JP2918860B2 - 鏡面体 - Google Patents

鏡面体

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JP2918860B2
JP2918860B2 JP9007139A JP713997A JP2918860B2 JP 2918860 B2 JP2918860 B2 JP 2918860B2 JP 9007139 A JP9007139 A JP 9007139A JP 713997 A JP713997 A JP 713997A JP 2918860 B2 JP2918860 B2 JP 2918860B2
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    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
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    • G21K1/00Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線,シンクロト
ロン放射光(SOR光),レーザ光等の主として高エネ
ルギビームを扱う光学機器において反射鏡,回折格子等
として使用される鏡面体に関するものあり、特に、炭化
珪素で構成される表面層の表面を鏡面に加工してなる鏡
面体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の鏡面体としては、表面層
を化学蒸着による炭化珪素膜で構成したもの(以下「従
来鏡面体」という)が周知である。すなわち、従来鏡面
体は、炭化珪素焼結体又はカーボン焼結体からなる基体
の表面に高純度の炭化珪素を化学蒸着して、表面層を化
学蒸着による炭化珪素膜(以下「CVD−SiC膜」と
いう)で構成してなるものであって、膜表面をポリシン
グ等の機械的な鏡面加工法により超平滑面である鏡面
(表面粗さRMS10Å以下)に加工してなるものであ
る。
【0003】ところで、X線ミラー等としては、伝統的
に、銅等からなる基材を鏡面研磨し、その上に金を蒸着
させたものや、基材上に使用波長から算出,設計した膜
厚の多層膜をコーティングして、干渉効果を利用するよ
うにしたもの等があるが、これらは、比較的エネルギ密
度が小さく且つ長波長の領域(例えば、可視光線,赤外
線)で使用する場合はともかく、X線等の如き短波長域
の高エネルギビームを扱う場合にはコーティング面の剥
離や鏡面の歪,熱損等を招来し易く、その対応が極めて
困難なものであった。
【0004】これに対して、従来鏡面体は、鏡面を形成
する表面層であるCVD−SiC膜が、耐熱性,熱伝導
性,堅牢性等の物理的性質に優れ且つ短波長域で高反射
率を示すといった光学的性質に優れるものであることか
ら、短波長域の高エネルギビームを扱う場合にも上記し
た不都合を生じることがなく、X線等のような短波長域
の高エネルギビームを扱う反射鏡,回折格子等の光学要
素として好適に使用できるものとして期待されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来鏡面体に
あっても、X線等の高エネルギビームを照射した場合、
その照射箇所が損傷する虞れがあり、高エネルギビーム
の照射に対する耐力が充分でないといった問題があっ
た。
【0006】すなわち、X線等の高エネルギビームを照
射すると、鏡面における照射箇所が微細な泡状の様相を
呈し、あたかも一瞬にして溶融したような状態となり、
目視できる程度の白濁(曇り)が生じる。このような損
傷が鏡面に発生すると、当然にビーム反射率が低下し
て、反射鏡,回折格子等の光学要素としての機能を良好
に発揮し得ない。しかも、損傷箇所においては高エネル
ギビームの吸収率が大きくなるため、極端な場合には、
鏡面体自体の破損に繋がる虞れがあった。なお、白濁箇
所では珪素が細かい液滴状をなして析出しており、白濁
が珪素の析出によって生じたものであることは明らかで
ある。
【0007】そこで、本発明者は、従来鏡面体における
高エネルギビーム照射に対する耐力不足の原因(特にビ
