JP2919856B2 - 家具用マグネットキャッチ - Google Patents
家具用マグネットキャッチInfo
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- JP2919856B2 JP2919856B2 JP13860189A JP13860189A JP2919856B2 JP 2919856 B2 JP2919856 B2 JP 2919856B2 JP 13860189 A JP13860189 A JP 13860189A JP 13860189 A JP13860189 A JP 13860189A JP 2919856 B2 JP2919856 B2 JP 2919856B2
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- Japan
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- magnetic
- magnetic attraction
- catch
- attracted
- attraction
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、家具の扉を閉止位置で保持するために使用
される家具用マグネットキャッチに関するものである。
される家具用マグネットキャッチに関するものである。
(従来の技術) この種のマグネットキャッチは、磁性板と、この磁性
板を磁気吸着力で吸着する磁気吸着部を備えたキャッチ
本体との組合せから成るものであるが、従来のマグネッ
トキャッチは、前記キャッチ本体の磁気吸着面及び磁性
板の被吸着面が、両者間の吸着離脱方向に対して直交す
る平坦面に形成されていた。
板を磁気吸着力で吸着する磁気吸着部を備えたキャッチ
本体との組合せから成るものであるが、従来のマグネッ
トキャッチは、前記キャッチ本体の磁気吸着面及び磁性
板の被吸着面が、両者間の吸着離脱方向に対して直交す
る平坦面に形成されていた。
(発明が解決しようとする課題) 上記のような従来のマグネットキャッチでは、平坦な
磁気吸着面と被吸着面とが互いに当接吸着した状態から
キャッチ本体と磁性板とを互いに離脱させるとき、前記
磁気吸着面と被吸着面とをこれら面に対して直角方向に
引き離さなければならないので、非常に大きな引き離し
力を要することになる。しかも前記磁気吸着面と被吸着
面とが僅かでも離れると、両者間に働く磁気吸着力は著
しく低下する。このため、例えば上記のようなマグネッ
トキャッチで閉止位置に保持されている扉を開くとき、
大きな開扉力を以て扉を引っ張らなければならないの
で、キャッチ本体と磁性板とが離間して扉がフリーにな
ったとき、与えていた大きな開扉力によって扉が反動で
勢い良く開くことになり、滑らかに扉を開くことが出来
ない。又、扉を閉じるときも、キャッチ本体の磁気吸着
面と磁性板の被吸着面とが衝撃的に当接吸着することに
なり、扉を滑らかに閉じることも出来ない。
磁気吸着面と被吸着面とが互いに当接吸着した状態から
キャッチ本体と磁性板とを互いに離脱させるとき、前記
磁気吸着面と被吸着面とをこれら面に対して直角方向に
引き離さなければならないので、非常に大きな引き離し
力を要することになる。しかも前記磁気吸着面と被吸着
面とが僅かでも離れると、両者間に働く磁気吸着力は著
しく低下する。このため、例えば上記のようなマグネッ
トキャッチで閉止位置に保持されている扉を開くとき、
大きな開扉力を以て扉を引っ張らなければならないの
で、キャッチ本体と磁性板とが離間して扉がフリーにな
ったとき、与えていた大きな開扉力によって扉が反動で
勢い良く開くことになり、滑らかに扉を開くことが出来
ない。又、扉を閉じるときも、キャッチ本体の磁気吸着
面と磁性板の被吸着面とが衝撃的に当接吸着することに
なり、扉を滑らかに閉じることも出来ない。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る家具
用マグネットキャッチを提供することを目的とするもの
であって、その手段を後述する実施例の参照符号を付し
て示すと、磁性板3と、この磁性板3を磁気吸着力で吸
着する磁気吸着部2を備えたキャッチ本体1との組合せ
から成る家具用マグネットキャッチであって、前記キャ
ッチ本体1の磁気吸着部2の吸着面6を、前記磁性板3
との間の吸着離脱方向とは直交する方向のV形又はジグ
ザグ形に形成するとともに、当該磁気吸着部2を、キャ
ッチ本体1のケース7に対して前記吸着面6のV形又は
