JP2917238B2 - 電子写真用トナー - Google Patents

電子写真用トナー

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JP2917238B2
JP2917238B2 JP5103713A JP10371393A JP2917238B2 JP 2917238 B2 JP2917238 B2 JP 2917238B2 JP 5103713 A JP5103713 A JP 5103713A JP 10371393 A JP10371393 A JP 10371393A JP 2917238 B2 JP2917238 B2 JP 2917238B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真用トナーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より複写機の複写スピードの上昇に
ともなう定着時間の短縮、消費電力削減の要求にともな
う定着ローラー温度の低減などから、より高速で定着可
能にするかあるいはより低温で定着可能にするため、熱
ロール定着方式のトナーの定着性向上の試みがなされて
きた。この目的のために従来はトナーの結着樹脂の低分
子量化およびガラス転移温度(Tg)を低くすること等
で対応してきた。しかしながら前記結着樹脂を低分子量
化することにより融点は低下するが同時に粘度も低下し
定着ローラーへのオフセット現象が発生する問題を生ず
る。このオフセット現象を防止するためには溶融時にあ
る一定の粘度を保つように結着樹脂に適当量の高分子量
体を混合するか、もしくは架橋構造を導入するなど粘度
低下を防止する手段を講じる必要があった。しかしこの
方法では目的とする軟化温度の低下が図れず十分な定着
性能は得られなかった。またTgを低くする手法ではT
gの低下にともない高温保管時にトナーの粒子間のブロ
ッキング現象が発生することから、極端にTgを低くす
ることは実質的に困難である。したがってトナーに対し
て定着ローラーへのオフセット現象を発生することな
く、かつ保存性を損なわずに定着強度を向上させる方策
が必要であった。この目的のために結着樹脂中に植物系
ワックスをトナーに添加することが有効な手段である
が、植物系ワックスは遊離の脂肪酸を含有しているため
多数枚の連続コピーを実施すると帯電性が変化し画像濃
度が低下するなどの問題が発生していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は定着性が良好
で、多数枚の連続コピーにおいても帯電特性が安定であ
り、良好な画像特性を有する電子写真用トナーを供給す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は定着性、耐定着
オフセット性を向上させるために植物系ワックスを含有
し、帯電特性安定化のために下記一般式(I)で示され
る第4級アンモニウム塩基成分を含有する共重合体を結
着樹脂として含有し、さらにクロム含金属染料を帯電制
御剤として含有し、トナーの溶融開始温度が40〜10
0℃であることを特徴とする負帯電性電子写真用トナー
である。
【化2】 R1 | −CH2−C− R3 | | COO−R2 −N−R4CH3−Ph−SO3 (I) | R5 1 =水素またはメチル基 R2 =アルキレン基 R3〜R5 =アルキル基 Ph=フェニル基
【0005】本発明に用いられる植物系ワックスはトナ
ーの定着性向上のために配合され、例えばキャンデリラ
ワックス、カルナウバワックス、ライスワックス、木ろ
うなどが挙げられる。これらの植物系天然ワックスは遊
離脂肪酸を1〜20%程度含んでいる。この遊離脂肪酸
はトナーの帯電特性に影響を及ぼし、長期間の現像を繰
り返すとトナーの帯電量が上昇し、画像濃度が低下する
などの問題が発生する。この解決手段としては遊離脂肪
酸を精製により取り除くことが考えられるが、非常にコ
ストが高くなるために実用的でないため、帯電特性安定
化のために第4級アンモニウム塩基成分を導入する。植
物系ワックスの添加量は多いほど定着性は良好となる
が、結着樹脂との相溶性が悪いために樹脂中の分散状態
は海島構造となる。したがって添加量が多すぎると、分
散性が悪くなりワックス部分が連続層となりトナーとし
ての組成が不均一となるため好ましくない。一方添加量
が少ないと定着性に及ぼす効果がなくなるため、添加量
としては結着樹脂に対して4〜50重量%程度が好まし
い。この添加量はトナー化後の溶融開始温度が40〜1
00℃になるように適宜調整される。トナーの溶融開始
温度が100℃より高い場合には高添加量とし、結着樹
脂の溶融開始温度が40℃より低い場合には少量の添加
とする。本発明のトナーの溶融開始温度が40℃未満の
場合は、トナー粒子間でブロッキングを生じやすく保存