ーム照射による損傷の発生原因)を究明すべく種々の実
験を行い、それが、主として、鏡面体の表面層における
一定深さの範囲内に炭化珪素の無欠陥結晶層が存在して
いないことに起因するとの結論を得た。
【0008】すなわち、従来鏡面体にあっては、上述し
た如く、ポリシング等の機械的な表面研磨法(鏡面加工
法)によって表面粗さRMS10Å以下の鏡面を得るよ
うにしているが、かかる機械的な表面研磨法はマイクロ
クラックの進展等を利用するものであり、CVD−Si
C膜表面に凹凸を形成している結晶を削り取るための物
理的な衝撃(以下「物理的加工力」という)により、鏡
面加工面及びその直下部分における原子配列が著しく乱
れて、加工歪みや結晶内転位等を伴ういわゆる加工変質
層を形成することを確認した。そして、このような加工
変質層の存在がビーム照射に対する耐力の低下を招き、
ビーム照射による損傷が発生することを究明した。例え
ば、原子配列の整合性が崩れた箇所に、高エネルギビー
ムが照射されると、つまり原子の再配列を促すことがで
きる程の高いエネルギが供給されると、原子の再配列が
なされる過程において余剰の珪素が炭化珪素の格子外に
析出し、白濁を生じることになるのである。
【0009】一方、このような加工変質層の発生は、物
理的加工力を必要としない電気的,化学的な表面研磨法
によっても回避することはできないが、その深さは物理
的加工力を必要とする機械的な表面研磨法による場合に
比して減少させることが可能であると考えられる。そこ
で、加工歪み等による欠陥結晶層の深さ(加工変質層の
深さ)を異にしたCVD−SiC膜コーティング材を使
用して実験を行なったところ、CVD−SiC膜の表面
に欠陥結晶層が生じていても、その深さが一定以下であ
り、膜表面から一定深さの範囲内に炭化珪素の無欠陥結
晶が存在している場合には、ビーム照射による損傷が生
じないことが判明した。具体的には、加工変質層若しく
は欠陥結晶層が存在していてもそれが極めて浅く、鏡面
から300Å以内の深さに炭化珪素の無欠陥結晶層が存
在しておれば、X線等の高エネルギビームを照射して
も、その照射箇所に白濁を生じる等の損傷は生じないこ
とが判明した。
【0010】本発明は、かかる実験による判明事項から
得られた結論に基づいてなされたもので、X線,SOR
光,レーザ光等の高エネルギビームの照射に対して充分
な耐力を有し、かかる高エネルギビーム用の反射鏡,回
折格子等として好適に使用することができる鏡面体を提
供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明の鏡面体は、炭化珪素で構成される表面層の表面を鏡
面に加工してなるものであって、特に、表面層における
鏡面から300Å以内の深さに炭化珪素の無欠陥結晶層
が存在するものである。換言すれば、鏡面加工による加
工変質層若しくは欠陥結晶層の深さ(鏡面を含む当該層
の厚さ)が300Å未満となっている。なお、本発明に
いう鏡面とは、表面粗さRMS10Å以下の超平滑面を
意味する。但し、鏡面の形状(平面,球面,非球面等)
は当該鏡面体の用途等に応じて任意である。
【0012】また、かかる鏡面体は全体を炭化珪素の単
結晶構造材で構成しておくことも可能であるが、本発明
の鏡面体は、基体の表面に化学蒸着による炭化珪素膜を
被覆形成した複合材で構成されている。すなわち、鏡面
加工する表面層CVD−SiC膜で構成されている。
さらに、本発明の鏡面体にあっては、このCVD−Si
C膜が、ミラー指数表示で特定される一の結晶面にその
X線回折強度比がピーク強度で90%以上となるように
強配向された結晶構造をなすものとされている。ここ
に、ミラー指数表示で特定される一の結晶面(以下「被
配向面」という)のX線回折強度比とは、厳密には、X
線回折装置によって測定されるピーク強度(米国AST
M規格に基づく粉末X線回折値により補正したもの)に
おいて、被配向面を含む全ての結晶面におけるピーク強
度の合計値に対する被配向面のピーク強度の比率をいう
が、結晶面の配向度は(111)面において最も高く
(220)面がこれに続くものであることから、実用上
は、当該被配向面のX線回折強度比を、被配向面が(1
