例に係るカートリッジ式の運行記録計の外
観を示す斜視図で、図1中の引用符号1は略箱型に形成
された運行記録計の本体、11は後述する記録紙21を
収容し本体1に出し入れされるカートリッジをそれぞれ
示す。
【0016】本体1は前面パネル2を有し、該前面パネ
ル2には、カートリッジ11の高さ及び横幅よりも一回
り大きいカートリッジ挿脱口7が形成され、且つ、該カ
ートリッジ挿脱口7を開閉する蓋3と、該蓋3を施錠す
るための錠前4と、運転者の交代に伴い記録形式を切り
換えるための切換スイッチ5等が設けられている。
【0017】前記カートリッジ11は、情報記録用の記
録紙21を収容する記録紙収容部12bを上部に有する
筐体12と、該記録紙収容部12bを開閉する開閉蓋1
3等を備えている。前記筐体12は、運行記録計の本体
1に挿入する前端側が平面視略々円弧状に形成されてお
り、該筐体12の前端で左右側面方向の略々中央箇所に
は、筐体12の上面12Aから下面12Cに亘って断面
半円状の位置合わせ溝12D(第3係合部に相当)が形
成され、さらに、上面12Aには、図2に開閉蓋を開い
たカートリッジの斜視図で示すように、位置合わせ溝1
2Dに連なる指示溝12Eが形成されている。
【0018】前記記録紙収容部12bは、前記筐体12
の上面12Aを前記記録紙21に応じた形状で窪ませて
形成されており、該記録紙収容部12bの底面略々中央
部には、互いの中心を合致させた状態で記録紙21を保
持する回転テーブル14(記録紙保持体に相当)が回転
可能に設けられている。前記回転テーブル14上で該回
転テーブル14の回転中心軸上の箇所には、略々水滴形
の係止突起14bを介して円柱状の回転軸14aが突設
されており、該回転軸14aの上端には、凹部14dが
上面に形成された芯出し部材14c(第1係合部に相
当)が取着されている。
【0019】図3は回転テーブル上に保持される記録紙
の要部平面図で、記録紙21は、円形を呈し、記録紙2
1の中央部には、前記係止突起14bに係合可能な略々
水滴形の中心孔21aが形成されており、該中心孔21
aを係止突起14bに係合させた状態で、記録紙21の
中心は回転テーブル14の回転中心軸上に位置する。前
記中心孔21aの外側の走行情報記録領域21bには、
該中心孔21aから近い順に、走行距離記録領域21
c、乗務員交代記録領域21d、走行速度記録領域21
eが同心円上にそれぞれ形成されている。
【0020】尚、前記走行速度記録領域21eには、記
録紙21の径方向に延在し、該走行速度記録領域21e
を1時間刻みで区切る時間目盛21f(第2書き出し基
準位置、第2書き出し基準線に相当)が、記録紙21の
周方向に等間隔を置いて記されている。また、前記走行
速度記録領域21eには、記録紙21の周方向に沿って
延在する「20km/h」の原点目盛21g(書き出し
基準位置、書き出し基準線に相当)と、前記周方向に沿
って延在する10km/h刻みの速度目盛21hが、記
録紙21の径方向内側から外側に向かって等間隔置きに
記されている。そして、記録紙21をカートリッジ11
の記録紙収容部12bに収容する場合には、カートリッ
ジ11の指示溝12Eが記録紙21の現在時刻に対応す
る時間目盛21f箇所を指すように、記録紙21の回転
位置を合わせて回転テーブル14の回転軸14aに取り
付ける。
【0021】前記開閉蓋13は、図1に示すように、前
記記録紙収容部12bを略々覆う形状及び大きさで形成
され、ヒンジ15を介して前記筐体12の前端寄りの両
側面12B箇所に開閉可能に支持されている。前記開閉
蓋13の略々中央部には、図2に示すように、記録紙2
1を回転テーブル14に押え付ける環状の押え部材13
aが回転可能に支持されており、該押え部材13aを挟
んで前記ヒンジ15とは反対側の開閉蓋13箇所には、
図1に示すように、開閉操作用の把手13eが形成さ
れ、押え部材13aよりもヒンジ15寄りの開閉蓋部分
13には、後述する記録針18A,18B,18C挿通
用の欠部13bが形成されている。このように構成され
たカートリッジ11は、前記カートリッジ7挿脱口7か
ら本体1内に挿入されると、該本体1内で不図示の昇降