安定性が悪くなる。一方、100℃を越えて大きいと低
温定着性が悪くなる。
【0006】本発明で言う溶融開始温度は次の測定によ
る。 測定機;島津製作所製 高化式フローテスターCF−500 測定条件; プランジャー:1cm2 ダイの直径 :1mm ダイの長さ :1mm 荷重 :20KgF 予熱温度 :50〜80℃ 予熱時間 :300sec 昇温速度 :6℃/min 溶融開始温度;上記測定条件における、プランジャーの
降下開始温度を溶融開始温度とする。
【0007】本発明では帯電特性安定化剤として、一般
式(I)で示される第4級アンモニウム塩基成分を含有
する共重合体を結着樹脂として含有させる。この第4級
アンモニウム塩基成分を含有する共重合体は、重合性単
量体、第3アミン、硫酸エステルまたはハロゲン化アル
キルなどを原料として製造できる。第4級アンモニウム
塩基成分を含有する共重合体中の第4級アンモニウム塩
基成分の含有量は2〜20重量%である。この第4級ア
ンモニウム塩基成分を含有する共重合体は、これを添加
することにより植物系ワックス中の遊離脂肪酸の示す負
帯電性と相殺し安定した帯電特性を得ることができる。
第4級アンモニウム塩基成分を含有する共重合体の添加
量は植物系ワックスの添加量と帯電性の状態により適宜
調整される。帯電性の上昇が激しい場合には添加量をよ
り多くする必要がある。効果的な添加量としては結着樹
脂全体量の中に0.1〜5重量%程度が好ましい。これ
より少なすぎると帯電の安定性が得られないことがあ
り、多すぎると逆極性トナーが発生し、画像にかぶりが
発生するおそれがある。前記共重合体を構成する他のモ
ノマー成分としては下記のより少なくとも1種類を
選択するのが好ましい。 スチレンもしくはスチレン置換体 たとえばスチレン、α−メチルスチレン、p−メチルス
チレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレ
ン、p−n−ブチルスチレン、p−tert−ブチルス
チレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチル
スチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルス
チレン、p−n−ドデシルスチレン、p−メトキシスチ
レン、p−フェニルスチレン、p−クロルスチレン、
3,4−ジクロルスチレン、 アクリル酸アルキルエステルまたはメタクリル酸アル
キルエステル たとえばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アルリル酸プ
ロピル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸ドデシ
ル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸2クロルエチ
ル、アクリル酸フェニル、α−クロルアクリル酸メチ
ル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル
酸イソブチル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル
酸ドデシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2−
エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル
酸フェニルなど。
【0008】本発明を構成するトナーは、上記植物性ワ
ックスおよび一般式(I)の成分を含有する共重合体以
外に他の結着樹脂,着色剤,電荷制御剤及び必要に応じ
てその他の添加物を所望の配合に混合し、溶融混練した
後、冷却、固化後粉砕分級して得られる。また上記材料
を樹脂重合時に混合して作成するいわゆる重合法トナー
としても良い。
【0009】この場合における他の結着樹脂としては、
スチレン樹脂,スチレン−アクリル酸エステル共重合体
樹脂,スチレン−ブタジエン共重合体樹脂、ポリエステ
ル樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられ、一般的にトナー用
結着樹脂として用いられている熱可塑性樹脂であればす
べて使用可能である。樹脂の溶融開始温度はできるだけ
低温での定着性を向上させるために低いことが好まし
い。溶融開始温度を低下させるためには分子量を下げ
る、あるいはTgを下げる等の方策がとれるが、トナー
の耐熱性を損なわぬよう樹脂のTgは60℃以上にする
ことが好ましい。また、着色剤としては、カーボンブラ
ック,モノアゾ系赤色顔料,ジスアゾ系黄色顔料,キナ
クリドン系マゼンタ顔料,アントラキノン染料等が挙げ
られ、電荷制御剤としては、ニグロシン系染料,第4級
アンモニウム塩,モノアゾ系の金属錯塩染料等が挙げら
