JP2917046B2 - ゴムホースの製造方法 - Google Patents

ゴムホースの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はマンドレルを用いたゴムホース殊に薄肉のゴ
ムホースの製造に関する。
<従来の技術> ゴムホースは、マンドレルに未加硫ゴムシート、補強
材料を順次巻きつけてホースとして成形し、加硫した後
マンドレルから引き抜いて製造される。例えば、補強芯
を有する布巻きのホースは、マンドレルにまず未加硫の
ゴムシートをおよび/またはゴム引き布を巻きつけ、鋼
線、硬質樹脂線からなる補強芯を螺旋状に巻きつけ、さ
らにゴム引き布および/またはゴムシートを巻きつけた
後、その上に締め布を堅く巻き、さらに補強芯と補強芯
との間の位置にロープを巻きつけて加硫し、加硫終了後
ロープと締め布をほどき、マンドレルから引き抜くこと
により製造される。
<発明が解決しようとする課題> このような製造方法においては、ホースの肉厚が厚い
場合はマンドレルから容易に引き抜くことができる。と
ころが、肉厚が薄い場合はマンドレルに密着していて容
易に引き抜けない。ホース材の破壊などを生じ製造化が
非常に困難である。
通常ホース内面とマンドレルとの間に2〜3kgf/cm2
圧縮空気をノズルより吹き込みながらマンドレルを引き
抜いているが、この方法でも薄肉ホースの場合マンドレ
ルからの引抜きは困難である。またマンドレルをふつ素
樹脂でコーテイングしたり、クロムメッキをしたり、離
形剤を塗布することによってマンドレルの引抜きを容易
にすることも試みられているが、なお、マンドレル引抜
性は十分に改善されない。
本発明は薄肉のホースにおいてもホースを損傷するこ
となく、マンドレルから容易に引き抜くことができる方
法を提供するものである。
<課題を解決するための手段> 本発明は、マンドレルに加硫ゴムチユーブを装着し、
望ましくはさらにその上に隔離シートを巻いた後、その
上に未加硫ゴムを含むホース構成材料を巻きつけて成形
し、加硫後マンドレルを引き抜き、ついで成形ゴムホー
ス内の加硫ゴムチユーブおよび隔離シートを抜き取るこ
とを特徴とするゴムホースの製造方法にある。
まず、本発明において、マンドレル上に加硫ゴムチユ
ーブを装着する方法としては、予め加硫成形されたゴム
チユーブを嵌め込んで装着する他、マンドレル上に未加
硫ゴムシートを巻きつけて締付布を巻いて加硫し、ホー
ス構成材料を巻きつける以前にマンドレル上に加硫ゴム
チユーブを形成することによって行うこともできる。一
般的に、該加硫ゴムチユーブは、その上に巻きつけられ
て加硫成形されるホース構成材料とは接着しないが、マ
ンドレルからホースを引抜くときにはホースとともに引
抜かれる程度に一体化している。本発明では、ホース構
成ゴムとは材質の異る加硫ゴムチユーブを用いるのが好
ましい。なお、該加硫ゴムチユーブの材質としては、繰
り返えし使用可能とするために耐熱性のあるゴム、例え
ばクロルスルフオン化ポリエチレン、フツ素ゴム、アク
リルゴム、水添NBR、EPTラバー、ブチルゴムが好まし
い。
さらに、ホース構成材料ゴムによっては、例えばシリ
コーンゴムからなるような場合、その加硫剤(架橋剤)
であるパーオキサイドが加硫ゴムチユーブ側へ移行する
ことがある。このような場合、ホース内面が加硫不足と
なつて十分な強度が得られず、成形後のホース内面から
加硫ゴムチユーブを引き抜くとき、特に薄肉のホースの
場合、ホースが破損することがある。本発明では、この
ような場合、加硫ゴムチユーブの上に隔離シート層を形
成しておくことが望ましい。該隔離シートとしては、加
硫条件下で十分に耐え、ホース構成ゴムとの接着、融着
を生じることがなく、しかも、前述のような加硫剤等の
移行を防ぐものであることが望まれ、例えば、セロハ
ン、フツ素樹脂、ポリブチレンテレフタレート、ナイロ
ン等が使用可能である。
本発明のホースの成形は、前述のように加硫ゴムチユ
