JP2919166B2 - 転動式造粒機への原料投入量自動制御装置 - Google Patents

転動式造粒機への原料投入量自動制御装置

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JP2919166B2
JP2919166B2 JP4079229A JP7922992A JP2919166B2 JP 2919166 B2 JP2919166 B2 JP 2919166B2 JP 4079229 A JP4079229 A JP 4079229A JP 7922992 A JP7922992 A JP 7922992A JP 2919166 B2 JP2919166 B2 JP 2919166B2
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    • G05D11/02Controlling ratio of two or more flows of fluid or fluent material
    • G05D11/13Controlling ratio of two or more flows of fluid or fluent material characterised by the use of electric means
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粒径が数ミリ程度の窒
素質肥料等の粒状化成肥料を転動式造粒機で製造する際
に、粒径と大きな相関を持つ投入原料中の水分量を最適
に制御する転動式造粒機への原料投入量自動制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、転動式造粒機から取り出される
粒状化成肥料の粒径は、転動式造粒機に投入される原料
の水分量と関係し、概ね、水分量を増すと粒径が大きく
なり、水分量を減らすと粒径が小さくなる。
【0003】そこで、製造に際しては、製品サイズの許
容範囲に収まる径の粒が大きな割合で転動式造粒機から
取り出されるように、即ち歩留まり良く製品サイズの粒
状化成肥料の製造ができるようにするために、従来、転
動式造粒機に投入される原料中の水分量を以下のように
制御していた。
【0004】転動式造粒機から取り出される粒状化成肥
料の重量換算粒度分布を測定し、この重量換算粒度分布
から、製品サイズ範囲に収まる粒,そのサイズより大き
な範囲の粒,そのサイズより小さな範囲の粒の重量割合
をそれぞれ算出し、これらの各割合を、理想的に造粒が
行われているときに運転者の手篩いによって事前に求め
られた各範囲の割合と比較することにより、造粒される
粒径を全体的に大きくする必要があるか、反対に小さく
する必要があるか等を認識し、その認識結果に応じて原
料中の水分量を調整するものである。なお、このような
技術を記載した文献としては、特開平1−275490
号公報がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来は上述したような
構成によって製造時の歩留まりを向上しようとしていた
が、以下のような解決すべき課題がある。
【0006】制御の目標値である理想的な粒径の割合が
固定化されているため、その理想値自体に測定誤差があ
ると、製造時の歩留まりが低下する。
【0007】未だ原因は究明されていないが、転動式造
粒機において高い歩留まりが得られているときの各粒径
範囲の割合は1パターンに限らず、その時々で多少変化
する。即ち、或るときには、製品サイズ範囲に収まる粒
の割合が60%,そのサイズより大きな範囲の粒の割合
が20%,そのサイズより小さな範囲の粒の割合が20
%で最大歩留まり60%が得られ、別のときには、同順
で、60%,5%,35%で最大歩留まり60%が得ら
れるといった具合に変化する。このため、制御の目標値
である理想的な粒径の割合が正しく測定されていたとし
ても、それはその時点のものであるので、現状の理想値
と相違すると、現状では得られないような理想値を目標
値として制御が行われるため、歩留まりが大きく揺ら
ぎ、実際には平均的な歩留まりが高くならない。
【0008】更に、製品サイズ範囲に収まる粒,そのサ
イズより大きな範囲の粒,そのサイズより小さな範囲の
粒についての、理想的な割合と実際に測定された割合と
の比較は、複雑な組み合わせが考えられる分、比較方法
が複雑になり、これが制御を非常に困難にする要因とな
っている。
【0009】本発明は以上のような事情に鑑みて為され
たものであり、その目的は、造粒状態の変化に応じて目
標値を自動的に更新することにより最大の歩留まりが極
