JP2921619B2 - ケーブル - Google Patents
ケーブルInfo
- Publication number
- JP2921619B2 JP2921619B2 JP4257705A JP25770592A JP2921619B2 JP 2921619 B2 JP2921619 B2 JP 2921619B2 JP 4257705 A JP4257705 A JP 4257705A JP 25770592 A JP25770592 A JP 25770592A JP 2921619 B2 JP2921619 B2 JP 2921619B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- jacket
- rib
- spiral
- protection tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はケーブルに関し、特に
たとえば既設のケーブル保護管内に挿通される電力用あ
るいは通信用等のケーブルに関する。
たとえば既設のケーブル保護管内に挿通される電力用あ
るいは通信用等のケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】図3を参照して、この種の従来のケーブ
ル1は、複数の電線2を束ねた電線束3を含み、電線束
3の外表面には、その表面が滑らかな合成樹脂からなる
外被4が形成される。そして、ケーブル1の敷設時に
は、ケーブル1の外表面にポリウォータ(商品名)等の
潤滑剤を塗布して、これを既設のケーブル保護管5内へ
引き込むようにしていた。
ル1は、複数の電線2を束ねた電線束3を含み、電線束
3の外表面には、その表面が滑らかな合成樹脂からなる
外被4が形成される。そして、ケーブル1の敷設時に
は、ケーブル1の外表面にポリウォータ(商品名)等の
潤滑剤を塗布して、これを既設のケーブル保護管5内へ
引き込むようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
ケーブル1をケーブル保護管5内へ引き込む際にケーブ
ルの外表面に潤滑剤を塗布しなければならず、作業性が
悪いという問題点があった。それゆえに、この発明の主
たる目的は、作業性を向上できるケーブルを提供するこ
とである。
ケーブル1をケーブル保護管5内へ引き込む際にケーブ
ルの外表面に潤滑剤を塗布しなければならず、作業性が
悪いという問題点があった。それゆえに、この発明の主
たる目的は、作業性を向上できるケーブルを提供するこ
とである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、既設のケー
ブル保護管内に挿通されるケーブルであって、外被と、
外被の外周面に形成されるかつ外被の軸に対して第1角
度で傾斜する第1螺旋状リブと、外被の外周面に形成さ
れるかつ外被の軸に対して第1角度とは逆方向の第2角
度で傾斜する第2螺旋状リブとを備え、外被の軸方向に
おいて第1螺旋状リブと第2螺旋状リブとが交互に連続
して配置される、ケーブルである。
ブル保護管内に挿通されるケーブルであって、外被と、
外被の外周面に形成されるかつ外被の軸に対して第1角
度で傾斜する第1螺旋状リブと、外被の外周面に形成さ
れるかつ外被の軸に対して第1角度とは逆方向の第2角
度で傾斜する第2螺旋状リブとを備え、外被の軸方向に
おいて第1螺旋状リブと第2螺旋状リブとが交互に連続
して配置される、ケーブルである。
【0005】
【作用】ケーブルを既設のケーブル保護管内へ引き込む
際には、外被の外周面に形成された第1螺旋状リブおよ
び第2螺旋状リブがケーブル保護管の軸方向においてそ
の内面に間欠的に接する。したがって、ケーブルとケー
ブル保護管との接触面積を減少でき、通線抵抗を減少で
きる。また、第1螺旋状リブと第2螺旋状リブとが互い
に逆方向に傾斜して形成されるので、ケーブルを引き込
む際にケーブルがねじれる心配もない。
際には、外被の外周面に形成された第1螺旋状リブおよ
び第2螺旋状リブがケーブル保護管の軸方向においてそ
の内面に間欠的に接する。したがって、ケーブルとケー
ブル保護管との接触面積を減少でき、通線抵抗を減少で
きる。また、第1螺旋状リブと第2螺旋状リブとが互い
に逆方向に傾斜して形成されるので、ケーブルを引き込
む際にケーブルがねじれる心配もない。
【0006】
【発明の効果】この発明によれば、外被の表面に形成さ
れたリブによって通線抵抗を減少できるので、潤滑剤を
塗布する必要がなく、また、ケーブルがねじれる心配も
ないので、作業性を向上できる。この発明の上述の目
的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して
行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろ
う。
れたリブによって通線抵抗を減少できるので、潤滑剤を
塗布する必要がなく、また、ケーブルがねじれる心配も
ないので、作業性を向上できる。この発明の上述の目
的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して
行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろ
う。
【0007】
【実施例】図1に示すこの実施例のケーブル10は、図
2に示すように、既設のケーブル保護管12内に挿通さ
れるものであり、複数の電線14からなる電線束16を
含む。電線束16の外周面には、合成樹脂からなる外被
18が形成される。そして、外被18の外周面には、外
被18の軸Aに対して第1角度+θで傾斜する第1螺旋
状リブ20aと、第1角度+θとは逆方向の第2角度−
θで傾斜する第2螺 旋状リブ20bとが、軸方向におい
て交互に連続して形成される。
2に示すように、既設のケーブル保護管12内に挿通さ
