JP2919709B2 - 空気調和機の吸込みパネル - Google Patents
空気調和機の吸込みパネルInfo
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- JP2919709B2 JP2919709B2 JP5152947A JP15294793A JP2919709B2 JP 2919709 B2 JP2919709 B2 JP 2919709B2 JP 5152947 A JP5152947 A JP 5152947A JP 15294793 A JP15294793 A JP 15294793A JP 2919709 B2 JP2919709 B2 JP 2919709B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の化粧パネ
ルに取付けられて、室内空気を吸込む多数の吸込み口が
形成された空気調和機の吸込みパネルに関する。
ルに取付けられて、室内空気を吸込む多数の吸込み口が
形成された空気調和機の吸込みパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、空気調和機の室内ユニット(以
下、単に「空気調和機」という)を室内の天井に設置す
る天井設置型の空気調和機において、室内空気を吸込む
吸込み口には、多数の吸込み口が形成された吸込みパネ
ルが設けられている。
下、単に「空気調和機」という)を室内の天井に設置す
る天井設置型の空気調和機において、室内空気を吸込む
吸込み口には、多数の吸込み口が形成された吸込みパネ
ルが設けられている。
【0003】この吸込みパネルは、空気調和機に配置さ
れた化粧パネルに取付外し自在に嵌め込まれているが、
通常、その周囲には補強金具を取付けるために多数のボ
スが突設されている。そして、吸込みパネルの長手方向
の両端部では、図9に示すように、その両側に一つづつ
合計2個のボス31a、31bが突設されている。
れた化粧パネルに取付外し自在に嵌め込まれているが、
通常、その周囲には補強金具を取付けるために多数のボ
スが突設されている。そして、吸込みパネルの長手方向
の両端部では、図9に示すように、その両側に一つづつ
合計2個のボス31a、31bが突設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、吸込み
パネルは、通常、合成樹脂製であり、周囲の温度差によ
り変形しやすい。このため、化粧パネル側(内側)と室
内側(外側)とでは温度が異なることから変形に差が生
じて、図9に示すように、その略中央が、化粧パネル側
(上側)に凸状に湾曲した形状の反りが生じやすい。
パネルは、通常、合成樹脂製であり、周囲の温度差によ
り変形しやすい。このため、化粧パネル側(内側)と室
内側(外側)とでは温度が異なることから変形に差が生
じて、図9に示すように、その略中央が、化粧パネル側
(上側)に凸状に湾曲した形状の反りが生じやすい。
【0005】このように中央部が化粧パネル側に凸状に
湾曲すると、両側部25a、25bが垂れた状態にな
り、メインテナンス等のときに、一度吸入パネル25を
取り外した後、再度化粧パネル23に嵌まりにくくなる
とともに、両側部25a、25bが垂れた状態になり空
気調和機の外観を損なうという問題点がある。
湾曲すると、両側部25a、25bが垂れた状態にな
り、メインテナンス等のときに、一度吸入パネル25を
取り外した後、再度化粧パネル23に嵌まりにくくなる
とともに、両側部25a、25bが垂れた状態になり空
気調和機の外観を損なうという問題点がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、吸込みパネルの
長手方向における両端部において、その中央部が化粧パ
ネル側に凸状に湾曲する反りを防止できる空気調和機の
吸込みパネルを提供することにある。
長手方向における両端部において、その中央部が化粧パ
ネル側に凸状に湾曲する反りを防止できる空気調和機の
吸込みパネルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、空気調和機の化粧パネルに取付けられ、
室内空気を吸込む複数の吸込み口が形成された空気調和
機の吸込みパネルにおいて、前記吸込みパネルの長手方
向の両端部における当該吸込みパネルの短手方向の両端
部に前記化粧パネル側に突出する両側ボスを設けると共
にこれらの両側ボスの間に当該両側ボスよりも前記化粧