力得られるようにし且つ制御も比較的簡単に安定して行
えるようにした転動式造粒機への原料投入量自動制御装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、以下の(A),(B)のような構成を採
用している。
【0011】構成(A);転動式造粒機から取り出され
た粒状化成肥料の重量換算粒度分布を定期的に測定し、
その中心粒径と歩留まりとを算出する算出手段と、現在
までに得られた最大歩留まりと該最大歩留まりが得られ
たときの中心粒径とを保持するテーブルと、前記算出手
段で算出された歩留まりが前記テーブルに保持された最
大歩留まりを超えることにより、前記算出された歩留ま
り及び中心粒径で前記テーブルの最大歩留まり及び中心
粒径を更新する更新手段と、前記テーブルに保持された
中心粒径を目標中心粒径として前記転動式造粒機から取
り出される粒状化成肥料の重量換算粒度分布の中心粒径
が前記目標中心粒径に等しくなるように、投入する原料
の水分量を増減する投入量調節手段とを備える構成。
【0012】構成(B);転動式造粒機から取り出され
た粒状化成肥料の重量換算粒度分布を定期的に測定し、
その中心粒径と歩留まりとを算出する算出手段と、該算
出手段で算出された中心粒径の算出回数および歩留まり
を積算すると共に平均歩留まりを算出する積算・平均化
手段と、現在までに得られた最大歩留まりと該最大歩留
まりが得られたときの中心粒径とを保持するテーブル
と、前記積算・平均化手段で積算された算出回数が所定
回数以上になっている中心粒径に対応する平均歩留まり
が前記テーブルに保持された最大歩留まりを超えること
により、その平均歩留まり及び中心粒径で前記テーブル
の最大歩留まり及び中心粒径を更新する更新手段と、前
記テーブルに保持された中心粒径を目標中心粒径として
前記転動式造粒機から取り出される粒状化成肥料の重量
換算粒度分布の中心粒径が前記目標中心粒径に等しくな
るように、投入する原料の水分量を増減する投入量調節
手段とを備える構成。
【0013】なお、本発明の好ましい実施例において
は、上記構成(A)または(B)に、最大歩留まりと該
最大歩留まりが得られたときの中心粒径とを製品種別毎
に格納するファイルと、制御開始時、製造する製品種別
に対応する最大歩留まりと中心粒径とを前記ファイルか
ら読み出して前記テーブルに設定する初期設定手段と、
前記テーブルの最大歩留まりと中心粒径の更新内容を前
記ファイルに反映する反映手段とが付加されている。
【0014】
【作用】上記構成(A)の転動式造粒機への原料投入量
自動制御装置においては、先ず、制御開始時に初期設定
手段が、製造する製品種別に対応する最大歩留まりと中
心粒径(最大歩留まりが得られたときの粒状化成肥料の
重量換算粒度分布の中心の粒径)とをファイルから読み
出してテーブルに設定する。
【0015】その後、制御が開始されると、算出手段
が、転動式造粒機から取り出された粒状化成肥料の重量
換算粒度分布を定期的に測定してその中心粒径と歩留ま
りとを算出し、更新手段が、この算出された歩留まりが
前記テーブルに保持された最大歩留まりを超えることに
より、その算出された歩留まり及び中心粒径で前記テー
ブルの最大歩留まり及び中心粒径を更新する。
【0016】他方、投入量調節手段が、前記テーブルに
保持された中心粒径(最初に設定された中心粒径,更新
された場合には更新後の中心粒径)を目標中心粒径とし
て転動式造粒機から取り出される粒状化成肥料の重量換
算粒度分布の中心粒径が前記目標中心粒径に等しくなる
ように、投入する原料の水分量を増減する。
【0017】また、反映手段が、制御終了時等に、テー
ブル中の最大歩留まりと中心粒径の更新内容をファイル
に反映し、次回の運転時に備える。
【0018】上記構成(B)の転動式造粒機への原料投
入量自動制御装置においては、先ず、制御開始時に初期
設定手段が、製造する製品種別に対応する最大歩留まり
と中心粒径とをファイルから読み出してテーブルに設定
し、その後、制御が開始されると、算出手段が、転動式
造粒機から取り出された粒状化成肥料の重量換算粒度分
布を定期的に測定してその中心粒径と歩留まりとを算出
する。
【0019】次に積算・平均化手段が、算出手段で算出
された中心粒径の算出回数および歩留まりを積算すると
共に平均歩留まりを算出し、更新手段が、積算された算
出回数が所定回数以上になっている中心粒径に対応する
平均歩留まりが前記テーブルに保持された最大歩留まり
を超えることにより、その平均歩留まり及び中心粒径で
前記テーブルの最大歩留まり及び中心粒径を更新する。
【0020】他方、投入量調節手段が、前記テーブルに