フレームにより支持されつつ上方に移送され、所定の情
報記録箇所に保持される。
【0022】次に、本体1の内部に組み付けられる内機
アッセンブリの構成について、図4を参照して説明す
る。図4は内機アッセンブリを下方から見た斜視図で、
図4中引用符号40で示す内機アッセンブリは、実装基
板50と、ガイドピン60(第2係合部材に相当)と、
前記記録針18A,18B,18Cと、記録針駆動用の
ステッピングモータ70A,70C、及び位置出しピン
80(第4係合部材に相当)等を備えている。
【0023】前記実装基板50は、配線用導電パターン
(図示せず)が上面(図4中下面)に形成されたリジッ
トなプリント基板により、前記本体1に対応する大きさ
で本体前後に長い平面視矩形に形成されており、図1中
に想像線で示すように、該実装基板50の長手方向一端
52を本体1の前面パネル2側に向け、図4中の上下を
反転させた状態で、前記昇降フレームにより前記情報記
録箇所で保持された前記カートリッジ11の上方の本体
1内箇所に水平に取着される。
【0024】前記ガイドピン60は、前記実装基板50
の下面51側に配設され、該実装基板50で回転可能に
支持されており、前記芯出し部材14cの凹部14dに
嵌合可能な外径で、略々円錐台形の先細り状に形成され
ている。前記ガイドピン60は、実装基板50を本体1
に取着した状態で、昇降フレームにより情報記録箇所で
保持されたカートリッジ11の前記凹部14dに嵌合で
きるように構成されている。また、前記ガイドピン60
の外周部には、該ガイドピン60が前記凹部14dに嵌
合した状態で前記回転テーブル14の上面周縁部に接触
する円筒状のフランジ部61が一体に形成されている。
【0025】前記記録針18A,18B,18Cは、前
記ガイドピン60よりも実装基板50の長手方向他端5
3寄り部分に配設されている。前記走行距離記録用の記
録針18Aは、支承ブリッジ71Aにより実装基板50
の下面51から離間接近する方向に移動可能に支持さ
れ、不図示のスプリングにより下面51から離間する方
向に付勢されており、且つ、該支承ブリッジ71A、移
動体72A、及び、ガイドロッド73Aを介して、実装
基板50の長手方向に移動可能に前記下面51で支持さ
れている。尚、本実施例では、支承ブリッジ71Aが移
動体72Aに対して任意の方向に位置調整可能に取り付
けられている。
【0026】前記記録針18Aは、前記実装基板50の
下面51でガイドピン60よりも前記長手方向一端52
寄りの箇所に配設された前記ステッピングモータ70A
から、その脇の動力伝達歯車群75A、ハートカム76
A、及びカムフォロワ77Aを介して、該カムフォロワ
77Aと一体的に形成された前記移動体72Aに伝わる
動力により、前記記録紙21の径方向における走行距離
記録領域21cの幅の範囲内で、車両の走行距離に応じ
た回数だけ前記長手方向に往復移動する。
【0027】前記乗務員交代記録用の記録針18Bは、
前記記録針18Aと同様に、支承ブリッジ71Bにより
前記下面51から離間接近する方向に移動可能に支持さ
れて、不図示のスプリングにより下面51から離間する
方向に付勢されており、且つ、該支承ブリッジ71B、
移動体72B、及び、ガイドロッド73A,73Bを介
して前記長手方向に移動可能に前記下面51で支持され
ている。前記記録針18Bは、実装基板50上のステッ
ピングモータ(図示せず)から、該実装基板50の上面
側の動力伝達歯車群(図示せず)、動力伝達歯車群75
Aを挟んでハートカム76Aとは反対側箇所のハートカ
ム76B、及びカムフォロワ77Bを介して、該カムフ
ォロワ77Bと一体の前記移動体72Bに伝わる動力に
より、記録紙21の径方向における乗務員交代記録領域
21dの幅の範囲内で、切換スイッチ5の切換状態に応
じて前記長手方向に適宜移動する。
【0028】前記走行速度記録用の記録針18Cは、前
記記録針18Aと同様に、支承ブリッジ71Cにより前
記下面51から離間接近する方向に移動可能に支持され
て、不図示のスプリングにより下面51から離間する方
向に付勢されており、且つ、該支承ブリッジ71C、移