11)面以外の結晶面(例えば(220)面)である場
合には被配向面と(111)面との合計ピーク強度に対
する比率とみなし、また被配向面が(111)面である
場合には被配向面と(220)面との合計ピーク強度に
対する比率とみなして、配向度を特定することができ
る。したがって、例えば、被配向面が(111)面以外
の(220)面等であり、そのX線回折強度比が90%
であるというときは、(111)面のX線回折強度比が
10%であるということになる。また、被配向面が(1
11)面であり、そのX線回折強度比が90%であると
いうときは、(220)面のX線回折強度比が10%で
あるということになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
及び図2に基づいて具体的に説明する。
【0014】この実施の形態における鏡面体1は、図1
に示す如く、基体2の表面に化学蒸着により被覆形成さ
れた炭化珪素膜(CVD−SiC膜)3の表面を表面粗
さRMS10Å以下の超平滑面である鏡面3aに加工し
てなるものであって、CVD−SiC膜3における鏡面
3aから300Å以内の深さdに無欠陥結晶層3bが存
在しているものである。
【0015】この鏡面体1は、以下のような工程を経て
製作されたものである。
【0016】まず、鏡面体1の用途に応じた形状(例え
ば、反射鏡,回折格子等の所望する光学要素形状に応じ
た形状)に成形された基体2を得る。
【0017】基体2の構成材は、鏡面体1の使用目的,
使用条件やCVD−SiC膜3との接着強度等を考慮し
て決定されるが、一般には、蒸着時に基体2から蒸発す
る不純物がCVD−SiC膜3の純度に及ぼす影響を考
慮して、可及的に高純度の炭化珪素又はカーボン等の焼
結体が好適する。また、CVD−SiC膜本来の特性を
最大限有効に発揮させるためには、計算密度90%以上
の緻密なα型炭化珪素又はβ型炭化珪素の焼結体を使用
することが好ましく、基体2の表面粗度をRMS100
0Å以下としておくことが好ましい。なお、基体密度が
低いと、X線ミラー等の鏡面体において一般に要求され
る機械的強度等を十分に確保できないし、特に、基体2
が多孔質焼結体で構成される場合には、ビーム照射等に
よる温度上昇により基体空隙内の空気が膨張してクラッ
クや熱歪みを生じたりする虞れがあり、更に鏡面体1を
冷却する場合には、冷却水等の冷却液が基体内に侵入し
て、その侵入水の蒸発,膨張によりクラック等が生じる
虞れがある。したがって、このような基体強度延いては
鏡面体強度を充分に確保するためには、基体密度を可及
的に高くしておくことが好ましい。勿論、基体密度は、
CVD−SiC膜3の基体2との接着強度や特定の結晶
面への配向性等との関係もあるが、一般には高ければ高
い程よく、特に上限はない。例えば、特定の結晶面(被
配向面)に強く配向させるためには、皮膜の蒸着条件を
厳密に管理する必要があることは勿論であるが、その他
に、皮膜の形成面つまり基体2の表面形態も重要な条件
となり、基体2がカーボンの焼結体の如く空孔が多数存
在するようなものであるときには、結晶面の配向には限
度があり、上記した高配向膜の形成は困難である。した
がって、かかる結晶配向性の面からすれば、焼結体で構
成される基体2の密度は93%以上としておくことが好
ましい。
【0018】次に、基体2の表面にCVD−SiC膜3
を被覆形成して、鏡面体素材1´(図2参照)を得る。
【0019】CVD−SiC膜3は、任意に特定した被
配向面にそのX線回折強度比がピーク強度で90%以上
となるように強配向された、高純度且つ緻密な無欠陥結
晶構造をなすものとされるが、かかるCVD−SiC膜
3の形成は、例えば、以下のような手法によって行なわ
れる。なお、この例は、(220)面を被配向面として
選択した場合であって、当該CVD−SiC膜3におい
て、(220)面にそのX線回折強度比が90%((1
11)面のX線回折強度比は10%)となるように強配
向させた場合に関する。
【0020】まず、基体2を適宜のCVD炉内に配置し
た上、CVD炉の排気口から真空ポンプにより排気を行
い、CVD炉内を減圧雰囲気に保持させる。そして、か
かる減圧雰囲気に保持させた状態で、基体2を所定温度