パネル側に高く突出する中央ボスを設け、この中央ボス
と前記両側ボスとの間に補強金具を固定してこの補強金
具の剛性によって前記長手方向の両端部が前記化粧パネ
ル側に凹状に湾曲するように前記吸込みパネルを変形さ
せて前記化粧パネルに取り付けたことを特徴とする。
に、本発明は、空気調和機の化粧パネルに取付けられ、
室内空気を吸込む複数の吸込み口が形成された空気調和
機の吸込みパネルにおいて、前記吸込みパネルの長手方
向の両端部における当該吸込みパネルの短手方向の両端
部に前記化粧パネル側に突出する両側ボスを設けると共
にこれらの両側ボスの間に当該両側ボスよりも前記化粧
パネル側に高く突出する中央ボスを設け、この中央ボス
と前記両側ボスとの間に補強金具を固定してこの補強金
具の剛性によって前記長手方向の両端部が前記化粧パネ
ル側に凹状に湾曲するように前記吸込みパネルを変形さ
せて前記化粧パネルに取り付けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、吸込みパネルの長手方向両端
部においてその短手方向に反りが生じた場合には、その
中央部が化粧パネル側に凸状に反ろうとするが、中央ボ
スと両側ボスとの間に補強金具を固定してこの補強金具
の剛性によって長手方向の両端部が化粧パネル側に凹状
に湾曲するように吸込みパネルを変形させて化粧パネル
に取り付けているので、吸込みパネルはこの凹状に湾曲
した姿勢を基本にして変形し、中央部が凸状に反ること
ができない。
部においてその短手方向に反りが生じた場合には、その
中央部が化粧パネル側に凸状に反ろうとするが、中央ボ
スと両側ボスとの間に補強金具を固定してこの補強金具
の剛性によって長手方向の両端部が化粧パネル側に凹状
に湾曲するように吸込みパネルを変形させて化粧パネル
に取り付けているので、吸込みパネルはこの凹状に湾曲
した姿勢を基本にして変形し、中央部が凸状に反ること
ができない。
【0009】従って、たとえ反りが生じても両側が垂れ
た状態にならず、化粧パネルが嵌まり難くなるというこ
とがなく、また、両側の垂れが生じないから外観も損な
わない。
た状態にならず、化粧パネルが嵌まり難くなるというこ
とがなく、また、両側の垂れが生じないから外観も損な
わない。
【0010】
【実施例】以下に、図1乃至図8を参照して、本発明の
実施例を詳細に説明する。
実施例を詳細に説明する。
【0011】本実施例にかかる空気調和機1は、天井に
設置する天井吊り下げ型の空気調和機であって、図4に
示すように、吊ボルト3、本体吊枠5により天井から吊
り下げられている。
設置する天井吊り下げ型の空気調和機であって、図4に
示すように、吊ボルト3、本体吊枠5により天井から吊
り下げられている。
【0012】空気調和機1の本体7内には、冷房用熱交
換器9、温水熱交換器11、並びにクロスフローファン
13等が設けられており、吸込み口15から吸込んだ空
気を熱交換して吹出し口17から吹き出している。尚、
図中、符号19は空気清浄フィルタ、符号21はドレン
パンである。このドレンパン21は、吸込み口15を囲
うように配置され、これにより外部との断熱が図られて
いる。
換器9、温水熱交換器11、並びにクロスフローファン
13等が設けられており、吸込み口15から吸込んだ空
気を熱交換して吹出し口17から吹き出している。尚、
図中、符号19は空気清浄フィルタ、符号21はドレン
パンである。このドレンパン21は、吸込み口15を囲
うように配置され、これにより外部との断熱が図られて
いる。
【0013】空気調和機の下側、即ち室内側には、化粧
パネル23が取付けられている。
パネル23が取付けられている。
【0014】この化粧パネル23には、一側に室内空気
を吸込む吸込み口15が形成されており、他側に本体7
内で熱交換後の空気を吹き出す吹き出口17が形成され
ている。吸込み口15には、更に、多数の吸込み孔が形
成された吸込みパネル25が嵌め込まれている。
を吸込む吸込み口15が形成されており、他側に本体7
内で熱交換後の空気を吹き出す吹き出口17が形成され
ている。吸込み口15には、更に、多数の吸込み孔が形
成された吸込みパネル25が嵌め込まれている。
【0015】化粧パネル23の吸込み口15には、図1
に示すように、吸込みパネル25の長手方向における両
端部が配置されるカバー部15a、15bが形成されて
おり、このカバー部15a、15bは吸込みパネル25
が収納されるように本体7側に凹んで形成されている。
に示すように、吸込みパネル25の長手方向における両