動体72C、及び、ガイドロッド73Aを介して前記長
手方向に移動可能に前記下面51で支持されている。前
記記録針18Cは、前記実装基板50の下面51で前記
長手方向一端52箇所に配設された前記ステッピングモ
ータ70Cから、歯車75C、該実装基板50の上面側
の動力伝達歯車群(図示せず)、エンコーダ76C、ピ
ニオン77C、及び前記移動体72Cに形成されたラッ
ク78Cを介して該移動体72Cに伝わる動力により、
記録紙21の径方向における走行速度記録領域21eの
幅の範囲内で、車両の走行速度に応じた量だけ前記長手
方向に往復移動する。そして、本実施例では、支承ブリ
ッジ71C及び移動体72Cで移動範囲調整機構が構成
されている。
【0029】尚、前記ステッピングモータ70Cから移
動体72Cへの動力伝達系に介在する前記エンコーダ7
6Cは、該ステッピングモータ70Cの回転に応じた量
で回転する円板(図示せず)と、該円板上を摺動する5
本のブラシ(図示せず)を内蔵しており、前記円板上に
は、前記5本のブラシがそれぞれ接触可能な5ビットの
グレーコード(図示せず)が形成されている。そして、
前記エンコーダ76Cは、前記グレーコードに接触した
ブラシ間の導通状態のパターンに応じて、記録針18C
が記録紙21上の原点目盛21g及び速度目盛21hの
うちどの目盛21g,21h箇所に位置しているかを5
km/h刻みで示すエンコーダパルスを出力する。
【0030】このエンコーダパルスは、ステッピングモ
ータ70Cの制御系(図示せず)に送られて、ステッピ
ングモータ70Cの駆動ステップ数から割り出される計
算上の記録針18Cの位置と比較され、動力伝達不良等
により記録針18Cが駆動ステップ数通りの量で移動し
なかった場合に、これを検出し記録針18Cの位置デー
タを補正するため等に用いられる。尚、図4中に示す移
動体72Aのラック77Aは、前記記録針18Aの位置
データ補正用エンコーダパルスを得るべく、前記エンコ
ーダ76Cと同様の不図示のエンコーダのピニオンに噛
合させ、該エンコーダを記録針18Aの実際の移動量に
応じて回転させるために設けられている。
【0031】前記位置出しピン80は、前記カートリッ
ジ11の筐体12の上下間隔よりも大きい高さ寸法で断
面三角形状に形成され、該位置出しピン80は、実装基
板50の他端53側箇所に、三角形の頂点を実装基板5
0の一端52側に向けて立設されている。前記位置出し
ピン80は、実装基板50を本体1に取着した状態で、
昇降フレームにより情報記録箇所で保持されたカートリ
ッジ11の前記位置合わせ溝12Dに係合できるように
構成されている。そして、カートリッジ11は、指示溝
12Eが記録紙21の現在時刻に対応する時間箇所を指
すように回転位置を合わせた記録紙21を、回転テーブ
ル14の回転軸14aに取り付けた状態で、芯出し部材
14cとガイドピン60を係合させ、且つ、位置合わせ
溝12Dと位置出しピン80を係合させることにより、
記録針18A,18B,18Cが、記録紙21の現在時
刻に対応する箇所に接触するように構成されている。
【0032】以上に説明した内機アッセンブリ40及び
昇降フレームを本体1内に組み付けて本体1を完成させ
た状態で、開閉蓋13を上に向けて前記カートリッジ1
1をカートリッジ挿脱口7から挿入すると、前記昇降フ
レームによりカートリッジ11が前記情報記録箇所の下
方の本体1内箇所を経て該情報記録箇所に持ち上げられ
て、前記ガイドピン60が芯出し部材14cの凹部14
dに嵌合すると共に、前記位置出しピン80が位置合わ
せ溝12Dに係合する。このガイドピン60の凹部14
dへの嵌合により、カートリッジ11と内機アッセンブ
リ40の芯合わせ、即ち、記録紙21の径方向における
該記録紙21と記録針18A,18B,18Cの位置合
わせがなされ、また、位置出しピン80の位置合わせ溝
12Dへの係合により、ガイドピン60及び回転軸14
aを中心とするカートリッジ11と内機アッセンブリ4
0の位相合わせ、即ち、記録紙21の周方向における該
記録紙21と記録針18A,18B,18Cの位置合わ
せがなされる。