れる。その他必要に応じて添加される添加物としては、
ポリプロピレン等のポリオレフィン類,疎水性シリカや
コロイダルシリカ等の流動化剤が挙げられる。
【0010】植物系ワックスと第4級アンモニウム塩基
成分を含有する共重合体を混合する手段としては結着樹
脂、着色剤などとともに乾式混合したのち溶融混練して
も良いが、結着樹脂の重合時に共存させて製造しても良
い。また着色剤その他も重合時に共存させ微粒子として
取り出すいわゆる重合トナーとしても使用可能である。
【0011】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を説明する。な
お、実施例において部とは重量部を示す。 実施例1 (1)第4級アンモニウム塩基成分を含有する共重合体
の製造 攪拌機、コンデンサー、温度計、窒素導入管を付した2
リットルのフラスコにメタノール300g、トルエン1
00g、スチレン540g、ジメチルアミノエチルメタ
クリレート60gおよびアゾビスジメチルバレロニトリ
ル8gを仕込み、攪拌、窒素導入下70℃で12時間溶
液重合後、得られた溶液重合体を冷却し、さらにトルエ
ン150g、メタノール100g、パラトルエンスルホ
ン酸メチル1.0gを加え70℃5時間攪拌下に造塩を
行って、第4級アンモニウム塩基含有の共重合体(X)
を得た。 (2)電子写真用トナーの製造 スチレン−アクリル酸エステル共重合体樹脂A 50部 (モノマー組成;スチレン/ブチルアクリレート) 高分子量体 Mw=9.0×105 Mn=3.9×105 低分子量体 Mw=8.0×103 Mn=2.7×103 低分子量体:高分子量体=70:30 第4級アンモニウム塩基成分を含有する樹脂(X) 5部 ライスワックス 50部 溶融開始温度 71.1℃ カーボンブラック 6.5部 (三菱化成工業社製 商品名;MA−100) クロム含金属染料 2部 (オリエント化学工業社製 商品名;S−34) ポリプロピレン 3部 (三洋化成工業社製 商品名;ビスコール330P) 上記原料をスーパーミキサーで混合し、溶融混練後、粉
砕分級して平均粒子径が11μmの負帯電性のトナー粒
子を得た。その後疎水性シリカ(日本アエロジル社製R
−972)0.3部をヘンシェルミキサーによって表面
に付着させ本発明の電子写真用トナーを得た。
【0012】実施例2 スチレン−アクリル酸エステル共重合体樹脂B 80部 (モノマー組成;スチレン/ブチルアクリレート) 高分子量体 Mw=9.0×105 Mn=3.9×105 低分子量体 Mw=8.0×103 Mn=2.7×103 低分子量体:高分子量体=80:20 第4級アンモニウム塩基成分を含有する樹脂(X) 2部 ライスワックス 20部 溶融開始温度 71.1℃ カーボンブラック 6.5部 (三菱化成工業社製 商品名;MA−100) クロム含金属染料 2部 (オリエント化学工業社製 商品名;S−34) ポリプロピレン 3部 (三洋化成工業社製 商品名;ビスコール330P) 上記原料を使用した以外は実施例1と同様にして、本発
明の電子写真用トナーを作成した。
【0013】実施例3 スチレン−アクリル酸エステル共重合体樹脂C 96部 (モノマー組成;スチレン/ブチルアクリレート) 高分子量体 Mw=1.0×106 Mn=5.0×105 低分子量体 Mw=8.0×103 Mn=2.7×103 低分子量体:高分子量体=90:10 第4級アンモニウム塩基成分を含有する樹脂(X) 0.15部 ライスワックス 4部 溶融開始温度 71.1℃ カーボンブラック 6.5部 (三菱化成工業社製 商品名;MA−100) クロム含金属染料 2部 (オリエント化学工業社製 商品名;S−34) ポリプロピレン 3部 (三洋化成工業社製 商品名;ビスコール330P) 上記原料を使用した以外は実施例1と同様にして、本発
明の電子写真用トナーを作成した。
【0014】実施例4 実施例3で使用したスチレン−アクリル酸エステル共重合体樹脂C 96部 第4級アンモニウム塩基成分を含有する樹脂(X) 0.1部 ライスワックス 4部 溶融開始温度 71.1℃ カーボンブラック 6.5部 (三菱化成工業社製 商品名;MA−100) クロム含金属染料 2部 (オリエント化学工業社製 商品名;S−34) ポリプロピレン 3部 (三洋化成工業社製 商品名;ビスコール330P) 上記原料を使用した以外は実施例1と同様にして、本発
明の電子写真用トナーを作成した。
【0015】実施例5 実施例1で使用したスチレン−アクリル酸エステル共重合体樹脂A 45部 第4級アンモニウム塩基成分を含有する樹脂(X) 5部 ライスワックス 55部 溶融開始温度 71.1℃ カーボンブラック 6.5部 (三菱化成工業社製 商品名;MA−100) クロム含金属染料 2部 (オリエント化学工業社製 商品名;S−34) ポリプロピレン 3部 (三洋化成工業社製 商品名;ビスコール330P) 上記原料を使用した以外は実施例1と同様にして、本発