端部が配置されるカバー部15a、15bが形成されて
おり、このカバー部15a、15bは吸込みパネル25
が収納されるように本体7側に凹んで形成されている。
【0016】カバー部15aと15bとの間には、吸込
み口15の長手方向の一側に壁15cが形成されてい
る。この壁15cには、後述する吸込みパネルのフック
が挿入されてこれを保持する3個のフック孔27a、2
7b、27cが形成されている。これらの3個のフック
孔27a、27b、27cの内、中央のフック孔27c
の幅は、図3に示すように、両側フック孔27a、27
bよりも広く形成されており、係合端28cの位置が他
の係合端28a、28bよりも外側(室内側)に位置し
ており、吸込みパネル25が長手方向に反りを生じた場
合に、通常、吸込みパネル25の中央部が本体7側に凹
んだ状態で反りを生じるが、その反りに対応してフック
孔が形成されているのである。このように予め反りに対
応して、中央のフック孔27cを形成することによっ
て、長手方向に反りが生じても、吸込みパネル25の取
付けが容易にできるのである。
み口15の長手方向の一側に壁15cが形成されてい
る。この壁15cには、後述する吸込みパネルのフック
が挿入されてこれを保持する3個のフック孔27a、2
7b、27cが形成されている。これらの3個のフック
孔27a、27b、27cの内、中央のフック孔27c
の幅は、図3に示すように、両側フック孔27a、27
bよりも広く形成されており、係合端28cの位置が他
の係合端28a、28bよりも外側(室内側)に位置し
ており、吸込みパネル25が長手方向に反りを生じた場
合に、通常、吸込みパネル25の中央部が本体7側に凹
んだ状態で反りを生じるが、その反りに対応してフック
孔が形成されているのである。このように予め反りに対
応して、中央のフック孔27cを形成することによっ
て、長手方向に反りが生じても、吸込みパネル25の取
付けが容易にできるのである。
【0017】フック孔27cの係合端28cの位置は、
両側のフック孔27a、27bの係合端28a、28b
より距離Hだけ外側に位置しているが、距離Hは、吸込
みパネル25の寸法等によっても異なるが、本実施例で
は約2mmに形成されている。
両側のフック孔27a、27bの係合端28a、28b
より距離Hだけ外側に位置しているが、距離Hは、吸込
みパネル25の寸法等によっても異なるが、本実施例で
は約2mmに形成されている。
【0018】尚、吸込み口15において、符号30は、
吸込みパネルのラッチ39が係合するための係合部材で
ある。
吸込みパネルのラッチ39が係合するための係合部材で
ある。
【0019】次に、吸込みパネル25について説明す
る。
る。
【0020】吸込みパネル25には、図1に示すよう
に、多数の吸込み孔29が形成されているが、その周囲
には、多数のボス31が突設されており、これらのボス
31に補強金具33がビス35にて取付けられている。
に、多数の吸込み孔29が形成されているが、その周囲
には、多数のボス31が突設されており、これらのボス
31に補強金具33がビス35にて取付けられている。
【0021】吸込みパネル25の長手方向における両端
部25a、25bには、その短手方向の両端部25a、
25bに両側ボス31a、31bが突設されており、両
側ボス31a、31bの間における中央部には中央ボス
(中間ボス)31cが突設されている。両側ボス31
a、31bには、補強金具33をビス止めするためのビ
ス孔が形成されている。
部25a、25bには、その短手方向の両端部25a、
25bに両側ボス31a、31bが突設されており、両
側ボス31a、31bの間における中央部には中央ボス
(中間ボス)31cが突設されている。両側ボス31
a、31bには、補強金具33をビス止めするためのビ
ス孔が形成されている。
【0022】中央ボス31cは、図2に示すように、両
側ボス31a、31bより寸法Tだけ高く形成されてお
り、両側ボス31a、31bと中央ボス31cとの間に
補強金具33がビス止めされると、この補強金具33の
剛性によって吸込みパネル25の長手方向の両端部が化
粧パネル23側に凹状に湾曲するように変形する。従っ
て、中央部が内側(本体側)に突出しようとした場合
に、吸込みパネル25はこの凹状に湾曲した姿勢を基本
にして変形するので、中央部が凸状に反ることができ
ず、凹状を保ったまゝ、或いはほぼ水平になるように変
形する。
側ボス31a、31bより寸法Tだけ高く形成されてお