【0033】次に、内機アッセンブリ40の本体1への
組み付け前に行う記録針18Cの記録位置調整作業につ
いて説明する。図5は記録針18Cの情報記録位置の調
整に用いるマスター治具の斜視図で、図5中引用符号9
0で示すマスター治具は、記録紙21と同一の外径で形
成された透明樹脂製の円板91と、該円板91の一面9
2で該円板91の中心箇所に立設された回転軸94aを
備えている。前記回転軸94aは、前記回転軸14aと
同様に形成され、該回転軸94aの上端には、ガイドピ
ン60が係合可能な凹部94dを上面に有する芯出し部
材94cが取着されている。また、前記円板91の一面
92には、前記記録紙21の原点目盛21gと同径で、
前記回転軸94aを中心とする原点指示線93が、前記
円板91と同心円状に印刷されている。
【0034】前記マスター治具90を用いての記録針1
8Cの記録位置調整は、マスター治具90の芯出し部材
94cの凹部94dを内機アッセンブリ40のガイドピ
ン60に係合させ、記録針18Cの先端を円板91の一
面92上に接触させると共に、該記録針18Cを最も実
装基板50の一端52寄りのガイドロッド73A箇所、
即ち、記録針18Cの原点位置に移動させることで行
う。そして、記録針18Cの先端が前記原点指示線93
上にあれば、そのまま再調整なしで調整完了とする。一
方、図6に示すように、記録針18Cの先端Aが原点指
示線93から円板91の径方向に距離Lだけずれた一面
92箇所にあれば、前記移動体72Cに対する支承ブリ
ッジ71Cの取り付け位置を実装基板50の長手方向、
即ち、円板91の径方向にずらして、記録針18Cの原
点位置を距離Lだけ実装基板50の他端53側にずらす
再調整を行い調整完了とする。
【0035】このように本実施例によれば、記録紙21
を保持するカートリッジ11の回転テーブル14の回転
軸14aに、凹部14dを有する芯出し部材14cを設
けると共に、前記カートリッジ11の筐体12前端に位
置合わせ溝12Dを形成し、一方、前記記録紙21に走
行速度の情報を記録する記録針18Cが実装された内機
アッセンブリ40の実装基板50に、記録紙21への情
報記録時に前記凹部14dに係合するガイドピン60を
設けると共に、情報記録時に前記位置合わせ溝12Dに
係合する位置出しピン80を設け、さらに、記録針18
Cを支持する支承ブリッジ71Cを、実装基板50で支
持された移動体72Cに位置調整可能に取り付ける構成
とした。
【0036】従って、凹部14dとガイドピン60の係
合により、記録紙21と内機アッセンブリ40の中心を
容易に合わせ、且つ、位置合わせ溝12Dと位置出しピ
ン80の係合により、記録紙21の周方向におけるカー
トリッジ11と記録針18Cの位置を容易に合わせるこ
とができ、従って、本体1内に内機アッセンブリ40を
組み付けた後に、記録紙21と内機アッセンブリ40の
中心合わせや、カートリッジ11と記録針18Cの位置
合わせに関する調整作業を行わなくて済むようにするこ
とができる。
【0037】また、記録針18Cで記録紙21に走行速
度情報を記録する際に記録針18Cの原点位置が記録紙
21の原点目盛21gの位置に合致するようにするため
の、記録針18Cの原点位置調整を、記録紙21と同径
に形成された円盤91と、該円盤91の一面92の中心
箇所に立設された回転軸94a及び芯出し部材94c
と、記録紙21の原点目盛21gと同径で前記一面92
上に形成された原点指示線93とを有するマスター治具
90を用い、本体1内に内機アッセンブリ40を組み付
ける前に行うことができ、記録紙への情報記録位置の調
整を少ない手間で簡単に、且つ、正確に行うことができ
る。
【0038】尚、上述の第1実施例では、カートリッジ
式の運行記録計を例に取って説明したが、本発明はカー
トリッジ式の運行記録計に限らず、他の方式の運行記録
計にも適用可能である。図7は本発明の第2実施例に係
るトレー式の運行記録計の外観を示す斜視図で、図7中
の引用符号101は略箱型に形成された運行記録計の本
体、121は記録紙21が載置され本体101に出し入
れされるトレー部をそれぞれ示す。
【0039】本体101の前面には、時計102と、こ