れるものであり、複数の電線14からなる電線束16を
含む。電線束16の外周面には、合成樹脂からなる外被
18が形成される。そして、外被18の外周面には、外
被18の軸Aに対して第1角度+θで傾斜する第1螺旋
状リブ20aと、第1角度+θとは逆方向の第2角度−
θで傾斜する第2螺 旋状リブ20bとが、軸方向におい
て交互に連続して形成される。
【0008】ケーブル10の敷設時には、ケーブル10
をたとえば地中に埋設されたケーブル保護管12内へ引
き込んでいく。このとき、ケーブル10の第1螺旋状リ
ブ20aおよび第2螺旋状リブ20bのそれぞれがケー
ブル保護管12の軸方向においてその内面に間欠的に接
触されるので、ケーブル10とケーブル保護管12との
接触面積は比較的小さくなり、通線抵抗が小さくなる。
また、第1螺旋状リブ20aの傾斜方向と第2螺旋状リ
ブ20bの傾斜方向とを逆にしているので、ケーブル1
0のねじれは生じない。
をたとえば地中に埋設されたケーブル保護管12内へ引
き込んでいく。このとき、ケーブル10の第1螺旋状リ
ブ20aおよび第2螺旋状リブ20bのそれぞれがケー
ブル保護管12の軸方向においてその内面に間欠的に接
触されるので、ケーブル10とケーブル保護管12との
接触面積は比較的小さくなり、通線抵抗が小さくなる。
また、第1螺旋状リブ20aの傾斜方向と第2螺旋状リ
ブ20bの傾斜方向とを逆にしているので、ケーブル1
0のねじれは生じない。
【0009】この実施例によれば、ケーブル10の通線
抵抗を小さくすることができるので、潤滑剤を塗布しな
くても、ケーブル10をケーブル保護管12内へスムー
ズに引き込むことができる。また、ケーブルのねじれが
生じないので、ねじれに対して注意を払う必要がない。
さらに、ケーブル10を湾曲させる必要が生じた場合に
は、これを容易に湾曲させることができる。したがっ
て、全体として作業性を飛躍的に向上できる。
抵抗を小さくすることができるので、潤滑剤を塗布しな
くても、ケーブル10をケーブル保護管12内へスムー
ズに引き込むことができる。また、ケーブルのねじれが
生じないので、ねじれに対して注意を払う必要がない。
さらに、ケーブル10を湾曲させる必要が生じた場合に
は、これを容易に湾曲させることができる。したがっ
て、全体として作業性を飛躍的に向上できる。
【0010】また、この実施例によれば、第1螺旋状リ
ブ20aおよび第2螺旋状リブ20bによって外被18
全体を均等に補強できる。 なお、上述の実施例では、こ
の発明を電線12に適用した場合を示したが、この発明
は、光ファイバ等のような他の通信線あるいは電力線等
に適用されてもよい。
ブ20aおよび第2螺旋状リブ20bによって外被18
全体を均等に補強できる。 なお、上述の実施例では、こ
の発明を電線12に適用した場合を示したが、この発明
は、光ファイバ等のような他の通信線あるいは電力線等
に適用されてもよい。
【図1】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図2】図1実施例の使用状態を示す図解図である。
【図3】従来技術を示す図解図である。
10 …ケーブル12 …ケーブル保護管14 …電線16 …電線束18 …外被20a,20b …リブ
Claims (1)
- 【請求項1】既設のケーブル保護管内に挿通されるケー
ブルであって、 外被と、前記外被の外周面に形成されるかつ前記外被の
軸に対して第1角度で傾斜する第1螺旋状リブと、前記
外被の外周面に形成されるかつ前記外被の軸に対して前
記第1角度とは逆方向の第2角度で傾斜する第2螺旋状
リブとを備え、前記外被の軸方向において前記第1螺旋
状リブと前記第2螺旋状リブとが交互に連続して配置さ
れる、ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4257705A JP2921619B2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4257705A JP2921619B2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | ケーブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06109172A JPH06109172A (ja) | 1994-04-19 |
JP2921619B2 true JP2921619B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=17309970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4257705A Expired - Lifetime JP2921619B2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2921619B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6371743B2 (ja) * | 2015-09-09 | 2018-08-08 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス |
-
1992
- 1992-09-28 JP JP4257705A patent/JP2921619B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06109172A (ja) | 1994-04-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19981208 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990413 |