り、両側ボス31a、31bと中央ボス31cとの間に
補強金具33がビス止めされると、この補強金具33の
剛性によって吸込みパネル25の長手方向の両端部が化
粧パネル23側に凹状に湾曲するように変形する。従っ
て、中央部が内側(本体側)に突出しようとした場合
に、吸込みパネル25はこの凹状に湾曲した姿勢を基本
にして変形するので、中央部が凸状に反ることができ
ず、凹状を保ったまゝ、或いはほぼ水平になるように変
形する。
【0023】寸法Tは、本実施例では、約0.5mmの寸
法に設定している。
法に設定している。
【0024】吸込みパネル25の長手方向に配置される
補強金具33aには、その両側と中央部にフック37
a、37b、37cが形成されており、これらのフック
が前述した化粧パネル23のフック孔27に挿入され
て、化粧パネル23に保持されるようになっている。
補強金具33aには、その両側と中央部にフック37
a、37b、37cが形成されており、これらのフック
が前述した化粧パネル23のフック孔27に挿入され
て、化粧パネル23に保持されるようになっている。
【0025】尚、吸込みパネル25において、フックの
形成された補強金具33aが取付けられた側と反対側に
設けられているのは、ラッチ39である。
形成された補強金具33aが取付けられた側と反対側に
設けられているのは、ラッチ39である。
【0026】ここで、図5乃至図8を参照して、化粧パ
ネル23に取付けられるリモートコントロール用の受信
器41について説明する。
ネル23に取付けられるリモートコントロール用の受信
器41について説明する。
【0027】この受信器41は、リモートコントローラ
からの操作信号を受信するもので、化粧パネルの吹き出
し口17の一側部40に配置されている。受信器41
は、基盤43と受信部45と楕円形状の赤外線フィルタ
47とから構成されており、基盤43は基盤枠49によ
り支持されており、ビス48により囲枠51に固定され
ている。受信部45は、本実施例では楕円形状のフィル
タ47の中央に配置されており、受信器45の中心とフ
ィルタ47の中心とを一致させて集光精度を向上させ、
これにより受信感度を高めるようになっている。即ち、
従来は受信器41の形状等との関係から、受信部45が
楕円形状のフィルタの47の中央にからずれて配置して
いたため受信感度が低下するという不都合があったが、
本実施例では、従来のような受信感度の低下ということ
がないのである。
からの操作信号を受信するもので、化粧パネルの吹き出
し口17の一側部40に配置されている。受信器41
は、基盤43と受信部45と楕円形状の赤外線フィルタ
47とから構成されており、基盤43は基盤枠49によ
り支持されており、ビス48により囲枠51に固定され
ている。受信部45は、本実施例では楕円形状のフィル
タ47の中央に配置されており、受信器45の中心とフ
ィルタ47の中心とを一致させて集光精度を向上させ、
これにより受信感度を高めるようになっている。即ち、
従来は受信器41の形状等との関係から、受信部45が
楕円形状のフィルタの47の中央にからずれて配置して
いたため受信感度が低下するという不都合があったが、
本実施例では、従来のような受信感度の低下ということ
がないのである。
【0028】フィルタ47は、その凸状に形成されてい
るが、本実施例では3mmにしており、化粧パネル23の
表面からそれほど出っ張らず、外観を損なわないように
している。
るが、本実施例では3mmにしており、化粧パネル23の
表面からそれほど出っ張らず、外観を損なわないように
している。
【0029】囲枠51は、受信器41の周囲を囲むよう
に化粧パネルから突設して形成されており、ドレン水等
の漏れが生じた場合でも、受信器41に水が侵入しない
ようになっている。
に化粧パネルから突設して形成されており、ドレン水等
の漏れが生じた場合でも、受信器41に水が侵入しない
ようになっている。
【0030】基盤枠49と囲枠51との間には、受信器
及びLEDのリード線52が通る程度の隙間が形成され
ており、基盤枠49を囲枠51にそのまま押さえ込んで
固定してもリード線52を押圧したり、切断することが
ないようになっており、基盤枠49を取付ける際に容易
にリード線52を引き出すことができる。
及びLEDのリード線52が通る程度の隙間が形成され
ており、基盤枠49を囲枠51にそのまま押さえ込んで
固定してもリード線52を押圧したり、切断することが
ないようになっており、基盤枠49を取付ける際に容易
にリード線52を引き出すことができる。