の時計102の時刻をセットする各種の操作ボタン10
3A,103B,103Cと、乗務員の交代に合わせて
記録パターンを切り換えるための切換スイッチ104
と、トレー部121を出し入れする出し入れ口101a
が設けられている。
【0040】前記トレー部121の前端には、前記出し
入れ口101aを丁度塞ぐ大きさの前面パネル121E
が設けられている。図7中ではトレー部121が本体1
01から引き出された記録紙交換箇所に位置している状
態を示しており、トレー部121の上部略々中央箇所に
は、前記回転テーブル14と同様の回転テーブル122
(記録紙保持体に相当)が回転可能に設けられ、該回転
テーブル122の中央箇所には、略々水滴形を呈する係
止突起122aが形成され、該係止突起122a上に円
柱状の回転軸122aがさらに突設されている。また、
前記回転軸122aの上端には、前記芯出し部材14c
と同様の、凹部122dが上面に形成された芯出し部材
122c(第1係合部材に相当)が取着されている。
【0041】前記本体101の内部には、図7中に想像
線で示すように、前記実装基板50の長手方向他端53
を本体101の前面側に向け、図4中の上下を反転させ
た状態で内機アッセンブリ40が水平に配設され、該内
機アッセンブリ40は、不図示の昇降機構により昇降可
能に本体101で支持される。尚、前記前面パネル12
1Eが出し入れ口101aを丁度塞ぐようにトレー部1
21を本体101内に収容し、且つ、前記昇降機構によ
り内機アッセンブリ40を降下させたトレー部121の
情報記録箇所において、前記ガイドピン60は前記芯出
し部材122cの凹部122dに係合する。
【0042】そして、本実施例では、第1実施例で実装
基板50の他端53側に立設していた内機アッセンブリ
40の位置出しピン80が省略され、その代わりに、図
4中の想像線で示すように、実装基板50の一端52側
箇所に、前記位置出しピン80と同様の位置出しピン8
1が、三角形の頂点を実装基板50の他端53側に向け
て立設されている。また、本実施例では、トレー部12
1の後端面に、該トレー部121が情報記録箇所にあ
り、且つ、昇降機構により内機アッセンブリ40が降下
された状態で、前記位置出しピン81に係合する位置合
わせ溝121Dが形成されている。このような構成によ
る第2実施例の運行記録計によっても、第1実施例と同
様の作用効果を得ることができる。
【0043】尚、上述した第1及び第2実施例では、記
録針18Cの原点位置調整をマスター治具90を用いて
行うものとしたが、記録紙21を収容したカートリッジ
11や、記録紙21を載せたトレー部121を用いて行
うようにしてもよい。この場合、カートリッジ11の指
示溝12Eが記録紙21の任意の時間目盛21f箇所を
指すように記録紙21の回転位置を合わせておき、この
状態で、芯出し部材14c,122cとガイドピン60
の係合、及び、位置合わせ溝12D,121Dと位置出
しピン80,81の係合により、記録針18Cを記録紙
21に接触させ、前記指示溝12Eが指す時間目盛21
f上に記録針18Cを配置した状態で該記録針18Cの
位置調整を行えば、記録針21の周方向における記録針
18Cの位置調整を同時に行うことができる。
【0044】また、本実施例では、記録紙21の周方向
におけるカートリッジ11或はトレー部121と記録針
18Cの位置合わせ用に、カートリッジ11或はトレー
部121と内機アッセンブリ40に設ける係合部を、位
置合わせ溝12D,121Dと位置出しピン80,81
で構成したが、カートリッジ11或はトレー部121と
内機アッセンブリ40のうち一方に設けたピンと他方に
形成した孔で係合部を構成する等、カートリッジ11或
はトレー部121と内機アッセンブリ40の双方に設け
る係合部の構成は、本実施例で示したものに限らず任意
である。さらに、本実施例では、走行速度情報を記録す
る記録針18Cの記録紙21に対する情報記録位置の調
整について説明したが、本発明は、他の2つの記録針1
8A,18Bの記録紙21に対する情報記録位置を調整