ジグザグ形の方向に長孔12を介して一定範囲内で遊動可
能に支持し、前記磁性板3の被吸着面14も前記吸着面6
に合わせてV形又はジグザグ形に形成した構成となって
いる。
用マグネットキャッチを提供することを目的とするもの
であって、その手段を後述する実施例の参照符号を付し
て示すと、磁性板3と、この磁性板3を磁気吸着力で吸
着する磁気吸着部2を備えたキャッチ本体1との組合せ
から成る家具用マグネットキャッチであって、前記キャ
ッチ本体1の磁気吸着部2の吸着面6を、前記磁性板3
との間の吸着離脱方向とは直交する方向のV形又はジグ
ザグ形に形成するとともに、当該磁気吸着部2を、キャ
ッチ本体1のケース7に対して前記吸着面6のV形又は
ジグザグ形の方向に長孔12を介して一定範囲内で遊動可
能に支持し、前記磁性板3の被吸着面14も前記吸着面6
に合わせてV形又はジグザグ形に形成した構成となって
いる。
(実施例) 以下に本発明の一実施例を添付の例示図に基づいて説
明する。
明する。
第1図〜第3図に於いて、1は磁気吸着部2を備えた
キャッチ本体であり、3は磁性板である。前記キャッチ
本体1の磁気吸着部2は、永久磁石4を上下2枚の磁性
板製ヨーク5で挟み込んだものであり、その前端の磁気
吸着面、即ち永久磁石4よりも若干突出する上下一対の
ヨーク5の前端面である磁気吸着面6、がケース7の前
端から突出するように、当該ケース7内に出退移動自在
に遊嵌されている。8は磁気吸着部2の前後位置調整手
段であって、磁気吸着部2の出退移動方向と平行に前記
ケース7内に回転のみ可能に支承された螺軸9と、この
螺軸9に螺嵌する可動体10とから成り、当該可動体10の
先端に設けられた垂直軸部11が、前記磁気吸着部2に於
ける上下一対のヨーク5の後端部に形成した左右方向の
長孔12に嵌合している。13は螺軸9の一端に形成された
回転操作部であり、前記ケース7の前端に面一に露出し
ている。
キャッチ本体であり、3は磁性板である。前記キャッチ
本体1の磁気吸着部2は、永久磁石4を上下2枚の磁性
板製ヨーク5で挟み込んだものであり、その前端の磁気
吸着面、即ち永久磁石4よりも若干突出する上下一対の
ヨーク5の前端面である磁気吸着面6、がケース7の前
端から突出するように、当該ケース7内に出退移動自在
に遊嵌されている。8は磁気吸着部2の前後位置調整手
段であって、磁気吸着部2の出退移動方向と平行に前記
ケース7内に回転のみ可能に支承された螺軸9と、この
螺軸9に螺嵌する可動体10とから成り、当該可動体10の
先端に設けられた垂直軸部11が、前記磁気吸着部2に於
ける上下一対のヨーク5の後端部に形成した左右方向の
長孔12に嵌合している。13は螺軸9の一端に形成された
回転操作部であり、前記ケース7の前端に面一に露出し
ている。
前記磁気吸着部2に於ける磁気吸着面6(ヨーク5の
前端面)は、当該磁気吸着部2と前記磁性板3との吸着
離脱方向に対して直交する左右方向にジグザグ形に形成
している。然して前記磁性板3も左右方向にジグザグ形
に折曲して、前記ジグザグ形の磁気吸着面6に嵌合して
面接触し得るジグザグ形の被吸着面14を設けている。
前端面)は、当該磁気吸着部2と前記磁性板3との吸着
離脱方向に対して直交する左右方向にジグザグ形に形成
している。然して前記磁性板3も左右方向にジグザグ形
に折曲して、前記ジグザグ形の磁気吸着面6に嵌合して
面接触し得るジグザグ形の被吸着面14を設けている。
使用に際しては、従来のマグネットキャッチと同様
に、キャッチ本体1のケース7を、当該ケース7の底面
から突設された打ち込みピン部15を利用して、例えば扉
付き家具の本体16側に固定し、磁性板3を、その両端に
形成した取り付け座3aを利用して、扉17の内面で前記磁
気吸着部2に対向する位置に木ねじ等により固定する。
勿論、キャッチ本体1のケース7も、木ねじ等で取り付
けるように構成しても良い。
に、キャッチ本体1のケース7を、当該ケース7の底面
から突設された打ち込みピン部15を利用して、例えば扉
付き家具の本体16側に固定し、磁性板3を、その両端に
形成した取り付け座3aを利用して、扉17の内面で前記磁
気吸着部2に対向する位置に木ねじ等により固定する。
勿論、キャッチ本体1のケース7も、木ねじ等で取り付
けるように構成しても良い。
上記のようにマグネットキャッチを取り付けたなら
ば、扉17を閉止して、第2図に示すように磁性板3の被
吸着面14をキャッチ本体1側の磁気吸着部2に於ける磁
気吸着面6に吸着させる。このとき、扉17の位置が前後
にずれておれば、螺軸9を回転させて可動体10を前後に
出し入れし、磁気吸着部2を前後方向に位置調整すれば