保持された中心粒径(最初に設定された中心粒径,更新
された場合には更新後の中心粒径)を目標中心粒径とし
て転動式造粒機から取り出される粒状化成肥料の重量換
算粒度分布の中心粒径が前記目標中心粒径に等しくなる
ように、投入する原料の水分量を増減する。また、反映
手段が、制御終了時等に、テーブルの最大歩留まりと中
心粒径の更新内容をファイルに反映し、次回の運転時に
備える。
【0021】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0022】図1は本発明を適用した粒状化成肥料製造
プラントの一例を示すブロック図である。この例の粒状
化成肥料製造プラントは、転動式造粒機1に液体状態の
肥料原料2,水または/および水蒸気である造粒水3,
以前の製造時にできた循環細粉4を原料投入量調節弁
5,6,7を通じて投入し、転動式造粒機1から取り出
される半製品粒8をドライヤ9で乾燥させた後に粗粒ホ
ッパ10,製品ホッパ11,細粉ホッパ12に篩い分
け、製品ホッパ11から製品粒13(製品サイズを満た
す粒から構成される粒状化成肥料)を取り出すものであ
る。また、製品サイズより大きなサイズの粗粉ホッパ1
0中の粗粉は粉砕機14で粉砕された後、製品サイズよ
り小さなサイズの細粉ホッパ12中の細粉と共に循環細
粉ホッパ15に蓄積され、循環細粉4として使用され
る。
【0023】以上のような流れで粒状化成肥料の製造が
行われる状況の下で、制御コンピュータ16は、センサ
17を使用して測定した半製品粒8の粒度分布に基づ
き、最大の歩留まりで粒状化成肥料が製造されるよう
に、原料投入量調節弁5,6,7を調節して転動式造粒
機1に投入される原料中の水分量を制御している。
【0024】図2は制御コンピュータ16の機能ブロッ
ク図であり、21は粒度分布測定モジュール、22は制
御モジュール、23は原料投入量調節モジュール、24
は重量換算粒度分布データ、25は最適投入量、26は
銘柄ファイル、27は制御テーブルである。この制御テ
ーブル27には、歩留まりE1,中心粒径E2,最大歩
留まりE3,目標中心粒径E4,中心粒径度数配列E5
および積算歩留まり配列E6といったデータが格納され
る。なお、中心粒径度数配列E5は、それぞれ異なる中
心粒径に対応する中心粒径度数E5−1〜E5−nで構
成され、積算歩留まり配列E6は各中心粒径度数E5−
1〜E5−nに1対1に対応する積算歩留まりE6−1
〜E6−nで構成され、何れも初期値は0になってい
る。
【0025】また、図3乃至図5は制御コンピュータ1
6で行われる処理の一例を示すフローチャートであり、
図3は全体的な処理の流れを、図4は図3の初期値取得
処理の流れを、図5は図3の目標値変更処理の流れをそ
れぞれ示している。
【0026】以下、各図を参照して制御コンピュータ1
6による原料投入量自動制御に関連する動作を詳述す
る。
【0027】或る銘柄の粒状化成肥料を製造する場合、
最初、マニュアル操作で所定量の原料が投入されて転動
式造粒機1が起動され、所定時間経過後、制御コンピュ
ータ16が図3に示す処理を開始する。
【0028】先ず制御コンピュータ16の制御モジュー
ル22は、初期値取得処理S1を行う。
【0029】これは図4に示すように、先ず制御すべき
銘柄に対応する銘柄ファイル26をオープンする(S1
1)。この銘柄ファイル26には、過去において最大歩
留まりを与えた中心粒径とその最大歩留まりとが格納さ
れているので、それらを取り出し(S12)、制御テー
ブル27の目標中心粒径E4,最大歩留まりE3に設定
する(S13,S14)。そして、銘柄ファイル26を
クローズし(S15)、初期値取得処理S1を終える。
【0030】次に制御モジュール22は、粒度分布測定
モジュール21を呼び出して粒度測定を行わせる(S
2)。
【0031】粒度分布測定モジュール21は、センサ1
7によって転動式造粒機1から取り出されている半製品
粒8の粒度分布を測定し、これを重量分布に換算した重
量換算粒度分布データ24を生成して制御モジュール2
2に通知する。
【0032】ここで、画像処理によって半製品粒8の粒
度分布を測定する場合、センサ17は半製品粒8の一部
を静止画像として撮影するテレビカメラ等の撮像装置で
構成され、粒度分布測定モジュール21はその撮影され
た静止画像を処理して、各粒径毎の粒の分布状況を示す
粒度分布データを求め、更にこれから各粒径毎の重みを
加味した重量換算粒度分布データ24を生成する。
【0033】次に制御モジュール22は、通知された重
量換算粒度分布データ24から、中心粒径と歩留まりと
を算出して制御テーブル27の中心粒径E2,歩留まり