する際にも当然適用可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、所
定半径箇所に書き出し基準位置が設定された円形の記録
紙を記録紙保持体上で時間の経過と共に回転させ、内機
アッセンブリにより支持された記録針を前記記録紙に接
触させて、該記録針を前記記録紙の径方向に所定距離範
囲内で移動させ、前記記録針により前記記録紙に走行情
報を記録する運行記録計の情報記録位置調整方法であっ
て、前記記録紙の回転中心軸上の前記記録紙保持体箇所
を前記内機アッセンブリに対して位置決めし、次いで、
前記所定距離範囲の一端において前記記録針の位置が前
記書き出し基準位置に合致するように、前記内機アッセ
ンブリに対する前記記録針の前記所定距離範囲の一端位
置を調整するようにした。
【0046】また、本発明によれば、円形の記録紙を回
転可能に保持する記録紙保持体と、前記記録紙に走行情
報を記録する記録針と、前記記録針を前記記録紙の径方
向に所定距離範囲内で移動可能に支持する内機アッセン
ブリとを備える運行記録計であって、前記記録紙の回転
中心軸上の前記記録紙保持体箇所に形成された第1係合
部と、前記内機アッセンブリに形成され、前記記録針に
よる前記記録紙への前記走行情報の記録時に前記第1係
合部に係合可能な第2係合部と、前記記録針及び前記内
機アッセンブリのうち少なくとも一方に付設され、前記
所定距離範囲の両端のうち少なくとも一方の位置を前記
記録紙の径方向に移動させる移動範囲調整機構とを設け
る構成とした。
【0047】このため、記録紙と内機アッセンブリの中
心合わせが容易に行え、しかも、記録紙の所定半径箇所
に設定された書き出し基準位置に対する記録針の所定距
離範囲の一端における位置の調整を、運行記録計の本体
内に内機アッセンブリを組み付ける前の段階で、記録紙
保持体と内機アッセンブリだけで行うことが可能とな
り、よって、記録紙上の正しい記録箇所への情報記録を
可能とするための記録針による記録紙への情報記録位置
の調整を少ない手間で簡単に、且つ、正確に行うことが
できる等の効果を奏する。
【0048】さらに、本発明によれば、前記記録紙の径
方向に延在する第2書き出し基準位置を該記録紙に設定
し、前記記録紙の回転中心軸上の前記記録紙保持体箇所
を前記内機アッセンブリに対して位置決めし、且つ、前
記記録針の位置を前記第2書き出し基準位置に合致させ
た状態で、前記回転中心軸から偏心した前記記録紙保持
体箇所を前記内機アッセンブリに対して位置決めし、そ
の後、前記所定距離範囲の一端において前記記録針の位
置が前記書き出し基準位置に合致するように、前記内機
アッセンブリに対する前記記録針の前記所定距離範囲の
一端位置を調整するようにした。
【0049】また、本発明によれば、前記回転中心軸か
ら偏心した前記記録紙保持体箇所に形成された第3係合
部と、前記内機アッセンブリに形成され、前記第1係合
部と前記第2係合部が係合した状態で前記第3係合部に
係合可能な第4係合部とをさらに設けるものとした。こ
のため、記録紙の周方向における記録紙保持体と記録針
の位置合わせを容易に行い、しかも、記録紙保持体に対
して記録紙を現在時刻に応じた回転位置に設定した場合
に、その設定した回転位置に記録針を接触させ情報を記
録させるための記録針の位置調整を、運行記録計の本体
内に内機アッセンブリを組み付ける前の段階で、記録紙
保持体と内機アッセンブリだけで行えるようにすること
ができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るカートリッジ式の運
行記録計の外観を示す斜視図である。
【図2】図1のカートリッジの開閉蓋を開いた状態を示
す斜視図である。
【図3】図2の回転テーブル上に保持される記録紙の要
部平面図である。
【図4】図1の本体の内部に組み付けられる内機アッセ
ンブリを下方から見た斜視図である。
【図5】図4に示す記録針の情報記録位置調整に用いる
マスター治具の斜視図である。
【図6】図5のマスター治具による記録針の情報記録位
置の調整作業の説明図である。
【図7】本発明の第2実施例に係るトレー式の運行記録