に加熱,保持させた上で、所定の反応ガスをCVD炉内
に連続供給させる。このとき、排気は停止させることな
く継続的に行い、CVD炉内を所定の減圧雰囲気に保持
させておく。通常、200Torr以下に保持させてお
くのが好ましい。但し、真空ポンプ能力等を考慮した経
済的理由から、0.1〜200Torrとしておくのが
好ましい。また、基体2は1400〜1500℃に加
熱,保持させておくことが好ましい。また反応ガスとし
ては、例えば、モノメチルトリクロルシランと所定当量
比(通常、20当量比程度)の水素との混合ガスを使用
する。反応ガスを供給すると、CH 3 SiCl3 +H2
→SiC+3HClの反応により、基体2表面つまり基
体2の内外周面又はその一方にCVD−SiC膜が形成
される。
【0021】ところで、CVD−SiC膜3の形成は、
一般に、CVD炉内を常圧に保持させた状態で反応ガス
供給を行う常圧CVD法によって行われる。しかし、こ
の常圧CVD法では高純度のCVD−SiC膜3を得る
ことが困難である。すなわち、常圧CVD法では、基体
純度が低い場合には基体中に含まれる不純物の拡散が防
止できず、又は基体純度が高い場合にもCVD炉の壁面
からの汚染粒子が飛散して、これらの汚染粒子がCVD
−SiC膜3を形成しようとする基体表面ないしその周
辺領域に滞留することになり、CVD−SiC膜3に混
入するからである。
【0022】また、成膜法としては、常圧CVD法以外
にも、排気と反応ガス供給とを一定サイクルで交互に繰
り返す間欠CVD法があり、この間欠CVD法によれ
ば、排気時に上記汚染粒子等が或る程度排出されること
になり、CVD−SiC膜3の純度向上が期待される。
しかし、排気工程において汚染粒子等が完全に排出され
る訳ではなく、反応ガスの供給工程開始時において残存
する虞れがあり、常圧CVD法と同様に、膜質の高純度
を確保することが困難である。
【0023】このように、一般に採用されているCVD
法によっては、基体表面ないしその周辺領域に不純物が
滞留して排除されないために、蒸着条件を如何に工夫し
ようとも、CVD−SiC膜3に多量のFe等やSiC
の当量比から外れた過剰なSiといった不純物が含まれ
ることになり、高純度のCVD−SiC膜3を得ること
が困難である。しかし、上記した如く、CVD炉内を減
圧雰囲気に保持し、反応ガスの供給中においても排気を
継続して行うと、CVD−SiC膜3を形成しようとす
る基体2の表面ないしその周辺領域に排気口方向への排
気流が生じて、不純物の表面への移行(マイグレーショ
ン)と相俟って、基体2の表面ないしその周辺領域がク
リーンに保持されることになる。すなわち、CVD炉の
壁面に付着している汚染粒子や反応ガス残渣等の不純物
は、排気流によって速やかにCVD炉外へと排出され、
CVD炉内をクリーンに保持する。その結果、基体2の
表面に高純度のCVD−SiC膜3が良好に形成される
ことになる。なお、反応ガスの供給は、連続的ではなく
間欠的に行ってもよいが、排気は反応ガスの供給,停止
に拘わらず、継続して行うことが好ましい。また、CV
D−SiC膜3の膜厚Dは、基体2との接着強度等が十
分であることを条件として、当該構成材により製作され
るレーザ反射鏡等の鏡面体の使用条件等に応じて適宜に
設定できるが、一般には、50〜200μmとしておく
のが好ましい。膜厚が50μm未満である場合には、膜
厚のバラツキ(±20μm)を考慮に入れると、貫通孔
による欠陥が危惧されるし、逆に膜厚が150μmを超
えると、結晶の粗大化によって表面の滑らかさを欠くと
共に成膜に時間を要してコスト高となるからである。
【0024】さらに、鏡面体素材1´のCVD−SiC
膜3の表面を、当該鏡面体1の用途等に応じた形状(平
面,球面,非球面等)に鏡面加工する。鏡面加工法とし
ては、「表面粗さRMS10Å以下の鏡面3aが得ら
れること」及び「鏡面加工後のCVD−SiC膜3に
おいて、鏡面3aから300Å以内の深さdに無欠陥結
晶層3bが存在していること、つまり鏡面加工によって
生じる加工変質層若しくは欠陥結晶層3cの深さdが3
00Å未満となること」の条件を満足するものを採用す
る。具体的には、物理的加工力を必要としない鏡面加工