【0031】また、ルーバモータ55のリード線56
と、受信器及びLEDのリード線52とは共に、図8に
示すように、湾曲いた配線固定具57により、同時に押
さえ込まれており、配線が整理されている。
と、受信器及びLEDのリード線52とは共に、図8に
示すように、湾曲いた配線固定具57により、同時に押
さえ込まれており、配線が整理されている。
【0032】次に、本実施例の作用について説明する。
【0033】本実施では、吸込みパネル25を取付ける
ときには、化粧パネルのフック孔27a、27b、27
cを、化粧パネル23の壁に形成されたフック孔27
a、27b、27cに係合させた後、吸込みパネルのラ
ッチ39を化粧パネルの係合部30に係合させて、取付
ける。
ときには、化粧パネルのフック孔27a、27b、27
cを、化粧パネル23の壁に形成されたフック孔27
a、27b、27cに係合させた後、吸込みパネルのラ
ッチ39を化粧パネルの係合部30に係合させて、取付
ける。
【0034】吸込みパネル25の取付け後、運転中ある
いは運転中と運転停止時における空気調和機の内外に温
度差が生じることから、かかる温度差により吸込みパネ
ル25に変形が生じることがある。この場合、吸込み口
のカバー部15a、15bにおいて、その短手方向では
中央部が上方に向けて凸状に反ろうとする。しかし、こ
の吸込みパネル25は中央ボス31cと両側ボス31
a、31bとの間に補強金具33を固定してこの補強金
具33の剛性によって長手方向の両端部が化粧パネル2
3側に凹状に湾曲するように変形させて化粧パネル23
に取り付けているので、吸込みパネル25はこの凹状に
湾曲した姿勢を基本にして変形し、図2に破線で示すよ
うに、中央部が室内側(下側)に凹んだ凹状に反る。そ
の結果的、両側部25a、25bが、化粧パネル23か
ら垂れることがなく、メンテナンス時等に、この状態で
一度取り外しても、中央部が凹んだ形状であるから、再
度の嵌め込みが容易にできる。また、反りが生じてもそ
の両側が下方に突出することがないから外観を損ねるこ
ともない。
いは運転中と運転停止時における空気調和機の内外に温
度差が生じることから、かかる温度差により吸込みパネ
ル25に変形が生じることがある。この場合、吸込み口
のカバー部15a、15bにおいて、その短手方向では
中央部が上方に向けて凸状に反ろうとする。しかし、こ
の吸込みパネル25は中央ボス31cと両側ボス31
a、31bとの間に補強金具33を固定してこの補強金
具33の剛性によって長手方向の両端部が化粧パネル2
3側に凹状に湾曲するように変形させて化粧パネル23
に取り付けているので、吸込みパネル25はこの凹状に
湾曲した姿勢を基本にして変形し、図2に破線で示すよ
うに、中央部が室内側(下側)に凹んだ凹状に反る。そ
の結果的、両側部25a、25bが、化粧パネル23か
ら垂れることがなく、メンテナンス時等に、この状態で
一度取り外しても、中央部が凹んだ形状であるから、再
度の嵌め込みが容易にできる。また、反りが生じてもそ
の両側が下方に突出することがないから外観を損ねるこ
ともない。
【0035】一方、図3に示すように、吸込みパネル2
5の長手方向における反りが生じた場合、かかる反りを
考慮して、吸込みパネル25の中央の37cが係合され
るフック孔27cの孔を広く形成しているので、かかる
反りが生じても、再度の係合が容易にできる。
5の長手方向における反りが生じた場合、かかる反りを
考慮して、吸込みパネル25の中央の37cが係合され
るフック孔27cの孔を広く形成しているので、かかる
反りが生じても、再度の係合が容易にできる。
【0036】本発明は上述した実施例に限定されず、本
発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変型可能である。
発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変型可能である。
【0037】例えば、本発明は天井据付式の空気調和機
に限らず、壁掛け式や床据置き型の空気調和機であって
も同様な効果を得ることができる。
に限らず、壁掛け式や床据置き型の空気調和機であって
も同様な効果を得ることができる。
【0038】また、吸込みパネル25の長手方向の両端
部に形成される中央ボス31cは1個に限らず、複数本
形成するものであっても同様な効果を得ることができ
る。
部に形成される中央ボス31cは1個に限らず、複数本
形成するものであっても同様な効果を得ることができ