良い。又、磁気吸着部2は長孔12と垂直軸部11との遊動
範囲内で左右方向に移動し得るので、磁性板3とキャッ
チ本体1とが左右方向に多少ずれていても、磁性板3の
被吸着面14とキャッチ本体1側の磁気吸着部2に於ける
磁気吸着面6とが吸着する際に磁気吸着部2が左右方向
に遊動し、両者は確実に面接触する状態で互いに吸着し
合うことになる。
ば、扉17を閉止して、第2図に示すように磁性板3の被
吸着面14をキャッチ本体1側の磁気吸着部2に於ける磁
気吸着面6に吸着させる。このとき、扉17の位置が前後
にずれておれば、螺軸9を回転させて可動体10を前後に
出し入れし、磁気吸着部2を前後方向に位置調整すれば
良い。又、磁気吸着部2は長孔12と垂直軸部11との遊動
範囲内で左右方向に移動し得るので、磁性板3とキャッ
チ本体1とが左右方向に多少ずれていても、磁性板3の
被吸着面14とキャッチ本体1側の磁気吸着部2に於ける
磁気吸着面6とが吸着する際に磁気吸着部2が左右方向
に遊動し、両者は確実に面接触する状態で互いに吸着し
合うことになる。
扉17を閉じて、前記のように磁性板3の被吸着面14と
キャッチ本体1側の磁気吸着部2に於ける磁気吸着面6
とを互いに吸着させたとき、その両者間の当接吸着面は
ジグザグ状である。従って、扉17を開くとき、磁気吸着
部2に対して磁性板3が直角方向に離れようとするが、
両者の磁気吸着面6と被吸着面14との間では、これら面
に対して直角方向ではなく斜め方向に離れることにな
る。即ち、互いに当接吸着している磁気吸着面と被吸着
面とを、これら面に対して直角方向に引き離す場合より
も斜め方向に引き離す方が、必要な引き離し力が小さく
て済むのであるから、上記のようにジグザグ形の磁気吸
着面6と被吸着面14とが互いに嵌合当接して吸着してい
るキャッチ本体の磁気吸着部2と磁性板3とは、比較的
小さな引き離し力で引き離すことが出来る。換言すれ
ば、小さな開扉力で扉17を開くことが出来る。
キャッチ本体1側の磁気吸着部2に於ける磁気吸着面6
とを互いに吸着させたとき、その両者間の当接吸着面は
ジグザグ状である。従って、扉17を開くとき、磁気吸着
部2に対して磁性板3が直角方向に離れようとするが、
両者の磁気吸着面6と被吸着面14との間では、これら面
に対して直角方向ではなく斜め方向に離れることにな
る。即ち、互いに当接吸着している磁気吸着面と被吸着
面とを、これら面に対して直角方向に引き離す場合より
も斜め方向に引き離す方が、必要な引き離し力が小さく
て済むのであるから、上記のようにジグザグ形の磁気吸
着面6と被吸着面14とが互いに嵌合当接して吸着してい
るキャッチ本体の磁気吸着部2と磁性板3とは、比較的
小さな引き離し力で引き離すことが出来る。換言すれ
ば、小さな開扉力で扉17を開くことが出来る。
しかも、互いに嵌合当接して吸着しているジグザグ形
の磁気吸着面6と被吸着面14とが引き離されたとき、磁
気吸着部2と磁性板3との間の直角方向離間距離の変化
量に対し、磁気吸着面6と被吸着面14との間の面に対す
る直角方向の離間距離の変化量は少ない。換言すれば、
磁気吸着部2と磁性板3とが離間しても、両者間の磁気
吸着力は従来のように極端に減少しない。
の磁気吸着面6と被吸着面14とが引き離されたとき、磁
気吸着部2と磁性板3との間の直角方向離間距離の変化
量に対し、磁気吸着面6と被吸着面14との間の面に対す
る直角方向の離間距離の変化量は少ない。換言すれば、
磁気吸着部2と磁性板3とが離間しても、両者間の磁気
吸着力は従来のように極端に減少しない。
尚、磁気吸着部2の磁気吸着面6として、ジグザグ形
のものを示したが、第4図に示すように凸状V形の磁気
吸着面6とすることも出来るし、図示していないが凹状
V形の磁気吸着面に形成することも出来る。
のものを示したが、第4図に示すように凸状V形の磁気
吸着面6とすることも出来るし、図示していないが凹状
V形の磁気吸着面に形成することも出来る。
更に、ヨーク5間に挟まれる永久磁石4の前端面4a
も、第2図及び第4図に示すように磁気吸着面6(ヨー
ク5の前端面)と同一形状に形成した方が、磁気吸着面
6での磁気吸着力を全域にわたって大きくすることが出
来るが、場合によっては、第5図に示すように永久磁石
4の前端面4aは平坦にして、製造を容易ならしめること
も可能である。
も、第2図及び第4図に示すように磁気吸着面6(ヨー
ク5の前端面)と同一形状に形成した方が、磁気吸着面
6での磁気吸着力を全域にわたって大きくすることが出
来るが、場合によっては、第5図に示すように永久磁石
4の前端面4aは平坦にして、製造を容易ならしめること