明の電子写真用トナーを作成した。
【0016】実施例6 実施例1で使用したスチレン−アクリル酸エステル共重合体樹脂A 50部 第4級アンモニウム塩基成分を含有する樹脂(X) 6部 ライスワックス 50部 溶融開始温度 71.1℃ カーボンブラック 6.5部 (三菱化成工業社製 商品名;MA−100) クロム含金属染料 2部 (オリエント化学工業社製 商品名;S−34) ポリプロピレン 3部 (三洋化成工業社製 商品名;ビスコール330P) 上記原料を使用した以外は実施例1と同様にして、本発
明の電子写真用トナーを作成した。
【0017】比較例1 実施例3で使用したスチレン−アクリル酸エステル共重合体樹脂C 96部 ライスワックス 4部 溶融開始温度 71.1℃ カーボンブラック 6.5部 (三菱化成工業社製 商品名;MA−100) クロム含金属染料 2部 (オリエント化学工業社製 商品名;S−34) ポリプロピレン 3部 (三洋化成工業社製 商品名;ビスコール330P) 上記原料を使用した以外は実施例1と同様にして、比較
用の電子写真用トナーを作成した。
【0018】比較例2 実施例1で使用したスチレン−アクリル酸エステル共重合体樹脂A100部 カーボンブラック 6.5部 (三菱化成工業社製 商品名;MA−100) クロム含金属染料 2部 (オリエント化学工業社製 商品名;S−34) ポリプロピレン 3部 (三洋化成工業社製 商品名;ビスコール330P) 上記原料を使用した以外は実施例1と同様にして、比較
用の電子写真用トナーを作成した。
【0019】次に実施例1、2、3、4、5、6、比較
例1、2のトナー3部を平均粒径100μmのシリコン
コートフェライトキャリア100部と混合して現像剤を
作成した。得られた現像剤は市販の複写機シャープSF
−9800に装填され画像をを評価した。また多数枚の
連続コピーすなわち耐刷性を評価するため、10万枚の
コピーを実施し、トナーの帯電量の変化と画像濃度およ
び非画線部の地汚れを評価した。表1に結果を示した。
なお欠く特性の評価方法は次のとおりである。 1)溶融開始温度;高化式フローテスターCF500に
よる。 2)定着強度;熱ロールの定着温度を160℃に設定
し、トナーを定着させて得た画像の画像濃度(A)を測
定し、次いで画像を消しゴムで擦った後、得られた画像
濃度(B)を測定し、下記式による残存率(%)により
確認した。 残存率(%)=B/A×100 この画像濃度はマクベス反射濃度計RD−914によ
る。 3)耐刷性; 画像濃度(I.D);マクベス反射濃度計RD−914
による。 地汚れ(B.G);色差計(MODEL Z−1001
DP,日本電色工業社製) 帯電量;ブローオフ摩擦帯電量測定装置(東芝ケミカル
社製)
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】表1と表2から明らかなとおり、実施例1
〜6による本発明の電子写真用トナーは、植物系ワック
スによる良好な定着性を維持した上で安定した摩擦帯電
性およびそれにもとづく良好な画像特性を得ることがで
きた。これに対して植物系ワックスを配合した比較例1
は、定着性は得られたものの、第4級アンモニウム塩基
成分を含有する共重合体を含まないので、10万枚コピ
ー後の帯電量の変動が大きく、地かぶりも大であった。
さらに植物系ワックスを配合しない比較例2は充分な定
着性が得られなかった。
【0023】
【発明の効果】本発明は、植物性ワックスと第4級アン
モニウム塩基成分を含有する共重合体樹脂を添加するこ
とにより高速あるいは低温での定着条件において良好な
定着性を維持し、かつ連続複写においても良好な帯電性
と画像特性が得られる。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物ワックスと下記一般式(I)で示
    される第4級アンモニウム塩基成分を含有する共重合体
    を結着樹脂として含有し、さらにクロム含金属染料を帯
    電制御剤として含有し、トナーの溶融開始温度が40〜
    100℃であることを特徴とする負帯電性電子写真用ト
    ナー。 【化1】 R1 | −CH2 −C− R3 | | COO−R2−N−R4CH3−Ph−SO3 (I) | R5 1=水素またはメチル基 R2=アルキレン基 R3〜R5 =アルキル基 Ph=フェニル基
  2. 【請求項2】 植物系ワックスの含有量が結着樹脂中の
    4重量%〜50重量%であることを特徴とする請求項1
    記載の電子写真用トナー。
  3. 【請求項3】 第4級アンモニウム塩基成分を含有する
    共重合体の結着樹脂中の含有量が0.1〜5重量%であ
    ることを特徴とする請求項1記載の電子写真用トナー。
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