ーブさらには隔離シートを装着したマンドレル上に、通
常のゴムホース成形と同様に、未加硫のゴムシート、お
よび/またはゴム引き布、補強芯などのホース構成材料
を巻きつけ、その上に締め布やロープを巻きつけ、加硫
後、加硫ゴムチユーブと一体にした状態でホースからマ
ンドレルを引抜き、ホース内面の加硫ゴムチユーブおよ
び隔離シートを取り除く。
加硫ゴムチユーブのホースからの除去は、ホース内を
減圧にするか、加硫ゴムチユーブとホースの間に端部か
らエアー、水等を送り込むことによつて簡単に行うこと
ができる。隔離シートは前記加硫ゴムチユーブの除去時
に同時に取り除くことができるが、隔離シートがホース
内に残つた場合には前述と同様な方法で除去することが
できる。また、例えばセロハン等の場合にはホース内に
水を通すことによって簡単に剥離除去し得る。
<実施例1> まず直径44mmのマンドレルの上に加硫ずみのクロルス
ルフオン化ポリエチレン製のゴムチユーブ(厚さ3mm)
を嵌挿する。このゴムチユーブの上にホース構成材料と
なるポリエステル製織布にシリコーンゴムをトッピング
した厚さ0.7mmのゴム引き布を巻きつけ、その上に1.4mm
φの鋼線を螺旋状に10mmのピッチで巻き、その上に前記
と同じゴム引き布を巻く。さらにその上を締め布で巻
き、ロープを鋼線間に巻きつける。これを常法によつて
スチーム加硫する。加硫終了後、ロープと締め布を除
き、マンドレルを引き抜く。この場合マンドレルは容易
に引き抜くことができる。次いでゴムチユーブを引き抜
く。ゴムチユーブは弾力性があるので容易に引き抜くこ
とができる。
かくして、内径50mm、肉厚(鋼線と鋼線の間の)1.4m
mのホースができる。
鋼線を巻き付けるときの張力、締め布やロープの張力
による締め付けの圧力、および加硫時の湿熱によって締
め布やロープが収縮する圧力でもつてホースがマンドレ
ルに密着し、その結果、もし加硫ゴムチユーブが嵌挿さ
れていなければ、マンドレルから抜けなくなる。ゴムチ
ユーブがあるため、それらの力が緩和され、マンドレル
を引抜くことができる。マンドレルを引抜いた後、ゴム
チユーブの両端を封じ減圧すると、引抜がさらに容易に
なる。
ゴムチユーブをクロルスルフオン化ポリエチレン、ゴ
ム引き布をポリエステル織布とシリコーンゴムを例とし
て挙げたが、これらに限定されるものではない。またゴ
ム引き布の下にホースの構成材料となる未加硫のゴムシ
ートを巻きつけてもよいし、未加硫のゴムチユーブを挿
入してもよい。
<発明の効果> 本発明によれば、マンドレル上の加硫ゴムチユーブと
ホースの管肉部がマンドレル引抜き時にある程度の厚さ
をもつて疑似一体化した状態となっているため、マンド
レルの引抜きが簡単に行え、しかも、前記加硫チユーブ
の除去も容易であり、マンドレルを利用して薄肉ホース
を簡単に製造し得る。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マンドレルに加硫ゴムチユーブを装着した
    後、その上に未加硫ゴムを含むホース構成材料を巻きつ
    けて成形し、加硫後マンドレルを引き抜き、ついで成形
    ゴムホース内の加硫ゴムチユーブを抜き取ることを特徴
    とするゴムホースの製造方法。
  2. 【請求項2】マンドレルに加硫ゴムチユーブを装着し、
    その上に隔離シートを巻いた後、その上に未加硫ゴムを
    含むホース構成材料を巻きつけて成形し、加硫後マンド
    レルを引き抜き、ついで成形ゴムホース内の加硫ゴムチ
    ユーブおよび隔離シートを抜き取ることを特徴とするゴ
    ムホースの製造方法。
  3. 【請求項3】加硫ゴムチユーブ内を減圧して成形ゴムホ
    ース内の加硫ゴムチユーブを抜き取ることを特徴とする
    請求項1または2に記載のゴムホースの製造方法。
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