JP2001038817A - プロテクター装着ホースの製造方法 - Google Patents
プロテクター装着ホースの製造方法Info
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Abstract
造する。 【解決手段】 連続して供給されるゴム製ホースの外表
面に離型剤を塗布してホースを内芯としてその外周にゴ
ム製プロテクターを押出し成形した後所定寸法で切断
し、端から一定寸法のプロテクターのみを切断除去して
加硫することを特徴とするプロテクター装着ホースの製
造方法。
Description
やラジエーター等に使用されるプロテクター装着ホース
の製造方法に関するものである。
輳した狭いスペースで使用され、しかも、振動等によっ
て動くことがあるから、他部材に当たって傷が付くこと
がある。このため、ホースの外周にプロテクターを装着
して傷がホース本体に及ぶのを防いでいる。ホースの外
周にプロテクターを装着する方法として、一旦成形して
所定寸法で切断したホースの外周にプロテクターを嵌装
するのが一般的である。蓋し、人為的に嵌めたり、型成
形したり、余裕のあるものを嵌めて熱収縮させたりして
いた。
クターの装着がホースの成形とは別工程となってコスト
が高くなるとともに、ホースが曲がり管であるとプロテ
クターの嵌装が困難になることがある。これを改善する
ものとして、特開平7−139685号公報には、ホー
スとプロテクターとを同軸押出して成形し、しかる後に
両者を同時に加硫する(ホースもプロテクターもゴムで
あるから)方法が提案されている。
程が短縮化されてコストが安くなる利点があるが、1)ホ
ースとプロテクターを同時加硫すると、両者が接着して
しまうこと、2)全長に亘ってプロテクターが装着されて
いると、却って具合が悪いことがある、といったことが
指摘される。1)の場合、ホースとプロテクターが接着さ
れると、単に肉厚を増しただけになり、プロテクターに
生じた傷は、振動等が加わると成長してホースまで及
ぶ。即ち、プロテクターはホースと分離されてこそ、本
来のプロテクター機能を奏するのであるが、接着されて
いると、この機能が期待できない。
イプ)に外挿して接続されるのが通常であり、この場
合、接続部の外周をバンド等で締め付けて固定の強化を
図るが、この部分にまで弾性体のプロテクターが存在し
ていると、バンド等による締付力を十分に発揮させるこ
とができない。本発明は、このような欠点を是正したも
のである。
して供給されるゴム製ホースの外表面に離型剤を塗布し
てホースを内芯としてその外周にゴム製プロテクターを
押出し成形した後所定寸法で切断し、端から一定寸法の
プロテクターのみを切断除去して加硫することを特徴と
するプロテクター装着ホースの製造方法を提供したもの
である。
ロテクターとの間には離型剤が塗布されているから、両
者を同時加硫したとしても、両層は分離されている。従
って、後のプロテクター部分だけの切断除去も容易であ
るし、プロテクターが被層している部分もホースとは分
離しているから、プロテクターに生じた傷が成長して
も、この分離層で遮断されてホースまで及ばない。又、
両端の接続部分は、プロテクターが除去されてホースだ
けになっているため、相手パイプに接続したときのバン
ド等による締付けが十分に行なわれる。
ーの切断除去は加硫前に行っているが、加硫後であって
も差し支えない。又、プロテクターの除去は、その外周
の特定個所に周方向に切断具で切れ目を入れ、端の部分
をすごき抜くことで可能であるが、この場合における離
型剤の存在はこの操作を容易にする。加えて、切断時、
ホースとプロテクターとの間に切断防止体を挿入してお
けば、切断具によるホースの傷付きが防止できる。
を参照して説明する。図1は本発明に係るプロテクター
装着ホースの製造方法の一例を示す工程図であるが、本
発明では、ゴム製ホース10とゴム製プロテクター12
とを同軸押出し成形するが、本例のゴム製ホース10
は、補強糸入りのものを採用している。そこで、内層ゴ
ム押出機14、糸巻付機16、外層ゴム押出機18、離
型剤塗布機20、プロテクター押出機22、切断機24
等をラインに沿って直列に配置しておく。
を構成する内層ゴム28を押出し、その上に糸巻付機1
6で補強糸30を張り、更に、その上に外層ゴム押出機
18で外層ゴム32を押出し、その外周に離型剤塗布機
20でシリコン等の離型剤34を塗布し、最後に、その
上にプロテクター押出機22でプロテクター12を押出
してプロテクター装着ホース36を連続製造し、これを
適宜冷却槽(図示省略)を通して冷却した後、カッター
等による切断機24で所定寸法に切断する。