る。
【0039】
【発明の効果】本発明では、吸込みパネルの長手方向両
端部においてその短手方向に反りが生じた場合には、そ
の中央部が化粧パネル側に凸状に反ろうとするが、中央
ボスと両側ボスとの間に補強金具を固定してこの補強金
具の剛性によって長手方向の両端部が化粧パネル側に凹
状に湾曲するように吸込みパネルを変形させて化粧パネ
ルに取り付けているので、吸込みパネルはこの凹状に湾
曲した姿勢を基本にして変形し、中央部が凸状に反るこ
とができない。従って、両側が垂れた状態にならず、吸
込みパネルが化粧パネルに嵌まり難くなるということが
なく、また、両側の垂れが生じないから外観も損なわな
い。
端部においてその短手方向に反りが生じた場合には、そ
の中央部が化粧パネル側に凸状に反ろうとするが、中央
ボスと両側ボスとの間に補強金具を固定してこの補強金
具の剛性によって長手方向の両端部が化粧パネル側に凹
状に湾曲するように吸込みパネルを変形させて化粧パネ
ルに取り付けているので、吸込みパネルはこの凹状に湾
曲した姿勢を基本にして変形し、中央部が凸状に反るこ
とができない。従って、両側が垂れた状態にならず、吸
込みパネルが化粧パネルに嵌まり難くなるということが
なく、また、両側の垂れが生じないから外観も損なわな
い。
【図1】本発明にかかる化粧パネルと吸込みパネルとを
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
【図2】吸込みパネルの短手方向における取付け状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図3】吸込みパネルの長手方向における取付け状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図4】図1に示す化粧パネルと吸込みパネルとを備え
た空気調和機の概略的構成を示す断面図である。
た空気調和機の概略的構成を示す断面図である。
【図5】図4に示す空気調和機の受信器の構成を示す断
面図である。
面図である。
【図6】図5に示す受信器の平面図である。
【図7】図5に示す受信器の取付け状態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図8】図5に示す受信器の基盤枠を外した状態を示す
平面図である。
平面図である。
【図9】従来の吸込みパネルの短手方向における取付け
状態を示す断面図である。
状態を示す断面図である。
1 空気調和機 7 本体 23 化粧パネル 25 吸込みパネル 31a、31b 両側ボス 31c 中央ボス(中間ボス)
Claims (1)
- 【請求項1】 空気調和機の化粧パネルに取付けられ、
室内空気を吸込む複数の吸込み口が形成された空気調和
機の吸込みパネルにおいて、 前記吸込みパネルの長手方向の両端部における当該吸込
みパネルの短手方向の両端部に前記化粧パネル側に突出
する両側ボスを設けると共にこれらの両側ボスの間に当
該両側ボスよりも前記化粧パネル側に高く突出する中央
ボスを設け、この中央ボスと前記両側ボスとの間に補強
金具を固定してこの補強金具の剛性によって前記長手方
向の両端部が前記化粧パネル側に凹状に湾曲するように
前記吸込みパネルを変形させて前記化粧パネルに取り付
けたことを特徴とする空気調和機の吸込みパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP5152947A JP2919709B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 空気調和機の吸込みパネル |
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JP5152947A JP2919709B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 空気調和機の吸込みパネル |
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-
1993
- 1993-05-31 JP JP5152947A patent/JP2919709B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH06341669A (ja) | 1994-12-13 |
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