法であるプラズマCVM (Chemical Vaporization Mach
ining)法,EEM(Elastic Emission Machining)法等
を単独で又は組み合わせて使用する。なお、プラズマC
VM法は後述する如き鏡面加工法であり、EEM法は、
2種類の固体を接触させると、形成された界面で相互作
用力(結合力)が生じて、それらが分離するときに、一
方の固体表面原子が他方の固体表面原子を除去するとい
った原理を利用したもので、サブミクロン以下の微粒子
を加工表面に無負荷条件で供給し、この微粒子を運動さ
せることにより加工表面の原子を一層づつ除去する鏡面
加工法である。
【0025】以下、の条件を満足する鏡面加工法
を、プラズマCVM法による場合を例として具体的に説
明する。
【0026】プラズマCVM法を実施するための鏡面加
工装置は、図2に示す如く、クリーンルーム内に水平運
動可能なステージ4とステージ4上に回転自在に設けた
球状の電極5とを配置してなる。而して、プラズマCV
M法による鏡面加工を行なうに当たっては、まず、上記
の如くして得られた鏡面体素材1´を、CVD−SiC
膜3を電極5に近接させた状態で、ステージ4上にセッ
トする。また、クリーンルーム内を高圧雰囲気(700
Torr以上であることが好ましく、700〜750T
orrであることがより好ましい)に保持させると共
に、電極5とCVD−SiC膜3との間に電気陰性度の
高い反応ガス(例えば、アルゴン,ヘリウム等のハロゲ
ンをベースとするもので、0.1〜5%程度の六弗化硫
黄(SF6)を含むもの)6を循環供給させる。そし
て、電極5を一定方向に高速回転させつつ、高周波電源
(通常、150MeHz程度)7を使用して、電極5と
CVD−SiC膜3の間に高周波プラズマ8を発生させ
ることによって、ハロゲン等の電気陰性度の大きな原子
を、高圧力雰囲気中において空間的に局在した高周波プ
ラズマ8内で励起し、より反応性の高い中性ラジカルと
する。その結果、励起された反応性の高い中性ラジカル
がCVD−SiC膜3に作用して、膜表面の原子を揮発
性物質に変えて除去する。さらに、ステージ4を水平運
動させることによって、かかる除去作用を膜表面全体に
及ぼす。このように、除去反応が原子単位で純化学的に
起こるため、幾何学的には膜表面が原子オーダの超平滑
面に加工され、しかも結晶学的にも無擾乱の優れた加工
面が得られる。したがって、鏡面加工に伴う加工変質層
若しくは欠陥結晶層3cの発生を可及的に抑制し得て、
鏡面3aから300Å以内の深さdに無欠陥結晶層3b
が存在する状態で、CVD−SiC膜3の表面を表面粗
さRMS10Å以下の鏡面3aに仕上げることができ
る。
【0027】ところで、通常の成膜条件下で炭化珪素の
化学蒸着を行った場合、CVD−SiC膜の結晶面は無
配向となるか、又は(111)面に弱配向される傾向に
あるが、各結晶面の原子密度等は同一ではない。例え
ば、(111)面は、他の方位面に比して原子密度が極
めて高く、表面の化学的活性度が極めて低い。したがっ
て、このような無配向又は弱配向のCVD−SiC膜に
おいては、結晶方位の違いにより上記した除去反応が一
様に行なわれず、表面粗さRMS10Å以下の超平滑面
に加工することは容易でなく、加工変質層若しくは欠陥
結晶層3cの深さ(鏡面3aを含む層3cの厚さ)も大
きくなる虞れがある。しかし、上記した如く、CVD−
SiC膜3を一の結晶面(被配向面)に強配向させてお
くと、中性ラジカルによる除去反応が一様に行なわれる
ため、このような問題を生じることがない。但し、かか
る効果は、配向度が低い場合(被配向面のX線回折強度
比がピーク強度で90%未満である場合)には顕著に発
揮されない。したがって、鏡面体1の表面層をCVD−
SiC膜3で構成する場合にあって、CVD−SiC膜
3を特定の被配向面に強配向させておくことは、鏡面加
工法の適正な選択と共に、表面粗さRMS10Å以下の
鏡面3aを有し且つ鏡面3aから300Å以内の深さd
に無欠陥結晶層3bが存在する鏡面体1を製作する上で
極めて意義あることである。なお、鏡面3aには必要に
応じて更に加工が施される。例えば、鏡面体1を回折格
子として使用する場合には、鏡面3aに所定の回折溝を