も可能である。
勿論、磁気吸着部2を永久磁石4とヨーク5とから構
成するのが望ましいが、永久磁石のみから成る磁気吸着
部であっても、当該永久磁石の前端面をV形又はジグザ
グ形に形成して、所期の目的を達成することも可能であ
る。又、磁性板3は、厚板を使用して前端面にジグザグ
形又はV形の被吸着面14を切削形成することも可能であ
る。
成するのが望ましいが、永久磁石のみから成る磁気吸着
部であっても、当該永久磁石の前端面をV形又はジグザ
グ形に形成して、所期の目的を達成することも可能であ
る。又、磁性板3は、厚板を使用して前端面にジグザグ
形又はV形の被吸着面14を切削形成することも可能であ
る。
(発明の作用及び効果) 以上のように本発明の家具用マグネットキャッチによ
れば、キャッチ本体側の磁気吸着部に対して磁性板が直
角方向に離れるとき、両者のジグザグ形又はV形の磁気
吸着面と被吸着面との間では、これら面に対して直角方
向ではなく斜め方向に離れることになる。従って、互い
に吸着している両者を引き離すのに要する引き離し力が
小さくて済む。換言すれば、このマグネットキャッチで
閉止位置に扉を保持させるとき、扉の保持力は小さくな
るが、小さな開扉力で扉を開くことが出来るのである。
しかも、前記磁気吸着面と被吸着面とが引き離されたと
き、両者間の磁気吸着力が従来のように極端に減少する
ことはなく、磁気吸着部と磁性板との間の離間距離の変
化に対応して両者間の磁気吸着力が徐々に減少すること
になるので、従来のように扉を開くときに反動で扉が勢
い良く開いてしまうことがなくなり、滑らかに感触良く
扉を開くことが出来る。勿論、扉を閉じるときも、磁気
吸着部と磁性板とが衝撃的に衝突することが避けられ、
滑らかに感触良く扉を閉じて保持させることが出来る。
れば、キャッチ本体側の磁気吸着部に対して磁性板が直
角方向に離れるとき、両者のジグザグ形又はV形の磁気
吸着面と被吸着面との間では、これら面に対して直角方
向ではなく斜め方向に離れることになる。従って、互い
に吸着している両者を引き離すのに要する引き離し力が
小さくて済む。換言すれば、このマグネットキャッチで
閉止位置に扉を保持させるとき、扉の保持力は小さくな
るが、小さな開扉力で扉を開くことが出来るのである。
しかも、前記磁気吸着面と被吸着面とが引き離されたと
き、両者間の磁気吸着力が従来のように極端に減少する
ことはなく、磁気吸着部と磁性板との間の離間距離の変
化に対応して両者間の磁気吸着力が徐々に減少すること
になるので、従来のように扉を開くときに反動で扉が勢
い良く開いてしまうことがなくなり、滑らかに感触良く
扉を開くことが出来る。勿論、扉を閉じるときも、磁気
吸着部と磁性板とが衝撃的に衝突することが避けられ、
滑らかに感触良く扉を閉じて保持させることが出来る。
上記作用は、キャッチ本体側の磁気吸着部のジグザグ
形又はV形の磁気吸着面に対して磁性板側のジグザグ形
又はV形の被吸着面が正確に嵌合し合って互いに面接触
状態で吸着することが前提条件になるが、従来のフラッ
トな磁気吸着面及び被吸着面である場合と比較して、前
記のように磁気吸着面及び被吸着面がジグザグ形又はV
形であるため、キャッチ本体及び磁性板の取り付け位置
に高精度が要求されるところであるが、本発明に於いて
は、磁気吸着部は長孔を介して前記ジグザグ形又はV形
の方向に一定範囲内で遊動し得るので、磁性板とキャッ
チ本体とが前記ジグザグ形又はV形の方向に多少ずれて
いても、磁性板の被吸着面とキャッチ本体側の磁気吸着
部に於ける磁気吸着面とが吸着する際に、磁気吸着部が
遊動して両者は確実に面接触する状態で互いに嵌合吸着
し合うことになる。
形又はV形の磁気吸着面に対して磁性板側のジグザグ形
又はV形の被吸着面が正確に嵌合し合って互いに面接触
状態で吸着することが前提条件になるが、従来のフラッ
トな磁気吸着面及び被吸着面である場合と比較して、前
記のように磁気吸着面及び被吸着面がジグザグ形又はV
形であるため、キャッチ本体及び磁性板の取り付け位置
に高精度が要求されるところであるが、本発明に於いて
は、磁気吸着部は長孔を介して前記ジグザグ形又はV形
の方向に一定範囲内で遊動し得るので、磁性板とキャッ
チ本体とが前記ジグザグ形又はV形の方向に多少ずれて
いても、磁性板の被吸着面とキャッチ本体側の磁気吸着
部に於ける磁気吸着面とが吸着する際に、磁気吸着部が
遊動して両者は確実に面接触する状態で互いに嵌合吸着
し合うことになる。
従って、キャッチ本体及び磁性板の取り付け位置に高
精度が要求されず、従来の一般的なマグネットキャッチ
と同じように簡単容易に取り付け使用することができる