計の外観を示す斜視図である。
【符号の説明】 12D,121D 位置合わせ溝(記録紙の回転中心軸
から偏心した記録紙保持体箇所、第3係合部) 14,122 回転テーブル(記録紙保持体) 14c,122c 芯出し部材(記録紙の回転中心軸上
の記録紙保持体箇所、第1係合部) 18C 記録針 21 記録紙 21f 時間目盛(第2書き出し基準位置) 21g 原点目盛(書き出し基準位置) 40 内機アッセンブリ 60 ガイドピン(第2係合部) 71C 支承ブリッジ(移動範囲調整機構) 72C 移動体(移動範囲調整機構) 80,81 位置決めピン(第4係合部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07C 1/00 - 15/00 G01D 9/00 G01D 15/32

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定半径箇所に書き出し基準位置が設定
    された円形の記録紙を記録紙保持体上で時間の経過と共
    に回転させ、 内機アッセンブリにより支持された記録針を前記記録紙
    に接触させて、該記録針を前記記録紙の径方向に所定距
    離範囲内で移動させ、 前記記録針により前記記録紙に走行情報を記録する運行
    記録計の情報記録位置調整方法であって、 前記記録紙の回転中心軸上の前記記録紙保持体箇所を前
    記内機アッセンブリに対して位置決めし、 次いで、前記所定距離範囲の一端において前記記録針の
    位置が前記書き出し基準位置に合致するように、前記内
    機アッセンブリに対する前記記録針の前記所定距離範囲
    の一端位置を調整するようにした、 ことを特徴とする運行記録計の情報記録位置調整方法。
  2. 【請求項2】 前記記録紙の径方向に延在する第2書き
    出し基準位置を該記録紙に設定し、前記記録紙の回転中
    心軸上の前記記録紙保持体箇所を前記内機アッセンブリ
    に対して位置決めし、且つ、前記記録針の位置を前記第
    2書き出し基準位置に合致させた状態で、前記回転中心
    軸から偏心した前記記録紙保持体箇所を前記内機アッセ
    ンブリに対して位置決めし、その後、前記所定距離範囲
    の一端において前記記録針の位置が前記書き出し基準位
    置に合致するように、前記内機アッセンブリに対する前
    記記録針の前記所定距離範囲の一端位置を調整するよう
    にした請求項1記載の運行記録計の情報記録位置調整方
    法。
  3. 【請求項3】 円形の記録紙を回転可能に保持する記録
    紙保持体と、 前記記録紙に走行情報を記録する記録針と、 前記記録針を前記記録紙の径方向に所定距離範囲内で移
    動可能に支持する内機アッセンブリと、 を備える運行記録計であって、 前記記録紙の回転中心軸上の前記記録紙保持体箇所に形
    成された第1係合部と、 前記内機アッセンブリに形成され、前記記録針による前
    記記録紙への前記走行情報の記録時に前記第1係合部に
    係合する第2係合部と、 前記記録針及び前記内機アッセンブリのうち少なくとも
    一方に付設され、前記所定距離範囲の両端のうち少なく
    とも一方の位置を前記記録紙の径方向に移動させる移動
    範囲調整機構とを設けた、 ことを特徴とする運行記録計。
  4. 【請求項4】 前記回転中心軸から偏心した前記記録紙
    保持体箇所に形成された第3係合部と、前記内機アッセ
    ンブリに形成され、前記第1係合部と前記第2係合部が
    係合した状態で前記第3係合部に係合可能な第4係合部
    とをさらに設けた請求項3記載の運行記録計。
  5. 【請求項5】 前記第1係合部と前記第2係合部を係合
    させ、且つ、前記第3係合部と前記第4係合部を係合さ
    せた状態で、前記記録針の移動方向は、前記第1係合部
    と前記第3係合部を結ぶ線の延在方向と平行する請求項
    4記載の運行記録計。
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