形成するための加工(エッチング加工等)が施される。
【0028】以上のようにして得られた鏡面体1は、後
述する実施例において立証されるように、X線,SOR
光,レーザ光等の高エネルギビームを照射しても鏡面3
aが損傷せず、従来鏡面体に比してビーム照射に対する
耐力を大幅に向上させ得るものであり、X線,SOR
光,レーザ光等を対象とする反射鏡,回折格子等として
好適に使用することができるものである。
【0029】なお、本発明は上記した実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の基本原理を逸脱しない範
囲において、適宜に改良,変更することができる。鏡
加工法としては、の条件を満足するものであればよ
く、特に制限されるものではない。
【0030】
【実施例】実施例1として、まず、高純度炭化珪素粉末
(粒径:1μm未満)を結合剤を使用することなく成
形,焼成して、直径100mm,厚さ10mm,密度9
5%の炭化珪素焼結体である基体を製作した。そして、
基体をCVD炉内に配置して、1500℃に加熱,保持
した状態で、CVD炉内にモノメチルトリクロルシラン
と20当量比の水素とを連続的に供給させた。この間に
おいては、CVD炉の排気口に接続した真空ポンプによ
り排気を継続して行い、炉内を50Torrの減圧雰囲
気に保持させた。而して、膜厚:120μm,スペクト
ル吸収端:520nmのCVD−SiC膜(β−SiC
(3C))が形成された鏡面体素材を得た。このCVD
−SiC膜にあっては、化学当量比から外れた余剰Si
は殆ど存在せず、膜中に含まれる重金属元素も極く微量
(Fe:30ppb,Cu:50ppb以下,Cr:4
0ppb以下)であった。また、CVD−SiC膜の結
晶面は(220)面に強配向されている((220)面
のX線回折強度比は90%)。
【0031】そして、かくして得られた鏡面体素材を、
図2に示す鏡面加工装置を使用して、上記したプラズマ
CVM法により、クリーンルーム内の圧力:750To
rr(1気圧),高周波電源:150MeHz,反応ガ
ス:1%のSF6 を含むアルゴンガス,電極:アルミナ
製の球体,電極回転数:1500rpmの条件下で、C
VD−SiC膜の表面を表面粗さRMS10Å以下の鏡
面に鏡面加工し、本発明に係る鏡面体11 を得た。
【0032】また、実施例2として、実施例1と同一の
鏡面体素材を得た上、そのCVD−SiC膜の表面を、
電極回転数を3000rpmとして点を除いて実施例1
における全く同一の条件としたプラズマCVM法によ
り、鏡面加工して、本発明に係る鏡面体12 を得た。
【0033】また、実施例3として、実施例1と同一の
鏡面体素材を得た上、そのCVD−SiC膜の表面を、
電極回転数を3600rpmとして点を除いて、実施例
1における全く同一の条件としたプラズマCVM法によ
り、鏡面加工して、本発明に係る鏡面体13 を得た。
【0034】さらに、比較例1として、実施例1と同一
の鏡面体素材を得た上、そのCVD−SiC膜の表面を
機械的加工法により鏡面加工して、従来鏡面体に相当す
る鏡面体14 を得た。すなわち、砥粒をコロイド状に分
散させた液状研磨剤を使用して、この研磨剤を鋳鉄製の
回転盤上に滴下しつつ、回転盤上にセットした鏡面体素
材の膜表面を研磨剤を介在させた状態で両者を水平方向
に相対運動させる(回転盤を20〜50rmpで回転さ
せつつ、鏡面体素材を回転盤上においてその径方向に前
後動させる)ことによって、膜表面を鏡面加工した。
【0035】また、比較例2として、実施例1と同一の
鏡面体素材を得た上、そのCVD−SiC膜の表面を比
較例1と異なる機械的加工法により鏡面加工して、従来
鏡面体に相当する鏡面体15 を得た。すなわち、CVD
−SiC膜の表面をダイヤモンド砥粒による粗形状出し
を行った上、更にダイヤモンド砥粒による精密研磨を施
すことによって、膜表面を鏡面加工した。
【0036】以上のように得た各鏡面体11 ,12 ,1
3 ,14 ,15 について、加工表面たる鏡面から無欠陥
結晶層が存在する箇所までの距離(無欠陥結晶層までの
深さ)dを原子間力顕微鏡(AFM)により測定した。
この測定は任意の5箇所〜で行い、更にそれらの平