E1に設定する(S3)。
【0034】ここで、中心粒径とは、重量換算粒度分布
の中心の粒径をいい、歩留まりとは、重量換算粒度分布
中の製品サイズに収まる範囲の重量を全体の重量で除し
た値をいう。
【0035】次に制御モジュール22は、目標値変更処
理S4を行う。
【0036】これは図5に示すように、先ず、今回測定
されて制御テーブル27に設定された中心粒径E2と同
一粒径の中心粒径度数配列E5中の中心粒径度数E5−
i(i=1〜n)を+1し(S21)、その中心粒径度
数E5−iに対応する積算歩留まり配列E6の積算歩留
まりE6−iに今回測定されて制御テーブル27に設定
された歩留まりE1を加算する(S22)。
【0037】次に、その中心粒径度数E5−iが所定値
たとえば10以上か否かを調べ(S23)、10未満で
あれば目標値変更処理S4を終了し、最適投入量設定処
理S5へ進む。
【0038】他方、10以上であれば、即ち、同じ中心
粒径の測定が10度以上繰り返され信頼できる平均歩留
まりを算出し得る状態になった後は、今回測定された中
心粒径に対応する積算歩留まりE6−iを対応する中心
粒径度数E5−iで除して、その中心粒径の平均歩留ま
りを求め(S24)、この平均歩留まりが制御テーブル
27の最大歩留まりE3を超えているか否かを調べる
(S25)。
【0039】そして、超えていなければ目標値変更処理
S4を終了して最適投入量設定処理S5へ進み、超えて
いれば、制御テーブル27の目標中心粒径E4を今回測
定された中心粒径E2に書き換え(S26)、また最大
歩留まりE3を今回求められた平均歩留まりで書き換え
(S27)、目標値変更処理S4を終了して最適投入量
設定処理S5へ進む。
【0040】最適投入量設定処理S5では、転動式造粒
機1から取り出される半製品粒8の重量換算粒度分布の
中心粒径が制御テーブル27の目標中心粒径E4に等し
くなるように転動式造粒機1への投入原料中の水分量の
増減量を算出して、原料投入量調節モジュール23に対
して最適投入量25を与える。
【0041】ここで、水分量の増減量の算出は、概ね、
計測された中心粒径E2と目標中心粒径E4とを比較し
て前者が後者より大きければ水分量を減らす方向に、前
者が後者より小さければ水分量を増やす方向に算出され
る。
【0042】原料投入量調節モジュール23は、最適投
入量25に従い、原料投入量調節弁6を制御して転動式
造粒機1に投入される造粒水3を増減し、または/およ
び、原料投入量調節弁7を制御して水分量の少ない循環
細粉4の循環量を増減することにより、投入原料中の水
分量を変更する。また、可能であれば原料投入量調節弁
5を制御して肥料原料2の投入量を増減して水分量を変
更する。
【0043】制御モジュール22は最適投入量設定処理
S5を終えると、処理S6で製造終了か否かを判定し、
製造終了でなければ処理S2に戻り、上述した処理を繰
り返す。
【0044】以上のような動作が行われることにより、
測定回数が少ない制御開始当初は制御テーブル27の目
標中心粒径E4,最大歩留まりE3の更新は行われずに
銘柄ファイル26に格納されていた中心粒径を目標とし
て制御が行われるが、その後、多数回のサンプリングが
為され、然も平均歩留まりが最大歩留まりE3を超える
ような中心粒径が出現すると、目標中心粒径E4がその
中心粒径に変更されると共に最大歩留まりE3がその平
均歩留まりに変更され、変更後の目標中心粒径E4で制
御が行われることになる。また、造粒状態が変化して最
大歩留まりを与える中心粒径が変化すると、その中心粒
径を新しい目標中心粒径E4として更に制御が続けられ
ることになる。
【0045】なお、製造終了時に制御モジュール22に
よって、銘柄ファイル26の中心粒径と最大歩留まりが
制御テーブル27中の目標中心粒径E4と最大歩留まり
E3に変更される(S7)。
【0046】
【発明の効果】以上説明した本発明の転動式造粒機への
原料投入量自動制御装置によれば、以下のような効果を
得ることができる。
【0047】制御の目標値である中心粒径が、実際の造
粒中に得られた最大歩留まりに対応する中心粒径に自動
的に変更されていくので、制御開始時に設定した初期の
目標値である中心粒径が不適切であってもそれによる影
響を一時的に受けるだけで速やかに実際に最大歩留まり
を与える中心粒径を目標とした制御が行われ、また造粒
状態が変化して最大歩留まりが得られる中心粒径が変化
すると、その中心粒径を新しい目標中心粒径として更に
制御が行われるので、平均的な歩留まりを充分に高める
ことができる。
【0048】制御の目標値である中心粒径は、造粒中に
計測された実際の中心粒径に基づき更新されるので、現