テクター装着ホース36は、次に、端から一定寸法にあ
るプロテクター12のみを切断する。切断の方法は種々
あり、そのいずれであってもよいが、本例では、図2の
説明図に示すように、円板カッター等からなる切断具3
8によってプロテクター12の特定個所(端から一定寸
法rの個所)の外周の周方向に切れ目を入れる方法によ
っている。
12の部分だけに入れる必要があることから、本例で
は、ホース10とプロテクター12との間に薄肉筒条の
切断防止体40を挿入し、これから外周側だけを切断す
るようにして切断具38の作用がホース10に及ぶのを
防止している。この場合、ホース10とプロテクター1
2との間には、離型剤34が存在していることから、切
断防止体40の挿入は比較的容易である。
から端側を除去する。プロテクター12の除去は、ホー
ス10との境界に離型剤34が存在していることから、
手又は機械ですごくようにすれば、抜き取ることができ
る。尚、プロテクター12の端部分の切断除去は、通
常、ホース10の両端で行われる(両端ともに相手パイ
プに接続されるのが通常であるからであるが、両端で除
去部分の長さが異なることはある)。
る。この種のホース10は、曲がり管が多いから、その
場合は、図3の説明図に示すように、所定の曲がり形状
にしてある曲がりマンドレル42に挿入して曲付けし、
これを加硫する。尚、加硫には、熱風式、缶式その他が
あるが、そのいずれであってもよい。更に、本例では、
プロテクター12を除去した後に加硫したが、これによ
ると、除去した未加硫のプロテクター12を再利用でき
る利点がある。勿論、加硫後に除去してもよい。
たが、本発明は、この他に種々改変された形態をとる。
図4は他の例を示すホースの断面図であるが、このよう
に、プロテクターの内周面を花びら状にすることも可能
である。こうすると、ホースとプロテクターとの境界面
に断熱性や分離性に優れた空気層を形成できるし、前記
した切断防止体の挿入も容易になる。
部位に応じて調整することも考えられる。即ち、プロテ
クターを除去する部分の離型剤の塗布量は、他の残存す
る部分の塗布量よりも多いことが理想であるから、ホー
スの流れに応じて離型剤塗布機からの離型剤の排出を制
御すればよいことになる。この他、ホースには補強糸が
入らないものもあるし、真っ直ぐなものもあるのはいう
までもない。
クターとの間には離型剤が塗布されて両者は分離してい
るから、たとえ、プロテクターに傷が生じてこれが成長
したとしても、ホースまで及ばない。又、両端の接続部
分は、プロテクターが除去されてホースだけになってい
るため、相手パイプに接続したときのバンド等による締
付けが十分である。
製造方法の工程図である。
図である。
る。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 連続して供給されるゴム製ホースの外表
面に離型剤を塗布してホースを内芯としてその外周にゴ
ム製プロテクターを押出し成形した後所定寸法で切断
し、端から一定寸法のプロテクターのみを切断除去して
加硫することを特徴とするプロテクター装着ホースの製
造方法。 - 【請求項2】 プロテクターの切断除去が加硫後に行な
われる請求項1に記載のプロテクター装着ホースの製造
方法。 - 【請求項3】 プロテクターの外周に周方向に切断具で
切れ目を入れてプロテクターを切断し、端部分をすごき
抜いて除去する請求項1又は2に記載のプロテクター装
着ホースの製造方法。 - 【請求項4】 ホースとプロテクターとの間に切断個所
まで届く切断防止体を挿入し、切断防止体より外周側を
切断具で切断する請求項3に記載のプロテクター装着ホ
ースの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11218775A JP2001038817A (ja) | 1999-08-02 | 1999-08-02 | プロテクター装着ホースの製造方法 |
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ID=16725198
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JP (1) | JP2001038817A (ja) |
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- 1999-08-02 JP JP11218775A patent/JP2001038817A/ja active Pending
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