均値を求めた。また、各鏡面体11 ,12 ,13
4 ,15 の鏡面における自乗平均平方根粗さ(Å)を
測定した。
【0037】その結果は、表1に示す通りであり、実施
例の鏡面体11 ,12 ,13 については、その何れにお
いても、各測定箇所〜における無欠陥結晶層までの
深さd及びそれらの平均値は300Å以下であった。こ
れに対して、比較例の鏡面体14 ,15 については、そ
の何れにおいても、各測定箇所〜における無欠陥結
晶層までの深さd及びそれらの平均値が300Åを大幅
に上回った。なお、鏡面の表面粗さについては、何れの
鏡面体11 ,12 ,13 ,14 ,15 においても、X線
ミラー等として使用できる10Å以下であった。
【0038】
【表1】
【0039】そして、高エネルギビームの照射に対する
耐力を確認するために、アルゴンエキシマレーザ共振器
反射鏡に各鏡面体11 ,12 ,13 ,14 ,15 を使用
して、共振器内強度が2MWであり且つ1パルスが5n
sのアルゴンエキシマレーザを照射(1パルス)し、レ
ーザ照射箇所を肉眼及びノマルスキー微分干渉顕微鏡で
観察した。
【0040】その結果、比較例の鏡面体14 ,15 につ
いては、レーザ照射箇所に肉眼でも明瞭な白濁が認めら
れた。また、ノマルスキー微分干渉顕微鏡観察を行なっ
たところ、レーザ照射箇所に明瞭な損傷が認められた。
すなわち、レーザ照射箇所においては、微細な泡状の様
相を呈しており、一瞬にして溶融したような状態を示し
ていることが確認された。
【0041】一方、実施例の鏡面体11 ,12 ,13
ついては、その何れにおいても、レーザ照射箇所に肉眼
で観察できるような白濁は認められなかった。また、ノ
マルスキー微分干渉顕微鏡観察によっても、照射箇所に
上記したような損傷は全く認められなかった。
【0042】さらに、上記したアルゴンエキシマレーザ
の照射を10回に亘って繰り返したところ、比較例の鏡
面体14 ,15 は破損したが、実施例の鏡面体11 ,1
2 ,13 では破損を生じず、局部的に珪素が析出したも
のの、目視できるような白濁も生じなかった。
【0043】これらのことから、鏡面から300Å以内
の深さに炭化珪素の無欠陥結晶層が存在する本発明に係
る鏡面体では、従来鏡面体に比して、ビーム照射に対す
る耐力が大幅に向上しており、高エネルギビームを対象
とするX線ミラー等としても充分実用できることが確認
された。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解されるよう
に、本発明の鏡面体は、従来鏡面体に比して、ビーム照
射に対する耐力が大幅に向上したものであり、X線,S
OR光,レーザ光等の高エネルギビームを対象とする反
射鏡,回折格子等としても好適に使用することができ、
その実用的価値極めて大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鏡面体の一例を示す要部の縦断面
図である。
【図2】鏡面加工装置の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1…鏡面体、2…基体、3…CVD−SiC膜(表面
層)、3a…鏡面、3b…無欠陥結晶層、3c…加工変
質層,欠陥結晶層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G21K 1/06 G02B 5/08 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化珪素で構成された表面層の表面を鏡
    面に加工してなる鏡面体であって、表面層における鏡面
    から300Å以内の深さに炭化珪素の無欠陥結晶層が存
    在するものであり、表面層が化学蒸着による炭化珪素膜
    で構成されており、この炭化珪素膜が、ミラー指数表示
    で特定される一の結晶面にそのX線回折強度比がピーク
    強度で90%以上となるように強配向された結晶構造を
    なすものであることを特徴とする鏡面体。
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