状では得られないような理想値を目標値として制御が行
われる可能性のある従来技術と相違し、歩留まりが大き
く揺らぐようなことが少なくなり、安定した制御が行え
る。
【0049】中心粒径を目標とした水分量の制御は、基
本的には、計測された中心粒径と目標中心粒径とを比較
して前者が後者より大きければ粒径が小さくなるように
水分量を減らし、前者が後者より小さければ粒径が大き
くなるように水分量を増やすといった簡単な論理で実現
できるため、制御が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した粒状化成肥料製造プラントの
一例を示すブロック図である。
【図2】制御コンピュータの機能ブロック図である。
【図3】制御コンピュータで行われる処理の全体的な処
理の流れを示すフローチャートである。
【図4】図3の初期値取得処理S1の詳細を示すフロー
チャートである。
【図5】図3の目標値変更処理S4の詳細を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1…転動式造粒機 2…肥料原料 3…造粒水 4…循環細粉 5,6,7…原料投入量調節弁 8…半製品粒 9…ドライヤ 10…粗粒ホッパ 11…製品ホッパ 12…細粉ホッパ 13…製品粒 14…粉砕機 15…循環細粉ホッパ 16…制御コンピュータ 17…センサ 21…粒度分布測定モジュール 22…制御モジュール 23…原料投入量調節モジュール 24…重量換算粒度分布データ 25…最適投入量 26…銘柄ファイル 27…制御テーブル
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−275490(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C05G 3/00 B01J 2/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転動式造粒機から取り出された粒状化成
    肥料の重量換算粒度分布を定期的に測定し、その中心粒
    径と歩留まりとを算出する算出手段と、 現在までに得られた最大歩留まりと該最大歩留まりが得
    られたときの中心粒径とを保持するテーブルと、 前記算出手段で算出された歩留まりが前記テーブルに保
    持された最大歩留まりを超えることにより、前記算出さ
    れた歩留まり及び中心粒径で前記テーブルの最大歩留ま
    り及び中心粒径を更新する更新手段と、 前記テーブルに保持された中心粒径を目標中心粒径とし
    て前記転動式造粒機から取り出される粒状化成肥料の重
    量換算粒度分布の中心粒径が前記目標中心粒径に等しく
    なるように、投入する原料の水分量を増減する投入量調
    節手段とを具備した転動式造粒機への原料投入量自動制
    御装置。
  2. 【請求項2】 転動式造粒機から取り出された粒状化成
    肥料の重量換算粒度分布を定期的に測定し、その中心粒
    径と歩留まりとを算出する算出手段と、 該算出手段で算出された中心粒径の算出回数および歩留
    まりを積算すると共に平均歩留まりを算出する積算・平
    均化手段と、 現在までに得られた最大歩留まりと該最大歩留まりが得
    られたときの中心粒径とを保持するテーブルと、 前記積算・平均化手段で積算された算出回数が所定回数
    以上になっている中心粒径に対応する平均歩留まりが前
    記テーブルに保持された最大歩留まりを超えることによ
    り、その平均歩留まり及び中心粒径で前記テーブルの最
    大歩留まり及び中心粒径を更新する更新手段と、 前記テーブルに保持された中心粒径を目標中心粒径とし
    て前記転動式造粒機から取り出される粒状化成肥料の重
    量換算粒度分布の中心粒径が前記目標中心粒径に等しく
    なるように、投入する原料の水分量を増減する投入量調
    節手段とを具備した転動式造粒機への原料投入量自動制
    御装置。
  3. 【請求項3】 最大歩留まりと該最大歩留まりが得られ
    たときの中心粒径とを製品種別毎に格納するファイル
    と、 制御開始時、製造する製品種別に対応する最大歩留まり
    と中心粒径とを前記ファイルから読み出して前記テーブ
    ルに設定する初期設定手段と、 前記テーブルの最大歩留まりと中心粒径の更新内容を前
    記ファイルに反映する反映手段とを備えた請求項1また
    は2記載の転動式造粒機への原料投入量自動制御装置。
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