ものでありながら、上記の独特の作用効果を確実に得る
ことができる。
精度が要求されず、従来の一般的なマグネットキャッチ
と同じように簡単容易に取り付け使用することができる
ものでありながら、上記の独特の作用効果を確実に得る
ことができる。
第1図はキャッチ本体の正面図、第2図は磁気吸着部に
磁性板を吸着させた状態での横断平面図、第3図は磁気
吸着部から磁性板を離間させた状態での縦断側面図、第
4図は変形例を示す平面図、第5図は更に別の変形例を
説明する一部横断平面図である。 1……キャッチ本体 2……磁気吸着部 3……磁性板 4……永久磁石 5……ヨーク 6……磁気吸着面(ヨーク5の前端面) 7……ケース 8……磁気吸着部2の前後位置調整手段 9……螺軸 10……可動体 11……垂直軸部 12……長孔 14……被吸着面
磁性板を吸着させた状態での横断平面図、第3図は磁気
吸着部から磁性板を離間させた状態での縦断側面図、第
4図は変形例を示す平面図、第5図は更に別の変形例を
説明する一部横断平面図である。 1……キャッチ本体 2……磁気吸着部 3……磁性板 4……永久磁石 5……ヨーク 6……磁気吸着面(ヨーク5の前端面) 7……ケース 8……磁気吸着部2の前後位置調整手段 9……螺軸 10……可動体 11……垂直軸部 12……長孔 14……被吸着面
Claims (1)
- 【請求項1】磁性板と、この磁性板を磁気吸着力で吸着
する磁気吸着部を備えたキャッチ本体との組合せから成
る家具用マグネットキャッチであって、前記キャッチ本
体の磁気吸着部の吸着面を、前記磁性板との間の吸着離
脱方向とは直交する方向のV形又はジグザグ形に形成す
るとともに、当該磁気吸着部を、キャッチ本体のケース
に対して前記吸着面のV形又はジグザグ形の方向に長孔
を介して一定範囲内で遊動可能に支持し、前記磁性板の
被吸着面も前記吸着面に合わせてV形又はジグザグ形に
形成して成る家具用マグネットキャッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13860189A JP2919856B2 (ja) | 1989-05-30 | 1989-05-30 | 家具用マグネットキャッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13860189A JP2919856B2 (ja) | 1989-05-30 | 1989-05-30 | 家具用マグネットキャッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH032482A JPH032482A (ja) | 1991-01-08 |
JP2919856B2 true JP2919856B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=15225902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13860189A Expired - Lifetime JP2919856B2 (ja) | 1989-05-30 | 1989-05-30 | 家具用マグネットキャッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2919856B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4814978B2 (ja) * | 2009-06-08 | 2011-11-16 | 株式会社双和 | 戸当り装置 |
JP6002596B2 (ja) * | 2013-02-12 | 2016-10-05 | 下西技研工業株式会社 | マグネットキャッチ |
US9890572B2 (en) * | 2014-11-04 | 2018-02-13 | Haier Us Appliance Solutions, Inc. | Latch assembly |
JP7395182B2 (ja) * | 2020-03-23 | 2023-12-11 | 大阪金具株式会社 | 戸当たり |
-
1989
- 1989-05-30 JP JP13860189A patent/JP2919856B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH032482A (ja) | 1991-01-08 |
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